JP3073317B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP3073317B2
JP3073317B2 JP04156298A JP15629892A JP3073317B2 JP 3073317 B2 JP3073317 B2 JP 3073317B2 JP 04156298 A JP04156298 A JP 04156298A JP 15629892 A JP15629892 A JP 15629892A JP 3073317 B2 JP3073317 B2 JP 3073317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を用いて切断
加工をおこなうレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にレーザ加工装置は、レーザ発振器
から発生するレーザ光を集光レンズを用いて集光し、各
種材料を加工、溶接および熱処理をおこなう。図2に従
来のレーザ加工装置の集光レンズ部の一例を示す。同図
に示すようにレーザ発振器1はレーザ光2を照射し、こ
のレーザ光2は反射鏡3によってトーチ部6に入り、ワ
ーク5に照射される。前記レーザ光2の経路はガイドチ
ューブ4によって、カバーされ、ワーク5以外の物にレ
ーザ光が当たらないようにしている。前記トーチ部6
は、以下のように構成されている。すなわち誘導された
レーザ光2を集光する集光レンズ7と、集光したレーザ
光をワーク5に照射するノズル9とアシストガス導入口
10を有している。なお図中の8は集光レンズ7を保持
するレンズホルダーである。
【0003】次に同図を用いて加工原理、動作について
説明する。レーザ光2はレーザ発振器1から出力され、
反射鏡3等を用いてトーチ部6の集光レンズ7に誘導さ
れ集光される。この集光したレーザ光2を鉄板5(以下
ワーク)に照射すると、スポット径と呼ばれる集光され
たレーザ光2の直径は通常φ0.1mmで、そのエネル
ギ密度は107 J/cm2 に達し、厚さ数mmの鉄板等を
溶融でき、かつ、アシストガス導入口10からとりいれ
るアシストガスの噴射によってこの溶融した鉄板等の材
料を吹き飛ばし、鉄板等に穴加工を行なっている。この
穴加工をピアッシング動作とよびレーザ加工装置の重要
な機能である。このピアッシング動作が完了した後、ト
ーチ6が動き切断を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、集光さ
れたレーザ光2は図3に示すようにワーク5と集光レン
ズ7間の距離によりスポット径(エネルギ密度)が変化
するため、ワーク5の反り等により照射スポット径が変
化しピアッシング時間が変化したり、ワーク5の材質に
より照射レーザ光2の吸収率が変化し、ピアッシング時
間が変化することがよく知られている。したがって設定
ピアッシング時間は、実ピアッシング時間に余裕率(安
全率)を加えて使用している。しかし、ワーク5が厚い
場合は、特に板厚方向に加工している途中でスポット径
が大きくなり、エネルギ密度が低下して加工物を溶融す
る時間が長くなり、加工時間が長くなることが知られて
いる。
【0005】図4にワーク厚さ−実ピアッシング時間、
設定ピアッシング時間特性を示す。ワーク厚さがt9m
m以上になればピアッシング時間が著しく長くなり、そ
れにともないピアッシング時間のばらつきも大きくなり
設定ピアッシング時間は最悪の時間を考慮しなければな
らないため、実際にはピアッシング動作を終了したのに
次の動作に移れず、加工時間が長くなるという問題点が
あった。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、ピアッシング時間の短いレーザ加工装置の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、レーザ光を発生するレーザ発振器と、前
記レーザ光を反射する反射鏡を有し、反射されたレーザ
光をワークへ導くレーザ加工装置において、前記反射鏡
の外周にワークの溶融物から発生する放射光を入射する
凹面鏡を配置し、前記凹面鏡の焦点位置近傍にピアッシ
ング動作確認用のセンサーを設けたレーザ加工装置とし
たものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成において、ピアッシング
時間(ワークを溶融し掘り下げている時間)、ワークの
溶融物から発生する可視光の放射光が凹面鏡によりセン
サーに集められ、センサーは大きな出力信号を発生す
る。ワーク貫通時には溶融物からの可視光の放射光は無
くなり、センサーは出力信号をださなくなることによ
り、表示装置等を用いてワークの貫通、非貫通を判定で
き、設定ピアッシング時間は不要な余裕時間が必要でな
くなりピアッシング時間の短縮を図れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。図1は、本発明の一実施例のレーザ加工装
置の構成を示している。なお、従来例と同じ構成要素に
は同じ番号を用いてその説明は省略する。
【0010】本実施例の特徴的構成は次のとおりであ
る。すなわち、レーザ光2を反射する最終段の反射鏡3
の外周に凹面鏡11を設け、前記凹面鏡11の焦点位置
近傍にピアッシング動作確認用のセンサー12を設けた
構成にある。そして、センサー12はピアッシング動作
確認用の表示操作等に出力信号を加えるようにしてい
る。
【0011】前記構成によれば、レーザ光2がワーク5
に照射されピアッシング動作が開始されれば、ワーク5
からの溶融物から発生する可視の放射光13が発生す
る。可視光13は集光レンズ7を通過して凹面鏡11に
達して集光され、前記凹面鏡11の焦点位置近傍に設置
されているセンサー12に加えられる。センサー12は
可視光13を集光照射されることにより出力信号を発生
する。ピアッシング動作が完了すれば、溶融物からの放
射光13は発生しなくなり(穴があくため)、センサー
12は出力信号を発生しなくなる。このセンサー12の
信号をピアッシング動作確認用の表示装置に加えるよう
にし、ピアッシング動作の完了時点を確認することがで
き、設定ピアッシング時間に余裕率をもたしているため
に、実際にピアッシング動作が完了したのに停止してい
るという無駄な時間を削除でき、すぐ切断動作に移るこ
とが可能となる。したがってピアッシング時間の短縮を
図れることとなる。この結果からわかるとおり、ワーク
照射最終段の反射鏡3の外周部に凹面鏡11を設け、前
記凹面鏡11の焦点位置近傍にセンサー12を設けたレ
ーザ加工装置とすれば、ピアッシング時間の短縮が図れ
ることがわかる。
【0012】なお前記実施例における凹面鏡は放物面
鏡、非球面鏡であってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明によればレーザ光を発生するレーザ発振器
と、前記レーザ光を反射する反射鏡を有し、反射された
レーザ光をワークへ導くレーザ加工装置において、前記
反射鏡の外周にワークの溶融物から発生する放射光を入
射する凹面鏡を配置し、前記凹面鏡の焦点位置近傍にピ
アッシング動作確認用のセンサーを設けたことにより、
ピアッシング時間の短縮が図れるレーザ加工機が提供で
きることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ加工装置の概略を示
す構成図
【図2】従来のレーザ加工装置の概略を示す構成図
【図3】レーザ光の集光発散を示す説明図
【図4】ワーク厚さ−実ピアッシング時間、設定ピアッ
シング時間特性図
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 レーザ光 3 反射鏡 5 ワーク 6 トーチ 11 凹面鏡 12 センサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発生するレーザ発振器と、前
    記レーザ光を反射する反射鏡を有し、反射されたレーザ
    光をワークへ導くレーザ加工装置において、前記反射鏡
    外周にワークの溶融物から発生する放射光を入射する
    凹面鏡を配置し、前記凹面鏡の焦点位置近傍にピアッシ
    ング動作確認用のセンサーを設けたレーザ加工装置。
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