JP2606536Y2 - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

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JP2606536Y2
JP2606536Y2 JP1993068044U JP6804493U JP2606536Y2 JP 2606536 Y2 JP2606536 Y2 JP 2606536Y2 JP 1993068044 U JP1993068044 U JP 1993068044U JP 6804493 U JP6804493 U JP 6804493U JP 2606536 Y2 JP2606536 Y2 JP 2606536Y2
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聡 上野
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、接点の押圧部分に湾
曲したタクト部材を設け、押圧時にクリック感の得られ
るプッシュスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プッシュスイッチは、例えば特公
平4−30744号公報に開示されているように、ドー
ム型のタクト金属板の周縁部を、基板上に形成された一
方の接点に接触させ、このタクト金属板の中央部下方の
基板上に、他方の接点を形成し、このドーム型タクト金
属板を押圧して弾性変形させ、その頂部を下方の接点部
に接続させることにより両方の接点部を導通させてスイ
ッチを形成しているものである。そして、このプッシュ
スイッチは、押圧時に、タクト金属板の反りにより、接
点が接続した時にいわゆるクリック感があるものであ
り、接点の接続を確実に感じ取れるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このプッシュスイッチ
は、スイッチの厚み方向には薄いものであるが、近年の
電子機器の小型化の要請において、スイッチ部分の占め
る面積も小さいものが望まれている。一方、スイッチ部
分が小さ過ぎると、人の指で操作する際の操作性が悪く
なり、また、スイッチ部分の面積を小さくするために、
スイッチ間隔を狭め過ぎると誤操作の原因になるという
相反する問題点があった。
【0004】この考案は、上記従来の技術に鑑みて成さ
れたもので、スイッチ部分の占める面積を小さくするこ
とができ、スイッチの操作性が良く、良好な押圧感が得
られるプッシュスイッチを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、押圧方向に
互いに独立に積層された二対のスイッチ接点と、上記二
対のスイッチ接点の間に積層された基板と、この二対の
スイッチ接点の各対に対応して設けられ湾曲面を有した
二つのタクト部材と、上記二つのタクト部材のうちの外
側のタクト部材を覆った膨出部が形成された表面保護シ
ートを設け、上記基板は押圧方向の力に対して、上記二
つのタクト部材のうちの押圧表面側の上記タクト部材よ
り剛性が高く、上記二つのタクト部材は各々対応したス
イッチ接点の一方に対して絶縁体を介して設けられてい
プッシュスイッチである。さらに、上記基板の表裏に
各々上記スイッチ接点を形成し、表裏の上記スイッチ接
を覆うように二つの上記タクト部材を設けたプッシュ
スイッチである。
【0006】
【作用】この考案のプッシュスイッチは、操作により押
圧する方向に二対のスイッチ接点が配置され、各接点
が、基板の剛性とタクト部材の弾性力の違いにより、異
なる押圧力で閉じるようにし、しかも確実に誤操作を防
止することができるものである。
【0007】
【実施例】以下この考案の実施例について図面に基づい
て説明する。図1はこの考案の第一実施例を示すもの
で、この実施例のプッシュスイッチは、図示すように、
電子機器本体12上に、複数のプッシュスイッチ10が
設けられるものである。絶縁性の電子機器本体12の所
定位置の凹部16には、湾曲面状に形成された金属製の
円板から成るタクト部材14が収容されている。この凹
部16の中央部には、タクト部材14の凸側表面に当接
する突起18が設けられている。電子機器本体12の表
面側には、粘着層20を介して0.3〜0.5mmの厚
さの絶縁基板22が載せられている。この基板22の電
子機器本体12側の面には、導体パターン24が形成さ
れ、この導体パターン24の一対のスイッチ接点26を
覆うようにタクト部材14が設けられている。ここで、
タクト部材14が接する部分のスイッチ接点26の一方
には、タクト部材14と電気的に直接接続しないよう
に、絶縁製のレジスト28が塗布されている。
【0008】絶縁基板22の外側の面には、粘着層20
を介してフレキシブルなPET樹脂等のフィルム部材3
0が貼り付けられている。フィルム部材30は、絶縁製
のフレキシブルなスペーサ部材32を介して折曲げられ
て張り合わせられ、スペーサ部材32の所定箇所に、ス
イッチ部を形成するための透孔34が設けられている。
この透孔34の両側には、折り返されたフィルム部材3
0の互いに対面する面に設けられた一対の接点36が、
互いに間隔を空けて対向している。フィルム部材30に
は図示しない導体パターンが形成され、この接点36が
各々接続され、さらに、絶縁基板22の導体パタン24
も、スルーホール25、接続部27を介してフィルム部
材30の導体パターンに接続されている。そして、フィ
ルム部材30の導体パターンは、図示しない端子部を介
して外部の基板等に接続されている。
【0009】フルム部材30の外表面には、粘着層20
を介して表面保護シート38が貼り付けられている。表
面保護シート38のスイッチ接点36に対応する箇所に
は、外側に膨出した膨出部40が形成され、この膨出部
40内にスイッチ接点36に重なるようにタクト部材4
2が収容されている。ここで、基板22の剛性は、この
タクト部材42が押圧されて弾性変形する力に対しては
耐え得る程度のものである。
【0010】この実施例のプッシュスイッチ10の動作
は、表面保護シート38の膨出部40を押圧すると、先
ず、タクト部材42が押圧され、クリック感を有して弾
性変形し、さらに押し込まれると、先ずスイッチ接点3
6が接続する。この時、押圧方向下方のスイッチ接点2
6は、絶縁基板22の剛性により、接点同士は閉じてい
ない。そして、さらに、膨出部40を強く押圧すると、
絶縁基板22が、凹部16内に撓み、タクト部材14が
クリック感を有して弾性変形する。これにより、スイッ
チ接点26がタクト部材14により互いに導通し、接点
が閉じられる。
【0011】この実施例によれば、プッシュスイッチ1
0の押圧動作に際して、押圧力を変えることにより、指
を動かすことなく、2種類の動作を行うことができ、し
かも、各動作毎に、クリック感が得られれるので、確実
に接点の開閉を感じ取ることができるものである。ま
た、スイッチ部分の占有面積を小さくすることができる
ものである。特に、スイッチ接点26,36が押圧方向
に重なっているので、誤操作が生じやすいが、この実施
例では、スイッチ接点36の表面側に別にタクト部材4
2が設けられているので、膨出部40を押圧することに
よりタクト部材42が弾性変形し、次いでスイッチ接点
36が閉じられ、クリック感が感じられて接点が閉じら
れる。従って、意識して確実にタクト部材42を押圧し
ないとスイッチ接点36が閉じないものであり、押圧動
作を誤って行った場合には接点が閉じにくいものであ
る。しかも、スイッチ接点26を閉じるにはさらに意識
して膨出部40を押圧しなければならないので、より誤
操作が生じにくいものである。
【0012】次に押圧方向に複数の接点を有したプッシ
ュスイッチの第二実施例について図2を基にして説明す
る。ここで、上記実施例と同様の部材は同一符号を付し
て説明を省略する。この考案のプッシュスイッチは、絶
縁基板22の両面に導体パターン24,44が形成さ
れ、互いに対向する所定の位置には、この導体パターン
24,44に各々接続したスイッチ接点26,46が基
板22を挟んで互いに対向して設けられている。各スイ
ッチ接点26,46には、各々金属製のタクト部材1
4,42が設けられている。また、絶縁基板22の一端
縁部の接続部27には、フレキシブルなリード端子48
が接続されている。
【0013】この実施例のプッシュスイッチ10によっ
ても、上記と同様の効果を得ることができ、さらに、プ
ッシュスイッチ10の押圧方向の厚さをより薄いものに
することができるものである。
【0014】尚、この考案のプッシュスイッチは、上記
実施例以外に、上記各実施例と同様の構成で、上記絶縁
基板22をフレキシブル基板に置き換えても良いもので
ある。
【0015】また、タクト部材42を別体として設け
ず、表面保護シート38の膨出部40をタクト部材とし
て兼用し、その膨出部40の剛性によりクリック感を得
るようにしても良い。この場合、上記第二実施例におい
ては、接点46に対応する部分の膨出部40の裏面に導
体層を形成し、この導体層により接点46を閉じるよう
にすれば良い。
【0016】さらに、この考案のプッシュスイッチは、
基板自体がわずかに弾性変形して押圧方向下方のスイッ
チ接点を閉じるものの他、基板自体が押圧方向にわずか
に平行移動するようにしたものでも良い。
【0017】
【考案の効果】この考案のプッシュスイッチは、プッシ
ュスイッチの押圧動作に際して、押圧力を変えることに
より、指の位置を変えることなく、複数種類の動作を行
うことができる。しかも、各動作毎に、クリック感が得
られれるので、確実に接点の開閉を感じ取ることができ
るものである。特に、二対のスイッチ接点が押圧方向に
重なっているので、誤操作が生じやすいという危惧があ
が、この考案のプッシュスイッチは、外側のスイッチ
接点の表面側に別にタクト部材を設けたので、膨出部を
押圧することによりタクト部材が弾性変形し、一方のス
イッチ接点が閉じられ、操作者にはクリック感が感じら
れて接点が閉じられる。従って、確実にタクト部材を押
圧しないとスイッチ接点が閉じないものであり、押圧動
作を誤って行った場合には接点が閉じにくいものであ
る。しかも、他方のスイッチ接点を閉じるにはさらに意
識して膨出部を押圧しなければならないので、より誤操
作が生じにくいものである。そして、スイッチ部分の占
有面積を小さくすることができ、電子機器の小型化に大
きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例のプッシュスイッチの縦
断面図である。
【図2】この考案の第二実施例のプッシュスイッチの縦
断面図である。
【符号の説明】
10 プッシュスイッチ 14,42 タクト部材 22 基板 24,44 導体パターン 26,36,46 スイッチ接点

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧方向に互いに独立に積層された二対
    のスイッチ接点と、上記二対のスイッチ接点の間に積層
    された基板と、この二対のスイッチ接点の各対に対応し
    て設けられ湾曲面を有した二つのタクト部材と、上記二
    つのタクト部材のうちの外側のタクト部材を覆った膨出
    部が形成された表面保護シートを設け、上記基板は押圧
    方向の力に対して、上記二つのタクト部材のうちの押圧
    表面側の上記タクト部材より剛性が高く、上記二つのタ
    クト部材は各々対応した上記スイッチ接点の一方に対し
    て絶縁体を介して設けられていることを特徴とするプッ
    シュスイッチ。
  2. 【請求項2】 上記基板の表裏に各々上記スイッチ接点
    を形成し、表裏の上記スイッチ接点を覆うように二つの
    上記タクト部材を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のプッシュスイッチ。
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