JP2605347Y2 - 車両用空調装置の冷媒監視装置 - Google Patents

車両用空調装置の冷媒監視装置

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JP2605347Y2
JP2605347Y2 JP1993019770U JP1977093U JP2605347Y2 JP 2605347 Y2 JP2605347 Y2 JP 2605347Y2 JP 1993019770 U JP1993019770 U JP 1993019770U JP 1977093 U JP1977093 U JP 1977093U JP 2605347 Y2 JP2605347 Y2 JP 2605347Y2
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JP
Japan
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sight glass
vehicle
refrigerant
air conditioner
hole
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JP1993019770U
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浩二 渋木
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Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両に搭載される冷
房サイクルの冷媒監視装置、より詳しくは、冷房サイク
ルに設けられるサイトグラスの配置構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】冷房サイクル内の冷媒状態を監視するた
めのサイトグラスは、従来、例えば実開平1−1528
17号公報に示されるように、サイトグラスを配管途中
に独立に、あるいは、リキッドタンクに一体に設けてこ
のサイトグラスをダンパに内装し、ダンパの透視面に対
応する位置に覗き窓を設けるようにしたものが知られて
いる(第1従来例)。
【0003】また、実開昭56−57113号公報に
は、サイトグラスの透視面を車両のフロントグリルの開
口部に臨ませる構成が示され(第2従来例)、また、実
開昭53−37153号公報には、車体の床下にサイト
グラスを一体に設けたリキッドタンクを設け、サイトグ
ラスの透視面と対峙する車体の床にドレインホースを挿
通するための孔を設け、透視面の覗き孔をこの挿通孔で
兼用させる技術が示されている(第3従来例)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、第1乃
至第3のいずれの従来技術においても、サイトグラスは
車室外にあり、透視面に塵埃が付着しやすく、冷房サイ
クル内の冷媒状態を視認しずらくなる事態が考えられ
る。特に第2従来例においては、透視面を覗くために、
車体の床に敷設されるカーペットを取り除くと共にドレ
インホースを挿通孔から引き抜かなければならず、ま
た、第3従来例においては、フロントグリル越しに透視
面を見なければならないので、必ずしも見やすいとは言
えない。
【0005】そこで、この考案においは、サイトグラ
スの透視面への塵埃の付着を抑え、また、透視面を覗き
易くした車両用空調装置の冷媒監視装置を提供すること
を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案に係
る車両用空調装置の冷媒監視装置は、車両用空調装置の
冷媒循環サイクルの一部に冷媒状態を透視可能なサイト
グラスを設けてこのサイトグラスを空調装置の車室
内に配置されたユニットケースと車床との間の車室
に配置し、前記サイトグラスの透視面6bを乗席空
12向けると共に前記乗席空間12に前記サイトグ
ラスを覆うカバー13を設置し、このカバー13の前
記透視面6bと対峙する部位に孔14形成して、この
孔14に閉塞用グロメット15を取付け、この閉塞用グ
ロメット15を孔14から外して車室側から目視出来る
ようにしたことにある。
【0007】
【作用】したがって、サイトグラス車室内に配置さ
れているので、外気中の塵埃が付着しにくくなり、ま
た、サイトグラスはこれを覆うカバー13で保護され
ることになる。しかも、サイトグラスの透視面6b
乗席空間12向かっており、これに対峙するカバー
の部位には閉塞用グロメット15を脱着可能な孔14
が形成されているいるので、孔14に取りつけられてい
閉塞用グロメット15を取り外せば孔14から透視面
6bを覗き込むことができ、そのため、上記課題を達成
することができるものである。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0009】図1及び図2において、ワンボックスカー
やトラック等のキャビンの下にエンジンがあるキャップ
オーバートラック車1が示され、インスツールメントカ
バー2内に空調装置のエバポレータ3および膨張弁4を
収納したユニットケース5が配置されている。このエバ
ポレータ3は、コンプレッサ、コンデンサ、リキッドタ
ンク、サイトグラス6、及び膨張弁4を順次配管接続し
て冷媒循環サイクルを構成しているもので、ユニットケ
ース5の上流側に図示しない送風機が設けられ、この送
風機から送られてくる空気を冷却するようになってい
る。
【0010】このエバポレータ3とコンプレッサとを接
続する配管7および膨張弁4とリキッドタンクとを接続
する配管8は、下方に延びて車床9に形成されている引
出孔10からここに取り付けられている配管用グロメッ
ト11を介して車室外に引き出されている。
【0011】エバポレータ3とコンプレッサとを接続す
る配管7は、エバポレータ3で蒸発気化した膨張冷媒を
コンプレッサに導くために幾分径が大きく形成されてお
り、エバポレータ3の出入口に接続する接続パイプ7
a、コンプレッサに通じる接続パイプ7b、およびこれ
ら接続パイプ間を中継する中継パイプ7cを有し、この
中継パイプ7cを前記配管用グロメット11に挿通させ
ている。
【0012】これに対して、膨張弁4とリキッドタンク
とを接続する配管8は、コンデンサで凝縮液化された冷
媒がリキッドタンクで気液分離されて送られてくるので
幾分径が小さく形成されており、ユニットケース5内の
膨張弁4と接続する接続パイプ8a、リキッドタンクに
通じる接続パイプ8b、およびこれら接続パイプ間を中
継する中継パイプ8cを有し、この中継パイプ8cを配
管用グロメット11に挿通させている。
【0013】そして、中継パイプ8cの途中には、配管
内の冷媒状態を目視するためのサイトグラス6が設けら
れている。このサイトグラス6は、サイトグラス本体6
aの覗き穴に透明部材を固着してなる周知のもので、車
室側のユニットケース5と車床9との間に配置されてお
り、このサイトグラス6の透明部材が固着された透視面
6bは、乗席空間12に臨むよう車両後方に向けられて
いる。そして、サイトグラス6の乗席空間側には、配管
7,8およびこのサイトグラス6を保護するためのカバ
ー13が設けられている。
【0014】カバー13は、インスツールメントカバー
2と別体に形成された例えば合成樹脂等で成形されてい
る板状のもので、サイトグラス6の透視面6bと対峙す
る部位に孔14が形成され、閉塞用グロメット15がこ
の孔14に着脱自在に取りつけられている。尚、このカ
バー13は、図3に示すように、インスツールメントカ
バー2を下方に延設して一体に設ける構成としてもよ
い。
【0015】上記構成において、冷媒状態の監視をしな
い通常時においては、カバー13の孔14に閉塞用グロ
メット15を取り付けておき、冷媒状態をチェックする
際には閉塞用グロメット15を取り外し、頭を車床まで
下げて孔14から覗き込む。サイトグラス6の透視面6
bは乗席空間12に向かっており、しかも孔14と対峙
する近傍の位置にあるので、覗き込めば透視面6を介
して配管内の冷媒状態が一目して分かる。また、サイト
グラス6自体は、車室内に配置されていることから、外
気中の塵埃にさらされることがなくなり、また、カバー
13で覆われ、且つ孔14も閉塞用グロメット15が取
付けられているから土足等の接触を防げると共に乗
らの粉塵が直接透視面6bに付着することもなくなり、
透視面6bが汚れにくくなる。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
車室内に配置されたユニットケースと車床との間にサイ
トグラスを設けてサイトグラスを外気に触れない位置に
取りつけたので、外気中の塵埃の付着を抑えることがで
き、視認性を良くすることができるものである。また、
サイトグラスは、その透視面を乗席空間に向かっている
と共に、これを覆うカバーにグロメットが脱着可能な孔
を形成してこの孔から透視面を覗けれるようにしたの
で、透視面が覗き易くなるものである。さらに、カバー
で覆われ且つ孔も閉塞用グロメットが取付けられている
ことから、土足等の接触をも防げると共に、乗員からの
粉塵が直接透視面に付着することもなくなり、透視面が
汚れにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る車両用空調装置の冷媒監視装置
を設た車両を示す概略図である。
【図2】冷媒監視装置を示す図1における要部の拡大図
である。
【図3】冷媒監視装置の他の実施例を示す要部の拡大図
である。
【符号の説明】
5 ユニットケース 6 サイトグラス 6b 透視面 9 車床 12 乗席空間 13 カバー 14 孔 15 閉塞グロメット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 D F25B 49/02 530 A

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用空調装置の冷媒循環サイクルの一
    部に冷媒状態を透視可能なサイトグラスを設けてこの
    サイトグラスを空調装置の車室内に配置されたユニッ
    トケースと車床との間の車室内に配置し、前記サイ
    トグラスの透視面6bを乗席空間12向けると共に
    前記乗席空間12に前記サイトグラスを覆うカバー
    を設置し、このカバー13の前記透視面6bと対峙す
    る部位に孔14形成して、この孔14に閉塞用グロメ
    ット15を取付け、この閉塞用グロメット15を孔14
    から外して車室側から目視出来るようにしたことを特徴
    とする車両用空調装置の冷媒監視装置。
JP1993019770U 1993-03-25 1993-03-25 車両用空調装置の冷媒監視装置 Expired - Lifetime JP2605347Y2 (ja)

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JPH0671226U JPH0671226U (ja) 1994-10-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR102260960B1 (ko) * 2018-10-18 2021-06-04 (주)네스트아이앤씨 미세먼지 제거를 위한 버스 에어컨용 전기집진 공기 청정기의 개폐 장치

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