JP2606077B2 - マイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造 - Google Patents
マイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造Info
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- JP2606077B2 JP2606077B2 JP5153129A JP15312993A JP2606077B2 JP 2606077 B2 JP2606077 B2 JP 2606077B2 JP 5153129 A JP5153129 A JP 5153129A JP 15312993 A JP15312993 A JP 15312993A JP 2606077 B2 JP2606077 B2 JP 2606077B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- coaxial
- connection structure
- shell
- flexible cable
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波同軸型フレ
キシブルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造に関す
る。
キシブルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波同軸型フレキシブルケ
ーブルと同軸型コネクタとの接続においては、米国特許
第4,688,876号明細書「同軸ケーブル用コネク
タ」に開示されているように、すなわち図6に示すよう
に、ケーブル外径に合わせたシェル(前部4,後部5)
に半田付け用の穴16を設け、マイクロ波同軸型フレキ
シブルケーブル12を図7に示すように編組7と箔8と
を同一面で切断し、これをシェルに挿入して半田付けす
ることにより接続を行っていた。なお図7において、6
はシース、9は絶縁体、10は中心導体である。
ーブルと同軸型コネクタとの接続においては、米国特許
第4,688,876号明細書「同軸ケーブル用コネク
タ」に開示されているように、すなわち図6に示すよう
に、ケーブル外径に合わせたシェル(前部4,後部5)
に半田付け用の穴16を設け、マイクロ波同軸型フレキ
シブルケーブル12を図7に示すように編組7と箔8と
を同一面で切断し、これをシェルに挿入して半田付けす
ることにより接続を行っていた。なお図7において、6
はシース、9は絶縁体、10は中心導体である。
【0003】図8は、ケーブル12が同軸型コネクタに
接続された状態を示す断面図である。図中、1はカップ
リングナット、2はガスケット、3はOリング、4はシ
ェル前部、5はシェル後部、13は収縮チューブであ
る。
接続された状態を示す断面図である。図中、1はカップ
リングナット、2はガスケット、3はOリング、4はシ
ェル前部、5はシェル後部、13は収縮チューブであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した米国特許に記
載の接続構造では、穴16から半田付けを行った際に、
ケーブル先端は箔8と編組7とが一体となっているた
め、箔8の部分まで半田の回りが悪いという欠点を有し
ていた。
載の接続構造では、穴16から半田付けを行った際に、
ケーブル先端は箔8と編組7とが一体となっているた
め、箔8の部分まで半田の回りが悪いという欠点を有し
ていた。
【0005】また、同軸型コネクタのシェル4,5が筒
状になっているため、外部より実際に半田付け状態を確
認できない欠点も有していた。
状になっているため、外部より実際に半田付け状態を確
認できない欠点も有していた。
【0006】このため半田付け不良によるインピーダン
ス特性の劣化が生じる問題が存在していた。
ス特性の劣化が生じる問題が存在していた。
【0007】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
半田付け特性が良好で、かつインピーダンス特性を改善
した、マイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型
コネクタとの接続構造を提供することにある。
半田付け特性が良好で、かつインピーダンス特性を改善
した、マイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型
コネクタとの接続構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロ波同
軸型フレキシブルケーブルと、同軸型コネクタとを接続
する接続構造において、前記ケーブルの接続先端部は、
箔と編組とを別々に剥離し、前記同軸型コネクタは、シ
ェル後部において、前記ケーブルの箔と編組とが半田付
けされる、一部分を半円柱状にカットした第一のシェル
後部と、それ以外の第二のシェル後部を有し、前記第一
のシェル後部には半田付け溝を有することを特徴とす
る。
軸型フレキシブルケーブルと、同軸型コネクタとを接続
する接続構造において、前記ケーブルの接続先端部は、
箔と編組とを別々に剥離し、前記同軸型コネクタは、シ
ェル後部において、前記ケーブルの箔と編組とが半田付
けされる、一部分を半円柱状にカットした第一のシェル
後部と、それ以外の第二のシェル後部を有し、前記第一
のシェル後部には半田付け溝を有することを特徴とす
る。
【0009】また本発明によれば、マイクロ波同軸型フ
レキシブルケーブルと、同軸型コネクタとを接続する請
求項1記載の接続構造において、前記半田付け溝は、ケ
ーブルの箔および編組より成る外部導体の形状に沿うよ
うにテーパーを有している。
レキシブルケーブルと、同軸型コネクタとを接続する請
求項1記載の接続構造において、前記半田付け溝は、ケ
ーブルの箔および編組より成る外部導体の形状に沿うよ
うにテーパーを有している。
【0010】
【実施例】図1は、マイクロ波同軸型フレキシブルケー
ブル12と同軸型コネクタ18との接続構造を示す断面
図である。
ブル12と同軸型コネクタ18との接続構造を示す断面
図である。
【0011】接続に際し、ケーブル12の先端は、図3
に示すように、箔8と編組7とが分離するように剥離す
る。すなわち、箔8の部分が露出するようにする。図
中、10は中心導体、9は絶縁体、6はシースである。
に示すように、箔8と編組7とが分離するように剥離す
る。すなわち、箔8の部分が露出するようにする。図
中、10は中心導体、9は絶縁体、6はシースである。
【0012】次に、このように剥離されたケーブル先端
を、図2に示すようなシェル20に半田付けする。図2
(a)はシェルの側面図、図2(b)はシェルの平面図
である。図示のようにシェル20は、シェル前部4と、
シェル後部について一部を半円柱形にカットしたシェル
後部(1)21とそれ以外のシェル後部(2)22とか
ら形成される。図2(c)は図2(b)のA−A′間の
断面図である。図2(c)に示すように、半円形をした
シェル後部1(21)内には、ケーブル12の外部導体
(編組7および箔8)の形状に合うようにテーパーを有
する半円形の溝14が設けられている。
を、図2に示すようなシェル20に半田付けする。図2
(a)はシェルの側面図、図2(b)はシェルの平面図
である。図示のようにシェル20は、シェル前部4と、
シェル後部について一部を半円柱形にカットしたシェル
後部(1)21とそれ以外のシェル後部(2)22とか
ら形成される。図2(c)は図2(b)のA−A′間の
断面図である。図2(c)に示すように、半円形をした
シェル後部1(21)内には、ケーブル12の外部導体
(編組7および箔8)の形状に合うようにテーパーを有
する半円形の溝14が設けられている。
【0013】このようなシェル20に、ケーブル先端を
取り付け、半田付け溝14に半田15をのせ、箔8およ
び編組7をシェル20に半田付けする。箔部分は露出し
ているため、箔部分における半田の回りは良くなる。ま
たこの際、半田付け部分が外部に露出しているため、外
部より半田付け性を確認できる。
取り付け、半田付け溝14に半田15をのせ、箔8およ
び編組7をシェル20に半田付けする。箔部分は露出し
ているため、箔部分における半田の回りは良くなる。ま
たこの際、半田付け部分が外部に露出しているため、外
部より半田付け性を確認できる。
【0014】次に、この半田付け部分を図4に示すカシ
メリング11にて固定し、かつシェル後部5全体を収縮
チューブ13にて固定する。
メリング11にて固定し、かつシェル後部5全体を収縮
チューブ13にて固定する。
【0015】そして、シェル前部4に、Oリング3をカ
シメて機械的強度を増強させ、ガスケット2をはめ込
み、最後にカップリングナット1を取り付ける。
シメて機械的強度を増強させ、ガスケット2をはめ込
み、最後にカップリングナット1を取り付ける。
【0016】図5は、半田付け状態を示す側面図であ
る。図面を分かりやすくするため、収縮チューブ13は
除いた状態で示してある。
る。図面を分かりやすくするため、収縮チューブ13は
除いた状態で示してある。
【0017】本実施例によれば、半田付けに際し、半田
付け部が外部に露出しているので、半田付け性を確認し
ながら半田付けすることができる。また、外部導体に合
わせて半田付け部がテーパーを有しているため、インピ
ーダンス特性も改善されることになる。
付け部が外部に露出しているので、半田付け性を確認し
ながら半田付けすることができる。また、外部導体に合
わせて半田付け部がテーパーを有しているため、インピ
ーダンス特性も改善されることになる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
田付け特性が良好でしかもインピーダンス特性が改善さ
れたマイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型コ
ネクタとの接続構造を実現することが可能となる。
田付け特性が良好でしかもインピーダンス特性が改善さ
れたマイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型コ
ネクタとの接続構造を実現することが可能となる。
【図1】本発明によるマイクロ波同軸型フレキシブルケ
ーブルと同軸型コネクタとの接続構造の断面図である。
ーブルと同軸型コネクタとの接続構造の断面図である。
【図2】シェル側面図、シェル平面図、および、シェル
断面図である。
断面図である。
【図3】ケーブルの剥離状態を示す斜視図である。
【図4】カシメリングの斜視図である。
【図5】半田付け状態を示す側面図である。
【図6】従来の接続構造のシェルの斜視図である。
【図7】従来のケーブル剥離状態を示す斜視図である。
【図8】従来のマイクロ波同軸型フレキシブルケーブル
と同軸型コネクタとの接続構造を示す断面図である。
と同軸型コネクタとの接続構造を示す断面図である。
1 カップリングナット 2 ガスケット 3 Oリング 4 シェル前部 5 シェル後部 6 シース 7 編組 8 箔 9 絶縁体 10 中心導体 11 カシメリング 12 マイクロ波同軸型フレキシブルケーブル 13 収縮チューブ 14 テーパー状半田付け溝 15 半田 16 半田付け用穴 18 同軸型コネクタ 20 シェル21 シェル後部(1) 22 シェル後部(2)
Claims (3)
- 【請求項1】マイクロ波同軸型フレキシブルケーブル
と、同軸型コネクタとを接続する接続構造において、 前記ケーブルの接続先端部は、箔と網組とを別々に剥離
し、 前記同軸型コネクタは、シェル後部において、前記ケー
ブルの箔と網組とが半田付けされる、一部分を半円柱状
にカットした第一のシェル後部と、それ以外の第二のシ
ェル後部を有し、前記第一のシェル後部には半田付け溝
を有することを特徴とするマイクロ波同軸型フレキシブ
ルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造。 - 【請求項2】マイクロ波同軸型フレキシブルケーブル
と、同軸型コネクタとを接続する請求項1記載の接続構
造において、 前記半田付け溝は、前記ケーブルの箔および網組よりな
る外部導体の形状に沿うようにテーパーを有することを
特徴とするマイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同
軸型コネクタとの接続構造。 - 【請求項3】マイクロ波同軸型フレキシブルケーブル
と、同軸型コネクタとを接続する請求項1または2記載
の接続構造において、 前記半田付け溝に前記ケーブルの箔と網組とが半田付け
された部分を固定金具のカシメリングで固定することを
特徴とするマイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同
軸型コネクタとの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153129A JP2606077B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | マイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153129A JP2606077B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | マイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714645A JPH0714645A (ja) | 1995-01-17 |
JP2606077B2 true JP2606077B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=15555624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5153129A Expired - Lifetime JP2606077B2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | マイクロ波同軸型フレキシブルケーブルと同軸型コネクタとの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606077B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4583201B2 (ja) * | 2005-02-17 | 2010-11-17 | 東京特殊電線株式会社 | アングル型フレキシブル高周波同軸ケーブルアセンブリ |
US9419384B1 (en) | 2015-02-06 | 2016-08-16 | Itt Manufacturing Enterprises, Llc | Connection system for an electrical cable |
US9680268B1 (en) | 2016-05-18 | 2017-06-13 | Itt Manufacturing Enterprises Llc | Genderless electrical connectors |
KR101946727B1 (ko) * | 2017-09-12 | 2019-02-12 | 이경철 | 철도 차량용 점퍼 케이블 연결구조체 |
CN110587063B (zh) * | 2019-09-20 | 2021-03-23 | 福建迈可博电子科技集团股份有限公司 | 一种玻璃绝缘子与微波器件的定位焊接装置 |
CN112563772A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-26 | 福建迈可博电子科技集团股份有限公司 | 一种弯式连接器的结构及其加工方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024076U (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-19 | 日本電気株式会社 | 小形同軸コネクタ |
JPH01164669U (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-16 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP5153129A patent/JP2606077B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714645A (ja) | 1995-01-17 |
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