JP2000057892A - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

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JP2000057892A
JP2000057892A JP11152800A JP15280099A JP2000057892A JP 2000057892 A JP2000057892 A JP 2000057892A JP 11152800 A JP11152800 A JP 11152800A JP 15280099 A JP15280099 A JP 15280099A JP 2000057892 A JP2000057892 A JP 2000057892A
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JP
Japan
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push switch
substrate
tact
antistatic film
tact plate
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JP11152800A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Terasaki
保善 寺崎
Morio Tada
守男 多田
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチの押圧感が良好であり、静電気防止
効果も高いプッシュスイッチを提供する。 【解決手段】 絶縁基板12上に形成された一対の固定
接点14,18と、一対の固定接点14,18とわずか
に離間して設けられた可動接点26と、可動接点26の
上方に設けられ中央部が基板12から離間する方向に膨
出したタクト板28と、タクト板28及び基板12の表
面を覆った静電気防止フィルム30とを設ける。静電気
防止フィルム30のタクト板28と接した部分に、タク
ト板28より外径の小さい透孔35を形成し、透孔35
の周囲にスリット36を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対の固定接点
上方に可動接点が設けられ、その上に湾曲したタクト板
を載せ、このタクト板を押圧して可動接点を固定接点に
当接させ固定接点間の導通を図るプッシュスイッチに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、プッシュスイッチは、例えば特公
平4−30744号公報に開示されているように、ドー
ム型のタクト金属板の周縁部を、基板上に形成された一
方の接点に接触させ、このタクト金属板の中央部下方の
基板上に、他方の接点を形成し、このドーム型タクト金
属板を押圧して弾性変形させ、その頂部を下方の接点部
に接続させることにより両方の接点部を導通させてスイ
ッチを形成しているものである。また、このプッシュス
イッチにおいて、静電気防止のため、タクト金属板の周
囲全体を導体フィルムにより覆った構造に形成されてい
るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タクト金属板は、外観
上できるだけ薄い形状であって、しかも、押圧感がはっ
きりしたものが良いという、相反する機能がが望まれて
いる。しかし、タクト金属板はきわめて薄い金属板であ
り、押圧した感触というのはこのタクト金属板を弾性変
形させた状態でのみ得られるものであるため、この弾性
力が上記静電気防止フィルムの剛性により大きく吸収さ
れてしまうという問題があった。
【0004】この発明は、上記従来の技術に鑑みて成さ
れたもので、スイッチの押圧感が良好であり、静電気防
止効果も高いプッシュスイッチを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、絶縁基板上
に形成された一対の固定接点と、この一対の固定接点と
わずかに離間して設けられた可動接点と、この可動接点
の上方に設けられ中央部が上記基板から離間する方向に
膨出したタクト板と、このタクト板及び基板表面を覆っ
た静電気防止フィルムとを設け、この静電気防止フィル
ムのタクト板と接した部分に、このタクト板より外径の
小さい透孔を形成し、さらに必要に応じて、この透孔の
周囲にスリットを形成したプッシュスイッチである。
【0006】またこの発明の上記スリットは、上記透孔
に接して外方に向かって形成されており、さらに、上記
可動接点が形成された絶縁フィルムは、上記基板の一対
の固定接点に対して、エア導通路が形成されたスペーサ
部材を介して貼り付けられ、上記静電気防止フィルム
は、アルミ箔と樹脂フィルムとを貼り合わせて成るもの
である。また、上記タクト板は、上記基板表面に貼り付
けられた絶縁性の表面部材の一部を外方に膨出させて一
体的に形成されているプッシュスイッチである。
【0007】この発明のプッシュスイッチは、タクト板
の上部の静電気防止フィルムに透孔とスリットを形成
し、この静電気防止フィルム自体のこの部分の剛性を無
くし、タクト板の弾性変形に対してその弾性力に反する
力を及ぼさないようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。この実施形態のプッシュス
イッチ10は、図3に示すように、絶縁基板12上に複
数のプッシュスイッチ10が設けられるものである。基
板12の所定位置には、円弧状に一方の固定接点14が
形成され、各固定接点14は基板12の表面に形成され
た導体パターンにより接続されている。また、各固定接
点14の内側には、同心的に他方の固定接点18が設け
られ、この固定接点18は、基板12上の他の導体パタ
ーンに接続している。各固定接点14,18及び導体パ
ターンは、例えば基板12上に設けられた銅箔をエッチ
ングして形成され、さらにその表面に金メッキが施され
ているものである。
【0009】基板12には、図3に示すように、固定接
点14,18に対応する部分に、空間部21を形成する
スペーサ部材20が貼り付けられている。さらに、スペ
ーサ部材20には、固定接点14,18から他の部分へ
連通したエア導通路22が形成されている。このスペー
サ部材20は、PET等の絶縁フィルム24と一体に設
けられ、この絶縁フィルム24の、スペーサ部材20の
空間部21に対応した部分には、カーボン等の導体から
成る可動接点26が印刷形成等により設けられている。
そして、この絶縁フィルム24の上部に、中央部が基板
12から離間する方向に膨出したドーム状の金属板であ
るタクト板28が載置されている。タクト板28は、弾
性変形可能な金属薄板であり、押圧することにより中央
部が弾性変形し、押圧力を解除すると元のドーム型に復
帰するものである。このタクト板26の押圧により可動
接点26が固定接点14,18に当接し、その間を導通
させスイッチが閉じられるものである。
【0010】絶縁フィルム24には、タクト板28の下
方の空間とスペーサ部材20の空間部21との間を連通
させる、エア抜き用の通気孔29が形成されている。こ
れによって、タクト板28内の空気は、通気孔29を経
てエア導通路22と連通している。
【0011】各プッシュスイッチ10は、各固定接点1
4,18上で確実に位置決めされて、静電気防止フィル
ム30により覆われ固定されている。この静電気防止フ
ィルム30は、図2,図3に示すように、PET等の樹
脂フィルム31の表面にアルミ箔32が設けられ、裏面
側に粘着層33が形成されているものである。さらに、
静電気防止フィルム30には、基板12に貼り付けた状
態で各プッシュスイッチ10のタクト板28が位置する
部分に、タクト板28より小さい外径の透孔35が形成
され、この透孔35の周縁部から外方に、静電気防止フ
ィルム30を厚み方向に切った4本のスリット36が、
互いに対称に所定距離だけ延びて形成されている。透孔
35及びスリット36は、静電気防止フィルム30の剛
性によりタクト板28の押圧による変形及びその回復動
作が阻害され、押圧時の感触が損なわれないように、そ
の剛性を無くすためのものである。
【0012】この実施形態のプッシュスイッチの10の
操作は、静電気防止フィルム30側から、タクト板28
の頂部を押圧することにより、その頂部が弾性変形し、
可動接点26が、固定接点14,18間に当接する。こ
の時、タクト板28内の空気は、通気孔29及び空間部
21を経てその側方のエア導通路22に流れ、外部に放
流される。さらに、タクト板28の押圧を解除すると、
空気は逆にこのエア導通路22から通気孔29を経てタ
クト板28の内側に入り込むものである。
【0013】この押圧動作時には、タクト板28には、
透孔35により静電気防止フィルム30による剛性がほ
とんど作用せず、しかもタクト板28の周縁部は透孔3
5の周囲の静電気防止フィルム30で確実に覆われ、静
電気を防止している。さらに、この周縁部においても、
スリット36により、静電気防止フィルム30の剛性は
ほとんど作用しない。従って、このプッシュスイッチ1
0は、タクト板28自身の弾性力がそのまま押圧時の感
触となる。
【0014】この実施形態によれば、プッシュスイッチ
10の押圧感を損なうことなく静電気防止を確実に達成
することができ、より薄いプッシュスイッチを形成する
ことも可能である。しかも、静電気防止フィルム30
は、樹脂フィルム31とアルミ箔32とが一体に形成さ
れ、裏面に粘着層33が形成されているので、貼り付け
作業が容易であり、静電気防止フィルム30自体の厚さ
も薄いものにすることができる。
【0015】また、この発明のプッシュスイッチのタク
ト板は、金属板の他、ドーム状に形成された樹脂製の薄
板状のものにしても良く、さらに、表面に設けられる樹
脂製のカバーである表面部材自体のスイッチ部分に、ド
ーム状に膨出したタクト板部を一体的に成形しても良
い。これにより、さらに電子機器のプッシュスイッチ部
分の厚みを薄くすることができる。
【0016】尚、この発明のプッシュスイッチは、単体
のスイッチでも良く、複数のプッシュスイッチが基板上
に形成されたものでも良い。さらに、基板は通常の固い
基板や、フレキシブル基板でも良い。また、静電気防止
フィルムに形成される透孔やスリットの形状は問わない
ものであり、スリットの数や方向も任意に設定できるも
のである。
【0017】
【発明の効果】この発明のプッシュスイッチは、タクト
板の押圧感を良好なものにし、しかも確実に静電気を防
止することができるものである。さらに、タクト板内の
空気も抵抗なく容易にに逃がすことができ、空間部の空
気の圧縮抵抗等もなく、感触が良く、薄いプッシュスイ
ッチを形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の静電気防止フィルム
を貼り付けた状態のプッシュスイッチの平面図である。
【図2】図1の静電気防止フィルムのA−A線断面図で
ある。
【図3】図1の静電気防止フィルムを貼り付けたプッシ
ュスイッチのB−B線断面図である。
【符号の説明】
10 プッシュスイッチ 12 基板 14,18 固定接点 22 エア導通路 26 可動接点 28 タクト板 29 通気孔 30 静電気防止フィルム 35 透孔 36 スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成された一対の固定接点
    と、この一対の固定接点とわずかに離間して設けられた
    可動接点と、この可動接点の上方に設けられ中央部が上
    記基板から離間する方向に膨出し弾性変形可能なタクト
    板と、このタクト板及び基板表面を覆った静電気防止フ
    ィルムとを設けたプッシュスイッチにおいて、この静電
    気防止フィルムのタクト板と接した部分に、このタクト
    板より外径の小さい透孔を形成したことを特徴とするプ
    ッシュスイッチ。
  2. 【請求項2】 上記静電気防止フィルムのタクト板と接
    した部分の透孔の周囲に、スリットを形成して成ること
    を特徴とする請求項1記載のプッシュスイッチ。
  3. 【請求項3】 上記可動接点が形成された絶縁フィルム
    は、上記基板の一対の固定接点に対して、エア導通路が
    形成されたスペーサ部材を介して貼り付けられ、上記静
    電気防止フィルムは、アルミ箔と樹脂フィルムとを貼り
    合わせて成るものであることを特徴とする請求項1記載
    のプッシュスイッチ。
  4. 【請求項4】 上記タクト板は、上記基板表面に貼り付
    けられた絶縁性の表面部材の一部を外方に膨出させて一
    体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    プッシュスイッチ。
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