JP2606092B2 - 版管理システム - Google Patents

版管理システム

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JP2606092B2
JP2606092B2 JP5203672A JP20367293A JP2606092B2 JP 2606092 B2 JP2606092 B2 JP 2606092B2 JP 5203672 A JP5203672 A JP 5203672A JP 20367293 A JP20367293 A JP 20367293A JP 2606092 B2 JP2606092 B2 JP 2606092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は版管理システムに関し、
特にCASE(Computer Aided Sof
tware Engineering)によるソフトウ
ェア開発支援環境(以下、単にCASE環境という)に
おけるプログラムの導出元である仕様データの複数の版
を管理する版管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CASE環境では、ソーステキス
トのような単一のデータ構造を持つデータばかりでな
く、複数の異なるタイプのデータの複合(Compos
it)からなる仕様データによって高度に抽象化した開
発支援環境を提供するようになっている。したがって、
そのようなCASE環境においてプログラムの導出元で
ある仕様データの複数の版を管理する版管理システムで
も、従来の単一のデータ構造を持つテキストデータに加
えて、複数の異なるタイプのデータの複合からなる仕様
データに対しても複数の版を管理する効果的な手法が求
められている。
【0003】従来の版管理システムでは、仕様データに
関しても、プログラムのソーステキストと同様に、単一
のデータ構造からなるテキストデータとして管理してい
た。例えば、図8(a)に示すように、プログラムXの
第1版と第2版との間の差分を作成するときには、複数
の異なるタイプのデータが混在する場合のテキストデー
タとして扱い、ハントシマンスキのアルゴリズム等によ
って版間の差分を最小化するようにしていた。これによ
って、データ22と26、データ24と27がそれぞれ
同一になり、かつ差分の中で最大となるように、差分の
作成が行われていた(例えば、特開平2−79121号
公報等参照)。
【0004】しかし、CASE環境では、仕様データは
複数の異なるタイプのデータの複合から構成されている
ので、単一のテキストデータとして前述した手法で差分
を作成すると、異なるタイプのデータ間で同一のデータ
値がある場合には、それらが同一と扱われ、差分がとら
れることになる。つまり、仕様データには、説明文もあ
れば、プログラム手続き記述もあれば、管理用のキーワ
ード,図等も含まれているので、データ値が同じだから
といってプログラム手続き記述と説明文の内容とを同じ
ものとして扱うことはできない。
【0005】例えば、図8(b)に示すように、仕様デ
ータがタイプ1および2のデータの複合から構成されて
いる場合、版間の変更を管理するために差分を作り出す
ときに、データ211とデータ214とを比較して同一
とすべきではないことは明らかである。すなわち、複数
の異なるタイプのデータの複合からなる仕様データの差
分を作成する場合には、そのデータ構造での差分を作成
し、その後に同一タイプ内での差分を作成する必要があ
るが、従来技術ではテキストデータとして扱うので、こ
のような場合の差分の作成を行うことはできなかった。
【0006】また、従来の版管理システムでは、差分の
表示を行う場合に、仕様データの第1版と第2版との差
分は、変更位置および変更内容、つまり追加/変更/削
除を表示していた。したがって、変更内容をレビュー作
業で有効に活用するときには、全体の中で捉えることが
困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の版管理
システムでは、複数の異なるタイプのデータの複合から
なる仕様データをテキストデータとして管理していたの
で、差分の作成時に異なるタイプのデータ間で本来比較
する必要のない比較まで行われており、無意味な差分を
作成することにより、差分の精度が悪かったり、処理時
間が余分にかかる等の問題点があった。
【0008】また、差分を表示する場合にも変更部分の
みの表示であったので、差分をレビュー作業等で活用す
るときに内容が分かりにくく、差分の活用が十分に図ら
れないという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、上述の点に鑑み、CAS
E環境での複数の異なるタイプのデータの複合からなる
仕様データにおいて差分の管理を効果的に行えるように
した版管理システムを提供することにある。
【0010】さらに、本発明の他の目的は、差分をドキ
ュメント中に強調表示するようにして、版間の差分をレ
ビュー等で活用する場合に分かりやすさが向上して、差
分の活用を図れるようにした版管理システムを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の版管理システム
は、情報システムを構成するプログラムの導出元である
仕様データの複数の版を管理する版管理システムにおい
て、複数の異なるタイプのデータの複合である仕様デー
タの複数の版を管理・保管するリポジトリと、ワークス
ペースから前記リポジトリに仕様データを格納するとき
に仕様データの圧縮を行い、逆に前記リポジトリから前
記ワークスペースに仕様データを取り出すときに圧縮さ
れた仕様データの解凍を行う圧縮解凍手段と、仕様デー
タを前記リポジトリに格納するときあるいは逆に前記リ
ポジトリから取り出すときに版間の差分を仕様データに
保持されるデータのタイプ毎に管理する構成差分管理手
段と、単一なデータ構造を持つテキストデータにおける
差分を管理するテキスト差分管理手段とを有する。
【0012】また、本発明の版管理システムは、情報シ
ステムを構成するプログラムの導出元である仕様データ
の複数の版を管理する版管理システムにおいて、複数の
異なるタイプのデータの複合である仕様データの複数の
版を管理・保管するリポジトリと、ワークスペースから
前記リポジトリに仕様データを格納するときに仕様デー
タの圧縮を行い、逆に前記リポジトリから前記ワークス
ペースに仕様データを取り出すときに圧縮された仕様デ
ータの解凍を行う圧縮解凍手段と、仕様データを前記リ
ポジトリに格納するときあるいは逆に前記リポジトリか
ら取り出すときに版間の差分を仕様データに保持される
データのタイプ毎に管理する構成差分管理手段と、単一
なデータ構造を持つテキストデータにおける差分を管理
するテキスト管理手段と、仕様データのドキュメントの
出力においてドキュメント固有の表現形式の中に版間の
差分を強調表示するドキュメント手段とを有する。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る版管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。本実施例の版管
理システムは、リポジトリ1と、圧縮解凍手段2と、構
成差分管理手段3と、テキスト差分管理手段4と、ドキ
ュメント手段5と、ワークスペース6とから、その主要
部が構成されている。
【0015】図2は、仕様データの第1版および第2版
と差分との関係を例示する図である。
【0016】図3は、ドキュメントの表示例を示す図で
ある。
【0017】図4は、X仕様データの構成を示す図であ
る。図4において、X仕様データとは、Xが“O”の場
合は、リポジトリ1の解凍結果の仕様データを表し、
“N”はワークスペース6の仕様データを表す。“Δ”
は作成すべき新たな版の仕様データを表している。
【0018】図5は、構成差分管理手段3の処理の前半
をより詳細に示す流れ図である。
【0019】図6は、構成差分管理手段3の処理の後半
をより詳細に示す流れ図である。
【0020】図7は、Δ仕様データの上位ノードとの接
続処理(connect処理)をさらに詳細に示す流れ
図である。
【0021】次に、このように構成された本実施例の版
管理システムの動作について説明する。
【0022】(1) 仕様データの差分管理の例
【0023】初めに、圧縮解凍手段2は、リポジトリ1
に保持されている圧縮された仕様データを解凍し元の仕
様データに戻す。例えば、図2において、プログラムP
の第1版がこの例である。プログラムPの第1版のルー
トノードP.1は、内部構成YのノードY.1から構成
され、内部構成YはノードY0,Y1およびY2から構
成されている。さらに、ノードY0,Y1およびY2か
ら実体内容(Y0),(Y1)および(Y2)にリンク
が張られている。
【0024】次に、構成差分管理手段3は、ワークスペ
ース6上の仕様データとリポジトリ1から解凍された仕
様データとの構成情報の変更部分からなる差分を作成す
る。これは、次のような順序で行う。
【0025】 プログラムPの第2版の仕様データが
ワークスペース6のように存在するとすると、プログラ
ムPの第1版のルートノードP.1が複写され、プログ
ラムPの第2版のルートノードP.2として新しい名前
が付けられて、プログラムPの第2版のルートノード
P.2を作成する。ルートノードP.1の直下のノード
Y.1を指すリンクも複写される。つまり、ルートノー
ドP.2からは、内部構成YのノードY.1へのリンク
が保持される。逆に、内部構成YのノードY.1は、ル
ートノードP.1およびルートノードP.2への上位へ
のリンクがある。特に、断らない限り、リンクは順/逆
の方向がある。
【0026】 ルートノードP.2の配下の構成情報
の差分は、まず、プログラムPのリポジトリ1に従属す
るノードの集合とワークスペース6に従属するノード集
合とを作成し、リポジトリ1とワークスペース6との共
通ノード集合に対する処理、リポジトリ1にのみ存在し
ワークスペース6に存在しないノード集合に対する処
理、リポジトリ1に存在せずワークスペース6に存在す
るノード集合の処理を階層の上位のノードから下位のノ
ードへ処理することで実現する。
【0027】(ア) 下記の条件の評価を行い、いず
れかが満たされれば、Δ仕様データに新たな版のノード
を作成し、リポジトリ1の対応(前版)のノード配下に
保持しているリンク集合を、新規作成の版のΔノードの
配下に複写する。また、新規に作成したΔ仕様データの
上位のΔ仕様データのノードとの接続を行う。ただし、
トップレベルに関しては、かならず配下のリンクを複写
していること、また上位のノードは存在しないので、複
写処理および上位ノードとの接続はバイパスする。
【0028】・条件1: リポジトリ1またはワークス
ペース6のどちらか、あるいは両方に実体内容があるか
どうかを評価し、実体内容がある場合にはテキスト管理
手段4によってリポジトリ1とワークスペース6との差
分を作成し、かつ実体内容に差分が存在する場合
【0029】・条件2: 従属するノード集合でリポジ
トリ1にのみ存在するノード集合が空でない場合
【0030】・条件3: 従属するノード集合でワーク
スペース6にのみ存在する従属ノード集合が空でない場
【0031】(イ) ノードに従属する共通ノード集合
の処理に関して述べる。プログラムPに従属する共通の
ノード集合は、{Y}であり、共通ノード集合の要素の
個数は1個である。ノードYについてその実体内容の有
無が調べられる。いまの場合、実体内容がリポジトリ1
の側にもワークスペース6の側にも存在しないので、実
体内容の差分の作成は行われない。次に、内部構成Yの
配下のノードの有無を調べ、従属するノードがある場合
は、従属するノードの処理を行う。すなわち、処理
は、従属するノードがなくなるまで階層を深くしながら
再帰的に繰り返す。
【0032】(ウ) リポジトリ1にのみ存在しワーク
スペース6に存在しないノード集合の処理に対しては、
Δ仕様データのノードの配下に複写したリンクの中で、
該当ノードを指しているノードとのリンクを削除する。
【0033】(エ) ワークスペース6にのみ存在する
ノード集合の処理に関しては、該当ノード集合は新たに
追加されたノードであり、ワークスペース6の該当ノー
ドおよびその配下のノード集合をΔ仕様データの配下に
複写する。
【0034】上記の処理の流れをプログラム仕様Pを
例に説明すると、次のようになる。ノードPはトップレ
ベルにあるので、ノードPの配下のノードはルートノー
ドP.1の配下に保持しているリンク集合が複写されて
いるので、の(ア)はバイパスされる。ノードPを構
成するノード集合において、リポジトリ1との共通集合
{Y}、リポジトリ1のみに存在するノード集合{}、
ワークスペース6のみに存在する集合{Z}に対して行
われる。
【0035】まず、共通集合に対しては、それを構成す
るメンバに対しての処理が再帰的に繰り返される。つ
まり、ノードYの配下のノード集合の共通集合{Y1,
Y2}、リポジトリ1にのみ存在するノード集合{Y
0}、ワークスペース6側にのみ存在するノード集
合{}(該当のノードはない)が作成される。
【0036】(ア)の評価を行う。この結果、条件に該
当する(リポジトリ1にのみ存在するノード集合が空で
ない)ので、ノードY.2が新たに作成され、その配下
にノードY.1の配下に保持しているリンクが複写され
る。また、ノードY.2と上位ノードであるノードP.
2との接続がされる。
【0037】さらに、ノードY1に対して再びの処理
が行われる。この結果、ノードY1を構成する配下のノ
ード集合が作成されるが、共通ノード集合,リポジトリ
1のみに存在するノード集合,ワークスペース6にのみ
存在するノード集合がいずれも空集合であるが、ノード
Y1が実体内容を持っており、かつ実体内容に差分があ
るので、(ア)の条件が満たされる。したがって、ノー
ドY1.2が作成され、実体内容の差分がノードY1.
2に保持される。
【0038】また、ノードY1.2の上位のノードであ
るノードY.2との接続とが行われる。ノードY1の配
下には集合がないので、共通ノード集合のネストはこれ
以上深くはならず、1段前に戻る。つまり、ノードY2
の処理に移る。
【0039】共通ノード集合のメンバであるノードY2
に対しても同様な処理が行われるが、ノードY2に対し
ては配下の集合がなく、かつノードY2の実体内容にも
差分がないので、処理がバイパスされる。処理は、さら
に1段前のレベルに戻る。すなわち、ルートノードP.
1配下のノード集合でワークスペース6にのみ存在する
集合{Z}の処理が行われる。つまり、ワークスペース
6のノードZの配下のノード,リンクおよび実体内容
が、Δ仕様データ側、つまりルートノードP.2の配下
に複写される。その後、さらに1段前に戻ろうとする
が、すでにトップレベルにあるので、処理が終了する。
【0040】以下では、O仕様データ(リポジトリ1の
解凍結果)に対してN仕様データ(ワークスペース6)
を作成する例について、構成差分管理手段3の動作を詳
細に説明する。
【0041】ステップ61: N仕様データおよびO仕
様データのトップレベル、つまり階層の先頭から順に処
理する。変数iは、レベルの深さを表す。レベル0はト
ップレベルであり、レベルが一段深くなる毎に1が加算
される。Δ仕様データのルートノードΔ_N(i)を作
る。また、トップレベルに関しては、ルートノードO_
N(i)の配下に保持するリンク集合O_LinkSe
t(i)をルートノードΔ_N(i)の下にリンク集合
Δ_LinkSet(i)として複写する。そして、O
仕様データあるいはN仕様データが実体内容を持ってい
る場合には、O仕様データのルートノードO_N(i)
とN仕様データのルートノードN_N(i)との実体内
容の差分をテキスト管理手段4で作成し、ルートノード
Δ_N(i)の実体内容として保持する。
【0042】ステップ62: O仕様データのノードO
_N(i)に従属するO仕様データのノード集合O_N
odeSet(i+1)を作成し、これをノード集合P
_Oとする。同様に、N仕様データのノードN_N
(i)に従属するN仕様データのノード集合N_Nod
eSet(i+1)を作成し、これをノード集合P_N
とする。
【0043】ステップ63: 上記で作成したノード集
合P_Oとノード集合P_Nとの共通集合を共通ノード
集合P、ノード集合P_Oに存在しノード集合P_Nに
存在しないノード集合D、ノード集合P_Nに存在しノ
ード集合P_Oに存在しないノード集合Aを、ノードの
名前をキーとして論理積および論理差で作成する。
【0044】ステップ64: 以下の条件のどれかが満
たされているかどうかの判定を行う。
【0045】・条件1: ノードO_N(i)かノード
N_N(i)かのどちらか、あるいは両方に実体内容を
持つ場合に、実体内容の比較をテキスト管理手段4で行
い、差分が存在する場合
【0046】・条件2: ノード集合Dが空でない場合
【0047】・条件3: ノード集合Aが空でない場合
【0048】ステップ65: 上記が満たされていれ
ば、ノードΔ_N(i)を新規に作成し、ノードO_N
(i)とノードN_N(i)との実体内容の差分をテキ
スト管理手段4にて作成し、それをノードΔ_N(i)
の実体内容として作成するとともに、ノードO_N
(i)の配下に保持するリンク集合O_LinkSet
(i)をリンク集合Δ_LinkSet(i)の配下に
複写する。さらに、新規に作成したノードΔ_N(i)
をΔ仕様データの上位ノードと接続するconnect
処理650を行う(ただし、レベルiが0、つまりトッ
プレベルの場合は、この処理はバイパスする)。ステッ
プ65の条件が満たされないならば、配下に共通ノード
集合が存在するかどうかを評価して、存在すれば配下の
ノード処理を行うためにステップ66の処理を行う。
【0049】ステップ66: 共通ノード集合Pが空か
どうかを判断する。空であれば、ステップ71を実行
し、空でなければステップ67を実行する。
【0050】ステップ67: 共通ノード集合Pの次の
要素を1つ取り出す。
【0051】ステップ68: ステップ67の結果、共
通ノード集合Pに取り出す要素がなければ、レベルを1
つ戻るためにステップ71を実行する。要素が取り出せ
たならば、ステップ69を実行する。
【0052】ステップ69: レベルiの共通ノード集
合Pをスタックして保持しておき(後続処理で使用す
る)、レベルiを1つ加算しておく。
【0053】ステップ70: 共通ノード集合Pから取
り出した要素に対する処理を行うために、実線で囲われ
たcommon−set処理を再帰的に呼び出す。
【0054】ステップ71: レベルiは0かどうかを
評価し、レベルiが0ならばトップレベルであるので処
理を終了し、レベルiが0でなければレベルを戻すステ
ップ72を実行する。
【0055】ステップ72: レベルiを1減算する。
すなわち、1段前に戻る。
【0056】ステップ73: レベルiの共通ノード集
合Pが存在するかどうかを評価する。レベルiの共通ノ
ード集合Pが存在しなければ、ステップ71を実行し、
レベルを戻し、さらに上位レベルの共通ノード集合Pが
存在するかどうかを評価する。存在すれば、スタックに
保持されているレベルiの共通ノード集合Pの次の要素
を読み出すために、ステップ67を実行する。
【0057】ステップ650: 新規にΔ仕様ノードを
作成した場合に上位レベルのΔ仕様ノードとの接続を行
う処理を実行する。
【0058】ステップ651: 変数qを初期化(ゼロ
クリア)する。変数qは、接続すべき上位レベルのノー
ドを管理する変数である。
【0059】ステップ652: ノードO_N(i−
q)を指すノードΔ_N(i−1−q)が存在するかど
うかを評価する。変数qが0の場合は、ノードO_N
(i)の直上位レベルのノードはノードO_N(i−
1)とノードΔ_N(i−1)の両方から指されている
かどうかを評価することになる。これが真であるのは、
iが1でかつΔ仕様ノードを作成したときに本処理が呼
び出された場合だけである(iが1の場合は、トップレ
ベルがルートノードであるので、最初にΔ仕様データの
下にノードO_N(1)へのリンクを複写している)。
それ以外の場合には、レベルiの直上位としては見つか
らなくても、かならず上位のあるレベルにこのようなノ
ードは存在する(何故ならば、少なくともルートノード
の下には存在すること、および本構成モデルが木モデル
であり、上位リンクをたどることでかならず1つのルー
トノードにたどり着くからである)。
【0060】ステップ653: ステップ652の結
果、上位レベルのノードが存在しなければ、上位レベル
のノードΔ_N(i−1−q)を作成する。
【0061】ステップ654: ノードO_N(i−
q)を指す上位ノードをノード[x]O_N(i−1−
q)とすると、ノード[x]O_N(i−1−q)が実
体内容を持っていれば、ノードΔ_N(i−1−q)の
実体内容は差分無しで作成する。これは、作成したΔ仕
様データの実体内容を設定する処理である。実体内容を
持っていれば、差分はないが実体内容を持っているので
差分ゼロの実体内容を作成することを意味する。実体内
容を持っていなければ、実体内容は無しとする。
【0062】ステップ655: ノード[x]O_N
(i−1−q)のリンク集合をノードΔ_N(i−1−
q)の下に複写し、そのリンクの中でノードO_N(i
−q)を指すリンクを削除し、ノードΔ_N(i−q)
を指すように変更する。すなわち、これでノードΔ_N
(i−q)が上位レベルのΔ仕様ノードと接続される。
【0063】ステップ656: 変数qを1加算し、さ
らに上位レベルのノードと接続する処理を行う。
【0064】ステップ657: ノードO_N(i−
q)を指すノードΔ_N(i−1−q)が存在する場合
は、ノードΔ_N(i−1−q)が指しているノードO
_N(i−q)へのリンクを削除して、ノードΔ_N
(i−q)を指すリンクに変更する。
【0065】(2) 差分の強調表示の例
【0066】図3において、32および33は、リポジ
トリ1のプログラムPの第1版および第2版をそれぞれ
圧縮解凍手段2を使って復元し、ドキュメント手段5が
表示した例である。31は、第1版と第2版との差分を
強調表示した例であり、本例について説明する。
【0067】ドキュメント表示は、種々の表示がある
が、ここでは簡単にするため、ノードの内容を得て表示
する、つまり一番詳細なドキュメントを表示する例につ
いて説明する。ドキュメント手段5は、差分表示の対象
の構成差分については、構成差分管理手段3を使って認
識し、構成差分をその階層構造に基づきドキュメント上
に表示する。すなわち、31において、Y0という複合
的データの集まりは削除、Y1が更新、Y2は同じ、Z
が追加であることが分かるように、その構成の単位で差
分表示を行う。この場合、31のように削除については
構成Y0の一群全体が削除されたことが分かるように、
第1版で表示された位置に表示し、削除されたマークを
付ける。追加についても削除とほぼ同様であり、構成の
一群が追加されたことが分かるようにマークを付ける。
更新に関しては、テキスト差分管理手段4によってテキ
ストデータ、すなわちレベルでの差分を表示する。この
場合、表示する内容は第1版および第2版のどちらかが
選択されることになる。図3の例の場合は、第2版を選
択、つまり最新のドキュメントの内容の上に第1版との
差分をマークした例である。「#」は更新、「?」が追
加されたことが分かるように表示した例である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、CASE
環境で複数の異なるタイプのデータの複合からなる仕様
データを版毎に全体の仕様データの複写を持つことな
く、版のルート、あるいは任意の版を表すベースとなる
版からの差分により保持できるという効果がある。ま
た、差分はデータタイプ毎で構成により管理するので、
タイプの異なるデータを比較して差分を作ることがな
く、変更部分を正確に捉えることができるとともにスペ
ース効率が向上した版管理ができるという効果がある。
【0069】さらに、差分はドキュメント中に強調表示
できるので、版間の変更をソフトウェアのレビュー等で
活用する場合に分かりやすさが向上して、差分の活用を
向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る版管理システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例の版管理システムにおいて仕様データ
の差分管理を例示する図である。
【図3】本実施例の版管理システムにおいて差分のドキ
ュメント表示を例示する図である。
【図4】本実施例の版管理システムにおける仕様データ
の構造を説明する図である。
【図5】図1中の構成差分管理手段の処理の前半を説明
する図である。
【図6】図1中の構成差分管理手段の処理の後半を説明
する図である。
【図7】図5中のΔ仕様データの上位ノードとの接続処
理(connect処理)を示す流れ図である。
【図8】(a)および(b)は従来の技術を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 リポジトリ 2 圧縮伸張手段 3 構成差分管理手段 4 テキスト差分管理手段 5 ドキュメント手段 6 ワークスペース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報システムを構成するプログラムの導
    出元である仕様データの複数の版を管理する版管理シス
    テムにおいて、 複数の異なるタイプのデータの複合である仕様データの
    複数の版を管理・保管するリポジトリと、 ワークスペースから前記リポジトリに仕様データを格納
    するときに仕様データの圧縮を行い、逆に前記リポジト
    リから前記ワークスペースに仕様データを取り出すとき
    に圧縮された仕様データの解凍を行う圧縮解凍手段と、 仕様データを前記リポジトリに格納するときあるいは逆
    に前記リポジトリから取り出すときに版間の差分を仕様
    データに保持されるデータのタイプ毎に管理する構成差
    分管理手段と、 単一なデータ構造を持つテキストデータにおける差分を
    管理するテキスト差分管理手段とを有することを特徴と
    する版管理システム。
  2. 【請求項2】 情報システムを構成するプログラムの導
    出元である仕様データの複数の版を管理する版管理シス
    テムにおいて、 複数の異なるタイプのデータの複合である仕様データの
    複数の版を管理・保管するリポジトリと、 ワークスペースから前記リポジトリに仕様データを格納
    するときに仕様データの圧縮を行い、逆に前記リポジト
    リから前記ワークスペースに仕様データを取り出すとき
    に圧縮された仕様データの解凍を行う圧縮解凍手段と、 仕様データを前記リポジトリに格納するときあるいは逆
    に前記リポジトリから取り出すときに版間の差分を仕様
    データに保持されるデータのタイプ毎に管理する構成差
    分管理手段と、 単一なデータ構造を持つテキストデータにおける差分を
    管理するテキスト管理手段と、 仕様データのドキュメントの出力においてドキュメント
    固有の表現形式の中に版間の差分を強調表示するドキュ
    メント手段とを有することを特徴とする版管理システ
    ム。
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