JP2605324Y2 - 錠装置 - Google Patents

錠装置

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JP2605324Y2
JP2605324Y2 JP1993062658U JP6265893U JP2605324Y2 JP 2605324 Y2 JP2605324 Y2 JP 2605324Y2 JP 1993062658 U JP1993062658 U JP 1993062658U JP 6265893 U JP6265893 U JP 6265893U JP 2605324 Y2 JP2605324 Y2 JP 2605324Y2
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JP
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screw
handle
stopper
cylinder lock
hole
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JP1993062658U
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JPH0732137U (ja
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和芳 藤代
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Alpha Corp
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Alpha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ハンドル引出し型の錠
装置の改良に関し、詳しくは、雄ねじのピッチが異なる
シリンダ錠にストッパを共通して使用できる錠装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ハンドル引出し型の錠装置に関しては、
実開平3−123061号公報記載の技術などがある。
ハンドル引出し型の錠装置は、図3の斜視図に示すよう
に、扉の表面に取り付けられるケース1の表面にレバー
格納凹部2が形成され、レバー格納凹部2の一端にハン
ドル挿入孔3が設けられる。
【0003】ケース1の裏側には、扉に設けられた矩形
孔に嵌入する同形状の固定部4が設けられ、固定部4に
突設される筒状部5の内周面にハンドル挿入孔3が延設
される。ハンドル挿入孔3には、図4に示すように、底
付きのクロー係止孔6が設けられる。
【0004】ハンドル挿入孔3の内部に回動可能に挿入
される筒状のハンドルホルダ7は、後端部(図4におい
て右端部)に後壁8が設けられ、後壁8より後方に突出
しケース1を貫通する軸部9の先端部に雄ねじ9aが螺
設され、軸部9に挿通されるカム10,座金11は、雄
ねじ9aに螺合するナット12により締着される。ハン
ドルホルダ7には、施錠角度においてクロー係止孔6に
相対するクロー摺動用長孔13が設けられる(図4,図
5参照)。
【0005】ハンドルホルダ7の内部に、ハンドル14
の筒部15が軸方向移動可能に嵌挿される。ハンドル1
4は、筒部15と、筒部15の先端から突出する把手部
16とにより構成され、筒部16の後端面とハンドルホ
ルダ7の後壁8との間にばね17が挿入される(図4参
照)。従って、ハンドル14はハンドルホルダ7の前端
面(左端面)より突出する方向に付勢される。
【0006】筒部15前部には、前面に鍵孔19が設
けられ、外周面に雄ねじ20が設けられたシリンダ錠1
8が嵌挿される(図6参照)。シリンダ錠18のロータ
21の後端は、後述するジョイントカム29に係合する
ように、非円形の形状に形成されている。シリンダ錠1
8は、鍵孔19に挿入されたキーKを回動操作すると、
ロータ21が施錠角度と解錠角度の範囲を回動する。
【0007】筒部15の外周面には四角形状の凹部22
が設けられ、凹部22の両端部に2個の挿入孔23が貫
通し、凹部の中央にねじ孔24が螺設される(図6参
照)。二股状に形成されたストッパ25は中央部に小ね
じ26の挿通孔27が設けられ、両先端部には、シリン
ダ錠18の雄ねじ20に噛み合う雌ねじ28が設けられ
る(図7参照)。
【0008】そして、ストッパ25の両先端部が筒部1
5の挿入孔23に挿入されると、ストッパ25の先端部
の雌ねじ28が、シリンダ錠18の雄ねじ20に噛み合
い、挿通孔27に挿通された小ねじ26をねじ孔23に
螺合すると、ストッパ25,シリンダ錠18が筒部15
に固着される。
【0009】筒部15内に回動可能に挿入されたジョイ
ントカム29は、先端面に非円形の嵌合凹部30が形成
され(図6参照)、同形状の輪郭を有するロータ21先
端部が嵌合凹部30に嵌入し、ジョイントカム29の後
端部には、偏心位置に係合突起31が突設される。
【0010】筒部15には外周面に開口するクロー収容
孔32が設けられ、クロー収容孔32にクロー33が収
容される(図4参照)。クロー33は、係合突起31が
係入する係合凹部34を有し、図4において上端部に、
ハンドルホルダ7のクロー摺動用長孔13に挿入される
係止爪35が形成され、下端部に設けられた底付きの孔
36と、筒部15の内面に形成されたばね用凹部37と
の間にばね38が挿入される(図4参照)。従って、ク
ロー33は、ばね38により筒部15の外周面より突出
する方向に付勢される。
【0011】以上のように構成された錠装置は、施錠時
には、ハンドルホルダ7は施錠角度にあり、ハンドルホ
ルダ7のクロー摺動用長孔13が、ケース1のクロー係
止孔6と重なっている。又、ハンドル14がケース1内
に没入し、クロー33の係止爪33はクロー摺動用長孔
13を経由してケース1のクロー係止孔6に係入してい
るので(図4参照)、ハンドルホルダ7は回動不能に拘
束され、ハンドル14は軸方向に移動不能であり、把手
部16がレバー収容凹部2に収容された状態に保持され
る。
【0012】鍵孔19に挿入したキーKを解錠方向に回
動すると、ロータ21と共にジョイントカム29が同方
向に回動し、回動中心より偏位した位置にある係合突起
31がクロー33の係合凹部34を、図4において下方
に押動するので、クロー33が下降する。クロー33の
下降により、係止爪35がケース1のクロー係止孔6か
ら離脱してクロー摺動用長孔13内に没入するので、ハ
ンドルホルダ7が回動になると共に、係止爪35がクロ
ー摺動用長孔13に沿って移動可能となり、ばね17に
押圧されていたハンドル14がケース1の前面より突出
する。
【0013】突出したハンドル14の把手部16を握っ
て回動操作すると、ハンドル14と共にハンドルホルダ
7が回動し、軸部9に固着されたカム10が自動販売機
などのケイシングから係合解除され、開扉可能になる。
この錠装置により扉を施錠する動作は、上記の解錠操作
の逆動作になる。以上のような錠装置には、次に述べる
ような課題が残されていた。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】ストッパ25の雌ねじ
28は、シリンダ錠18の雄ねじ20と噛み合うように
同一のねじピッチに設けられる。従って、ストッパ25
を標準化して製造や在庫等の諸管理を簡素化するために
は、シリンダ錠18の雄ねじ20のねじピッチを統一す
る必要がある。然し、シリンダ錠18の雄ねじ20は、
メトリックサイズを採用する国とインチサイズを採用す
る国があり、共通したねじピッチに統一することができ
ない。
【0015】この錠装置を輸出する場合に、注文主側か
らシリンダ錠18は現地調達を要求されると、現地調達
先のシリンダ錠18の雄ねじ20のねじピッチの調査,
及びねじピッチに合わせたストッパの製作,製作したス
トッパを取り付けるために、錠装置から標準品のストッ
パを取り外し等の煩わしさがある。本考案はかかる課題
を解決することを目的とし、シリンダ錠18の雄ねじ2
0のピッチが異なっても共通して使用できるストッパを
備えた錠装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ハンドルにねじ孔を有する筒部を設け、
扉などに固着されるケースに、前面に開口するハンドル
挿入孔を設け、該ハンドル挿入孔にハンドルホルダを回
動可能に挿入し、該ハンドルホルダに上記筒部を軸方向
に移動可能に挿入し、上記筒部の内部に、雄ねじを外周
面に周設したシリンダ錠と該シリンダ錠により上記ケー
スに係脱するクローを設け、上記筒部の上記ねじ孔の
両側に挿入孔をそれぞれ穿設し、該両挿入孔に、二股状
に形成したストッパの両先端部をそれぞれ挿入し、該ス
トッパの中央部に上記ねじ孔に螺合する小ねじの挿通孔
を設けた錠装置において、上記両挿入孔を上記筒部の径
方向に配置し、上記両先端部の一方には、上記雄ねじに
螺合する雌ねじを設け、上記両先端部の他方には、上記
雄ねじに対しピッチが異なった雄ねじに螺合する雌ねじ
を設け、且つ、上記一方側の雌ねじは、上記小ねじを上
記ねじ孔に螺合させることで上記他方側の雌ねじと上記
雄ねじとの圧接部分が支点となり上記ストッパが傾動す
ることによって、上記雄ねじに螺合することを特徴とす
るものである。
【0017】
【作用】上記のように構成された錠装置においては、次
のようにしてシリンダ錠を取り付けることができる。ハ
ンドルの筒部にシリンダ錠を挿入した後に、二股状のス
トッパの先端部をそれぞれ上記筒部の挿入孔に挿入し、
ストッパーの挿通孔に挿通した小ねじを、筒部のねじ孔
に螺合すると、ストッパの先端部がそれぞれシリンダ錠
の雄ねじに当たる。
【0018】小ねじをそのまま締め込んでいくと、スト
ッパの両先端部に設けられた雌ねじのうち、一方の雌ね
じがシリンダ錠の雄ねじに噛み合い、他方の雌ねじはシ
リンダ錠の雄ねじに噛み合わないので、締め付けられる
ストッパは、噛み合わない他方の雌ねじがシリンダ錠の
雄ねじに圧接し、この圧接部分を支点をしてストッパが
僅かに傾動し、一方の雌ねじのみがシリンダ錠の雄ねじ
に完全に噛み合う。かくして、シリンダ錠及びストッパ
がハンドルの筒部に固着される。
【0019】
【実施例】本考案は従来例の錠装置を改良したものであ
り、一部の部品を除いて従来例の錠装置の部品がそのま
ま流用されるので、同一部品には同一符号を付してその
詳細説明を省略する。本考案の実施例について図面を参
照して説明すると、ストッパ25と同形状のストッパ3
9は、中央に挿通孔27が設けられ、一方の先端部に、
例えばメトリックサイズの雌ねじ40aが設けられ、他
方の先端部には、雌ねじ40aとは異なるサイズ(例え
ばインチサイズ)の雌ねじ40bが設けられる(図1,
図2参照)。その他の技術的事項に関しては従来例と同
様である。
【0020】次に、上記のように構成された錠装置にお
いて、シリンダ錠18の取り付けを説明すると、先ず、
ハンドル14の筒部15にシリンダ錠18を挿入した後
に、二股状のストッパ39の先端部を、筒部15の挿入
孔23に挿入し、ストッパー39の挿通孔27に挿通し
た小ねじ26を、筒部15の凹部22に設けられたねじ
孔24に螺合すると、ストッパ39の先端部がシリンダ
錠18の雄ねじ20に当たる。
【0021】小ねじ26をそのまま締め込んでいくと、
ストッパ39の一方の雌ねじ40aがシリンダ錠18の
雄ねじ20に噛み合い、他方の雌ねじ40bはシリンダ
錠18の雄ねじ20に噛み合わないので、締め付けられ
るストッパ39は、噛み合わない他方の雌ねじ40bが
シリンダ錠18の雄ねじ20に圧接し、この圧接部分を
支点をしてストッパ39が僅かに傾動し、一方の雌ねじ
40aのみがシリンダ錠18の雄ねじ20に完全に噛み
合う。かくして、シリンダ錠18及びストッパ39がハ
ンドルの筒部に固着され、シリンダ錠18は雌ねじ40
aによって脱落防止される。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。ストッパ
は、雄ねじピッチの異なるシリンダ錠に兼用することが
できるので、そのストッパの製造や在庫等の諸管理が簡
素化されるようになった。特に、錠装置を輸出する場合
に、現地調達先のシリンダ錠の雄ねじのねじピッチの調
査,及びねじピッチに合わせたストッパの製作,製作し
たストッパを取り付けるために、錠装置から標準品のス
トッパを取り外し等の煩わしさから解消されるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の錠装置におけるストッパ取り付け状態
を示すハンドルの縦断面図である。
【図2】ストッパとシリンダ錠の噛み合い状態を示す一
部破断正面図である。
【図3】錠装置の斜視図である。
【図4】錠装置の縦断面図である。
【図5】ハンドルホルダーから引き出されたハンドルの
正面図である。
【図6】シリンダ錠及びその関連部品の斜視図である。
【図7】ストッパの側面図である。
【図8】図7のY矢視図である。
【符号の説明】
1 ケース 3 ハンドル挿入孔 7 ハンドルホルダ 14 ハンドル 15 筒部 18 シリンダ錠 20 雄ねじ 21 ロータ 22 凹部 23 挿入孔 24 ねじ孔 26 小ねじ 27 挿通孔 39 ストッパ 40a,40b 雌ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルにねじ孔を有する筒部を設け、
    扉などに固着されるケースに、前面に開口するハンドル
    挿入孔を設け、該ハンドル挿入孔にハンドルホルダを回
    動可能に挿入し、該ハンドルホルダに上記筒部を軸方向
    に移動可能に挿入し、上記筒部の内部に、雄ねじを外周
    面に周設したシリンダ錠と該シリンダ錠により上記ケー
    スに係脱するクローを設け、上記筒部の上記ねじ孔の
    両側に挿入孔をそれぞれ穿設し、該両挿入孔に、二股状
    に形成したストッパの両先端部をそれぞれ挿入し、該ス
    トッパの中央部に上記ねじ孔に螺合する小ねじの挿通孔
    を設けた錠装置において、上記両挿入孔を上記筒部の径方向に配置し、上記両先端
    部の一方には、上記雄ねじに螺合する雌ねじを設け、上
    記両先端部の他方には、上記雄ねじに対しピッチが異な
    った雄ねじに螺合する雌ねじを設け、且つ、上記一方側
    の雌ねじは、上記小ねじを上記ねじ孔に螺合させること
    で上記他方側の雌ねじと上記雄ねじとの圧接部分が支点
    となり上記ストッパが傾動することによって、上記雄ね
    じに螺合する ことを特徴とする錠装置。
JP1993062658U 1993-11-22 1993-11-22 錠装置 Expired - Lifetime JP2605324Y2 (ja)

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JP1993062658U JP2605324Y2 (ja) 1993-11-22 1993-11-22 錠装置

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JPH0732137U JPH0732137U (ja) 1995-06-16
JP2605324Y2 true JP2605324Y2 (ja) 2000-07-10

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