JP2605460B2 - 無人台車の走行装置 - Google Patents
無人台車の走行装置Info
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- JP2605460B2 JP2605460B2 JP2210713A JP21071390A JP2605460B2 JP 2605460 B2 JP2605460 B2 JP 2605460B2 JP 2210713 A JP2210713 A JP 2210713A JP 21071390 A JP21071390 A JP 21071390A JP 2605460 B2 JP2605460 B2 JP 2605460B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は無人台車の走行装置に関し、特に路面の凹凸
に起因する駆動輪のスリップを防止するとともに車体の
ピッチングをなくした装置に関するものである。
に起因する駆動輪のスリップを防止するとともに車体の
ピッチングをなくした装置に関するものである。
従来の技術 一般に採用されている無人搬送車等の台車は、例えば
第9図に示されているように、車体1の前後方向略中央
部下面にホイールインモータ3が左右2輪づつ配備され
ているとともに、車体1の前後方向下面にはサスペンシ
ョン付キャスタ5a,5bが各2輪ずつ配備されていて、計
6輪構成となっている。このような無人台車の走行時に
は、駆動輪としての2輪のホイールインモータ3に、左
右輪別の速度差をつけることにより、車体1の直進及び
旋回状態が制御され、路面のうねりとか凹凸はキャスタ
5a,5bのサスペンションによって吸収するようにしてい
る。(かかる台車の構成は、日本車輛株式会社が発行し
たFC−200カタログ及び村田機械株式会社が発行したロ
ボトレーラーシステムのカタログに記載されている。) 発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の無人台車にあっては、
車体1の中央部下面に配備された2輪のホイールインモ
ータ3が車体1に対して固定的に支持されており、路面
の凹凸に対しては車体1の前後方向下面に配備されたキ
ャスタ5a,5bのサスペンションによって追従させていた
ため、例えば同図に示したように一方側のキャスタ5aが
路面上の凸部7に乗り上げた際に、該キャスタ5aのサス
ペンションスプリング6が圧縮されて輪荷重が増加する
反面、駆動輪としてのホイールインモータ3側の輪荷重
は逆に減少してしまい、該ホイールインモータ3がスリ
ップして走行制御が行えなくなることがあるという課題
があった。
第9図に示されているように、車体1の前後方向略中央
部下面にホイールインモータ3が左右2輪づつ配備され
ているとともに、車体1の前後方向下面にはサスペンシ
ョン付キャスタ5a,5bが各2輪ずつ配備されていて、計
6輪構成となっている。このような無人台車の走行時に
は、駆動輪としての2輪のホイールインモータ3に、左
右輪別の速度差をつけることにより、車体1の直進及び
旋回状態が制御され、路面のうねりとか凹凸はキャスタ
5a,5bのサスペンションによって吸収するようにしてい
る。(かかる台車の構成は、日本車輛株式会社が発行し
たFC−200カタログ及び村田機械株式会社が発行したロ
ボトレーラーシステムのカタログに記載されている。) 発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の無人台車にあっては、
車体1の中央部下面に配備された2輪のホイールインモ
ータ3が車体1に対して固定的に支持されており、路面
の凹凸に対しては車体1の前後方向下面に配備されたキ
ャスタ5a,5bのサスペンションによって追従させていた
ため、例えば同図に示したように一方側のキャスタ5aが
路面上の凸部7に乗り上げた際に、該キャスタ5aのサス
ペンションスプリング6が圧縮されて輪荷重が増加する
反面、駆動輪としてのホイールインモータ3側の輪荷重
は逆に減少してしまい、該ホイールインモータ3がスリ
ップして走行制御が行えなくなることがあるという課題
があった。
上記に対処するため、キャスタ5a,5bのサスペンショ
ンスプリング6のばね定数を低くする手段が考えられる
が、このようにした場合には車体1にピッチング,即ち
縦揺れ現象が生じ易くなり、走行時の車体1の姿勢が不
安定になってしまうので、平坦な路面を有する工場でな
いと無人台車を使用することができないという難点を有
している。
ンスプリング6のばね定数を低くする手段が考えられる
が、このようにした場合には車体1にピッチング,即ち
縦揺れ現象が生じ易くなり、走行時の車体1の姿勢が不
安定になってしまうので、平坦な路面を有する工場でな
いと無人台車を使用することができないという難点を有
している。
そこで本発明はこのような従来の無人台車の走行装置
が有している課題を解消して、駆動輪としてのホイール
インモータの輪荷重を適当な値に維持することができる
とともに、車体のピッチングを防止することができる無
人台車の走行装置を提供することを目的とするものであ
る。
が有している課題を解消して、駆動輪としてのホイール
インモータの輪荷重を適当な値に維持することができる
とともに、車体のピッチングを防止することができる無
人台車の走行装置を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、車体の前後方
向略中央部下面に左右2輪づつ配備されたホイールイン
モータと、車体の前後方向下面には左右2輪づつ配備さ
れたキャスタとから成り、駆動輪としての2輪のホイー
ルインモータに左右輪別の速度差をつけることによって
車体の直進及び旋回状態を制御するようにした無人台車
の走行装置において、先ず請求項1により、上記一方の
キャスタの上端部とホイールインモータの上端部間に第
1のリンクを固定する一方、上記他方のキャスタの上端
部に第2のリンクを固定して、該第2のリンクの他端部
をホイールインモータの上方に延長するとともに、ホイ
ールインモータの上方部に位置する第1のリンクと第2
のリンクとの間に第3のリンクを配設し、上記第1のリ
ンクと第2のリンクの略中央部に位置する支点を車体に
対して揺動自在に軸支した構成にしてあり、請求項2に
より、上記キャスタの上端部にキャスタ支持部材を取り
付けて、このキャスタ支持部材とホイールインモータの
上端部との間に前記第1及び第2のリンクを配置すると
ともに、該キャスタ支持部材と車体との間に、上記第1
のリンク及び第2のリンクと平行な第4のリンク及び第
5のリンクを配置したことにより、ホイールインモータ
の前後方向に一対の平行リンクを形成した無人台車の走
行装置を提供する。
向略中央部下面に左右2輪づつ配備されたホイールイン
モータと、車体の前後方向下面には左右2輪づつ配備さ
れたキャスタとから成り、駆動輪としての2輪のホイー
ルインモータに左右輪別の速度差をつけることによって
車体の直進及び旋回状態を制御するようにした無人台車
の走行装置において、先ず請求項1により、上記一方の
キャスタの上端部とホイールインモータの上端部間に第
1のリンクを固定する一方、上記他方のキャスタの上端
部に第2のリンクを固定して、該第2のリンクの他端部
をホイールインモータの上方に延長するとともに、ホイ
ールインモータの上方部に位置する第1のリンクと第2
のリンクとの間に第3のリンクを配設し、上記第1のリ
ンクと第2のリンクの略中央部に位置する支点を車体に
対して揺動自在に軸支した構成にしてあり、請求項2に
より、上記キャスタの上端部にキャスタ支持部材を取り
付けて、このキャスタ支持部材とホイールインモータの
上端部との間に前記第1及び第2のリンクを配置すると
ともに、該キャスタ支持部材と車体との間に、上記第1
のリンク及び第2のリンクと平行な第4のリンク及び第
5のリンクを配置したことにより、ホイールインモータ
の前後方向に一対の平行リンクを形成した無人台車の走
行装置を提供する。
更に請求項3により、上記キャスタの上端部にキャス
タ支持部材を取り付けて、このキャスタ支持部材と車体
との間に平行リンクを揺動自在に配置するとともに、該
平行リンクを介してキャスタを独立して上下動させる油
圧シリンダを設ける一方、ホイールインモータの上端部
と車体との間にリンクを揺動自在に配置するとともに該
リンクを介してホイールインモータを独立して上下動さ
せる一対の油圧シリンダを設け、路面の状態に応じて前
記キャスタ側に設けた油圧シリンダとホイールインモー
タ側に設けた一対の油圧シリンダとの間で作動油を連通
するようにした構成にしてあり、請求項4により、前記
各油圧シリンダにストロークセンサを設けるとともに、
車体に傾斜角センサを設け、各センサの検出信号に基づ
いて、キャスタ側に設けた油圧シリンダとホイールイン
モータ側に設けた油圧シリンダに対する作動油の供給状
態を適宜制御して、車体にリフターテーブルの機能を付
与するコントロールユニットを具備した無人台車の走行
装置を提供する。
タ支持部材を取り付けて、このキャスタ支持部材と車体
との間に平行リンクを揺動自在に配置するとともに、該
平行リンクを介してキャスタを独立して上下動させる油
圧シリンダを設ける一方、ホイールインモータの上端部
と車体との間にリンクを揺動自在に配置するとともに該
リンクを介してホイールインモータを独立して上下動さ
せる一対の油圧シリンダを設け、路面の状態に応じて前
記キャスタ側に設けた油圧シリンダとホイールインモー
タ側に設けた一対の油圧シリンダとの間で作動油を連通
するようにした構成にしてあり、請求項4により、前記
各油圧シリンダにストロークセンサを設けるとともに、
車体に傾斜角センサを設け、各センサの検出信号に基づ
いて、キャスタ側に設けた油圧シリンダとホイールイン
モータ側に設けた油圧シリンダに対する作動油の供給状
態を適宜制御して、車体にリフターテーブルの機能を付
与するコントロールユニットを具備した無人台車の走行
装置を提供する。
作用 かかる請求項1の構成によれば、走行中に一方のキャ
スタが路面上の凸部に乗り上げた場合に、第1のリンク
及び第のリンクが第3のリンクとともに各リンクの支点
を回動中心として油動して、前記凸部にに起因する車体
のピッチングを防止することができる上、駆動輪として
のホイールインモータ側の輪荷重が減少することがな
く、駆動力を高く維持することが可能となる。
スタが路面上の凸部に乗り上げた場合に、第1のリンク
及び第のリンクが第3のリンクとともに各リンクの支点
を回動中心として油動して、前記凸部にに起因する車体
のピッチングを防止することができる上、駆動輪として
のホイールインモータ側の輪荷重が減少することがな
く、駆動力を高く維持することが可能となる。
又、請求項2によれば、一対の平行リンクをホイール
インモータの前後方向に配置したことにより、各車輪に
荷重が配分されるとともに平行リンクの作用に基づいて
第1及び第2のキャスタの軸を路面に対して垂直に保持
することが可能となり、車体の振動が低減されるという
作用が得られる。
インモータの前後方向に配置したことにより、各車輪に
荷重が配分されるとともに平行リンクの作用に基づいて
第1及び第2のキャスタの軸を路面に対して垂直に保持
することが可能となり、車体の振動が低減されるという
作用が得られる。
請求項3によれば、キャスタ側の油圧シリンダとホイ
ールインモータ側の油圧シリンダとが夫々独立して作動
するとともに、路面の状態に応じて前記キャスタ側の油
圧シリンダとホイールインモータ側の油圧シリンダとの
間で作動油を連通することにより、路面上に凸部があっ
た場合でもホイールインモータを路面側に押し付ける力
が作用して、駆動輪としてのホイールインモータの輪荷
重が大きな値に保持され、該ホイールインモータの駆動
力を高めて正常な走行制御が実施される。
ールインモータ側の油圧シリンダとが夫々独立して作動
するとともに、路面の状態に応じて前記キャスタ側の油
圧シリンダとホイールインモータ側の油圧シリンダとの
間で作動油を連通することにより、路面上に凸部があっ
た場合でもホイールインモータを路面側に押し付ける力
が作用して、駆動輪としてのホイールインモータの輪荷
重が大きな値に保持され、該ホイールインモータの駆動
力を高めて正常な走行制御が実施される。
更に請求項4によれば、キャスタ側に設けた油圧シリ
ンダとホイールインモータ側に設けた油圧シリンダに対
する作動油の供給状態を適宜制御することにより、車体
にリフターテーブルの機能を付与することができる上、
各油圧シリンダに設けられたストロークセンサと、車体
に設けられた傾斜角センサからの検出信号に基づいて、
車体の傾斜状態が検出されるので、傾斜路面を走行する
場合にあっても車体を水平状態に維持することが可能と
なる。
ンダとホイールインモータ側に設けた油圧シリンダに対
する作動油の供給状態を適宜制御することにより、車体
にリフターテーブルの機能を付与することができる上、
各油圧シリンダに設けられたストロークセンサと、車体
に設けられた傾斜角センサからの検出信号に基づいて、
車体の傾斜状態が検出されるので、傾斜路面を走行する
場合にあっても車体を水平状態に維持することが可能と
なる。
実施例 以下図面に基づいて本発明にかかる無人台車の走行装
置の各種実施例を、前記従来の構成と同一の構成部分に
同一の符号を付して詳述する。
置の各種実施例を、前記従来の構成と同一の構成部分に
同一の符号を付して詳述する。
第1図は本発明の第1実施例を示す概要図であり、1
は車体であって、この車体1の前後方向略中央部下面に
ホイールインモータ3が左右2輪づつ配備されている。
又、車体1の前後方向下面には第1のキャスタ5aと第2
のキャスタ5bとが各2輪ずつ配備されている。このキャ
スタ5a,5bにはサスペンションスプリングが付与されて
いない。
は車体であって、この車体1の前後方向略中央部下面に
ホイールインモータ3が左右2輪づつ配備されている。
又、車体1の前後方向下面には第1のキャスタ5aと第2
のキャスタ5bとが各2輪ずつ配備されている。このキャ
スタ5a,5bにはサスペンションスプリングが付与されて
いない。
そして第1のキャスタ5aの上端部には、第1のリンク
9の一端部9aが固定されており、該第1のリンク9は、
車体1の中央方向の斜め上方に延びて、他端部9bがホイ
ールインモータ3の上端部に固定されている。
9の一端部9aが固定されており、該第1のリンク9は、
車体1の中央方向の斜め上方に延びて、他端部9bがホイ
ールインモータ3の上端部に固定されている。
他方の第2のキャスタ5bの上端部には、第2のリンク
11の一端部11aが固定されており、該第2のリンク11
は、第1のリンク11と同様に車体1の中央方向の斜め上
方に延びて、他端部11bが前記第1のリンク9の他端部9
bの上方に位置しており、上記他端部9bと他端部11bとの
間に第3のリンク13が配設されている。
11の一端部11aが固定されており、該第2のリンク11
は、第1のリンク11と同様に車体1の中央方向の斜め上
方に延びて、他端部11bが前記第1のリンク9の他端部9
bの上方に位置しており、上記他端部9bと他端部11bとの
間に第3のリンク13が配設されている。
更に上記第1のリンク9の略中央部に位置する支点9c
と、第2のリンク11の略中央部に位置する支点11cは車
体1に対して揺動自在に軸支されている。
と、第2のリンク11の略中央部に位置する支点11cは車
体1に対して揺動自在に軸支されている。
かかる第1実施例によれば、走行中に第1のキャスタ
5aもしくは第2のキャスタ5bが路面上の凸部にに乗り上
げた場合には、第1のリンク9及び第2のリンク11が第
3のリンク13とともに各リンクの支点9c,11cを回動中心
として揺動して、前記凸部に起因する車体1のピッチン
グを防止することができる上、駆動輪としてのホイール
インモータ3側の輪荷重が減少することがなく、前記ス
リップに基づく駆動力の不足が生じないという作用が得
られる。
5aもしくは第2のキャスタ5bが路面上の凸部にに乗り上
げた場合には、第1のリンク9及び第2のリンク11が第
3のリンク13とともに各リンクの支点9c,11cを回動中心
として揺動して、前記凸部に起因する車体1のピッチン
グを防止することができる上、駆動輪としてのホイール
インモータ3側の輪荷重が減少することがなく、前記ス
リップに基づく駆動力の不足が生じないという作用が得
られる。
第2図は上記第1実施例における各車輪の荷重配分を
示す概要図であり、第1のキャスタ5aと支点9c間の距離
及び第2のキャスタ5bと支点11c間の距離をBとし,各
支点9c,11cと第3のリンク13間の距離をAとすると、総
荷重をWとした場合のホイールインモータ3にかかる荷
重は であり、更に第1のキャスタ5a及び第2のキャスタ5bに
かかる荷重は である。又、各支点9c,11cにはW/2の荷重が加えられて
いる。
示す概要図であり、第1のキャスタ5aと支点9c間の距離
及び第2のキャスタ5bと支点11c間の距離をBとし,各
支点9c,11cと第3のリンク13間の距離をAとすると、総
荷重をWとした場合のホイールインモータ3にかかる荷
重は であり、更に第1のキャスタ5a及び第2のキャスタ5bに
かかる荷重は である。又、各支点9c,11cにはW/2の荷重が加えられて
いる。
従って各車輪の荷重配分は、第2図の左側からA:2B:A
となる。即ち、この荷重配分は距離A,Bを決定するため
の前記第1及び第2のリンク9,11の全長と、支点9c,11c
の位置によって決定されるものであり、従って各キャス
タ5a,5bと支点9c,11c間の距離をBを大きくすることに
より、ホイールインモータ3にかかる荷重を大きくする
ことができる。
となる。即ち、この荷重配分は距離A,Bを決定するため
の前記第1及び第2のリンク9,11の全長と、支点9c,11c
の位置によって決定されるものであり、従って各キャス
タ5a,5bと支点9c,11c間の距離をBを大きくすることに
より、ホイールインモータ3にかかる荷重を大きくする
ことができる。
更に本実施例の場合には、第1のキャスタ5a及び第2
のキャスタ5bにはサスペンションスプリングが付与され
ていないので、台車の加速・減速時にあってもピッチン
グ現象が発生しないという作用がある。
のキャスタ5bにはサスペンションスプリングが付与され
ていないので、台車の加速・減速時にあってもピッチン
グ現象が発生しないという作用がある。
第3図は本発明の第2実施例を示す概要図であり、前
記第1実施例と同一の構成部分に同一の符号を付して表
示してある。
記第1実施例と同一の構成部分に同一の符号を付して表
示してある。
本第2実施例の場合、第1のキャスタ5aの上端部に略
L字状のキャスタ支持部材15が取り付けられていて、こ
のキャスタ支持部材15の上端部に前記第1のリンク9の
一端部9aが軸支されており、該キャスタ支持部材15の略
中央部に第4のリンク17の一端部17aが軸支され、この
第4のリンク17の他端部17bが車体1に軸支されてい
る。同様に第2のキャスタ5bの上端部にも略L字状のキ
ャスタ支持部材19が取り付けられていて、このキャスタ
支持部材19の上端部に前記第2のリンク11の一端部11a
が軸支されており、該キャスタ支持部材19の略中央部に
第5のリンク21の一端部21aが軸支され、この第5のリ
ンク21の他端部21bが車体1に軸支されている。その他
の構成は前記第1実施例と同一である。
L字状のキャスタ支持部材15が取り付けられていて、こ
のキャスタ支持部材15の上端部に前記第1のリンク9の
一端部9aが軸支されており、該キャスタ支持部材15の略
中央部に第4のリンク17の一端部17aが軸支され、この
第4のリンク17の他端部17bが車体1に軸支されてい
る。同様に第2のキャスタ5bの上端部にも略L字状のキ
ャスタ支持部材19が取り付けられていて、このキャスタ
支持部材19の上端部に前記第2のリンク11の一端部11a
が軸支されており、該キャスタ支持部材19の略中央部に
第5のリンク21の一端部21aが軸支され、この第5のリ
ンク21の他端部21bが車体1に軸支されている。その他
の構成は前記第1実施例と同一である。
この第2実施例では、第1のリンク9と第4のリンク
17とによって平行リンク23が構成され、且つ第2のリン
ク11と第5のリンク21とによって同様な平行リンク25が
構成される。
17とによって平行リンク23が構成され、且つ第2のリン
ク11と第5のリンク21とによって同様な平行リンク25が
構成される。
このような一対の平行リンク23,25をホイールインモ
ータ3の前後方向に配置したことにより、前記例と同様
に各車輪に荷重が配分されるとともに平行リンクの作用
に基づいて第1及び第2のキャスタ5a,5bの軸を路面に
対して垂直に保持することが可能となり、車体1の振動
が低減され、且つ1本のリンク構成に比して平行リンク
23,25を構成する各リンク自体にかかる応力が低くなっ
て装置の寿命及び信頼性が高められるという作用が得ら
れる。
ータ3の前後方向に配置したことにより、前記例と同様
に各車輪に荷重が配分されるとともに平行リンクの作用
に基づいて第1及び第2のキャスタ5a,5bの軸を路面に
対して垂直に保持することが可能となり、車体1の振動
が低減され、且つ1本のリンク構成に比して平行リンク
23,25を構成する各リンク自体にかかる応力が低くなっ
て装置の寿命及び信頼性が高められるという作用が得ら
れる。
第4図は本発明の第3実施例を示す概要図であり、本
例ではホイールインモータ3の上端部が第6のリンク27
に固定されているとともに、該第6のリンク27の一端部
27aが車体1に軸支されており、且つ該第6のリンク27
と車体1との間に第1の油圧シリンダ29と第2と油圧シ
リンダ31とが並列に設けられている。
例ではホイールインモータ3の上端部が第6のリンク27
に固定されているとともに、該第6のリンク27の一端部
27aが車体1に軸支されており、且つ該第6のリンク27
と車体1との間に第1の油圧シリンダ29と第2と油圧シ
リンダ31とが並列に設けられている。
又、第1のキャスタ5aの上端部には、前記第2実施例
と同様に略L字状のキャスタ支持部材15が取り付けられ
ていて、このキャスタ支持部材15と車体1との間にに、
第1のリンク9及び第4のリンク17とから成る平行リン
ク23が構成され、他方の第2のキャスタ5bの上端部には
略L字状のキャスタ支持部材19が取り付けられていて、
このキャスタ支持部材19と車体1との間に、第2のリン
ク11及び第5のリンク21とから成る平行リンク25が構成
されている。そして第1のキャスタ5a側のキャスタ支持
部材15と車体1との間に第3の油圧シリンダ33が設けら
れ、第2のキャスタ5b側のキャスタ支持部19と車体1と
の間に第4の油圧シリンダ35が設けられている。
と同様に略L字状のキャスタ支持部材15が取り付けられ
ていて、このキャスタ支持部材15と車体1との間にに、
第1のリンク9及び第4のリンク17とから成る平行リン
ク23が構成され、他方の第2のキャスタ5bの上端部には
略L字状のキャスタ支持部材19が取り付けられていて、
このキャスタ支持部材19と車体1との間に、第2のリン
ク11及び第5のリンク21とから成る平行リンク25が構成
されている。そして第1のキャスタ5a側のキャスタ支持
部材15と車体1との間に第3の油圧シリンダ33が設けら
れ、第2のキャスタ5b側のキャスタ支持部19と車体1と
の間に第4の油圧シリンダ35が設けられている。
第5図は上記各油圧シリンダの接続状態を示す回路図
であって、図示したように第1の油圧シリンダ29と第3
の油圧シリンダ33のピストン側液室が1本の液路37に連
結され、バルブ39を介してタンクTに連通されている一
方、第2の油圧シリンダ31と第4の油圧シリンダ35のピ
ストン側液室が1本の液路39に連結され、バルブ41を介
してタンクTに連通されている。尚、平常時には上記の
バルブ39,41は閉止されている。
であって、図示したように第1の油圧シリンダ29と第3
の油圧シリンダ33のピストン側液室が1本の液路37に連
結され、バルブ39を介してタンクTに連通されている一
方、第2の油圧シリンダ31と第4の油圧シリンダ35のピ
ストン側液室が1本の液路39に連結され、バルブ41を介
してタンクTに連通されている。尚、平常時には上記の
バルブ39,41は閉止されている。
かかる第3実施例の作用は以下の通りである。即ち、
第1のキャスタ5aが路面上の凸部に乗り上げた場合に
は、第3の油圧シリンダ33が縮小するとともに、この第
3の油圧シリンダ33のピストン側液室から排出された作
動油が第1の油圧シリンダ29のピストン側液室に流入す
る。すると該第1の油圧シリンダ29のロッド29bが伸長
して、このロッド29bの動きが第6のリンク27を介して
ホイールインモータ3を路面側に押し付ける力として作
用する。従って路面上の凸部によって駆動輪としてのホ
イールインモータ3の輪荷重は大きな値に保持されるの
で、該ホイールインモータ3の駆動力を高めて正常な走
行制御を実施することができる。同様に第2のキャスタ
5bが路面上の凸部に乗り上げた場合には、第4の油圧シ
リンダ35が縮小するとともに、この第4の油圧シリンダ
35のピストン側液室から排出された作動油が第2の油圧
シリンダ31のピストン側液室に流入する。すると該第2
の油圧シリンダ31のロッド31bが伸長して、このロッド3
1bの動きが第6のリンク27を介してホイールインモータ
3を路面側に押し付ける力として作用する。
第1のキャスタ5aが路面上の凸部に乗り上げた場合に
は、第3の油圧シリンダ33が縮小するとともに、この第
3の油圧シリンダ33のピストン側液室から排出された作
動油が第1の油圧シリンダ29のピストン側液室に流入す
る。すると該第1の油圧シリンダ29のロッド29bが伸長
して、このロッド29bの動きが第6のリンク27を介して
ホイールインモータ3を路面側に押し付ける力として作
用する。従って路面上の凸部によって駆動輪としてのホ
イールインモータ3の輪荷重は大きな値に保持されるの
で、該ホイールインモータ3の駆動力を高めて正常な走
行制御を実施することができる。同様に第2のキャスタ
5bが路面上の凸部に乗り上げた場合には、第4の油圧シ
リンダ35が縮小するとともに、この第4の油圧シリンダ
35のピストン側液室から排出された作動油が第2の油圧
シリンダ31のピストン側液室に流入する。すると該第2
の油圧シリンダ31のロッド31bが伸長して、このロッド3
1bの動きが第6のリンク27を介してホイールインモータ
3を路面側に押し付ける力として作用する。
各油圧シリンダから発生される推力は、各シリンダ内
のピストンの面積比によって決定されるものであって、
今、第1の油圧シリンダ29の推力をF29,第2の油圧シリ
ンダ31の推力をF31,第3の油圧シリンダ33の推力をF33,
第4の油圧シリンダ35の推力をF35とし、上記各シリン
ダ29,31,33,35内のピストン面積を夫々A29,A31,A33,A35
とすると、 F29:F33=A29:A33 F31:F35=A31:A35 となる。そして夫々の輪荷重は F35:F29+F31:F33 となり、車体1の重心位置が略中央にあり、且つA33=A
35,A29=A31である場合には、夫々の輪荷重の比は、 A33:2A29:A33に保持される。
のピストンの面積比によって決定されるものであって、
今、第1の油圧シリンダ29の推力をF29,第2の油圧シリ
ンダ31の推力をF31,第3の油圧シリンダ33の推力をF33,
第4の油圧シリンダ35の推力をF35とし、上記各シリン
ダ29,31,33,35内のピストン面積を夫々A29,A31,A33,A35
とすると、 F29:F33=A29:A33 F31:F35=A31:A35 となる。そして夫々の輪荷重は F35:F29+F31:F33 となり、車体1の重心位置が略中央にあり、且つA33=A
35,A29=A31である場合には、夫々の輪荷重の比は、 A33:2A29:A33に保持される。
第6図は本発明の第4実施例を示す油圧回路図であっ
て、前記第1の油圧シリンダ29と第3の油圧シリンダ33
のピストン側液室を連結する1本の液路37とタンクTと
の間に、流量制御弁41,ソレノイドバルブ43,液圧ポンプ
45が配設されており、同様に第2の油圧シリンダ31と第
4の油圧シリンダ35のピストン側液室を連結する1本の
液路39と上記液圧ポンプ45との間に、流量制御弁47,ソ
レノイドバルブ49が配設されている。51はリリーフバル
ブを示す。
て、前記第1の油圧シリンダ29と第3の油圧シリンダ33
のピストン側液室を連結する1本の液路37とタンクTと
の間に、流量制御弁41,ソレノイドバルブ43,液圧ポンプ
45が配設されており、同様に第2の油圧シリンダ31と第
4の油圧シリンダ35のピストン側液室を連結する1本の
液路39と上記液圧ポンプ45との間に、流量制御弁47,ソ
レノイドバルブ49が配設されている。51はリリーフバル
ブを示す。
この第4実施例によれば、車両をジャッキアップして
液圧ポンプ45を稼働した後、ソレノイドバルブ43,49を
開閉することによって各シリンダ内の油量を調整して台
車の車高及び車両の姿勢を変更することができる。
液圧ポンプ45を稼働した後、ソレノイドバルブ43,49を
開閉することによって各シリンダ内の油量を調整して台
車の車高及び車両の姿勢を変更することができる。
第7図は通常の台車にリフトシリンダ53及びリフター
テーブル55を備えた構成を示すものであり、第8図は上
記第7図と同様な作用をもたらす本発明の第5実施例を
示す概要図である。
テーブル55を備えた構成を示すものであり、第8図は上
記第7図と同様な作用をもたらす本発明の第5実施例を
示す概要図である。
即ち、一般に第7図に示したように車体1の略中央部
にリフトシリンダ53を配設して、このリフトシリンダ53
によって上下動するリフターテーブル55を設けた無人台
車にが知られているが、本第5実施例では第8図の概要
図に示したように、ホイールインモータ3の上端部に取
り付けられて前記第1,第2の油圧シリンダ29,31によっ
て駆動される第6のリンク27にストロークセンサ57を設
けるとともに、第1のキャスタ5aの上端部に固定されて
第3のシリンダ33によって駆動されるキャスタ支持部材
15にストロークセンサ59を設け、更に第2のキャスタ5b
の上端部に固定されて第4のシリンダ35によって駆動さ
れるキャスタ支持部材19にも同様なストロークセンサ61
を設けてある。
にリフトシリンダ53を配設して、このリフトシリンダ53
によって上下動するリフターテーブル55を設けた無人台
車にが知られているが、本第5実施例では第8図の概要
図に示したように、ホイールインモータ3の上端部に取
り付けられて前記第1,第2の油圧シリンダ29,31によっ
て駆動される第6のリンク27にストロークセンサ57を設
けるとともに、第1のキャスタ5aの上端部に固定されて
第3のシリンダ33によって駆動されるキャスタ支持部材
15にストロークセンサ59を設け、更に第2のキャスタ5b
の上端部に固定されて第4のシリンダ35によって駆動さ
れるキャスタ支持部材19にも同様なストロークセンサ61
を設けてある。
63はコントロールユニットであって、該コントロール
ユニット63には前記各ストロークセンサ57,59,61の検出
信号が入力されており、更に車体1の適宜位置に取り付
けられた傾斜角センサ65の検出信号が入力されている。
そして該コントロールユニット63の出力信号が前記液圧
ポンプ45及びソレノイドバルブ43,49に伝達されて、該
液圧ポンプ45の稼働及びソレノイドバルブ43,49の開閉
状態が制御されるように構成されている。
ユニット63には前記各ストロークセンサ57,59,61の検出
信号が入力されており、更に車体1の適宜位置に取り付
けられた傾斜角センサ65の検出信号が入力されている。
そして該コントロールユニット63の出力信号が前記液圧
ポンプ45及びソレノイドバルブ43,49に伝達されて、該
液圧ポンプ45の稼働及びソレノイドバルブ43,49の開閉
状態が制御されるように構成されている。
かかる第5実施例によれば、コントロールユニット63
からの出力信号により液圧ポンプ45を稼働してソレノイ
ドバルブ43,49をともに開くと、液圧ポンプ45から得ら
れる作動液が全ての油圧シリンダ29,31,33,35に供給さ
れるので、車体1が全体的に上昇して前記第7図に示し
たリフターテーブル55を上昇させた場合と略同一の作用
が得られる。
からの出力信号により液圧ポンプ45を稼働してソレノイ
ドバルブ43,49をともに開くと、液圧ポンプ45から得ら
れる作動液が全ての油圧シリンダ29,31,33,35に供給さ
れるので、車体1が全体的に上昇して前記第7図に示し
たリフターテーブル55を上昇させた場合と略同一の作用
が得られる。
そして車体1の上昇の程度は各ストロークセンサ57,5
9,61によって検出されてコントロールユニット63にフィ
ードバックされるので、該コントロールユニット63の出
力信号に基づいて車体1の上昇状態を任意に制御するこ
とが可能となる。
9,61によって検出されてコントロールユニット63にフィ
ードバックされるので、該コントロールユニット63の出
力信号に基づいて車体1の上昇状態を任意に制御するこ
とが可能となる。
又、傾斜角センサ65によって車体1の傾斜状態が検出
されて同様にコントロールユニット63にフィードバック
されるので、該コントロールユニット63によってソレノ
イドバルブ43,49の開閉状態を適宜にコントロールする
ことにより、例えば台車が傾斜路面を走行する場合にあ
っても車体1を水平状態に維持することが可能となり、
台車に積載した物品の荷くずれを防止することができ
る。
されて同様にコントロールユニット63にフィードバック
されるので、該コントロールユニット63によってソレノ
イドバルブ43,49の開閉状態を適宜にコントロールする
ことにより、例えば台車が傾斜路面を走行する場合にあ
っても車体1を水平状態に維持することが可能となり、
台車に積載した物品の荷くずれを防止することができ
る。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、前記請求項1によれば、走
行中に一方のキャスタが路面上の凸部にに乗り上げた場
合にあっても、第1のリンク及び第のリンクが第3のリ
ンクとともに各リンクの支点を回動中心として揺動し
て、前記凸部に起因する車体のピッチングを防止するこ
とができる上、駆動輪としてのホイールインモータ側の
輪荷重を高く維持することが可能となり、駆動力の不足
に起因する台車のスリップを防止することができる。
行中に一方のキャスタが路面上の凸部にに乗り上げた場
合にあっても、第1のリンク及び第のリンクが第3のリ
ンクとともに各リンクの支点を回動中心として揺動し
て、前記凸部に起因する車体のピッチングを防止するこ
とができる上、駆動輪としてのホイールインモータ側の
輪荷重を高く維持することが可能となり、駆動力の不足
に起因する台車のスリップを防止することができる。
又、請求項2によれば、一対の平行リンクをホイール
インモータの前後方向に配置したことにより、各車輪に
荷重が配分されるとともに平行リンクの作用に基づいて
第1及び第2のキャスタの軸を路面に対して垂直に保持
することが可能となって車体の振動が低減される。且つ
1本のリンク構成に比して平行リンクを構成する各リン
ク自体にかかる応力が低くなって装置の寿命及び信頼性
が高められるという効果が得られる。
インモータの前後方向に配置したことにより、各車輪に
荷重が配分されるとともに平行リンクの作用に基づいて
第1及び第2のキャスタの軸を路面に対して垂直に保持
することが可能となって車体の振動が低減される。且つ
1本のリンク構成に比して平行リンクを構成する各リン
ク自体にかかる応力が低くなって装置の寿命及び信頼性
が高められるという効果が得られる。
更に請求項3によれば、夫々独立して作動するキャス
タ側の油圧シリンダとホイールインモータ側の油圧シリ
ンダによって各車輪と路面間の輪荷重が調整可能である
上、路面の状態に応じて前記キャスタ側の油圧シリンダ
とホイールインモータ側の油圧シリンダとの間で作動油
を連通することにより、路面上に凸部があった場合でも
ホイールインモータを路面側に押し付ける力が作用し
て、該ホイールインモータの駆動力を高めて正常な走行
制御を実施することができる。
タ側の油圧シリンダとホイールインモータ側の油圧シリ
ンダによって各車輪と路面間の輪荷重が調整可能である
上、路面の状態に応じて前記キャスタ側の油圧シリンダ
とホイールインモータ側の油圧シリンダとの間で作動油
を連通することにより、路面上に凸部があった場合でも
ホイールインモータを路面側に押し付ける力が作用し
て、該ホイールインモータの駆動力を高めて正常な走行
制御を実施することができる。
更に請求項4によれば、キャスタ側に設けた油圧シリ
ンダンとホイールインモータ側に設けた油圧シリンダに
対する作動油の供給状態を適宜制御することにより、車
体にリフターテーブルの機能を付与することができる
上、各油圧シリンダに設けられたストロークセンサと、
車体に設けられた傾斜角センサからの検出信号に基づい
て車体の傾斜状態を制御することが可能となり、従って
台車が傾斜路面を走行する場合にあっても車体を水平状
態に維持することができて、台車に積載した物品の荷く
ずれを防止することが出来る。
ンダンとホイールインモータ側に設けた油圧シリンダに
対する作動油の供給状態を適宜制御することにより、車
体にリフターテーブルの機能を付与することができる
上、各油圧シリンダに設けられたストロークセンサと、
車体に設けられた傾斜角センサからの検出信号に基づい
て車体の傾斜状態を制御することが可能となり、従って
台車が傾斜路面を走行する場合にあっても車体を水平状
態に維持することができて、台車に積載した物品の荷く
ずれを防止することが出来る。
第1図は本発明の第1実施例を示す概要図、第2図は上
記第1実施例における各車輪の荷重配分を示す概要図、
第3図は本発明の第2実施例を示す概要図、第4図は本
発明の第3実施例を示す概要図、第5図は上記第3実施
例の油圧回路図、第6図は本発明の第4実施例を示す油
圧回路図、第7図はリフターテーブル付き台車を示す概
要図、第8図は本発明の第5実施例を示す概要図、第9
図は従来の台車例を示す概要図である。 1……車体、3……ホイールインモータ、 5a……第1のキャスタ、5b……第2のキャスタ、 9……第1のリンク、11……第2のリンク、 13……第3のリンク、9c,11c……支点、 15,19……キャスタ支持部材、 17……第4のリンク、21……第5のリンク、 23,25……平行リンク、27……第6のリンク、 29……第1の油圧シリンダ、 31……第2の油圧シリンダ、 33……第3の油圧シリンダ、 35……第4の油圧シリンダ、41……流量制御弁、 43,49……ソレノイドバルブ、 45……油圧ポンプ、 57,59,61……ストロークセンサ、 63……コントロールユニット、 65……傾斜角センサ、
記第1実施例における各車輪の荷重配分を示す概要図、
第3図は本発明の第2実施例を示す概要図、第4図は本
発明の第3実施例を示す概要図、第5図は上記第3実施
例の油圧回路図、第6図は本発明の第4実施例を示す油
圧回路図、第7図はリフターテーブル付き台車を示す概
要図、第8図は本発明の第5実施例を示す概要図、第9
図は従来の台車例を示す概要図である。 1……車体、3……ホイールインモータ、 5a……第1のキャスタ、5b……第2のキャスタ、 9……第1のリンク、11……第2のリンク、 13……第3のリンク、9c,11c……支点、 15,19……キャスタ支持部材、 17……第4のリンク、21……第5のリンク、 23,25……平行リンク、27……第6のリンク、 29……第1の油圧シリンダ、 31……第2の油圧シリンダ、 33……第3の油圧シリンダ、 35……第4の油圧シリンダ、41……流量制御弁、 43,49……ソレノイドバルブ、 45……油圧ポンプ、 57,59,61……ストロークセンサ、 63……コントロールユニット、 65……傾斜角センサ、
Claims (4)
- 【請求項1】車体の前後方向略中央部下面に左右2輪づ
つ配備されたホイールインモータと、車体の前後方向下
面には左右2輪づつ配備されたキャスタとから成り、駆
動輪としての2輪のホイールインモータに左右輪別の速
度差をつけることによって車体の直進及び旋回状態を制
御するようにした無人台車の走行装置において、 上記一方のキャスタの上端部とホイールインモータの上
端部間に第1のリンクを固定する一方、上記他方のキャ
スタの上端部に第2のリンクを固定して、該第2のリン
クの他端部をホイールインモータの上方に延長するとと
もに、ホイールインモータの上方部に位置する第1のリ
ンクと第2のリンクとの間に第3のリンクを配設し、上
記第1のリンクと第2のリンクの略中央部に位置する支
点を車体に対して揺動自在に軸支したことを特徴とする
無人台車の走行装置。 - 【請求項2】上記キャスタの上端部にキャスタ支持部材
を取り付けて、このキャスタ支持部材とホイールインモ
ータの上端部との間に前記第1及び第2のリンクを配置
するとともに、該キャスタ支持部材と車体との間に、上
記第1のリンク及び第2のリンクと平行な第4のリンク
及び第5のリンクを配置したことにより、ホイールイン
モータの前後方向に一対の平行リンクを形成したことを
特徴とする請求項1記載の無人台車の走行装置。 - 【請求項3】車体の前後方向略中央部下面に左右2輪づ
つ配備されたホイールインモータと、車体の前後方向下
面には左右2輪づつ配備されたキャスタとから成り、駆
動輪としての2輪のホイールインモータに左右輪別の速
度差をつけることによって車体の直進及び旋回状態を制
御するようにした無人台車の走行装置において、 上記キャスタの上端部にキャスタ支持部材を取り付け
て、このキャスタ支持部材と車体との間に平行リンクを
揺動自在に配置するとともに、該平行リンクを介してキ
ャスタを独立して上下動させる油圧シリンダを設ける一
方、ホイールインモータの上端部と車体との間にリンク
を揺動自在に配置するとともに該リンクを介してホイー
ルインモータを独立して上下動させる一対の油圧シリン
ダを設け、路面の状態に応じて前記キャスタ側に設けた
油圧シリンダとホイールインモータ側に設けた一対の油
圧シリンダとの間で作動油を連通するようにしたことを
特徴とする無人台車の走行装置。 - 【請求項4】前記各油圧シリンダにストロークセンサを
設けるとともに、車体に傾斜角センサを設け、各センサ
の検出信号に基づいて、キャスタ側に設けた油圧シリン
ダとホイールインモータ側に設けた油圧シリンダに対す
る作動油の供給状態を適宜制御して、車体にリフターテ
ーブルの機能を付与するコントロールユニットを具備し
たことを特徴とする請求項3記載の無人台車の走行装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210713A JP2605460B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 無人台車の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210713A JP2605460B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 無人台車の走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492786A JPH0492786A (ja) | 1992-03-25 |
JP2605460B2 true JP2605460B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=16593872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2210713A Expired - Lifetime JP2605460B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 無人台車の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605460B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2580567Y2 (ja) * | 1992-04-27 | 1998-09-10 | 三輪精機株式会社 | 自走台車の段差乗り越え装置 |
JP2891145B2 (ja) * | 1995-10-06 | 1999-05-17 | コクヨ株式会社 | 移動台車 |
JP2002145139A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-22 | Fukashi Uragami | 走行台車 |
JP3778047B2 (ja) * | 2001-10-18 | 2006-05-24 | 株式会社ダイフク | 搬送用台車 |
JP5099772B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2012-12-19 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 車いす駆動装置 |
JP5208667B2 (ja) * | 2008-10-16 | 2013-06-12 | トマック株式会社 | 台車 |
JP6755044B2 (ja) * | 2016-12-09 | 2020-09-16 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | 車輪構造体及び車両 |
FR3065208B1 (fr) * | 2017-04-14 | 2021-04-16 | Exotec Solutions | Chariot a guidage automatique pour le transport et/ou la manutention d'une charge |
DE102017207748A1 (de) * | 2017-05-08 | 2018-11-08 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Fahrzeug zur Aufnahme von Lasten |
JP6902728B2 (ja) * | 2017-09-08 | 2021-07-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 移動体 |
DE102017011058A1 (de) * | 2017-11-29 | 2019-05-29 | Kuka Deutschland Gmbh | Fahrerloses Transportfahrzeug |
JP2020019348A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社リコー | 走行装置 |
WO2021014543A1 (ja) * | 2019-07-22 | 2021-01-28 | 紫紘株式会社 | 走行車両 |
JP7375631B2 (ja) * | 2020-03-13 | 2023-11-08 | トヨタ自動車株式会社 | 三列車輪車両 |
JP7352190B2 (ja) * | 2020-03-13 | 2023-09-28 | トヨタ自動車株式会社 | 三列車輪車両 |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP2210713A patent/JP2605460B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0492786A (ja) | 1992-03-25 |
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