JPH026625Y2 - - Google Patents

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JPH026625Y2
JPH026625Y2 JP12042087U JP12042087U JPH026625Y2 JP H026625 Y2 JPH026625 Y2 JP H026625Y2 JP 12042087 U JP12042087 U JP 12042087U JP 12042087 U JP12042087 U JP 12042087U JP H026625 Y2 JPH026625 Y2 JP H026625Y2
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coaxial
shell
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、同軸コネクタに関するもので、特
に、極細同軸ケーブル用に好適なコネクタの結線
機構に関するものである。
(従来技術とその問題点) 近年電子機器の小型化、軽量化、高密度化等に
伴い高周波同軸ケーブルの外径が3mm以下という
極細同軸ケーブルが開発されている。この極細同
軸ケーブル用のコネクタとしては、従来、第4
図、第5図に示すものが知られている。この従来
の同軸コネクタ1は、主に外部導体シエル2、誘
電体3、雄接触子4にて以下のごとく構成されて
いる。
外部導体シエル2は、第4図のごとく金属材料
にてほぼ円筒形に形成され、その前部(図におい
て左部)に前端シエル10を、中間に中間シエル
20を、後部にケーブル結線部材30を有してい
る。先ず、上記前端シエル10は、その前部に相
手コネクタの外部導体シエル(図示せず)を受け
入れる受入開口11を、その後部には、中間シエ
ル20に設けられている外部導体接触部21を包
囲する包囲部12で構成されている。次に、上記
中間シエル20は、第4図のごとくその前部に相
手コネクタの外部導体シエルを受け入れて弾性的
に接触するための複数のスリツト22が形成され
た外部導体接触部21を有し、その後部には、第
一誘電体50及びケーブル結線部材30の前端部
31を受け入れるための円筒孔部23A,23B
がそれぞれ段状に形成されている。次に、ケーブ
ル結線部材30は、第5図のごとくその前部に中
間シエル20の上記円筒孔部23B内に挿入され
るための円筒状の前端部31が、その後方部には
前端部31の挿入時のストツパーの役目を担う鍔
部32が、さらにはその後方部に同軸ケーブル7
0を受け入れて結線保持するために複数の半田付
け用穴34を有する結線円筒部33が設けられて
いる。
誘電体3は、高周波に耐得る絶縁材料で形成さ
れているが、さらには第一誘電体50と第二誘電
体60とに分割構成されている。上記、第一誘電
体50は、中間シエル20内にあつて中心部に雄
接触子4を受け入れて支持するための支持孔51
が設けられている。一方、第二誘電体60は、ケ
ーブル結線部材30内にあつて中心部に雄接触子
4を保持するための保持孔61が、そしてその後
方部には、外部被覆の剥離により露呈した同軸ケ
ーブル70の誘電体72を受け入れてこれを保持
するための保持孔62が段状をなして設けられて
いる。
雄接触子4は、導電性の金属材料で形成されて
おり、前端には、相手コネクタの雌接触子(図示
せず)の接触部に挿入されて接触する接触部41
を、後部には、同軸ケーブルの中心導体73を受
け入れた後に半田結線するための結線孔42が設
けられており、さらにその外側には、鍔部43が
形成されている。
このように構成される従来の同軸コネクタは、
次の要領で組立結線がなされる。
先ず、前端シエル10に中間シエル20を圧
入固着するか、又は挿入後半田、導電接着剤あ
るいは溶接等にて第4図に示すように一体化す
る。しかる後、中間シエル内に第一誘電体50
を挿入する。
次に、第5図に示すごとく、端末処理された
同軸ケーブル70を、第二誘電体60を組み込
んだ結線部材30に挿入し、上記第二誘電体の
前端面より突出している中心導体73を雄接触
子の結線孔42に挿入して周囲の小孔42Aか
ら半田を流し込んで結線する。そしてこれをケ
ーブル結線部材の結線円筒部33内に挿入され
ている同軸ケーブルの外部導体71に半田付け
用穴34より半田を流し込み、半田が外部導体
71と結線円筒部33との間隙に十分に行きわ
たるようにして結線固定がなされる。
最後に、第5図の同軸ケーブル70を固定し
た結線部材30の前端部31を第4図の中間シ
エルの円筒部23B内に圧入、固着するか、又
は挿入後半田、導電接着剤あるいは溶接等にて
一体化して完成させる。
しかしこのような従来の同軸コネクタには、次
のような問題点があつた。
雄接触子4と中心導体73、さらにはケーブ
ル結線部材30と同軸ケーブルの外部導体71
の半田付け作業の際に、ケーブル結線部材とケ
ーブルとの間で保持機構がないために半田付け
作業前に各部材とケーブルとが軸方向に位置ず
れを生じたまま半田固定されてしまうという不
都合が生じる。すなわち雄接触子4と中心導体
73の半田固定面積の不足、あるいはケーブル
結線部材30と同軸ケーブルの外部導体71の
半田固定面積の不足という事態が生じ、各部材
間が外力によつて容易に外れてしまう虞れがあ
る。
ケーブル結線部材30の結線円筒部33の内
径と同軸ケーブルの外部導体71の外径とは、
半田を周方向に流し込むためにクリアランスを
大きくとらなければならない。そのためにケー
ブルは、結線円筒部内で傾斜することになりそ
のままで半田付けする場合、半田の流れが悪く
なる所が生じる。また、そのために雄接触子が
傾斜して半田付けされる虞れがあり、誘電体へ
の組み込み、あるいは相手コネクタの雌接触子
との接触に悪影響をもたらす。またさらには、
ケーブルが結線円筒部内で傾斜して固定される
と、コネクタの特性インピーダンスが劣化する
ことにもなる。
ケーブル結線部材30と同軸ケーブルの外部
導体71の半田付け作業は、ケーブル結線部材
の結線円筒部33に複数設けられた小さな半田
付け用穴34より半田を流し込むのでその作業
はやりにくく、かつ半田の流れ状態が確認でき
なかつた。
ケーブルは、外部被覆74の剥離後ケーブル
結線部材30の結線円筒部33に結線されるの
で、ケーブルを屈曲した場合、上記被覆74の
剥離端部がケーブル結線部材の後端面のケーブ
ル外部導体との境界部にて屈曲することにな
り、ケーブルはその部分でかなり弱くなつてし
まう。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は、上述のごとくの従来のものが有して
いた問題を解し、小径であつても正確に位置決が
可能でかつ保持力の大きいしつかりとした、同軸
ケーブル用のコネクタを提供することを目的とす
る。
本考案は、上記目的の達成のために、 誘電体に保持された接触子が外部導体シエル内
にて相手接触子と結合する同軸コネクタにおい
て、 外部導体シエルは、前部外部導体シエル本体と
これから分離可能なケーブル結線部材とから形成
され、該ケーブル結線部材は、外部導体シエルの
後端に嵌着するための嵌着部が前端部に、そして
その後方部には結線円筒部が設けられ、該結線円
筒部は、内径部で同軸ケーブルの外部導体を受け
入れる外部導体結線部と、上記同軸ケーブルの外
部被覆の外周より加締固定可能なケーブル把持部
とを有すると共に、上記結線円筒部には軸方向に
沿つてスリツトが形成されている、 ことによつて構成される。
かかる本考案によれば、ケーブルの外部導体と
ケーブル結線部材との間の間隙には、スリツトを
介して半田が流れ込むが、これはその流れ込みの
際の濡れ縁長さが大きいためにきわめて流れがよ
い状態でなされる。したがつて、上記間隙は従来
のものに比して大幅に狭くすることができる。ま
た、半田作業に際して上記スリツトから、ケーブ
ルの軸方向位置が容易に確認でき、正規の位置で
半田結線がなされる。このようにして、半田結線
された後に、ケーブルは外部被覆にてケーブル把
持部での加締によつて強固に保持されて半完成品
のケーブル組立が得られる。しかる後に、従来の
場合と同様の要領にて外部導体本体内の誘電体内
に、上記半完成品としてのケーブル組立を組み込
んで同軸コネクタが完成する。
(実施例) 本考案の実施例を、添付図面の第1図ないし第
3図により説明する。第1図は、本考案の同軸コ
ネクタを示す分解斜視図であり、第2図は、コネ
クタ側に各部材を予組込みした状態を示す断面
図、第3図は、ケーブル側に各部材を予組込みし
半田固定した状態の半完成品である。
本実施例の同軸コネクタは、第1図に開示され
ているように、その前方(図において左方)に外
部導体シエル本体となる前端シエル10及び中間
シエル20と、その後方には上記外部導体シエル
本体から分離されているケーブル結線部材30A
を有しており、さらには第一誘電体50、第二誘
電体60、雄接触子4及び絶縁カバー80にて構
成されている。これらのうち、ケーブル結線部材
30Aと絶縁カバー80以外は、前述した従来の
コネクタと共通でよいので、共通部分に同一符号
を付すことにより繰り返し説明は省くこととす
る。
ケーブル結線部材30Aの前端部の嵌着部31
Aの後方に位置する結線円筒部33Aは、前部に
径が小さい外部導体結線部34Aを、後部には径
が大きいケーブル把持部35Aを有しており、か
つ軸方向に沿つて両部34A,35Aにわたり複
数のスリツト36Aが形成されている。
絶縁カバー80は、例えば熱収縮性を有する絶
縁材料で上記結線円筒部33Aを包囲しかつこれ
よりも長いチユーブ状に形成されている。
このように構成されている本実施例の同軸コネ
クタの組立結線は、次の要領にてなされる。
先ず、従来の場合と同様の要領で、前端シエ
ル10に中間シエル20を圧入固着するか、又
は挿入後、半田、導電接着剤あるいは溶接等に
て第2図に示すように一体化する。そして中間
シエル20の円筒部23A内に第一誘電体50
を挿入する。
次に、第3図に示すように、端末処理された
同軸ケーブル70を、第二誘電体60を組み込
んだケーブル結線部材30Aに挿入し、そして
ケーブル結線部材30Aの結線円筒部33Aの
後部のケーブル把持部35A内に挿入されてい
るケーブルに、適宜工具を使用して外部被覆7
4の外側よりケーブル把持部35Aを加締め固
定する。これによりケーブル結線部材と同軸ケ
ーブルは、一体的に固定されることになる。
次に、第二誘電体の前端面より突出している
中心導体73と雄接触子の結線穴42に挿入し
て、両者を従来と同様の要領で半田結線する。
そしてケーブル結線部材30Aの結線円筒部3
3Aに設けられたスリツト36Aから、該結線
円筒部33A内に挿入されている同軸ケーブル
の外部導体71へ半田を流し込んで結線固定す
る(第3図の符号36A′参照)。
最後に、同軸ケーブルを固定した第3図の結
線部材30Aの前端部31Aを、第2図に示さ
れる中間シエルの円筒部23B内に圧入固着す
るか、又は挿入後、これらを半田、導電接着剤
あるいは溶接等にて一体化した後、絶縁カバー
80を結線円筒部33Aにカバーし、例えば熱
収縮等によつて密着保持せしめて完成させる。
(考案の効果) 以上のような本考案によるならば、次のような
効果を得ることができる。
雄接触子と中心導体、さらにはケーブル結線
部材と同軸ケーブルの外部導体の半田付け作業
の際に、ケーブル結線部材とケーブルとは半田
付け作業前に、正規の位置にて強固に固定され
ているので、各部材とケーブルとが軸方向に位
置ずれのまま半田固定されてしまうという不都
合が生じることがない。
ケーブル結線部材の結線円筒部の内径と、同
軸ケーブルの外部導体の外径とは、同一軸心に
て加締固定されるので半田の流れも均一にな
り、雄接触子も傾斜して半田付けされる虞れが
なくなる。さらには、結線円筒部の内径と、同
軸ケーブルの外部導体の外径とは、同一軸心に
て固定されるのでコネクタの特性インピーダン
スの劣化も生じることがない。
ケーブル結線部材と同軸ケーブルの外部導体
の半田付け作業は、ケーブル結線部材の結線円
筒部に複数設けられたスリツトから半田を流し
込むので、半田付け作業は容易であり、かつ半
田の流れ状態を上記スリツトで目視によつてよ
く確認することができる。
ケーブルは、外部被覆の外周より加締固定さ
れるので取扱時にケーブルが屈曲されても、従
来のようにケーブル結線部材の後端面のケーブ
ル外部導体との境界部が弱くなることがない。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図は本考案の同軸コネクタを示
す分解斜視図、第2図は第1図の各部材のうちコ
ネクタ側の部材を予組込みした状態を示す断面
図、第3図は、第1図の各部材のうちケーブル側
の部材を予組込して半田固定した状態の半完成品
の断面図、第4図と第5図は、従来の同軸コネク
タを示すもので、第4図はコネクタ側の予組込し
たものの断面図、第5図はケーブル側の予組込し
たものについての断面図である。 2……外部導体シエル、10,20……外部導
体シエル本体、30A……ケーブル結線部材、3
1A……嵌着部、33A……結線円筒部、34A
……外部導体結線部、35A……ケーブル把持
部、36A……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 誘電体に保持された接触子が外部導体シエル内
    にて相手接触子と結合する同軸コネクタにおい
    て、 外部導体シエルは、前部の外部導体シエル本体
    とこれから分離可能なケーブル結線部材とから形
    成され、該ケーブル結線部材は、外部導体シエル
    の後端に嵌着するための嵌着部が前端部に、そし
    てその後方部には結線円筒部が設けられ、該結線
    円筒部は、内径部で同軸ケーブルの外部導体を受
    け入れる外部導体結線部と、上記同軸ケーブルの
    外部被覆の外周より加締固定可能なケーブル把持
    部とを有すると共に、上記結線円筒部には軸方向
    に沿つてスリツトが形成されていることを特徴と
    する同軸コネクタ。
JP12042087U 1987-08-07 1987-08-07 Expired JPH026625Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12042087U JPH026625Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12042087U JPH026625Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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JPS6427875U JPS6427875U (ja) 1989-02-17
JPH026625Y2 true JPH026625Y2 (ja) 1990-02-16

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