JP2599311Y2 - プッシュオンスイッチ - Google Patents

プッシュオンスイッチ

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JP2599311Y2
JP2599311Y2 JP1993022796U JP2279693U JP2599311Y2 JP 2599311 Y2 JP2599311 Y2 JP 2599311Y2 JP 1993022796 U JP1993022796 U JP 1993022796U JP 2279693 U JP2279693 U JP 2279693U JP 2599311 Y2 JP2599311 Y2 JP 2599311Y2
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守男 多田
哲司 横江
保善 寺崎
宏之 大野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、一方の接点上に湾曲
したタクト金属板を載せ、このタクト金属板を押圧して
他方の接点との導通を図るプッシュオンスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プッシュオンスイッチは、例えば
特公平4−30744号公報に開示されているように、
ドーム型のタクト金属板の周縁部を、基板上に形成され
た一方の接点に接触させ、このタクト金属板の中央部下
方の基板上に、他方の接点を形成し、このドーム型タク
ト金属板を押圧して弾性変形させ、その頂部を下方の接
点部に接続させることにより両方の接点部を導通させて
スイッチを形成しているものである。このプッシュオン
スイッチは、タクト金属板の周囲全体が絶縁性の樹脂フ
ィルムで覆われた構造に形成されていため、スイッチを
押圧した際にタクト金属板内の空気を外部に逃がさない
と空気の圧縮による抵抗が発生し、スイッチの押圧感が
悪くなるものであった。そこで、上記公報に開示されて
いるように、上記ドーム型のタクト金属板の下方の接点
にスルーホールを形成し空気を逃がすようにしたものが
ある。また、本願出願人による、実開平3−11284
1号公報に開示されているように、プッシュオンスイッ
チ間に空気流通通路を形成したもの提案されている。
【0003】また、このプッシュオンスイッチは、上記
タクト金属板の頂部を押圧変形させて下方の接点と接続
させるものであり、このタクト金属板と接点との間にほ
こり等が存在すると接続不良を起こすので、上記特公平
4−30744号公報や、上記実開平3−112841
号公報に開示されているように、タクト金属板の中央部
下方の接点に、凹部やスルーホールを形成して、電気的
接続が確実なものになるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、タクト金属板内の空気を効率的に外部に逃がすに
は、タクト金属板の下方にスルーホールを形成するのが
好ましいが、この場合、タクト金属板の押圧を解除する
と、空気が内部に流入し、その際ほこりもこのスルーホ
ールから侵入する恐れがあり、接点の導通不良を生じ易
いという問題があった。さらに、上記各公報に開示され
ているように、タクト金属板下方の接点に、凹部や透孔
を形成した場合も、この凹部等以外の接点上にほこりが
乗った場合、そのほこりの部分を押圧すると導通不良と
なる場合があった。
【0005】この考案は、上記従来の技術に鑑みて成さ
れたもので、接点の接続動作が確実であり、接続不良が
発生しにくく、耐久性も高いプッシュオンスイッチを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、絶縁基板上
に形成された一方の接点と、この一方の接点に周縁部が
接続し中央部が上記基板から離間する方向に膨出したド
ーム状の形状等のタクト金属板と、このタクト金属板の
下方の基板表面に形成された他方の接点とを設け、上記
タクト金属板の外側でその周縁部に近接して上記基板に
透孔が形成されたプッシュオンスイッチである。さら
に、この透孔の内面には、メッキが施されているプッシ
ュオンスイッチである。
【0007】またこの考案は、上記タクト金属板の下方
の基板表面に形成された他方の接点が、複数の同心状の
接続部を有して成るプッシュオンスイッチである。さら
に、上記タクト金属板は、静電気防止フィルムにより覆
われ、この静電気防止フィルムのタクト金属板の周囲に
は、スリットが切られているプッシュオンスイッチであ
る。
【0008】
【作用】この考案のプッシュオンスイッチは、タクト金
属板の外側にその周縁部に近接して、基板に透孔を形成
し、タクト金属板の押圧時に内部の空気がスムーズに逃
げ、押圧を解除した際にも、タクト金属板の内側にほこ
り等が侵入しにくいものである。さらに、タクト金属板
が押圧されて接続する接点が、複数の同心状の接続部に
形成されているので、タクト金属板が複数の点でこの接
続部と接触することになり、ほこり等が付着しても接続
不良を生じることがないものである。
【0009】またこの考案のプッシュオンスイッチは、
タクト金属板が静電気防止フィルムに覆われ、しかもタ
クト金属板の周囲にはスリットが形成されているので、
タクト金属板の押圧感が静電気防止フィルムによって損
なわれることがなく、接続動作が確実なものである。
【0010】
【実施例】以下この考案の実施例について図面に基づい
て説明する。この実施例のプッシュオンスイッチ10
は、絶縁基板12上に複数のプッシュオンスイッチ10
が設けられるものである。基板12の所定位置には、円
弧状に一方の接点14が形成され、各接点14は導体パ
ターン16により接続されている。また、各接点14の
内側には、同心状に二重リング状に形成された他方の接
点18が設けられ、この接点18は、他の導体パターン
20に接続している。導体パターン20の他端部は、各
々スルーホール部22に接続している。また、接点14
の両端部の外側には、基板12を貫通した透孔21が各
々形成されている。この透孔21の内面には、メッキ層
23が形成されている。このメッキ層23は、スルーホ
ール部22を形成する際のメッキ時に、同時に形成する
ものである。
【0011】各接点14,18及び導体パターン16,
20は、基板12上に設けられた銅箔をエッチングして
形成され、さらにその表面に金メッキが施されているも
のである。また、各接点14,18及びスルーホール部
22を除いた導体パターン20及び基板12の表面は、
図4に示すように、絶縁性のレジスト25により覆われ
ている。
【0012】このプッシュオンスイッチ10の接点14
には、図2に示すように、中央部が基板12から離間す
る方向に膨出したドーム状のタクト金属板24が載置さ
れ、その周縁部が接点14と電気的に接続している。タ
クト金属板24は、弾性変形可能な金属薄板であり、押
圧することにより中央の頂部が基板12の表面の接点1
8に当接し、押圧力を解除すると元のドーム型に復帰す
るものである。このタクト金属板24の周縁部が接点1
4に当接し、接点18に連接した導体パターン20の、
タクト金属板24が載せられる部分は、レジスト25に
よりタクト金属板24とは確実に絶縁が図られている。
【0013】各プッシュオンスイッチ10は、基板12
上で、各接点14に周縁部が当接し確実に位置決めされ
て、静電気防止フィルム26により覆われ固定されてい
る。この静電気防止フィルム26は、図5に示すよう
に、PET等の樹脂フィルム30の表面にアルミ箔32
が設けられ、裏面側に粘着層34が形成されているもの
である。さらに、基板12に貼り付けた状態で、各プッ
シュオンスイッチ10のタクト金属板24が位置した部
分の周縁部には、静電気防止フィルム26自身の剛性に
より、空間部27が形成されている。また、静電気防止
フィルム26の各タクト金属板24が位置する部分の両
側方には、スリット36が形成されている。このスリッ
ト36は、静電気防止フィルム26によってタクト金属
板24の押圧による変形及びその回復動作が阻害され、
押圧時の感触が損なわれないように、静電気防止フィル
ムの剛性による抵抗を無くすためのものである。
【0014】この実施例のプッシュオンスイッチの10
の操作は、静電気防止フィルム26側から、タクト金属
板24の頂部を押圧することにより、その頂部が弾性変
形し、接点18に当接する。この時、タクト金属板24
内の空気は、タクト金属板24と接点14との隙間を通
り、周囲の空間部27を経てその側方の透孔21に流
れ、外部に放流される。さらに、タクト金属板24の押
圧を解除すると、同様にこの透孔21を経てタクト金属
板24と接点14との隙間を通り、空気がタクト金属板
24の内側に入り込むものである。
【0015】この実施例によれば、タクト金属板24の
外周部に位置する基板12に透孔21が形成され、タク
ト金属板24の押圧動作に伴う空気の流通を容易なもの
にし、しかもタクト金属板24内にはほこり等が侵入し
にくく、接点18とタクト金属板との接触も安定なもの
となる。特に、透孔21内にはメッキ層23が形成され
ており、透孔内壁面の基板の削りくず等がタクト金属板
24内に侵入することがなく、空気の流通もスムーズで
ある。しかも、この透孔21やメッキ層23の形成は、
他のスルーホールの形成時に同時に可能であり、全く工
数が増加するものではない。さらに、接点18は、同心
状の2重リング状に形成され、タクト金属板24との接
続が複数の接触点でなされることになり、さらにほこり
等に対しても接続動作が確実なものになる。また、タク
ト金属板24を覆う静電気防止フィルム26には、タク
ト金属板24と対応する部分の外周囲にスリット36が
切られ、静電気防止フィルム26の剛性による押圧感の
低下を防止し、良好な押圧感が得られ、確実且つ安定な
接続動作が可能である。また、この静電気防止フィルム
は、PET等の樹脂フィルム30の表面にアルミ箔32
が形成され、裏面側に粘着層34が形成されているの
で、従来PETフィルムとアルミ箔とを別々に貼り付け
ていた場合と比べ、作業性が良く、薄くすることもで
き、プッシュオンスイッチの押圧感も、上記スリット3
6の形成とともに良好なものにすることができる。
【0016】尚、この考案のプッシュオンスイッチは、
単体のスイッチでも良く、複数のプッシュオンスイッチ
が基板上に形成されたものでも良い。さらに、基板は通
常の固い基板や、フレキシブル基板でも良い。また、基
板に形成される透孔の位置は、タクト金属板の外側周辺
部であれば良く、その位置や形状は問わない。また、接
点の形状も、タクト金属板の頂部が接続する部分に複数
の同心状の接続部が形成されていれば良く、リング状の
接続部や矩形の接続部でも良い。さらに、タクト金属板
は、ドーム型以外に、平板の中央部が上記基板から離間
する方向に膨出したものでも良く、その形状は問わな
い。
【0017】
【考案の効果】この考案のプッシュオンスイッチは、タ
クト金属板に近接して、基板に透孔が形成され、タクト
金属板の押圧に伴う空気の流出入がスムーズであり、し
かもこれによるほこりの侵入もないものである。特に、
この透孔内面にメッキを施すことにより、空気の流れが
良くほこりの侵入も防ぐことができるものである。
【0018】また、タクト金属板と同心状の接点との接
続が複数の接触点で成され、信頼性の高い接続が得ら
れ、例えほこり等が接点上に存在していても、タクト金
属板と接点との確実な接続が可能なものである。さら
に、タクト金属板の外周辺部に対応する位置にスリット
を有した静電気防止フィルムを設けたので、このプッシ
ュオンスイッチの押圧感を良好なものにすることがで
き、接点との接続も確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例のプッシュオンスイッチ
の接点等が形成された基板の平面図である。
【図2】図1の基板にこの実施例のプッシュオンスイッ
チを形成した状態のA−A線断面図である。
【図3】図1の基板にこの実施例のプッシュオンスイッ
チを形成した状態のB−B線断面図である。
【図4】図1の基板にこの実施例のプッシュオンスイッ
チを形成した状態のC−C線断面図である。
【図5】この実施例のプッシュオンスイッチに用いられ
る静電気防止フィルムの縦断面図である。
【図6】この実施例のプッシュオンスイッチに用いられ
る静電気防止フィルムの平面図である。
【符号の説明】
10 プッシュオンスイッチ 12 基板 14,18 接点 21 透孔 23 メッキ層 24 タクト金属板 26 静電気防止フィルム 36 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大野 宏之 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番 地 北陸電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−209616(JP,A) 実開 昭60−60842(JP,U) 実開 昭59−74627(JP,U) 実開 昭61−120136(JP,U) 実開 昭63−43326(JP,U) 実開 平3−112841(JP,U) 実開 昭57−95718(JP,U) 実公 平4−30744(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/70 H01H 13/52

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成された一方の接点と、
    この一方の接点に周縁部が接続し中央部が上記基板から
    離間する方向に膨出したタクト金属板と、このタクト金
    属板の下方の基板表面に形成された他方の接点と、上記
    タクト金属板の外側であってその周縁部に近接して上記
    基板に形成された透孔とを設けたことを特徴とするプッ
    シュオンスイッチ。
  2. 【請求項2】 上記透孔の内面には、メッキ層が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のプッシュオン
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 絶縁基板上に形成された一方の接点と、
    この一方の接点に周縁部が接続し中央部が上記基板から
    離間する方向に膨出したタクト金属板と、上記タクト金
    属板の下方の基板表面に形成され複数の同心状の接続部
    を有して成る他方の接点とを設けたことを特徴とするプ
    ッシュオンスイッチ。
  4. 【請求項4】 上記タクト金属板の外側であってその周
    縁部に近接して上記基板に透孔を設けたことを特徴とす
    る請求項3記載のプッシュオンスイッチ。
  5. 【請求項5】 絶縁基板上に形成された一方の接点と、
    この一方の接点に周縁部が接続し中央部が上記基板から
    離間する方向に膨出したタクト金属板と、上記タクト金
    属板の下方の基板表面に形成され複数の同心状の接続部
    を有して成る他方の接点と、上記タクト金属板及び基板
    表面を覆った静電気防止フィルムとを設け、上記タクト
    金属板と対応する部分の上記静電気防止フィルムの外側
    にスリットが切られていることを特徴とするプッシュオ
    ンスイッチ。
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JP6860853B2 (ja) * 2017-05-10 2021-04-21 大日本印刷株式会社 圧力センサ装置

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