JP2606925B2 - 押釦スイッチ - Google Patents
押釦スイッチInfo
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- JP2606925B2 JP2606925B2 JP18414689A JP18414689A JP2606925B2 JP 2606925 B2 JP2606925 B2 JP 2606925B2 JP 18414689 A JP18414689 A JP 18414689A JP 18414689 A JP18414689 A JP 18414689A JP 2606925 B2 JP2606925 B2 JP 2606925B2
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- slider
- housing
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- button switch
- switch element
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 押釦スイッチの構造に関し、 押釦スイッチの組立てを容易にし、かつ、プリント基
板への自立固定を簡易にするとともに低価格化を実現す
ることを目的とし、 スライダと、前記スライダに緩挿されるスプリング
と、前記スプリングの下端が当接するレバーと接点部と
端子とを少なくとも有するスイッチ素子部と、上面部に
一体ヒンジで連結されたふた部とスライダ開口部と底面
部に端子の挿入孔を設けたモールド樹脂製ハウジングと
を少なくとも備え、前記スイッチ素子部とスプリングと
スライダとを前記ハウジングの内部に上方から挿入し、
前記スライダが滑動可能なごとくに、前記ふた部を閉じ
て組立て容易な押釦スイッチを構成する。
板への自立固定を簡易にするとともに低価格化を実現す
ることを目的とし、 スライダと、前記スライダに緩挿されるスプリング
と、前記スプリングの下端が当接するレバーと接点部と
端子とを少なくとも有するスイッチ素子部と、上面部に
一体ヒンジで連結されたふた部とスライダ開口部と底面
部に端子の挿入孔を設けたモールド樹脂製ハウジングと
を少なくとも備え、前記スイッチ素子部とスプリングと
スライダとを前記ハウジングの内部に上方から挿入し、
前記スライダが滑動可能なごとくに、前記ふた部を閉じ
て組立て容易な押釦スイッチを構成する。
さらに、本発明の目的をよりよく達成するために、ス
ライダと、前記スライダに緩挿されるスプリングと、前
記スプリングの下端が当接するレバーと接点部と端子と
を少なくとも有するスイッチ素子部と、内部に前記スイ
ッチ素子部とスプリングとスライダとを少なくとも収容
する空間を設けたモールド樹脂製ハウジングと、前記ハ
ウジングの側面下部にインサートモールド成形により植
設された複数の補助端子とを少なくとも備えるように
し、自立固定の簡易な押釦スイッチを構成する。
ライダと、前記スライダに緩挿されるスプリングと、前
記スプリングの下端が当接するレバーと接点部と端子と
を少なくとも有するスイッチ素子部と、内部に前記スイ
ッチ素子部とスプリングとスライダとを少なくとも収容
する空間を設けたモールド樹脂製ハウジングと、前記ハ
ウジングの側面下部にインサートモールド成形により植
設された複数の補助端子とを少なくとも備えるように
し、自立固定の簡易な押釦スイッチを構成する。
本発明は押釦スイッチ,とくに、低価格,低重量など
が要求されるラップトップ型パソコンなどに用いられる
キーボード用の押釦スイッチのハウジングの構造と自立
固定の構造に関する。
が要求されるラップトップ型パソコンなどに用いられる
キーボード用の押釦スイッチのハウジングの構造と自立
固定の構造に関する。
最近のパソコンや各種OA機器の普及にともない、それ
に用いられるキーボードの小型,高性能,低価格への要
求がますます強まっており、これらキーボード用の押釦
スイッチもそのスイッチ素子部を中心に多様な進歩を遂
げてきた。とくに、メカニカル接点タイプのスイッチ素
子部を有する押釦スイッチは小型,高品質,高信頼性と
いう点から広く使用されている。
に用いられるキーボードの小型,高性能,低価格への要
求がますます強まっており、これらキーボード用の押釦
スイッチもそのスイッチ素子部を中心に多様な進歩を遂
げてきた。とくに、メカニカル接点タイプのスイッチ素
子部を有する押釦スイッチは小型,高品質,高信頼性と
いう点から広く使用されている。
第6図はこのような押釦スイッチの従来例の組立斜視
図である。
図である。
図中、5′はスプリング、6′はスライダで内部にス
プリング5′が仮挿入された状態を示している。
プリング5′が仮挿入された状態を示している。
1′はハウジングで,たとえば、モールド成形された
樹脂製であり、その上面部にスライダ6′を挿入するス
ライダ開口部を、また、底面部にヒンジ31′と共に一体
にモールド成形されたふた部3′を備えている。
樹脂製であり、その上面部にスライダ6′を挿入するス
ライダ開口部を、また、底面部にヒンジ31′と共に一体
にモールド成形されたふた部3′を備えている。
4′はスイッチ素子部で、外部配線に接続する電気的
な端子42′,接点部41′などが設けられており、図には
見えていないが皿バネおよびレバーを含んでいる。
な端子42′,接点部41′などが設けられており、図には
見えていないが皿バネおよびレバーを含んでいる。
以上の部品を矢印で示したように、スライダ6′を上
方から、スイッチ素子部4′を下方からハウジング1′
に挿入して、ふた部3′を底面側に閉じてスイッチ素子
部4′を固定する。なお、スライダ6′は前記スライダ
開口部に挿入されて滑動自在であるが、側面に設けたツ
メにより外部に抜け落ちることがないようになってい
る。
方から、スイッチ素子部4′を下方からハウジング1′
に挿入して、ふた部3′を底面側に閉じてスイッチ素子
部4′を固定する。なお、スライダ6′は前記スライダ
開口部に挿入されて滑動自在であるが、側面に設けたツ
メにより外部に抜け落ちることがないようになってい
る。
図では底面部に一体ヒンジのふた部3′を用いた例を
示したが、場合によってはボトムを称する皿状のふたを
別個の部品として準備して底面を閉じるようにした例も
ある。
示したが、場合によってはボトムを称する皿状のふたを
別個の部品として準備して底面を閉じるようにした例も
ある。
第7図は従来の押釦スイッチの斜視図で、上記組立て
になる完成品の上面部(イ)および下面部(ロ)を示し
たものである。閉じられたふた部3′が形成する底面部
の一部には端子42′が突出し、必然的にその周囲には大
きな隙間が存在していることがわかる。
になる完成品の上面部(イ)および下面部(ロ)を示し
たものである。閉じられたふた部3′が形成する底面部
の一部には端子42′が突出し、必然的にその周囲には大
きな隙間が存在していることがわかる。
第8図は従来の押釦スイッチの取付け方法を示す図
(その1)で、同図(イ)は押釦スイッチ、同図(ロ)
は鉄パネルとプリント基板、同図(ハ)は搭載状態を示
す断面図である。
(その1)で、同図(イ)は押釦スイッチ、同図(ロ)
は鉄パネルとプリント基板、同図(ハ)は搭載状態を示
す断面図である。
すなわち、押釦スイッチ1′を端子42′だけで、プリ
ント基板8′にはんだ付け搭載するのは強度的に持たな
いので、たとえば、厚さ1.2mmのZnメッキ鉄板からなる
鉄パネル8″にスイッチ挿入孔81″をあけ、そこに押釦
スイッチ100′のハウジング1′の下部を挿入して固定
するようにし、端子42′は前記鉄パネル8″の下に若干
の隙間をあけて配置したプリント基板8′の端子挿入孔
82′に挿入して電気的接続を行なう。
ント基板8′にはんだ付け搭載するのは強度的に持たな
いので、たとえば、厚さ1.2mmのZnメッキ鉄板からなる
鉄パネル8″にスイッチ挿入孔81″をあけ、そこに押釦
スイッチ100′のハウジング1′の下部を挿入して固定
するようにし、端子42′は前記鉄パネル8″の下に若干
の隙間をあけて配置したプリント基板8′の端子挿入孔
82′に挿入して電気的接続を行なう。
第9図は従来の押釦スイッチの取付け方法を示す図
(その2)で、前記第8図とは別の取付け方法の例であ
る。
(その2)で、前記第8図とは別の取付け方法の例であ
る。
この例では前記例のように重い鉄パネルは使用しない
で、押釦スイッチ100′を押さえるための取付け金具20
を使用する。取付け金具20には補助端子2′が複数個,
たとえば、図では2本設けられている。この取付け金具
20を押釦スイッチ100′のハウジング1′に嵌めて、補
助端子2′をプリント基板8′の補助端子挿入孔81′に
挿入し,必要に応じてはんだ付け固定する。また、端子
42′は端子挿入孔82′に挿入しはんだ付けを固定する。
すなわち本例では端子42′だけでなく、補助端子2′に
より押釦スイッチ100′の本体を固定するので強固に固
定される。
で、押釦スイッチ100′を押さえるための取付け金具20
を使用する。取付け金具20には補助端子2′が複数個,
たとえば、図では2本設けられている。この取付け金具
20を押釦スイッチ100′のハウジング1′に嵌めて、補
助端子2′をプリント基板8′の補助端子挿入孔81′に
挿入し,必要に応じてはんだ付け固定する。また、端子
42′は端子挿入孔82′に挿入しはんだ付けを固定する。
すなわち本例では端子42′だけでなく、補助端子2′に
より押釦スイッチ100′の本体を固定するので強固に固
定される。
しかし、上記従来の押釦スイッチでは、組立てをハウ
ジング1′の上下両方向から行なわなければならず、自
動組立て作業上難点がある。さらに、プリント基板への
搭載に際して鉄パネル8″,あるいは取付け金具20とい
った特別な部品を用意しなければならない。しかも、押
釦スイッチ100′の底面部には穴もしくは隙間があいて
いるので、たとえば、キーボード組立て時のはんだディ
ップに際して、フラックスのスイッチ素子部への侵入に
よる接点障害発生の危険があるなど、押釦スイッチの品
質,組立て性,搭載の作業性,価格面などにおいて多く
の問題があり、その解決が必要であった。
ジング1′の上下両方向から行なわなければならず、自
動組立て作業上難点がある。さらに、プリント基板への
搭載に際して鉄パネル8″,あるいは取付け金具20とい
った特別な部品を用意しなければならない。しかも、押
釦スイッチ100′の底面部には穴もしくは隙間があいて
いるので、たとえば、キーボード組立て時のはんだディ
ップに際して、フラックスのスイッチ素子部への侵入に
よる接点障害発生の危険があるなど、押釦スイッチの品
質,組立て性,搭載の作業性,価格面などにおいて多く
の問題があり、その解決が必要であった。
上記の課題は、スライダ6およびスライダ6に嵌挿さ
れるスプリング5と、接点部41と端子42とスプリング5
の下端が当接するレバー43とを有するスイッチ素子部4
と、モールド樹脂製ハウジング1とを具え、ハウジング
1が、底面部に形成されスイッチ素子部4の端子42を挿
入する挿入孔と、上面部に開口しスライダ6とスプリン
グ5を上方から挿入するスライダ開口部9と、ハウジン
グ1の側面に設けられたスライダ6を滑動自在に保持す
る段差部12と、段差部12に設けられスライダ6の側面に
設けられた爪62と係合してスライダ6の脱落を防ぐ抜け
止め部13と、上面部に開口しスイッチ素子部4を上方か
ら挿入する空間と、上面部と一体ヒンジ31で連結されス
イッチ素子部4の挿入後に該空間の上部を塞ぐふた部3
とを有し、側面下部にインサートモールドされた複数の
補助端子2を具えてる押釦スイッチを構成することによ
り解決することができる。
れるスプリング5と、接点部41と端子42とスプリング5
の下端が当接するレバー43とを有するスイッチ素子部4
と、モールド樹脂製ハウジング1とを具え、ハウジング
1が、底面部に形成されスイッチ素子部4の端子42を挿
入する挿入孔と、上面部に開口しスライダ6とスプリン
グ5を上方から挿入するスライダ開口部9と、ハウジン
グ1の側面に設けられたスライダ6を滑動自在に保持す
る段差部12と、段差部12に設けられスライダ6の側面に
設けられた爪62と係合してスライダ6の脱落を防ぐ抜け
止め部13と、上面部に開口しスイッチ素子部4を上方か
ら挿入する空間と、上面部と一体ヒンジ31で連結されス
イッチ素子部4の挿入後に該空間の上部を塞ぐふた部3
とを有し、側面下部にインサートモールドされた複数の
補助端子2を具えてる押釦スイッチを構成することによ
り解決することができる。
本発明によればハウジング1が、底面部に形成された
スイッチ素子部4の端子42を挿入する挿入孔と、上面部
に開口しスライダ6とスプリング5を上方から挿入する
スライダ開口部9と、ハウジング1の側面に設けられス
ライダ6を滑動自在にする段差部12と、段差部12に設け
られスライダ6の側面に設けられた爪62と係合してスラ
イダ6の脱落を防ぐ抜け止め部13と、上面部に開口しス
イッチ素子部4を上方から挿入する空間と、上面部と一
体ヒンジ31で連結されスイッチ素子部4の挿入後に該空
間の上部を塞ぐふた部3とを有し、側面下部にインサー
トモールドされた複数の補助端子2を具えてなる構造に
したので、押釦スイッチの組立は極めて容易で自動組立
てにも適している。
スイッチ素子部4の端子42を挿入する挿入孔と、上面部
に開口しスライダ6とスプリング5を上方から挿入する
スライダ開口部9と、ハウジング1の側面に設けられス
ライダ6を滑動自在にする段差部12と、段差部12に設け
られスライダ6の側面に設けられた爪62と係合してスラ
イダ6の脱落を防ぐ抜け止め部13と、上面部に開口しス
イッチ素子部4を上方から挿入する空間と、上面部と一
体ヒンジ31で連結されスイッチ素子部4の挿入後に該空
間の上部を塞ぐふた部3とを有し、側面下部にインサー
トモールドされた複数の補助端子2を具えてなる構造に
したので、押釦スイッチの組立は極めて容易で自動組立
てにも適している。
さらに、プリント基板8への搭載に際して鉄パネル
8″や取付け金具20といった特別な部品を必要とせず、
極めて容易にプリント基板上への自立固定を行なうこと
ができる。
8″や取付け金具20といった特別な部品を必要とせず、
極めて容易にプリント基板上への自立固定を行なうこと
ができる。
しかも、押釦スイッチの底面部には大きな穴もしくは
隙間があいていないので、キーボード組立て時のはんだ
ディップに際して、フラックスのスイッチ素子部への侵
入による接点障害発生の危険がない。
隙間があいていないので、キーボード組立て時のはんだ
ディップに際して、フラックスのスイッチ素子部への侵
入による接点障害発生の危険がない。
第1図は本発明実施例の組立斜視図である。
図中、5はスプリング、6はスライダで内部にスプリ
ング5が挿入される空洞部を備えている。
ング5が挿入される空洞部を備えている。
4はスイッチ素子部で、外部配線に接続する電気的端
子42,接点部41,レバー43などが設けられており、図には
見えていないが皿バネを含んでいる。
子42,接点部41,レバー43などが設けられており、図には
見えていないが皿バネを含んでいる。
1はハウジングで,たとえば、モールド成形された樹
脂製であり、その上面部にスライダ6を挿入するスライ
ダ開口部9と、ヒンジ31とともに一体にモールド成形さ
れたふた部3を備えている。
脂製であり、その上面部にスライダ6を挿入するスライ
ダ開口部9と、ヒンジ31とともに一体にモールド成形さ
れたふた部3を備えている。
なお、通例として押釦スイッチの部品に含めないが、
参考としてキートップ200を図示した。
参考としてキートップ200を図示した。
スイッチ素子部4,スプリング5,スライダ6などの全部
品を、矢印で示す如く上方からハウジング1の内部に挿
入し、ふた部3により上面部を閉じてスイッチ素子部4
を固定する。その際、スライダ6はスライダ開口部9の
壁面、およびハウジング1の側面に設けられた段差部12
により滑動自在に保持され、しかもスライダ6の側面に
設けられた爪62が、段差部12に設けられた抜け止め部13
と係合し、スライダ6のハウジング1からの脱落が防止
される。
品を、矢印で示す如く上方からハウジング1の内部に挿
入し、ふた部3により上面部を閉じてスイッチ素子部4
を固定する。その際、スライダ6はスライダ開口部9の
壁面、およびハウジング1の側面に設けられた段差部12
により滑動自在に保持され、しかもスライダ6の側面に
設けられた爪62が、段差部12に設けられた抜け止め部13
と係合し、スライダ6のハウジング1からの脱落が防止
される。
なお、組立て後はレバー43の先端に前記スプリング5
の下端が当接し、ハウジング1の上面部から一部突出し
ているスライダ6の上面を押し下げると、レバー43が下
りて図には見えない皿ばねを押し、接点部41が短絡して
スイッチが動作する。
の下端が当接し、ハウジング1の上面部から一部突出し
ているスライダ6の上面を押し下げると、レバー43が下
りて図には見えない皿ばねを押し、接点部41が短絡して
スイッチが動作する。
さらに、同図のハウジング1の側面下部にインサート
モールド成形により植設された複数の補助端子2を設け
てある。
モールド成形により植設された複数の補助端子2を設け
てある。
第2図は本発明実施例装置の斜視図で、100が上記第
1図で説明した組立て方法により組み立てられた本発明
になる押釦スイッチの外観である。
1図で説明した組立て方法により組み立てられた本発明
になる押釦スイッチの外観である。
以上の図では、ふた部3をハウジング1の上面部に設
け、かつ、補助端子2をハウジング1の側面下部にイン
サートモールド成形により植設した2つを同時に適用し
た例を示したが、必要によりその何れか一方,たとえ
ば、ふた部3のハウジング上面部への設置だけの適用、
あるいは、補助端子2のハウジング側面下部への植設だ
けの適用により本発明を実施してもよいことは言うまで
もない。
け、かつ、補助端子2をハウジング1の側面下部にイン
サートモールド成形により植設した2つを同時に適用し
た例を示したが、必要によりその何れか一方,たとえ
ば、ふた部3のハウジング上面部への設置だけの適用、
あるいは、補助端子2のハウジング側面下部への植設だ
けの適用により本発明を実施してもよいことは言うまで
もない。
また、最近のキーボードに要求される打鍵音を小さく
するために、従来はハウジング1の内部の下面にゴムダ
ンパーを置いて、落下してくるスライダとの衝突音を小
さくしていたが、上記の実施例ではスライダの両側面に
モールドバネを設け、ハウジング内部の底面の両隅に設
けた凸部への前記モールドバネの弾性的衝突を行なわせ
て、打鍵音を小さくするようにしている。
するために、従来はハウジング1の内部の下面にゴムダ
ンパーを置いて、落下してくるスライダとの衝突音を小
さくしていたが、上記の実施例ではスライダの両側面に
モールドバネを設け、ハウジング内部の底面の両隅に設
けた凸部への前記モールドバネの弾性的衝突を行なわせ
て、打鍵音を小さくするようにしている。
第3図はそのような消音構造を示す斜視図で、10はモ
ールド樹脂性のハウジング、11は前記ハウジングの底面
の両隅に設けた凸部、60はスライダ、61は前記スライダ
の両側面に形成されたモールドバネである。
ールド樹脂性のハウジング、11は前記ハウジングの底面
の両隅に設けた凸部、60はスライダ、61は前記スライダ
の両側面に形成されたモールドバネである。
さて、次に上記実施例装置を実現するための具体的な
主な製造工程の一例を以下に示す。
主な製造工程の一例を以下に示す。
第4図は本発明実施例装置の製造工程を示す図であ
る。
る。
工程(1):リードフレーム形成工程で,たとえば、厚
さ0.25mmの帯状の黄銅条を、ハウジング1の底面部とそ
れに接続した複数の,たとえば、2本の補助端子2を残
すように所望の形状に連続打抜き加工し、次いで、ある
いは打抜き加工と同時に、補助端子2の先端部を波形に
連続プレス加工したあと、厚さ1μmの半田メッキを行
なう。
さ0.25mmの帯状の黄銅条を、ハウジング1の底面部とそ
れに接続した複数の,たとえば、2本の補助端子2を残
すように所望の形状に連続打抜き加工し、次いで、ある
いは打抜き加工と同時に、補助端子2の先端部を波形に
連続プレス加工したあと、厚さ1μmの半田メッキを行
なう。
工程(2):ハウジングモールド成形工程で、上記加工
済リードフレームがインサートされるようにモールド金
型にセットして,たとえば、PPO(ポリフニレンオキサ
イド)樹脂を用いてハウジング1を樹脂モールド成形す
る。こゝでふた部3はハウジング1の上面部に一体ヒン
ジで開閉できるように形成されている。さらに、補助端
子2はハウジング1の側面下部から突出して植設されて
いる。
済リードフレームがインサートされるようにモールド金
型にセットして,たとえば、PPO(ポリフニレンオキサ
イド)樹脂を用いてハウジング1を樹脂モールド成形す
る。こゝでふた部3はハウジング1の上面部に一体ヒン
ジで開閉できるように形成されている。さらに、補助端
子2はハウジング1の側面下部から突出して植設されて
いる。
工程(3):スイッチ組立て工程で、図では見えないが
連続組立てにより形成したスイッチ素子部,同じく図で
は見えないスプリング,スライダ6などを連続的に前記
ハウジング1の内部に挿入し、ふた部3を閉じて組立て
を終わる。
連続組立てにより形成したスイッチ素子部,同じく図で
は見えないスプリング,スライダ6などを連続的に前記
ハウジング1の内部に挿入し、ふた部3を閉じて組立て
を終わる。
工程(4):最後に押釦スイッチ本体をリードフレーム
7から切り離し、補助端子2のフォーミングを行ない試
験して本実施例による押釦スイッチが完成する。
7から切り離し、補助端子2のフォーミングを行ない試
験して本実施例による押釦スイッチが完成する。
以上の製造工程例では、ふた部3をハウジング1の上
面部に設け、かつ、補助端子2をハウジング1の側面下
部にインサートモールド成形により植設した2つを同時
に適用した実施例装置について示したが、必要によりそ
の何れか一方,たとえば、ふた部3のハウジング上面部
への設置だけの適用、あるいは、補助端子2のハウジン
グ側面下部への植設だけを適用した製品についても、そ
れに対応した同様の連続フープを用いて製造工程を構成
できることは勿論である。
面部に設け、かつ、補助端子2をハウジング1の側面下
部にインサートモールド成形により植設した2つを同時
に適用した実施例装置について示したが、必要によりそ
の何れか一方,たとえば、ふた部3のハウジング上面部
への設置だけの適用、あるいは、補助端子2のハウジン
グ側面下部への植設だけを適用した製品についても、そ
れに対応した同様の連続フープを用いて製造工程を構成
できることは勿論である。
第5図は本発明の押釦スイッチのプリント基板搭載方
法を示す図である。
法を示す図である。
図中、100は本発明の一実施例の押釦スイッチ、8は
プリント基板、81は補助端子挿入孔、82は端子挿入孔で
ある。なお、プリント基板8の配線回路などは省略し
た。
プリント基板、81は補助端子挿入孔、82は端子挿入孔で
ある。なお、プリント基板8の配線回路などは省略し
た。
図では補助端子2は一本しか見えていないが、本実施
例では2本設けている。この補助端子2をプリント基板
8の補助端子挿入孔81に挿入し,必要に応じてはんだ付
け固定する。また、端子42は端子挿入孔82に挿入しはん
だ付け固定する。すなわち、本例では端子42だけでな
く、補助端子2により押釦スイッチ100の本体をプリン
ト基板8固定するので強固に自立固定することができ
る。
例では2本設けている。この補助端子2をプリント基板
8の補助端子挿入孔81に挿入し,必要に応じてはんだ付
け固定する。また、端子42は端子挿入孔82に挿入しはん
だ付け固定する。すなわち、本例では端子42だけでな
く、補助端子2により押釦スイッチ100の本体をプリン
ト基板8固定するので強固に自立固定することができ
る。
なお、上記実施例はいずれも例として示したものであ
り、素材,形状,サイズ,製造方法など適宜他のものを
組み合わせて、本発明の趣旨に基づく多様な製品を実現
できることは言うまでもない。
り、素材,形状,サイズ,製造方法など適宜他のものを
組み合わせて、本発明の趣旨に基づく多様な製品を実現
できることは言うまでもない。
以上述べたように、本発明によればハウジング1が、
底面部に形成されたスイッチ素子部4の端子42を挿入す
る挿入孔と、上面部に開口しスライダ6とスプリング5
を上方から挿入するスライダ開口部9と、ハウジング1
の側面に設けられスライダ6を滑動自在にする段差部12
と、段差部12に設けられスライダ6の側面に設けられた
爪62と係合してスライダ6の脱落を防ぐ抜け止め部13
と、上面部に開口しスイッチ素子部4を上方から挿入す
る空間と、上面部と一体ヒンジ31で連結されスイッチ素
子部4の挿入後に該空間の上部を塞ぐふた部3とを有
し、側面下部にインサートモールドされた複数の補助端
子2を具えてなる構造にしたので、押釦スイッチの組立
は極めて容易で自動組立てにも適している。
底面部に形成されたスイッチ素子部4の端子42を挿入す
る挿入孔と、上面部に開口しスライダ6とスプリング5
を上方から挿入するスライダ開口部9と、ハウジング1
の側面に設けられスライダ6を滑動自在にする段差部12
と、段差部12に設けられスライダ6の側面に設けられた
爪62と係合してスライダ6の脱落を防ぐ抜け止め部13
と、上面部に開口しスイッチ素子部4を上方から挿入す
る空間と、上面部と一体ヒンジ31で連結されスイッチ素
子部4の挿入後に該空間の上部を塞ぐふた部3とを有
し、側面下部にインサートモールドされた複数の補助端
子2を具えてなる構造にしたので、押釦スイッチの組立
は極めて容易で自動組立てにも適している。
さらに、プリント基板8への搭載に際して鉄パネル
8″や取付け金具20といった特別な部品を必要とせず、
極めて容易にプリント基板上への自立固定を行なうこと
ができる。
8″や取付け金具20といった特別な部品を必要とせず、
極めて容易にプリント基板上への自立固定を行なうこと
ができる。
しかも、押釦スイッチの底面部には大きな穴もしくは
隙間があいていないので、キーボード組立て時のはんだ
ディップに際して、フラックスのスイッチ素子部への侵
入による接点障害発生の危険がない。
隙間があいていないので、キーボード組立て時のはんだ
ディップに際して、フラックスのスイッチ素子部への侵
入による接点障害発生の危険がない。
したがって、本発明を実施することにより、押釦スイ
ッチの性能,品質,価格低減,さらには、搭載製品,た
とえば、キーボードの低重量化などに寄与するところが
極めて大きい。
ッチの性能,品質,価格低減,さらには、搭載製品,た
とえば、キーボードの低重量化などに寄与するところが
極めて大きい。
第1図は本発明実施例の組立斜視図、 第2図は本発明実施例装置の斜視図、 第3図は消音構造を示す斜視図、 第4図は本発明実施例装置の製造工程を示す図、 第5図は本発明の押釦スイッチのプリント基板搭載方法
を示す図、 第6図は従来例の組立斜視図、 第7図は従来の押釦スイッチの斜視図、 第8図は従来の押釦スイッチの取付け方法を示す図(そ
の1)、 第9図は従来の押釦スイッチの取付け方法を示す図(そ
の2)である。 図において、 1はハウジング、2は補助端子、3はふた部、 4はスイッチ素子部、5はスプリング、 6はスライダ、7はリードフレーム、 8はプリント基板、12は段差部、13は抜け止め部、31は
ヒンジ、 62は爪、81は補助端子挿入孔である。
を示す図、 第6図は従来例の組立斜視図、 第7図は従来の押釦スイッチの斜視図、 第8図は従来の押釦スイッチの取付け方法を示す図(そ
の1)、 第9図は従来の押釦スイッチの取付け方法を示す図(そ
の2)である。 図において、 1はハウジング、2は補助端子、3はふた部、 4はスイッチ素子部、5はスプリング、 6はスライダ、7はリードフレーム、 8はプリント基板、12は段差部、13は抜け止め部、31は
ヒンジ、 62は爪、81は補助端子挿入孔である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 忠重 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−97333(JP,A) 実開 昭63−150437(JP,U) 実開 昭64−27929(JP,U) 実開 昭63−83733(JP,U) 実開 昭59−79925(JP,U) 実開 昭60−189924(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】スライダ(6)および該スライダ(6)に
嵌挿されるスプリング(5)と、接点部(41)と端子
(42)と該スプリング(5)の下端が当接するレバー
(43)とを有するスイッチ素子部(4)と、モールド樹
脂製ハウジング(1)とを具え、 該ハウジング(1)が、底面部に形成され該スイッチ素
子部(4)の端子(42)を挿入する挿入孔と、上面部に
開口し該スライダ(6)と該スプリング(5)を上方か
ら挿入するスライダ開口部(9)と、該ハウジング
(1)の側面に設けられ該スライダ(6)を滑動自在に
保持する段差部と、該段差部に設けられ該スライダ
(6)の側面に設けられた爪と係合して該スライダ
(6)の脱落を防ぐ抜け止め部と、上面部に開口し該ス
イッチ素子部(4)を上方から挿入する空間と、該上面
部と一体ヒンジ(31)で連結され該スイッチ素子部
(4)の挿入後に該空間の上部を塞ぐふた部(3)とを
有し、側面下部にインサートモールドされた複数の補助
端子(2)を具えてなることを特徴とする押釦スイッ
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18414689A JP2606925B2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 押釦スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18414689A JP2606925B2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 押釦スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349119A JPH0349119A (ja) | 1991-03-01 |
JP2606925B2 true JP2606925B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=16148173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18414689A Expired - Lifetime JP2606925B2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 押釦スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606925B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180102209A (ko) | 2010-07-22 | 2018-09-14 | 우베 고산 가부시키가이샤 | 폴리이미드 전구체, 폴리이미드 및 그 제조에 사용되는 재료 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001154766A (ja) | 1999-11-25 | 2001-06-08 | Kenwood Corp | 手探り操作装置 |
-
1989
- 1989-07-15 JP JP18414689A patent/JP2606925B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180102209A (ko) | 2010-07-22 | 2018-09-14 | 우베 고산 가부시키가이샤 | 폴리이미드 전구체, 폴리이미드 및 그 제조에 사용되는 재료 |
KR20190007531A (ko) | 2010-07-22 | 2019-01-22 | 우베 고산 가부시키가이샤 | 폴리이미드 전구체, 폴리이미드 및 그 제조에 사용되는 재료 |
KR20190126200A (ko) | 2010-07-22 | 2019-11-08 | 우베 고산 가부시키가이샤 | 폴리이미드 전구체, 폴리이미드 및 그 제조에 사용되는 재료 |
KR20200046126A (ko) | 2010-07-22 | 2020-05-06 | 우베 고산 가부시키가이샤 | 폴리이미드 전구체, 폴리이미드 및 그 제조에 사용되는 재료 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0349119A (ja) | 1991-03-01 |
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Legal Events
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