JP2797698B2 - ソフトウェア再利用支援方法 - Google Patents

ソフトウェア再利用支援方法

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JP2797698B2 JP2308297A JP30829790A JP2797698B2 JP 2797698 B2 JP2797698 B2 JP 2797698B2 JP 2308297 A JP2308297 A JP 2308297A JP 30829790 A JP30829790 A JP 30829790A JP 2797698 B2 JP2797698 B2 JP 2797698B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、既開発のソフトウェアを再利用することに
より、新しいソフトウェアの開発を効率化して、生産性
を向上させるソフトウェア再利用支援方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、ソフトウェアの生産性を向上させるための
方法として、既開発システムを構成するソフトウェアの
少なくとも一部を再利用して、新規システムを開発する
方法がある。
既開発システムを構成するソフトウェアを再利用しで
新規のシステムを開発する場合には、上記提案で示され
るように、先ず既開発システムのソフトウェアの生産
物、つまりデータフロー仕様書等の上流工程の仕様書等
を調査して、ソフトウェア中のどの部分が再利用可能で
あるかの目安をつけることが行われていた。
しかしながら、多くの場合、既開発システムの上流工
程の仕様書が存在しないか、あるいは存在しても、プロ
グラムや下流工程の仕様書等の下流工程のソフトウェア
生産物と内容が一致しない。そのような場合には、既開
発システムの下流工程のソフトウェア生産物のどの部分
が再利用できるかの判断が極めて難かしかった。
この問題を解決する方法として、例えば、特開平1−
237726号公報に記載された『ソフトウェア仕様書の自動
生産方法』がある。この方法によれば、プログラムや下
級工程の仕様書等の下流工程のソフトウェア生産物から
上流工程のソフトウェア生産物を逆生成することによ
り、下流工程ソフトウェア生産物と一致した上流工程ソ
フトウェア生産物を作成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の従来の方法は、既存のソフトウェアの内容を理
解するために必要となる上流のソフトウェア生産物を自
動生成する方法であって、既存のソフトウェアの中のど
の部分を再利用できるかの判断を支援するためには極め
て有力な方法であった。
しかし、この方法では、(i)既存のソフトウェアの
どの部分を再利用することができ、どの部分が新規作成
する必要があるかということを推定することは可能であ
るが、具体的にその部分を確定することは不可能であっ
た。すなわち、従来の方法では、どの下流工程仕様書や
プログラム等の下流工程ソフトウェア生産物がそのまま
再利用でき、どの下流工程のソフトウェア生産物をどの
ように変更することが必要であり、どのような下流工程
ソフトウェア生産物を新規に作成することが必要である
かを、具体的に指摘することは難しかった。
また、(ii)上流工程のソフトウェア生産物を変更す
る場合、これに伴って下流工程のソフトウェア生産物を
作成し、修正する際に、下流工程ソフトウェア生産物の
少なくともその一部を自動的に追加作成することができ
ないため、この点で下流仕様書の修正や作成を支援する
ことができなかった。
また、(iii)下流工程のソフトウェア生産物の変更
作業において、修正が不要なソフトウェア生産物の修正
不要を示す情報を提示したり、新規作成ないし修正すべ
きソフトウェア生産物の修正・作成時に修正・作成すべ
き情報を提示することができないため、この点で下流仕
様書の修正や作成を支援することができなかった。
さらに、(iv)上流工程から下流工程までの多段階の
ソフトウェア生産物を、既存のソフトウェア生産物を利
用して一貫して開発する場合には、再利用可能な既存の
ソフトウェア生産物の検出、およびソフトウェア生産物
の自動変更や作成等の既存のソフトウェア生産物の再利
用を支援することができなかった。
本発明の第1の目的は、従来の課題の(i)を解決
し、上流工程のソフトウェア生産物の変更に伴って、既
存の下流工程ソフトウェアのどの部分が再利用でき、ど
の部分が新規作成を必要とするかを、具体的に指摘し
て、新規ソフトウェアの開発を効率化することが可能な
ソフトウェア再利用支援方法を提供することにある。
本発明の第2の目的な、従来の課題の(ii)を解決
し、上流工程のソフトウェア生産物の変更に伴って、下
流工程のソフトウェア生産物の再利用・修正・新規作成
を行う場合に、上流仕様書の変更に応じて、修正・作成
する下流仕様書の少なくとも一部を自動的に修正・作成
して、新規ソフトウェアの開発を効率化することが可能
なソフトウェア再利用支援方法を提供することにある。
本発明の第3の目的は、従来の課題の(iii)を解決
し、上流工程のソフトウェア生産物の変更に伴って、下
流工程のソフトウェア生産物の変更作業を行う場合に、
ソフトウェア生産物の修正不要の情報を提示するととも
に、ソフトウェア生産物の修正あるいは作成すべき情報
を提示して、下流仕様書の修正・作成を容易にし、新規
ソフトウェアの開発を効率化することが可能なソフトウ
ェア再利用支援方法を提供することにある。
本発明の第4の目的は、従来の課題の(iv)を解決
し、上流工程から下流工程まで多段階のソフトウェア生
産物を既存ソフトウェア生産物を利用して一貫して開発
する場合に、再利用可能性や変更必要箇所の検出、およ
び下流仕様書の少なくとも一部の自動修正・作成や変更
作業時の変更指示情報の提供を行って、新規ソフトウェ
アの開発を効率化することが可能なソフトウェア再利用
支援方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のソフトウェア再利
用支援方法は、(イ)少なくとも1種類の1下流工程の
ソフトウェア生産物から少なくとも1種類の1上流工程
のソフトウェア生産物を逆生成し、逆生成する際に該下
流工程のソフトウェア生産物と該上流工程のソフトウェ
ア生産物間の関連情報を作成し、上流工程のソフトウェ
ア生産物を変更する際に、変更する箇所を示すソフトウ
ェア生産物変更箇所情報を作成し、変更箇所情報と関連
情報から、下流工程ソフトウェア生産物のうちそのまま
再利用可能なソフトウェア生産物情報、変更が必要なソ
フトウェア生産物ないし変更箇所の情報、あるいは新規
作成が必要なソフトウェア生産物の情報のうち少なくと
も1つ情報を作成することに特徴がある。また、上記
(イ)の一部の代替的な特徴として、(ロ)上流工程の
ソフトウェア生産物を変更する際にソフトウェア生産物
変更箇所情報を作成する処理に替えて、変更前後の少な
くとも1種類の1上流工程のソフトウェア生産物どうし
を比較して、上流工程のソフトウェア生産物変更箇所情
報を作成することにも特徴がある。また、上記(イ)の
一部の構成に汎用性を持たせるため、(ハ)少なくとも
1種類の1下流工程のソフトウェア生産物から少なくと
も1種類の1上流工程のソフトウェア生産物の逆生成
し、逆生成する際に該下流工程のソフトウェア生産物と
上流工程のソフトウェア生産物間の関連情報を作成し、
関連情報を新規開発のソフトウェア生産物に利用するこ
とにも特徴がある。また、上記(イ)の一部の構成に汎
用性を持たせるため、(ニ)下流工程のソフトウェア生
産物と下流工程の上位に位置する上流工程のソフトウェ
ア生産物との間のソフトウェア生産物間関連情報と、上
流工程のソフトウェア生産物の変更箇所を示す情報とか
ら、下流工程のソフトウェア生産物のうちそのまま再利
用可能なソフトウェア生産物の情報、変更が必要なソフ
トウェア生産物ないしその変更必要箇所の情報、あるい
は新規作成が必要なソフトウェア生産物の情報のうちの
少なくとも1つの情報を作成することにも特徴がある。
また、(ホ)上流工程のソフトウェア生産物変更箇所情
報とソフトウェア生産物間関連情報から、下流工程ソフ
トウェア生産物のうちの変更必要箇所情報、つまりその
まま再利用可能なソフトウェア生産物の情報、変更が必
要なソフトウェア生産物ないしその変更必要箇所の情
報、あるいは新規作成が必要なソフトウェア生産物の情
報の少なくとも1つを作成し、該情報より修正ないし新
規作成の対象ソフトウェア生産物の少なくとも一部を自
動的に修正ないし作成することにも特徴がある。また、
上記(ホ)に汎用性を持たせるため、(ヘ)利用対象で
あるソフトウェア生産物のうちの変更必要箇所情報、つ
まりそのまま再利用可能なソフトウェア生産物の情報、
変更が必要なソフトウェア生産物ないしその変更必要箇
所の情報、あるいは新規作成が必要なソフトウェア生産
物の情報の少なくとも1つを入力して、該情報により修
正ないし新規作成の対象ソフトウェア生産物の少なくと
も一部を自動的に修正ないし作成することにも特徴があ
る。また、(ト)上流工程のソフトウェア生産物変更箇
所情報とソフトウェア生産物間関連情報から、下流工程
ソフトウェア生産物のうちの変更必要箇所情報、つまり
そのまま再利用可能なソフトウェア生産物の情報、変更
が必要なソフトウェア生産物ないしその変更必要箇所の
情報、あるいは新規作成が必要なソフトウェア生産物の
情報の少なくとも1つの情報を作成し、下流工程のソフ
トウェア生産物の再利用、修正または新規作成を実行す
る際に、作成された上記情報を用いて、修正不要なソフ
トウェア生産物に修正不要を示す情報、あるいは新規作
成ないし修正すべきソフトウェア生産物に修正ないし作
成すべき情報を提示することにも特徴がある。
また、上記(ト)の構成に汎用性を持たせるため、
(チ)利用対象のソフトウェア生産物のうちの変更必要
箇所情報、つまりそのまま再利用可能なソフトウェア生
産物の情報、変更が必要なソフトウェア生産物ないしそ
の変更必要箇所の情報、あるいは新規作成が必要なソフ
トウェア生産物の情報の少なくとも1つを入力し、情報
を用いて、修正不要なソフトウェア生産物に対しては修
正不要を、新規作成ないし修正すべきソフトウェア生産
物に対しては修正ないし作成すべき情報を提示すること
にも特徴がある。さらに、(リ)下流工程ソフトウェア
生産物から上流工程ソフトウェア生産物への逆生成と、
逆生成の際に行う該上流工程と下流工程の各ソフトウェ
ア生産物間の関連情報の作成処理を、下流工程と上流工
程の組を多段階に持つ各工程のソフトウェア生産物に対
して行い、さらに各上流工程のソフトウェア生産物の変
更に応じて、各下流工程のソフトウェア生産物の再利
用、修正ないし新規作成を行う場合に、上記変更必要箇
所情報の作成、あるいは上記ソフトウェア生産物の変
更、作成、変更作業時における変更ないし作成対象ソフ
トウェア生産物の少なくとも一部の自動変更、変更、あ
るいは変更必要の有無、変更必要箇所の提示の少なくと
も1つを行うことにも特徴がある。
〔作用〕
本発明においては、(イ)上流工程のソフトウェア生
産物の逆生成時に作成した上流および下流のソフトウェ
ア生産物間の関連情報と、上流のソフトウェア生産物の
変更時に作成された変更箇所情報に基づいて、下流工程
のソフトウェア生産物の変更必要箇所情報を自動的に作
成する。下流工程ソフトウェア生産物の変更必要箇所情
報としては、そのまま再利用できるソフトウェア生産
物、変更必要なソフトウェア生産物とその変更必要部
分、あるいは新規作成が必要なソフトウェア生産物情報
等が含まれる。
これにより、上流工程のソフトウェア生産物の変更に
応じて、既存ソフトウェアのどの部分が再利用でき、ど
の部分が新規作成する必要があるかを具体的に指摘する
ことが可能になるので、既存ソフトウェアの再利用によ
る新規ソフトウェア開発を効率化することができる。具
体的な指摘方法としては、例えば、どの下流工程の仕様
書やプログラム等の下流工程ソフトウェア生産物がその
まま再利用できるか、どの下流工程ソフトウェア生産物
をどのように変更する必要があるか、またどのような下
流工程ソフトウェア生産物を新規に作成することが必要
かを指摘することができる。
(ロ)または、本発明においては、下流工程のソフトウ
ェア生産物の再利用・修正・新規作成を行う場合、上記
(イ)の方法で作成された下流工程ソフトウェア生産物
のうちの変更必要箇所情報の少なくとも何れかの情報に
より、修正・新規作成対象ソフトウェア生産物の少なく
とも一部を自動修正・作成する。
(ハ)また、本発明においては、下流工程のソフトウェ
ア生産物の再利用・修正・新規作成を行う場合、上記
(イ)の方法で作成された下流工程ソフトウェア生産物
のうちの変更必要箇所情報の少なくとも何れかの情報を
用いて、修正不要なソフトウェア生産物の修正時に修正
不要を示す情報を提示し、また新規作成あるいは修正ず
べきソフトウェア生産物の修正・作成時に修正・作成す
べき情報を提示する。
(ニ)さらに、本発明においては、多段階の工程のソフ
トウェア生産物に対して、下流工程ソフトウェア生産物
から上流工程のソフトウェア生産物を逆生成し、その上
流および下流のソフトウェア生産物間のソフトウェア生
産物間の関連情報を作成する。そして、下流工程から上
流工程までの各工程のソフトウェア生産物と、各工程の
ソフトウェア生産物間関連情報を作成し、さらに上流工
程の既存ソフトウェア生産物の変更に応じて下流工程の
下流のソフトウェア生産物の再利用・修正・新規作成を
行う場合、ソフトウェア生産物間関連情報と変更必要箇
所の検出、あるいはソフトウェア生産物の作成・変更作
業での変更必要箇所による変更・作成ソフトウェア生産
物の少なくとも一部の自動変更・作成、あるいは変更必
要の有無、変更必要箇所の提示のいずれかを行う・ 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明す
る。
第2図は、本発明が適用される計算機システムのブロ
ック構成図である。
第2図において、11は本発明のソフトウェア再利用支
援プログラムを実行するCPU、12はソフトウェア再利用
のための各データを格納するメモリ、13はオペレータが
指示あるいは必要データを入力する入力装置、14は処理
結果あるいはガイダンスを表示する表示装置、15は処理
結果等をハードコピーするためのプリンタ、16はメモリ
12の容量を越えた部分のデータを格納する外部記憶装置
である。
第1図は、本発明の第1の実施例を示すソフトウェア
再利用支援処理のフローチャートであり、第3図は第2
図の計算機システムにおける機能動作ブロック図であ
る。
本発明の主要な処理は、第3図の矩形ブロックで示す
ように、下流工程ソフトウェア生産物301から上流工程
のソフトウェア生産物303を逆生成する処理ステップ302
と、上流工程のソフトウェア生産物変更および変更箇所
検出処理ステップ305と、下流工程のソフトウェア生産
物再利用変更箇所の検出処理ステップ308である。
逆生成ステップ302では、少なくとも1つ、少なくと
も1種類の下流工程のソフトウェア生産物を解析し、上
流工程のソフトウェア生産物を生成すると同時に、下流
工程のソフトウェア生産物と上流工程のソフトウェア生
産物間の関連情報304を作成する。これについて、さら
に詳細に述べる。
先ず、第3図の下流工程ソフトウェア生産物301に対
して、第1図に示すように、下流工程のソフトウェア生
産物を解析する(ステップ101)。この解析方法は、利
用者の入力データの種類によって異なってくる。次に、
利用者の入力データ301の全てを解析したか否か判定し
(ステップ102)、未だ解析していないものがあれば、
利用者の入力データ301の解析を繰り返し行う(ステッ
プ101)。また、全て解析が終了していれば、上流工程
のソフトウェア生産物303を作成する(ステップ103)と
同時に、下流工程のソフトウェア生産物303の関連情報3
04を作成する(ステップ104)。なお、上流工程のソフ
トウェア生産物情報作成(ステップ103)とソフトウェ
ア生産物間関連情報作成(ステップ104)の作業順序
は、前者が先ないし同時である。
次に、変更および変更箇所検出処理ステップ305で
は、上流工程のソフトウェア生産物303の変更と変更箇
所情報307の検出とを行う(ステップ105)。
また、下流工程のソフトウェア生産物再利用変更箇所
検出処理ステップ308では、上流工程のソフトウェア生
産物変更箇所情報307とソフトウェア生産物間関連情報3
04から、下流工程のソフトウェア生産物再利用変更箇所
の検出を行い(ステップ106)、下流工程の再利用変更
箇所情報309を作成する。
第4図は、第3図における下流工程のソフトウェア生
産物の例を示す図である。
このソフトウェア生産物301は、バッチ業務で実行さ
れるジョブ内のプログラムの実行順序、およびその入出
力を表現している(このフローチャートを、システムフ
ロー仕様書と呼ぶことにする)。このシステムフロー仕
様書は、シート名称枠401と、ジョブ名称枠402と、制御
の流れを図示する領域403とから構成される。シート名
称枠401は、このシステムフロー仕様書のシート名称を
表示する部分であり、ジョブ名称枠402は、このシステ
ムフロー仕様書が対象とするジョブ名称を表示する部分
である。また、制御の流れを図示する領域403は、ファ
イルであることを示すボックス404,408と、プログラム
であることを示すボックス406と、2つのボックスを結
ぶ矢印405,407とから構成される。
ファイルであることを示すボックス404からプログラ
ムであることを示すボックス406への矢印405は、ファイ
ルがプログラムの入力となることを表わしており、また
プログラムであることを示すボックス406からファイル
であることを示すボックス408への矢印407は、ファイル
がプログラムの出力であることを表わしている。
ファイルであることを示すボックスの中に、ファイル
名が記述されるとともに、プログラムであることを示す
ボックスの中に、プログラム名が記述される。
第4図(a)において、『システムフロー1』はシー
ト名称であり、『JOB1』はジョブ名称であり、『A』,
『A′』,『B』ファイル名称であり、『prog1』,『p
rog2』はプログラム名称である。
第5図は、第4図のシステムフロー仕様書を下流工程
のソフトウェア生産物解析で解析された情報の一例を示
す図である。
第1図におけるソフトウェア生産物解析処理ステップ
101で解析された情報は、例えば、第5図(a)に示す
ように、シート名称枠501、ジョブ名称枠502、プログラ
ム名称枠503、入力ファイル名称枠504、出力ファイル名
称枠505から構成されている。
シート名称枠501は、システムフロー仕様書のシート
名称を格納する領域であり、またジョブ名称枠502は、
システムフロー仕様書が対象とするジョブ名称を格納す
る領域である。プログラム名称枠503は、システムフロ
ー仕様書で用いるプログラムの名称を格納する領域であ
り、また入力ファイル名称枠504は、同じ行のプログラ
ム名称枠503に格納されているプログラム名称で識別さ
れるプログラムの入力となるファイルの名称を格納する
領域であり、また出力ファイル名称枠505は、同じ行の
プログラム名称枠503に格納されているプログラム名称
で識別されるプログラムの出力となるファイルの名称を
格納する領域である。ここでは、第4図(a)の仕様書
の解析情報が第5図(a)であり、第4図(b)の仕様
書の解析情報が第5図(b)であり、第4図(c)の仕
様書の解析情報が第5図(c)である。
第1図における下流工程ソフトウェア生産物解析ステ
ップ101では、第4図の下流工程のソフトウェア生産物
であるシステムフロー仕様書から第5図のシステムフロ
ー解析情報を作成する。この解析処理は、システムフロ
ー仕様書中のプログラムに関する入出力情報に注目して
作成される。例えば、第4図(a)の仕様書を解析する
ことにより、プログラム名称『prog1』に関しては、フ
ァイル名称『A』404が入力ファイルであり、ファイル
名称『A′』が出力ファイルであることが判明する。従
って、第4図(a)の409を第5図(a)の510に、第4
図(a)の410を第5図(a)の512に、第4図(a)の
411を第5図(a)の506に、それぞれ転記している。
第6図は、第5図のシステムフロー解析情報から上流
仕様書を作成する際の中間情報を示す図である。
ここでは、個々のシステムフロー仕様書に関して入出
力ファイルを抽出している。
この中間情報は、シート名称枠601、業務名称枠602、
ジョブ名称枠603、入力ファイル名称枠604、出力ファイ
ル名称枠605から構成される。シート名称枠601は、上流
仕様書のシート名称を格納する領域であり、業務名称枠
602は、上流仕様の業務名称を格納する領域である。ま
た、ジョブ名称枠603は、上流仕様書で用いるジョブの
名称を格納する領域であり、入力ファイル名称枠604
は、同じ行のジョブ名称枠603に格納されているジョブ
名称のジョブの入力となるファイルの名称を格納する領
域であり、出力ファイル名称枠605は、同じ行のジョブ
名称枠603に格納されているジョブ名称のジョブの出力
となるファイルの名称を格納する領域である。
第7図は、第6図における中間情報から作成された上
流工程のソフトウェア生産物の例を示す図である。
ここに示す上流工程のソフトウェア生産物は、特定業
務内のジョブ間のデータの流れを示す仕様書であって、
以下、データフロー仕様書と呼ぶことにする。
このデータフロー仕様書は、シート名称枠701、業務
名称枠702、データの流れを図示する領域703から構成さ
れる。シート名称枠701は、このデータフロー仕様書の
シート名称を表示する部分であり、業務名称枠702は、
このデータフロー仕様書が対象とする業務名称を表示す
る部分である。データの流れを図示する領域703は、フ
ァイルであることを示すボックス704,708、ジョブであ
ることを示すボックス706、2つのボックスを結ぶ矢印7
05,707から構成される。ファイルであることを示すボッ
クス704からジョブであることを示すボックス706への矢
印705は、ファイルがジョブの入力となることを示して
おり、ジョブであることを示すボックス706からファイ
ルであることを示すボックス708への矢印707は、ファイ
ルがジョブの出力であることを示している。ファイルで
あることを示すボックス内にはファイル名が記述され、
ジョブであることを示すボックス内にはジョブ名が記述
される。
第7図において、『DFD1』はシート名称であり、『GY
OMU1』は業務名称であり、『A』,『B』,『C』,
『D』はファイル名称であり、『JOB1』,『JOB2』,
『JOB3』はジョブ名称である。
第1図における上流工程のソフトウェア生産物作成処
理ステップ103では、第5図のシステムフロー解析情報
から第6図の中間情報を作成した後、さらに第7図に示
すデータフロー仕様書を作成する。なお、ステップ103
のシステムフロー解析情報(第5図)から中間情報(第
6図)を作成する場合、次のようにして作成する。すな
わち、シート名称枠601と業務名称枠602には利用者が入
力する名称を格納し、ジョブ名称枠603には、システム
フロー仕様書の内部情報のジョブ名称枠502に格納され
ている名称を格納する。
あるシステムフロー仕様書内で入力ファイル名称枠50
4および出力ファイル名称枠505の両方に記述されてお
り、かつ他のシステムフロー仕様書で参照されていない
ファイル名称を除いたファイル名称を、中間ファイル名
称と定義することにする。
入力ファイル名称枠604は、入力ファイル名称枠504に
記述されているファイル名称から中間ファイル名称を除
去したファイル名称を格納する。同じように、出力ファ
イル名称枠605は、システムフローの入力ファイル名称
枠504に記述されているファイル名称から中間ファイル
名称を除去したファイル名称を格納する。例えば、ジョ
ブ名称『JOB1』(606)はジョブ名称『JOB1』(508)の
転記であり、ファイル名称『A′』(506,507)は中間
ファイルであり、ファイル名称『A』(607)はファイ
ル名称『A』(509)の転記であり、ファイル名称
『B』(608)はファイル名称『B』(510)の転記であ
る。
また、第1図のステップ103において、上流工程のソ
フトウェア生産物を作成する場合、第6図から第7図を
作成する際には、第6図中のファイル、プログラム、矢
印等の個々の要素に形状情報と位置情報を追加する。
第8図は、下流工程のソフトウェア生産物と上流工程
のソフトウェア生産物のソフトウェア産生物間関連情報
の例を示す図である。
ここでは、システムフロー仕様書(下流工程のソフト
ウェア生産物)とデータフロー仕様書(上流工程のソフ
トウェア生産物)のソフトウェア生産物間関連情報を示
している。この関連情報は、2つのシート名称枠801,80
3とジョブ名称枠802から構成される。シート名称枠801
は、データフロー仕様書(上流工程のソフトウェア生産
物)のシート名称を格納する領域であり、ジョブ名称枠
802は、データフロー仕様書に含まれるジョブ名称を格
納する領域であり、シート名称枠803は、同じ行のシー
ト名称枠801に格納しているデータフロー仕様書名称で
識別されるデータフローに関して、ジョブ名称枠802に
格納されているジョブ名称のジョブの詳細記述があるシ
ステムフロー仕様書のシート名称を格納する領域であ
る。
第1図の上流工程のソフトウェア生産物変更および変
更箇所検出処理ステップ105において、利用者が入力す
る名称がシート名称枠801に格納し、ジョブ名称枠802に
は、システムフロー仕様書の解析情報のジョブ名称枠50
2に格納されている名称を格納し、シート名称枠803に
は、システムフロー仕様書の解析情報のシート名称枠50
1に格納されているシート名称を格納する。
例えば、ジョブ名称『JOB1』(804)はジョブ名称『J
OB1』(508)の転記であり、シート名称『システムフロ
ー1』(805)はシート名称『システムフロー1』(50
9)の転記である。
第9図は、第3図の変更および変更箇所検出ステップ
により変更された上流工程のソフトウェア生産物の例を
示す図である。
ここでは、第7図のデータフロー仕様書を変更したデ
ータフロー仕様書が示される。
第1図における上流工程ソフトウェア生産物変更およ
び変更箇所検出ステップ105では、入出力装置から利用
者が入力することにより、第7図のデータフロー仕様書
から、ジョブを示すボックス710、ファイルを示すボッ
クス712、ファイルの入出力を示す矢印709,711の削除、
ジョブを示すボックス904、ファイルを示すボックス90
2,906、ファイルの入出力を示す矢印901,903,905を追加
した。
第10図は、第3図の変更および変更箇所検出ステップ
により作成された上流工程のソフトウェア生産物の変更
箇所情報の例を示す図である。
第3図に示す変更箇所情報307は、シート名称枠100
1、ジョブ名称枠1002、ジョブの属性枠1003、入力ファ
イル名称枠1004、入力ファイルの属性枠1005、出力ファ
イル名称枠1006、出力ファイルの属性枠1007から構成さ
れている。
シート名称枠1001は、上流工程のソフトウェア生産物
であるデータフロー仕様書のシート名称を格納する領域
であり、ジョブ名称枠1002は、データフロー仕様書に記
述したジョブ名称を格納する領域であり、ジョブ属性枠
1003は、同じ行に格納されたジョブ名称で識別されるジ
ョブの追加/削除を示すフラグを格納する領域であり、
入力ファイル枠1004は同じ行に格納されたジョブ名称で
識別されるジョブに関する入力ファイルの名称を格納す
る領域であり、入力ファイルの属性枠1005は、同じ行に
格納された入力ファイル名称で識別されるファイルの追
加/削除を示すフラグを格納する領域であり、出力ファ
イル名称枠1006は、同じ行に格納されたジョブ名称で識
別されるジョブに関する出力ファイルの名称を格納する
領域であり、出力ファイルの属性枠1007は、同じ行に格
納された出力ファイル名称で識別されるファイルの追加
/削除を示すフラグを格納する領域である。各属性枠10
03,1005,1007において、『+』は追加されていることを
表わし、『−』は削除されていることを表わし、『 』
(空白)は変更がないことを表わす。
第11図は、第10図のデータフロー変更情報を作成する
際の初期設定の情報図である。
第11図では、第6図のデータフロー解析情報のジョブ
名称枠603からジョブ名称を抽出し、全ての枠が空白の
初期状態である変更箇所情報のジョブ名称枠1002に格納
している。
第1図の上流工程のソフトウェア生産物変更および変
更箇所検出処理ステップ105では、上述の変更作業と同
時に、変更箇所情報も作成する。
上述のデータフロー変更作業において、ジョブの追加
/削除、入力ファイルの追加/削除、出力ファイルの追
加/削除を行う場合には、同時に第11図のデータフロー
変更情報を更新することにより、常にデータフロー仕様
書と同期したデータフロー変更情報を作成することがで
きる。例えば、利用者が入出力装置を操作することによ
り、ジョブ名称が入力されたとき、ジョブ名称『JOB3』
に対する出力ファイルの追加であるならば、第10図のジ
ョブ名称枠1002が『JOB3』と同じ行の出力ファイル名称
枠1006に出力ファイル名称を格納し、同じ行の属性枠10
07に追加を示す記号『+』を格納する(第10図の1011参
照)。
第12図は、第3図における下流工程ソフトウェア生産
物再利用変更箇所情報を示す図である。
すなわち、第3図に示すように、上流工程のソフトウ
ェア生産物変更箇所情報307とソフトウェア生産物間関
連情報304から、下流工程の生産物再利用変更箇所検出
ステップ308で、第12図に示す下流工程のソフトウェア
生産物の再利用可能性一覧309が作成される。これは、
第10図に示すデータフロー仕様書(上流工程のソフトウ
ェア生産物)の変更箇所情報と第8図に示すデータフロ
ー仕様書システムフロー仕様書間関連情報(ソフトウェ
ア生産物間関連情報)から、システムフロー仕様書(下
流工程の生産物)の再利用可能性を示したものである。
この再利用変更箇所情報は、シート名称枠1201、業務
名称枠1202、ジョブ名称枠1203、システムフロー仕様書
名称枠1204、再利用可能性1205から構成される。シート
名称枠1201は、再利用の対象となるシステムフロー仕様
書から逆生成されたデータフロー仕様書のシート名称を
表示する領域であり、業務名称枠1202は、そのデータフ
ロー仕様書の業務名称を表示する領域であり、ジョブ名
称枠1203は、変更後のデータフロー仕様書(第9図参
照)に含まれるジョブ名称を表示する領域であり、シス
テムフロー仕様書名称枠1204は、同じ行に表示されたジ
ョブ名称で識別されるジョブを詳細化したシステムフロ
ー仕様書の名称を表示する領域であり、再利用可能性枠
1205は、同じ行に表示されたシステムフロー仕様書を再
利用するときの情報、あるいは新規作成するときの情報
を表示する領域である。この再利用変更箇所情報は、シ
ート名称『システムフロー1』の仕様書については無修
正で再利用が可能であり、シート名称『システムフロー
3』の仕様書については適切な位置に『E』を出力ファ
イルとして挿入することにより利用可能であることを表
示している。また、ジョブ名称『JOB4』に対応するシス
テムフロー仕様書は存在しないため、新規に作成する必
要がある。この場合、『E』を入力ファイルとし、
『F』を出力ファイルとすることを表示している。
第1図の下流工程のソフトウェア生産物再利用変更箇
所検出処理ステップ106では、第12図に示す再利用変更
箇所情報を作成するため、第10図に示すソフトウェア生
産物変更情報からデータフロー仕様書のジョブに関する
変更情報を抽出し、また第8図に示すソフトウェア生産
物間関連情報からそのジョブに関するシステムフロー仕
様書を抽出する。例えば、第10図におけるシート名称
『DFD1』(1008)のジョブ名称『JOB3』(1009)につい
ては、『E』(1010)が追加されていることが判り
(『+』(1011)から判明)、また第8図におけるシー
ト名称『DFD1』(806)のジョブ名称『JOB3』(807)に
関するシート名称は『システムフロー3』(808)であ
ることが判るので、第12図の再利用可能性1206のように
作成することができる。
このように、本実施例においては、上流工程のソフト
ウェア生産物の変更に応じて、既存のソフトウェアのど
の部分が再利用でき、どの部分を新規作成しなければな
らないかを、具体的に指摘することができる。すなわ
ち、どの下流工程の仕様書やプログラム等の下流工程ソ
フトウェア生産物をどのように変更すればよいか、どの
ような下流工程ソフトウェア生産物を新規に作成するこ
とが必要であるかを、具体的に指摘することにより、既
存ソフトウェアの再利用による新規ソフトウェアの開発
を効率化することができる。
第13図は、本発明の第2の実施例を示すソフトウェア
再利用支援方法の処理フローチャートであり、第14図
は、第13図を実現するための機能ブロック図である。
ところで、第1図に示した第1の実施例では、第3図
のステップ305に示すように、上流工程のソフトウェア
生産物の変更作業を行いながら、ソフトウェア生産物の
変更箇所を検出する専用の変更作業を支援する機能が必
要であった。これに対して、本実施例では、変更作業と
変更箇所の検出を行うステップとを分離して、変更作業
を従来の変更作業を支援する機能により行うことによ
り、変更作業中の変更箇所検出による応答性能を向上さ
せるようにする。
本実施例では、第13図に示すように、第1図における
ステップ105をステップ1301と1302の2つのステップに
分離変更しており、それ以外は第1図の処理ステップと
同じである。
第13図におけるステップ1301は、第14図における上流
工程のソフトウェア生産物303から、変更後の上流工程
のソフトウェア生産物306を作成するための利用者の変
更作業を支援する(1401)。
第13図におけるステップ1301の処理は、例えば、第1
図のステップ105の機能のうち、第7図に示す仕様書情
報を利用者が入力装置を操作することにより、第9図に
示す仕様書情報を作成することを支援する部分のみを有
している。
また、第13図におけるステップ1302の処理は、第14図
に示す上流工程のソフトウェア生産物303と変換後の上
流工程のソフトウェア生産物306とを比較することによ
り、上流工程ソフトウェア生産物変更箇所情報307を作
成する(1402)。
第15図は、変更後の上流工程のソフトウェア生産物か
らの中間情報の例を示す図である。
なお、第15図と第6図および第10図との相違は、第6
図は逆生成した上流工程のソフトウェア生産物への中間
情報の例を示す図であり、第10図は上流工程のソフトウ
ェア生産物の変更情報の例を示す図である。
第15図の構成例は、第6図に示す構成と同じであっ
て、第6図および第15図に示す上流工程のソフトウェア
生産物の中間情報は、その上流工程のソフトウェア生産
物間の比較を行うために、第6図と第15図に示す情報を
抽出した中間情報の例である。
変更箇所の検出は、中間情報間の構成に応じて行う。
例えば、第6図のジョブ名枠603に記憶しているジョブ
名『JOB1』は、第15図の『JOB1』としてジョブ名枠1503
に記憶されているので、第6図のジョブ名『JOB1』と同
じ行の入力ファイル枠604に記憶されている入力ファイ
ル名『A』、および同じ行の出力ファイル枠605に記憶
されている出力ファイル名『B』と、第15図のジョブ名
『JOB1』と同じ行の入力ファイル名『A』、および出力
ファイル名『B』とを比較する。『ここでは、両者は等
しいので、第10図のジョブ名『JOB1』についての変更箇
所なしを意味する空白(1008)を変更箇所情報とする。
第6図のジョブ名『JOB2』は、第15図のジョブ名枠内
にはないため、第10図のジョブ名『JOB2』についてのジ
ョブの属性枠1003に削除の変更を意味する値、例えば
『−』を作成する。
第6図のジョブ名『JOB3』は、第15図のジョブ名枠内
に存在するので、第6図のジョブ名『JOB3』と同じ行の
入力ファイル名『D』、出力ファイル名『B,E』を比較
する。ここでは、出力ファイル名『E』が追加されてい
るため、第10図のジョブ名『JOB3』についての出力ファ
イル名枠1006に値『E』、出力ファイル名の変更属性枠
1007に追加の変更を意味する値、例えば『+』を作成す
る。
第6図のジョブ名枠603には存在しないが、第15図の
ジョブ名枠1503にはジョブ名『JOB4』が存在するので、
第10図のジョブ名枠1002にジョブ名『JOB4』を、ジョブ
の変更属性枠1003にジョブの追加を意味する値、例えば
『+』を作成する。そして、第15図のジョブ名『JOB4』
で示す同じ行の入力ファイル名『E』、出力ファイル名
『F』を、第10図のジョブ名『JOB4』で示す同じ行の入
力ファイル枠1004、出力ファイル枠1006にそれぞれのフ
ァイル名称を作成し、ファイル属性枠1005,1007に追加
を意味する記号『+』を作成する。
本実施例においては、変更処理と変更箇所検出を分離
したので、利用者の変更作業中に変更箇所を検出するこ
とにより、変更箇所情報を作成する変更作業の応答性能
の低下を防止できる。また、変更作業を支援する部分に
既存の仕様書変更を支援するステップを利用することが
できるので、再利用の利点がある。
第16図は、本発明の第3の実施例を示すソフトウェア
再利用支援方法の処理フローチャートであり、第17図
は、第16図に示す方法を実現するためのソフトウェア機
能ブロック図である。
第1図に示す第1の実施例では、上流工程のソフトウ
ェア生産物の変更による下流工程のソフトウェア生産物
の再利用可能性を示しているのに対して、本実施例で
は、変更箇所情報を利用して、下流工程のソフトウェア
生産物を変更し、変更後の上流工程のソフトウェア生産
物に対応する変更後の下流工程のソフトウェア生産物を
作成する。
本実施例では、第1図の処理フローにステップ1601を
追加しただけであり、それ以外は第1図と同じ処理であ
る。
第16図におけるステップ1601では、ステップ101で解
析した下流工程のソフトウェア生産物について、ステッ
プ106で作成した作成した下流工程のソフトウェア生産
物再利用変更箇所の情報に基づき、各ソフトウェア生産
物毎に変更する。
第17図においては、第3図に示す機能ブロックに、下
流工程のソフトウェア生産物変更機能1701、および変更
後の下流工程のソフトウェア生産物1702を追加し、下流
工程のソフトウェア生産物再利用変更箇所情報309に基
づき、下流工程のソフトウェア生産物301の各ソフトウ
ェア生産物を変更し(1701)、変更後の下流工程のソフ
トウェア生産物1702を作成する。
第18図は、変更後の下流工程のソフトウェア生産物お
よび無修正あるいは変更箇所の説明書を示した例を示す
図である。
第12図は、下流工程のソフトウェア生産物再利用変更
箇所情報の例を示したもので、これと第18図および第17
図とにより本実施例を説明する。
例えば、第12図に示すジョブ名称枠1203のジョブ名称
『JOB1』については、同じ行のシステムフロー名称枠12
04で示すシステムフロー名称『システムフロー1』と同
一のシステムフロー名称を持つシステムフロー仕様書
を、第17図の下流工程のソフトウェア生産物301から検
出し、第12図に示すそのジョブ名称『JOB1』と同じ行の
再利用可能性を示す『無修正再利用』に代り、同じ意味
を表わす『変更の必要はありません』を説明書として変
更後の下流工程のソフトウェア生産物1702に出力する。
すなわち、その下流工程のソフトウェア生産物301の1
つであるシステムフロー名称『システムフロー1』のシ
ステムフロー仕様書に加えて、変更後の下流工程のソフ
トウェア生産物1702に出力する。
第18図(a)は、システムフロー名称『システムフロ
ー1』のシステムフロー仕様書の例を示しており、この
システムフロー仕様書に追加された説明書1801の表示を
示している。
同じように、第12図のジョブ名称『JOB3』について、
同じ行のシステムフロー名称『システムフロー3』を持
つシステムフロー仕様書を下流工程のソフトウェア生産
物から検出し、第12図に示す再利用可能性で、『出力フ
ァイルE追加』であることにより、検出したシステムフ
ロー仕様書に『出力ファイル』をファイル名称『E』
で、『追加』指示であることにより追加する(第18図
(b)に示す1802)。同時に、変更を示す説明書1803を
記述するとともに、変更後の下流工程のソフトウェア生
産物に出力する。第18図(b)は、変更後の下流工程の
ソフトウェア生産物の表示例を示している。
同じように、第12図に示すジョブ名称『JOB4』につい
て、同じ行のシステムフロー名称『*****』および
再利用可能性『新規作成』であることにより、下流工程
のソフトウェア生産物は、第17図に示す下流工程のソフ
トウェア生産物301に含まれないため、第12図の再利用
可能性で示す情報『入力ファイル』をファイル名称
『E』で生成し(第18図の1804参照)、『出力ファイ
ル』をファイル名称『F』で生成する(第18図に示す18
05参照)。同時に、新規を示す説明書1806を、変更後の
下流工程のソフトウェア生産物に新規出力する。第18図
(c)は、そのソフトウェア生産物の表示例である。
本実施例においては、既存の下流工程のソフトウェア
生産物を逆生成した上流工程のソフトウェア生産物を変
更することにより、変更に対応した下流工程のソフトウ
ェア生産物を半自動的に生成することができるので、上
流工程より導いた下流工程のソフトウェア生産物が再利
用できる利点がある。
第19図は、本発明の第4の実施例を示すソフトウェア
再利用支援方法の処理フローチャートであり、第20図は
第19図におけるソフトウェア機能ブロック図である。
本実施例では、第3の実施例を多段階に用いるように
したものである。第19図と第20図では、2段階の場合の
処理手順を示す。
なお、第21図は多段階の処理フローチャートであり、
第22図は第21図から呼び出されて、xを仮引き数とする
フローチャートである。
第21図で、SUB(1)は第22図の全処理を表わす。す
なわち、工程xの逆生成、工程x+1との間のソフトウ
ェア生産物間関連情報の作成、工程x+1のソフトウェ
ア生産物変更および変更箇所検出、および工程xのソフ
トウェア生産物再利用変更箇所検出の各処理を行う(ス
テップ2101)。このとき、最下流である工程1のソフト
ウェア生産物変更処理のみはSUB(1)で行われないた
め、ここで、工程1のソフトウェア生産物を変更する
(ステップ2102)。
第22図では、工程xのソフトウェア生産物の解析を行
った後(ステップ2201)、全ての工程xのソフトウェア
生産物を解析した場合には(ステップ2202)、工程x+
1のソフトウェア生産物の作成を行い(ステップ220
3)、工程xのソフトウェア生産物と工程x+1のソフ
トウェア生産物の関連情報を作成する(ステップ220
4)。さらに上流工程のソフトウェア生産物を逆生成す
るか否かを判断し(ステップ2205)、するのであれば、
工程x+1について前述の処理を行い(ステップ220
6)、工程xのソフトウェア生産物変更および変更箇所
の検出を行い(ステップ2207)、工程xのソフトウェア
生産物再利用変更箇所を検出する(ステップ2208)。
第21図および第22図のフローにより、任意の段階に拡
張できることが明らかとなる。
第19図および第20図においては、工程1のソフトウェ
ア生産物より工程2のソフトウェア生産物の方がより上
流工程であり、工程2のソフトウェア生産物より工程3
のソフトウェア生産物の方がより上流工程であるものと
する。
逆生成処理2002において、工程1のソフトウェア生産
物2001を解析し(ステップ1901)、この工程1のソフト
ウェア生産物2001の全てを解析したか否かを判定した後
(ステップ1902)、未だであれば、工程1のソフトウェ
ア生産物2001の解析を繰り返す(ステップ1901)。全て
終了していれば、工程2のソフトウェア生産物2003を作
成すると同時に(ステップ1903)、工程1のソフトウェ
ア生産物2001と工程2のソフトウェア生産物2003の関連
情報2004を作成する(ステップ1904)。上述の工程2の
ソフトウェア生産物作成処理(ステップ1903)とソフト
ウェア生産物間関連情報作成処理(ステップ1904)の作
業順序は、ステップ1903の方が先か、あるいは両者同時
に行われる。
次に、逆生成処理2005において、工程2のソフトウェ
ア生産物2003を解析し(ステップ1905)、工程2のソフ
トウェア生産物2003の全ての解析を終了したか否かを判
定し(ステップ1906)、未だであれば、工程2のソフト
ウェア生産物2003の解析を繰り返し行う。また、全て終
了していれば、工程3のソフトウェア生産物2006を作成
すると同時に(ステップ1907)、工程2のソフトウェア
生産物2003と工程3のソフトウェア生産物2006の関連情
報2007を作成する(ステップ1908)。
工程3のソフトウェア生産物作成処理(ステップ190
7)とソフトウェア生産物間関連情報作成処理(ステッ
プ1908)の作業順序は、ステップ1907の方が先か、また
は同時に行われる。
次に、工程3のソフトウェア生産物変更および変更箇
所検出処理2008においては、工程3のソフトウェア生産
物2006から変更後の工程3のソフトウェア生産物2009へ
の変更処理(ステップ1909)と、工程3のソフトウェア
生産物2006の変更箇所情報2010の検出処理(ステップ19
09)を行う。
工程2のソフトウェア生産物再利用変更箇所検出処理
2011においては、工程33のソフトウェア生産物変更箇所
情報2010と工程2工程3ソフトウェア生産物間関連情報
2007とから工程2のソフトウェア生産物再利用変更箇所
の検出を行い(ステップ1910)、工程2のソフトウェア
生産物再利用変更箇所情報2012を作成する。
次に、工程2のソフトウェア生産物変更および変更箇
所検出処理2013においては、工程2の再利用変更箇所情
報2012を用いて、工程2のソフトウェア生産物2003から
変更後の工程2のソフトウェア生産物2014への変更を行
い(ステップ1911)、また工程2のソフトウェア生産物
変更箇所情報2015の検出を行う(ステップ1911)。
次に、工程1のソフトウェア生産物再利用変更箇所検
出処理2017においては、工程2のソフトウェア生産物再
利用変更箇所情報2015と工程1工程2ソフトウェア生産
物間関連情報2004から工程1のソフトウェア生産物再利
用変更箇所の検出を行い(ステップ1912)、工程1のソ
フトウェア生産物再利用変更箇所情報2017を作成する。
次に、工程1のソフトウェア生産物変更処理2018にお
いては、工程1の再利用変更箇所情報2017を用いて、工
程1のソフトウェア生産物2001から変更後の工程1のソ
フトウェア生産物2019への変更を行う(ステップ191
3)。
第23図は、工程1のソフトウェア生産物の例を示す図
である。すなわち、ここでは、工程1より下流の工程の
ソフトウェア生産物、つまりプログラム仕様書を示して
いる。
第20図における工程1のソフトウェア生産物2001は、
プログラムの入出力ファイルおよびプログラムで用いる
パターン等を記述したものである(以下、プログラム仕
様書と呼ぶ)。
プログラム仕様書は、シート名称枠2301、プログラム
名称枠2302、処理概要枠2303、関連ファイル枠2304、関
連テーブル枠2305、使用パターン枠2306、関連プログラ
ム枠2307、および処理詳細枠2308から構成されている。
シート名称枠2301は、プログラム仕様書のシート名称
を表示する部分であり、プログラム名称枠2302は、プロ
グラム仕様書が対象とするプログラム名称を表示する部
分である。また、処理概要枠2303は、処理の概要を記述
する部分であり、関連ファイル枠2304は、プログラム名
称枠2302に表示されたプログラム名称で識別されるプロ
グラムの入力または出力となるファイルのファイル名称
と、入出力属性を表示する部分である。関連テーブル枠
2305は、そのプログラムで用いるテーブルの名称を表示
する部分であり、使用パターン枠2306は、そのプログラ
ム仕様書が対象とするプログラムで用いるパターンの名
称を表示する部分であり、関連プログラム枠2307はその
プログラムそのプログラムに関連するプログラム名称を
記述する部分であり、処理詳細枠2308は処理の詳細を記
述する部分である。
第24図は、プログラム仕様書の解析情報の例を示す図
である。
このプログラム仕様書解析情報は、プログラム仕様書
の入出力に注目して解析した結果を示す情報である。第
24図に示すように、このプログラム仕様書解析情報は、
シート名称枠2401、プログラム名称枠2402、ファイル名
称枠2403、ファイル属性枠2404から構成される。
シート名称枠2401は、対象となるプログラム仕様書の
シート名称を格納する部分であり、プログラム名称枠24
02は、プログラム仕様書が対象とするプログラム名称を
格納する部分である。また、ファイル名称枠2403は、プ
ログラム名称枠2402に格納されたプログラム名称で識別
されたプログラムの入力または出力となるファイルのフ
ァイル名称を格納する部分であり、ファイル名称属性枠
2404は、同じ行のファイル名称枠に格納されたファイル
の属性(入力または出力)を格納する部分である。
第19図のステップ1901では、工程1のソフトウェア生
産物であるプログラム仕様書について、プログラムに関
するファイルの入出力に注目して解析する。すなわち、
第24図のシート名称枠2401に、第23図のシート名称枠23
01に格納されているシート名称を格納して、プログラム
名称枠2402にプログラム名称枠2302に格納されている名
称を格納し、ファイル名称枠2403に関連ファイル枠2304
に格納されているファイル名を格納し、さらに属性枠24
04に関連ファイル枠2304に格納されているファイル属性
を格納する。
このようにして、ステップ1901では、第23図(a)か
ら第24図(a)を、第23図(b)から第24図(b)を、
それぞれ解析情報として作成する。
ステップ1903では、第24図(a)(b)からプログラ
ム名称、ファイル名称、ファイルの属性を抽出すること
により、第4図(a)を逆生成する。この第4図は、工
程2のソフトウェア生産物2003の例となるシステムフロ
ー仕様書である。従って、第4図(b)(c)も、ステ
ップ1903において逆生成される。
第25図は、工程1のソフトウェア生産物と工程2のソ
フトウェア生産物の間の関連情報の例を示す図である。
ここでは、プログラム仕様書(工程1のソフトウェア
生産物)とシステムフロー仕様書(工程2のソフトウェ
ア生産物)の間の関連情報を示す。
すなわち、この関連情報は、2つのシート名称枠250
1,2503とプログラム名称枠2502から構成される。シート
名称枠2501は、システムフロー仕様書(工程2のソフト
ウェア生産物)のシート名称を格納する領域であり、プ
ログラム名称枠2502は、システムフロー仕様書に含まれ
るプログラム名称を格納する領域であり、シート名称枠
2503は、同じ行のシート名称枠2501に格納しているシス
テムフロー仕様書名称で識別されるシステムフローのシ
ート名称を格納する領域である。つまり、そのシステム
フローのプログラム名称枠2502に格納されたプログラム
名称で識別されるプログラムについて詳細に記述されて
いるプログラム仕様書のシート名称が格納される。
第19図のステップ1903では、工程2のシステムフロー
仕様書を作成し、ステップ1904で、工程1のプログラム
仕様書と工程2のシステムフロー仕様書の関連情報を作
成する。ステップ1903では、シート名称枠2501に利用者
が入力する名称を格納し、プログラム名称枠2502にプロ
グラム仕様書の解析情報のプログラム名称枠2402に格納
されている名称を格納し、シート名称枠2503にはプログ
ラム仕様書の解析情報のシート名称枠2401に格納されて
いるシート名称を格納する。例えば、プログラム名称
『prog5』(2505)はプログラム名称『prog5』(2405)
の転記であり、シート名称『プログラム仕様5』(250
6)はシート名称『プログラム仕様5』(2406)の転記
である。
前に戻って、本実施例に適用できる第7図〜第12図を
説明する。第7図は、第20図における工程3のソフトウ
ェア生産物2006の例であるデータフロー仕様書である。
また、第8図は、工程2と工程3のソフトウェア生産物
間関連情報2007の例であるシステムフロー仕様書(工程
2のソフトウェア生産物)の間の関連情報である。
また、第9図は、変更後の工程3のソフトウェア生産
物2009の例であり、第7図を変更したデータフロー仕様
書である。
第10図は、工程3のソフトウェア生産物変更箇所情報
2010の例であるデータフロー仕様書変更箇所情報であ
る。
第12図は、工程2のソフトウェア生産物の再利用変更
箇所情報2012の例であるシステムフロー仕様書再利用変
更箇所情報である。
第19図において、工程2のソフトウェア生産物である
システムフロー仕様書と工程3のソフトウェア生産物で
あるデータフロー仕様書に関するステップ1905〜1910の
処理手順は、既に前の実施例で示した。
第26図は、工程2のソフトウェア生産物変更および変
更箇所検出により変更された工程2のソフトウェア生産
物の例を示す図である。
すなわち、第20図のステップ2013の処理結果であっ
て、第4図(c)のシステムフロー仕様書を変更したシ
ステムフロー仕様書である。これは、第12図のシステム
フロー3に関する再利用変更情報を用いて、出力ファイ
ルとしてEを追加している。第19図のステップ1911で
は、入出力装置による利用者の入力により、第4図
(a)のシステムフロー仕様書にファイルを示すボック
ス2601の追加と、プログラムを示すボックス2603からフ
ァイルを示すボックス2601への矢印2602の追加を行って
いる。
第27図は、ステップ2013により作成された工程2のソ
フトウェア生産物の変更箇所情報の例を示す図である。
この工程2のソフトウェア生産物変更情報は、シート
名称枠2701、プログラム名称枠2702、プログラムの属性
枠2703、入力ファイル名称枠2704、入力ファイルの属性
枠2705、出力ファイル名称枠2706、出力ファイルの属性
枠2707から構成される。
シート名称枠2701は、工程2のソフトウェア生産物で
あるシステムフロー仕様書のシート名称を格納する領域
であり、プログラム名称枠2702は、システムフロー仕様
書に記述したプログラム名称を格納する領域であり、プ
ログラム属性枠2703は、同じ行に格納したプログラム名
称で識別されるプログラムの追加/削除を示すフラグを
格納する領域であり、入力ファイル名称枠2704は、同じ
行に格納したプログラム名称で識別されるプログラムに
関する入力ファイルの名称を格納する領域であり、入力
ファイル属性枠2705は、同じ行に格納した入力ファイル
名称で識別されるファイルの追加/削除を示すフラグを
格納する領域であり、出力ファイル名称枠2706は、同じ
行に格納したプログラム名称で識別されるプログラムに
関する出力ファイルの名称を格納する領域であり、出力
ファイルの属性枠2707は、同じ行に格納した出力ファイ
ル名称で識別されるファイルの追加/削除を示すフラグ
を格納する領域である。属性枠2703,2705,2707におい
て、『+』は追加されていることを示し、『−』は削除
されていることを示し、『 』(空白)は変更がないこ
とを示している。
第19図のステップ1911では、前述のシステムフロー仕
様書の変更と同時に、変更箇所情報を作成する。例え
ば、利用者の入力が、あるプログラムに対する出力ファ
イルの追加であるときには、出力ファイル名称枠2706に
出力ファイル名称を格納し、属性枠2707に『+』を格納
する。
第28図は、第20図のステップ2017の工程1のソフトウ
ェア生産物再利用変更箇所情報の例を示す図である。
プログラム仕様書(工程1の生産物)の再利用変更箇
所情報は、シート名称枠2801、ジョブ名称枠2802、プロ
グラム名称枠2803、プログラム仕様書名称称枠2804、お
よび再利用可能性枠2805から構成される。
シート名称枠2801は、再利用の対象となるプログラム
仕様書から逆生成されたシステムフロー仕様書のシート
名称を表示する領域であり、ジョブ名称枠2802は、その
システムフロー仕様書のジョブ名称を表示する領域であ
り、プログラム名称枠2803は、変更後のシステムフロー
仕様書(第10図参照)に含まれるプログラム名称を表示
する領域であり、プログラム仕様書名称枠2804は、同じ
行に表示されたプログラム名称で識別されるプログラム
を詳細化したプログラム仕様書の名称を表示する領域で
あり、再利用可能性枠2805は、同行に表示されたプログ
ラム仕様書の再利用可能性または新規作成するときの情
報を表示する領域である。この再利用可能性一覧は、シ
ート名称『プログラム仕様5』の仕様書については無修
正で再利用可能であり、またシート名称『プログラム仕
様6』の仕様書については適切な位置に『E』を出力フ
ァイルとして挿入することにより、利用可能であること
を示している。
第20図のステップ2016に示す工程1のソフトウェア生
産物再利用変更箇所検出処理において、第28図の再利用
変更箇所情報をシステムフロー仕様書(工程2のソフト
ウェア生産物)の変更箇所情報(第27図参照)とシステ
ムフロー仕様書プログラム仕様書間関連情報(ソフトウ
ェア生産物間関連情報、第25図参照)から作成する。例
えば、第27図のシート名称『システムフロー3』(270
8)のプログラム名称2709について、全ての枠が空欄で
あることから無修正で再利用可能であることが判断でき
る。また、第25図のシート名称『システムフロー3』
(2504)のプログラム名称『prog5』(2505)に関係す
るシート名称は、『プログラム5』(2506)であること
が判断できるので、第28図の2806の『無修正再利用』の
ように作成できる。
第29図は、第28図のプログラム仕様書再利用変更箇所
情報を作成した後に、プログラム仕様書を表示した図で
ある。
第29図(a)のメッセージ2901は、第24図(a)のプ
ログラム仕様書は変更の必要がないことを表現してい
る。また、第29図(b)のメッセージ2902は、第24図
(b)のプログラム仕様書に、ファイル『E』をプログ
ラムの出力として自動的に追加したことと、必要に応じ
て他の部分の変更を利用者が行うべきであることを表現
している。
第19図のステップ1910では、第29図(a)のメッセー
ジ2901,2902を考慮した利用者の入力により、第29図
(a)(b)のプログラム仕様書を変更する。
本実施例においては、上流工程から下流工程までの多
段階のソフトウェア生産物を、既存ソフトウェア生産物
を利用して一貫して開発する場合、各段階のソフトウェ
ア生産物の開発を通じて効率的に行うことができるの
で、既存のソフトウェアの再利用による新規のソフトウ
ェアの開発を効率化することが可能である。
以上、各実施例を説明したが、これらを要約すると、
本発明の特徴は次のようになる。
(イ)上流工程のソフトウェア生産物の逆生成時に作成
した上流下流のソフトウェア生産物間の関連情報と、上
流のソフトウェア生産物の変更時に作成した変更箇所情
報から、下流工程のソフトウェア生産物の変更必要箇所
情報(つまり、そのまま再利用できるソフトウェア生産
物や、変更が必要なソフトウェア生産物やその変更必要
部分、あるいは新規作成が必要なソフトウェア生産物情
報)を自動的に作成できる。
(ロ)上流工程のソフトウェア生産物を変更する際に、
その上流工程のソフトウェア生産物変更箇所情報を作成
する代りに、変更前後の少なくとも1種に1つの上流工
程のソフトウェア生産物相互を比較して、上流工程のソ
フトウェア生産物のソフトウェア生産物変更箇所情報を
作成することができ、この情報と上流工程のソフトウェ
ア生産物の逆生成時に作成した上流下流のソフトウェア
生産物間の関連情報により、下流工程のソフトウェア生
産物の変更必要箇所情報を自動的に作成できる。
(ハ)下流工程のソフトウェア生産物の再利用と修正と
新規作成を行う場合に、上記(イ)(ロ)の方法で作成
された下流工程ソフトウェア生産物のうちの変更必要箇
所情報(つまり、そのまま再利用可能なソフトウェア生
産物の情報、変更が必要なソフトウェア生産物あるいは
その変更必要箇所情報、あるいは新規作成が必要なソフ
トウェア生産物の情報)の少なくとも1つに反映して、
修正と新規作成の対象ソフトウェア生産物を修正および
作成することができる。
(ニ)下流工程のソフトウェア生産物の再利用と修正と
新規作成を行う場合に、上記(イ)(ロ)の方法で作成
された下流工程ソフトウェア生産物のうちの変更必要箇
所情報(つまり、そのまま再利用可能なソフトウェア生
産物の情報、変更が必要なソフトウェア生産物あるいは
その変更必要箇所情報、あるいは新規作成が必要なソフ
トウェア生産物の情報)の少なくとも1つの情報を用い
て、修正不要なソフトウェア生産物の修正時に修正不要
を示す情報を提示すること、および新規作成あるいは修
正すべきソフトウェア生産物の修正と作成時に修正およ
び作成すべき情報を提示できる。
(ホ)下流工程ソフトウェア生産物から上流工程ソフト
ウェア生産物を逆生成して、上流下流のソフトウェア生
産物間のソフトウェア生産物間の関連情報を作成するこ
とを、下流工程から上流工程に存在する多段階の工程の
ソフトウェア生産物に対して行うことにより、各工程の
ソフトウェア生産物と、各工程のソフトウェア生産物間
の関連情報を作成し、さらに上記上流工程の既存ソフト
ウェア生産物の変更に応じて、下流工程の下流のソフト
ウェア生産物の再利用と修正と新規作成を行う場合に、
上記ソフトウェア生産物間の関連情報と変更必要箇所の
検出、あるいは上記ソフトウェア生産物の作成と変更作
業における変更必要箇所の自動的な反映、あるいは変更
必要の有無、変更必要箇所の提示等の少なくもといずれ
かを行うことを、各工程における下流ソフトウェア生産
物の作成時に行うことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、 (a)上流工程のソフトウェア生産物の変更に応じて、
既存ソフトウェアのどの部分が再利用でき、どの部分の
新規作成が必要であるかを、具体的に指摘することがで
きる。すなわち、どの下流工程の仕様書やプログラム等
の下流工程ソフトウェア生産物がそのまま再利用できる
か、どの下流工程ソフトウェア生産物をどのように変更
が必要であるか、どのような下流工程ソフトウェア生産
物を新規に作成する必要があるか等を指摘することがで
きるので、既存のソフトウェアの再利用による新規ソフ
トウェアの開発を効率的に行うことが可能である。
(b)上流工程ソフトウェア生産物の変更に応じて、下
流工程のソフトウェア生産物の再利用と修正と新規作成
を行う場合に、上流工程のソフトウェア生産物の変更に
応じて追加と作成すべき情報を、半自動的に修正および
作成する下流工程のソフトウェア生産物に反映すること
が可能であるため、下流工程のソフトウェア生産物の修
正と作成を容易にでき、既存のソフトウェアの再利用に
よる新規ソフトウェアの開発を効率化することができ
る。
(c)上流工程ソフトウェア生産物の変更に応じて、下
流工程のソフトウェア生産物の変更作業を行う場合に、
修正不要なソフトウェア生産物の修正時に修正不要を示
す情報を提示することや、新規作成あるいは修正すべき
ソフトウェア生産物の修正または作成時に、修正または
作成すべき情報を提示することができるので、下流仕様
書の修正と作成が容易となり、既存ソフトウェアの再利
用による新規ソフトウェアの開発を効率化することが可
能である。
(d)上流工程から下流工程まで多段階のソフトウェア
生産物を既存のソフトウェア生産物を利用して、一貫し
て開発する場合、上流工程の既存ソフトウェア生産物の
変更に応じて、下流工程の下流ソフトウェア生産物の再
利用と修正と新規作成を行う際に、下流工程ソフトウェ
ア生産物の再利用可能性や変更必要箇所の検出や、変更
作業時の変更指示情報の提示を行うので、各段階のソフ
トウェア生産物の開発を通じて効率的に行うことがで
き、既存のソフトウェアの開発を効率化することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す処理手順のフロー
チャート、第2図は本発明が適用される計算機システム
のハードウェア環境を示す図、第3図は第1図における
ソフトウェア機能ブロック図、第4図は下流工程ソフト
ウェア生産物の一例としてシステムフロー仕様書を示す
図、第5図はシステムフロー仕様書の解析情報の例を示
す図、第6図は上流工程のデータフロー仕様書を作成す
る際の中間情報の例を示す図、第7図は上流工程ソフト
ウェア生産物の一例としてデータフロー仕様書を示す
図、第8図はシステムフロー仕様書とデータフロー仕様
書の関連情報の例を示す図、第9図は第7図のデータフ
ロー仕様書を変更したデータフロー仕様書の図、第10図
はデータフロー仕様書の変更情報の例を示す図、第11図
は第10図の変更情報を作成するときの初期状態の図、第
12図はシステムフロー仕様書の再利用情報の例を示す
図、第13図は本発明の第2の実施例を示す処理手順のフ
ローチャート、第14図は第13図におけるソフトウェア機
能ブロック図、第15図は第9図のデータフロー仕様書の
解析情報の図、第16図は本発明の第3の実施例を示す処
理手順のフローチャート、第17図は第16図におけるソフ
トウェア機能ブロック図、第18図は第12図の再利用情報
を反映したシステムフロー仕様書の例を示す図、第19図
は本発明の第4の実施例を示す処理手順のフローチャー
ト、第20図は第19図におけるソフトウェア機能ブロック
図、第21図および第22図は第3の実施例を多段階に用い
る場合の処理手順を示す図、第23図はプログラム仕様書
の例を示す図、第24図はプログラム仕様書の解析情報の
例を示す図、第25図はプログラム仕様書とシステムフロ
ー仕様書の関連情報の例を示す図、第26図は第4図
(a)のシステムフロー仕様書を変更したシステムフロ
ー仕様書を示す図、第27図はシステムフロー仕様書の再
利用情報の例を示す図、第28図はシステムフロー仕様書
の再利用情報の例を示す図、第29図は第28図の再利用情
報を反映したプログラム仕様書の例を示す図である。 11:CPU、12:メモリ、13:入力装置、14:表示装置、15:プ
リンタ、16:外部記憶装置、301:下流工程のソフトウェ
ア生産物、303:上流工程のソフトウェア生産物、304:ソ
フトウェア生産物間関連情報、306:変更後の上流工程の
ソフトウェア生産物、307:上流工程のソフトウェア生産
物変更箇所情報、309:下流工程ソフトウェア生産物再利
用変更箇所情報、1702:変更後の下流工程のソフトウェ
ア生産物、3001:工程1のソフトウェア生産物、2003:工
程2のソフトウェア生産物、2004:工程1と工程2ソフ
トウェア間関連情報、2006:工程3のソフトウェア生産
物、2007:工程2と工程3ソフトウェア生産物間関連情
報、2009:変更後の工程3のソフトウェア生産物、2010:
工程3のソフトウェア生産物変更箇所情報、2012:工程
2のソフトウェア生産物再利用変更箇所情報、2014:変
更後の工程2のソフトウェア生産物、2015:工程2のソ
フトウェア生産物変更箇所情報、2017:工程2のソフト
ウェア生産物再利用変更箇所情報、2019:変更後の工程
1のソフトウェア生産物。
フロントページの続き (72)発明者 内藤 一郎 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (72)発明者 団野 博文 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (72)発明者 田村 和敏 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム工場 内 (72)発明者 月野 浩 東京都大田区大森北3丁目2番16号 日 立システムエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 神子 秀雄 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム工場 内 (72)発明者 三村 裕一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所ソフトウエア工場内 (72)発明者 福家 章子 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 前澤 裕行 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所システム開発研究所 内 (56)参考文献 特開 平3−294925(JP,A) 特開 平3−141427(JP,A) 特開 平2−83731(JP,A) 特開 平2−278335(JP,A) 「日経コンピュータ」 No.231 (1990−7−30) P.86−89 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 9/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェア再利用支援プログラムを実行
    するCPUにより、入力装置からの指示入力に従ってソフ
    トウェア再利用のための各データをメモリから読み出
    し、再利用支援処理を行い、処理の結果を該メモリに格
    納するとともに、該処理結果を表示装置またはプリンタ
    に出力する計算機システムのソフトウェア再利用支援方
    法であって、 ジョブ名称、1つ以上の入出力ファイル名称、1つ以上
    のプログラム名称、1つ以上のファイルとプログラムと
    の間の接続情報から構成される下流工程のソフトウェア
    生産物から、ジョブ名称、ジョブの入力となるファイル
    の名称、ジョブの出力となるファイルの名称を解析する
    第1のステップと、 利用者が入力した業務名称を利用し、複数の下流工程の
    ソフトウェア生産物の解析結果を統合することにより、
    業務名称、1つ以上の入出力ファイル名称、1つ以上の
    ジョブ名称、1つ以上のファイルとジョブとの間の接続
    名称から構成させる上流工程のソフトウェア生産物を生
    成する第2のステップと、 上流工程のジョブ名称と下流工程のジョブ名称との関連
    情報を作成する第3のステップと、 上流工程のソフトウェア生産物を変更する際に、上流工
    程の各ジョブ名称に対して、追加または削除された入力
    または出力のファイル名を関連付けた、上流工程のソフ
    トウェア生産物変更箇所情報を作成する第4のステップ
    と、 上記上流工程のソフトウェア生産物変更箇所情報と上記
    関連情報から、各下流工程のソフトウェア生産物につい
    て、そのまま再利用可能であることを示す情報、または
    追加または削除すべきファイルの名称の情報、または新
    規作成するときの入出力となるファイルの名称の情報の
    いずれかと関連付けられた下流工程の再利用変更箇所情
    報を生成する第5のステップと を有することを特徴とするソフトウェア再利用支援方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のソフトウェア再利用支援
    方法において、 前記第4のステップでは、上流工程のソフトウェア生産
    物が変更される際に、ソフトウェア生産物変更箇所情報
    を作成する処理に替えて、変更前後の少なくとも1種類
    の1上流工程のソフトウェア生産物どうしを比較して、
    該上流工程のソフトウェア生産物変更箇所情報を作成す
    ることを特徴とするソフトウェア再利用支援方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のソフトウェア再利用支援
    方法において、 前記第1〜3のステップでは、少なくとも1種類の1下
    流工程のソフトウェア生産物から少なくとも1種類の1
    上流工程のソフトウェア生産物を逆生成し、逆生成する
    際に該下流工程のソフトウェア生産物と該上流工程のソ
    フトウェア生産物間の関連情報を作成し、該関連情報を
    新規開発のソフトウェア生産物に利用することを特徴と
    するソフトウェア再利用支援方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のソフトウェア再利用支援
    方法において、 前記第5のステップでは、下流工程のソフトウェア生産
    物と該下流工程の上位に位置する上流工程のソフトウェ
    ア生産物との間のソフトウェア生産物間関連情報と、該
    上流工程のソフトウェア生産物の変更箇所を示す情報と
    から、該下流工程のソフトウェア生産物のうちそのまま
    再利用可能なソフトウェア生産物の情報、変更が必要な
    ソフトウェア産物ないしその変更必要箇所の情報、ある
    いは新規作成が必要なソフトウェア生産物の情報のうち
    の少なくとも1つの情報を作成することを特徴とするソ
    フトウェア再利用支援方法。
  5. 【請求項5】請求項1または2に記載のソフトウェア再
    利用支援方法において、 前記上流工程のソフトウェア生産物変更箇所情報とソフ
    トウェア生産物間関連情報から、下流工程ソフトウェア
    生産物のうちの変更必要箇所情報、つまりそのまま再利
    用可能なソフトウェア生産物の情報、変更が必要なソフ
    トウェア生産物ないしその変更必要箇所の情報、あるい
    は新規作成が必要なソフトウェア生産物の情報の少なく
    とも1つを作成し、該情報より修正ないし新規作成の対
    象ソフトウェア生産物の少なくとも一部を修正ないし作
    成することを特徴とするソフトウェア再利用支援方法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のソフトウェア再利用支援
    方法において、 前記第4および第5のステップでは、利用対象であるソ
    フトウェア生産物のうちの変更必要箇所情報、つまりそ
    のまま再利用可能なソフトウェア生産物の情報、変更が
    必要なソフトウェア生産物ないしその変更必要箇所の情
    報、あるいは新規作成が必要なソフトウェア生産物の情
    報の少なくとも1つが入力されると、 該情報により修正ないし新規作成の対象ソフトウェア生
    産物の少なくとも一部を修正ないし作成することを特徴
    とするソフトウェア再利用支援方法。
  7. 【請求項7】請求項1,2または5のいずれか1つに記載
    のソフトウェア再利用支援方法において、 前記上流工程のソフトウェア生産物変更箇所情報とソフ
    トウェア生産物間関連情報から、下流工程ソフトウェア
    生産物のうちの変更必要箇所情報、つまりそのまま再利
    用可能なソフトウェア生産物の情報、変更が必要なソフ
    トウェア生産物ないしその変更必要箇所の情報、あるい
    は新規作成が必要なソフトウェア生産物の情報の少なく
    とも1つの情報を作成し、下流工程のソフトウェア生産
    物の再利用、修正または新規作成を実行する際に、作成
    された上記情報を用いて、修正不要なソフトウェア生産
    物に修正不要を示す情報、あるいは新規作成ないし作成
    すべきソフトウェア生産物に修正ないし作成すべき情報
    を提示することを特徴とするソフトウェア再利用支援方
    法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のソフトウェア再利用支援
    方法において、 前記第4および第5のステップでは、利用対象のソフト
    ウェア生産物のうちの変更必要箇所情報、つまりそのま
    ま再利用可能なソフトウェア生産物の情報、変更が必要
    なソフトウェア生産物ないしその変更必要箇所の情報、
    あるいは新規作成が必要なソフトウェア生産物の情報の
    少なくとも1つが入力されると、 該情報を用いて、修正不要なソフトウェア生産物に対し
    ては修正不要を、新規作成ないし修正すべきソフトウェ
    ア生産物に対しては修正ないし作成すべき情報を提示す
    ることを特徴とするソフトウェア再利用支援方法。
  9. 【請求項9】請求項1、2、5または7のいずれか1つ
    に記載のソフトウェア再利用支援方法において、 前記下流工程ソフトウェア生産物から上流工程ソフトウ
    ェア生産物への逆生成と、該逆生成の際に行う該上流工
    程と下流工程の各ソフトウェア生産物間の関連情報の作
    成処理を、下流工程と上流工程の組を多段階に持つ各工
    程のソフトウェア生産物に対して行い、さらに各上流工
    程のソフトウェア生産物の変更に応じて、各下流工程の
    ソフトウェア生産物の再利用、修正ないし新規作成を行
    う場合に、 上記変更必要箇所情報の作成、あるいは上記ソフトウェ
    ア生産物の変更、作成、変更作業時における変更ないし
    作成対象ソフトウェア生産物の少なくとも一部の変更、
    あるいは変更必要の有無、変更必要箇所の提示の少なく
    とも1つを行うことを特徴とするソフトウェア再利用支
    援方法。
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