JP2002091813A - 統合文書管理システム、方法、及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

統合文書管理システム、方法、及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002091813A
JP2002091813A JP2000281793A JP2000281793A JP2002091813A JP 2002091813 A JP2002091813 A JP 2002091813A JP 2000281793 A JP2000281793 A JP 2000281793A JP 2000281793 A JP2000281793 A JP 2000281793A JP 2002091813 A JP2002091813 A JP 2002091813A
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JP2000281793A
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Hiroya Kumashio
弘也 熊塩
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに接続された複数のコンピュー
タの夫々に存在する文書管理データベース内の文書を統
合的に管理する統合文書管理システムにおいて、データ
ベース内の文書のショートカットの作成を可能にする。 【解決手段】 ショートカット文書の作成指示(S10
1)により、選択された文書の文書識別子(属している
サーバ名,キャビネットID,フォルダID,文書I
D)と接続手段名を取得してメモリに記憶する(S10
2)。次にユーザの指定した文書管理システムのフォル
ダにショートカット文書を新規作成し(S103)、メ
モリに記憶しておいた情報をショートカット文書に保存
する(S104)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、統合文書管理シス
テム、方法、及びプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関し、より詳細には、LAN等
のネットワーク上に複数の文書管理データベースサービ
スが稼動しているような、ネットワークシステムでの、
文書管理データベースの統合的運用が可能で、かつ文書
のショートカット取り扱いが可能な統合文書管理システ
ム、方法、及びプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN等のネットワークに接続さ
れたサーバコンピュータに存在する文書管理データベー
スに、ネットワークに接続されたクライアントコンピュ
ータを介してアクセスすることによって、文書管理デー
タベースに蓄積されている文書データを管理・操作する
ことが行われている。
【0003】従来、ネットワークに接続されたクライア
ントコンピュータから、ネットワークに接続されたサー
バコンピュータが有する文書管理データベースにアクセ
スすることによって画面に、例えば、ユーザが操作指示
を行うためのメニュー,アクセスした文書管理データベ
ースのデータ管理ツリー,そこで選択されたキャビネッ
トもしくはフォルダに格納されている文書を表示する。
ユーザは文書管理データベースにアクセスすることによ
って得られた画面に対し、マウス等を使用して文書やフ
ォルダを選択したり、ドラッグ&ドロップを行ったり、
メニューを選択することにより、文書管理データベース
に対して様々な処理を指示することができる。
【0004】具体的にはクライアントコンピュータにイ
ンストールされている文書操作クライアントソフトウエ
アを起動させることによって、ユーザの指示内容に従っ
てクライアントソフトウエアから、サーバコンピュータ
に存在する文書管理データベースのサーバソフトウエア
に命令が出され、それに従ってサーバソフトウエアは文
書管理データベースのデータを処理する。
【0005】しかしながら、上記従来の技術によれば、
ユーザが複数のサーバコンピュータに存在する異なる複
数の文書管理データベースにアクセスするためには、異
なる複数の文書管理データベースの夫々に対応した文書
操作クライアントソフトウエアを起動する必要があっ
た。即ち、サーバコンピュータに存在するある文書管理
データベースにアクセスするためには対応する文書操作
クライアントソフトウエアを起動し、他のサーバコンピ
ュータに存在する他の文書管理データベースにアクセス
するためには対応する他の文書操作クライアントソフト
ウエアを起動しなければならなかった。
【0006】すなわち、文書管理データベース毎にデー
タの保存形式(ツリー状保存形式、時系列保存形式
等)、インタフェース(文書操作クライアントソフトウ
エアとサーバソフトウエアとの間の情報のやりとりの方
式)、扱うデータの種類(画像データ、数値データ等)
等が異なるため、各文書管理データベース用に設計され
た文書操作クライアントソフトウエアを使用しないとそ
の文書管理データベースにアクセスすることができなか
った。これは、例えばマイクロソフト社のAccess
というデータベースソフトウエアで作成したデータベー
スとロータス社のアプローチというデータベースソフト
ウエアで作成したデータベースとがあった場合、Acc
essではアプローチで作成したデータベースにはアク
セスできないし、逆にアプローチではAccessで作
成したデータベースにはアクセスできないという現象と
同様の現象である。又、異なる文書管理データベース間
のデータの受け渡しなども、ソフトウエアの仕様の違い
によりうまく行かない場合が多かった。
【0007】そこで、本出願人は、アプリケーション
(ユーザインタフェース)と複数の異なる文書管理デー
タベースとを接続する仕組みを提供する統合文書管理シ
ステムを以前に出願した。
【0008】上記統合文書管理システムでは、アプリケ
ーションで文書を操作する際に、接続されている文書管
理データベースの種類を意識することなく文書操作を可
能にする仕組みを提供している。
【0009】また、特開平11−120053号公報に
は、異なる文書管理システム間、及び異なるメールシス
テム間においても文書のリンク情報により文書の共有を
実現できる「異なるアプリケーション間における文書の
共有方法およびシステム」が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
統合文書管理システムにおいては、ある文書を開きたい
場合、その文書の格納先を探し、フォルダを開いてから
その文書を開かなければならず、手間がかかる。したが
って、ショートカット機能を有する統合文書管理システ
ムが望まれる。ショートカット文書に関する技術として
は、LIFISAシリーズ(RICOH製)において同
一サーバの同一キャビネット内限定でのショートカット
文書が存在する。また、複合文書に関しては、Micr
osoftWindowsなどでは一般的な技術(OL
Eドキュメント)である。
【0011】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、ネットワークに接続された複数のコン
ピュータの夫々に存在する文書管理データベース内の文
書を統合的に管理する統合文書管理システムにおいて、
データベース内の文書のショートカットの作成を可能に
した統合文書管理システム、方法、及び記録媒体を提供
することをその目的とする。
【0012】また、ショートカット文書が指す元文書が
更新されたときに、元文書の内容が全然違うものになっ
てしまい、ショートカットの持ち主であるユーザにとっ
てショートカットの意味がなくなってしまう場合があ
る。例えば、文書管理によっては文書を版管理する機能
を持ち、文書を更新する度に版を上げることが可能なも
のがある。版は版番号によって管理され、文書を開くと
きに版番号を指定することによって最新版ではなく旧版
を開くことができる。本発明は、ショートカットを作成
するとき、ショートカットを文書の版に対してのショー
トカットにすることが可能な統合文書管理システム、方
法、及び記録媒体を提供することをその目的とする。
【0013】文書の版へのショートカットを作成したと
しても、最新の文書がそのユーザにとって有効であるか
もしれない。本発明は、ショートカット文書を開くとき
に、ショートカット元文書の版がそのショートカットに
記載された版よりも新しくなっていた場合、新しい版の
文書を開くか、ショートカット作成時の版を開くかをユ
ーザが選択できるような統合文書管理システム、方法、
及び記録媒体を提供することをその目的とする。
【0014】本発明は、また、開くときにショートカッ
トを作成した時点の版で文書を開くか、最新の版で文書
を開くかを決めるのではなく、ショートカット作成時に
ショートカット元文書の版番号を保存するかを決め、そ
れによりショートカット文書を開くときにはどの版で文
書を開くのかをショートカット作成時点で決める手段を
有する統合文書管理システム、方法、及び記録媒体を提
供することをその目的とする。
【0015】本発明は、クライアントソフトの文書一覧
画面で文書を表示するときの図形要素(サムネイル画
像)を、文書管理接続手段を通して文書管理データベー
スから取得できる統合文書管理システムにおいて、ショ
ートカット文書を表示するときにも、ショートカット元
文書の図形要素で表示することが可能な統合文書管理シ
ステム、方法、及び記録媒体を提供することをその目的
とする。
【0016】さらに、本発明は、統合文書管理システム
の文書をメールソフトなどで同じ文書管理サーバにアク
セス可能なユーザに送信したい場合、文書のコンテンツ
を送信するのではなく、文書のショートカットを送信す
ることで、送信するデータ量を削減することが可能な統
合文書管理システム、方法、及び記録媒体を提供するこ
とをその目的とする。
【0017】本発明は、上記の統合文書管理システムに
おいて、文書から直接ショートカットファイルを作成す
るだけでなく、すでにショートカット文書が存在する場
合には、ショートカット文書からショートカットファイ
ルを作成することが可能な統合文書管理システム、方
法、及び記録媒体を提供することをその目的とする。
【0018】本発明は、その逆の過程として、ショート
カットファイルをショートカット文書として文書管理に
登録することが可能な統合文書管理システム、方法、及
び記録媒体を提供することをその目的とする。
【0019】本発明は、さらに、ショートカットファイ
ルを複合文書(OLE[Object Linking
and Embedding] Document)
の埋め込みオブジェクトとして活用することが可能な統
合文書管理システム、方法、及び記録媒体を提供するこ
とをその目的とする。このとき、ショートカット元文書
のコンテンツを複合文書として埋め込むのではなく、シ
ョートカットファイル自体をオブジェクトとして埋め込
む。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ネッ
トワークに接続され、文書管理データベースを有する文
書管理システムとしての、1以上の文書管理サーバに保
管された文書を、該文書管理サーバに接続手段を用いて
接続された統合文書管理クライアントにて統合的に管理
する統合文書管理システムにおいて、前記統合文書管理
クライアント内にある文書管理システムに保管された文
書、或いは前記統合文書管理クライアントに接続された
任意の前記文書管理サーバに保管された文書に対して、
該文書を識別する文書識別子として、該文書を示す文書
識別情報と、当該文書識別子が一意となるような前記文
書の保管場所を一意に示す保管場所識別情報と、前記接
続手段を示す接続手段名等の接続手段情報とを記憶する
手段と、任意の前記文書管理データベース上に、前記記
憶した情報を保存するショートカット文書を作成する手
段と、該作成されたショートカット文書を開く操作によ
って該ショートカット文書に保存された前記文書識別子
により前記文書を開く手段とを有することを特徴とした
ものである。
【0021】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記保管場所識別情報は、ホスト名やIPアドレス
等の前記文書の属する文書管理サーバを一意に示すサー
バ識別子を含むことを特徴としたものである。
【0022】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記保管場所識別情報は、前記文書の属するキャビ
ネットを一意に示すキャビネット識別子、及び/又は、
前記文書の属するフォルダを一意に示すフォルダ識別子
を含むことを特徴としたものである。
【0023】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れか1の発明において、前記ショートカット文書を作成
するときに、ショートカット元となる文書の版番号を前
記ショートカット文書に保存する手段と、前記ショート
カット文書を開く操作によって実際には該ショートカッ
ト文書に保存された前記文書識別子及び版番号によりシ
ョートカット元となる文書の前記版番号に対応する版を
開く手段、或いは前記操作によって前記文書識別子によ
りショートカット元となる文書の最新の版番号に対応す
る版を開く手段とを有することを特徴としたものであ
る。
【0024】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記ショートカット文書を開く操作により、該ショ
ートカット文書に保存された版番号と該ショートカット
文書が指すショートカット元となる文書の最新の版番号
とを比較する手段と、該比較の結果、前記ショートカッ
ト文書に保存された版番号よりも前記ショートカット元
となる文書の版番号の方が新しいとき、前記ショートカ
ット文書に保存された版番号により前記ショートカット
元となる文書の対応する版を開くのか、或いは前記ショ
ートカット元となる文書の最新の版を開くのかを問い合
わせる手段と、前記問い合わせにより指示された版番号
で前記ショートカット文書の対応する版を開く手段とを
有することを特徴としたものである。
【0025】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記問い合わせにより指示された版番号が最新の版
番号であったとき、前記ショートカット文書に該版番号
を保存する手段を有することを特徴としたものである。
【0026】請求項7の発明は、請求項1乃至3のいず
れか1の発明において、前記ショートカット文書を作成
するときに、ショートカット文書を開く操作の結果とし
て、ショートカット元となる文書の最新の版を開くの
か、或いはショートカット文書を作成した版番号により
前記ショートカット元となる文書の対応する版を開くの
かを問い合わせる手段と、該問い合わせの結果、前記シ
ョートカット文書を作成した版番号により前記ショート
カット元となる文書の対応する版を開くことが選択され
たときには前記ショートカット元となる文書の開きたい
版番号を前記ショートカット文書に保存する手段と、前
記ショートカット文書に版番号が保存されている場合、
前記ショートカット文書を開く操作によって実際には前
記ショートカット文書に保存された前記文書識別子及び
版番号により前記ショートカット元となる文書の前記版
番号に対応する版を開く手段と、前記ショートカット文
書に版番号が保存されていない場合、前記ショートカッ
ト文書を開く操作によって実際には前記ショートカット
文書に保存された前記文書識別子により前記文書の最新
版を開く手段とを有することを特徴としたものである。
【0027】請求項8の発明は、請求項1乃至3のいず
れか1の発明において、前記文書はフォルダであること
を特徴としたものである。
【0028】請求項9の発明は、請求項1乃至8のいず
れか1の発明において、前記ショートカット文書を作成
するときに、ショートカット元となる文書或いはフォル
ダの図形要素を、該文書或いはフォルダが存在する前記
文書管理サーバの接続手段から若しくは該接続手段を通
して前記文書管理データベースから取得する手段と、該
取得した図形要素を前記ショートカット文書に保存する
手段と、該ショートカット文書を一覧に表示するときに
前記保存された図形要素を取り出して表示する手段を有
する、又は、前記ショートカット文書を一覧に表示する
ときに、ショートカット元となる文書或いはフォルダの
図形要素を、該文書或いはフォルダが存在する前記文書
管理サーバの接続手段から若しくは該接続手段を通して
前記文書管理サーバから取得する手段と、該取得した図
形要素を表示する手段を有することを特徴としたもので
ある。
【0029】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記図形要素のかわりに、或いは前記図形要素に
加えて、ショートカット元となる文書或いはフォルダの
作成者等を示すプロパティを前記表示する手段で表示す
ることを特徴としたものである。
【0030】請求項11の発明は、請求項1乃至8のい
ずれか1の発明において、前記文書識別子等のショート
カット情報(前記文書識別子と必要に応じて版番号,図
形要素,プロパティとからなるショートカット情報)を
メモリに記憶する手段と、前記統合文書管理クライアン
トが動作しているオペレーションシステムのファイルシ
ステムにショートカット用のファイルであるショートカ
ットファイルを作成し、該ショートカットファイルに前
記メモリに記憶した前記ショートカット情報を書き込む
手段と、前記ショートカットファイルを開き、該開いた
ショートカットファイルから前記ショートカット情報を
読み込み、該読み込んだショートカット情報から前記シ
ョートカットファイルが示すショートカット元となる文
書或いはフォルダの目的の版を開く手段とを有すること
を特徴としたものである。
【0031】請求項12の発明は、請求項9又は10の
発明において、前記文書識別子等のショートカット情報
(前記文書識別子と必要に応じて版番号,図形要素,プ
ロパティとからなるショートカット情報)をメモリに記
憶する手段と、前記統合文書管理クライアントが動作し
ているオペレーションシステムのファイルシステムにシ
ョートカット用のファイルであるショートカットファイ
ルを作成し、該ショートカットファイルに前記メモリに
記憶した前記ショートカット情報を書き込む手段と、前
記ファイルシステム上で前記ショートカットファイルを
一覧表示するときに前記ショートカット文書を表示する
手段を前記ショートカットファイルに適用して表示する
手段と、前記ショートカットファイルを開き、該開いた
ショートカットファイルから前記ショートカット情報を
読み込み、該読み込んだショートカット情報から前記シ
ョートカットファイルが示すショートカット元となる文
書或いはフォルダの目的の版を開く手段とを有すること
を特徴としたものである。
【0032】請求項13の発明は、請求項1乃至8のい
ずれか1の発明において、前記統合文書管理クライアン
トが動作しているオペレーションシステムのファイルシ
ステムにショートカット用のファイルであるショートカ
ットファイルを作成し、当該統合文書管理システムで作
成されたショートカット文書に保存された、前記文書識
別子等のショートカット情報(前記文書識別子と必要に
応じて版番号,図形要素,プロパティとからなるショー
トカット情報)を前記ショートカットファイルに書き込
む手段と、該書き込んだショートカットファイルを開
き、該開いたショートカットファイルから前記ショート
カット情報を読み込み、該読み込んだショートカット情
報から前記ショートカット文書が示すショートカット元
となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段とを有
することを特徴としたものである。
【0033】請求項14の発明は、請求項9又は10の
発明において、前記統合文書管理クライアントが動作し
ているオペレーションシステムのファイルシステムにシ
ョートカット用のファイルであるショートカットファイ
ルを作成し、当該統合文書管理システムで作成されたシ
ョートカット文書に保存された、前記文書識別子等のシ
ョートカット情報(前記文書識別子と必要に応じて版番
号,図形要素,プロパティとからなるショートカット情
報)を前記ショートカットファイルに書き込む手段と、
前記ファイルシステム上で前記ショートカットファイル
を一覧表示するときに前記ショートカット文書を表示す
る手段を前記ショートカットファイルに適用して表示す
る手段と、前記書き込んだショートカットファイルを開
き、該開いたショートカットファイルから前記ショート
カット情報を読み込み、該読み込んだショートカット情
報から前記ショートカット文書が示すショートカット元
となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段とを有
することを特徴としたものである。
【0034】請求項15の発明は、請求項11乃至14
のいずれか1の発明において、当該統合文書管理システ
ムで作成された前記ショートカットファイルから前記シ
ョートカット情報を読み込む手段と、該読み込んだショ
ートカット情報を当該統合文書管理システムの任意の文
書管理データベース上に保存するショートカット文書を
作成する手段とを有することを特徴としたものである。
【0035】請求項16の発明は、請求項11乃至14
のいずれか1の発明において、当該統合文書管理システ
ムで前記ショートカットファイルを作成するときに、前
記ショートカット文書に保存されている図形要素或いは
文書管理サーバから取得した図形要素を前記ショートカ
ットファイルに保存する手段と、該ショートカットファ
イルを開いて該ショートカットファイルから読み込んだ
前記ショートカット情報から該ショートカットファイル
が示すショートカット元となる文書或いはフォルダの目
的の版を開く手段を複合文書サーバアプリケーションと
して実装する手段と、該複合文書サーバアプリケーショ
ンに対する複合文書クライアントアプリケーションが編
集する複合文書に、当該統合文書管理システムにおいて
作成された前記ショートカットファイルが埋め込みオブ
ジェクトとして埋め込まれたときに、前記複合文書サー
バアプリケーションはオブジェクトを表す図形として、
前記ショートカットファイルに保存された図形要素を、
前記複合文書クライアントアプリケーションに渡す手段
と、複合文書に埋め込まれたショートカットを開くよう
に複合文書クライアントアプリケーションが要求した際
に、前記複合文書サーバアプリケーションがショートカ
ット元となる文書の目的の版を開く手段とを有すること
を特徴としたものである。
【0036】請求項17の発明は、ネットワークに接続
され、文書管理データベースを有する文書管理システム
としての、1以上の文書管理サーバに保管された文書
を、統合文書管理クライアントにて統合的に管理するた
めの該統合文書管理クライアントと前記文書管理サーバ
との接続方法を含む統合文書管理方法において、前記統
合文書管理クライアント内にある文書管理システムに保
管された文書、或いは前記統合文書管理クライアントに
接続された任意の前記文書管理サーバに保管された文書
に対して、該文書を識別する文書識別子として、該文書
を示す文書識別情報と、当該文書識別子が一意となるよ
うな前記文書の保管場所を一意に示す保管場所識別情報
と、前記接続方法を示す接続方法名等の接続方法情報と
を記憶し、任意の前記文書管理データベース上に、前記
記憶した情報を保存するショートカット文書を作成し、
該作成されたショートカット文書を開く操作によって該
ショートカット文書に保存された前記文書識別子により
前記文書を開くことを特徴としたものである。
【0037】請求項18の発明は、請求項17の発明に
おいて、前記保管場所識別情報は、ホスト名やIPアド
レス等の前記文書の属する文書管理サーバを一意に示す
サーバ識別子を含むことを特徴としたものである。
【0038】請求項19の発明は、請求項18の発明に
おいて、前記保管場所識別情報は、前記文書の属するキ
ャビネットを一意に示すキャビネット識別子、及び/又
は、前記文書の属するフォルダを一意に示すフォルダ識
別子を含むことを特徴としたものである。
【0039】請求項20の発明は、請求項17乃至19
のいずれか1の発明において、前記ショートカット文書
を作成するときに、ショートカット元となる文書の版番
号を前記ショートカット文書に保存し、前記ショートカ
ット文書を開く操作によって実際には該ショートカット
文書に保存された前記文書識別子及び版番号によりショ
ートカット元となる文書の前記版番号に対応する版を開
き、或いは前記操作によって前記文書識別子によりショ
ートカット元となる文書の最新の版番号に対応する版を
開くことを特徴としたものである。
【0040】請求項21の発明は、請求項20の発明に
おいて、前記ショートカット文書を開く操作により、該
ショートカット文書に保存された版番号と該ショートカ
ット文書が指すショートカット元となる文書の最新の版
番号とを比較し、該比較の結果、前記ショートカット文
書に保存された版番号よりも前記ショートカット元とな
る文書の版番号の方が新しいとき、前記ショートカット
文書に保存された版番号により前記ショートカット元と
なる文書の対応する版を開くのか、或いは前記ショート
カット元となる文書の最新の版を開くのかを問い合わ
せ、該問い合わせにより指示された版番号で前記ショー
トカット文書の対応する版を開くことを特徴としたもの
である。
【0041】請求項22の発明は、請求項21の発明に
おいて、前記問い合わせにより指示された版番号が最新
の版番号であったとき、前記ショートカット文書に該版
番号を保存することを特徴としたものである。
【0042】請求項23の発明は、請求項17乃至19
のいずれか1の発明において、前記ショートカット文書
を作成するときに、ショートカット文書を開く操作の結
果として、ショートカット元となる文書の最新の版を開
くのか、或いはショートカット文書を作成した版番号に
より前記ショートカット元となる文書の対応する版を開
くのかを問い合わせ、該問い合わせの結果、前記ショー
トカット文書を作成した版番号により前記ショートカッ
ト元となる文書の対応する版を開くことが選択されたと
きには前記ショートカット元となる文書の開きたい版番
号を前記ショートカット文書に保存し、前記ショートカ
ット文書に版番号が保存されている場合、前記ショート
カット文書を開く操作によって実際には前記ショートカ
ット文書に保存された前記文書識別子及び版番号により
前記ショートカット元となる文書の前記版番号に対応す
る版を開き、前記ショートカット文書に版番号が保存さ
れていない場合、前記ショートカット文書を開く操作に
よって実際には前記ショートカット文書に保存された前
記文書識別子により前記文書の最新版を開くことを特徴
としたものである。
【0043】請求項24の発明は、請求項17乃至19
のいずれか1の発明において、前記文書はフォルダであ
ることを特徴としたものである。
【0044】請求項25の発明は、請求項17乃至24
のいずれか1の発明において、前記ショートカット文書
を作成するときに、ショートカット元となる文書或いは
フォルダの図形要素を、該文書或いはフォルダが存在す
る前記文書管理サーバの接続方法から若しくは該接続方
法を利用して前記文書管理データベースから取得し、該
取得した図形要素を前記ショートカット文書に保存し、
該ショートカット文書を一覧に表示するときに前記保存
された図形要素を取り出して表示するか、又は、前記シ
ョートカット文書を一覧に表示するときに、ショートカ
ット元となる文書或いはフォルダの図形要素を、該文書
或いはフォルダが存在する前記文書管理サーバの接続方
法から若しくは該接続方法を利用して前記文書管理サー
バから取得し、該取得した図形要素を表示することを特
徴としたものである。
【0045】請求項26の発明は、請求項25の発明に
おいて、前記図形情報の表示の際に、前記図形要素のか
わりに、或いは前記図形要素に加えて、ショートカット
元となる文書或いはフォルダの作成者等を示すプロパテ
ィを表示することを特徴としたものである。
【0046】請求項27の発明は、請求項17乃至24
のいずれか1の発明において、前記文書識別子等のショ
ートカット情報(前記文書識別子と必要に応じて版番
号,図形要素,プロパティとからなるショートカット情
報)をメモリに記憶し、前記統合文書管理クライアント
が動作しているオペレーションシステムのファイルシス
テムにショートカット用のファイルであるショートカッ
トファイルを作成し、該ショートカットファイルに前記
メモリに記憶した前記ショートカット情報を書き込み、
前記ショートカットファイルを開き、該開いたショート
カットファイルから前記ショートカット情報を読み込
み、該読み込んだショートカット情報から前記ショート
カットファイルが示すショートカット元となる文書或い
はフォルダの目的の版を開くことを特徴としたものであ
る。
【0047】請求項28の発明は、請求項25又は26
の発明において、前記文書識別子等のショートカット情
報(前記文書識別子と必要に応じて版番号,図形要素,
プロパティとからなるショートカット情報)をメモリに
記憶し、前記統合文書管理クライアントが動作している
オペレーションシステムのファイルシステムにショート
カット用のファイルであるショートカットファイルを作
成し、該ショートカットファイルに前記メモリに記憶し
た前記ショートカット情報を書き込み、前記ファイルシ
ステム上で前記ショートカットファイルを一覧表示する
ときに前記ショートカット文書を表示する方法を前記シ
ョートカットファイルに適用して表示し、前記ショート
カットファイルを開き、該開いたショートカットファイ
ルから前記ショートカット情報を読み込み、該読み込ん
だショートカット情報から前記ショートカットファイル
が示すショートカット元となる文書或いはフォルダの目
的の版を開くことを特徴としたものである。
【0048】請求項29の発明は、請求項17乃至24
のいずれか1の発明において、前記統合文書管理クライ
アントが動作しているオペレーションシステムのファイ
ルシステムにショートカット用のファイルであるショー
トカットファイルを作成し、当該統合文書管理方法で作
成されたショートカット文書に保存された、前記文書識
別子等のショートカット情報(前記文書識別子と必要に
応じて版番号,図形要素,プロパティとからなるショー
トカット情報)を前記ショートカットファイルに書き込
み、該書き込んだショートカットファイルを開き、該開
いたショートカットファイルから前記ショートカット情
報を読み込み、該読み込んだショートカット情報から前
記ショートカット文書が示すショートカット元となる文
書或いはフォルダの目的の版を開くことを特徴としたも
のである。
【0049】請求項30の発明は、請求項25又は26
の発明において、前記統合文書管理クライアントが動作
しているオペレーションシステムのファイルシステムに
ショートカット用のファイルであるショートカットファ
イルを作成し、当該統合文書管理方法で作成されたショ
ートカット文書に保存された、前記文書識別子等のショ
ートカット情報(前記文書識別子と必要に応じて版番
号,図形要素,プロパティとからなるショートカット情
報)を前記ショートカットファイルに書き込み、前記フ
ァイルシステム上で前記ショートカットファイルを一覧
表示するときに前記ショートカット文書を表示する方法
を前記ショートカットファイルに適用して表示し、前記
書き込んだショートカットファイルを開き、該開いたシ
ョートカットファイルから前記ショートカット情報を読
み込み、該読み込んだショートカット情報から前記ショ
ートカット文書が示すショートカット元となる文書或い
はフォルダの目的の版を開くことを特徴としたものであ
る。
【0050】請求項31の発明は、請求項27乃至30
のいずれか1の発明において、当該統合文書管理方法で
作成された前記ショートカットファイルから前記ショー
トカット情報を読み込み、該読み込んだショートカット
情報を当該統合文書管理方法における任意の文書管理デ
ータベース上に保存するショートカット文書を作成する
ことを特徴としたものである。
【0051】請求項32の発明は、請求項27乃至30
のいずれか1の発明において、当該統合文書管理方法で
前記ショートカットファイルを作成するときに、前記シ
ョートカット文書に保存されている図形要素或いは文書
管理サーバから取得した図形要素を前記ショートカット
ファイルに保存し、該ショートカットファイルを開いて
該ショートカットファイルから読み込んだ前記ショート
カット情報から該ショートカットファイルが示すショー
トカット元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く
方法を複合文書サーバアプリケーションとして実装し、
該複合文書サーバアプリケーションに対する複合文書ク
ライアントアプリケーションが編集する複合文書に、当
該統合文書管理方法において作成された前記ショートカ
ットファイルが埋め込みオブジェクトとして埋め込まれ
たときに、前記複合文書サーバアプリケーションはオブ
ジェクトを表す図形として、前記ショートカットファイ
ルに保存された図形要素を、前記複合文書クライアント
アプリケーションに渡し、複合文書に埋め込まれたショ
ートカットを開くように複合文書クライアントアプリケ
ーションが要求した際に、前記複合文書サーバアプリケ
ーションがショートカット元となる文書の目的の版を開
くことを特徴としたものである。
【0052】請求項33の発明は、ネットワークに接続
され、文書管理データベースを有する文書管理システム
としての、1以上の文書管理サーバに保管された文書
を、統合文書管理クライアントにて統合的に管理するた
めの該統合文書管理クライアントと前記文書管理サーバ
との接続手段として機能させるためのプログラムを含む
統合文書管理プログラムであって、前記統合文書管理ク
ライアント内にある文書管理システムに保管された文
書、或いは前記統合文書管理クライアントに接続された
任意の前記文書管理サーバに保管された文書に対して、
該文書を識別する文書識別子として、該文書を示す文書
識別情報と、当該文書識別子が一意となるような前記文
書の保管場所を一意に示す保管場所識別情報と、前記接
続手段を示す接続手段名等の接続手段情報とを記憶する
手段と、任意の前記文書管理データベース上に、前記記
憶した情報を保存するショートカット文書を作成する手
段と、該作成されたショートカット文書を開く操作によ
って該ショートカット文書に保存された前記文書識別子
により前記文書を開く手段として機能させるための統合
文書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体である。
【0053】請求項34の発明は、請求項33の発明に
おいて、前記保管場所識別情報は、ホスト名やIPアド
レス等の前記文書の属する文書管理サーバを一意に示す
サーバ識別子を含むことを特徴としたものである。
【0054】請求項35の発明は、請求項34の発明に
おいて、前記保管場所識別情報は、前記文書の属するキ
ャビネットを一意に示すキャビネット識別子、及び/又
は、前記文書の属するフォルダを一意に示すフォルダ識
別子を含むことを特徴としたものである。
【0055】請求項36の発明は、請求項33乃至35
のいずれか1の発明において、前記ショートカット文書
を作成するときに、ショートカット元となる文書の版番
号を前記ショートカット文書に保存する手段と、前記シ
ョートカット文書を開く操作によって実際には該ショー
トカット文書に保存された前記文書識別子及び版番号に
よりショートカット元となる文書の前記版番号に対応す
る版を開く手段、或いは前記操作によって前記文書識別
子によりショートカット元となる文書の最新の版番号に
対応する版を開く手段として機能させるためのプログラ
ムを含むことを特徴としたものである。
【0056】請求項37の発明は、請求項36の発明に
おいて、前記ショートカット文書を開く操作により、該
ショートカット文書に保存された版番号と該ショートカ
ット文書が指すショートカット元となる文書の最新の版
番号とを比較する手段と、該比較の結果、前記ショート
カット文書に保存された版番号よりも前記ショートカッ
ト元となる文書の版番号の方が新しいとき、前記ショー
トカット文書に保存された版番号により前記ショートカ
ット元となる文書の対応する版を開くのか、或いは前記
ショートカット元となる文書の最新の版を開くのかを問
い合わせる手段と、前記問い合わせにより指示された版
番号で前記ショートカット文書の対応する版を開く手段
として機能させるためのプログラムを含むことを特徴と
したものである。
【0057】請求項38の発明は、請求項37の発明に
おいて、前記問い合わせにより指示された版番号が最新
の版番号であったとき、前記ショートカット文書に該版
番号を保存する手段として機能させるためのプログラム
を含むことを特徴としたものである。
【0058】請求項39の発明は、請求項33乃至35
のいずれか1の発明において、前記ショートカット文書
を作成するときに、ショートカット文書を開く操作の結
果として、ショートカット元となる文書の最新の版を開
くのか、或いはショートカット文書を作成した版番号に
より前記ショートカット元となる文書の対応する版を開
くのかを問い合わせる手段と、該問い合わせの結果、前
記ショートカット文書を作成した版番号により前記ショ
ートカット元となる文書の対応する版を開くことが選択
されたときには前記ショートカット元となる文書の開き
たい版番号を前記ショートカット文書に保存する手段
と、前記ショートカット文書に版番号が保存されている
場合、前記ショートカット文書を開く操作によって実際
には前記ショートカット文書に保存された前記文書識別
子及び版番号により前記ショートカット元となる文書の
前記版番号に対応する版を開く手段と、前記ショートカ
ット文書に版番号が保存されていない場合、前記ショー
トカット文書を開く操作によって実際には前記ショート
カット文書に保存された前記文書識別子により前記文書
の最新版を開く手段として機能させるためのプログラム
を含むことを特徴としたものである。
【0059】請求項40の発明は、請求項33乃至35
のいずれか1の発明において、前記文書はフォルダであ
ることを特徴としたものである。
【0060】請求項41の発明は、請求項33乃至40
のいずれか1の発明において、前記ショートカット文書
を作成するときに、ショートカット元となる文書或いは
フォルダの図形要素を、該文書或いはフォルダが存在す
る前記文書管理サーバの接続手段から若しくは該接続手
段を通して前記文書管理データベースから取得する手段
と、該取得した図形要素を前記ショートカット文書に保
存する手段と、該ショートカット文書を一覧に表示する
ときに前記保存された図形要素を取り出して表示する手
段として機能させるためのプログラム、又は、前記ショ
ートカット文書を一覧に表示するときに、ショートカッ
ト元となる文書或いはフォルダの図形要素を、該文書或
いはフォルダが存在する前記文書管理サーバの接続手段
から若しくは該接続手段を通して前記文書管理サーバか
ら取得する手段と、該取得した図形要素を表示する手段
として機能させるためのプログラムを含むことを特徴と
したものである。
【0061】請求項42の発明は、請求項41の発明に
おいて、前記図形要素のかわりに、或いは前記図形要素
に加えて、ショートカット元となる文書或いはフォルダ
の作成者等を示すプロパティを前記表示する手段で表示
することを特徴としたものである。
【0062】請求項43の発明は、請求項33乃至40
のいずれか1の発明において、前記文書識別子等のショ
ートカット情報(前記文書識別子と必要に応じて版番
号,図形要素,プロパティとからなるショートカット情
報)をメモリに記憶する手段と、前記統合文書管理クラ
イアントが動作しているオペレーションシステムのファ
イルシステムにショートカット用のファイルであるショ
ートカットファイルを作成し、該ショートカットファイ
ルに前記メモリに記憶した前記ショートカット情報を書
き込む手段と、前記ショートカットファイルを開き、該
開いたショートカットファイルから前記ショートカット
情報を読み込み、該読み込んだショートカット情報から
前記ショートカットファイルが示すショートカット元と
なる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段として機
能させるためのプログラムを含むことを特徴としたもの
である。
【0063】請求項44の発明は、請求項41又は42
の発明において、前記文書識別子等のショートカット情
報(前記文書識別子と必要に応じて版番号,図形要素,
プロパティとからなるショートカット情報)をメモリに
記憶する手段と、前記統合文書管理クライアントが動作
しているオペレーションシステムのファイルシステムに
ショートカット用のファイルであるショートカットファ
イルを作成し、該ショートカットファイルに前記メモリ
に記憶した前記ショートカット情報を書き込む手段と、
前記ファイルシステム上で前記ショートカットファイル
を一覧表示するときに前記ショートカット文書を表示す
る手段を前記ショートカットファイルに適用して表示す
る手段と、前記ショートカットファイルを開き、該開い
たショートカットファイルから前記ショートカット情報
を読み込み、該読み込んだショートカット情報から前記
ショートカットファイルが示すショートカット元となる
文書或いはフォルダの目的の版を開く手段として機能さ
せるためのプログラムを含むことを特徴としたものであ
る。
【0064】請求項45の発明は、請求項33乃至40
のいずれか1の発明において、前記統合文書管理クライ
アントが動作しているオペレーションシステムのファイ
ルシステムにショートカット用のファイルであるショー
トカットファイルを作成し、当該統合文書管理プログラ
ムで作成されたショートカット文書に保存された、前記
文書識別子等のショートカット情報(前記文書識別子と
必要に応じて版番号,図形要素,プロパティとからなる
ショートカット情報)を前記ショートカットファイルに
書き込む手段と、該書き込んだショートカットファイル
を開き、該開いたショートカットファイルから前記ショ
ートカット情報を読み込み、該読み込んだショートカッ
ト情報から前記ショートカット文書が示すショートカッ
ト元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段と
して機能させるためのプログラムを含むことを特徴とし
たものである。
【0065】請求項46の発明は、請求項41又は42
の発明において、前記統合文書管理クライアントが動作
しているオペレーションシステムのファイルシステムに
ショートカット用のファイルであるショートカットファ
イルを作成し、当該統合文書管理プログラムで作成され
たショートカット文書に保存された、前記文書識別子等
のショートカット情報(前記文書識別子と必要に応じて
版番号,図形要素,プロパティとからなるショートカッ
ト情報)を前記ショートカットファイルに書き込む手段
と、前記ファイルシステム上で前記ショートカットファ
イルを一覧表示するときに前記ショートカット文書を表
示する手段を前記ショートカットファイルに適用して表
示する手段と、前記書き込んだショートカットファイル
を開き、該開いたショートカットファイルから前記ショ
ートカット情報を読み込み、該読み込んだショートカッ
ト情報から前記ショートカット文書が示すショートカッ
ト元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段と
して機能させるためのプログラムを含むことを特徴とし
たものである。
【0066】請求項47の発明は、請求項43乃至46
のいずれか1の発明において、当該統合文書管理プログ
ラムで作成された前記ショートカットファイルから前記
ショートカット情報を読み込む手段と、該読み込んだシ
ョートカット情報を当該統合文書管理プログラムで任意
の文書管理データベース上に保存するショートカット文
書を作成する手段として機能させるためのプログラムを
含むことを特徴としたものである。
【0067】請求項48の発明は、請求項43乃至46
のいずれか1の発明において、当該統合文書管理プログ
ラムで前記ショートカットファイルを作成するときに、
前記ショートカット文書に保存されている図形要素或い
は文書管理サーバから取得した図形要素を前記ショート
カットファイルに保存する手段と、該ショートカットフ
ァイルを開いて該ショートカットファイルから読み込ん
だ前記ショートカット情報から該ショートカットファイ
ルが示すショートカット元となる文書或いはフォルダの
目的の版を開く手段を複合文書サーバアプリケーション
として実装する手段と、該複合文書サーバアプリケーシ
ョンに対する複合文書クライアントアプリケーションが
編集する複合文書に、当該統合文書管理プログラムで作
成された前記ショートカットファイルが埋め込みオブジ
ェクトとして埋め込まれたときに、前記複合文書サーバ
アプリケーションはオブジェクトを表す図形として、前
記ショートカットファイルに保存された図形要素を、前
記複合文書クライアントアプリケーションに渡す手段
と、複合文書に埋め込まれたショートカットを開くよう
に複合文書クライアントアプリケーションが要求した際
に、前記複合文書サーバアプリケーションがショートカ
ット元となる文書の目的の版を開く手段として機能させ
るためのプログラムを含むことを特徴としたものであ
る。
【0068】
【発明の実施の形態】まず、以下に、当出願人が以前に
出願した、本発明が適用される統合文書管理システムの
様々な実施形態を説明する。図1は、本発明が適用され
る統合文書管理システムの構成例を示す図である。この
システムでは、ネットワークN1(例えばLAN)に複
数のコンピュータC1(サーバコンピュータ),C2
(サーバコンピュータ),C3(クライアントコンピュ
ータ)が接続されており、コンピュータC1には文書管
理データベース1が存在し、コンピュータC2には文書
管理データベース2が存在し、コンピュータC3には文
書管理データベース3が存在する。文書管理データベー
ス1,2,3は、夫々のデータの処理を行うサーバソフ
トウエアを夫々有する。コンピュータC1,C2,C3
はネットワークN1により接続されている。
【0069】コンピュータC3には文書管理ソフトウエ
ア(ユーザインタフェース)T1,文書管理接続プログ
ラムP1,P2,P3がインストールされている。統合
文書管理ソフトウエアT1は文書管理接続プログラムP
1によって文書管理データベース1にアクセスすること
ができる。同様に、統合文書管理ソフトウエアT1は文
書管理接続プログラムP2によって文書管理データベー
ス2にアクセスすることができる。同様に、統合文書管
理ソフトウエアT1は文書管理接続プログラムP3によ
って文書管理データベース3にアクセスすることができ
る。
【0070】ここで、統合文書管理ソフトウエアT1、
各文書管理接続プログラムP1,P2,P3はクライア
ントコンピュータC3のハードディスク装置等の記憶装
置に格納されており、クライアントコンピュータC3の
CPUによって夫々の命令が実行されることによって、
クライアントコンピュータC3にインストールされたO
S(Operating System)の制御、管理
の下で、クライアントコンピュータC3のROM,RA
M等のメモリを適宜使用して動作する。各文書管理デー
タベース1,2,3のサーバソフトウエアおよびデータ
ベースは、夫々のコンピュータ(サーバコンピュータC
1,C2及びクライアントコンピュータC3)のハード
ディスク装置等の記憶装置に格納されている。各サーバ
ソフトウエアは夫々のコンピュータのCPUによって夫
々の命令が実行されることによって、夫々のコンピュー
タにインストールされたOSの制御、管理の下で、夫々
のコンピュータのROM,RAM等のメモリを適宜使用
して動作する。
【0071】尚、上記の構成例に限らず、ネットワーク
に更に多数のクライアントコンピュータ、サーバコンピ
ュータが接続され、各々のクライアントコンピュータに
文書管理データベース、統合文書管理ソフトウエア、文
書管理接続プログラムが存在し、各々のサーバコンピュ
ータに文書管理データベースが存在している例、クライ
アントコンピュータには統合文書管理ソフトウエアと文
書管理接続プログラムのみ存在し文書管理データベース
は存在しない例、等に対しても上記統合文書管理システ
ムが適用できることは言うまでもない。
【0072】図2及び図3は、クライアントコンピュー
タC3の画面の表示内容の一例を示す図である。画面は
大きく3つの領域(M1,V1,V2)に分かれ、領域
M1にはユーザが操作指示を行うためのメニューが表示
され、領域V1にはアクセスした文書管理データベース
1のデータ管理ツリー(キャビネットやフォルダがツリ
ー状となったもの)D1、文書管理データベース2のデ
ータ管理ツリーD2及び文書管理データベース3のデー
タ管理ツリーD3が表示され、領域V2には領域V1で
選択されたキャビネットもしくはフォルダF1に格納さ
れている文書(文書1〜文書8)が表示されている(図
2)。また、領域V1に開いている文書のページ一覧を
表示し、領域V2に現在選択しているページのコンテン
ツを表示することもできる(図3)。ユーザはこれらの
画面に対しマウス等を使用して文書やフォルダを選択し
たり、ドラッグ&ドロップを行ったり、メニューを選択
することにより、文書管理データベースに対して様々な
処理を指示することができる。統合文書管理ソフトウエ
アT1は、ユーザの指示内容を文書管理接続プログラム
P1,P2,P3を介して文書管理データベース1,
2,3のデータを操作することができる。
【0073】各文書管理接続プログラムP1,P2,P
3は夫々統合文書管理ソフトウエアT1に共通のインタ
フェースを持つ。つまり、例えば文書のコピーをすると
きに使用される“CopyDocuments”命令、
文書の移動を行うときに使用される“MoveDocu
ments”命令といった、共通の命令がインプリメン
トされている。又、統合文書管理ソフトウエアT1で扱
う文書、フォルダ(キャビネット)には文書管理接続プ
ログラムP1,P2,P3がID番号を付けており、文
書管理接続プログラムに命令を出すときは、文書、フォ
ルダを指示するためにそのID番号を指定する(図11
参照)。
【0074】各文書管理接続プログラム(例えばP2)
では、それが接続する文書管理データベース(この例の
場合、2)のインタフェース仕様に合わせて、“Cop
yDocuments”等の命令を変換し、その変換さ
れた命令セットによって文書管理データベース(この例
の場合、2)を操作する。
【0075】図4は、文書管理接続プログラムP1,P
2,P3の各々の大略を示す機能ブロック図である。各
文書管理接続プログラムは、命令解釈部11、命令変換
部12及び命令指示部13を含む。命令解釈部11は統
合文書管理ソフトウエアT1から指示された命令を解釈
し、その解釈結果を命令変換部12に渡す。命令変換部
12は命令解釈部11から渡された命令の解釈結果を使
用し、それが接続する文書管理データベース(1,2又
は3)のインタフェース仕様に合わせて、指示された命
令を、その文書管理データベース用の命令セットに変換
する。命令出力部13はこの命令セットでその文書管理
データベースのサーバソフトウエアに指示を出す。この
ように、各文書管理接続プログラムは直接的には夫々の
文書管理データベースのサーバソフトウエアと接続され
る。
【0076】又、各文書管理接続プログラムが、それが
接続する対応する文書管理データベースからデータを受
け取った場合には、命令指示部13はデータ解釈部とし
て機能し、受け取ったデータを解釈して解釈結果を命令
変換部12に渡す。命令変換部12は、この場合データ
変換部として機能し、受け取ったデータを、統合文書管
理ソフトウエアT1のインタフェース仕様に合わせて、
統合文書管理ソフトウエアT1用のデータに変換し、変
換結果を命令解釈部11に渡す。命令解釈部11は、こ
の場合、データ出力部として機能し、変換結果のデータ
を統合文書管理ソフトウエアT1に渡す。例えば、文書
管理データベースから受け取ったデータがデータベース
内のデータ保存形態のデータであり、その保存形態が時
系列にフォルダが配列された形態である場合、文書管理
接続プログラムは、この保存形態データを年、月、日等
を基準にしてツリー状にフォルダを再配列することによ
ってツリー状の保存形態データに変換し、統合文書管理
ソフトウエアT1に渡す。
【0077】図5は、統合文書管理ソフトウエアT1の
大略を示す機能ブロック図である。統合文書管理ソフト
ウエアT1は、表示・操作部21、表示データ管理部2
2、接続文書管理データベース管理部23、インタフェ
ース部24を含む。表示・操作部21は表示データ管理
部22で管理されたデータをクライアントコンピュータ
C3の画面に表示し、クライアントコンピュータC3の
マウス、キーボードなどの入力デバイスを介してユーザ
からの指示を受ける。表示データ管理部22はクライア
ントコンピュータC3の画面に表示させるデータを管理
する。接続文書管理データベース管理部23は統合文書
管理ソフトウエアT1に接続されている、即ち統合文書
管理ソフトウエアT1がメモリにロードして使用してい
る文書管理接続プログラムを管理する。インタフェース
部24は統合文書管理ソフトウエアT1と、接続されて
いる文書管理接続プログラムとの間の情報の受け渡しを
行う。
【0078】図6は、表示データ管理部22が管理する
データを示す図である。図6中、(A)はクライアント
コンピュータC3の画面の領域V1に表示させるデータ
を示す。即ち、文書管理接続プログラムP1,P2,P
3によって統合文書管理ソフトウエアT1に接続された
文書管理データベース1,2,3のフォルダに関するデ
ータ(フォルダID,フォルダ名,フォルダアイコン)
がフォルダ毎に管理され、更にそれらが各文書管理デー
タベース毎に管理されている。(B)はクライアントコ
ンピュータC3の画面の領域V2に表示させるデータを
示す。即ち、画面の領域V1に表示されたフォルダの中
でユーザに選択されたフォルダに格納された文書に関す
るデータ(文書ID,文書名,頁数,文書サムネイル)
が文書毎に管理されている。
【0079】図7は、接続文書管理データベース管理部
23で管理するデータを示す図である。ここでは、文書
管理接続プログラムP1,P2,P3によって統合文書
管理ソフトウエアT1に接続された文書管理データベー
ス1,2,3に関するデータ(データベース名,データ
ベースID)及びその文書管理接続プログラムP1,P
2,P3のIDが各文書管理データベース1,2,3毎
に管理されている。
【0080】図8は、クライアントコンピュータC3の
画面の領域V1にデータを表示させるための動作を示す
フロー図である。まずステップS1(以下「ステップ」
の記載を省略する)でクライアントコンピュータC3が
起動されると、S2で、統合文書管理ソフトウエアT1
の表示データ管理部22は、接続文書管理データベース
管理部23に管理されている各文書管理接続プログラム
P1,P2,P3に対してフォルダ一覧を示すデータを
要求する。次にS3で、各文書管理接続プログラムP
1,P2,P3ではこのフォルダ一覧データ要求命令
を、夫々が接続された対応する文書管理データベース
1,2,3夫々のインタフェース仕様に合わせて、対応
する命令セットに変換し、夫々の文書管理データベース
1,2,3に与える。例えば文書管理接続プログラムP
2では、フォルダ一覧データ要求命令を、接続された対
応する文書管理データベース2のインタフェース仕様に
合わせて、対応する命令セットに変換し、これを文書管
理データベース2に与える。
【0081】次にS4では、各文書管理データベース
1,2,3のサーバソフトウエアが、与えられた命令セ
ットに従って、夫々のデータベース1,2,3に格納さ
れたフォルダの一覧のデータを、接続された対応する夫
々の文書管理接続プログラムP1,P2,P3に渡す。
次にS5では、夫々の文書管理接続プログラムP1,P
2,P3が、フォルダ一覧のデータを、統合文書管理ソ
フトウエアT1のインタフェース仕様に合わせて、対応
するデータに変換し、変換されたデータを統合文書管理
ソフトウエアT1に渡す。S6では、統合文書管理ソフ
トウエアT1の表でデータ管理部22が、各文書管理接
続プログラムP1,P2,P3から渡された各文書管理
データベース1,2,3のフォルダ一覧のデータを管理
し(図6(A)参照)、S7では表示・操作部21が、
クライアントコンピュータC3の画面の領域V1に、表
示データ管理部22に管理された各文書管理データベー
ス1,2,3のフォルダ一覧(管理ツリー)D1,D
2,D3を表示させる(図2参照)。
【0082】図9は、クライアントコンピュータC3の
領域V2に文書一覧のデータを表示させるための動作を
示すフロー図である。まず、S11で、ユーザがクライ
アントコンピュータC3の領域V1に表示された各文書
管理データベース1,2,3のフォルダ一覧から、マウ
スクリック等によって任意のフォルダ(例えば、文書管
理データベース2内の、あるフォルダ)を選択する。次
にS12で統合文書管理ソフトウエアT1の表示データ
管理部22は、自らが管理しているフォルダ一覧のデー
タから、ユーザによって選択されたフォルダが属する文
書管理データベース(この例の場合、文書管理データベ
ース2)を特定する。次にS13で、接続文書管理デー
タベース管理部23は、自らが管理している各文書管理
データベース1,2,3及びそれらを統合文書管理ソフ
トウエアT1に接続している文書管理接続プログラムP
1,P2,P3のデータから、S12で特定された文書
管理データベースを統合文書管理ソフトウエアT1に接
続している文書管理接続プログラム(この例の場合、文
書管理接続プログラムP2)を特定する。次にS14で
は、表示データ管理部22は、S13で特定された文書
管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プロ
グラムP2)に対して、その文書管理接続プログラムが
接続している文書管理データベース(この例の場合、文
書管理データベース2)内の、S11で選定されたフォ
ルダに格納された文書の一覧を示すデータを要求する。
【0083】次にS15で、このフォルダ内文書一覧の
データを要求された文書管理接続プログラム(この例の
場合、文書管理接続プログラムP2)は、その要求の命
令を、接続している対応した文書管理データベース(こ
の例の場合、文書管理データベース2)のインタフェー
ス仕様に合わせて、対応する命令セットに変換し、その
命令セットをその文書管理データベースに与える。S1
6では、その命令セットを受けた文書管理データベース
(この例の場合、文書管理データベース2)のサーバソ
フトウエアが、その命令セットの内容に従って、要求さ
れたフォルダ内に格納された文書の一覧を示すデータを
その文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理
接続プログラムP2)に渡す。
【0084】次にS17で、フォルダの文書一覧を示す
データを受けた文書管理接続プログラム(この例の場
合、文書管理接続プログラムP2)は、そのデータを統
合文書管理ソフトウエアT1のインタフェース仕様に合
わせて、対応するデータに変換し、変換された文書一覧
のデータを統合文書管理ソフトウエアT1に渡す。S1
8では、表示データ管理部22が、渡された文書一覧の
データを管理する(図6(B)参照)。次にS19で、
表示・操作部21は、このようにして表示データ管理部
22で管理された文書一覧のデータをクライアントコン
ピュータC3の画面の領域V2に表示させる。
【0085】図10は、クライアントコンピュータC3
の領域V2に表示された文書一覧のデータを更新する
(例えば、文書管理データベース2の中のある1つのフ
ォルダの文書一覧が画面の領域V2に表示されている状
態から、それに代わって、文書管理データベース3の中
にある1つのフォルダの文書一覧が画面の領域V2に表
示されるようにする)ための動作を示すフロー図であ
る。
【0086】まず、S21で、ユーザがクライアントコ
ンピュータC3の領域V1に表示された各文書管理デー
タベース1,2,3のフォルダ一覧から、マウスクリッ
ク等によって任意のフォルダ(この例の場合、文書管理
データベース3内の、ある一つのフォルダ)を選択す
る。次にS22で統合文書管理ソフトウエアT1の表示
データ管理部22は、自らが管理しているフォルダ一覧
のデータから、ユーザによって選択されたフォルダが属
する文書管理データベース(この例の場合、文書管理デ
ータベース3)を特定する。次にS23で、接続文書管
理データベース管理部23は、自らが管理している各文
書管理データベース1,2,3及びそれらを統合文書管
理ソフトウエアT1に接続している文書管理接続プログ
ラムP1,P2,P3のデータから、S22で特定され
た文書管理データベースを統合文書管理ソフトウエアT
1に接続している文書管理接続プログラム(この例の場
合、文書管理接続プログラムP3)を特定する。次にS
24では、接続文書管理データベース管理部23は、S
23で特定された文書管理接続プログラム(この例の場
合、文書管理接続プログラムP3)に対して、その文書
管理接続プログラム(この例の場合、文書管理接続プロ
グラムP3)が接続している文書管理データベース(こ
の例の場合、文書管理データベース3)内の、S21で
選定されたフォルダに格納された文書の一覧を示すデー
タを要求する。
【0087】次にS25で、このフォルダ内文書一覧の
データを要求された文書管理接続プログラム(この例の
場合、文書管理接続プログラムP3)は、その要求の命
令を、接続している対応した文書管理データベース(こ
の例の場合、文書管理データベース3)のインタフェー
ス仕様に合わせて、対応する命令セットに変換し、その
命令セットをその文書管理データベースに与える。S2
6では、その命令セットを受けた文書管理データベース
(この例の場合、文書管理データベース3)のサーバソ
フトウエアが、その命令セットの内容に従って、要求さ
れたフォルダ内に格納された文書の一覧を示すデータを
その文書管理接続プログラム(この例の場合、文書管理
接続プログラムP3)に渡す。
【0088】次にS27で、フォルダ内文書一覧のデー
タを受けた文書管理接続プログラム(この例の場合、文
書管理接続プログラムP3)は、そのデータを統合文書
管理ソフトウエアT1のインタフェース仕様に合わせ
て、対応するデータに変換し、変換された文書一覧のデ
ータを統合文書管理ソフトウエアに渡す。S28では、
表示データ管理部22が、渡された文書一覧のデータ
を、それまで管理していた文書一覧のデータに代えて管
理する(この例の場合、文書管理データベース2の中の
ある1つのフォルダの文書一覧が管理されていた状態か
ら、それに代わって、文書管理データベース3の中にあ
る1つのフォルダの文書一覧が管理される)。次にS2
9で、表示・操作部21は、このようにして表示データ
管理部22で新たに管理された文書一覧のデータを、そ
れまで表示されていたデータに代わってクライアントコ
ンピュータC3の画面の領域V2に表示させることによ
って、領域V2の表示内容を更新する。
【0089】図11は、各文書管理接続プログラムP
1,P2,P3にインプリメントされている命令の一覧
を示す図である。前述の如く、各文書管理接続プログラ
ムP1,P2,P3は夫々統合文書管理ソフトウエアT
1に共通のインタフェースを持つ。つまり、例えば文書
のコピーをするときに使用される“CopyDocum
ents”命令、文書の移動を行うときに使用される
“MoveDocuments”命令といった、共通の
命令がインプリメントされている。又、統合文書管理ソ
フトウエアT1で扱う文書、フォルダ(キャビネット)
には文書管理接続プログラムP1,P2,P3がID番
号を付けており、文書管理接続プログラムに命令を出す
ときは、文書、フォルダを指示するためにそのID番号
を指定する(図11参照)。
【0090】各文書管理接続プログラム(例えばP2)
では、それが接続する文書管理データベース(この例の
場合、2)のインタフェース仕様に合わせて、“Cop
yDocuments”等の命令を変換し、その変換に
よって得られた命令セットでサーバソフトウエアを介し
て文書管理データベース(この例の場合、2)を操作す
る。
【0091】このように各文書管理接続プログラムP
1,P2,P3が夫々統合文書管理ソフトウエアT1に
共通のインタフェースを持つようにすることによって、
即ち各文書管理接続プログラムP1,P2,P3と統合
文書管理ソフトウエアT1との間の接続インタフェース
を統一することによって、統合文書管理ソフトウエアT
1で文書管理データベース1,2,3の文書を操作する
際に、接続されている文書管理データベース1,2,3
の種類を意識することなく文書操作を行うことが可能と
なる。
【0092】図12は、統合文書管理ソフトウエアT1
と各文書管理接続プログラムP1,P2,P3との接
続、切断を行うためのダイアログ・ボックス(以下、
「接続指示ダイアログ・ボックス」と称する)を示す図
である。この接続指示ダイアログ・ボックスは統合文書
管理ソフトウエアT1の表示データ管理部22で管理さ
れており、ユーザからの指示によってクライアントコン
ピュータC3の画面に表示される。
【0093】図13は、接続指示ダイアログ・ボックス
の操作の際の動作を示すフロー図である。まずS31
で、ユーザが接続指示ダイアログ・ボックスを表示させ
るための操作を行う。その結果、S32にて、接続文書
管理データベース管理部23は、OS管理下の特定のフ
ォルダをサーチし、そこで統合文書管理ソフトウエアT
1に接続されていない(メモリにロードされていない)
文書管理接続プログラム(例えば、P2)を見つけ、そ
の文書管理接続プログラムを一時的に統合文書管理ソフ
トウエアT1に接続する(メモリにロードする)。そし
て、S33にて、接続文書管理データベース管理部23
は、そのようにして接続した文書管理接続プログラム
(この例の場合、P2)に、その文書管理接続プログラ
ムが接続する対応する文書管理データベース(この例の
場合、2)を尋ね、その文書管理データベース及びその
文書管理接続プログラムに関するデータを未接続文書管
理データとして一時的に管理する。
【0094】そしてS34にて、表示・操作部21は、
接続文書管理データベース管理部23が管理しているデ
ータにより、統合文書管理ソフトウエアT1に接続され
ている文書管理データベース(この例の場合、1,3)
の一覧、及び接続されていない(実際には一時的に接続
されてはいるが、接続文書管理データベース管理部23
にて未接続文書管理データとして管理されているため、
接続されていないものと見なされる)文書管理データベ
ース(この例の場合、2)の一覧を含む接続指示ダイア
ログ・ボックスを表示させる(図12参照)。
【0095】そこでユーザがこのように表示された接続
指示ダイアログ・ボックス上で任意の文書管理データベ
ースの接続・切断を指示する操作を行う(S35)。そ
して最後にユーザによって「OK」ボタンがクリックさ
れると、S36にて、操作・表示部21は接続指示ダイ
アログ・ボックスの表示を終了し、接続文書管理データ
ベース管理部23が、S35で接続指示されていない、
あるいは切断指示された文書管理データベースに対応す
る文書管理接続プログラムを統合文書管理ソフトウエア
T1から切断し(メモリからアンロードし)、その文書
管理接続プログラム及び対応する文書管理データベース
に関するデータを自らが管理するデータから削除する。
【0096】統合文書管理ソフトウエアT1と各文書管
理接続プログラムP1,P2,P3とは別モジュールと
なっており(例えば統合文書管理ソフトウエアT1が実
行ファイル(.exe)であり、各文書管理接続プログ
ラムP1,P2,P3は夫々DLL(ダイナミック・リ
ンク・ライブラリ)ファイル(.dll)である)、図
12に示す接続指示ダイアログ・ボックスを使用してユ
ーザはダイナミックに各文書管理接続プログラムP1,
P2,P3の統合文書管理ソフトウエアT1に対する接
続、切断を個々に行うことができる。即ち、統合文書管
理ソフトウエアT1は、ユーザの指示に従って、各文書
管理接続プログラムP1,P2,P3を個々にメモリに
ロード、又はメモリからアンロードする。
【0097】図12は、一例として、ユーザが文書管理
接続プログラムP1,P3を統合文書管理ソフトウエア
T1に接続し、文書管理接続プログラムP2を統合文書
管理ソフトウエアT1から切断するということを指示す
る操作を行った状態を示す。このような操作を行うこと
によって、図14に示す如く、クライアントコンピュー
タC3の画面の領域V1には、文書管理データベース1
及び3の夫々のフォルダ一覧(管理ツリー)D1,D3
のみが表示されることになる。
【0098】図15は、文書管理接続プログラム(P
1,P2,P3の内のいずれでもよい)を統合文書管理
ソフトウエアT1から切断するための動作を示すフロー
図である。まずS40で、ユーザが、例えば図12に示
される如くの接続指示ダイアログ・ボックスを使用して
任意の文書管理データベース(例えば、3)を切断する
ということを指示する操作を行う。S41では統合文書
管理ソフトウエアT1の接続文書管理データベース管理
部23が切断を指示された文書管理データベースを接続
している文書管理接続プログラム(この例の場合、P
3)を特定し、S42で、その文書管理接続プログラム
を統合文書管理ソフトウエアT1から切断する(メモリ
からアンロードする)。
【0099】次に、S43で、接続文書管理データベー
ス管理部23は、自らが管理するデータ(図7参照)か
ら切断された文書管理接続プログラム(この例の場合、
P3)及びそれが接続していた対応する文書管理データ
ベース(この例の場合、3)に関するデータを削除す
る。S44では、表示データ管理部22が、自らが管理
するデータから、その文書管理データベースに関するデ
ータを削除する。S45では表示・操作部21が、表示
データ管理部22の管理から削除されたデータ(この例
の場合、文書管理データベース3のフォルダ管理ツリー
D3)を画面から削除させる。
【0100】図16は、文書管理接続プログラム(P
1,P2,P3の内のいずれでもよい)を統合文書管理
ソフトウエアT1に接続するための動作を示すフロー図
である。まずS46で、ユーザが、例えば図12に示さ
れる如くの接続指示ダイアログ・ボックスを使用して任
意の文書管理データベースを接続するということを指示
する操作を行う(例えば文書管理データベース1,3が
既に接続されており文書管理データベース2が切断され
ている状態で、文書管理データベース2を接続する操作
を行ったとする)。S47では、統合文書管理ソフトウ
エアT1の接続文書管理データベース管理部23が接続
を指示された文書管理データベース(この例の場合、
2)を接続している(上述の如く、接続文書管理データ
ベース管理部23にて未接続管理データとして管理され
ているため接続されていないと見なされているが、実際
には一時的に接続している)文書管理接続プログラム
(この例の場合、P2)を特定する。
【0101】次にS48では、接続文書管理データベー
ス管理部23は、自らが管理するデータ(図7参照)
に、S47で特定された文書管理接続プログラム(この
例の場合、P2)及びそれが接続している対応する文書
管理データベース(この例の場合、2)に関するデータ
を追加するとともに、それまで未接続文書管理データと
して管理されていたデータを削除する。この結果、それ
まで接続されていないと見なされていた文書管理データ
ベース(この例の場合、2)が、接続されていると見な
されるようになる。S49では、表示データ管理部22
が、自らが管理するデータに、その文書管理データベー
スに関するデータを追加する。S50では表示・操作部
21が、表示データ管理部22の管理するデータに追加
されたデータ(この例の場合、文書管理データベース2
のフォルダ管理ツリーD2)をクライアントコンピュー
タC3の画面の領域V1に追加表示させる。
【0102】尚、S49で、表示データ管理部22が新
たに接続された(実際には接続指示ダイアログ・ボック
スの表示時に一時的に接続されたが接続されていないと
見なされており、S48にて接続されていると見なされ
るようになった)文書管理データベース(この例の場
合、2)のデータを自らが管理するデータに追加するた
めに、図8のS2〜S5の動作と同様の、データを文書
管理データベースから取得する動作が行われる。但し、
S2〜S5では接続文書管理データベース管理部23に
管理されているすべての文書管理接続プログラム(P
1,P2,P3)にデータを要求して取得したが、この
場合には新たに接続された文書管理プログラム(この例
の場合、P2)のみにデータを要求して取得する。
【0103】又、図8のクライアントコンピュータC3
の画面の領域V1にデータを表示させる動作において、
あらかじめ図12に示す接続指示ダイアログ・ボックス
においてすべての文書管理データベース(1,2,3)
の接続を指示する操作がなされており、S1でクライア
ントコンピュータC3が起動されると、S2の前に、統
合文書管理ソフトウエアT1の接続文書管理データベー
ス管理部23は、自らが管理するデータに、すべての文
書管理接続プログラム(P1,P2,P3)及び対応す
る文書管理データベース(1,2,3)に関するデータ
を既接続文書管理データとして含め、もってすべての文
書管理データベースが統合文書管理ソフトウエアT1に
接続されていると見なされるようにして管理するものと
する。
【0104】上述の如く、本発明が適用される統合文書
管理システムによれば、ユーザは、使用する文書管理デ
ータベースのみ接続することが可能となる。上述の如
く、各文書管理接続プログラム(P1,P2,P3)は
夫々統合文書管理ソフトウエアT1に共通のインタフェ
ースを有するため、各々に一般的な文書管理データベー
スを操作するのに必要な操作命令がすべてインプリメン
トされている。しかしながら接続されている文書管理デ
ータベースは様々な規模、種類、運用方法を有するた
め、各文書管理接続プログラムP1,P2,P3にイン
プリメントされている命令すべてが有効であるとは限ら
ない(例えば文書管理データベース1では文書名変更が
できない)。また、統合文書管理ソフトウエアT1の運
用仕様として、ある操作を実行不可にするように制限し
たい場合がある(例えば文書管理データベース2では文
書削除を実行不可にしたい場合がある)。本発明が適用
される統合文書管理システムでは、そのような事態に対
処するために、統合文書管理ソフトウエアT1が各文書
管理接続プログラムP1,P2,P3に出す操作命令
が、夫々それに対応する文書管理データベース1,2,
3に対して有効な(即ち各文書管理データベース1,
2,3でサポートされた命令(Capability)
か)、あるいは許可された命令であるかを、各文書管理
接続プログラムP1,P2,P3に尋ねることができ
る。即ち、各文書管理接続プログラムにインプリメント
された各命令が夫々の文書管理データベース1,2,3
によってサポートされた、又は許可された命令であるか
という情報を各文書管理接続プログラムから取得でき
る。図17に示す如く、各文書管理接続プログラムP
1,P2,P3には、設計時に、インプリメントされた
命令が実行可能か否かの設定がなされる。
【0105】図18は、文書削除時の動作を示すフロー
図である。S51では、ユーザがクライアントコンピュ
ータC3の画面上で任意の文書管理データベース内の任
意のフォルダの中の任意の文書(例えば文書管理データ
ベース3に属するあるフォルダに格納されたある文書)
を選択し、その文書を削除する操作を行う。S52で
は、統合文書管理ソフトウエアT1の表示データ管理部
22が選択された文書の属する文書データベース(この
例の場合、3)を特定する。S53では、接続文書管理
データベース管理部23が、特定された文書管理データ
ベースを接続している対応する文書管理接続プログラム
(この例の場合、P3)を特定する。S54では接続文
書管理データベース管理部23が、特定された文書管理
接続プログラムに文書削除の操作の可否を尋ねる。
【0106】もし、尋ねた結果が「否」の場合(S55
のNO)、S56でクライアントコンピュータC3の画
面に「エラー」の旨の表示を出させ、この動作を終了す
る。もし尋ねた結果が「可」の場合(S55のYE
S)、S57で、接続文書管理データベース管理部23
は特定された文書管理接続プログラム(この例の場合、
P3)に対してS51で選択された文書を削除する命令
を与える。(この例の場合、特定されたのが文書管理接
続プログラムP3であるため、図17(C)に示す如
く、文書削除(DeleteDocument)が
「可」であるので、S57が実行される。) S58で、文書管理接続プログラム(この例の場合、P
3)は、与えられた命令を、接続している対応する文書
管理データベース(この例の場合、3)のインタフェー
スの仕様に合うように、対応する命令セットに変換し、
その文書管理データベースに与える。S59では、その
命令セットを受けた文書管理データベース(この例の場
合、3)のサーバソフトウエアがその命令セットの内容
に従ってS51で選択されたあるフォルダのある文書を
削除する。S60で、そのサーバソフトウエアはその文
書を削除した旨の情報を、接続している対応する文書管
理接続プログラム(この例の場合、P3)に与える。
【0107】S61で、その情報を受けた文書管理接続
プログラムはその情報を統合文書管理ソフトウエアT1
のインタフェース仕様に合うように、対応する情報に変
換し、変換後の情報を統合文書管理ソフトウエアT1に
与える。S62では、表示データ管理部22が、自らが
管理しているデータから、削除された文書のデータを削
除する。S63では、表示・操作部21が、表示データ
管理部22の管理しているデータから削除された文書の
データをクライアントコンピュータC3の画面の領域V
2から削除させる。
【0108】このように本発明が適用される統合文書管
理システムによれば、各文書管理データベースのデータ
を操作しようとする際にその操作が夫々の文書管理デー
タベースにサポートされているか、又は許可されている
かを予め問い合わせてその情報(図17参照)を取得す
ることができるので、文書管理データベースにサポート
されていない操作命令が文書管理接続プログラムに与え
られ、それが文書管理データベースのインタフェース仕
様に合うように、対応する命令セットに変換されて文書
管理データベースに与えられるという無駄な動作が行わ
れることを防止できる。又、許可されていない操作命令
が文書管理接続プログラムを介して文書管理データベー
スに与えられるという不具合な動作が実行されることを
防止できる。
【0109】図19及び図20は、異なる文書管理デー
タベース間の文書の移動の動作を示すフロー図である。
但し、異なる文書管理データベース間の文書の移動は、
移動しようとする文書が移動先で登録可能な属性を有す
るという条件がみたされていることが必要である。例え
ば移動しようとする文書が画像データを含み、移動先の
文書管理データベースが数値データ専用のものであった
場合、文書の移動は不可である。
【0110】まず、S71でユーザがクライアントコン
ピュータC3の画面上で任意の一の文書管理データベー
スの任意のフォルダ内の任意の文書(例えば文書管理デ
ータベース1内のあるフォルダのある文書)を選択し、
その文書を任意の他の文書管理データベースの任意のフ
ォルダ(例えば文書管理データベース2内のあるフォル
ダ)に移動する操作を行う。S72で表示データ管理部
22が選択された文書の属するフォルダ及びそのフォル
ダが属する一の文書管理データベース(この例の場合、
1)を特定する。S73では、表示データ管理部22は
移動先のフォルダの属する他の文書管理データベース
(この例の場合、2)を特定する。S74では、接続文
書管理データベース管理部23が一の文書管理データベ
ース及び他の文書管理データベースの夫々を接続してい
る対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P
1,P2)を特定する。
【0111】S75では、このようにして特定された一
の文書管理データベース(この例の場合、1)を接続し
ている対応する文書管理接続プログラム(この例の場
合、P1)に対して文書削除の操作の可否を問い合わせ
る。もしその文書管理接続プログラムからの回答が
「否」であった場合(S76のNO)、S77でクライ
アントコンピュータC3の画面に「エラー」の旨の表示
を出させ、この動作を終了する。S78では、前述の如
くに特定された他の文書管理データベース(この例の場
合、2)を接続している対応する文書管理接続プログラ
ム(この例の場合、P2)に対して文書作成(登録)の
操作の可否を問い合わせる。もしその文書管理接続プロ
グラムからの回答が「否」であった場合(S79のN
O)、S77でクライアントコンピュータC3の画面に
「エラー」の旨を示す表示を出させ、この動作を終了す
る。
【0112】もし両方の文書管理接続プログラムP1,
P2からの回答が夫々「可」である場合(S76のYE
S且つS79のYES)、S80で、接続文書管理デー
タベース管理部23は一の文書管理データベース(この
例の場合、1)を接続している対応する文書管理接続プ
ログラム(この例の場合、P1)に対して、S71で選
択されたフォルダ内の選択された文書の実データ(文書
の内容、実体データ)を取得するようにという旨の命令
を与える。
【0113】S81では、命令を与えられた文書管理接
続プログラム(この例の場合、P1)は、この命令を一
の文書管理データベース(この例の場合、1)のインタ
フェース仕様に合うように、対応する命令セットに変換
し、この命令セットを一の文書管理データベースに与え
る。S82では、この命令セットを受けた一の文書管理
データベース(この例の場合、1)のサーバソフトウエ
アは命令セットで指定されたフォルダの指定された文書
(S71で選択されたフォルダ内の選択された文書)の
実データを、接続している文書管理接続プログラム(こ
の例の場合、P1)に渡す。S83では、この文書管理
接続プログラムは、渡された文書の実データを統合文書
管理ソフトウエアT1に渡す。
【0114】S84では、統合文書管理ソフトウエアT
1は渡された文書の実データをメモリに一時的に格納
し、S74で特定された他の文書管理データベース(こ
の例の場合、2)を接続している対応する文書管理接続
プログラム(この例の場合、P2)に対して、メモリに
一時的に格納された文書の実データを使用して新たな文
書をS71で選択されたフォルダに作成するようにとい
う旨の命令を与えると共に、メモリに一時的に格納され
た文書の実データを渡す。S85では、命令及び文書の
実データを与えられた文書管理接続プログラム(この例
の場合、P2)は、その命令を他の文書管理データベー
ス(この例の場合、2)のインタフェース仕様に合うよ
うに、対応する命令セットに変換し、その命令セットと
共に文書の実データを他の文書管理データベースに渡
す。
【0115】S86では、命令セットと文書の実データ
を取得した他のデータベースのサーバソフトウエアは取
得した文書の実データを使用して他のデータベースの指
定されたフォルダ(S71で文書の移動先として指定さ
れたフォルダ)に新たに文書を作成する。S87では、
このサーバソフトウエアは、文書を新たに作成した旨の
情報を、この他のデータベースを接続している文書管理
接続プログラム(この例の場合、P2)へ与える。S8
8では、この情報を受けた文書管理接続プログラムはそ
の情報を統合文書管理ソフトウエアT1のインタフェー
ス仕様に合うように、対応する情報に変換し、その情報
を統合文書管理ソフトウエアT1に渡す。
【0116】S89では、統合文書管理ソフトウエアT
1の接続文書管理データベース管理部23は、S71で
移動するように選択された、あるフォルダ内のある文書
の実データを削除するようにという旨の命令を一の文書
管理データベース(この例の場合、1)を接続している
対応する文書管理接続プログラム(この例の場合、P
1)を接続している対応する文書管理接続プログラム
(この例の場合、P1)に与える。S90では、命令を
与えられた文書管理接続プログラムは、その命令を一の
文書管理データベースのインタフェース仕様に合うよう
に、対応する命令セットに変換して一の文書管理データ
ベースに与える。
【0117】S91では一の文書管理データベース(こ
の例の場合、1)のサーバソフトウエアは与えられた命
令セットに従って、一の文書管理データベース内の、あ
るフォルダ内の指定された文書の実データを削除し、削
除した旨の情報を、この文書管理データベースを接続し
ている対応する文書管理接続プログラム(この例の場
合、P1)に渡す。S92で、この情報を与えられた文
書管理接続プログラムは、その情報を統合文書管理ソフ
トウエアT1のインタフェース仕様に合うように、対応
する情報に変換し、変換された情報を統合文書管理ソフ
トウエアT1に渡す。
【0118】S93では、表示データ管理部22は、自
らが管理しているデータから、渡された情報で示され
た、削除された文書に関するデータを削除する。S94
では、表示データ管理部22の管理されているデータか
ら削除されたデータ、即ち一の文書管理データベースか
ら削除された文書を示す画像をクライアントコンピュー
タC3の画面のV2領域から削除される。
【0119】このように、本発明が適用される統合文書
管理システムによれば、異なる文書管理データベース間
の文書の移動が可能である。尚、ここでは文書管理の削
除と異なる文書管理データベース間の文書の移動の動作
について説明したが、基本的にこれと同様の動作で、文
書を操作する他の動作も、夫々の操作に対応した態様で
行われる。
【0120】統合文書管理ソフトウエアT1は複数の文
書管理データベース1,2,3を扱うため、夫々の文書
管理データベースに関する画像を統合文書管理ソフトウ
エアT1でクライアントコンピュータC3の画面に表示
させる際、夫々の文書管理データベースに特有の図形要
素を使用して表示させることが望ましい。図21は、各
文書管理データベースに関するデータをクライアントコ
ンピュータC3の画面に表示させるための図形要素を示
す図で、図22は、このような図形要素を使用して実際
にクライアントコンピュータC3の画面に各文書管理デ
ータベース1,2,3のフォルダのデータ(フォルダ管
理ツリーD1,D2,D3)を領域V1に表示し、その
中で選択されたフォルダF1内の文書一覧(文書1〜文
書8)を領域V2に表示した例を示す図である。ここで
示す如く、文書管理データベース1,2,3の夫々のフ
ォルダを示す図形要素(アイコン)が互いに異なると共
に、フォルダ内の文書を示す図形要素(サムネイル)が
文書毎に異なる。更に図21に示す如く、各文書管理デ
ータベース毎にフォルダ内の文書を示すサムネイルが異
なる。
【0121】上記各アイコン及びサムネイルのリソース
は図6に示す如く各フォルダ毎、そして各文書毎に統合
文書管理ソフトウエアT1の表示データ管理部22によ
って(メモリに格納されて)管理されている。これらの
リソース自体は各文書管理接続プログラムP1,P2,
P3が有する(プログラム内部に組み込まれている)よ
うにして必要に応じて統合文書管理ソフトウエアT1が
クライアントコンピュータC3の画面に表示させるため
にそこから取得するようにしてもよいし、あるいは、元
々それら文書管理接続プログラムが接続する各文書管理
データベース1,2,3が有し、それらを必要に応じて
統合文書管理ソフトウエアT1が夫々の文書管理接続プ
ログラムP1,P2,P3を介して各文書管理データベ
ース1,2,3から取得してもよい。
【0122】又、文書を表すサムネイルの場合、個々の
文書に含まれる画像を縮小して作成する場合が多い。そ
の場合、各文書管理データベース1,2,3のサーバソ
フトウエアがサムネイル画像を作成して夫々の文書管理
接続プログラムP1,P2,P3を介して統合文書管理
ソフトウエアT1に供給するようにしてもよいし、各文
書管理接続プログラムP1,P2,P3が夫々の文書管
理データベース1,2,3から元の画像を取得し、それ
らを縮小してサムネイルとし、統合文書管理ソフトウエ
アT1に供給するようにしてもよい。
【0123】このように、本発明が適用される統合文書
管理システムによれば、接続されている文書管理データ
ベース毎に異なる図形要素(フォルダを示すアイコン、
文書を示すサムネイルなど)を使用してそれらの内容を
表示させることができるため、ユーザはそれらの内容を
区別しやすく、ユーザにとって分かりやすい表示を実現
することができる。
【0124】上記統合文書管理ソフトウエアT1及び各
文書管理接続プログラムP1,P2,P3は、CD−R
OM等の、コンピュータがそこに記録された情報を読み
取り可能な記録媒体にあらかじめ記録され、その記録媒
体がクライアントコンピュータC3(のCD−ROMド
ライブ等)に装着されることによってクライアントコン
ピュータC3に読み取られ、クライアントコンピュータ
C3内のハードディスク装置等の記録装置に書き込ま
れ、クライアントコンピュータC3のCPUによってそ
れらの命令が実行されることによって動作して上記の様
々な機能をクライアントコンピュータC3に実行させる
ようにしてもよい。
【0125】本発明においては、上述の様々な形態にお
ける統合文書管理システムにおいて、データベース内の
文書に対するショートカット文書を作成することを可能
にする。本発明のショートカット文書が作成可能な統合
文書管理システムの基礎となる統合文書管理システムは
前述したが、基本的な構成例を再度図1を参照して説明
する。
【0126】本発明の構成例としては、ネットワーク
(N1)上に複数のコンピュータが接続され、コンピュ
ータC1には文書管理データベース1、コンピュータC
2には文書管理データベース2、コンピュータC3には
文書管理データベース3が存在し、コンピュータC1〜
C3はネットワークにより接続されている(図1)。コ
ンピュータC3に統合文書管理ソフト(ユーザインタフ
ェース)T1があり、その統合文書管理ソフトT1は、
文書管理接続手段としての文書管理接続プログラムP1
により、文書管理データベース1にアクセスすることが
でき、同様に文書管理接続手段としての文書管理接続プ
ログラムP2により文書管理データベース2、文書管理
接続手段としての文書管理接続プログラムP3により文
書管理データベース3をアクセスすることができる。な
お、接続手段は、文書管理データベースのI/Fの違い
を吸収するため、I/F変換フィルタと呼び変えてもよ
い。
【0127】図23,図24は、コンピュータC1,C
2の文書管理ツリーの構造を示す図である。統合文書管
理ソフトT1の実施例として、当該ソフトT1は二つの
アプリケーションに分かれており、左ペインに接続して
いる文書管理データベースの文書管理ツリーを表示し、
右ペインに現在開いているフォルダの文書一覧を表示す
る、文書一覧ソフト(図2)と、左ペインに開いている
文書のページ一覧を表示し、右ペインに現在選択してい
るページのコンテンツを表示する、文書ビューア(図
3)から構成される。コンピュータ(サーバ)C1の文
書管理ツリー構造の一例(図23)としては、あるキャ
ビネットの下に複数のフォルダがあり、そのフォルダの
下にフォルダ或いは文書がある。この例では、1つのキ
ャビネット内に同一の文書はないものとしているので、
文書IDはキャビネット下で一意となる。つまり文書を
一意に決めるためには、サーバID,キャビネットI
D,文書IDが必要となる。コンピュータ(サーバ)C
2の文書管理ツリー構造の一例(図24)としては、あ
るキャビネットの下に複数のフォルダがあり、そのフォ
ルダの下にフォルダ或いは文書があるが、この例では、
1つのキャビネット内に同一の文書が複数あり、文書I
Dはフォルダ下で一意となる。つまり文書を一意に決め
るためには、サーバID,キャビネットID,フォルダ
ID,文書IDが必要となる。
【0128】図25は、文書管理データベース内にある
文書の構造の一例を示す図である。文書管理データベー
スの能力によっては版管理できる場合がある。例えばサ
ーバC1では文書の版管理ができ、文書の構造は図25
のようになるものとする。文書には、文書ID,文書
名,版番号,サムネイル画像データ,ページ1のデータ
〜ページnのデータ,旧版1データ〜旧版nデータ,そ
の他作成者名及び更新者名が構成要素として含まれてい
る。旧版データには、版番号,文書名,サムネイル画
像,ページ1のデータ〜ページnのデータが含まれてい
る。ただし、この文書をその書誌的事項等を自由に挿入
・削除可能なプロパティをもつものとして設定しておい
てもよい。
【0129】図26は、文書管理データベース内にある
文書の構造の他の例を示す図である。文書には各ページ
のデータが版ごとに保存されているので文書のサイズは
非常に大きくなる。文書ビューアは最新の版の文書を開
くことはもちろん、古い版の文書内容も表示することが
できる。しかし、サーバC2では文書の版管理をする能
力が無く、文書の構造は図26のようになる。文書に
は、文書ID,文書名,サムネイル画像データ,ページ
1のデータ〜ページnのデータ,その他作成者名及び更
新者名が構成要素として含まれている。
【0130】文書には各ページのデーダが保存されてい
るのでサーバC1ほどではないがそれでもサイズは大き
くなる。サーバにアクセスするユーザが良く使う文書を
ローカルのデータベース(C3)に保存しようとする
と、大変な資源の無駄が生じる。
【0131】図27は本発明の一実施形態におけるショ
ートカット文書作成方法を説明するためのフロー図、図
28は図27の処理手順で作成したショートカット文書
の構造の一例を示す図、図29は図27の処理手順で作
成したショートカット文書を開く方法を説明するための
フロー図である。本実施形態の統合文書管理システム
は、ネットワークN1に接続され、文書管理データベー
ス1(2,3)を有する文書管理システムとしての、1
以上の文書管理サーバC1(C2,C3)に保管された
文書を、該文書管理サーバC1(C2,C3)に接続手
段P1(P2,P3)を用いて接続された統合文書管理
クライアントC3にて統合的に管理する統合文書管理シ
ステム(すなわち、統合文書管理クライアントC3にて
統合的に管理するための該統合文書管理クライアントC
3と前記文書管理サーバC1(C2,C3)との接続手
段P1(P2,P3)を含む統合文書管理システム)に
おいて、前記統合文書管理クライアントC3内にある文
書管理システムに保管された文書、或いは前記統合文書
管理クライアントC3に接続された任意の前記文書管理
サーバC1,C2に保管された文書に対して、該文書を
識別する文書識別子として、該文書を示す文書識別情報
と、当該文書識別子が一意となるような前記文書の保管
場所を一意に示す保管場所識別情報と、前記接続手段を
示す接続手段名等の接続手段情報とを記憶する手段と、
任意の前記文書管理データベース1(2,3)上に、前
記記憶した情報を保存するショートカット文書を作成す
る手段と、該作成されたショートカット文書を開く操作
によって該ショートカット文書に保存された前記文書識
別子により前記文書を開く手段とを有するようにしたも
のである。
【0132】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、前記統合文書管理クライアントC3内にある
文書管理システムに、或いは前記統合文書管理クライア
ントC3に接続された任意の前記文書管理サーバC1,
C2に保管された文書に対して、該文書を識別する文書
識別子として、該文書を示す文書識別情報と、当該文書
識別子が一意となるような前記文書の保管場所を一意に
示す保管場所識別情報と、前記接続方法を示す接続方法
名等の接続方法情報とを記憶し(S102)、任意の前
記文書管理データベース1(2,3)上に、前記記憶し
た情報を保存する(S104)ショートカット文書(図
25,図26参照)を作成し(S103)、該作成され
たショートカット文書を開く操作(S111)によって
該ショートカット文書に保存された前記文書識別子(S
112)により前記文書を開くようにしたものである
(S113〜S115)。
【0133】また、本実施形態の統合文書管理システム
においては、前記保管場所識別情報は、ホスト名やIP
アドレス等の前記文書の属する文書管理サーバC1(C
2,C3)を一意に示すサーバ識別子を含むようにした
ものである。さらに、前記保管場所識別情報は、前記文
書の属するキャビネットを一意に示すキャビネット識別
子、及び/又は、前記文書の属するフォルダを一意に示
すフォルダ識別子を含むようにしたものである。
【0134】ある文書のショートカット文書を作成する
には、ターゲットの文書を一意に決めるための文書識別
子を取得する必要があるが、サーバC1ではフォルダI
Dはなくてもよいし、サーバC2ではフォルダIDが必
要になる。そこで本実施形態ではデータベース間の違い
を吸収するためターゲット文書の属するフォルダIDを
必ず取得するようにする。
【0135】ショートカット文書を作成するには、ま
ず、ショートカット文書の作成指示(S101)によ
り、選択された文書の文書識別子(属しているサーバ
名,キャビネットID,フォルダID,文書ID)と接
続手段名を取得してメモリに記憶する(S102)。次
にユーザの指定した文書管理のフォルダにショートカッ
ト文書を新規作成し(S103)、メモリに記憶してお
いた情報をショートカット文書に保存して(S10
4)、処理を終了する。すなわち、ショートカット文書
をユーザが指定した場所に仮作成し、ターゲット文書の
文書識別子と、ターゲット文書が属する文書管理と接続
するために用いている接続手段の名前をメモリに記憶
し、記憶した情報をショートカット文書に保存する。
【0136】図28を参照し、図27の処理手順で作成
したショートカット文書を説明する。ここで作成された
フョートカット文書のショートカット情報として、サー
バID,キャビネットID,フォルダID,文書ID,
接続手段名(接続プログラム名)が含まれている。版番
号,サムネイル画像データもショートカット情報として
含まれているが、版番号の記憶領域及びサムネイル画像
の記憶領域は他の実施形態での説明のために設けられた
ものである。
【0137】図29を参照し、図27の処理手順で作成
したショートカット文書を開く方法を説明する。作成し
たショートカット文書を開く一連の処理としては、ま
ず、文書ビューアによりショートカット文書を開く(S
111)。ショートカット文書からショートカット情報
を読み込み、メモリに記憶する(S112)。メモリか
ら接続手段名を取り出し、その名前の接続手段をロード
する(S113)。メモリからサーバIDを読み込み、
接続手段にサーバIDをセットして、サーバの文書管理
と接続し(S114)、キャビネットID,フォルダI
D,文書IDから目的の文書を開き(S115)、処理
を終了する。すなわち、文書を開くには文書ビューアを
用いる。文書ビューアはショートカットから保存されて
いた情報をメモリに読み込み、接続手段名からロードす
る接続手段を決定し、サーバIDから接続するサーバを
決定しロードした接続手段を通してサーバに接続する。
キャビネットID,フォルダID,文書IDからターゲ
ットの文書が決定され、接続手段を通して文書ビューア
は文書の内容を表示する。
【0138】複数文書管理システムでは複数のユーザ
が、文書管理クライアントソフトを用い複数のデータベ
ースをアクセスするが、各自が良く参照する文書を各自
で複製して置いておくことはデータ記憶資源に非常に無
駄になる。また元文書が更新されてもそれを反映するこ
とができなかった。本実施形態により、各自が良く参照
する文書をすばやく参照するために、文書ショートカッ
トを作成し、そのショートカットを開くことで目的の文
書をすばやく開くことが可能となる。また、ショートカ
ット文書はショートカット先の文書に比べて記憶するデ
ータが圧倒的に少ないので、データ記憶資源を無駄に消
費しなくてすむようになる。また元文書の更新にも対応
可能となる。
【0139】図30は本発明の他の実施形態におけるシ
ョートカット文書作成方法を説明するためのフロー図、
図31は図30の処理手順で作成したショートカット文
書を開く方法を説明するためのフロー図である。ショー
トカット文書が指す元文書が更新されたときに、元文書
の内容が全然違うものになってしまい、ショートカット
の持ち主であるユーザにとってショートカットの意味が
なくなってしまう場合がある。文書管理によっては文書
を版管理する機能を持ち、文書を更新するたびに版を上
げることができる。版は版番号によって管理され、文書
を開くときに版番号を指定することによって最新版では
なく旧版を開くことができる。本実施形態においては、
ショートカットを作成するとき、ショートカットを文書
の版に対してのショートカットにできるようにする。
【0140】文書の版へのショートカットを作成したと
しても、最新の文書がそのユーザにとって有効であるか
もしれない。したがって、本実施形態においては、ショ
ートカット文書を開くときに、ショートカット元文書の
版がそのショートカットに記載された版よりも新しくな
っていた場合、新しい版の文書を開くか、ショートカッ
ト作成時の版を開くかをユーザが選択できるようにす
る。
【0141】本実施形態の統合文書管理システムは、前
記ショートカット文書(図25,図26参照)を作成す
るときに、ショートカット元となる文書の版番号を前記
ショートカット文書に保存する手段と、前記ショートカ
ット文書を開く操作によって実際には該ショートカット
文書に保存された前記文書識別子及び版番号によりショ
ートカット元となる文書の前記版番号に対応する版を開
く手段、或いは前記操作によって前記文書識別子により
ショートカット元となる文書の最新の版番号に対応する
版を開く手段とを有するようにしたものである。
【0142】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、前記ショートカット文書を作成するときに、
ショートカット元となる文書の版番号を前記ショートカ
ット文書に保存し(S106)、前記ショートカット文
書を開く操作によって実際には該ショートカット文書に
保存された前記文書識別子及び版番号(S121,S1
23)によりショートカット元となる文書の前記版番号
に対応する版を開き(S127)、或いは前記操作によ
って前記文書識別子によりショートカット元となる文書
の最新の版番号に対応する版を開く(S125)ように
したものである。
【0143】本実施形態の統合文書管理システムとして
は、前記ショートカット文書を開く操作により、該ショ
ートカット文書に保存された版番号と該ショートカット
文書が指すショートカット元となる文書の最新の版番号
とを比較する手段と、該比較の結果、前記ショートカッ
ト文書に保存された版番号よりも前記ショートカット元
となる文書の版番号の方が新しいとき、前記ショートカ
ット文書に保存された版番号により前記ショートカット
元となる文書の対応する版を開くのか、或いは前記ショ
ートカット元となる文書の最新の版を開くのかを問い合
わせる手段と、前記問い合わせにより指示された版番号
で前記ショートカット文書の対応する版を開く手段とを
有するようにしてもよい。
【0144】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、前記ショートカット文書を開く操作により、
該ショートカット文書に保存された版番号と該ショート
カット文書が指すショートカット元となる文書の最新の
版番号とを比較し(S124)、該比較の結果、前記シ
ョートカット文書に保存された版番号よりも前記ショー
トカット元となる文書の版番号の方が新しいとき、前記
ショートカット文書に保存された版番号により前記ショ
ートカット元となる文書の対応する版を開くのか、或い
は前記ショートカット元となる文書の最新の版を開くの
かを問い合わせ(S126)、該問い合わせにより指示
された版番号で前記ショートカット文書の対応する版を
開く(S125,S127)ようにしたものである。
【0145】また、前記問い合わせにより指示された版
番号が最新の版番号であったとき、前記ショートカット
文書に該版番号を保存する手段を有するようにして、次
回そのショートカット文書を開く場合にその版番号を利
用できるようにしてもよい。
【0146】本実施形態におけるショートカット文書作
成方法は、図27を参照して説明した作成方法におい
て、S102の部分が異なる。以下に異なる部分を図3
0を参照して説明する。S102において選択された文
書の文書識別子(属しているサーバ名,キャビネットI
D,フォルダID,文書ID)と接続手段名を記憶した
後、文書の属する文書管理のケーパビリティから、その
文書管理が版管理しているか否かを調べる(S10
5)。版管理していれば、文書から現在の版番号を取得
し、メモリに追加記憶し(S106)、S103へ進
む。版管理していなければそのままS103へ進む。す
なわち、ターゲット文書の文書識別子と、ターゲット文
書が属する文書管理と接続するために用いている接続手
段の名前をメモリに記憶し、次に、ターゲット文書が属
する文書管理の能力を調べ、版管理可能な文書管理であ
れば文書の現在の版番号を取得しメモリに追加記憶す
る。これは図1におけるサーバC1にあたる(図25参
照)。版管理が可能でない文書管理であれば追加で何も
しない。これは図1におけるサーバC2にあたる(図2
6参照)。その後、記憶した情報をショートカット文書
に保存する。
【0147】図30の処理手順で作成したショートカッ
ト文書を開く一連の処理としては、図29を参照して説
明した方法において、S115の部分が異なる。図31
を参照して以下に異なる部分を説明する。S114にお
ける接続後、キャビネットID,フォルダID,文書I
Dからターゲット文書を特定する(S121)。次にメ
モリに記憶されているショートカット情報に版番号が含
まれるかを調べ(S122)、含まれなければターゲッ
ト文書を開く(S125)。S122において版番号が
含まれていれば、ターゲット文書の版番号を取得し(S
123)、メモリから読み込んだ版番号と現在の文書の
版番号を比較する(S124)。比較の結果、同じであ
ればS125へ進み、異なれば文書をショートカット作
成時点の版で開くか、最新の版で開くかを問い合わせる
(S126)。最新の版を開く場合にはS125へ進
み、ショートカット作成時の版で開く場合には版番号を
指定してその文書の対応する旧版を開き(S127)、
処理を終了する。すなわち、ショートカット文書に保存
されていた情報に版番号が書かれていれば、ターゲット
文書の版番号と比較する。比較した結果が異なっていれ
ば、ショートカット作成時点の版で文書を開くか、最新
の文書を開くかをユーザに問い合わせる。問い合わせた
結果、ショートカット作成時の場合であればターゲット
文書のショートカット作成時の版番号のものを文書ビュ
ーアで表示する。版番号が記録されていないか、ユーザ
が最新の文書を表示すると選択した場合は、ターゲット
文書の最新の版の内容を表示する。
【0148】本実施形態により、ショートカット元文書
が、ショートカットを作成したユーザの意図にそぐわな
い変更をされたときでも、ショートカットの有効性を保
つことが可能になる。本実施形態により、ショートカッ
ト文書を作成したユーザにとって有効である文書を開く
ことが可能になる。
【0149】図32は本発明の他の実施形態におけるシ
ョートカット文書作成方法を説明するためのフロー図、
図33は図32の処理手順で作成したショートカット文
書を開く方法を説明するためのフロー図である。上記実
施形態において、開くときにショートカットを作成した
時点の版で文書を開くか、最新の版で文書を開くかを決
めるのではなく、ショートカット作成時にショートカッ
ト元文書の版番号を保存するかを決め、それによりショ
ートカット文書を開くときにはどの版で文書を開くのか
をショートカット作成時点で決めるようにする。
【0150】本実施形態の統合文書管理システムは、前
記ショートカット文書を作成するときに、ショートカッ
ト文書を開く操作の結果として、ショートカット元とな
る文書の最新の版を開くのか、或いはショートカット文
書を作成した版番号により前記ショートカット元となる
文書の対応する版を開くのかを問い合わせる手段と、該
問い合わせの結果、前記ショートカット文書を作成した
版番号により前記ショートカット元となる文書の対応す
る版を開くことが選択されたときには前記ショートカッ
ト元となる文書の開きたい版番号を前記ショートカット
文書に保存する手段と、前記ショートカット文書に版番
号が保存されている場合、前記ショートカット文書を開
く操作によって実際には前記ショートカット文書に保存
された前記文書識別子及び版番号により前記ショートカ
ット元となる文書の前記版番号に対応する版を開く手段
と、前記ショートカット文書に版番号が保存されていな
い場合、前記ショートカット文書を開く操作によって実
際には前記ショートカット文書に保存された前記文書識
別子により前記文書の最新版を開く手段とを有するよう
にしたものである。
【0151】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、前記ショートカット文書を作成するときに、
ショートカット文書を開く操作の結果として、ショート
カット元となる文書の最新の版を開くのか、或いはショ
ートカット文書を作成した版番号により前記ショートカ
ット元となる文書の対応する版を開くのかを問い合わせ
(S107)、該問い合わせの結果、前記ショートカッ
ト文書を作成した版番号により前記ショートカット元と
なる文書の対応する版を開くことが選択されたときには
前記ショートカット元となる文書の開きたい版番号を前
記ショートカット文書に保存し(S106)、前記ショ
ートカット文書に版番号が保存されている場合(S12
2でYES)、前記ショートカット文書を開く操作によ
って実際には前記ショートカット文書に保存された前記
文書識別子及び版番号(S128)により前記ショート
カット元となる文書の前記版番号に対応する版を開き
(S130)、前記ショートカット文書に版番号が保存
されていない場合、前記ショートカット文書を開く操作
によって実際には前記ショートカット文書に保存された
前記文書識別子により前記文書の最新版を開く(S12
9)ようにしたものである。
【0152】本実施形態におけるショートカット文書作
成方法は、図27を参照して説明した作成方法におい
て、S102の部分が異なる。以下に異なる部分を図3
2を参照して説明する。S102において選択された文
書の文書識別子(属しているサーバ名,キャビネットI
D,フォルダID,文書ID)と接続手段名を記憶した
後、文書の属する文書管理のケーパビリティから、その
文書管理が版管理しているか否かを調べる(S10
5)。版管理していれば、ショートカットから文書を開
くときに文書をショートカット作成時点の版で開くか、
最新の版で開くかを問い合わせる(S107)。ショー
トカット作成時の版で開く場合には、文書から現在の版
番号を取得し、メモリに追加記憶し(S106)、S1
03へ進む。版管理していなければ、若しくはS107
において最新の版で開く場合には、そのままS103へ
進む。すなわち、ターゲット文書の文書識別子と、ター
ゲット文書が属する文書管理と接続するために用いてい
る接続手段の名前をメモリに記憶し、次に、ターゲット
文書が属する文書管理の能力を調べる。版管理が可能で
あるとき、ユーザにショートカット文書を開く操作をし
たとき、ショートカット作成時点の版で文書を開くか、
最新の文書を開くかを問い合わせる。問い合わせの結
果、ショートカット作成時点の版で文書を開く場合、文
書の現在の版番号を取得しメモリに追加記憶する。版管
理が可能でない文書管理であるか、あるいは問い合わせ
の結果最新の文書で開く場合、追加で何もしない。
【0153】図32の処理手順で作成したショートカッ
ト文書を開く一連の処理としては、図29を参照して説
明したS115の部分が異なる。図33を参照して以下
に異なる部分を説明する。S114における接続後、メ
モリに記憶されているショートカット情報に版番号が含
まれるかを調べ(S122)、含まれなければS129
へ進む。ショートカット情報に版番号が含まれるのであ
れば、キャビネットID、フォルダID、文書IDから
目的の文書の版番号を取得し(S128)、メモリから
読み込んだ版番号と現在の文書の版番号を比較する(S
124)。比較の結果、同じであれば、S129へ進
み、キャビネットID、フォルダID、文書IDから目
的の文書を開いて処理を終了する。比較の結果、異なれ
ば、キャビネットID、フォルダID、文書IDから文
書を特定し、版番号を指定してその文書の旧版を開き
(S130)、処理を終了する。すなわち、ショートカ
ット文書に保存されていた情報に版番号が書かれていれ
ば、ターゲット文書の版番号と比較する。比較した結果
が異なっていれば、ターゲット文書のショートカット作
成時の版番号のものを文書ビューアで表示する。版番号
が記録されていない場合は、ターゲット文書の最新の版
の内容を表示する。
【0154】文書のショートカットを作成するときに、
その文書の内容によって最新の文書が参照したいのか、
現在の内容の文書を参照したいのかが決まる場合がある
が、本実施形態により、ショートカット文書を開くとき
にはどの版で文書を開くのかをショートカット作成時点
で決めることが可能となる。
【0155】図34は本発明の他の実施形態におけるシ
ョートカット文書作成方法を説明するためのフロー図、
図35は上述した各実施形態(本実施形態は除く)にお
いてショートカット文書を画像で表示する方法を説明す
るためのフロー図、図36は図34の処理手順で作成し
たショートカット文書を画像で表示する方法を説明する
ためのフロー図である。
【0156】以前に当出願人が出願した統合文書管理シ
ステムでは、クライアントソフトの文書一覧画面で文書
を表示するときの図形要素(サムネイル画像)を、文書
管理接続手段を通して文書管理データベースから取得で
きるが(図21,図22参照)、ショートカット文書を
表示するときにも、ショートカット元文書の図形要素で
表示するようにする。
【0157】本実施形態の統合文書管理システムは、前
記ショートカット文書を作成するときに、ショートカッ
ト元となる文書或いはフォルダの図形要素を、該文書或
いはフォルダが存在する前記文書管理サーバの接続手段
から若しくは該接続手段を通して前記文書管理データベ
ースから取得する手段と、該取得した図形要素を前記シ
ョートカット文書に保存する手段と、該ショートカット
文書を一覧に表示するときに前記保存された図形要素を
取り出して表示する手段を有する、又は、前記ショート
カット文書を一覧に表示するときに、ショートカット元
となる文書或いはフォルダの図形要素を、該文書或いは
フォルダが存在する前記文書管理サーバの接続手段から
若しくは該接続手段を通して前記文書管理サーバから取
得する手段と、該取得した図形要素を表示する手段を有
するようにしたものである。
【0158】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、前記ショートカット文書を作成するときに、
ショートカット元となる文書或いはフォルダの図形要素
を、該文書或いはフォルダが存在する前記文書管理サー
バの接続方法から若しくは該接続方法を利用して前記文
書管理データベースから取得し、該取得した図形要素を
前記ショートカット文書に保存し(S108)、該ショ
ートカット文書を一覧に表示するときに前記保存された
図形要素を取り出して表示する(S143,S139,
S140)か、又は、前記ショートカット文書を一覧に
表示するときに、ショートカット元となる文書或いはフ
ォルダの図形要素を、該文書或いはフォルダが存在する
前記文書管理サーバの接続方法から若しくは該接続方法
を利用して前記文書管理サーバから取得し(S137若
しくはS138)、該取得した図形要素を表示する(S
140)ようにしたものである。
【0159】さらに、前記図形要素のかわりに、或いは
前記図形要素に加えて、ショートカット元となる文書或
いはフォルダの作成者等を示すプロパティを前記表示す
る手段で表示するようにしてもよい。このシステムに対
応した統合文書管理方法としては、前記図形情報の表示
の際に、前記図形要素のかわりに、或いは前記図形要素
に加えて、ショートカット元となる文書或いはフォルダ
の作成者等を示すプロパティを表示するようにしたもの
である。
【0160】本実施形態におけるショートカット文書作
成方法は、図27を参照して説明した作成方法におい
て、S102の部分が異なる。以下に異なる部分を図3
4を参照して説明する。S102において選択された文
書の文書識別子(属しているサーバ名,キャビネットI
D,フォルダID,文書ID、接続手段名)を記憶した
後、接続手段を通してサーバから文書のサムネイル画像
を取得し、メモリに追加記憶し(S108)、S103
へ進む。すなわち、ターゲット文書のサムネイル画像を
取得しメモリに追加記憶し、記憶した情報をショートカ
ット文書に保存する。
【0161】図35を参照して、上述した各実施形態
(本実施形態は除く)においてショートカット文書を画
像で表示する方法を説明する。文書一覧ソフトで文書の
一覧を表示する一連の処理としては、まず、接続手段か
らサムネイル画像(文書の内容を表す小さな画像)を取
得し、それを表示する。ショートカット文書に対して
は、上述した各実施形態においてはそれ自身のサムネイ
ル画像は持たないので、以下の方法でショートカット元
となる文書からサムネイル画像を取得する必要があっ
た。
【0162】その詳細を記述すると、サムネイル画像を
取得するには、まず、文書一覧ソフトでフォルダを選択
し(S131)、フォルダ下のオブジェクト(文書、シ
ョートカット文書)数を接続手段を通じて取得する(S
132)。ここでnを全オブジェクト数としてオブジェ
クト数i(1≦i≦n)を1に設定する(S133)。
1からnまで以下のS134〜S139の処理を継続す
る(S141,S142)。まず、オブジェクトiがシ
ョートカット文書か調べ(S134)、そうでなければ
オブジェクトiのサムネイル画像をオブジェクトが属す
る文書管理(文書管理サーバ,文書管理システムともい
う)から接続手段を通して取得し(S138)、S13
9へ進む。オブジェクトiがショートカット文書であれ
ば、ショートカット文書からショートカット情報を読み
込んでメモリに記憶し(S135)、メモリからサーバ
IDを読み込んで接続手段にサーバIDをセットしてサ
ーバの文書管理と接続し(S136)、サーバID,キ
ャビネットID,フォルダID,文書IDから目的の文
書を特定し、文書管理のその文書からサムネイル画像を
取得する(S137)。その後、S139へ進み、オブ
ジェクトiの表示位置を決定する。最後にオブジェクト
iのサムネイル画像を表示位置に描画する(S14
0)。
【0163】図36を参照して、図34の処理手順で作
成したショートカット文書を画像で表示する方法を説明
する。本実施形態においては、まず、文書一覧ソフトで
フォルダを選択し(S131)、フォルダ下のオブジェ
クト(文書,ショートカット文書)数を接続手段を通じ
て取得する(S132)。ここでnを全オブジェクト数
としてオブジェクト数i(1≦i≦n)を1に設定する
(S133)。1からnまで以下のS138〜S140
の処理を継続する(S141,S142)。まず、オブ
ジェクトiのサムネイル画像をオブジェクトが属するシ
ョートカット文書から直接取得する(S143)。その
後、オブジェクトiの表示位置を決定し(S139)、
オブジェクトiのサムネイル画像を表示位置に描画する
(S140)。すなわち、ショートカット文書を作成す
る場合、ショートカット元となる文書のサムネイル画像
を取得し、ショートカット文書に保存する。こうするこ
とによって、ショートカット文書を文書一覧ソフトで表
示するときに、ショートカット元文書のサムネイルをネ
ットワークと通してサーバから取得する必要が無くな
り、システムのパフォーマンスが向上する。ショートカ
ット文書は図28のようになり、画像データが保存され
る。
【0164】文書一覧を表示する場合、文書を表すため
のサムネイル画像を、文書管理接続手段から取得する
が、ショートカット文書のみサムネイル画像の保存場所
が現在開いているフォルダとは別の場所にあることがほ
とんどなので、別の文書管理接続手段から取得する必要
があったが、本実施形態により、ショートカット文書か
らサムネイル画像を取り出して表示することが可能とな
る。
【0165】以上、本発明の様々な実施形態の統合文書
管理システムにおけるショートカット文書の作成方法を
説明してきたが、ここまで説明してきたショートカット
文書のうち、特に版管理に関するもの以外について、そ
のショートカット元となる文書がフォルダであっても同
様に有用な実施が可能である。
【0166】以上、本発明の様々な実施形態の統合文書
管理システムにおけるショートカット文書の作成方法を
説明してきたが、ここまで説明してきたショートカット
文書とは、あくまで統合文書管理システム内の文書管理
データベース上の文書を当該統合文書管理システム内で
開くためのショートカット文書であり、以下にこのショ
ートカット文書を当該システム外で受け渡しすることが
可能なショートカットとして、ショートカットファイル
の作成方法を説明する。
【0167】以下ショートカットファイルに関する実施
形態で説明する統合文書管理システムにおけるショート
カットファイル作成方法も、そのベースとなるのは上述
の当出願人が以前に出願した統合文書管理システムであ
る。ただし、図3に示した左ペインに開いている文書の
ページ一覧を表示し、右ペインに現在選択しているペー
ジのコンテンツを表示する、文書ビューアは、ショート
カットファイルソフトとしても動作し、以下ショートカ
ットファイルに関する実施形態に記載のショートカット
ファイルを読み取り、ショートカット元となる文書を開
くこともできる。
【0168】図1におけるコンピュータ(サーバ)C1
の文書管理ツリー構造は図23のようになり、文書ID
はキャビネット下で一意となる。つまり文書を一意に決
めるためには、サーバID,キャビネットID,文書I
Dが必要となる。コンピュータ(サーバ)C2の文書管
理ツリー構造は図24のようになり、文書IDはフォル
ダ下で一意となる。つまり文書を一意に決めるために
は、サーバID,キャビネットID,フォルダID,文
書IDが必要となる。文書管理データベースの能力によ
っては版管理できる場合がある。例えばサーバC1では
文書の版管理ができ、文書の構造は図25のようにな
る。文書には各ページのデータが版ごとに保存されてい
る。文書ビューアは最新の版の文書を開くことはもちろ
ん、古い版の文書内容も表示することができる。サーバ
C2では文書の版管理をする能力が無く、文書の構造は
図26のようになる。
【0169】図37は本発明の一実施形態におけるショ
ートカットファイル作成方法を説明するためのフロー
図、図38は図37の処理手順で作成したショートカッ
トファイルの構造の一例を示す図、図39は図37の処
理手順で作成したショートカットファイルを開く方法を
説明するためのフロー図である。当出願人が出願した統
合文書管理システム内の文書をメールソフトなどで人に
送信したい場合、送信先のユーザが同じ文書管理サーバ
にアクセスできるのであれば、文書のコンテンツを送信
するのではなく、文書のショートカットを送信すること
で、送信するデータ量を削減することが可能になる。
【0170】本実施形態の統合文書管理システムは、前
記文書識別子等のショートカット情報(前記文書識別子
と必要に応じて版番号,図形要素,プロパティとからな
るショートカット情報)をメモリに記憶する手段と、前
記統合文書管理クライアントが動作しているオペレーシ
ョンシステムのファイルシステムにショートカット用の
ファイルであるショートカットファイルを作成し、該シ
ョートカットファイルに前記メモリに記憶した前記ショ
ートカット情報を書き込む手段と、(前記ファイルシス
テム上で前記ショートカットファイルを一覧表示すると
きに前記ショートカット文書を表示する手段を前記ショ
ートカットファイルに適用して表示する手段と、)前記
ショートカットファイルを開き、該開いたショートカッ
トファイルから前記ショートカット情報を読み込み、該
読み込んだショートカット情報から前記ショートカット
ファイルが示すショートカット元となる文書或いはフォ
ルダの目的の版を開く手段とを有するようにしたもので
ある。
【0171】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、前記文書識別子等のショートカット情報をメ
モリに記憶し(S152)、前記統合文書管理クライア
ントが動作しているオペレーションシステムのファイル
システムにショートカット用のファイルであるショート
カットファイルを作成し(S153)、該ショートカッ
トファイルに前記メモリに記憶した前記ショートカット
情報を書き込み(S154)、(前記ファイルシステム
上で前記ショートカットファイルを一覧表示するときに
前記ショートカット文書を表示する方法(S111〜S
115)を前記ショートカットファイルに適用して表示
し、)前記ショートカットファイルを開き(S16
1)、該開いたショートカットファイルから前記ショー
トカット情報を読み込み(S162)、該読み込んだシ
ョートカット情報から前記ショートカットファイルが示
すショートカット元となる文書或いはフォルダの目的の
版を開く(S163〜S165)ようにしたものであ
る。
【0172】上述のショートカット文書作成方法に関す
る各実施形態と同様に、ショートカット情報を文書から
取得し、それをショートカットファイルに書きこむこと
でショートカットファイルが作成できる。ショートカッ
トファイルを作成するには、まず、文書を選択し、ショ
ートカットファイルの作成を指示する(S151)。次
に、選択された文書からショートカット情報を取得しメ
モリに記憶し(S152)、ユーザの指定したOS管理
下のフォルダにショートカットファイルを新規作成する
(S153)。最後に、メモリに記憶しておいた情報を
ショートカットファイルに保存し(S154)、処理を
終了する。
【0173】図37の処理手順で作成されたフョートカ
ット文書のショートカット情報として、サーバID,キ
ャビネットID,フォルダID,文書ID,接続手段名
(接続プログラム名)が含まれる。版番号,サムネイル
画像データもショートカット情報として含まれている
が、版番号の記憶領域及びサムネイル画像の記憶領域は
他の実施形態での説明のために設けられたものである。
なお、版番号を指定してのショートカット処理に関して
は、前述のショートカット文書作成方法で記述されてい
る方式に従う。また、図25及び図26を用いて説明し
たように、ショートカットファイルをそのショートカッ
ト元の書誌的事項等を自由に組み込むことが可能なプロ
パティをもつものとして設定しておいてもよい。
【0174】図37の処理手順で作成したショートカッ
トは文書ビューアで開くことができる。文書ビューアは
ショートカット文書を開くときと同じ手順でショートカ
ットファイルからショートカット情報を取得し、ショー
トカット元となる文書を表示することができる。
【0175】ショートカットファイルを開く一連の処理
としては、まず、文書ビューア(ショートカットファイ
ルビューア)によりショートカットファイルを開く(S
161)。次に、ショートカットファイルからショート
カット情報を読み込み、メモリに記憶する(S16
2)。メモリから接続手段名を取り出し、その名前の接
続手段をロードし(S163)、メモリからサーバID
を読み込み、接続手段にサーバIDをセットして、サー
バの文書管理と接続する(S164)。最後に、キャビ
ネットID、フォルダID、文書IDから目的の文書を
開き(S165)、処理を終了する。
【0176】ショートカットファイルを作成すること
で、通常のメールソフトや記録メディアなどでそのファ
イルを他人に渡すことができる。また、ショートカット
ファイルを開くためのソフト(以降ショートカットファ
イルソフト)により、ショートカットファイルを開き、
ショートカットファイルの内容から、文書識別子を読み
取り文書の保存場所を特定する。それにしたがって目的
の文書が保管されている文書管理サーバに、文書管理接
続手段(本明細書中におけるこの接続手段としてはプロ
グラムも含むものとする)を通してアクセスし、目的の
文書を開くことができる。通常文書管理システムにおい
て、保存されている文書の一覧を表示する文書一覧表示
ソフトと、文書を開き、その文書の内容を表示し、編集
することができる文書ビューアソフトが存在する。文書
ビューアソフトをショートカットファイルが開けるよう
にしてもよい。
【0177】図40は、本発明の他の実施形態における
ショートカットファイル作成方法を説明するためのフロ
ー図である。本実施形態においては、文書から直接ショ
ートカットファイルを作成するだけでなく、すでにショ
ートカット文書が存在する場合には、ショートカット文
書からショートカットファイルを作成するようにする。
【0178】本実施形態の統合文書管理システムは、前
記統合文書管理クライアントが動作しているオペレーシ
ョンシステムのファイルシステムにショートカット用の
ファイルであるショートカットファイルを作成し、当該
統合文書管理システムで作成されたショートカット文書
に保存された、前記文書識別子等のショートカット情報
を前記ショートカットファイルに書き込む手段と、(前
記ファイルシステム上で前記ショートカットファイルを
一覧表示するときに前記ショートカット文書を表示する
手段を前記ショートカットファイルに適用して表示する
手段と、)前記書き込んだショートカットファイルを開
き、該開いたショートカットファイルから前記ショート
カット情報を読み込み、該読み込んだショートカット情
報から前記ショートカット文書が示すショートカット元
となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段とを有
するようにしたものである。
【0179】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、前記統合文書管理クライアントが動作してい
るオペレーションシステムのファイルシステムにショー
トカット用のファイルであるショートカットファイルを
作成し(S173)、当該統合文書管理方法で作成され
たショートカット文書に保存された、前記文書識別子等
のショートカット情報(前記文書識別子と必要に応じて
版番号,図形要素,プロパティとからなるショートカッ
ト情報)を前記ショートカットファイルに書き込み(S
172,S174)、(前記ファイルシステム上で前記
ショートカットファイルを一覧表示するときに前記ショ
ートカット文書を表示する方法を前記ショートカットフ
ァイルに適用して表示し、)前記書き込んだショートカ
ットファイルを開き、該開いたショートカットファイル
から前記ショートカット情報を読み込み、該読み込んだ
ショートカット情報から前記ショートカット文書が示す
ショートカット元となる文書或いはフォルダの目的の版
を開くようにしたものである。
【0180】ショートカットファイルを作成するには、
まず、ショートカット文書を選択し、ショートカットフ
ァイルの作成を指示する(S171)。次に、選択され
たショートカット文書からショートカット情報を取得し
メモリに記憶し(S172)、ユーザの指定したOS管
理下のフォルダにショートカットファイルを新規作成す
る(S173)。最後に、メモリに記憶しておいた情報
をショートカットファイルに保存し(S174)、処理
を終了する。すなわち、ショートカット文書からショー
トカット情報を取得し、それをショートカットファイル
に書き込むことでショートカットファイルが作成でき
る。
【0181】本実施形態により、すでにショートカット
文書が存在する場合はショートカット元文書を探す必要
が無く、ネットワークの負荷も軽減でき、すばやくショ
ートカットファイルを作成することが可能となる。
【0182】図41は、本発明の一実施形態におけるシ
ョートカットファイルからのショートカット文書作成方
法を説明するためのフロー図である。本実施形態の統合
文書管理システムは、当該統合文書管理システムで作成
された前記ショートカットファイルから前記ショートカ
ット情報を読み込む手段と、該読み込んだショートカッ
ト情報を当該統合文書管理システムの任意の文書管理デ
ータベース上に保存するショートカット文書を作成する
手段とを有するようにしたものである。
【0183】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、当該統合文書管理方法で作成された前記ショ
ートカットファイルから前記ショートカット情報を読み
込み(S182)、該読み込んだショートカット情報を
当該統合文書管理方法における任意の文書管理データベ
ース上に保存するショートカット文書を作成する(S1
83,S184)ようにしたものである。
【0184】本実施形態においては、ショートカットフ
ァイルをショートカット文書として文書管理に登録する
ようにしており、図37及び図40を参照して説明した
実施形態とは逆に、ショートカットファイルを統合文書
管理システムに取り込むことによって、ショートカット
文書を作成する手順について述べている。
【0185】ショートカットファイルからショートカッ
ト文書を作成するには、まず、文書一覧ソフトから、シ
ョートカットファイルの取り込みを指示する(S18
1)。次に、選択されたショートカットファイルを読み
込み、ショートカット情報を取得しメモリに記憶し(S
182)、現在表示している文書管理のフォルダ下にシ
ョートカット文書を新規作成する(S183)。最後
に、メモリに記憶しておいた情報をショートカット文書
に設定し(S184)、処理を終了する。
【0186】本実施形態により、ショートカットファイ
ルを前述の以前出願した統合文書管理システムのクライ
アントソフトから任意の文書管理システムに登録するこ
とが可能となり、登録後もショートカット文書として活
用することが可能となる。
【0187】図42は本発明の一実施形態におけるショ
ートカットファイルを複合文書の埋め込みオブジェクト
として利用する方法を説明するための図、図43は図4
2の複合文書内のオブジェクトを編集する方法を説明す
るための図である。本実施形態においては、ショートカ
ットファイルを複合文書(OLE[Object Li
nking and Embedding] Docu
ment)の埋め込みオブジェクトとして活用すること
を目的とする。このとき、ショートカット元文書のコン
テンツを複合文書として埋め込むのではなく、ショート
カットファイル自体をオブジェクトとして埋め込む。
【0188】複合文書とは、Microsoft Wi
ndowsで動作するアプリケーションソフトでよく用
いられる技術で、複数のアプリケーションで作成したオ
ブジェクトが混在したドキュメントのことである。OL
Eドキュメントや、コンパウンドドキュメントともいわ
れる。例えば、Microsoft Wordで編集す
る文書に、Microsoft Excelで作成した
表を貼りこむといったことができる。このとき、Mic
rosoft Wordは複合文書クライアントとい
い、MicrosoftExcelは複合文書サーバと
いう。実際はMicorosoft WordやExc
elは複合文書サーバにもクライアントにもなりうる。
【0189】本実施形態の統合文書管理システムは、当
該統合文書管理システムで前記ショートカットファイル
33を作成するときに、前記ショートカット文書に保存
されている図形要素或いは文書管理サーバC1から取得
した図形要素を前記ショートカットファイル33に保存
する手段と、該ショートカットファイル33を開いて該
ショートカットファイル33から読み込んだ前記ショー
トカット情報から該ショートカットファイル33が示す
ショートカット元となる文書或いはフォルダの目的の版
を開く手段を複合文書サーバアプリケーション(複合文
書サーバソフト)34として実装する手段と、該複合文
書サーバアプリケーション34に対する複合文書クライ
アントアプリケーションが編集する複合文書に、当該統
合文書管理システムにおいて作成された前記ショートカ
ットファイル33が埋め込みオブジェクト32として埋
め込まれたときに、前記複合文書サーバアプリケーショ
ン34はオブジェクト32を表す図形として、前記ショ
ートカットファイル33に保存された図形要素を、前記
複合文書クライアントアプリケーションに渡す手段と、
複合文書31に埋め込まれたショートカットを開くよう
に複合文書クライアントアプリケーションが要求した際
に、前記複合文書サーバアプリケーション34がショー
トカット元となる文書の目的の版を開く手段とを有する
ようにしたものである。
【0190】上記システムに対応した統合文書管理方法
としては、当該統合文書管理方法で前記ショートカット
ファイル33を作成するときに、前記ショートカット文
書に保存されている図形要素或いは文書管理サーバC1
から取得した図形要素を前記ショートカットファイル3
3に保存し、該ショートカットファイル33を開いて該
ショートカットファイル33から読み込んだ前記ショー
トカット情報から該ショートカットファイル33が示す
ショートカット元となる文書或いはフォルダの目的の版
を開く方法を複合文書サーバアプリケーション34とし
て実装し、該複合文書サーバアプリケーション34に対
する複合文書クライアントアプリケーションが編集する
複合文書に、当該統合文書管理方法において作成された
前記ショートカットファイル33が埋め込みオブジェク
ト32として埋め込まれたときに、前記複合文書サーバ
アプリケーション34はオブジェクト32を表す図形と
して、前記ショートカットファイル33に保存された図
形要素を、前記複合文書クライアントアプリケーション
に渡し、複合文書31に埋め込まれたショートカットを
開くように複合文書クライアントアプリケーションが要
求した際に、前記複合文書サーバアプリケーション34
がショートカット元となる文書の目的の版を開くように
したものである。
【0191】本実施形態では、文書ビューアを複合文書
サーバとして、ショートカットファイル33をMicr
osoft Wordなどの複合文書クライアントで編
集している文書31に貼りこめるようにしたものである
(i.埋め込み)。複合文書31に貼りこまれたオブジ
ェクト32は、それを表すプレゼンテーションイメージ
で、複合文書上に表示される(v.埋め込みイメージの
表示)。プレゼンテーションイメージは、その要求(i
i.プレゼンテーションイメージの要求)に応じて、貼
りこんだオブジェクト32に対応するサーバアプリケー
ション34を通してクライアントアプリケーションが取
得する(iv.サムネイル画像データを渡す)。本実施形
態では、ショートカットファイル33のプレゼンテーシ
ョンイメージとして、ショートカットファイルに保存さ
れているサムネイル画像を用いる(iii.サムネイル画
像データの読み込み)。
【0192】図43を参照して、図42の複合文書内の
オブジェクトを編集する方法を説明する。複合文書31
内のオブジェクト32を編集する場合(i.編集要
求)、そのオブジェクト31に対応する複合文書サーバ
アプリケーション34が呼び出され、それにオブジェク
トデータが渡される。文書ビューア34は渡されたデー
タからショートカット情報を取得し、そこに記述されて
いる接続手段A(P1)を通じて(ii.ロード)、ショ
ートカット元となるターゲット文書が属する文書管理サ
ーバC1と接続し(iii.接続)、ターゲット文書を読
み込んで(iv.読み込み)、表示する(v.表示)こと
ができる。
【0193】複合文書を他のユーザに渡すときに、通常
実データをオブジェクトとして埋め込まなければその文
書を受け取ったユーザはオブジェクトを編集することが
できなかったが、本発明により、ショートカットデータ
を貼り付けておくだけで、サーバからデータを取得し表
示、編集できるようになり、複合文書が肥大化すること
が防げる。
【0194】本実施形態により、ショートカットファイ
ルソフトを、複合文書サーバとし、ショートカットファ
イルを複合文書にオブジェクトとして埋め込み、その際
に複合文書内でのオブジェクトを表すプレゼンデータと
して、ショートカットファイルに保存されていたサムネ
イル画像を用いる。複合文書内のショートカットオブジ
ェクトを開くことにより、ショートカットファイルソフ
トが起動され、前述の実施形態の方法で、ターゲット文
書を開くことができる。
【0195】以上、本発明の統合文書管理システムにお
けるショートカット文書及びショートカットファイルの
作成機能及び開く機能を中心に各実施形態を説明してき
たが、本発明は、上記システムの各機能をもった手段と
しても構成可能であり、また、上記の各機能を方法とし
ても説明したように、各機能を実現させるための統合文
書管理方法としての形態も取りうる。また、本発明は、
この各機能を有する統合文書管理システムと同様に、コ
ンピュータに統合文書管理システムとして機能させるた
めのプログラムとしての形態も可能である。
【0196】本発明による統合文書管理の機能を実現す
るためのプログラムやデータを記憶した記録媒体の実施
形態を説明する。記録媒体としては、具体的には、CD
−ROM、光磁気ディスク、DVD−ROM、フロッピ
ー(登録商標)ディスク、フラッシュメモリ、及びその
他各種ROMやRAM等が想定でき、これら記録媒体に
上述した本発明の各実施形態のシステムの機能をコンピ
ュータに実行させ、統合文書管理の機能を実現するため
のプログラムを記録して流通させることにより、当該機
能の実現を容易にする。そしてコンピュータ等の情報処
理装置に上記のごとくの記録媒体を装着して情報処理装
置によりプログラムを読み出すか、若しくは情報処理装
置が備えている記憶媒体に当該プログラムを記憶させて
おき、必要に応じて読み出すことにより、本発明に関わ
る統合文書管理機能を実行することができる。
【0197】
【発明の効果】本発明によれば、統合文書管理システム
において、各自が良く参照する文書をすばやく参照する
ために、文書ショートカットを作成し、そのショートカ
ットを開くことで目的の文書をすばやく開くことができ
るようになる。ショートカット文書はショートカット先
の文書に比べ記憶するデータが圧倒的に少ないので、デ
ータ記憶資源を無駄に消費しなくてすむようになる。ま
た元文書の更新にも対応できる。
【0198】本発明によれば、ショートカット元文書
が、ショートカットを作成したユーザの意図にそぐわな
い変更をされたときでも、ショートカットの有効性を保
つことができる。本発明によれば、ショートカット文書
を作成したユーザにとって有効である文書を開くことが
できる。
【0199】本発明によれば、文書のショートカットを
作成するときに、その文書の内容によって最新の文書が
参照したいのか、現在の内容の文書を参照したいのかが
決まる場合には、ショートカット文書を開くときにどの
版で文書を開くのかをショートカット作成時点で決める
ようにすることができる。
【0200】文書一覧を表示する場合、文書を表すため
のサムネイル画像を、文書管理接続手段から取得する
が、ショートカット文書のみサムネイル画像の保存場所
が現在開いているフォルダとは別の場所にあることがほ
とんどなので、別の文書管理接続手段から取得する必要
があったが、本発明によれば、ショートカット文書から
サムネイル画像を取り出して表示することが可能とな
る。
【0201】ショートカットファイルを作成すること
で、通常のメールソフトや記録メディアなどでそのファ
イルを他人に渡すことができる。また、ショートカット
ファイルを開くためのソフト(以降ショートカットファ
イルソフト)により、ショートカットファイルを開き、
ショートカットファイルの内容から、文書識別子を読み
取り文書の保存場所を特定する。それにしたがって目的
の文書が保管されている文書管理サーバに、文書接続手
段を通してアクセスし、目的の文書を開くことができ
る。通常文書管理システムにおいて、保存されている文
書の一覧を表示する文書一覧表示ソフトと、文書を開
き、その文書の内容を表示し、編集することができる文
書ビューアソフトが存在する。文書ビューアソフトをシ
ョートカットファイルが開けるようにしてもよい。
【0202】本発明によれば、ショートカットファイル
を作成する際に、すでにショートカット文書が存在する
場合はショートカット元文書を探す必要が無く、ネット
ワークの負荷も軽減でき、すばやくショートカットファ
イルが作成できる。
【0203】本発明によれば、ショートカットファイル
を統合文書管理システムのクライアントソフトから任意
の文書管理に登録することができ、登録後もショートカ
ット文書として活用することができる。
【0204】本発明によれば、ショートカットファイル
ソフトを、複合文書サーバとし、ショートカットファイ
ルを複合文書にオブジェクトとして埋め込み、その際に
複合文書内でのオブジェクトを表すプレゼンデータとし
て、ショートカットファイルに保存されていたサムネイ
ル画像を用いるので、複合文書内のショートカットオブ
ジェクトを開くことにより、ショートカットファイルソ
フトが起動され、ターゲット文書を開くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される統合文書管理システムの
構成例を示す図である。
【図2】 クライアントコンピュータC3の画面の表示
内容の一例を示す図である。
【図3】 クライアントコンピュータC3の画面の表示
内容の一例を示す図である。
【図4】 各文書管理接続プログラムの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 統合文書管理ソフトウエアの構成を示すブロ
ック図である。
【図6】 統合文書管理ソフトウエアの表示データ管理
部が管理するデータを示す図である。
【図7】 統合文書管理ソフトウエアの接続文書管理デ
ータベース管理部が管理するデータを示す図である。
【図8】 クライアントコンピュータの画面の領域V1
にデータを表示させるための動作を説明するためのフロ
ー図である。
【図9】 クライアントコンピュータの画面の領域V2
にデータを表示させるための動作を説明するためのフロ
ー図である。
【図10】 クライアントコンピュータの画面の領域V
2のデータを更新するための動作を説明するためのフロ
ー図である。
【図11】 各文書管理接続プログラムにインプリメン
トされている命令の一覧を示す図である。
【図12】 接続指示ダイアログ・ボックスを示す図で
ある。
【図13】 接続指示ダイアログ・ボックスの操作の際
の動作を説明するためのフロー図である。
【図14】 文書管理データベース2用の文書管理接続
プログラムが切断された場合のクライアントコンピュー
タの画面の表示内容を示す図である。
【図15】 文書管理接続プログラムの切断の際の動作
を説明するためのフロー図である。
【図16】 文書管理接続プログラムの接続の際の動作
を説明するためのフロー図である。
【図17】 予め各文書管理接続プログラムに設定され
る命令の実行の可否を示す図である。
【図18】 文書削除時の動作を説明するためのフロー
図である。
【図19】 異なる文書管理データベース間の文書の移
動の動作を説明するためのフロー図(その1)である。
【図20】 異なる文書管理データベース間の文書の移
動の動作を説明するためのフロー図(その2)である。
【図21】 文書管理接続プログラム又は文書管理デー
タベースが有するアイコン及びサムネイルを示す図であ
る。
【図22】 文書管理データベース毎に特有なアイコン
及び文書毎に特有なサムネイルを使用したクライアント
コンピュータの画面の表示内容の例を示す図である。
【図23】 コンピュータC1の文書管理ツリーの構造
の一例を示す図である。
【図24】 コンピュータC2の文書管理ツリーの構造
の他の例を示す図である。
【図25】 文書管理データベース内にある文書の構造
の一例を示す図である。
【図26】 文書管理データベース内にある文書の構造
の他の例を示す図である。
【図27】 本発明の一実施形態におけるショートカッ
ト文書作成方法を説明するためのフロー図である。
【図28】 図27の処理手順で作成したショートカッ
ト文書の構造の一例を示す図である。
【図29】 図27の処理手順で作成したショートカッ
ト文書を開く方法を説明するためのフロー図である。
【図30】 本発明の他の実施形態におけるショートカ
ット文書作成方法を説明するためのフロー図である。
【図31】 図30の処理手順で作成したショートカッ
ト文書を開く方法を説明するためのフロー図である。
【図32】 本発明の他の実施形態におけるショートカ
ット文書作成方法を説明するためのフロー図である。
【図33】 図32の処理手順で作成したショートカッ
ト文書を開く方法を説明するためのフロー図である。
【図34】 本発明の他の実施形態におけるショートカ
ット文書作成方法を説明するためのフロー図である。
【図35】 上述した各実施形態においてショートカッ
ト文書を画像で表示する方法を説明するためのフロー図
である。
【図36】 図34の処理手順で作成したショートカッ
ト文書を画像で表示する方法を説明するためのフロー図
である。
【図37】 本発明の一実施形態におけるショートカッ
トファイル作成方法を説明するためのフロー図である。
【図38】 図37の処理手順で作成したショートカッ
トファイルの構造の一例を示す図である。
【図39】 図37の処理手順で作成したショートカッ
トファイルを開く方法を説明するためのフロー図であ
る。
【図40】 本発明の他の実施形態におけるショートカ
ットファイル作成方法を説明するためのフロー図であ
る。
【図41】 本発明の一実施形態におけるショートカッ
トファイルからのショートカット文書作成方法を説明す
るためのフロー図である。
【図42】 本発明の一実施形態におけるショートカッ
トファイルを複合文書の埋め込みオブジェクトとして利
用する方法を説明するための図である。
【図43】 図42の複合文書内のオブジェクトを編集
する方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2,3…文書管理データベース、11…命令解釈部
(データ出力部)、12…命令変換部(データ変換
部)、13…命令指示部(データ解釈部)、21…表示
・操作部、22…表示データ管理部、23…接続文書管
理データ管理部、24…インタフェース部、31…複合
文書、32…オブジェクト、33…ショートカットファ
イル、34…複合文書サーバアプリケーション(文書ビ
ューア)、C1,C2…サーバコンピュータ、C3…ク
ライアントコンピュータ、T1…統合文書管理ソフトウ
エア(ユーザインタフェース)、P1,P2,P3…文
書管理接続プログラム、D1,D2,D3…フォルダ管
理ツリー、M1,V1,V2…クライアントコンピュー
タの画面の表示領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 110 G06F 17/30 110C 380 380F Fターム(参考) 5B009 SA12 SA14 5B075 KK02 PQ02 PQ46 PQ48 UU06 5B082 AA01 BA03 EA01 EA05 GC04 HA09 5E501 AC19 AC20 AC34 AC35 BA05 CA02 CB02 CB09 DA02 EA05 EA10 EB05 EB14 FA01 FA04 FA05 FA08 FB04

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、文書管理デー
    タベースを有する文書管理システムとしての、1以上の
    文書管理サーバに保管された文書を、該文書管理サーバ
    に接続手段を用いて接続された統合文書管理クライアン
    トにて統合的に管理する統合文書管理システムにおい
    て、 前記統合文書管理クライアント内にある文書管理システ
    ムに保管された文書、或いは前記統合文書管理クライア
    ントに接続された任意の前記文書管理サーバに保管され
    た文書に対して、該文書を識別する文書識別子として、
    該文書を示す文書識別情報と、当該文書識別子が一意と
    なるような前記文書の保管場所を一意に示す保管場所識
    別情報と、前記接続手段を示す接続手段名等の接続手段
    情報とを記憶する手段と、任意の前記文書管理データベ
    ース上に、前記記憶した情報を保存するショートカット
    文書を作成する手段と、該作成されたショートカット文
    書を開く操作によって該ショートカット文書に保存され
    た前記文書識別子により前記文書を開く手段とを有する
    ことを特徴とする統合文書管理システム。
  2. 【請求項2】 前記保管場所識別情報は、ホスト名やI
    Pアドレス等の前記文書の属する文書管理サーバを一意
    に示すサーバ識別子を含むことを特徴とする請求項1記
    載の統合文書管理システム。
  3. 【請求項3】 前記保管場所識別情報は、前記文書の属
    するキャビネットを一意に示すキャビネット識別子、及
    び/又は、前記文書の属するフォルダを一意に示すフォ
    ルダ識別子を含むことを特徴とする請求項2記載の統合
    文書管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ショートカット文書を作成するとき
    に、ショートカット元となる文書の版番号を前記ショー
    トカット文書に保存する手段と、前記ショートカット文
    書を開く操作によって実際には該ショートカット文書に
    保存された前記文書識別子及び版番号によりショートカ
    ット元となる文書の前記版番号に対応する版を開く手
    段、或いは前記操作によって前記文書識別子によりショ
    ートカット元となる文書の最新の版番号に対応する版を
    開く手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1記載の統合文書管理システム。
  5. 【請求項5】 前記ショートカット文書を開く操作によ
    り、該ショートカット文書に保存された版番号と該ショ
    ートカット文書が指すショートカット元となる文書の最
    新の版番号とを比較する手段と、該比較の結果、前記シ
    ョートカット文書に保存された版番号よりも前記ショー
    トカット元となる文書の版番号の方が新しいとき、前記
    ショートカット文書に保存された版番号により前記ショ
    ートカット元となる文書の対応する版を開くのか、或い
    は前記ショートカット元となる文書の最新の版を開くの
    かを問い合わせる手段と、前記問い合わせにより指示さ
    れた版番号で前記ショートカット文書の対応する版を開
    く手段とを有することを特徴とする請求項4記載の統合
    文書管理システム。
  6. 【請求項6】 前記問い合わせにより指示された版番号
    が最新の版番号であったとき、前記ショートカット文書
    に該版番号を保存する手段を有することを特徴とする請
    求項5記載の統合文書管理システム。
  7. 【請求項7】 前記ショートカット文書を作成するとき
    に、ショートカット文書を開く操作の結果として、ショ
    ートカット元となる文書の最新の版を開くのか、或いは
    ショートカット文書を作成した版番号により前記ショー
    トカット元となる文書の対応する版を開くのかを問い合
    わせる手段と、該問い合わせの結果、前記ショートカッ
    ト文書を作成した版番号により前記ショートカット元と
    なる文書の対応する版を開くことが選択されたときには
    前記ショートカット元となる文書の開きたい版番号を前
    記ショートカット文書に保存する手段と、前記ショート
    カット文書に版番号が保存されている場合、前記ショー
    トカット文書を開く操作によって実際には前記ショート
    カット文書に保存された前記文書識別子及び版番号によ
    り前記ショートカット元となる文書の前記版番号に対応
    する版を開く手段と、前記ショートカット文書に版番号
    が保存されていない場合、前記ショートカット文書を開
    く操作によって実際には前記ショートカット文書に保存
    された前記文書識別子により前記文書の最新版を開く手
    段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1記載の統合文書管理システム。
  8. 【請求項8】 前記文書はフォルダであることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1記載の統合文書管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記ショートカット文書を作成するとき
    に、ショートカット元となる文書或いはフォルダの図形
    要素を、該文書或いはフォルダが存在する前記文書管理
    サーバの接続手段から若しくは該接続手段を通して前記
    文書管理データベースから取得する手段と、該取得した
    図形要素を前記ショートカット文書に保存する手段と、
    該ショートカット文書を一覧に表示するときに前記保存
    された図形要素を取り出して表示する手段を有する、又
    は、前記ショートカット文書を一覧に表示するときに、
    ショートカット元となる文書或いはフォルダの図形要素
    を、該文書或いはフォルダが存在する前記文書管理サー
    バの接続手段から若しくは該接続手段を通して前記文書
    管理サーバから取得する手段と、該取得した図形要素を
    表示する手段を有することを特徴とする請求項1乃至8
    のいずれか1記載の統合文書管理システム。
  10. 【請求項10】 前記図形要素のかわりに、或いは前記
    図形要素に加えて、ショートカット元となる文書或いは
    フォルダの作成者等を示すプロパティを前記表示する手
    段で表示することを特徴とする請求項9記載の統合文書
    管理システム。
  11. 【請求項11】 前記文書識別子等のショートカット情
    報をメモリに記憶する手段と、前記統合文書管理クライ
    アントが動作しているオペレーションシステムのファイ
    ルシステムにショートカット用のファイルであるショー
    トカットファイルを作成し、該ショートカットファイル
    に前記メモリに記憶した前記ショートカット情報を書き
    込む手段と、前記ショートカットファイルを開き、該開
    いたショートカットファイルから前記ショートカット情
    報を読み込み、該読み込んだショートカット情報から前
    記ショートカットファイルが示すショートカット元とな
    る文書或いはフォルダの目的の版を開く手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1記載の統
    合文書管理システム。
  12. 【請求項12】 前記文書識別子等のショートカット情
    報をメモリに記憶する手段と、前記統合文書管理クライ
    アントが動作しているオペレーションシステムのファイ
    ルシステムにショートカット用のファイルであるショー
    トカットファイルを作成し、該ショートカットファイル
    に前記メモリに記憶した前記ショートカット情報を書き
    込む手段と、前記ファイルシステム上で前記ショートカ
    ットファイルを一覧表示するときに前記ショートカット
    文書を表示する手段を前記ショートカットファイルに適
    用して表示する手段と、前記ショートカットファイルを
    開き、該開いたショートカットファイルから前記ショー
    トカット情報を読み込み、該読み込んだショートカット
    情報から前記ショートカットファイルが示すショートカ
    ット元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段
    とを有することを特徴とする請求項9又は10記載の統
    合文書管理システム。
  13. 【請求項13】 前記統合文書管理クライアントが動作
    しているオペレーションシステムのファイルシステムに
    ショートカット用のファイルであるショートカットファ
    イルを作成し、当該統合文書管理システムで作成された
    ショートカット文書に保存された、前記文書識別子等の
    ショートカット情報を前記ショートカットファイルに書
    き込む手段と、該書き込んだショートカットファイルを
    開き、該開いたショートカットファイルから前記ショー
    トカット情報を読み込み、該読み込んだショートカット
    情報から前記ショートカット文書が示すショートカット
    元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段とを
    有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1記
    載の統合文書管理システム。
  14. 【請求項14】 前記統合文書管理クライアントが動作
    しているオペレーションシステムのファイルシステムに
    ショートカット用のファイルであるショートカットファ
    イルを作成し、当該統合文書管理システムで作成された
    ショートカット文書に保存された、前記文書識別子等の
    ショートカット情報を前記ショートカットファイルに書
    き込む手段と、前記ファイルシステム上で前記ショート
    カットファイルを一覧表示するときに前記ショートカッ
    ト文書を表示する手段を前記ショートカットファイルに
    適用して表示する手段と、前記書き込んだショートカッ
    トファイルを開き、該開いたショートカットファイルか
    ら前記ショートカット情報を読み込み、該読み込んだシ
    ョートカット情報から前記ショートカット文書が示すシ
    ョートカット元となる文書或いはフォルダの目的の版を
    開く手段とを有することを特徴とする請求項9又は10
    記載の統合文書管理システム。
  15. 【請求項15】 当該統合文書管理システムで作成され
    た前記ショートカットファイルから前記ショートカット
    情報を読み込む手段と、該読み込んだショートカット情
    報を当該統合文書管理システムの任意の文書管理データ
    ベース上に保存するショートカット文書を作成する手段
    とを有することを特徴とする請求項11乃至14のいず
    れか1記載の統合文書管理システム。
  16. 【請求項16】 当該統合文書管理システムで前記ショ
    ートカットファイルを作成するときに、前記ショートカ
    ット文書に保存されている図形要素或いは文書管理サー
    バから取得した図形要素を前記ショートカットファイル
    に保存する手段と、該ショートカットファイルを開いて
    該ショートカットファイルから読み込んだ前記ショート
    カット情報から該ショートカットファイルが示すショー
    トカット元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く
    手段を複合文書サーバアプリケーションとして実装する
    手段と、該複合文書サーバアプリケーションに対する複
    合文書クライアントアプリケーションが編集する複合文
    書に、当該統合文書管理システムにおいて作成された前
    記ショートカットファイルが埋め込みオブジェクトとし
    て埋め込まれたときに、前記複合文書サーバアプリケー
    ションはオブジェクトを表す図形として、前記ショート
    カットファイルに保存された図形要素を、前記複合文書
    クライアントアプリケーションに渡す手段と、複合文書
    に埋め込まれたショートカットを開くように複合文書ク
    ライアントアプリケーションが要求した際に、前記複合
    文書サーバアプリケーションがショートカット元となる
    文書の目的の版を開く手段とを有することを特徴とする
    請求項11乃至14のいずれか1記載の統合文書管理シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 ネットワークに接続され、文書管理デ
    ータベースを有する文書管理システムとしての、1以上
    の文書管理サーバに保管された文書を、統合文書管理ク
    ライアントにて統合的に管理するための該統合文書管理
    クライアントと前記文書管理サーバとの接続方法を含む
    統合文書管理方法において、 前記統合文書管理クライアント内にある文書管理システ
    ムに保管された文書、或いは前記統合文書管理クライア
    ントに接続された任意の前記文書管理サーバに保管され
    た文書に対して、該文書を識別する文書識別子として、
    該文書を示す文書識別情報と、当該文書識別子が一意と
    なるような前記文書の保管場所を一意に示す保管場所識
    別情報と、前記接続方法を示す接続方法名等の接続方法
    情報とを記憶し、任意の前記文書管理データベース上
    に、前記記憶した情報を保存するショートカット文書を
    作成し、該作成されたショートカット文書を開く操作に
    よって該ショートカット文書に保存された前記文書識別
    子により前記文書を開くことを特徴とする統合文書管理
    方法。
  18. 【請求項18】 前記保管場所識別情報は、ホスト名や
    IPアドレス等の前記文書の属する文書管理サーバを一
    意に示すサーバ識別子を含むことを特徴とする請求項1
    7記載の統合文書管理方法。
  19. 【請求項19】 前記保管場所識別情報は、前記文書の
    属するキャビネットを一意に示すキャビネット識別子、
    及び/又は、前記文書の属するフォルダを一意に示すフ
    ォルダ識別子を含むことを特徴とする請求項18記載の
    統合文書管理方法。
  20. 【請求項20】 前記ショートカット文書を作成すると
    きに、ショートカット元となる文書の版番号を前記ショ
    ートカット文書に保存し、前記ショートカット文書を開
    く操作によって実際には該ショートカット文書に保存さ
    れた前記文書識別子及び版番号によりショートカット元
    となる文書の前記版番号に対応する版を開き、或いは前
    記操作によって前記文書識別子によりショートカット元
    となる文書の最新の版番号に対応する版を開くことを特
    徴とする請求項17乃至19のいずれか1記載の統合文
    書管理方法。
  21. 【請求項21】 前記ショートカット文書を開く操作に
    より、該ショートカット文書に保存された版番号と該シ
    ョートカット文書が指すショートカット元となる文書の
    最新の版番号とを比較し、該比較の結果、前記ショート
    カット文書に保存された版番号よりも前記ショートカッ
    ト元となる文書の版番号の方が新しいとき、前記ショー
    トカット文書に保存された版番号により前記ショートカ
    ット元となる文書の対応する版を開くのか、或いは前記
    ショートカット元となる文書の最新の版を開くのかを問
    い合わせ、該問い合わせにより指示された版番号で前記
    ショートカット文書の対応する版を開くことを特徴とす
    る請求項20記載の統合文書管理方法。
  22. 【請求項22】 前記問い合わせにより指示された版番
    号が最新の版番号であったとき、前記ショートカット文
    書に該版番号を保存することを特徴とする請求項21記
    載の統合文書管理方法。
  23. 【請求項23】 前記ショートカット文書を作成すると
    きに、ショートカット文書を開く操作の結果として、シ
    ョートカット元となる文書の最新の版を開くのか、或い
    はショートカット文書を作成した版番号により前記ショ
    ートカット元となる文書の対応する版を開くのかを問い
    合わせ、該問い合わせの結果、前記ショートカット文書
    を作成した版番号により前記ショートカット元となる文
    書の対応する版を開くことが選択されたときには前記シ
    ョートカット元となる文書の開きたい版番号を前記ショ
    ートカット文書に保存し、前記ショートカット文書に版
    番号が保存されている場合、前記ショートカット文書を
    開く操作によって実際には前記ショートカット文書に保
    存された前記文書識別子及び版番号により前記ショート
    カット元となる文書の前記版番号に対応する版を開き、
    前記ショートカット文書に版番号が保存されていない場
    合、前記ショートカット文書を開く操作によって実際に
    は前記ショートカット文書に保存された前記文書識別子
    により前記文書の最新版を開くことを特徴とする請求項
    17乃至19のいずれか1記載の統合文書管理方法。
  24. 【請求項24】 前記文書はフォルダであることを特徴
    とする請求項17乃至19のいずれか1記載の統合文書
    管理方法。
  25. 【請求項25】 前記ショートカット文書を作成すると
    きに、ショートカット元となる文書或いはフォルダの図
    形要素を、該文書或いはフォルダが存在する前記文書管
    理サーバの接続方法から若しくは該接続方法を利用して
    前記文書管理データベースから取得し、該取得した図形
    要素を前記ショートカット文書に保存し、該ショートカ
    ット文書を一覧に表示するときに前記保存された図形要
    素を取り出して表示するか、又は、前記ショートカット
    文書を一覧に表示するときに、ショートカット元となる
    文書或いはフォルダの図形要素を、該文書或いはフォル
    ダが存在する前記文書管理サーバの接続方法から若しく
    は該接続方法を利用して前記文書管理サーバから取得
    し、該取得した図形要素を表示することを特徴とする請
    求項17乃至24のいずれか1記載の統合文書管理方
    法。
  26. 【請求項26】 前記図形情報の表示の際に、前記図形
    要素のかわりに、或いは前記図形要素に加えて、ショー
    トカット元となる文書或いはフォルダの作成者等を示す
    プロパティを表示することを特徴とする請求項25記載
    の統合文書管理方法。
  27. 【請求項27】 前記文書識別子等のショートカット情
    報をメモリに記憶し、前記統合文書管理クライアントが
    動作しているオペレーションシステムのファイルシステ
    ムにショートカット用のファイルであるショートカット
    ファイルを作成し、該ショートカットファイルに前記メ
    モリに記憶した前記ショートカット情報を書き込み、前
    記ショートカットファイルを開き、該開いたショートカ
    ットファイルから前記ショートカット情報を読み込み、
    該読み込んだショートカット情報から前記ショートカッ
    トファイルが示すショートカット元となる文書或いはフ
    ォルダの目的の版を開くことを特徴とする請求項17乃
    至24のいずれか1記載の統合文書管理方法。
  28. 【請求項28】 前記文書識別子等のショートカット情
    報をメモリに記憶し、前記統合文書管理クライアントが
    動作しているオペレーションシステムのファイルシステ
    ムにショートカット用のファイルであるショートカット
    ファイルを作成し、該ショートカットファイルに前記メ
    モリに記憶した前記ショートカット情報を書き込み、前
    記ファイルシステム上で前記ショートカットファイルを
    一覧表示するときに前記ショートカット文書を表示する
    方法を前記ショートカットファイルに適用して表示し、
    前記ショートカットファイルを開き、該開いたショート
    カットファイルから前記ショートカット情報を読み込
    み、該読み込んだショートカット情報から前記ショート
    カットファイルが示すショートカット元となる文書或い
    はフォルダの目的の版を開くことを特徴とする請求項2
    5又は26記載の統合文書管理方法。
  29. 【請求項29】 前記統合文書管理クライアントが動作
    しているオペレーションシステムのファイルシステムに
    ショートカット用のファイルであるショートカットファ
    イルを作成し、当該統合文書管理方法で作成されたショ
    ートカット文書に保存された、前記文書識別子等のショ
    ートカット情報を前記ショートカットファイルに書き込
    み、該書き込んだショートカットファイルを開き、該開
    いたショートカットファイルから前記ショートカット情
    報を読み込み、該読み込んだショートカット情報から前
    記ショートカット文書が示すショートカット元となる文
    書或いはフォルダの目的の版を開くことを特徴とする請
    求項17乃至24のいずれか1記載の統合文書管理方
    法。
  30. 【請求項30】 前記統合文書管理クライアントが動作
    しているオペレーションシステムのファイルシステムに
    ショートカット用のファイルであるショートカットファ
    イルを作成し、当該統合文書管理方法で作成されたショ
    ートカット文書に保存された、前記文書識別子等のショ
    ートカット情報を前記ショートカットファイルに書き込
    み、前記ファイルシステム上で前記ショートカットファ
    イルを一覧表示するときに前記ショートカット文書を表
    示する方法を前記ショートカットファイルに適用して表
    示し、前記書き込んだショートカットファイルを開き、
    該開いたショートカットファイルから前記ショートカッ
    ト情報を読み込み、該読み込んだショートカット情報か
    ら前記ショートカット文書が示すショートカット元とな
    る文書或いはフォルダの目的の版を開くことを特徴とす
    る請求項25又は26記載の統合文書管理方法。
  31. 【請求項31】 当該統合文書管理方法で作成された前
    記ショートカットファイルから前記ショートカット情報
    を読み込み、該読み込んだショートカット情報を当該統
    合文書管理方法における任意の文書管理データベース上
    に保存するショートカット文書を作成することを特徴と
    する請求項27乃至30のいずれか1記載の統合文書管
    理方法。
  32. 【請求項32】 当該統合文書管理方法で前記ショート
    カットファイルを作成するときに、前記ショートカット
    文書に保存されている図形要素或いは文書管理サーバか
    ら取得した図形要素を前記ショートカットファイルに保
    存し、該ショートカットファイルを開いて該ショートカ
    ットファイルから読み込んだ前記ショートカット情報か
    ら該ショートカットファイルが示すショートカット元と
    なる文書或いはフォルダの目的の版を開く方法を複合文
    書サーバアプリケーションとして実装し、該複合文書サ
    ーバアプリケーションに対する複合文書クライアントア
    プリケーションが編集する複合文書に、当該統合文書管
    理方法において作成された前記ショートカットファイル
    が埋め込みオブジェクトとして埋め込まれたときに、前
    記複合文書サーバアプリケーションはオブジェクトを表
    す図形として、前記ショートカットファイルに保存され
    た図形要素を、前記複合文書クライアントアプリケーシ
    ョンに渡し、複合文書に埋め込まれたショートカットを
    開くように複合文書クライアントアプリケーションが要
    求した際に、前記複合文書サーバアプリケーションがシ
    ョートカット元となる文書の目的の版を開くことを特徴
    とする請求項27乃至30のいずれか1記載の統合文書
    管理方法。
  33. 【請求項33】 ネットワークに接続され、文書管理デ
    ータベースを有する文書管理システムとしての、1以上
    の文書管理サーバに保管された文書を、統合文書管理ク
    ライアントにて統合的に管理するための該統合文書管理
    クライアントと前記文書管理サーバとの接続手段として
    機能させるためのプログラムを含む統合文書管理プログ
    ラムであって、 前記統合文書管理クライアント内にある文書管理システ
    ムに保管された文書、或いは前記統合文書管理クライア
    ントに接続された任意の前記文書管理サーバに保管され
    た文書に対して、該文書を識別する文書識別子として、
    該文書を示す文書識別情報と、当該文書識別子が一意と
    なるような前記文書の保管場所を一意に示す保管場所識
    別情報と、前記接続手段を示す接続手段名等の接続手段
    情報とを記憶する手段と、任意の前記文書管理データベ
    ース上に、前記記憶した情報を保存するショートカット
    文書を作成する手段と、該作成されたショートカット文
    書を開く操作によって該ショートカット文書に保存され
    た前記文書識別子により前記文書を開く手段として機能
    させるための統合文書管理プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  34. 【請求項34】 前記保管場所識別情報は、ホスト名や
    IPアドレス等の前記文書の属する文書管理サーバを一
    意に示すサーバ識別子を含むことを特徴とする請求項3
    3記載の統合文書管理プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  35. 【請求項35】 前記保管場所識別情報は、前記文書の
    属するキャビネットを一意に示すキャビネット識別子、
    及び/又は、前記文書の属するフォルダを一意に示すフ
    ォルダ識別子を含むことを特徴とする請求項34記載の
    統合文書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  36. 【請求項36】 前記ショートカット文書を作成すると
    きに、ショートカット元となる文書の版番号を前記ショ
    ートカット文書に保存する手段と、前記ショートカット
    文書を開く操作によって実際には該ショートカット文書
    に保存された前記文書識別子及び版番号によりショート
    カット元となる文書の前記版番号に対応する版を開く手
    段、或いは前記操作によって前記文書識別子によりショ
    ートカット元となる文書の最新の版番号に対応する版を
    開く手段として機能させるためのプログラムを含むこと
    を特徴とする請求項33乃至35のいずれか1記載の統
    合文書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  37. 【請求項37】 前記ショートカット文書を開く操作に
    より、該ショートカット文書に保存された版番号と該シ
    ョートカット文書が指すショートカット元となる文書の
    最新の版番号とを比較する手段と、該比較の結果、前記
    ショートカット文書に保存された版番号よりも前記ショ
    ートカット元となる文書の版番号の方が新しいとき、前
    記ショートカット文書に保存された版番号により前記シ
    ョートカット元となる文書の対応する版を開くのか、或
    いは前記ショートカット元となる文書の最新の版を開く
    のかを問い合わせる手段と、前記問い合わせにより指示
    された版番号で前記ショートカット文書の対応する版を
    開く手段として機能させるためのプログラムを含むこと
    を特徴とする請求項36記載の統合文書管理プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  38. 【請求項38】 前記問い合わせにより指示された版番
    号が最新の版番号であったとき、前記ショートカット文
    書に該版番号を保存する手段として機能させるためのプ
    ログラムを含むことを特徴とする請求項37記載の統合
    文書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  39. 【請求項39】 前記ショートカット文書を作成すると
    きに、ショートカット文書を開く操作の結果として、シ
    ョートカット元となる文書の最新の版を開くのか、或い
    はショートカット文書を作成した版番号により前記ショ
    ートカット元となる文書の対応する版を開くのかを問い
    合わせる手段と、該問い合わせの結果、前記ショートカ
    ット文書を作成した版番号により前記ショートカット元
    となる文書の対応する版を開くことが選択されたときに
    は前記ショートカット元となる文書の開きたい版番号を
    前記ショートカット文書に保存する手段と、前記ショー
    トカット文書に版番号が保存されている場合、前記ショ
    ートカット文書を開く操作によって実際には前記ショー
    トカット文書に保存された前記文書識別子及び版番号に
    より前記ショートカット元となる文書の前記版番号に対
    応する版を開く手段と、前記ショートカット文書に版番
    号が保存されていない場合、前記ショートカット文書を
    開く操作によって実際には前記ショートカット文書に保
    存された前記文書識別子により前記文書の最新版を開く
    手段として機能させるためのプログラムを含むことを特
    徴とする請求項33乃至35のいずれか1記載の統合文
    書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  40. 【請求項40】 前記文書はフォルダであることを特徴
    とする請求項33乃至35のいずれか1記載の統合文書
    管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  41. 【請求項41】 前記ショートカット文書を作成すると
    きに、ショートカット元となる文書或いはフォルダの図
    形要素を、該文書或いはフォルダが存在する前記文書管
    理サーバの接続手段から若しくは該接続手段を通して前
    記文書管理データベースから取得する手段と、該取得し
    た図形要素を前記ショートカット文書に保存する手段
    と、該ショートカット文書を一覧に表示するときに前記
    保存された図形要素を取り出して表示する手段として機
    能させるためのプログラム、又は、前記ショートカット
    文書を一覧に表示するときに、ショートカット元となる
    文書或いはフォルダの図形要素を、該文書或いはフォル
    ダが存在する前記文書管理サーバの接続手段から若しく
    は該接続手段を通して前記文書管理サーバから取得する
    手段と、該取得した図形要素を表示する手段として機能
    させるためのプログラムを含むことを特徴とする請求項
    33乃至40のいずれか1記載の統合文書管理プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  42. 【請求項42】 前記図形要素のかわりに、或いは前記
    図形要素に加えて、ショートカット元となる文書或いは
    フォルダの作成者等を示すプロパティを前記表示する手
    段で表示することを特徴とする請求項41記載の統合文
    書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  43. 【請求項43】 前記文書識別子等のショートカット情
    報をメモリに記憶する手段と、前記統合文書管理クライ
    アントが動作しているオペレーションシステムのファイ
    ルシステムにショートカット用のファイルであるショー
    トカットファイルを作成し、該ショートカットファイル
    に前記メモリに記憶した前記ショートカット情報を書き
    込む手段と、前記ショートカットファイルを開き、該開
    いたショートカットファイルから前記ショートカット情
    報を読み込み、該読み込んだショートカット情報から前
    記ショートカットファイルが示すショートカット元とな
    る文書或いはフォルダの目的の版を開く手段として機能
    させるためのプログラムを含むことを特徴とする請求項
    33乃至40のいずれか1記載の統合文書管理プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  44. 【請求項44】 前記文書識別子等のショートカット情
    報をメモリに記憶する手段と、前記統合文書管理クライ
    アントが動作しているオペレーションシステムのファイ
    ルシステムにショートカット用のファイルであるショー
    トカットファイルを作成し、該ショートカットファイル
    に前記メモリに記憶した前記ショートカット情報を書き
    込む手段と、前記ファイルシステム上で前記ショートカ
    ットファイルを一覧表示するときに前記ショートカット
    文書を表示する手段を前記ショートカットファイルに適
    用して表示する手段と、前記ショートカットファイルを
    開き、該開いたショートカットファイルから前記ショー
    トカット情報を読み込み、該読み込んだショートカット
    情報から前記ショートカットファイルが示すショートカ
    ット元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段
    として機能させるためのプログラムを含むことを特徴と
    する請求項41又は42記載の統合文書管理プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  45. 【請求項45】 前記統合文書管理クライアントが動作
    しているオペレーションシステムのファイルシステムに
    ショートカット用のファイルであるショートカットファ
    イルを作成し、当該統合文書管理プログラムで作成され
    たショートカット文書に保存された、前記文書識別子等
    のショートカット情報を前記ショートカットファイルに
    書き込む手段と、該書き込んだショートカットファイル
    を開き、該開いたショートカットファイルから前記ショ
    ートカット情報を読み込み、該読み込んだショートカッ
    ト情報から前記ショートカット文書が示すショートカッ
    ト元となる文書或いはフォルダの目的の版を開く手段と
    して機能させるためのプログラムを含むことを特徴とす
    る請求項33乃至40のいずれか1記載の統合文書管理
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  46. 【請求項46】 前記統合文書管理クライアントが動作
    しているオペレーションシステムのファイルシステムに
    ショートカット用のファイルであるショートカットファ
    イルを作成し、当該統合文書管理プログラムで作成され
    たショートカット文書に保存された、前記文書識別子等
    のショートカット情報を前記ショートカットファイルに
    書き込む手段と、前記ファイルシステム上で前記ショー
    トカットファイルを一覧表示するときに前記ショートカ
    ット文書を表示する手段を前記ショートカットファイル
    に適用して表示する手段と、前記書き込んだショートカ
    ットファイルを開き、該開いたショートカットファイル
    から前記ショートカット情報を読み込み、該読み込んだ
    ショートカット情報から前記ショートカット文書が示す
    ショートカット元となる文書或いはフォルダの目的の版
    を開く手段として機能させるためのプログラムを含むこ
    とを特徴とする請求項41又は42記載の統合文書管理
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  47. 【請求項47】 当該統合文書管理プログラムで作成さ
    れた前記ショートカットファイルから前記ショートカッ
    ト情報を読み込む手段と、該読み込んだショートカット
    情報を当該統合文書管理プログラムで任意の文書管理デ
    ータベース上に保存するショートカット文書を作成する
    手段として機能させるためのプログラムを含むことを特
    徴とする請求項43乃至46のいずれか1記載の統合文
    書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  48. 【請求項48】 当該統合文書管理プログラムで前記シ
    ョートカットファイルを作成するときに、前記ショート
    カット文書に保存されている図形要素或いは文書管理サ
    ーバから取得した図形要素を前記ショートカットファイ
    ルに保存する手段と、該ショートカットファイルを開い
    て該ショートカットファイルから読み込んだ前記ショー
    トカット情報から該ショートカットファイルが示すショ
    ートカット元となる文書或いはフォルダの目的の版を開
    く手段を複合文書サーバアプリケーションとして実装す
    る手段と、該複合文書サーバアプリケーションに対する
    複合文書クライアントアプリケーションが編集する複合
    文書に、当該統合文書管理プログラムで作成された前記
    ショートカットファイルが埋め込みオブジェクトとして
    埋め込まれたときに、前記複合文書サーバアプリケーシ
    ョンはオブジェクトを表す図形として、前記ショートカ
    ットファイルに保存された図形要素を、前記複合文書ク
    ライアントアプリケーションに渡す手段と、複合文書に
    埋め込まれたショートカットを開くように複合文書クラ
    イアントアプリケーションが要求した際に、前記複合文
    書サーバアプリケーションがショートカット元となる文
    書の目的の版を開く手段として機能させるためのプログ
    ラムを含むことを特徴とする請求項43乃至46のいず
    れか1記載の統合文書管理プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
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