JP2606014B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP2606014B2
JP2606014B2 JP3193121A JP19312191A JP2606014B2 JP 2606014 B2 JP2606014 B2 JP 2606014B2 JP 3193121 A JP3193121 A JP 3193121A JP 19312191 A JP19312191 A JP 19312191A JP 2606014 B2 JP2606014 B2 JP 2606014B2
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茂樹 山根
勤 杉山
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を用いて切
断、溶接および熱処理を行うレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ加工装置は切断、溶接、熱
処理などに広く使用されている。
【0003】従来、この種のレーザ加工装置は図3に示
すような構成のものがあった。以下その構成について図
面を参照しながら説明する。すなわち、レーザ発振器1
からレーザ光2を放出し、このレーザ光2は反射鏡3に
よって集光レンズ4に誘導されて集光される。また、レ
ーザ光2の光路はレーザ光路5によって覆われ、ワ−ク
6以外の物にレ−ザ光2が当たらないようにしている。
そして、トーチ部7には集光レンズ4、レーザ光2をワ
ーク6に照射するノズル8、アシストガス導入口9等を
有している。図4は切断作業におけるレーザ光強度の形
状を示すもので、ワーク6を溶融するのに必要な強度以
下のレーザ光2もワーク6に照射している。
【0004】上記構成において、集光されたレーザ光2
をワーク6に照射し鉄板等を溶融することができ、ま
た、アシストガス導入口9からとりいれるアシストガス
の噴射によって溶融した鉄板等の材料を吹き飛ばし穴加
工を行う。この穴加工動作が完了した後、ト−チ部7が
移動し同様の原理によりワーク6の切断を行う。またワ
ーク6に対して完全に穴明けを行わないの場合が溶接、
熱処理である。
【0005】以上のようなレーザ加工は通常大気状態に
おいて行うものであるが、特殊な例として特開昭61ー
95794公報に報告されているものがある。図5に示
すように、密閉容器10の外部に集光レンズ11、内部
にアパーチャ12を設け、透明体13を通してレーザ光
14をワーク15に照射するもので、ワーク15からの
飛散物がアパーチャ12によって遮られ透明体13に付
着しないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、レーザ加工するときにワーク6からの飛散
物が集光レンズ4に付着し集光性能が劣化し、またワー
ク溶融強度以下のレーザ光2は単にワーク6を暖めるに
作用し切断性能を低下させるという問題があった。ま
た、密閉容器10の中にアパーチャ12を設けたもの
は、密閉容器10内でレーザ加工が行われるので作業性
が損われるとともに飛散物を完全に遮蔽できないという
欠点があった。さらに、レーザ光の中心から離れるにし
たがってエネルギーが減少し、被加工物を溶融できない
部分があり、この部分は単に被加工物を暖めるのみなの
で、加工物の歪みを生じたりして、切断(加工)精度を
低下させるという問題点もあった。
【0007】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、加工中における飛散物を集光レンズに付着させなく
保護して長寿命化でき、切断性能の向上がはかれるレー
ザ加工装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、レーザ発器と、このレーザ発器から放
出されるレーザ光をトーチ部の集光レンズに導く反射鏡
とを備え、前記トーチ部の集光レンズとノズル間に前記
トーチ部のノズル間に、中央部に開口部を有するレーザ
光遮蔽部と前記開口部内に一体的に設けられたレーザ光
透過体からなるアパーチャを設けた構成を有している。
【0009】
【作用】上記した構成において、集光レンズによって集
光されたレーザ光がレーザ光透過体を透過してワークを
加工し、切断による溶融粉末が飛散するとアパーチャと
透過体が遮蔽するため、集光レンズを保護できるととも
に、アパーチャが被加工物を溶融しないレーザ光を遮断
するので加工部分を確実に溶融でき、従来のもののよう
に他の部分を余分に加熱しないので歪み等が生じず、加
工精度を向上させることができる
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1およ
び図2を参照しながら説明する。なお、本実施例におい
て、前述の従来例に示したものと同一構成部品には同じ
符号を付し、その説明は省略する。本実施例の特徴的構
成は従来例で説明したトーチ部にアパーチャを設けたこ
とにある。すなわち、アパーチャ16はトーチ部17の
集光レンズ4とノズル8間に取り付けられている。また
アパーチャ16は中央部にレーザ光2を透過するレーザ
光透過体18を有し、これはたとえばZnSeを用いて
いる。
【0011】図2(a)はアパーチャ16によりレーザ
光2の一部をカットするときの説明図である。すなわ
ち、図2(b)は集光レンズ4から放出されたレーザ光
2の強度分布であり、また図2(c)はレーザ光2がア
パーチャ16によってその外周を遮られた強度分布であ
る。
【0012】上記構成において、集光レンズ4によて集
光されたレーザ光2が放射され、透過体18を経てワー
ク6に照射され溶融できる。そして、切断加工によって
生ずるワーク6の溶融粉末が飛散するとアパーチャ16
およびレーザ光透過体18に付着し集光レンズ4を保護
できる。
【0013】このように実施例のレーザ加工装置によれ
ば、トーチ部17にレーザ光透過体18を有するアパー
チャ16を設けているので、集光レンズ4を保護できる
とともに、ワーク6を溶融できるレーザ光2の強度以下
のエネルギー分布をレーザ光遮蔽部でカットし、ワーク
6に不要部分のレーザ光2を照射することを防止でき
る。またアパーチャ16のレーザ光遮蔽部、透過体18
を一体化しているため簡単に着脱することができ、さら
に直接加工条件とは関係しないため掃除のため着脱を行
っても加工性能に何の変化も与えず再び取り付ければ生
産を行うことができる。
【0014】なお、アパーチャ16は任意の場所に設け
てもワーク6の溶融強度以下のレーザ光2を遮断できる
ように考えがちであるが、レーザ光2は光の特性として
回折するためアッパーチャ16はできるだけワーク6の
近傍に設置するのが好ましい。
【0015】
【発明の効果】上記説明から明らかなように本発明のレ
ーザ加工装置は、レーザ発器と、このレーザ発器か
ら放出されるレーザ光をトーチ部の集光レンズに導く反
射鏡とを備え、前記トーチ部の集光レンズとノズル間に
レーザ光透過体を保持し、かつ、被加工物を溶融しない
エネルギーレベルのレーザ光を遮断するアパーチャを設
けたものであり、この構成により、加工中における飛散
物を集光レンズに付着させなく保護して長寿命化でき
とともに、切断性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例におけるレ−ザ加工装
置の概略構成図 (b)同レ−ザ加工装置のアパーチャの平面図
【図2】(a)同レ−ザ加工装置のトーチ部の断面図 (b)同レ−ザ加工装置の集光レンズから放出されたレ
ーザ光の強度分布図 (c)同レ−ザ加工装置のアパーチャによってレーザ光
の外周を遮られた強度分布図
【図3】従来のレ−ザ加工装置の概略構成図
【図4】同レ−ザ加工装置のトーチから放出されたレー
ザ光の強度分布図
【図5】従来の他のレ−ザ加工装置の要部断面図
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 レーザ光 3 反射鏡 4 集光レンズ 8 ノズル 16 アパーチャ 17 トーチ部 18 レーザ光透過体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発器と、このレーザ発器から
    放出されるレーザ光をトーチ部の集光レンズに導く反射
    鏡とを備え、前記トーチ部の集光レンズと前記トーチ部
    ノズル間に、中央部に開口部を有するレーザ光遮蔽部
    と前記開口部内に一体的に設けられたレーザ光透過体か
    らなるアパーチャを設けたレーザ加工装置。
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