JPS5822461B2 - 2−クロトニルオキシメチル−(4r,5r,6r)−4,5,6−トリハイドロキシサイクロヘキス−2−エノン、その製造法並びにそれを含有する制癌剤 - Google Patents

2−クロトニルオキシメチル−(4r,5r,6r)−4,5,6−トリハイドロキシサイクロヘキス−2−エノン、その製造法並びにそれを含有する制癌剤

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JPS5822461B2
JPS5822461B2 JP3007076A JP3007076A JPS5822461B2 JP S5822461 B2 JPS5822461 B2 JP S5822461B2 JP 3007076 A JP3007076 A JP 3007076A JP 3007076 A JP3007076 A JP 3007076A JP S5822461 B2 JPS5822461 B2 JP S5822461B2
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松田明
千村秀夫
竹内富雄
梅沢浜夫
浜田雅
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は次式〔I〕で示される2−クロトニルオキシエ
チル−(4R・5R・6R)−4・5・6−)’)ハイ
ドロキシサイクロへキス−2−エノン及びその製造法並
びにその制癌剤としての用途に関するものである。
従来から、メチルグリオキザールは代謝中間産物として
生体内に広く分布し、細胞分裂の調節作用を有すること
が知られている。
CL、 G、 EgyW 、A、 5zent−G%r
gyi ; P roc 。
Nat、 Acad、Sci、55. 388〜393
(1966)、同誌:晃玉、203〜207、(196
6))又メチルグリオキザールのようなα−ケトアルデ
ヒド類及びグリオキサラーゼ阻害剤は制癌作用を示すこ
とも知られているCRlVince 、 W、 B、W
add : Biochem、 Biophys 。
Res、 Comm、 35.593〜598、(1,
969) 。
R,Vince 、 S、 Daluge : J、
Med、 Chem、 14.35〜37 (197
1)、M、A、 Apple、 D、M。
Greenberg : Life 5cience
6.21.57〜21、60 (1,967) ) 一方メチルグリオキザールは還元型グルタチオンの存在
下でグリオキサラーゼ■及びグリオキサラーゼ■(以下
グリオキサラーゼ系という。
)によって乳酸に代謝されることが一般的に知られてい
る。
そこでグリオキサラーゼ系の酵素活性を阻害し、生体内
のメチルグリオキザール量を蓄積させ、細胞分裂の激し
い癌細胞の分裂を抑制すればメチルグリオキザールの制
癌効果を発揮させることが期待される。
本発明者らはメチルグリオキザールを酵素的に変換して
乳酸に代謝するグリオキサラーゼ系の阻害剤を系統的に
探索し、放線菌の培養液及び菌体部の中にその阻害物質
の存在を見出し、精製単離し、その化学的な物性を明ら
かにすると共に、この化合物がCI)の構造式を与える
新規化合物であることを発見した。
さらに本物質が強い制癌作用及びスルフヒドリル化合物
との強い反応性を有することを発見した。
本物質は本物質生産菌の培養物から無色針状結晶として
単離され、その融点は181°C1旋光度は、〔α)’
、;−109°(C=1.5メタノール)の物質である
又マススペクトルで親ピークを示さず、その元素分析値
はC: 54.42、H:585.0:38.97であ
り他の元素は含まれていない。
本物質のDMSC)−d6中での100 MHz の核
磁気共鳴スペクトルのプロトン数が14個であることが
らC1□H1406(分子量242.22)の分子式が
与えられ、その理論値はC:54.54、H:5.83
.0:39.63である。
定性反応は塩化第二鉄反応陽性(紫色)、T、 T、C
,反応陽性(桃紅色)、2・4−ジニトロフェニルヒド
ラジン反応陽性(黄色)であるが、ニンヒドリン、トレ
ンス、フェーリング反応等は陰性である。
紫外部吸収スペクトラムではエタノール中で2]unm
(ε 二 19400) 、 3]2n m(ε :5
2) 、水溶液中では213nm(ε: 21800)
、31−onm(ε:56)に吸収極太を示す(第1図
参照)。
さらに臭化カリ錠として測定した赤外部吸収スペクI・
ラムにおける主な吸収波長を示すと次のどと(である。
3400.3200.2930.2800、]−710
,1,690゜1650.1445.1385.131
0.1245.1195.1150.1130.110
0.1055.1040.1000.965.905.
860.840.750,720.690(crfL
’)(第2図参照)。
溶解性は水、メタノール、エタノール、ジメチルスルホ
キサイド等に溶解し、ブタノール、酢酸エチル、酢酸ブ
チル等に僅かに溶解し、クロロホルム、アセトン、n−
ヘキサン、ベンゼン、エチルエーテル、石油エーテル等
には溶解しない。
さらにシリカゲルを用いた薄層クロマトグラフィーでは
、クロロホルム:メタノール−10:1でRf値は0.
75を示し、フ゛タノール:エタノールニ7J(〜4
: 1 : 1ではRf値は0.73を示す。
アビセルを用いた薄層クロマトグラフィーでは、ブタノ
ール:酢酸:水−4:]:]でRf値は0.74を示す
DMSO−d6中の100 MH2の核磁気共鳴スペク
トラムは、内部規準としてテトラメチルシランを用いて
測定すると次のごとくである。
1.87 (3H)、4.19 (H+H)、4.57
(、H)、4.70(2H)、5.03(H)、5.1
5(H)、5.35(H)、5.90(H)、6.61
(H)、6.93 (H) ppm。
上記理化学的性状に基づいて、さらに詳細な化学的研究
から本物質の化学構造式は前記〔■〕で示される2−ク
ロトニルオキシメチル=(4R・5R・6R)−4・5
・6−トリバイドロキシサイクロヘキスー2−エノンと
本発明者らによって決定された。
次に本物質を生産する菌株ストシブl−ミセス・グリオ
キサラーゼMD 287−CF 4(Streptom
yces Griseosporeus MD 287
−CF4)(以下rMD 287−CF 4株」という
)について記述する。
MD 287−CF 4株は本発明者らにより昭和46
年11月、微生物化学研究所において東京部内の土壌よ
り分離された放線菌であり、昭和51年2月24日付で
工業技術院微生物工業研究所に微工研菌寄第3449号
として受託されたものである。
MD 287−CF 4株は下記のような性状を有する
1、形態 MD287−CF4株は顕微鏡下で分枝した基中菌糸よ
り気菌糸を伸長し、螺旋形成は認められない。
成熟した胞子鎖は10個以上の胞子の連鎖を認め、胞子
の大きさは0.8X1.2ミクロン位で、胞子の表面は
平滑である。
2、各種培地における生育状態 色の記載は、日本色彩研究所「色の標準」による。
0内に示す標準はコンテイナー・コーポレーション・オ
ブ・アメリカ(ContainerCorporati
on of America )のカラー°″−モニイ
・マニュアル(Co1or harmony Manu
al)によるものである。
(1)シュクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養) 無色〜うす黄(pale yellow) C2ca。
Lt Ivory、Egg 5hell )の発育上に
白(White ) 〔a、W石te )の気菌糸をご
(わずかに着生し、溶解性色素は認められない。
(2)グルコース・アスパラギン寒天培地(27℃培養
) うす黄(pale yellow) C2ea 、 L
tWheat 、 L t Maize )の発育上に
明るい茶入(light brownish gray
) C3cb、 5and)の気菌糸を着生し、溶解性
色素は認められない。
(3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地5.27℃培養) 黄茶(yellowish、 brown ) C31
c 。
Amber 、 Butterscotch )の発育
上に白((White) (a、white )の気菌
糸を着生し、溶解性色素は認められない。
(4)スターチ・無機塩寒天培地(ISP −培地4.
27℃培養) 黄茶(yellowish brown ) C31c
Amber 、 Butterscotch )の発育
上に白(White) Ca、White ) 〜明る
い茶入(light brownish gray )
(3cb、 5and:〜明るい灰(light g
ray) (C,Lt、Gray)の気菌糸を着生し、
溶解性色素は認められない。
(5)チロシン寒天培地(ISP =培地7.27℃培
養) 無色(colorless ) 〜茶入(browni
shgray) C31i 、 Beaver )の発
育上に明るい灰(light gray) CC,Lt
Gray)の気菌糸を着生し、溶解性色素は茶入(b
rownishgraいを呈する。
(6)栄養寒天培地(27℃培養) 無色(colorless )に発育し、気菌糸の着生
は認められない。
溶解性色素は暗い黄(dark yellow)を呈す
る。
(7)イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2.27
℃培養) 黄茶(yellowish brown ) C3ni
C1ove Brown )の発育上に明るい茶入(l
ight brownish gray) 〔3cbl
Sand)〜明るい灰(light gray) CC
,Lt Gray :)の気菌糸を着生し、溶解性色素
は黄茶 (yellowish brown )を呈する。
(8)オートミール寒天培地(ISP −培地3.27
℃培養) 無色(colorless ) 〜明るい赤味黄(li
ght reddish −yellow ) C3p
a。
Britemarigold、 Briteyello
w、 Sunflower )の発育上に明るい茶入(
lightbrownish gray) C3cd
1Sand)の気菌糸を着生し、溶解性色素は認められ
な℃・。
(9)ペプトン・イースト・鉄寒天培地(■SP−培地
6.27°C培養) 無色(colorless )に発育し、気菌糸の着生
は認められない。
溶解性色素はわずかに暗い黄茶(dark yello
wish brown)を呈する。
(10)リンゴ酸・石灰寒天培地(27℃培養)無色(
colorless ) 〜うす黄(paleyell
ow ) C2ca、 Lt Ivory、 Eggs
hell )の発育上に白(White ) (a 、
White )の気菌糸をごくわずかに着生し、溶解性
色素は認められない。
(II)クルコース・ペプトン・ゼラチン穿刺培地(2
7°C培養) 発育は無色で気菌糸の着生は認められない。
溶解性色素は茶黒(brownish black )
をVする 02)脱脂牛乳(37°C培養) 発育は入山(grayi sh white )、気菌
糸は着生せず、溶解性色素は灰味黄茶(grayish
yel IOW brown )を呈する・3、生理的
性質 け)生育温度範囲 マルトース・イーストエキストラクト寒天(マルトース
10.1’、イーストエキストラクト4.07、寒天1
7.0′?、脱イオン水1000rnlJ、 PH7,
0)を用いた、4°C18℃、15℃、22℃、27℃
、32°0145℃の各湿度で試験の結果、4°C14
5°Cを除いてそのいずれの温度でも生育したが最適湿
度は22°C〜32°Cであった。
(2)ゼラチンの液化(グリコース・ペプトン・ゼラチ
ン、27°C培養) 培養開始5日目頃より液化が始まり、21日で完了した
その液化能は中程度である。(3)スターチの加水分解
(スターチ・無機塩寒天培地 ISP −培地4.27
°C培養)液化開始5日目頃より氷解性が認められ、そ
の作用は強い。
(4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37℃
培養) 培養開始4日目に凝固は完了し、後ペプトン化が始まり
その作用は強い。
(5)・ メラニン様色素の生成(トリゾトン・イース
トブロス、l5P−培地■、ペプトン・イースト・鉄寒
天ISP −培地6、チロシン寒天ISP −培地7、
いずれも27℃培養)いずれの培地においてもメラニン
様色素の生成が認められろ。
(6)炭素源の利用性(ゾリドハム・ゴトリーブ寒天2
7℃培養) L−アラビノース、D−キシロース、D−グルコース、
D−フラクトース、シュークロース、イノシトール、L
−ラムノース、ラフィノース、D−マンニトールのいず
れの炭素源もよく利用l〜生育する。
(7)リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸・石灰寒天27℃
培養) リンゴ酸石灰の溶解が認められ、その作用は強い。
(8)硝酸塩の還元反応(1,0%硝酸塩ンーダ含有ペ
プトン水、27℃培養) 陽性である。
以上の性状を要約すると、MD 287−CF 4株は
ストレプトミセス属に属し、分枝した基中菌糸より気菌
糸を伸長1〜、螺旋形成は認められず胞子の表面は平滑
である。
種々の培地でうす黄〜黄茶の発育上に白〜明るい茶入〜
明るい灰の気菌糸を着生j〜、メラニン様色素以外の溶
解性色素はほとんど認められない。
メラニン様色素は、トリゾトン・イースト・ブロス・チ
ロシン寒天培地、ペプトン・イースト・鉄寒天培地のい
ずれにおいても陽性である。
蛋白の分解力は中程度で、スターチの氷解性は強い。
これらの性状により既知菌種を検索すると。
MD287−CF4株に最も近縁の種としてストレプト
ミセス (Streptomyces Griseospore
us.Ni ida.T.、andM. Ogasaw
ara. ] 9 6 0,Taxonomical
studyon a new S treptomyc
es P roducingFaitomycin.
Sci 、 Rep.Meiji Seika Kai
shaLtd,、3、23〜29)があげられろ。
そこでストレプトミセス・グリゼオスボレウスの原記載
およびISP タイプ・カルチャー株5562とIV[
D 2 8 7−CF 4株を同時比較培養シタトコ口
、以下の点において差異がみられた。
(1)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地5)における気菌糸の色 MD287−CF4株は白の気菌糸を着生するが、スト
レプトミセス・グリゼオスボレウス株は白および明るい
灰の気菌糸を着生する。
(2)イースI・・麦芽寒天培地(ISP −培地2)
におけろ気菌糸の色 MD287−CF4株は明るい茶入〜明るい灰の気菌糸
を着生するが、ストレプトミセス・グリゼオスポレウス
は白〜入山の気菌糸を着生する。
(3)オートミ・−ル寒天培地( ISP−培地3)に
おける生育及び気菌糸の色 MT) 2 8 7−CF 4株は無色〜明るい赤味黄
の発育上に明るい茶入の気菌糸を着生するが、スI・レ
プトミセス・り゛リゼオスボレウス株は無色〜うす黄の
発育上に明るい灰の気菌糸を着生すイ〕。
上記に示したように幾分の差異はみられるが、その他の
生育、気菌糸の色、形態、生理的性質はほとんど−へ致
ずイ)。
、し7かしMD287−CF4株はタイトマンンを生産
しな℃・ことからストレプトミセス・グリゼオスボレウ
スの変異株と考える。
放線菌は−・般に人工的に、又は自然界で変異をおこ(
〜やすり・が、本発明にいう菌種は2−り「1トニルオ
ギンメチル−(、Bt・5R・6R)−4−5・6−h
す・・イドロギ・ンザイクロヘキス−2丁ノンを生産し
、」く菌種及びその変異菌と明確に区別されない菌はす
べてこれを包含する。
本発明により、本物質を製造すく)にはそれを生産する
菌株を通常の微生物の培養法として公知の方法で培養1
〜て培養物中に生産させればよい。
例えばMD 287−CF 4株は、グリセリン・アス
パラギン寒天、酵母・麦芽寒天培地等の公知の培地に継
代培養され、本物質の生産のためには、これらの寒天培
地上の発育菌糸を直接培地に接種して培養できる。
又液体培地に生育せしめた菌体を種母と(−て、生産培
地に接種して培養し、これを生産せしめろこともできる
MD 287−CF 4株を培養して、本物質を生産せ
しめる培養温度は22°〜32°Cが好まし℃・が、特
に効率よく生産せしめるためには27°〜30°Cが適
切である。
、又、本物質を生産せしめるためにはカビ、不完全菌、
放線菌、細菌などの微〕生物の培養に公知の栄養源はす
べて利用できる。
伝えばクルコース、マルトース、ラクト−ス、ザツカロ
ース、グリセリン、テギストリンJ、糖蜜などが炭素源
として利用できる。
すなわら大豆粉1.5%、食塩03%、K2HPO40
,1%、Mg5O,−7H200,1%、Cu SO4
・5 H200、0007%、FeSO4・7 H,O
O,0001%、MnC1,・4 H2O0,0008
%、ZnSO4” 7 H2O0,0002%を含む培
地を基礎培地と1〜で卜記の炭素源を第1人の濃度にな
るように添加した培地125m1を500m1容の坂ロ
フラスコに分注して、120°Cで20分間、加圧殺菌
し、これにグリセリン・アスパラギン寒天斜面培地に2
7°Cで15 E1間培養1〜た菌糸を一白金耳宛接種
して27℃で振盪培養し、培養4日口のグリオキザラー
ゼの阻害率及び培養p液を後述のようにアン″−ライト
■XAD−2に吸着、水洗後、50%含水アセトンで溶
出1〜、溶出液をシリカゲルの薄層りL1マドグラフィ
ー(溶媒はブタノール:エタノール:水−4:1:1)
にかげて得られる本物質のRf値0.73の2・3・5
−1−リフェニルテトラゾリウノ、クロライド反応(以
下F T、 T、 C1反応−1という。
)陽性のスポットの強弱(非常に多い:111−1多い
:升、普通に認められるニド、弱いが認められる:±、
認められないニー)を測定した。
これを示せば第1表のようであった。
上表のように何れの炭素源も本物質の生産に利用できる
が、特にグルコース、澱粉が好適な炭素源であった。
本物質の生産には、カビ、不完全菌、放線菌、細菌など
の微生物の発育のために用いられる窒素源はすべて利用
できる。
例えば、ペプトン、肉エキス、酵母エキス、大豆粉、大
豆粕、コーンステイープリカー、綿実粉、カザミノ酸な
どが利用できる。
すなわちグルコース1%、澱粉1%、食塩0.3%、K
2HPO40,1%、MgSO4・7H200,1%、
CuSO4−5H2O0,0007%、FeSO4・7
H200,0001%、 MnC1□・4H200,0008%、 ZnSO4・7H200,0002%を含む培地を基礎
培地として第2表の濃度になるように窒素源を添加して
殺菌し、これに前記の寒天斜面培地に発育せしめた菌糸
を接種して4日間27℃で振盪培養し、グリオキサラー
ゼの阻害率及びT、T、C0反応により、本物質の生産
性を試1験した。
その結果を表記すると第2表のようであった。
上表のごとく、大豆粉、酵母エキス等が、本物質の生産
に好適な窒素源であった。
本物質を生産せしめるために必要とするときは無機塩、
金属塩、重金属塩の微量を加える。
又培地殺菌中、培養中に消泡を必要とするときは、シリ
コン樹脂、大豆油、アデカノールなどの消泡剤を使用で
きる。
本物質はMD 287−CF 4を好気的に培養して得
られるが、ペニシリン等の抗生物質の生産に用いられる
通気攪拌タンク培養法がそのまま本発明に用いられる。
又、本物質の培養液中での濃度は各々の培養での諸条件
によって異なることは専門家にとっては公知の事実であ
る。
従って菌株の改良、培養条件の選択によって本物質を合
理的に生産せしめることは専門家にとっては容易なこと
である。
この発明は、それ等の全ての修飾方法をも包含するもの
である。
次に定量法について記述する。
本物質はグリオキサラーゼ系の阻害活性によって定量で
きるが、グリオキサ−ゼ活性は、アレキサンダー等の報
告した方法によって測定されるC N0M。
A 1exander 、 J 、 L、 Boyer
: Anal 、 B iochem、、A」、29
〜38、(1971))。
すなわちメチルグリオキサール10mM、還元型グルタ
チオン2.5mMを0.086Mの燐酸緩衝液(PH7
,4に溶解させ、その溶解液70μlに蒸留水又は試験
溶液30μlを加えて、37℃で3分間、前培養後、酵
素溶液10μlを加えて、37℃で10分間、酵素反応
を行い、さらに0.8Mのセミカルバジド塩酸塩3.0
mlを加えて、室温で20分間以上反応させて、酵素反
応で残ったメチルグリオキサールをセミカルバゾンとし
た後、蒸留水で20倍に希釈し、286Hmの紫外部吸
収の吸光度を測定し、次の算定式から阻害率を求めた。
阻害禍=(13−C) (IB IC)/B−cx
+o。
C:酵素液を添加したものの吸光度 B:蒸留水を添加したものの吸光度 ■c:試験溶液を加え、酵素液を添加したものの吸光度 ■B:試験溶液を加え、酵素液を添加しないものの吸光
度 次に本物質の抽出精製について記述する。
本物質は、水、メタノール、エタノール等に溶解し、ブ
タノールには僅かに溶解するが、それらの性状を利用し
て培養P液及び菌体部から抽出される。
すなわち培養液は通常のr過性でr液と菌体部に分離さ
れ、P液は活性炭吸着、水洗後、酸性の50%含水アセ
トン(PH2,0〜3,0)で溶離されるが、アンバー
ライト”XAD−2を用いて吸着させ、水洗後、中性の
50%メタノール、50%アセトン等の溶媒で溶離する
方法が収率がよい。
菌体部はメタノールで抽出後、メタノールを減圧で溜去
し、残った水溶液を上記の方法で処理する。
上記のようにして得た溶離液を減圧濃縮し、水溶液とし
た後、酸性でブタノールで抽出する。
さらにブタノール抽出液を減圧濃縮乾固すると褐色の粉
末が得られる。
この粉末をメタノールに溶解させ、不溶部を除き、さら
にメタノールの4倍量のクロロホルムを加えて不溶部を
除いた後、セファデックス■LH−20を用い、メタノ
ールで展開するカラムクロマトグラフィーを行い、グ[
リオキサラーゼ1狙害活性を示す分画を集め、さらにシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで、クロロホルム:
メタノール−20:1又は10:1の溶媒系を用いて展
開し、グリオキサラーゼ阻害活性を示す分画のうち、シ
リカゲルの薄層クロマトグラフィーで、ブタノール:エ
タノール:水−4:1:1で展開してRf値0.73の
T、 T、 C,反応陽性のスポットを与える分画を集
めて濃縮乾固し黄白色の粉末を得る。
必要ならば少量の活性炭脱色法、セファデックス[F]
LH−20クロマトグラフイー、シリカゲルの再クロマ
トグラフィーを行い、クロロホルム:メタノール−10
:1から結晶化を行うことにより無色の針状結晶として
本物質が単離される。
次に本物質の生物学的性状について述べる。
・ 本物質はラットの肝臓から抽出した粗製のグリオキ
サラーゼに対して430 mcg /1111!(1,
8Xl、0”M)、酵母由来のグリオキサラーゼ■に対
して330meg/7711(1,4x 10−3M
)で各各50%の阻害率を示した。
培養HeLa細胞に対)しては、本物質を3日間作用さ
せると18mcg/ml(7,25X 10 ’M
)で50%の生育阻害率を示しさらに3H−デオキシチ
ミジン及び14C−アミノ酸混合物を用いて高分子合成
阻害率を調べると、10 mcg /rul の濃度
でDNA合成を68%、蛋白質の合成を53%阻害した
又、本物質の酵素阻害様式は補酵素であるグルタチオン
と反応してグリオキサラーゼ系を阻害することが酵素学
的に証明され、さらに化学的には酵素反応の条件下で、
還元型グルタチオン、システィン、チオグリコール、ジ
チオスレイトール、チオフェノール、パラニトロチオフ
エノーノ瓢バラフ菊モチオノエノールなどのSH化合物
と当量で速やかに反応して異質の化合物を造ることが確
認された。
抗菌活性はグラム陽性菌、グラム陰性菌、糸状菌を被検
菌として寒天希釈法で測定するとキサントモナス・オリ
ゼーに100 mcg /ml 、エロモナス・パンク
タータに200 m cg /ml! で生育を阻止
した以外は200 mcg /ml で生育阻1−L作
用を示さなかった。
次に本発明化合物の制癌作用を述べろ。
1 エールリッヒ腹水癌 ICR/SLC系マウス(雄性、7週齢、5PF)の腹
腔内にlXl06個のエールリッヒ癌細胞を移植し、そ
の24時間後から本物質を10.33.1゜1 m9/
kg/ dayの用量で1日1回10日間連続して腹腔
内に投与した。
1群のマウス数は5匹とした。
対照群は生理食塩液を同様に投り、した。
エールリッヒ腹水癌では10.3.3.11my/ k
y/ day x lo日日間腹腔内投与)でその延命
率は各々193.141.85%であった。
2、エールリッヒ固型癌 ICR/SLC系マウス(雄性、7週齢、5PF)の鼠
頚部皮下に2X10’個のエールリッヒ癌細胞を移植し
、その24時間後から本物質を10.5.2.5、i、
25.0.63.0.32%’/に!9/dayの用量
で1日1回連続10日間腹腔内に投与した。
対照群は生理食塩液を同様に投与した。
1群のマウス数は処置群5匹、対照群15匹とした。
腫瘍移植後、15日目に腫瘍を摘出して重量を測定した
エールリッヒ固型癌では10.5.25.1.25.0
.63.0.32 rn9/kg/ day X 1.
0日間(腹腔内投与)で各々61.8.44.9.37
.6.416.39,9.14,0%の阻害率を示した
3、マウス白血病L 1.210 BDF1/SLC系マウス(雄性、7週齢、SPF
)の腹腔内に1×105個のL1210細胞を移植し、
その24時間後から本物質を1日1回7日間連続腹腔内
投与した。
対照群は生理食塩液を投与した。
1群は5匹のマウスにより構成した。
マウス白血病L1210では50.35.25.15.
10 ”9/ kg/ day X 7日間(腹腔内投
与)で各々52 (415毒死)、177 (115毒
死)、1401127.124の延命効果を示した。
人に対して投与する場合は本物質を無菌的に凍結乾燥し
た粉末を使用直前に例えば生理的食塩水、5%ブドウ糖
溶液等に溶解して使用する。
本物質はマウスに静脈注射した時LD、。
は90〜/kgであり、上述のようにマウス白血病L1
210(i、p、(腹腔内注射)、i、p、)、エーリ
ツヒ腹水癌(i、p、、i、p、)、エールリッヒ固型
癌C8,C,(皮下注射)、i、p、’)等の実験腫瘍
に3〜35〜/kglO日間連日投与によってすぐれた
抗腫瘍効果を示したが、この投与量の範囲で毒性を示さ
ないので、上述の成績を総合すると人の白血病又はその
他の固型癌にこれを用いる場合、一般に人第−相試験に
おける投与量設定に用いられる試験動物におけるLD5
0値の1/600(総合端末19.2673〜2677
.1970)すなわち本物質の0.15m9/kgを最
低投与量、上限は、実験動物では50m9/kg10回
が中毒発現投与量である所から約1719/kgと設定
して治療を行う。
投与方法は白血病に対しては静脈投与、その他の固型癌
では静脈又は皮下投与を行う。
以下に本発明の本物質の製造法の実施例を示す、が、本
発明により本物質が微生物で造られることが明らかにさ
れたので、この明細書に記載された方法を修飾した方法
が容易に設定される。
本発明者等が微生物が作る酵素阻害剤の系統的研究で示
したように酵素阻害剤の生産は特定の菌株に限らない。
かくして本発明で放線菌の一株による本物質の生産が明
らかにされたので、放線菌の他の菌種を用いて生産せし
めることは専門家にとって容易なことである。
本発明はそのすべての修飾方法をも包含し実施例はその
例示で、本発明は実施例に限定されるものではない。
実施例 I MD287−CF4株(微工研申請書受理番号第344
9号)をイースト・麦芽寒天斜面培地に14日間、27
℃で生育させ、その気菌糸から一白金耳量をとり、これ
を大豆粉1.5%、グルコース1%、澱粉1%、NaC
10,3%、K2HPO40,1%、MgSO4−7H
2O0,1%、CuSO4・5H200,0007%、
FeSO4−7H200,0001%、MnCl2・4
H200,0008%、 ZnSO4−7H200,0002%を含む培地を殺菌
前PH7,2に修正し、500m1容の坂ロフラスコに
125m1宛分注し、120℃20分間殺菌した培地に
接種し、27°Cで毎分130往復の振盪機で4日間培
養した。
PHは植菌前は70、植菌2口開6.5.3口開6.8
.4日日7.2であった。
培養中の残糖はアンスロン試薬を用いて分析すると植菌
2口開で2.55.3日間1.00.4日月086%で
あった。
この培養液5000mlを吸引p過し、蒸留水で2倍に
希釈してグリオキサラーゼ反応を50%阻害するp過液
4000m1を得た。
このr液をアンバーライト[F]XAD−2(800m
l)に吸着させ、5000TrLlの蒸留水で洗い、さ
らに50%含水アセトンで溶出するとグリオキサラーゼ
阻害活性分画は10100Oにまとまって溶出された。
この活性分画を300m1まで減圧濃縮後、IN塩酸で
PH2,0に調節し、300m#7)ブタノールで2回
抽出を行うと活性の80%はブタノール層に移行した。
この抽出層を減圧濃縮乾固し、褐色粉末2.51を得た
この粉末をメタノール100m1に溶解し不溶部を沢別
しクロロホルム400m1を加えて生ずる沈澱を除去し
た後、シリカゲル(マリンクロット社製ニジリシックア
シド−AR)10.1を加えて減圧濃縮乾固する。
こノ乾固物を、クロロホルム:メタノール−10:1の
溶媒系でシリカゲル(前記と同様のもの)■251をゲ
ル化させ3×80cIrLのカラムに充填したカラムに
上積させ、上記の溶媒系で展開し、20グのフラクショ
ンに分画すると活性部は50〜120の分画に一つのピ
ークとなって溶出された。
この各々の分画をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(
メルク社製、Kieselgel 60 F254、厚
さ0.25mm)で、ブタノール:エタノール:水=4
:1:1の溶媒系を用いて展開し、T、 T、 C。
反応陽性のRf:0.73のスポットが確認される分画
50〜80を集めて濃縮乾固すると、褐色粉末520r
Iv?を得る。
さらにこの粉末を100m1のメタノールに溶解し、5
2〜の活性炭(武田薬品社製、「白すギ」)を加えて室
温で30分間攪拌後、r別し、メタノール溶液をlom
A?まで濃縮後、セファデックス■LH−20のメタノ
ールで展開する300m1のカラムクロマトグラフィー
を行い、上記の方法でT、 T、 C,反応陽性の分画
30m1を得た。
この分画を減圧濃縮乾固し、1507%の白色粉末を得
た。
この粉末を57711のメタノールに溶解し、5Qml
のクロロホルムを加えて4℃の冷室で一夜放置すると、
無色針状結晶が析出する。
これを同様な方法で再結晶し、82〜の本物質の純粋な
結晶を得た。
実施例 2 ジャーファーメンタ−による培養とそれに伴う抽出精製
は次の方法で行なった。
すなわち実施例1と同様な方法で培地を調製し、それと
同様な方法1盪培養を行い、培養1日後の培養液を、実
施例1と同一組成の培地を30.e容のジャーファーメ
ンタ−に121仕込み、消泡剤としてシリコン樹脂1.
2mlを添加して120℃、30分間高熱蒸気で殺菌し
たものにジャーファーメンタ−1基につき300罰宛接
種し、28℃で48時間、毎分1.21の殺菌空気を通
気し、毎分350回転の攪拌機で攪拌しながら培養を続
けた。
この培養液367に6602のバイフロス−パーセル[
F]を加えてフィルタープレスでr過し301のP液を
得た。
このr液を3倍に希釈したものはグリオキサラーゼ活性
を50%阻害した。
このP液を実施例1と同様な方法で抽出精製、再結晶し
て580〜の純粋な本物質の結晶を得た。
実施例 3 タンク培養については以下の方法にしたがった。
すなわち第1次種母としては実施例1と同様な方法で1
日間振盪培養し、さらに第2次種母として51容の三角
フラスコにll宛前記の培地を仕込み、殺菌後、各1本
につき125m1の第1次種母を接種して、24時間、
27℃で毎分130回転のロータリー振盪機で振盪培養
した培養液を用いた。
この第2次種母31を、2001容のタンクに1201
の培地(実施例1と同様の培地にシリコン樹脂0.1%
を添加した)を仕込み、実施例2と同様な方法で殺菌後
、接種し、27℃で36時間、毎分1201の殺菌空気
を通気し、毎分250回転の攪拌機で攪拌しながら培養
した。
この培養液を実施例2と同様な方法でp過すると、r液
1001が得られた。
これを3倍に希釈したものは50%のグリオキサラーゼ
活性を示した。
このP液を実施例1と同様の方法で抽出精製、再結晶し
て2.493Pの本物質の結晶を得た。
実施例 4 実施例1と同様な方法で培養し、r液41と菌体部1k
gを得た。
この菌体部を31のメタノールで攪拌しながら抽出し、
残渣をr側抜、メタノールを溜去し、300m1まで濃
縮した。
さらにIN塩酸でPH2,0とした後、300m1のブ
タノールで3回抽出を(り返し、11のブタノール抽出
液を得た。
これを実施例1と同様な方法でシリカゲルクロマトグラ
フィー、セファテックス■LH−20クロマトグラフィ
ーにかけ、8.0〜の本物質の針状結晶を得た。
実施例 1 2−クロトニルオキシメチル−(4,R・5R・6R)
−4・5・6−トリバイドロキシサイクロヘキス−2〜
エノン100η及びマンニトール11を蒸留水100m
1に溶解し除菌1過しだ後1mlバイアルに充填し、凍
結乾燥して凍結乾燥製剤を得る。
実施例 2 ・ 2−クロトニルオキシメチル−(4R・5R・6R
)−4・5・6−トリ・・イドロキシサイクロへキス−
2−エノン10〜及ヒクルコース5′?を蒸留水100
m1に溶解し除菌r過した後5m、lのアンプルに充填
し、水溶液注射剤を得る。
実施例 3 2−クロトニルオキシメチル−(4R・5R・6R)−
4・5・6〜l・リハイドロキシザイクロへキス−2−
エノン100mI?及び塩化ナトリウム9007119
を蒸留水100m1に溶解し静閑r過しだ後1 mlの
アンプルに充填し、水溶液注射剤を得る。
実施例 4 2−クロトニルオキシメチル−(4R・5R・6R)−
4・5・6〜トリハイドロキシサイクロヘキス−2〜エ
ノン(以下、主薬と略す)5グ及び結晶乳糖130′i
I、微結晶セルロース24グ、ステアリン酸マグネシウ
ム1グを混合し、直接打錠法により、主薬5m9を含有
する1錠160〜の錠剤を得る。
実施例 5 2−クロトニルオキシメチル−(4R・5R・6R)−
4・5・6〜トリハイドロキシサイクロヘキス−2〜エ
ノン5グ及び乳糖995グを混合し、■v中に主薬5m
9を含有する散剤を得る。
実施例 6 2−クロトニルオキシメチル−(4R・5R・6R)−
、、、、−4・5・6−ドリノ・イドロキシザイクロへ
キス−2−エノン5?及びマンニl−−ル9931、ヒ
ドロキシプロピルセルロース21に水ヲ加え、捏和した
後、押出造粒により1v中に主薬5〜を含有する顆粒剤
を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本物質の1og/m、lの水溶液及び1m?
/m、lの水溶液中での紫外部吸収スペクトル曲線を示
す。 第2図は本物質を臭化カリ錠として測定した赤外部吸収
スペクトル曲線を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 12−クロトニルオキシメチル−(4R・5.R・6R
    )−4・5・6− トリハイドロキシサイクロヘキス−
    2−エノン。 2 ストレプトミセス属に属する2−クロトニルオキシ
    メチル−(4R・5R・6R)−4・5・6−トリハイ
    ドロキシサイクロヘキスー2−エノン生産菌を培地に培
    養し、2−クロトニルオキシメチル−(4R・5R・6
    R)−4・5・6−トリハイドロキシサイクロヘキスー
    2−エノンを生成畜積せしめ、これを採取することを特
    徴とする2−クロトニルオキシメチル=(4R・5R・
    6R)=4・5・6−) ’Jハイドロキシサイクロへ
    キス−2−エノンの製造法。 3 2−?ロトニルオキシメチルー(4R・5R・6R
    )−4・ 5・ 6−1’Jノ・ロドロキシサイクロへ
    キス−2−エノンを含有する制癌剤。
JP3007076A 1976-03-19 1976-03-19 2−クロトニルオキシメチル−(4r,5r,6r)−4,5,6−トリハイドロキシサイクロヘキス−2−エノン、その製造法並びにそれを含有する制癌剤 Expired JPS5822461B2 (ja)

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