JP2001188702A - 分散ファイルシステム及びファイル操作方法 - Google Patents

分散ファイルシステム及びファイル操作方法

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JP2001188702A
JP2001188702A JP37377199A JP37377199A JP2001188702A JP 2001188702 A JP2001188702 A JP 2001188702A JP 37377199 A JP37377199 A JP 37377199A JP 37377199 A JP37377199 A JP 37377199A JP 2001188702 A JP2001188702 A JP 2001188702A
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Atsushi Numanoi
淳 沼野井
Onori Yokozuka
大典 横塚
Masao Kawai
政雄 河井
Nobuyasu Ibaraki
暢靖 茨木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 概念が異なるファイルシステムを持つマシン
相互間でクライアントのファイルとサーバのファイルと
の両者を同様に取り扱うことができるようにし、作業効
率を向上させ、操作ミスを減少させること。 【解決手段】 サーバのファイルを仮想的にクライアン
トのファイルとして取り扱うために便宜的な名称づけを
行い、その便宜的な名称同士の階層構造を定義する階層
情報202と、便宜的な名称とサーバの実ファイル20
9とのとの対応関係を記述する対応情報201を用意す
る。対応情報201と階層情報202とを参照してファ
イルの情報を表示する表示機構203と、サーバのファ
イルに対して、クライアントのファイルシステムと同じ
操作を受け付ける入力受付け機構204と、その操作を
サーバのファイルシステムに対する操作に変換する操作
変換機構205とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散ファイルシス
テム及びファイル操作方法に係り、特に、概念の異なる
ファイルシステムを持つ計算機のファイルをネットワー
クにより接続して操作することを可能に構成した分散フ
ァイルシステム及びファイル操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の計算機をネットワークにより接続
されて構成されるシステムは、従来、ホストコンピュー
タや各端末装置の全てが同一のメーカの製品であること
を前提として構成されていたが、近年、ネットワークに
おける交換機技術の発達や通信プロトコルの整備によ
り、異なるメーカーのコンピュータを相互に接続してシ
ステムを構築することが可能になっている。
【0003】前述のようなネットワークシステムを構築
する目的は多々あるが、そのうちの1つにネットワーク
のどこか1つのマシンにファイルをおき、ネットワーク
システムの他のマシンがそれを共用するというファイル
共用という目的がある。
【0004】ネットワークシステムにおいてファイルの
共用を行う場合であって、サーバマシンとクライアント
マシンとのファイルシステムが異なる場合、そのままで
はクライアントマシンからサーバマシン上におかれたフ
ァイルを取り扱うことができないため、通常、サーバマ
シンにファイルサーバ機能を入れるなどの方法が取られ
ている。
【0005】クライアントマシンから異なるファイル管
理手段を用いたサーバマシンのファイルを扱う方法に関
する従来技術として、例えば、特開平7−13845号
公報等に記載された技術が知られている。この従来技術
は、クライアント・サーバ双方のマシンが所属するネッ
トワークシステムの両方に属する中間のマシンを用意
し、中間マシンがクライアントからのサーバファイルに
対するアクセス要求を受け付ける機能と、サーバファイ
ルに対してアクセスする機能を持つことにより、クライ
アントからの要求に従ったサーバファイルの操作を行う
ことができるようにしたものである。
【0006】しかし、前述の従来技術による方法は、ク
ライアントが操作したいサーバのファイルを指定するこ
とができることを前提としており、クライアントとサー
バとが概念的に異なる方法でファイルを管理している場
合、クライアントのファイルシステムが、サーバのファ
イルを特定することができず、アクセス要求自体を行う
ことができないという問題点がある。
【0007】例えば、クライアントマシンがパーソナル
コンピュータ(以下、PCという)で、サーバマシンが
ワークステーション(以下、WSという)である場合、
双方のファイルシステムは、共に、ファイルとフォルダ
(ディレクトリ)による木構造によってファイルを管理
するという方式が一般的であり、この場合概念は同一で
ある。このため、クライアント(PC)からサーバ(W
S)のファイルを扱う場合でも、木構造を記述してファ
イルを指定するという方法は同一で、クライアントのフ
ァイルシステムからサーバのファイルの位置を特定する
ことが可能である。
【0008】しかし、クライアントマシンがPCで、サ
ーバマシンが非UNIX系のベンダのプロプライアタリ
OSが動作する汎用機である場合、一般的にはサーバマ
シンのファイルの管理方法がクライアント(PC)とは
全く異なることになるため、クライアントのファイルシ
ステムの概念(木構造の記述)によってサーバマシン上
のファイルを特定することができない。このため、現状
では、サーバマシンのファイルにアクセスするために
は、PC上に、汎用機のファイルシステムの概念に従っ
てサーバのファイルを指定するためのアプリケーション
が必要である。この場合、ユーザは、クライアントのフ
ァイルとサーバのファイルとを扱うために2つの方法を
使い分けなければならない。
【0009】図12は代表的なデータセットの例として
の従来技術による区分データセットの構成を示す図であ
り、以下、この図を参照して、クライアントマシンとサ
ーバマシンとのファイルシステムが概念的に異なる環境
である場合の例として、クライアントがPCであり、サ
ーバが汎用機である例について以下に説明する。
【0010】汎用機は、一般に、データセットという概
念でデータを取り扱っている。データセットの最小単位
はレコードと呼ばれるある特定の長さを持つデータの束
である。データセットの構造は、その内部構造であるデ
ータの配列の仕方により異なる。
【0011】区分データセット101は、図12に示す
ように、1つのデータセットの中がいくつかのメンバと
呼ぶ区域102に分割されされており、メンバの名称や
位置を管理するディレクトリと呼ばれる領域103がデ
ータセットの先頭に設けられて構成されている。一般
に、ディレクトリ領域103は、区分データセット10
1を操作する際に意識する必要はない。また、利便性の
ために区分データセット101は、同一の種類のデータ
の集合、例えば、COBOLソース集合である区分デー
タセットとして作成される。
【0012】データセットは、データセット属性を持
つ。データセット属性は、データセットへのアクセス方
法や格納しているデータの種類によって決定される。デ
ータセット属性は、Data Control Block(DCB)と呼
ばれる制御ブロックに格納される。また、データセット
は、内部にレコードあるいはメンバと呼ばれるデータの
集合を保持することができるが、データセット自体を保
持することはない。同様に、メンバもレコードのみを保
持することができ、メンバやデータセットを保持するこ
とはできない。すなわち、データセットやメンバが階層
的な構造になることはない。
【0013】PCのファイル管理は、一般に、ファイル
とフォルダという概念が用いられており、レコードとい
う概念はなく、ファイルは可変長のビット列である。フ
ォルダは、ファイルや他のフォルダを含むことができ
る。このため、PCのフォルダ構造は階層的である。フ
ァイルの持つ属性は汎用機と比較して少なく、特に、フ
ァイルの種類については、ファイル名の後にピリオドで
続く文字列(拡張子)を付加する簡易な方法によって管
理されている。例えば、XXXという名前のCOBOL
ソースファイルの場合、“XXX.CBL”のようなフ
ァイル名とすることにより便宜的に区別されている。
【0014】操作性に関しては、以下に説明するような
違いがある。すなわち、汎用機の操作は、一般に、対話
形式の簡易なCUIインタフェースを用いたアプリケー
ションにより行われているのに対して、PCの操作は、
GUIを用いたインタフェースが主流である。このよう
に、PCと汎用機とのファイルシステムは概念的に全く
異なっている。
【0015】前述したクライアントがPCでサーバが汎
用機である従来技術によるファイル共用システムは、ク
ライアントマシンにサーバの端末機と同等な対話式イン
タフェースを持つアプリケーションを用意している。そ
して、ユーザがサーバのファイルにアクセスするため
に、クライアントのアプリケーションに、サーバである
汎用機のファイルシステム用のコマンドを入力すると、
クライアントのアプリケーションは、ネットワーク経由
でサーバの汎用機のファイルシステムにコマンドを投入
する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、クラ
イアントがPCでサーバが汎用機である従来技術は、ク
ライアントのアプリケーションの対話式インタフェース
が受け付けるのはサーバである汎用機フのァイルシステ
ムのコマンドであるため、クライアントであるPCのユ
ーザが、クライアントのファイルとサーバのファイルと
を扱うために全く異なるインタフェースを使い分けるこ
とを要求され、このため、作業効率が悪い上、操作ミス
が発生しやすいという問題点を有している。
【0017】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、サーバマシン上のファイルをクライアント
のファイルシステムの表示方法により表示し、それに対
する操作を受け付けてサーバマシン上のファイルを処理
することを可能とし、これにより、概念が異なるファイ
ルシステムを持つマシン相互間でクライアントのファイ
ル・サーバのファイルを同様に取り扱うことができるよ
うにし、作業効率を向上させることができ、操作ミスを
減少させることができる分散ファイルシステム及びファ
イル操作方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、サーバのファイルシステムと異なるファイルシステ
ムを持つクライアントとサーバとをネットワークにより
接続して構成される分散ファイルシステムにおいて、前
記クライアントが、前記サーバが持つ階層構造を持たな
いデータにより構成されるファイル内のデータを、階層
構造により表わした階層情報として管理する階層情報保
持手段と、該階層情報保持手段内の情報と前記サーバ内
のファイルのデータとの対応情報を保持する対応情報保
持手段と、サーバ内のファイルに対する操作が指示され
たとき、前記階層情報及び対応情報に基づいて前記サー
バのファイルをサーバのファイルシステムを介して操作
する操作変換機構とを有する仮想ファイルシステムを備
えて構成されることにより達成される。
【0019】また、前記目的は、前記仮想ファイルシス
テムが、前記操作変換機構がサーバ側ファイルシステム
に対する操作を行う際に必要な情報が前記対応情報及び
前記階層情報に記述されていない場合、サーバまたはク
ライアント内を探索することによって前記情報を補完す
る補完機構をさらに有することにより、また、前記クラ
イアントが、表示機構を備え、該表示装置にクライアン
トの仮想ファイルシステムが持つサーバのファイルの対
応情報を、自クライアントのファイルシステムのファイ
ルと同一の形式で表示させ、クライアントのファイルシ
ステムからサーバのファイルを自クライアントのファイ
ルを操作する方法と同一の方法により操作することによ
り達成される。
【0020】さらに、前記目的は、サーバのファイルシ
ステムと異なるファイルシステムを持つクライアントと
サーバとをネットワークにより接続して構成される分散
ファイルシステムのファイル操作方法において、前記ク
ライアントが、前記サーバが持つ階層構造を持たないデ
ータにより構成されるファイル内のデータを、階層構造
により表わした階層情報として管理し、該階層情報と前
記サーバ内のファイルのデータとの対応情報を保持し
て、サーバ内のファイルに対する操作が指示されたと
き、前記階層情報及び対応情報に基づいて前記サーバの
ファイルを自クライアントのファイルを操作する方法と
同一の方法で操作することにより達成される。
【0021】本発明は、対応情報によってサーバのファ
イルと関連付けられた階層情報に示される仮想的なファ
イル情報を表示機構に表示させることにより、サーバの
ファイルをクライアントのファイルと同様に表示させ、
クライアントが、操作変換機構を介してサーバのファイ
ルをあたかもクライアント上のファイルであるかのよう
に、クライアントのファイルの場合と同様に操作するこ
とができる。
【0022】また、本発明は、補完機構が、サーバのフ
ァイルシステムがファイルを管理するための情報量がク
ライアントのそれを上回る場合でも、クライアントのフ
ァイルシステムと同様の操作をサーバファイルシステム
に対するコマンドに変換するために、不足する情報をサ
ーバまたはクライアントに定義されたデフォルト値情報
を検索して取得することができるので、新たなファイル
クライアント側からサーバ内に構築することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による分散ファイル
システムの実施形態を図面により詳細に説明する。な
お、以下に説明する全ての例において、サーバは非UN
IX系ベンダのプロプライアタリOSが動作する汎用機
で、取り扱うデータは区分データセットであり、クライ
アントはPCであるものとする。
【0024】図1は本発明の第1の実施形態による分散
ファイルシステムの構成例を示すブロック図である。図
1において、200はクライアント、201は対応情報
保持機構、202は階層情報保持機構、203は表示機
構、204は入力受付け機構、205は操作変換機構、
206はクライアントのファイルシステム、207はク
ライアントのファイル、208はサーバのファイルシス
テム、209はサーバのファイル、210はサーバ、2
11は仮想ファイルシステムである。
【0025】本発明の第1の実施形態は、PCによるク
ライアント200と汎用機によるサーバ210とが図示
しなすネットワークを介して接続されて構成されてい
る。そして、クライアント200の内部には、クライア
ントのファイルシステム206と本発明による仮想ファ
イルシステム211とが備えられ、クライアントのファ
イルシステム206にはクライアントのファイル207
が接続されている。また、サーバ210の内部には、サ
ーバのファイルシステム208が備えられ、サーバのフ
ァイルシステム208にはサーバのファイルが接続され
ている。そして、本発明により設けられたクライアント
200内の仮想ファイルシステム211は、対応情報保
持機構201、階層情報保持機構202、表示機構20
3、入力受け付け機構204、操作変換機構205を備
えている。なお、以下では、説明の便宜上、201、2
02はそれらを保持する機構だけでなく情報そのものも
指示する符号として使用する。
【0026】図1に示す本発明の実施形態は、クライア
ント200をPCであるとしているので、クライアント
200のファイルシステム206は、フォルダ及びファ
イルによる階層構造によりファイル207を管理してい
る。このため、図示実施形態は、ネットワークを介して
多数接続されているサーバ上のデータセットやメンバの
中から、クライアント側で参照・更新したいサーバ上の
データセット・メンバに対し、これらをクライアント側
で参照するとき、互いを識別するための便宜的な名称を
持つ仮想的なファイルを備える仮想ファイルシステムを
クライアント200内に用意している。そして、この仮
想的なファイルをグループ化するための仮想的な構造と
して、仮想フォルダを用意する。この仮想フォルダは、
他の仮想フォルダ及び仮想ファイルを含むことが可能で
あるため、仮想フォルダ及び仮想ファイルを用いて階層
構造を表すことができる。この仮想フォルダ、仮想ファ
イルの名称(サーバ上のデータセット及びメンバのクラ
イアント側での便宜的な名称)及び階層構造を記述する
情報を、本発明の実施形態では階層情報と呼び、この情
報を階層情報保持機構202の中に保持して、サーバ上
のデータセット・メンバによるファイルを管理するため
に使用する。
【0027】対応情報保持機構201は、階層情報20
2に記載されている仮想フォルダ及び仮想ファイルと、
サーバのデータセット及びメンバとの対応関係を記述す
る対応情報を保持している。これにより、クライアント
200は、サーバのファイル209をクライアントのフ
ァイルシステム206と同様の方法で管理することがで
きる。また、表示機構203は、階層情報202に記載
されている仮想フォルダ・ファイル及びその関係情報を
表示することにより、サーバのファイルの情報をクライ
アントのファイルシステム206と同様に、仮想フォル
ダと仮想ファイルとの階層構造として表示することがで
きる。
【0028】図2は仮想ファイル及び仮想フォルダとフ
ァイルとの対応の例を説明する図、図3は図2に示す例
における階層情報202の記述例を説明する図、図4は
図2に示す例における対応情報201の記述例を説明す
る図である。
【0029】図2において、301は階層情報202に
記載されている仮想フォルダ及び仮想ファイルの階層関
係の情報を表示機構203に表示したイメージであり、
サーバ内の2つの区分データセットのそれぞれを仮想的
な階層として表示させたものである。階層情報202
は、図3に示すように、仮想フォルダと仮想ファイルと
の階層構造を、それぞれの名称と“()”(カッコ)と
の組み合わせで示すように構成されている。カッコ内の
情報は、カッコ外に記載された仮想フォルダの下に位置
することを示している。すなわち、階層情報202の一
部である“Folder1(File11、File12)”は、Folder1の下
にFile11、File12があることを示しており、図2に示す
表示イメージ301の中で、仮想フォルダ及び仮想ファ
イル304〜306として表示される構造を示してい
る。
【0030】図1の対応情報201には、階層情報20
2とサーバのファイル209との対応付けが記載されて
いる。図2に示す対応情報201は、仮想フォルダFold
er1304とサーバの区分データセットUSR.DATA1 30
7とを対応させ、仮想ファイルFile11 305と区分デ
ータセットUSR.DATA1 307のメンバMEMBER1 308と
を対応させている。同様に、対応情報201は、仮想フ
ォルダFolder2 309とサーバの区分データセットUSR.
DATA2 310とを、仮想ファイルFile21 311と区分
データセットUSR.DATA2 310のメンバMEMBER1 312
をそれぞれ対応させている。このような対応付けを行う
ことにより、クライアント200は、サーバ側のデータ
セットをあたかも自クライアント上のファイルであるか
のように仮想的に表示することが可能になる。
【0031】図4に示す対応情報201の記述例におい
て、対応情報201は、仮想フォルダ・仮想ファイル名
401、対応する汎用機のデータセット・メンバの種別
402、対応する汎用機のデータセット・メンバの名前
403、属性情報404の組により構成されている。汎
用機のデータセット・メンバの種別402は、サーバマ
シン(汎用機)のデータセット DATASETと、サーバマシ
ン(汎用機)のデータセットのメンバ MEMBER とを含ん
でいる。汎用機のデータセット・メンバの名前403
は、データセット・メンバのサーバ側のファイルシステ
ム上の実際の名称を示す。また、属性情報404は、デ
ータセット種別(区分データセットか順データセットか
等)、レコード形式(レコードが可変長か固定長か等)
等のデータセットの属性情報が記述している。この属性
情報404は、仮想フォルダの情報にのみ記載される。
仮想フォルダの情報にデータセット名称403及び属性
情報404が記載されていない場合、その仮想フォルダ
にはまだサーバ上のデータセットが対応付けられていな
いことを示す。
【0032】なお、階層情報202中の仮想フォルダ・
仮想ファイルは、クライアントのフォルダ・ファイルを
表すこともできる。この場合、クライアントのフォルダ
やファイルに対して、仮想フォルダ・仮想ファイルの名
称と、対応するクライアントのフォルダ・ファイルの名
称とを同じにすることによって対応をとる。従って、こ
の場合、図4に示す対応情報201にクライアントのフ
ォルダ及びファイルの情報を記述する必要はない。すな
わち、図2に示す例の場合、クライアント(PC)のフ
ォルダFolder3 313とPCファイルFile31 314と
については、PCフォルダ及びPCファイル名称自体が
図3に示す階層情報202内に記述してあり、対応情報
201内には対応関係情報を記述しない。
【0033】クライアントの仮想フォルダ・ファイルの
構造とサーバのデータセット・メンバとは、構造的に一
致していなくてもよい。
【0034】図5はこの場合の表示例とサーバのデータ
セットとの対応情報に基づく対応関係を示す図である。
図5において、501は階層情報202に記載されてい
る仮想フォルダ及び仮想ファイルの階層関係の情報を表
示機構203に表示したイメージであり、サーバ内の2
つの区分データセット1つの仮想的な階層として表示さ
せたものである。
【0035】図5入力示す区分データセット1 501
と区分データセット2 502とは、階層構造ではない
が(区分データセットはその内部に区分データセットを
持つことはできない)、階層情報としては、それぞれに
対応する仮想フォルダFolder11 503とFolder1 50
4とが階層構造になるように保持することができる。
【0036】前述したようにして、PCによるクライア
ント200は、仮想フォルダ及び仮想ファイルを用いて
実体と異なる構造によるデータの管理を行うことが可能
になる。
【0037】さて、図1に戻り、入力受け付け機構20
4は、表示機構203が表示した仮想的なファイル構成
(異種のファイルシステムを持つクライアント及びサー
バ上のファイルを混在表示する)に対する操作を受け付
ける機構である。図2に示している表示の例において、
入力受け付け機構204は、仮想フォルダや仮想ファイ
ルに対してマウスによるドラッグ&ドロップ等の操作を
受け付ける。また、操作変換機構205は、入力受付け
機構204が受け付けた操作を、クライアントのファイ
ルシステム206またはサーバのファイルシステム20
8に投入するコマンドに変換する機能を有する。
【0038】図6は操作変換機構の処理動作を説明する
フローチャートであり、以下、図6に示すフローを参照
して操作変換機構205の処理動作を説明する。
【0039】(1)入力受け付け機構204が受け付け
た操作を渡された操作変換機構205は、ユーザの操作
対象である仮想ファイル・フォルダに対応する実体を、
対応情報から探索する。例えば、ユーザによって、図2
に示すFile11 305を削除するという操作が加えられ
た場合に、操作変換機構は、図4に示す対応情報201
を探索する(ステップ601)。
【0040】(2)対応情報を探索した結果、操作対象
の仮想フォルダまたは仮想ファイルに対する情報が発見
されたか否かにより操作対象がクライアント側のものか
サーバ側のものかを判定する。操作対象の仮想フォルダ
または仮想ファイルに対する情報が発見されなかった場
合、操作対象がクライアントのファイルかフォルダであ
ると判断できるので、操作変換機構は、クライアントの
ファイルシステムに投入するコマンドを準備し、そのコ
マンドを投入する(ステップ602〜604)。 (3)ステップ601での対応情報の探索の結果、操作
対象の仮想フォルダまたは仮想ファイルの情報が発見さ
れた場合、ステップ602で、操作対象がサーバのデー
タセットまたはメンバであると判断することができ、こ
の場合、操作変換機構は、サーバのファイルシステムに
投入するコマンドを準備し、そのコマンドを投入する。
図2に示すFile11 305を削除する例の場合、対応情
報201を探索した結果、File11 305に対応するの
がサーバのデータセットUSR.DATA1307のメンバMEMBE
R1 308であることが判るので、操作変換機構は、サ
ーバのファイルシステムに投入するコマンド“DELETE
データセット名(メンバ名)”を準備し、サーバのファ
イルシステムに投入する。すなわち、操作変換機構は、
「delete File11」という仮想ファイルに対するコマン
ドを、「DELETE USR.DATA1(MEMBER1)」というサーバの
実ファイルに対するコマンドに変換して投入する(ステ
ップ605、606)。
【0041】(4)コマンドの投入によって仮想ファイ
ル・フォルダとクライアントのファイル・フォルダまた
はサーバのデータセット・メンバとの対応関係に変更が
生じた場合、対応情報を更新する。前述したFile11 3
05を削除する例の場合、仮想ファイルFile11 305
がなくなるので、仮想ファイルFile11 305に対する
対応情報を削除する。その後、コマンド投入の結果をユ
ーザに通達し、操作変換機構の処理を終了する(ステッ
プ607、608)。
【0042】前述した本発明の第1の実施形態は、1ク
ライアント・1サーバによる構成を持つものとして説明
したが、本発明は、複数クライアント・1サーバによる
構成の場合にも適用することができる。この場合、クラ
イアント相互間で共通の対応情報等をネットワーク上に
設けて、複数のクライアントがこれらを共有することに
より、サーバのファイルを複数のクライアントが参照・
更新するようにすることができる。
【0043】図7は本発明の第2の実施形態による分散
ファイルシステムの構成例を示すブロック図である。図
7において、701は保管機構、702はデフォルト値
情報保持機構であり、他の符号は図1の場合と同一であ
る。
【0044】図7に示す本発明の第2の実施形態は、図
1に示した本発明の第1の実施形態に対して、クライア
ント200の仮想ファイルシステム211内に補完機構
701が追加され、この補完機構にデフォルト値を与え
るデフォルト値情報保持機構702が接続されて構成さ
れている。
【0045】この本発明の第2の実施形態は、サーバの
データセットやメンバを新規に作成する場合等に使用し
て好適なものである。例えば、ユーザの操作の結果とし
て、新しいデータセットが作成される場合、新規データ
セットを割り当てるコマンドALLOCATEが属性の情報を要
求する。しかし、図1に示す本発明の第1の実施形態に
おける対応情報201には、新規データセットに設定す
る属性の情報が記述されていないため、操作変換機構2
04は、サーバのファイルシステム208に投入するコ
マンドを準備することができなくなる。本発明の第2の
実施形態は、このような状況でも操作をサーバ側に伝達
することができる。
【0046】図7において、操作変換機構205は、本
発明の第1の実施形態の場合と同様に、入力変換機構2
04に対する操作の対象を対応情報201から探索し、
操作対象を発見できた場合、操作の対象がサーバのデー
タセット及びメンバに対するものであれば、サーバのフ
ァイルシステム208に投入するコマンドを準備する。
このとき、対応情報201及び階層情報202の情報の
みではコマンドを準備できない場合、操作変換機構20
5は、補完機構701を呼び出す。補完機構701は、
コマンドの決定に必要な情報をクライアントやサーバ内
から探して、操作変換機構205に戻す。
【0047】なお、前述において、階層情報202の情
報のみではコマンドを準備できない場合としては、新規
データセットを割り付ける場合等がある。新規データセ
ット割り付けのコマンドには、属性の情報を指定する必
要があるが、対応情報201には、既存のデータセット
の属性しか記載されていないため、操作変換機構は、新
規データセットの属性が判らず、構成のような場合にコ
マンドを準備することができない。
【0048】図8はサーバ上に新規に区分データセット
を作成して、そこにクライアント(PC)のフォルダFo
lder2の下にあるCOBOLソースファイル“File21.CBL”を
コピーする動作例を説明する図である。このとき、新規
の区分データセットに対して、仮想フォルダFolder1
は、事前に対応付けられているものとする。
【0049】まず、ユーザは、File21.CBL 803に対
応する仮想ファイル804をマウスでドラッグ&ドロッ
プするなどして、仮想フォルダFolder1 801の下にコ
ピーする操作を行う。このとき、操作変換機構205
は、コピー先の仮想フォルダ801の情報を対応情報2
01から発見し、サーバのデータセットに対応する仮想
フォルダであることを知る。
【0050】ここで、操作変換機構205は、サーバの
ファイルシステム208に投入するコマンドを準備す
る。この例では、その詳細を後述するが、ALLOCATEコマ
ンドとCOPYコマンドとが準備される。ALLOCATEコマンド
は、データセット名を指定することにより、新規に指定
された名称のデータセットを割り当てるコマンドであ
る。このとき、属性情報を指定することにより新規に作
成したデータセットに属性を指定することができる。ま
た、COPYコマンドは、指定されたメンバ名称のメンバを
データセット内に新規に作成し、その内容として、ネッ
トワークを通じて別に指定したクライアント側のファイ
ルの内容を複写するコマンドである。
【0051】図9は操作変換機構の処理動作を説明する
フローチャート、図10は補完機構の処理動作を説明す
るフローチャートであり、以下、図9、図10に示すフ
ローを参照して操作変換機構205の処理動作を説明す
る。
【0052】(1)入力受け付け機構204が受け付け
た操作を渡された操作変換機構205は、ユーザの操作
対象である仮想ファイル・フォルダに対応する実体を、
対応情報201から探索し、操作対象がクライアントの
フォルダ・ファイルであるか、サーバのデータセット・
メンバであるかを、操作対象の情報が対応情報に存在す
るかしないかにより判定する。なお、判定の結果、操作
対象がクライアント側のファイルやフォルダであった場
合の処理は、図6により説明したと同様であるので、こ
こでの説明を省略する(ステップ901、902)。
【0053】(2)ステップ902の判定で、操作対象
がサーバのデータセット・メンバであった場合、操作変
換機構205は、ユーザの操作に対応するコマンドを準
備するが、前述したような新規データセットの割り当て
時のように、このコマンドに指定するパラメータが対応
情報201及び階層情報202から決定できない場合、
補完機構701を呼び出す処理を開始する。このため、
まず、操作対象のデータセットが既存であるかどうかを
判定する(ステップ903)。
【0054】(3)説明している例では、操作対象のデ
ータセットは既存のものではないとしているので、ALLO
CATEコマンドを準備するために、ALLOCATEコマンドに指
定するデータセットの属性のパターンを決定する(ステ
ップ904)。
【0055】(4)ここでは、コピー元のファイルFile
21.CBL803が COBOLソースファイルであることから、
新規に作成するデータセットに対して COBOLソースファ
イルに好適な属性で与えて良いという判断を行う。そし
て、新規に作成されるデータセット名称及びメンバ名称
を、仮想フォルダ801及び仮想ファイル804の名称
から決定する。なお、仮想フォルダ名からデータセット
名称を決定するロジック、及び、仮想ファイル名からメ
ンバ名称を決定するロジックの例については後述する
(ステップ905)。
【0056】(5)ここまでのステップによる処理で、
データセット名称、メンバ名称を決定することができた
が、指定する属性は、ステップ904で COBOLソースフ
ァイルに好適なものを用いるということを決定したのみ
で、実際の値は、仮想ファイルシステム内の情報から決
定することができないため、操作変換機構は補完機構7
01を呼び出す(ステップ906、907)。
【0057】(6)呼び出された補完機構701は、ス
テップ904で決定したデータセット属性のパターンに
従って、クライアントマシンに置かれている予め定義さ
れたデータセット用属性のデフォルト値情報をデフォル
ト値情報保持手段702を探索し、不足している情報、
ここでは COBOLソースファイル用データセットの属性を
取得する。なお、属性のデフォルト値情報保持機構70
2は、サーバ側に配置しておいて、サーバ側でデフォル
ト値を検索してもよい(ステップ1001)。
【0058】(7)その後、補完機構701は、情報獲
得の成否を判定し、成功の場合、獲得した情報を操作変
換機構に戻し、また、失敗の場合、情報を獲得すること
ができなかったことをユーザに伝達する(ステップ10
02〜1004)。
【0059】(8)操作変換機構205は、得られた情
報を元にコマンドを準備する。図8に示す例の場合、準
備するコマンドは、“ALLOCATE データセット名 属性情
報”と“COPY PCファイル名 データセット名(メンバ
名)”とである。そして、操作変換機構205は、この
コマンドを図7に示すサーバのファイルシステム208
に投入する(ステップ908、909)。
【0060】(9)コマンドの投入の結果、仮想ファイ
ル・フォルダとサーバのデータセット・メンバとの対応
に変更があった場合、操作変換機構205は、対応情報
の更新を行い、最後に、操作完了をユーザに通達して処
理を終了する(ステップ910、911)。
【0061】なお、前述では、属性情報をクライアント
に問い合わせるとして説明したが、本発明は、対話的イ
ンタフェースを用いてユーザに入力させるようにするこ
ともできる。
【0062】前述したステップ905での処理におけ
る、仮想フォルダ名からデータセット名称を決定するロ
ジック及び仮想ファイル名からメンバ名称を決定するロ
ジックの例について以下に説明する。
【0063】仮想フォルダ名からデータセット名称を決
定するロジック (1)仮想フォルダ名内の英小文字をすべて英大文字に
変換する。 (2)メンバ名称として使用不可能な文字が仮想フォル
ダ名中にある場合、予め用意した規則(“!”→“1”
等)に従って使用可能な文字に変換する。 (3)ユーザ名称の後に、ピリオドを挟んでメンバ名称
を接続する。例えば、ユーザ名が“USR”の場合、
“USR.”の後に(2)で作成したメンバ名称を接続
する。一般に、汎用機にログオンする際にユーザ名を入
力する場合が多いため、ここでは仮想ファイルシステム
がユーザ名を既に知っているものとする。ユーザ名が未
知の場合、何らかのデフォルト値を使用しても良い。
【0064】仮想ファイル名からメンバ名称を決定する
ロジック (1)仮想ファイル名の拡張子の前の“.”(ピリオ
ド)を外す。 (2)仮想ファイル名内の英小文字をすべて英大文字に
変換する。 (3)メンバ名称として使用不可能な文字がファイル名
中にある場合、予め用意した規則にしたがって使用可能
な文字に変換する。
【0065】前述したロジックを図8に示す例に適用し
た場合、仮想フォルダFolder1 901の名称から新規作
成されるデータセットの名称は、ユーザ名を “USR”で
あるとしたとき“USR.FOLDER1”となり、仮想ファイル
File21.CBL の名称から新規に作成されるメンバの名称
は、“USR.FOLDER1(FILE21)”となる。
【0066】なお、前述した本発明の実施形態は、仮想
フォルダ・ファイル名からデータセット名称及びメンバ
名称をロジックによって決定するとして説明したが、本
発明は、自動的に決定せずにユーザにデータセット名称
・メンバ名称を入力させる等の他の方法を用いるように
することもできる。
【0067】図11は図8に示す例での更新前後の対応
情報の例を示す図である。図11において、1101は
操作前の対応情報を示しており、1102は操作後の対
応情報を示している。
【0068】前述した図10に示す補完機構の処理にお
いて、情報を得られなかった場合、操作変換機構は、ス
テップ1004での処理でユーザにその旨を通達して処
理を終了しているが、ユーザに入力を求める等により処
理の継続を試みるようにすることもできる。
【0069】前述した本発明の実施形態は、前述したク
ライアントでの各種の処理手順を実行するプログラム
を、FD、CDROM、MO、DVD等の記憶媒体に格
納して提供することができる。
【0070】前述した本発明の実施形態によれば、クラ
イアントにおいて、サーバマシン上のファイルをクライ
アントのファイルシステムの表示方法で表示し、それに
対する操作を受け付けてサーバマシン上のファイルを処
理することが可能になる。これにより、概念が異なるフ
ァイルシステムを持つマシン間でもクライアントのファ
イル・サーバのファイルを同様に取り扱うことができ、
作業効率を向上させ、クライアントのファイル・サーバ
のファイルを別々の方法で取り扱う場合に比べて操作ミ
スを減少させることができる。
【0071】という効果がある。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、概
念が異なるファイルシステムを持つマシン相互間でクラ
イアントのファイル・サーバのファイルの両者を同様に
取り扱うことができ、作業効率を向上させ、操作ミスを
減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による分散ファイルシ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】仮想ファイル及び仮想フォルダとファイルとの
対応の例を説明する図である。
【図3】図2に示す例における階層情報の記述例を説明
する図である。
【図4】図2に示す例における対応情報の記述例を説明
する図である。
【図5】表示例とサーバのデータセットとの対応情報に
基づく対応関係を示す図である。
【図6】操作変換機構の処理動作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第2の実施形態による分散ファイルシ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図8】サーバ上に新規に区分データセットを作成し
て、そこにクライアントのフォルダの下にあるCOBOLソ
ースファイルをコピーする本発明の第2の実施形態の動
作例を説明する図である。
【図9】操作変換機構の処理動作を説明するフローチャ
ートである。
【図10】補完機構の処理動作を説明するフローチャー
トである。
【図11】図8に示す例での更新前後の対応情報の例を
示す図である。
【図12】代表的なデータセットの例としての従来技術
による区分データセットの構成を示す図である。
【符号の説明】
200 クライアント 201 対応情報保持機構 202 階層情報保持機構 203 表示機構 204 入力受付け機構 205 操作変換機構 206 クライアントのファイルシステム 207 クライアントのファイル 208 サーバのファイルシステム 209 サーバのファイル 210 サーバ 211 仮想ファイルシステム 701 保管機構 702 デフォルト値情報保持機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河井 政雄 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 茨木 暢靖 神奈川県横浜市戸塚区品濃町549−6 株 式会社日本コンピュータ研究所内 Fターム(参考) 5B082 EA01 EA07 GC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバのファイルシステムと異なるファ
    イルシステムを持つクライアントとサーバとをネットワ
    ークにより接続して構成される分散ファイルシステムに
    おいて、前記クライアントは、前記サーバが持つ階層構
    造を持たないデータにより構成されるファイル内のデー
    タを、階層構造により表わした階層情報として管理する
    階層情報保持手段と、該階層情報保持手段内の情報と前
    記サーバ内のファイルのデータとの対応情報を保持する
    対応情報保持手段と、サーバ内のファイルに対する操作
    が指示されたとき、前記階層情報及び対応情報に基づい
    て前記サーバのファイルをサーバのファイルシステムを
    介して操作する操作変換機構とを有する仮想ファイルシ
    ステムを備えて構成されることを特徴とする分散ファイ
    ルシステム。
  2. 【請求項2】 前記仮想ファイルシステムは、前記操作
    変換機構がサーバ側ファイルシステムに対する操作を行
    う際に必要な情報が前記対応情報及び前記階層情報に記
    述されていない場合、サーバまたはクライアント内を探
    索することによって前記情報を補完する補完機構をさら
    に有することを特徴とする請求項1記載の分散ファイル
    システム。
  3. 【請求項3】 前記クライアントは、表示機構を備え、
    該表示装置にクライアントの仮想ファイルシステムが持
    つサーバのファイルの対応情報を、自クライアントのフ
    ァイルシステムのファイルと同一の形式で表示させ、ク
    ライアントのファイルシステムからサーバのファイルを
    自クライアントのファイルを操作する方法と同一の方法
    により操作することを特徴とする請求項1または2記載
    の分散ファイルシステム。
  4. 【請求項4】 サーバのファイルシステムと異なるファ
    イルシステムを持つクライアントとサーバとをネットワ
    ークにより接続して構成される分散ファイルシステムの
    ファイル操作方法において、前記クライアントは、前記
    サーバが持つ階層構造を持たないデータにより構成され
    るファイル内のデータを、階層構造により表わした階層
    情報として管理し、該階層情報と前記サーバ内のファイ
    ルのデータとの対応情報を保持して、サーバ内のファイ
    ルに対する操作が指示されたとき、前記階層情報及び対
    応情報に基づいて前記サーバのファイルを自クライアン
    トのファイルを操作する方法と同一の方法で操作するこ
    とを特徴とする分散ファイルシステムのファイル操作方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載の分散ファイ
    ルシステムを構成するクライアント内の仮想ファイルシ
    ステムを実現するプログラムを格納したことを特徴とす
    る記録媒体。
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