JP4494556B2 - 統合文書管理システム、情報処理装置、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は統合文書管理システム、情報処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係り、特にLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続された複数のコンピュータの夫々が有する複数の文書管理データベースを統合的に管理する統合文書管理システム及び情報処理装置、並びにそのような機能を実現させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、LAN等のネットワークに接続されたサーバーコンピュータに存在する文書管理データベースに、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータを介してアクセスすることによって、文書管理データベースに蓄積されている文書データを管理操作することが行われている。
【0003】
図1に、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータから、ネットワークに接続されたサーバーコンピュータが有する文書管理データベースにアクセスすることによって得られた画面の表示内容を示す。
画面は大きく3つの領域(M1,V1,V2)に分れ、領域M1にはユーザが操作指示を行うためのメニューが表示され、領域V1にはアクセスした文書管理データベース(文書管理データベース1)のデータ管理ツリー(キャビネットやフォルダがツリー状となったもの)が表示され、領域V2には領域V1で選択されたキャビネットもしくはフォルダF1に格納されている文書(文書1〜文書8)が表示されている。ユーザはこの画面に対しマウス等を使用して文書やフォルダを選択したり、ドラッグ&ドロップを行ったり、メニューを選択することにより、文書管理データベースに対して様々な処理を指示することが出来る。
【0004】
具体的にはクライアントコンピュータにインストールされている文書操作クライアントソフトウェアを起動させることによって、ユーザの指示内容に従ってクライアントソフトウェアから、サーバーコンピュータに存在する文書管理データベースのサーバーソフトウェアに命令が出され、それに従ってサーバーソフトウェアは文書管理データベースのデータを処理する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術によれば、ユーザが複数のサーバーコンピュータに存在する異なる複数の文書管理データベースにアクセスするためには、異なる複数の文書管理データベースの夫々に対応した文書操作クライアントソフトウェアを起動する必要があった。即ち、サーバーコンピュータ1に存在する文書管理データベース1にアクセスするためには対応する文書操作クライアントソフトウェア1を起動し、サーバーコンピュータ2に存在する文書管理データベース2にアクセスするためには対応する文書操作クライアントソフトウェア2を起動しなければならなかった。
【0006】
すなわち、文書管理データベース毎にデータの保存形式(ツリー状保存形式、時系列保存形式等)、インタフェース(文書操作クライアントソフトウェアとサーバーソフトウェアとの間の情報のやりとりの方式)、扱うデータの種類(画像データ、数値データ等)等が異なるため、各文書管理データベース用に設計された文書操作クライアントソフトウェアを使用しないとその文書管理データベースにアクセスすることが出来なかった。
【0007】
これは、例えばマイクロソフト社のAccessというデータベースソフトウェアで作成したデータベースとロータス社のアプローチというデータベースソフトウェアで作成したデータベースとがあった場合、Accessではアプローチで作成したデータベースにはアクセス出来ないし、逆にアプローチではAccessで作成したデータベースにはアクセス出来ないという現象と同様の現象である。
【0008】
又、異なる文書管理データベース間のデータの受け渡しなども、ソフトウェアの仕様の違いによりうまく行かない場合が多かった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、アプリケーション(ユーザーインタフェース)と複数の異なる文書管理データベースとを接続する仕組みを提供することを目的とする。
【0009】
又、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、アプリケーションで文書を操作する際に、接続されている文書管理データベースの種類を意識することなく文書操作を可能にする仕組みを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、統合文書管理システムは、複数のデータベースと、複数のデータベース毎に設けられ、データベースのデータを処理する複数のデータ処理手段と、 ユーザに対するインターフェイスを提供するユーザーインタフェースと、ユーザーインタフェースと複数のデータ処理手段の各々との接続を担う接続手段と、を有し、各接続手段はユーザーインタフェースに対し統一された構成のインターフェイスを有し、ユーザーインタフェースからの命令を、対応する文書管理データベースのインターフェイス仕様にあわせて変換する手段と、ユーザーインタフェースのデータ仕様と、対応する文書管理データベースのデータ仕様に応じて、ユーザーインタフェースと文書管理データベース間で受け渡しされるデータを変換する手段と、を有してなり、各接続手段は、文書管理データベースのデータを操作する命令に対応づけて文書管理データベースに対し該命令が許可されているか否かを示す命令許否情報を有し、ユーザーインタフェースは前記命令許否情報を操作対象の文書管理データベースに対応する接続手段から取得し、各接続手段はユーザーインタフェースとは別プログラムとして構成され、ユーザーインタフェースは前記複数のデータベースの各々に対応する接続手段と接続及び切断を行う手段を有し、ユーザーインタフェースは、複数の文書管理データベースの階層構造を一覧表示し、かつ、各文書管理データベースにそれぞれ異なる図形を対応づけ、階層構造を前記図形を用いて表示する、ことを特徴とする。
接続手段を介してユーザーインタフェースと複数の文書管理データベースとを接続することが可能となり、ユーザーインタフェースを介して複数の文書管理データベースに格納された文書を統合的に管理し操作することが出来る。又、異なる文書管理データベース間の文書の移動等も可能となる。又各接続手段がユーザーインタフェースに対し統一された構成のインタフェースを有するため、ユーザーインタフェースを介して複数の文書管理データベースに格納された文書を操作する際に、接続された文書管理データベースの種類を意識することなく文書を操作することが可能となる。又、文書管理データベースの種類を意識せずにユーザーインタフェースを設計することが出来る。
また、ユーザーインタフェースは各文書管理データベースに対応する接続手段の接続及び切断を行う構成を有するため、接続手段を介してユーザーインタフェースと文書管理データベースとをダイナミックに接続したり切断したりすることが可能である。したがって、使用する文書管理データベースのみをユーザーインタフェースに接続し、接続された文書管理データベースに関するデータのみを表示させることが可能である。
【0011】
又、請求項2に記載の統合文書管理システムでは、請求項1に記載の統合文書管理システムにおいて、ユーザーインタフェースは、複数のデータベースに関するデータを表示させる表示手段と、複数のデータベースのデータの処理を指示する指示手段とを有するため、ユーザーインタフェースを介して容易に複数の文書管理データベースに格納された文書を統合的に管理し操作することが出来る。又、異なる文書管理データベース間の文書の移動等も容易に可能となる。
【0014】
また、本発明の一形態において、ユーザーインタフェースは文書管理データベースのデータを操作する命令が該文書管理データベースでサポートされているか否かの情報を該文書管理データベースに対応する接続手段から取得する構成を有するため、ユーザーインタフェース側で操作命令が文書管理データベースにおいてサポートされているか、あるいは許可されているかどうかを知ることが出来、このようにしてユーザーインタフェース側で接続されている文書管理データベースのデータ処理機能(Capability)に関する情報を取得することが出来る。
【0015】
また、本発明の一形態において、ユーザーインタフェースが文書管理データベースのデータを図形で表示させる際に使用する図形データを、該文書管理データベースに対応する接続手段から取得する構成を有するため、複数の文書管理データベースを扱う場合、夫々の文書管理データベースのデータを表示させる際に使用する図形要素(フォルダを示すアイコン、文書を示すサムネイル等)を文書管理データベース毎に特有のものにすることが出来、ユーザにとって分かりやすい表示を実現出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例の統合文書管理システムについて、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図2は本発明の一実施例の統合文書管理システムのシステム構成例を示す。
このシステムでは、ネットワークN1(例えばLAN)に複数のコンピュータC1(サーバーコンピュータ),C2(サーバーコンピュータ),C3(クライアントコンピュータ)が接続されており、コンピュータC1には文書管理データベース1が存在し、コンピュータC2には文書管理データベース2が存在し、コンピュータC3には文書管理データベース3が存在する。文書管理データベース1、2、3は、夫々のデータの処理を行うサーバーソフトウェアを夫々有する。コンピュータC1,C2,C3はネットワークN1により接続されている。
【0024】
コンピュータC3には文書管理ソフトウェア(ユーザーインターフェース)T1,文書管理接続プログラムP1,P2,P3がインストールされている。統合文書管理ソフトウェアT1は文書管理接続プログラムP1によって文書管理データベース1にアクセスすることが出来る。同様に、統合文書管理ソフトウェアT1は文書管理接続プログラムP2によって文書管理データベース2にアクセスすることが出来る。同様に、統合文書管理ソフトウェアT1は文書管理接続プログラムP3によって文書管理データベース3にアクセスすることが出来る。
【0025】
ここで、統合文書管理ソフトウェアT1,各文書管理接続プログラムP1,P2,P3はクライアントコンピュータC3のハードディスク装置等の記憶装置に格納されており、クライアントコンピュータC3のCPUによって夫々の命令が実行されることによって、クライアントコンピュータC3にインストールされたOS(Operating System)の制御、管理の下で、クライアントコンピュータC3のROM、RAM等のメモリを適宜使用して動作する。各文書管理データベース1、2、3のサーバーソフトウェア及びデータベースは、夫々のコンピュータ(サーバーコンピュータC1,C2及びクライアントコンピュータC3)のハードディスク装置等の記憶装置に格納されている。各サーバーソフトウェアは夫々のコンピュータのCPUによって夫々の命令が実行されることによって、夫々のコンピュータにインストールされたOSの制御、管理の下で、夫々のコンピュータのROM、RAM等のメモリを適宜使用して動作する。
【0026】
尚、上記の構成例に限らず、ネットワークに更に多数のクライアントコンピュータ、サーバーコンピュータが接続され、各々のクライアントコンピュータに文書管理データベース、統合文書管理ソフトウェア、文書管理接続プログラムが存在し、各々のサーバーコンピュータに文書管理データベースが存在している例、クライアントコンピュータには統合文書管理ソフトウェアと文書管理接続プログラムのみ存在し文書管理データベースは存在しない例、等に対しても本発明が適用できることは言うまでもない。
【0027】
図3にクライアントコンピュータC3の画面の表示内容の一例を示す。
画面は大きく3つの領域(M1,V1,V2)に分れ、領域M1にはユーザが操作指示を行うためのメニューが表示され、領域V1にはアクセスした文書管理データベース1のデータ管理ツリー(キャビネットやフォルダがツリー状となったもの)D1,文書管理データベース2のデータ管理ツリーD2及び文書管理データベース3のデータ管理ツリーD3が表示され、領域V2には領域V1で選択されたキャビネットもしくはフォルダF1に格納されている文書(文書1〜文書8)が表示されている。ユーザはこの画面に対しマウス等を使用して文書やフォルダを選択したり、ドラッグ&ドロップを行ったり、メニューを選択することにより、文書管理データベースに対して様々な処理を指示することが出来る。統合文書管理ソフトウェアT1は、ユーザの指示内容を文書管理接続プログラムP1,P2,P3を介して文書管理データベース1、2、3のデータを操作することが出来る。
【0028】
各文書管理接続プログラムP1,P2,P3は夫々統合文書管理ソフトウェアT1に共通のインタフェースを持つ。つまり、例えば文書のコピーをするときに使用される”CopyDocuments”命令、文書の移動を行うときに使用される”MoveDocuments”命令といった、共通の命令がインプリメントされている。又、統合文書管理ソフトウェアT1で扱う文書、フォルダ(キャビネット)には文書管理接続プログラムP1,P2,P3がID番号を付けており、文書管理接続プログラムに命令を出すときは、文書、フォルダを指示するためにそのID番号を指定する(図11参照)。
【0029】
各文書管理接続プログラム(例えばP2)では、それが接続する文書管理データベース(この例の場合、2)のインタフェース仕様に合わせて、”CopyDocuments”等の命令を変換し、その変換された命令セットによって文書管理データベース(この例の場合、2)を操作する。
図4に,文書管理接続プログラムP1,P2,P3の各々の大略の機能ブロック図を示す。
【0030】
各文書管理接続プログラムは、命令解釈部11、命令変換部12及び命令指示部13を含む。
命令解釈部11は統合文書管理ソフトウェアT1から指示された命令を解釈し、その解釈結果を命令変換部12に渡す。命令変換部12は命令解釈部11から渡された命令の解釈結果を使用し、それが接続する文書管理データベース(1,2又は3)のインタフェース仕様に合わせて、指示された命令を、その文書管理データベース用の命令セットに変換する。命令出力部13はこの命令セットでその文書管理データベースのサーバーソフトウェアに指示を出す。このように、各文書管理接続プログラムは直接的には夫々の文書管理データベースのサーバーソフトウェアと接続される。
【0031】
又、各文書管理接続プログラムが、それが接続する対応する文書管理データベースからデータを受け取った場合には、命令指示部13はデータ解釈部として機能し、受け取ったデータを解釈して解釈結果を命令変換部12に渡す。命令変換部12は、この場合データ変換部として機能し、受け取ったデータを、統合文書管理ソフトウェアT1のインタフェース仕様に合わせて、統合文書管理ソフトウェアT1用のデータに変換し、変換結果を命令解釈部11に渡す。命令解釈部11は、この場合、データ出力部として機能し、変換結果のデータを統合文書管理ソフトウェアT1に渡す。例えば、文書管理データベースから受け取ったデータがデータベース内のデータ保存形態のデータであり、その保存形態が時系列にフォルダが配列された形態である場合、文書管理接続プログラムは、この保存形態データを年、月、日等を基準にしてツリー状にフォルダを再配列することによってツリー状の保存形態データに変換し、統合文書管理ソフトウェアT1に渡す。
【0032】
図5に統合文書管理ソフトウェアT1の大略の機能ブロック図を示す。
統合文書管理ソフトウェアT1は、表示・操作部21、表示データ管理部22、接続文書管理データベース管理部23、インタフェース部24を含む。
表示・操作部21は表示データ管理部22で管理されたデータをクライアントコンピュータC3の画面に表示し、クライアントコンピュータC3のマウス、キーボード等の入力デバイスを介してユーザからの指示を受ける。表示データ管理部22はクライアントコンピュータC3の画面に表示させるデータを管理する。接続文書管理データベース管理部23は統合文書管理ソフトウェアT1に接続されている、即ち統合文書管理ソフトウェアT1がメモリにロードして使用している文書管理接続プログラムを管理する。インタフェース部24は統合文書管理ソフトウェアT1と、接続されている文書管理接続プログラムとの間の情報の受け渡しを行う。
【0033】
図6に表示データ管理部22が管理するデータを示す。
(a)はクライアントコンピュータC3の画面の領域V1に表示させるデータを示す。即ち、文書管理接続プログラムP1,P2,P3によって統合文書管理ソフトウェアT1に接続された文書管理データベース1,2,3のフォルダに関するデータ(フォルダID、フォルダ名、フォルダアイコン)がフォルダ毎に管理され、更にそれらが各文書管理データベース毎に管理されている。(b)はクライアントコンピュータC3の画面の領域V2に表示させるデータを示す。即ち、画面の領域V1に表示されたフォルダの中でユーザに選択されたフォルダに格納された文書に関するデータ(文書ID、文書名、頁数、文書サムネイル)が文書毎に管理されている。
【0034】
図7に接続文書管理データベース管理部23で管理するデータを示す。
ここでは、文書管理接続プログラムP1,P2,P3によって統合文書管理ソフトウェアT1に接続された文書管理データベース1,2,3に関するデータ(データベース名、データベースID)及びその文書管理接続プログラムP1,P2,P3のIDが各文書管理データベース1,2,3毎に管理されている。
【0035】
図8に、クライアントコンピュータC3の画面の領域V1にデータを表示させるための動作のフローチャートを示す。
まずステップS1(以下「ステップ」の記載を省略する)でクライアントコンピュータC3が起動されると、S2で、統合文書管理ソフトウェアT1の表示データ管理部22は、接続文書管理データベース管理部23に管理されている各文書管理接続プログラムP1,P2,P3に対してフォルダ一覧を示すデータを要求する。次にS3で、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3ではこのフォルダ一覧データ要求命令を、夫々が接続された対応する文書管理データベース1,2,3夫々のインタフェース仕様に合わせて、対応する命令セットに変換し、夫々の文書管理データベース1,2,3に与える。例えば文書管理接続プログラムP2では、フォルダ一覧データ要求命令を、接続された対応する文書管理データベース2のインタフェース仕様に合わせて、対応する命令セットに変換し、これを文書管理データベース2に与える。
【0036】
次にS4では、各文書管理データベース1,2,3のサーバーソフトウェアが、与えられた命令セットに従って、夫々のデータベース1,2,3に格納されたフォルダの一覧のデータを、接続された対応する夫々の文書管理接続プログラムP1,P2,P3に渡す。次にS5では、夫々の文書管理接続プログラムP1,P2,P3が、フォルダ一覧のデータを、統合文書管理ソフトウェアT1のインタフェース仕様に合わせて、対応するデータに変換し、変換されたデータを統合文書管理ソフトウェアT1に渡す。S6では、統合文書管理ソフトウェアT1の表示データ管理部22が、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3から渡された各文書管理データベース1,2,3のフォルダ一覧のデータを管理し(図6(a)参照)、S7では表示・操作部21が、クライアントコンピュータC3の画面の領域V1に、表示データ管理部22に管理された各文書管理データベース1,2,3のフォルダ一覧(管理ツリー)D1,D2,D3を表示させる(図3参照)。
【0037】
図9に、クライアントコンピュータC3の領域V2に文書一覧のデータを表示させるための動作のフローチャートを示す。
まず、S11で、ユーザがクライアントコンピュータC3の領域V1に表示された各文書管理データベース1,2,3のフォルダ一覧から、マウスクリック等によって任意のフォルダ(例えば、文書管理データベース2内の、あるフォルダ)を選択する。次にS12で統合文書管理ソフトウェアT1の表示データ管理部22は、自らが管理しているフォルダ一覧のデータから、ユーザによって選択されたフォルダが属する文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース2)を特定する。次にS13で、接続文書管理データベース管理部23は、自らが管理している各文書管理データベース1,2,3及びそれらを統合文書管理ソフトウェアT1に接続している文書管理接続プログラムP1,P2,P3のデータから、S12で特定された文書管理データベースを統合文書管理ソフトウェアT1に接続している文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP2)を特定する。次にS14では、表示データ管理部22は、S13で特定された文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP2)に対して、その文書管理接続プログラムが接続している文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース2)内の、S11で選定されたフォルダに格納された文書の一覧を示すデータを要求する。
【0038】
次にS15で、このフォルダ内文書一覧のデータを要求された文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP2)は、その要求の命令を、接続している対応した文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース2)のインタフェース仕様に合わせて、対応する命令セットに変換し、その命令セットをその文書管理データベースに与える。S16では、その命令セットを受けた文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース2)のサーバーソフトウェアが、その命令セットの内容に従って、要求されたフォルダ内に格納された文書の一覧を示すデータをその文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP2)に渡す。
【0039】
次にS17で、フォルダの文書一覧を示すデータを受けた文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP2)は、そのデータを統合文書管理ソフトウェアT1のインタフェース仕様に合わせて、対応するデータに変換し、変換された文書一覧のデータを統合文書管理ソフトウェアT1に渡す。S18では、表示データ管理部22が、渡された文書一覧のデータを管理する(図6(b)参照)。次にS19で、表示・操作部21は、このようにして表示データ管理部22で管理された文書一覧のデータをクライアントコンピュータC3の画面の領域V2に表示させる。
【0040】
図10に、クライアントコンピュータC3の領域V2に表示された文書一覧のデータを更新する(例えば、文書管理データベース2の中のある1つのフォルダの文書一覧が画面の領域V2に表示されている状態から、それに代わって、文書管理データベース3の中のある1つのフォルダの文書一覧が画面の領域V2に表示されるようにする)ための動作のフローチャートを示す。
【0041】
まず、S21で、ユーザがクライアントコンピュータC3の領域V1に表示された各文書管理データベース1,2,3のフォルダ一覧から、マウスクリック等によって任意のフォルダ(この例の場合、文書管理データベース3内の、ある一つのフォルダ)を選択する。次にS22で統合文書管理ソフトウェアT1の表示データ管理部22は、自らが管理しているフォルダ一覧のデータから、ユーザによって選択されたフォルダが属する文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース3)を特定する。次にS23で、接続文書管理データベース管理部23は、自らが管理している各文書管理データベース1,2,3及びそれらを統合文書管理ソフトウェアT1に接続している文書管理接続プログラムP1,P2,P3のデータから、S22で特定された文書管理データベースを統合文書管理ソフトウェアT1に接続している文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP3)を特定する。次にS24では、接続文書管理データベース管理部23は、S23で特定された文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP3)に対して、その文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP3)が接続している文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース3)内の、S21で選定されたフォルダに格納された文書の一覧を示すデータを要求する。
【0042】
次にS25で、このフォルダ内文書一覧のデータを要求された文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP3)は、その要求の命令を、接続している対応した文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース3)のインタフェース仕様に合わせて、対応する命令セットに変換し、その命令セットをその文書管理データベースに与える。S26では、その命令セットを受けた文書管理データベース(この例の場合、文書管理データベース3)のサーバーソフトウェアが、その命令セットの内容に従って、要求されたフォルダ内に格納された文書の一覧を示すデータをその文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP3)に渡す。
【0043】
次にS27で、フォルダの文書一覧を示すデータを受けた文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プログラムP3)は、そのデータを統合文書管理ソフトウェアT1のインタフェース仕様に合わせて、対応するデータに変換し、変換された文書一覧のデータを統合文書管理ソフトウェアに渡す。S28では、表示データ管理部22が、渡された文書一覧のデータを、それまで管理していた文書一覧のデータに代えて管理する(この例の場合、文書管理データベース2の中のある1つのフォルダの文書一覧が管理されていた状態から、それに代わって、文書管理データベース3の中のある1つのフォルダの文書一覧が管理される)。次にS29で、表示・操作部21は、このようにして表示データ管理部22で新たに管理された文書一覧のデータを、それまで表示されていたデータに代わってクライアントコンピュータC3の画面の領域V2に表示させることによって、領域V2の表示内容を更新する。
【0044】
図11に、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3にインプリメントされている命令の一覧を示す。
前述の如く、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3は夫々統合文書管理ソフトウェアT1に共通のインタフェースを持つ。つまり、例えば文書のコピーをするときに使用される”CopyDocuments”命令、文書の移動を行うときに使用される”MoveDocuments”命令といった、共通の命令がインプリメントされている。又、統合文書管理ソフトウェアT1で扱う文書、フォルダ(キャビネット)には文書管理接続プログラムP1,P2,P3がID番号を付けており、文書管理接続プログラムに命令を出すときは、文書、フォルダを指示するためにそのID番号を指定する。
【0045】
各文書管理接続プログラム(例えばP2)では、それが接続する文書管理データベース(この例の場合、2)のインタフェース仕様に合わせて、”CopyDocuments”等の命令を変換し、その変換によって得られた命令セットでサーバーソフトウェアを介して文書管理データベース(この例の場合、2)を操作する。
【0046】
このように各文書管理接続プログラムP1,P2,P3が夫々統合文書管理ソフトウェアT1に共通のインタフェースを持つようにすることによって、即ち各文書管理接続プログラムP1,P2,P3と統合文書管理ソフトウェアT1との間の接続インタフェースを統一することによって、統合文書管理ソフトウェアT1で文書管理データベース1,2,3の文書を操作する際に、接続されている文書管理データベース1,2,3の種類を意識することなく文書操作を行うことが可能となる。
【0047】
図12に統合文書管理ソフトウェアT1と各文書管理接続プログラムP1,P2,P3との接続、切断を行うためのダイアログ・ボックス(以下、「接続指示ダイアログ・ボックス」と称する)を示す。この接続指示ダイアログ・ボックスは統合文書管理ソフトウェアT1の表示データ管理部22で管理されており、ユーザからの指示によってクライアントコンピュータC3の画面に表示される。
【0048】
図13は、接続指示ダイアログ・ボックスの操作の際の動作のフローチャートを示す。
まずS101で、ユーザが接続指示ダイアログ・ボックスを表示させるための操作を行う。その結果、S102にて、接続文書管理データベース管理部23は、OS管理下の特定のフォルダをサーチし、そこで統合文書管理ソフトウェアT1に接続されていない(メモリにロードされていない)文書管理接続プログラム(例えば、P2)を見つけ、その文書管理接続プログラムを一時的に統合文書管理ソフトウェアT1に接続する(メモリにロードする)。そして、S103にて、接続文書管理データベース管理部23は、そのようにして接続した文書管理接続プログラム(この例の場合、P2)に、その文書管理接続プログラムが接続する対応する文書管理データベース(この例の場合、2)を尋ね、その文書管理データベース及びその文書管理接続プログラムに関するデータを未接続文書管理データとして一時的に管理する。
【0049】
そしてS104にて、表示・操作部21は、接続文書管理データベース管理部23が管理しているデータにより、統合文書管理ソフトウェアT1に接続されている文書管理データベース(この例の場合、1,3)の一覧、及び接続されていない(実際には一時的に接続されてはいるが、接続文書管理データベース管理部23にて未接続文書管理データとして管理されているため、接続されていないものと見なされる)文書管理データベース(この例の場合、2)の一覧を含む接続指示ダイアログ・ボックスを表示させる(図12参照)。
【0050】
そこでユーザがこのように表示された接続指示ダイアログ・ボックス上で任意の文書管理データベースの接続・切断を指示する操作を行う(S105)。そして最後にユーザによって「OK」ボタンがクリックされると、S106にて、操作・表示部21は接続指示ダイアログ・ボックスの表示を終了し、接続文書管理データベース管理部23が、S105で接続指示されていない、あるいは切断指示された文書管理データベースに対応する文書管理接続プログラムを統合文書管理ソフトウェアT1から切断し(メモリからアンロードし)、その文書管理接続プログラム及び対応する文書管理データベースに関するデータを自らが管理するデータから削除する。
【0051】
統合文書管理ソフトウェアT1と各文書管理接続プログラムP1,P2,P3とは別モジュールとなっており(例えば統合文書管理ソフトウェアT1が実行ファイル(.exe)であり、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3は夫々DLL(ダイナミック・リンク・ライブラリ)ファイル(.dll)である)、図12に示す接続指示ダイアログ・ボックスを使用してユーザはダイナミックに各文書管理接続プログラムP1,P2,P3の統合文書管理ソフトウェアT1に対する接続、切断を個々に行うことが出来る。即ち、統合文書管理ソフトウェアT1は、ユーザの指示に従って、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3を個々にメモリにロード、又はメモリからアンロードする。
【0052】
図12は、一例として、ユーザが文書管理接続プログラムP1,P3を統合文書管理ソフトウェアT1に接続し、文書管理接続プログラムP2を統合文書管理ソフトウェアT1から切断するということを指示する操作を行った状態を示す。このような操作を行うことによって、図14に示す如く、クライアントコンピュータC3の画面の領域V1には、文書管理データベース1及び3の夫々のフォルダ一覧(管理ツリー)D1,D3のみが表示されることになる。
【0053】
図15に、文書管理接続プログラム(P1,P2,P3の内のいずれでもよい)を統合文書管理ソフトウェアT1から切断するための動作のフローチャートを示す。
まずS31で、ユーザが、例えば図12に示される如くの接続指示ダイアログ・ボックスを使用して任意の文書管理データベース(例えば、3)を切断するということを指示する操作を行う。S32では統合文書管理ソフトウェアT1の接続文書管理データベース管理部23が切断を指示された文書管理データベースを接続している文書管理接続プログラム(この例の場合、P3)を特定し、S33で、その文書管理接続プログラムを統合文書管理ソフトウェアT1から切断する(メモリからアンロードする)。
【0054】
次に、S34で、接続文書管理データベース管理部23は、自らが管理するデータ(図7参照)から切断された文書管理接続プログラム(この例の場合、P3)及びそれが接続していた対応する文書管理データベース(この例の場合、3)に関するデータを削除する。S35では、表示データ管理部22が、自らが管理するデータから、その文書管理データベースに関するデータを削除する。S36では表示・操作部21が、表示データ管理部22の管理から削除されたデータ(この例の場合、文書管理データベース3のフォルダ管理ツリーD3)を画面から削除させる。
【0055】
図16に、文書管理接続プログラム(P1,P2,P3の内のいずれでもよい)を統合文書管理ソフトウェアT1に接続するための動作のフローチャートを示す。
まずS41で、ユーザが、例えば図12に示される如くの接続指示ダイアログ・ボックスを使用して任意の文書管理データベースを接続するということを指示する操作を行う(例えば文書管理データベース1、3が既に接続されており文書管理データベース2が切断されている状態で、文書管理データベース2を接続する操作を行ったとする)。S42では、統合文書管理ソフトウェアT1の接続文書管理データベース管理部23が接続を指示された文書管理データベース(この例の場合、2)を接続している(上述の如く、接続文書管理データベース管理部23にて未接続文書管理データとして管理されているため接続されていないと見なされているが、実際には一時的に接続している)文書管理接続プログラム(この例の場合、P2)を特定する。
【0056】
次にS43では、接続文書管理データベース管理部23は、自らが管理するデータ(図7参照)に、S42で特定された文書管理接続プログラム(この例の場合、P2)及びそれが接続している対応する文書管理データベース(この例の場合、2)に関するデータを追加するとともに、それまで未接続文書管理データとして管理されていたデータを削除する。この結果、それまで接続されていないと見なされていた文書管理データベース(この例の場合、2)が、接続されていると見なされるようになる。S44では、表示データ管理部22が、自らが管理するデータに、その文書管理データベースに関するデータを追加する。S45では表示・操作部21が、表示データ管理部22の管理するデータに追加されたデータ(この例の場合、文書管理データベース2のフォルダ管理ツリーD2)をクライアントコンピュータC3の画面の領域V1に追加表示させる。
【0057】
尚、S44で、表示データ管理部22が新たに接続された(実際には接続指示ダイアログ・ボックスの表示時に一時的に接続されたが接続されていないと見なされており、S43にて接続されていると見なされるようになった)文書管理データベース(この例の場合、2)のデータを自らが管理するデータに追加するために、図8のS2〜S5の動作と同様の、データを文書管理データベースから取得する動作が行われる。但し、S2〜S5では接続文書管理データベース管理部23に管理されている全ての文書管理接続プログラム(P1,P2,P3)にデータを要求して取得したが、この場合には新たに接続された文書管理プログラム(この例の場合、P2)のみにデータを要求して取得する。
【0058】
又、図8のクライアントコンピュータC3の画面の領域V1にデータを表示させる動作において、あらかじめ図12に示す接続指示ダイアログ・ボックスにおいて全ての文書管理データベース(1、2、3)の接続を指示する操作がなされており、S1でクライアントコンピュータC3が起動されると、S2の前に、統合文書管理ソフトウェアT1の接続文書管理データベース管理部23は、自らが管理するデータに、全ての文書管理接続プログラム(P1,P2,P3)及び対応する文書管理データベース(1、2、3)に関するデータを既接続文書管理データとして含め、もって全ての文書管理データベースが統合文書管理ソフトウェアT1に接続されていると見なされるようにして管理するものとする。
【0059】
上述の如く、本発明によれば、ユーザは、使用する文書管理データベースのみ接続することが可能となる。
上述の如く、各文書管理接続プログラム(P1,P2,P3)は夫々統合文書管理ソフトウェアT1に共通のインタフェースを有するため、各々に一般的な文書管理データベースを操作するのに必要な操作命令が全てインプリメントされている。しかしながら接続されている文書管理データベースは様々な規模、種類、運用方法を有するため、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3にインプリメントされている命令全てが有効であるとは限らない(例えば文書管理データベース1では文書名変更が出来ない)。又、統合文書管理ソフトウェアT1の運用仕様として、ある操作を実行不可にするように制限したい場合がある(例えば文書管理データベース2では文書削除を実行不可にしたい場合がある)。 本発明では、そのような事態に対処するために、統合文書管理ソフトウェアT1が各文書管理接続プログラムP1,P2,P3に出す操作命令が、夫々それに対応する文書管理データベース1、2、3に対して有効な(即ち各文書管理データベース1、2、3でサポートされた命令(Capability)か)、あるいは許可された命令であるかを、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3に尋ねることが出来る。即ち、各文書管理接続プログラムにインプリメントされた各命令が夫々の文書管理データベース1、2、3によってサポートされた、又は許可された命令であるかという情報を各文書管理接続プログラムから取得出来る。図17に示す如く、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3には、設計時に、インプリメントされた命令が実行可能か否かの設定がなされる。
【0060】
図18に、文書削除時の動作のフローチャートを示す。
S51では、ユーザがクライアントコンピュータC3の画面上で任意の文書管理データベース内の任意のフォルダの中の任意の文書(例えば文書管理データベース3に属するあるフォルダに格納されたある文書)を選択し、その文書を削除する操作を行う。S52では、統合文書管理ソフトウェアT1の表示データ管理部22が選択された文書の属する文書データベース(この例の場合、3)を特定する。S53では、接続文書管理データベース管理部23が、特定された文書管理データベースを接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P3)を特定する。S54では接続文書管理データベース管理部23が、特定された文書管理接続プログラムに文書削除の操作の可否を尋ねる。
【0061】
もし、尋ねた結果が「否」の場合(S55のNO)、S56でクライアントコンピュータC3の画面に「エラー」の旨の表示を出させ、この動作を終了する。もし尋ねた結果が「可」の場合(S55のYES)、S57で、接続文書管理データベース管理部23は特定された文書管理接続プログラム(この例の場合、P3)に対してS51で選択された文書を削除する命令を与える。(この例の場合、特定されたのが文書管理接続プログラムP3であるため、図17(c)に示す如く、文書削除(DeleteDocument)が「可」であるので、S57が実行される。)
S58で、文書管理接続プログラム(この例の場合、P3)は、与えられた命令を、接続している対応する文書管理データベース(この例の場合、3)のインタフェースの仕様に合うように、対応する命令セットに変換し、その文書管理データベースに与える。S59では、その命令セットを受けた文書管理データベース(この例の場合、3)のサーバーソフトウェアがその命令セットの内容に従ってS51で選択されたあるフォルダのある文書を削除する。S60で、そのサーバーソフトウェアはその文書を削除した旨の情報を、接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P3)に与える。
【0062】
S61で、その情報を受けた文書管理接続プログラムはその情報を統合文書管理ソフトウェアT1のインタフェース仕様に合うように、対応する情報に変換し、変換後の情報を統合文書管理ソフトウェアT1に与える。S62では、表示データ管理部22が、自らが管理しているデータから、削除された文書のデータを削除する。S63では、表示・操作部21が、表示データ管理部22の管理しているデータから削除された文書のデータをクライアントコンピュータC3の画面の領域V2から削除させる。
【0063】
このように本発明によれば、各文書管理データベースのデータを操作しようとする際にその操作が夫々の文書管理データベースにサポートされているか、又は許可されているかを予め問い合わせてその情報(図17参照)を取得することが出来るので、文書管理データベースにサポートされていない操作命令が文書管理接続プログラムに与えられ、それが文書管理データベースのインタフェース仕様に合うように、対応する命令セットに変換されて文書管理データベースに与えられるという無駄な動作が行われることを防止出来る。又、許可されていない操作命令が文書管理接続プログラムを介して文書管理データベースに与えられるという不具合な動作が実行されることを防止出来る。
【0064】
図19、20に、異なる文書管理データベース間の文書の移動の動作のフローチャートを示す。
但し、異なる文書管理データベース間の文書の移動は、移動しようとする文書が移動先で登録可能な属性を有するという条件が満たされていることが必要である。例えば移動しようとする文書が画像データを含み、移動先の文書管理データベースが数値データ専用のものであった場合、文書の移動は不可である。
【0065】
まず、S71でユーザがクライアントコンピュータC3の画面上で任意の一の文書管理データベースの任意のフォルダ内の任意の文書(例えば文書管理データベース1内のあるフォルダのある文書)を選択し、その文書を任意の他の文書管理データベースの任意のフォルダ(例えば文書管理データベース2内のあるフォルダ)に移動する操作を行う。S72で表示データ管理部22が選択された文書の属するフォルダ及びそのフォルダが属する一の文書管理データベース(この例の場合、1)を特定する。S73では、表示データ管理部22は移動先のフォルダの属する他の文書管理データベース(この例の場合、2)を特定する。S74では、接続文書管理データベース管理部23が一の文書管理データベース及び他の文書管理データベースの夫々を接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P1,P2)を特定する。
【0066】
S75では、このようにして特定された一の文書管理データベース(この例の場合、1)を接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P1)に対して文書削除の操作の可否を問い合わせる。もしその文書管理接続プログラムからの回答が「否」であった場合(S76のNO)、S77でクライアントコンピュータC3の画面に「エラー」の旨を示す表示を出させ、この動作を終了する。S78では、前述の如くに特定された他の文書管理データベース(この例の場合、2)を接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P2)に対して文書作成(登録)の操作の可否を問い合わせる。もしその文書管理接続プログラムからの回答が「否」であった場合(S79のNO)、S77でクライアントコンピュータC3の画面に「エラー」の旨を示す表示を出させ、この動作を終了する。
【0067】
もし両方の文書管理接続プログラムP1,P2からの回答が夫々「可」である場合(S76のYES且つS79のYES)、S80で、接続文書管理データベース管理部23は一の文書管理データベース(この例の場合、1)を接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P1)に対して、S71で選択されたフォルダ内の選択された文書の実データ(文書の内容、実体データ)を取得するようにという旨の命令を与える。
【0068】
S81では、命令を与えられた文書管理接続プログラム(この例の場合、P1)は、この命令を一の文書管理データベース(この例の場合、1)のインタフェース仕様に合うように、対応する命令セットに変換し、この命令セットを一の文書管理データベースに与える。S82では、この命令セットを受けた一の文書管理データベース(この例の場合、1)のサーバーソフトウェアは命令セットで指定されたフォルダの指定された文書(S71で選択されたフォルダ内の選択された文書)の実データを、接続している文書管理接続プログラム(この例の場合、P1)に渡す。S83では、この文書管理接続プログラムは、渡された文書の実データを統合文書管理ソフトウェアT1に渡す。
【0069】
S84では、統合文書管理ソフトウェアT1は渡された文書の実データをメモリに一時的に格納し、S74で特定された他の文書管理データベース(この例の場合、2)を接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P2)に対して、メモリに一時的に格納された文書の実データを使用して新たな文書をS71で選択されたフォルダに作成するようにという旨の命令を与えると共に、メモリに一時的に格納された文書の実データを渡す。S85では、命令及び文書の実データを与えられた文書管理接続プログラム(この例の場合、P2)は、その命令を他の文書管理データベース(この例の場合、2)のインタフェース仕様に合うように、対応する命令セットに変換し、その命令セットと共に文書の実データを他の文書管理データベースに渡す。
【0070】
S86では、命令セットと文書の実データを取得した他のデータベースのサーバーソフトウェアは取得した文書の実データを使用して他のデータベースの指定されたフォルダ(S71で文書の移動先として指定されたフォルダ)に新たに文書を作成する。S87では、このサーバーソフトウェアは、文書を新たに作成した旨の情報を、この他のデータベースを接続している文書管理接続プログラム(この例の場合、P2)へ与える。S88では、この情報を受けた文書管理接続プログラムはその情報を統合文書管理ソフトウェアT1のインタフェース仕様に合うように、対応する情報に変換し、その情報を統合文書管理ソフトウェアT1に渡す。
【0071】
S89では、統合文書管理ソフトウェアT1の接続文書管理データベース管理部23は、S71で移動するように選択された、あるフォルダ内のある文書の実データを削除するようにという旨の命令を一の文書管理データベース(この例の場合、1)を接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P1)に与える。S90では、命令を与えられた文書管理接続プログラムは、その命令を一の文書管理データベースのインタフェース仕様に合うように、対応する命令セットに変換して一の文書管理データベースに与える。
【0072】
S91では一の文書管理データベース(この例の場合、1)のサーバーソフトウェアは与えられた命令セットに従って、一の文書管理データベース内の、あるフォルダ内の指定された文書の実データを削除し、削除した旨の情報を、この文書管理データベースを接続している対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P1)に渡す。S92で、この情報を与えられた文書管理接続プログラムは、その情報を統合文書管理ソフトウェアT1のインタフェース仕様に合うように、対応する情報に変換し、変換された情報を統合文書管理ソフトウェアT1に渡す。
【0073】
S93では、表示データ管理部22は、自らが管理しているデータから、渡された情報で示された、削除された文書に関するデータを削除する。S94では、表示データ管理部22の管理されているデータから削除されたデータ、即ち一の文書管理データベースから削除された文書を示す画像をクライアントコンピュータC3の画面のV2領域から削除させる。
【0074】
このように、本発明によれば、異なる文書管理データベース間の文書の移動が可能である。
尚、ここでは文書の削除と異なる文書管理データベース間の文書の移動の動作について説明したが、基本的にこれと同様の動作で、文書を操作する他の動作も、夫々の操作に対応した態様で行われる。
【0075】
統合文書管理ソフトウェアT1は複数の文書管理データベース1、2、3を扱うため、夫々の文書管理データベースに関する画像を統合文書管理ソフトウェアT1でクライアントコンピュータC3の画面に表示させる際、夫々の文書管理データベースに特有の図形要素を使用して表示させることが望ましい。
図21は各文書管理データベースに関するデータをクライアントコンピュータC3の画面に表示させるための図形要素を示す。又、図22はこのような図形要素を使用して実際にクライアントコンピュータC3の画面に各文書管理データベース1、2、3のフォルダのデータ(フォルダ管理ツリーD1,D2,D3)を領域V1に表示し、その中で選択されたフォルダF1内の文書一覧(文書1〜文書8)を領域V2に表示した例を示す。ここで示す如く、文書管理データベース1、2、3の夫々のフォルダを示す図形要素(アイコン)が互いに異なると共に、フォルダ内の文書を示す図形要素(サムネイル)が文書毎に異なる。更に図21に示す如く、各文書管理データベース毎にフォルダ内の文書を示すサムネイルが異なる。
【0076】
上記各アイコン及びサムネイルのリソースは図6に示す如く各フォルダ毎、そして各文書毎に統合文書管理ソフトウェアT1の表示データ管理部22によって(メモリに格納されて)管理されている。これらのリソース自体は各文書管理接続プログラムP1,P2,P3が有する(プログラム内部に組み込まれている)ようにして必要に応じて統合文書管理ソフトウェアT1がクライアントコンピュータC3の画面に表示させるためにそこから取得するようにしてもよいし、あるいは、元々それら文書管理接続プログラムが接続する各文書管理データベース1、2、3が有し、それらを必要に応じて統合文書管理ソフトウェアT1が夫々の文書管理接続プログラムP1,P2,P3を介して各文書管理データベース1、2、3から取得してもよい。
【0077】
又、文書を表すサムネイルの場合、個々の文書に含まれる画像を縮小して作成する場合が多い。その場合、各文書管理データベース1、2、3のサーバーソフトウェアがサムネイル画像を作成して夫々の文書管理接続プログラムP1,P2,P3を介して統合文書管理ソフトウェアT1に供給するようにしてもよいし、あるいは、各文書管理接続プログラムP1,P2.P3が夫々の文書管理データベース1、2、3から元の画像を取得し、それらを縮小してサムネイルとし、統合文書管理ソフトウェアT1に供給するようにしてもよい。
【0078】
このように、本発明によれば、接続されている文書管理データベース毎に異なる図形要素(フォルダを示すアイコン、文書を示すサムネイル等)を使用してそれらの内容を表示させることが出来るため、ユーザはそれらの内容を区別しやすく、ユーザにとって分かりやすい表示を実現することが出来る。
上記統合文書管理ソフトウェアT1及び各文書管理接続プログラムP1,P2,P3は、CD−ROM等の、コンピュータがそこに記録された情報を読み取り可能な記録媒体にあらかじめ記録され、その記録媒体がクライアントコンピュータC3(のCD−ROMドライブ等)に装着されることによってクライアントコンピュータC3に読み取られ、クライアントコンピュータC3内のハードディスク装置等の記録装置に書き込まれ、クライアントコンピュータC3のCPUによってそれらの命令が実行されることによって動作して上記の様々な機能をクライアントコンピュータC3に実行させるようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の統合文書管理システムによれば、ユーザーインタフェース(アプリケーション、統合文書管理ソフトウェア)と複数の文書管理データベースとを接続することが可能となり、ユーザーインタフェースを介して容易に複数の文書管理データベースに格納された文書を統合的に管理し操作することが出来る。又、異なる文書管理データベース間の文書の移動等も容易に可能となる。
【0080】
更に、ユーザーインタフェースを介して複数の文書管理データベースに格納された文書を操作する際に、接続された文書管理データベースの種類を意識することなく文書を操作することが可能となる。又、文書管理データベースの種類を意識せずにユーザーインタフェースを設計することが出来る。
更に、ユーザーインタフェースと文書管理データベースとをダイナミックに接続したり切断したりすることが可能である。したがって、使用する文書管理データベースのみをユーザーインタフェースに接続し、接続された文書管理データベースに関するデータのみを表示させることが可能である。
【0081】
更に、ユーザーインタフェース側で操作命令が文書管理データベースにおいてサポートされているか、あるいは許可されているかどうかを知ることが出来る。よって、ユーザーインタフェース側で接続されている文書管理データベースのデータ処理機能(Capability)に関する情報を取得することが出来る。更に、複数の文書管理データベースを扱う場合、夫々の文書管理データベースのデータを表示させる際に使用する図形要素(フォルダを示すアイコン、文書を示すサムネイル等)を文書管理データベース毎に特有のものにすることが出来、ユーザにとって分かりやすい表示を実現出来る。
【0082】
更に、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータで読み取らせて実行させることによって、上記統合文書管理システムの各機能を実現することが可能となり、もって前記夫々の効果を奏するようにすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一例のクライアントコンピュータの画面の表示内容の例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のクライアントコンピュータの画面の表示内容の例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の各文書管理接続プログラムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例の統合文書管理ソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図6】統合文書管理ソフトウェアの表示データ管理部が管理するデータを示す図である。
【図7】統合文書管理ソフトウェアの接続文書管理データベース管理部が管理するデータを示す図である。
【図8】クライアントコンピュータの画面の領域V1にデータを表示させるための動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】クライアントコンピュータの画面の領域V2にデータを表示させるための動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】クライアントコンピュータの画面の領域V2のデータを更新するための動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】各文書管理接続プログラムにインプリメントされている命令の一覧を示す図である。
【図12】接続指示ダイアログ・ボックスを示す図である。
【図13】接続指示ダイアログ・ボックスの操作の際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】文書管理データベース2用の文書管理接続プログラムが切断された場合のクライアントコンピュータの画面の表示内容を示す図である。
【図15】文書管理接続プログラムの切断の際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】文書管理接続プログラムの接続の際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】予め各文書管理接続プログラムに設定される命令の実行の可否を示す図である。
【図18】文書削除時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】異なる文書管理データベース間の文書の移動の動作を説明するためのフローチャート(その1)である。
【図20】異なる文書管理データベース間の文書の移動の動作を説明するためのフローチャート(その2)である。
【図21】文書管理接続プログラム又は文書管理データベースが有するアイコン及びサムネイルを示す図である。
【図22】文書管理データベース毎に特有なアイコン及び文書毎に特有なサムネイルを使用したクライアントコンピュータの画面の表示内容の例を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3 文書管理データベース
11 命令解釈部(データ出力部)
12 命令変換部(データ変換部)
13 命令指示部(データ解釈部)
21 表示・操作部
22 表示データ管理部
23 接続文書管理データ管理部
24 インタフェース部
C1 クライアントコンピュータ
C2,C3 サーバーコンピュータ
T1 統合文書管理ソフトウェア(ユーザーインタフェース)
P1,P2,P3 文書管理接続プログラム
D1,D2,D3 フォルダ管理ツリー
M1,V1,V2 クライアントコンピュータの画面の表示領域
Claims (9)
- 複数のデータベースと、
複数のデータベース毎に設けられ、データベースのデータを処理する複数のデータ処理手段と、
ユーザに対するインターフェイスを提供するユーザーインタフェースと、
ユーザーインタフェースと複数のデータ処理手段の各々との接続を担う接続手段と、を有し、
各接続手段はユーザーインタフェースに対し統一された構成のインターフェイスを有し、
ユーザーインタフェースからの命令を、対応する文書管理データベースのインターフェイス仕様にあわせて変換する手段と、
ユーザーインタフェースのデータ仕様と、対応する文書管理データベースのデータ仕様に応じて、ユーザーインタフェースと文書管理データベース間で受け渡しされるデータを変換する手段と、を有してなり、
各接続手段は、文書管理データベースのデータを操作する命令に対応づけて文書管理データベースに対し該命令が許可されているか否かを示す命令許否情報を有し、
ユーザーインタフェースは前記命令許否情報を操作対象の文書管理データベースに対応する接続手段から取得し、
各接続手段はユーザーインタフェースとは別プログラムとして構成され、
ユーザーインタフェースは前記複数のデータベースの各々に対応する接続手段と接続及び切断を行う手段を有し、
ユーザーインタフェースは、複数の文書管理データベースの階層構造を一覧表示し、かつ、各文書管理データベースにそれぞれ異なる図形を対応づけ、階層構造を前記図形を用いて表示する、
統合文書管理システム。 - ユーザーインタフェースは、複数のデータベースに関するデータを表示させる表示手段と、複数のデータベースのデータの処理を指示する指示手段とを有する、
請求項1に記載の統合文書管理システム。 - ユーザーインタフェースは文書管理データベースのデータを操作する命令が該文書管理データベースでサポートされているか否かの情報を該文書管理データベースに対応する接続手段から取得する構成を有する、
請求項1又は2に記載の統合文書管理システム。 - ユーザーインタフェースが文書管理データベースのデータを図形で表示させる際に使用する図形データを、該文書管理データベースに対応する接続手段から取得する構成を有する、
請求項1に記載の統合文書管理システム。 - ユーザに対するインタフェースを提供するユーザーインタフェースと、
ユーザーインタフェースと、複数のデータベース毎に設けられデータベースのデータを処理する複数のデータ処理手段の各々との接続を担う接続手段とを有し、
各接続手段はユーザーインタフェースに対し統一された構成のインタフェースを有し、
ユーザーインタフェースからの命令を、対応する文書管理データベースのインタフェース仕様にあわせて変換する手段と、
ユーザーインタフェースのデータ仕様と、対応する文書管理データベースのデータ仕様に応じて、ユーザーインタフェースと文書管理データベース間で受け渡しされるデータを変換する手段と、を有してなり、
各接続手段は、文書管理データベースのデータを操作する命令に対応づけて文書管理データベースに対し該命令が許可されているか否かを示す命令許否情報を有し、
ユーザーインタフェースは前記命令許否情報を操作対象の文書管理データベースに対応する接続手段から取得し、
各接続手段はユーザーインタフェースとは別プログラムとして構成され、
ユーザーインタフェースは前記複数のデータベースの各々に対応する接続手段と接続及び切断を行う手段を有し、
ユーザーインタフェースは、複数の文書管理データベースの階層構造を一覧表示し、かつ、各文書管理データベースにそれぞれ異なる図形を対応づけ、階層構造を前記図形を用いて表示する、
ことを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータを、ユーザに対するインタフェースを提供するユーザーインタフェースとして機能させる第一のプログラムと、
ユーザーインタフェースと、複数のデータベース毎に設けられデータベースのデータを処理する複数のデータ処理手段の各々との接続を担う接続手段としてコンピュータを機能させる、前記第一のプログラムから呼び出される第二のプログラムと、
を有するプログラムであって、
各接続手段はユーザーインタフェースに対し統一された構成のインタフェースを有し、
ユーザーインタフェースからの命令を、対応する文書管理データベースのインタフェース仕様にあわせて変換する手段と、
ユーザーインタフェースのデータ仕様と、対応する文書管理データベースのデータ仕様に応じて、ユーザーインタフェースと文書管理データベース間で受け渡しされるデータを変換する手段と、としてコンピュータを機能させ、
各接続手段は、文書管理データベースのデータを操作する命令に対応づけて文書管理データベースに対し該命令が許可されているか否かを示す命令許否情報を記憶する手段、としてコンピュータを機能させ、
ユーザーインタフェースは前記命令許否情報を操作対象の文書管理データベースに対応する接続手段から読み出す手段としてコンピュータを機能させ、
ユーザーインタフェースは前記複数のデータベースの各々に対応する接続手段と接続及び切断を行う手段としてコンピュータを機能させ、
ユーザーインタフェースは、複数の文書管理データベースの階層構造を一覧表示し、かつ、各文書管理データベースにそれぞれ異なる図形を対応づけ、階層構造を前記図形を用いて表示する手段としてコンピュータを機能させる、
ことを特徴とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - ユーザーインタフェースは、複数のデータベースに関するデータを表示させる表示手段と、複数のデータベースのデータの処理を指示する指示手段、としてコンピュータを機能させる、
ことを特徴とする請求項6に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - ユーザーインタフェースは、文書管理データベースのデータを操作する命令が該文書管理データベースでサポートされているか否かの情報を該文書管理データベースに対応する接続手段から取得する手段としてコンピュータを機能させる、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。 - ユーザーインタフェースは、ユーザーインタフェースが文書管理データベースのデータを図形で表示させる際に使用する図形データを、該文書管理データベースに対応する接続手段から取得する手段としてとしてコンピュータを機能させる、
ことを特徴とする請求項6に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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