JP2606226Y2 - ベローズ型伸縮管継手における漏れ検知装置 - Google Patents

ベローズ型伸縮管継手における漏れ検知装置

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JP2606226Y2
JP2606226Y2 JP1993055941U JP5594193U JP2606226Y2 JP 2606226 Y2 JP2606226 Y2 JP 2606226Y2 JP 1993055941 U JP1993055941 U JP 1993055941U JP 5594193 U JP5594193 U JP 5594193U JP 2606226 Y2 JP2606226 Y2 JP 2606226Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベローズ型伸縮管継手
においてベローズが腐食したりして穴があいたりし、内
部の流体が漏れるようになったとき、漏れを検知する検
知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベローズ型伸縮管継手においては、ベロ
ーズが腐食によって穴があいたり伸縮運動により疲労割
れを起こしたりすることで内部の流体が外部へ漏れるこ
とがある。そこで、漏れを事前に察知し少なくとも外部
へ漏出する前に運転を停止したり継手の交換をしたりす
ることで、事故を未然に防ぐようにとの要望が強くなっ
てきた。要望に応える手段として、次のようなものが開
発されている。すなわち、例えばベローズを外層ベロー
ズと内層ベローズとからなる2層とし、2層の間に先端
を開口させたノズルを取り付け、ノズルの後端に圧力計
を取り付けたものである。このものにおいては、内層ベ
ローズが腐食して穴があいたりしたとき、内層ベローズ
内の流体が漏れて2層間の圧力が増大する。このときの
圧力増加を圧力計で検知することで、漏れを知ることが
できる。
【0003】また、検査時に2層間に圧力を加え圧力低
下があるかどうかを見ることで、漏れのチェックをする
加圧方式も開発されている。この方式においても、2層
間に先端を開口させたノズルを取り付けている。常時は
ノズルの後端にプラグをはめて密閉している。そして、
定期検査時にはプラグを取り外して窒素ガスのボンベと
連結したパイプを連結する。そして、ベローズ内の流体
の流通を止めた上で、ボンベをあけてベローズの2層間
を高圧にし、ゲージを見ながら圧力降下があるかどうか
をチェックする。もし圧力が降下すれば、内層ベローズ
に漏れがあることになる。圧力計方式の場合は内部の流
体の圧力が低いときや漏れが微量であるときに漏れの検
知が難しいこともあるが、加圧方式ではその面で有利で
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ベローズ型伸縮管継手
は20年・30年といった長い耐用期間がある。耐用期
間中はいつも点検する必要がある。しかし、ベローズ型
伸縮管継手は点検の容易な箇所にだけ取り付けていると
は限らず、高所・溝の中など人の近寄れない箇所も多
い。また、継手の内部の流体が高温・低温であって、人
が継手に触れられないことも多い。ところで、従来の圧
力計方式による場合、近寄りにくい場所に取り付けてい
ればチェックしにくく、定期点検は極めて難しくなる。
また、内部の流体の圧力が小さい場合や漏れが少ない場
合はチェックもしにくく、漏れを見落とすこともある。
【0005】加圧方式による場合は、重いボンベ等を現
場へ運んだ後、プラグを取り外してボンベからのパイプ
をノズルに取り付け、ボンベのバルブをあけてゲージを
読み、更に元に帰すといった作業を次次と繰り返す必要
がある。プラグ・パイプの着脱時にはノズルに触れなけ
ればならず、内部の流体でノズルが高温・低温になって
いる場合は、困難な作業となってしまう。また、継手内
の流体の流通を一旦止めなければならないため、プラン
トの稼働に大きな影響を与えることもある。以上から明
らかなように、作業が非常に面倒で時間も掛かり、人手
を要して費用もかさむことが多く、合理的ではない。本
考案が解決しようとする課題は、たとえ遠くからでも、
またどこにも一切手を触れることもなく、漏れを検知す
ることができるベローズ型伸縮管継手における漏れ検知
装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案においてその課題
を解決したが、本考案に係るベローズ型伸縮管継手にお
ける漏れ検知装置は次のようなものである。すなわち、
まずベローズ型伸縮管継手を2層以上のベローズからな
る多層式のものとする。そして、最外側のベローズの端
部付近に穴4をあけ、金属製の検知ベローズ7の一端側
を穴4と連通させて設けている。更に、検知ベローズ7
の他端側はふさいでその他端側に標識棒9の一端側を連
結している。このとき、検知ベローズ7や標識棒9の外
周を取り囲む状態にしてカバー体11を設け、検知ベロ
ーズ7の先端側とカバー体11側との間に検知ベローズ
7の先端側を押して検知ベローズ7の平常位置を固定す
るスプリング15を設けている。標識棒9は、容易に識
別できるように色彩を持たせることが望ましい。
【0007】
【作用】腐食したりして内側のベローズに穴があいたり
したとき、内部の流体がその穴などからベローズの間に
入り込む。入り込んだ流体は、最外側のベローズの穴4
を通って検知ベローズ7の内部へ流入する。このため検
知ベローズ7が伸長して標識棒9を前進させ、標識棒9
の先端がカバー体11から突出する。
【0008】
【実施例】本考案の1実施例を図1に基づいて説明す
る。図1はその実施例を示す縦断面図である。図1にお
いて、1はパイプを示している。パイプ1の端部に、外
層ベローズ2と内層ベローズ3とからなる2層ベローズ
の端部を取り付けている。そして、外層ベローズ2の端
部付近に穴4をあけ、穴4を取り囲む状態にしてノズル
5の下端を溶接して取り付けている。ノズル5の上方に
はパイプ6をねじ込んだり溶接したりして取り付けてい
る。パイプ6の上端には検知ベローズ7の下端を溶接し
たりして取り付け、検知ベローズ7の上端は盲板8を溶
接したりして取り付けてふさいでいる。盲板8上には、
上方へ伸びる標識棒9の下端に形成したつば10を乗せ
ている。そして、検知ベローズ7や標識棒9の外周を取
り囲んだ状態にしてパイプ状のカバー体11を配置し、
カバー体11の下端に取り付けた底板12をパイプ6の
上端付近に溶接したりして取り付けている。また、カバ
ー体11の上端に取り付けた上板13の中央に穴14を
あけ、標識棒9が穴14から上方へ突出できるようにし
ている。そして、上板13と標識棒9のつば10との間
にスプリング15をはめて標識棒9等を下方へ押し、検
知ベローズ7や標識棒9の平常位置を固定している。
【0009】以上に示したものは、次のように作動す
る。もし内層ベローズ3が腐食したりして穴があいたり
したとき、内部の流体が外層ベローズ2と内層ベローズ
3との間へ流れ込み、穴4を通ってノズル5・パイプ6
から検知ベローズ7内へと流れ込む。検知ベローズ7が
上方へ膨らんでいき、標識棒9を持ち上げる。標識棒9
の上方部分が上板13の穴14から突出し、内層ベロー
ズ3に漏れが生じていることを示す。漏れているかどう
かを検査する人は、定期的に見回って標識棒9が飛び出
しているかどうかを肉眼で確かめるだけでよい。手を触
れることもなく、遠くから単に見るだけで検査をするこ
とができる。
【0010】
【考案の効果】本考案に係るベローズ型伸縮管継手にお
ける漏れ検知装置によるときは、どこにも手を触れるこ
となく、またたとえ遠くからであっても、単に肉眼で見
るだけで漏れが発生しているかどうかを容易に検知でき
る。したがって、継手の耐用年数である長期間にわたっ
て、定期的な漏れの検知作業を容易に続けることができ
る。格別の人手も必要とせず、経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
4 穴 7 検知ベローズ 9 標識棒 11 カバー体 15 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/04 G01M 3/28

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベローズを2層以上の多層にしたベロー
    ズ型伸縮管継手において、最外側のベローズの端部付近
    に穴(4)をあけ、金属製の検知ベローズ(7)の一端
    側を穴(4)と連通させて設け、検知ベローズ(7)の
    他端側はふさいでその他端側に標識棒(9)の一端側を
    連結し、検知ベローズ(7)や標識棒(9)の外周を取
    り囲む状態にしてカバー体(11)を設け、検知ベロー
    ズ(7)の先端側とカバー体(11)側との間に検知ベ
    ローズ(7)の先端側を押して検知ベローズ(7)の平
    常位置を固定するスプリング(15)を設け、内部の流
    体で腐食したりして内側のベローズに穴があいたりした
    ときに内部の流体がその穴などからベローズの間へ入り
    込み、最外側のベローズの穴(4)を通って検知ベロー
    ズ(7)内へ流入することで、検知ベローズ(7)を伸
    長させ標識棒(9)を前進させ、標識棒(9)の先端が
    カバー体(11)内から突出するようにしたベローズ型
    伸縮管継手における漏れ検知装置。
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