JP2605226Y2 - 自動車用固定窓ガラスのモール取付構造 - Google Patents

自動車用固定窓ガラスのモール取付構造

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JP2605226Y2
JP2605226Y2 JP1992059617U JP5961792U JP2605226Y2 JP 2605226 Y2 JP2605226 Y2 JP 2605226Y2 JP 1992059617 U JP1992059617 U JP 1992059617U JP 5961792 U JP5961792 U JP 5961792U JP 2605226 Y2 JP2605226 Y2 JP 2605226Y2
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JP
Japan
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clip
molding
window glass
glass
fixed
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JP1992059617U
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JPH0616115U (ja
Inventor
重幸 大澤
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用固定窓ガラスの
モール取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の例えばリヤクォータ部の嵌め殺
しの窓ガラス或はリヤ窓ガラス等の固定窓ガラスの周縁
部には全周にわたりモールが取付けられるが、従来は固
定窓ガラスを取付けるための車体窓枠フランジにモール
取付穴を設けて該取付穴にクリップを差込係止し、モー
ルの裏面側に一体又は一体的に設けた係合部材を上記ク
リップに嵌合係止させる、というモール取付構造を採用
しているのが一般的である(例えば実開昭62−339
23号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来のモ
ール取付構造においては、モールを取りはずそうとする
場合、モールを外側から力ずくで引っ張る以外に方法が
なく、モール取りはずし作業が困難である上にモールが
破損する虞れがあるという課題を有している。
【0004】又構造が複雑で建て付けのばらつきも大き
くなってしまうという課題をも有している。
【0005】本考案は上記従来の課題を解決することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、車体窓枠の下
辺部に接着固定され該車体窓枠に接着固定される窓ガラ
スの位置決めを行うガラススペーサに、モールの裏面に
設けたモールクリップが嵌入するクリップ部を一体に構
成し、該クリップ部に第1の係合部(例えば係合穴)
を,上記モールクリップに該第1の係合部に係合する第
2の係合部(例えば爪部)をそれぞれ備え、該クリップ
部にモールクリップを差し込み第1の係合部である例え
ば係合穴に第2の係合部である例えば爪部を係合させる
ことによりモールを窓ガラス周辺部に取付けるように
し、モールのプロテクタと窓ガラスとの弾接部より工具
を差し込み第2の係合部を押すことで上記第1の係合部
と第2の係合部との係合を解除することを可能としたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように、窓ガラスの位置決め用のガラス
スペーサにモール取付用のクリップ部を設けモール取付
機能をもたせたことにより、窓ガラスとモールとの位置
関係が常に一定となり、建て付けのばらつきはほとんど
なくなり、モール取付作業性の向上をはかることができ
る。又モールの内側縁部に設けたプロテクタのリップ部
をめくりそこからドライバ等の工具を差し込みモールク
リップを下向きに押してたわませることによりクリップ
部との係合をはずしてモールを無理なく容易に取りはず
すことができる。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0009】図1において、1は例えばリヤクォータ部
の嵌め殺しの窓ガラス等の窓ガラスであり、2は該窓ガ
ラス1の下辺を支持する合成樹脂製のガラススペーサ
で、該ガラススペーサ2を両面接着テープ3等により車
体窓枠4に接着し、窓ガラス1をガラススペーサ2のガ
ラス支持部21に載せて位置決めし、該窓ガラス1の周
辺部を接着剤5にて車体窓枠4に接着することにより窓
ガラス1の取付けが行われる。6はダムラバーである。
【0010】上記ガラススペーサ2には、ほぼ角筒状を
なすクリップ部22が車外方向へ向けて一体に突出形成
されている。該クリップ部22の上面部には後述するモ
ールクリップの爪部(第2の係合部)が嵌入係合する係
合穴(第1の係合部)22aと工具差込穴22bとが設
けられている。
【0011】7はモールであり、該モール7の裏面部に
はモールクリップ8が固着され、又ゴム等の弾性材より
なるプロテクタ9が取付けられている。モールクリップ
8はガラススペーサ2のクリップ部22内に差し込まれ
る板状のクリップ本体81の上面に該クリップ部22
に設けた第1の係合部である係合穴22aに嵌入係合す
第2の係合部である爪部82を上向きに突設し、該ク
リップ本体81の下面に上記クリップ部22の下面部に
弾接するばね部83を突設した構造に構成される。上記
プロテクタ9はモール7の内側縁より内方へ突出し先端
が窓ガラス1の周辺部外面に弾接するリップ部91を有
し、モール7の取付状態において車体窓枠4,接着剤
5,ダムラバー6等が外部から見えないように窓ガラス
1周辺部を全周にわたって覆っている。
【0012】そして、前述したように、ガラススペーサ
2を車体窓枠4の下辺部に接着しそのガラス支持部21
に窓ガラス1の下辺を載せて位置決めして該窓ガラス1
を車体窓枠4に接着剤5にて固着した後、モールクリッ
プ8をガラススペーサ2のクリップ部22内に差し込み
つつモール7を窓ガラス1の周辺部に押し付ける。する
と、モールクリップ8の爪部82がクリップ部22の上
面に設けた係合穴22aに嵌入係合し、ばね部83がク
リップ部22の下面に弾接しそのばね反力にてクリップ
本体81をクリップ部22の上面に押し付けてモール7
の下辺部分はガラススペーサ2を介して車体窓枠4に取
付固定される。尚、モール7の下辺以外の部分は、例え
ば車体窓枠4にモール取付穴を設けてそれにモールの裏
面に設けたクリップを直接嵌入係合させるとか、又は該
モール取付穴にクリップ受けを嵌装固定しモール裏面に
設けたクリップをそのクリップ受けに嵌入係合させる、
といった従来より公知の任意のモール取付手段にて車体
窓枠4に取付固定されるものとする。
【0013】上記のように、窓ガラス1の取付位置を決
めるガラススペーサ2にモールクリップ8が嵌入係合す
るクリップ部を設けたことにより、窓ガラス1とその周
辺部に取付けられるモール7との位置関係が常に一定と
なり、建て付けのばらつきがほとんどなくなり、モール
の取付作業が非常に簡単容易となる。又一般に車体窓枠
の特に下辺部は雨水がたまりやすいので、従来のように
該車体窓枠下辺部にもモール取付穴を設けたものにおい
ては、この取付穴からの漏水とか或は該取付穴部の錆発
生とかの心配があったが、本考案においては車体窓枠4
の下辺部にはモール取付穴が一切不要であるので、上記
のような漏水,錆発生等の懸念は全くなくなる。
【0014】モール7を取りはずす場合は、先ずモール
下辺のプロテクタ9のリップ部91を部分的にめくって
該リップ部91と窓ガラス1との間に隙間をつくり、そ
の隙間から図2に示すようにドライバ等の工具10を差
し込み工具差込穴22bよりクリップ本体81の先端部
分を下方に押し下げる。するとばね部83を弾性変形さ
せつつクリップ本体81は下方へたわみ爪部82が係合
穴22aよりはずれ、その状態でモール7を外向きに引
っ張ることによりモール7の下辺部分を容易に取りはず
すことができる。このようにして下辺部分を取りはずす
とその取りはずした部分をめくり上げることによりモー
ルの裏側へ工具が入るので、モールの下辺部分以外の部
分の取付部をモールの裏側から順次無理なく容易に取り
はずしていくことができる。このようにしてモールを損
傷させることなく簡単容易にモールの取りはずしができ
る。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案においては、固定窓
ガラスの周辺部に設けられるモールの脱着作業性の向上
をはかることができ、窓ガラスとモールとの位置関係が
一定となるので建て付けのばらつきがほとんどなくな
る、という効果をもたらし得るもので、構造簡単,コス
ト低廉なることと相俟って実用的効果極めて大なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、(A)は固定窓
ガラス及びその周辺部に取付けられたモールの正面図、
(B)は(A)のX−X断面図である。
【図2】モール取りはずし作業状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 窓ガラス 2 ガラススペーサ 4 車体窓枠 5 接着剤 7 モール 8 モールクリップ 9 プロテクタ 21 ガラス支持部 22 クリップ部 22a 係合穴 22b 工具差込穴 81 クリップ本体 82 爪部 83 ばね部 91 リップ部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体窓枠の下辺部にガラススペーサを固
    定し該ガラススペーサのガラス支持部に窓ガラスの下辺
    をのせて位置決めし該窓ガラス周辺部を車体窓枠に接着
    剤にて接着固定した自動車用固定窓ガラスにおいて、上
    記ガラススペーサにクリップ部を一体に構成し、窓ガラ
    スの周辺部外面に弾接するプロテクタを内側縁部より内
    方へ突出させて設けたモールの裏面部にモールクリップ
    を設け、上記クリップ部に第1の係合部を,モールクリ
    ップに該第1の係合部と係合する第2の係合部をそれぞ
    れ備え、上記モールを、そのモールクリップを上記ガラ
    ススペーサのクリップ部に嵌入させ上記第1の係合部と
    第2の係合部とを係合させて取付固定し、上記プロテク
    タと窓ガラスとの弾接部より工具を差し込み上記第2の
    係合部を押すことで上記第1の係合部と第2の係合部と
    の係合を解除することを可能としたことを特徴とする自
    動車用固定窓ガラスのモール取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用固定窓ガラス
    のモール取付構造において、モールクリップは、板状の
    クリップ本体と該クリップ本体上に突設した爪部と該ク
    リップ本体の下面に下向きに突設したばね部とを備え、
    ガラススペーサに設けたクリップ部は、モールクリップ
    の爪部が係合する係合穴及び工具差込穴を有する上面と
    モールクリップのばね部が弾接する下面とをもったほぼ
    角筒形状をなし、窓ガラス周辺部外面に弾接しているプ
    ロテクタのリップ部をめくりクリップ部上面の工具差込
    穴より工具を差し込みクリップ本体の先端部を下方へ押
    すことによりクリップ本体が下方へたわんで爪部が係合
    穴よりはずれモールを取りはずすことができるようにな
    っていることを特徴とする自動車用固定窓ガラスのモー
    ル取付構造。
JP1992059617U 1992-07-31 1992-07-31 自動車用固定窓ガラスのモール取付構造 Expired - Lifetime JP2605226Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0616115U JPH0616115U (ja) 1994-03-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61183212U (ja) * 1985-05-08 1986-11-15

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