JP2605117B2 - 難溶性ポリマー用の溶剤系 - Google Patents

難溶性ポリマー用の溶剤系

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Description

【発明の詳細な説明】 パラ−アラミドポリマーが溶解困難なことは周知であ
りそしてこの困難性は極めて有用なポリマー材料に対す
る使用の幾分遅れた発展をもたらした。現在までに、例
えばポリ(バラ−フエニレンテレフタルアミド)は硫酸
の溶液中で紡糸されており、それは硫酸の溶剤強度を有
する溶剤系が溶液をつくるのに必要であつたからであ
る。今回、ポリ(パラ−フエニレンテレフタルアミド)
の如きポリマーの比較的濃厚な溶液を生成するのに十分
な溶剤強度を有する溶剤系が見出された。
ナトリウムハイドライドが無水条件下にジメチルスル
ホキサイドと反応し水素を発生していわゆる“ジムシ
ル”(“dimsyl")アニオンを与えることは文献でよく
知られている。水及びアルコールの如きプロトン供与体
の添加は元のジメチルスルホキサイドを再生して工程を
逆転させる。ジムシルアニオンはアミン類、アミド類、
アセチレン類及び弱酸性炭化水素類の如き各種化合物か
らプロトンを除去するのに用いることができる。代表的
な反応は中でもコーレイ及びチヤイコウスキイ(Corey
and Chaykovsky)によつて記述されている[ジヤーナル
・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ(J.Am.C
hem.SOC.)、87、1345〜1353、1956]。タカナシ及びカ
タヨシはジムシルアニオンとアミド類の反応を比較的低
分子量のポリアミドまで広げそしてこうして生成された
アミドアニオンを種々のN−置換された生成物を製造す
るのに用いた。ジヤーナル・オブ・ポリマー・サイエン
ス(J.Poly.Sci.)(ポリマー・ケミストリー・エデイ
シヨン)(Polymer Chemistry Edition)19、1133(198
1)。
本発明は、(a)カリウムまたはナトリウムのアルコ
キサイド、水酸化物またはハイドライドの群から選ばれ
る塩基、(b)液状スルホキサイド、及び(c)水また
は炭素原子8個までの脂肪族アルコール、の混合物から
成り、該塩基はポリマー中の−NH−1モル当り0.4〜1.6
モルの範囲内で存在し、該アルコールはカリウム塩基1
モル当り1〜5モルの範囲内、そしてナトリウム塩基1
モル当り1〜1.5モルの範囲内で存在し、または、もし
水を使用する場合には、それはカリウム塩基1モル当り
0.5〜2.5モルの範囲内、そしてナトリウム塩基1モル当
り0.5〜0.75モルの範囲内で存在し、そして液状スルホ
キサイドは溶液にするのに十分な量で存在することを特
徴とする溶剤中における芳香族ポリアミド、芳香族ポリ
ベンズイミダゾール及び芳香族ポリ尿素の群からえらば
れる−NH−基含有ポリマーの澄明溶液を提供する。
本発明の溶剤系は溶剤、塩基及びアルコールをは包含
する。これらのすべては−NH−官能基を含有する特定の
型のポリマーの良好な溶解のために必要である。適当な
塩基は溶解性を促進する。この機能は、アルコキサイド
の塩基性を増進させることが知られているスルホキサイ
ド溶剤と分けあつている[スタイナー及びギルバート
(Steiner and Gilbert)、ジオーナル・オブ・アメリ
カン・ケミカル・ソサイエテイ、3054、(1963);及び
DMSOレビユー、クラウン・ツエルラーバツハ、ケミカル
・プロダクツ・デイビジヨン、バンクーバー、ワシント
ン(DMSO Review,Crown Zellerbach,Chemical Products
Division,Vancouver,Washington)98662参照]。アル
コールは本発明の操作に非常に重要であると考えられ
る、なぜならそれはポリマーの可溶化を増進し、溶液粘
度を低減しそして溶液の高濃度達成を可能ならしめるか
らである。アルコールの機能は完全には検定されていな
いけれども、それはポリマーに関連するイオンの錯化平
衡に作用しそしてカチオンを溶媒和させるものと見られ
る。
液状スルホキサイドは本発明の実施において有用な溶
剤であることが見出された。最も使用されるものは次式
を包含する一般的構造を有する: 式中、R及びR1は同一もしくは相異なり、炭素原子3
個またはそれより少ないアルキルであり、そしてスルホ
キサイド基と結合して脂環式環を形成することができ
る。好ましいものはジメチルスルホキサイド(DMSO)及
びテトラヒドロチオフエンオキサイド(THTO)である。
その他の普通に用いられているポリマー溶剤例えばジメ
チルアセトアミド、テトラメチル尿素、ジメチルピロリ
ジノン、N−メチルピロリドンは本発明の系における溶
剤としては有効でないことが見出された。
本発明の実施において有用であることが見出された塩
基は、カリウム及びナトリウムの炭素原子5個以下のア
ルコキサイド、水酸化物、ハイドライド、及びDMSOとナ
トリウムもしくはカリウムハイドライドとから誘導され
るジムシル生成物である。好ましい塩基は、カリウムか
ら誘導されたもの、特にカリウムのt−ブトキサイド及
び水酸化物である。ハイドライドは、溶剤系の完成に当
たりアルコールの添加によりハイドライドが水酸化物ま
たはアルコキサイドに転換される限度内において有効で
あることが見出された。未反応のハイドライド化合物
を、ハイドライド化合物として、使用することは本発明
の溶剤系に貢献するとは信じられない。
本発明の実施に有用であることが見出されたアルコー
ルは、炭素原子9個以下の一級及び二級脂肪族アルコー
ル、アルキレンジオール及びアルカノールアミンであ
る。その例はメタノール、エタノール、ベンジルアルコ
ール、エタノールアミン、グリコール、その他である。
水もまた有用ではあるが、水は好ましくはない。
本発明の溶剤系により有効に溶解されるポリマーはポ
リマー単位の部分として−NH−官能性を含有する芳香族
ポリアミド、芳香族ポリベンズイミダゾール及び芳香族
ポリ尿素である。ここでは少くともフイルム形成性分子
量を有するポリマーが意図される。上に特定するポリマ
ーは他の溶剤系中には溶解困難である。本発明において
有用な芳香族ポリベンズイミダゾールは米国特許第3,55
1,389号に記載され、有用な芳香族ポリアミドは米国特
許第3,869,429号及び同第4,075,172号に記載され、そし
て有用な芳香族ポリ尿素は米国特許第3,418,275号及び
その他の先行技術中に例示されている。ポリマーは濃硫
酸(95〜98%)中0.5%濃度で30℃で測定された固有粘
度が0.4より大きくあるべきである。それらの中で挙げ
ることのできるポリマーは、ポリ(パラフエニレンテレ
フタルアミド)、ポリ(メタフエニレンイソフタルアミ
ド)、ポリ(パラベンズアミド)、ポリ(4,4′−ビフ
エニレンイソフタルアミド)、ポリ(クロロパラフエニ
レンイソフタルアミド)、3,4,3′,4′−テトラアミノ
ビエニルとイソフタル酸からのポリベンズイミダゾー
ル、及び3,4−ジアミノ安息香酸からのポリベンズイミ
ダゾールである。ポリマーの構造単位中に−NH−を含有
する芳香族ポリアミド、ポリベンズイミダゾール及びポ
リ尿素は一般に本発明の溶剤系中に溶解すると信じられ
る。カプロラクタムとヘキサメチレンドデカンジアミド
からのものの如き脂肪族ポリアミド、及びハイドロキノ
ンと4,4′−ジフルオロ−ベンゾフエノンからのものの
如きポリ−ケトンは本発明の溶剤系によつては溶解しな
いことが見出された。
本発明の溶剤系を用いてポリマーの溶液をつくるに
は、溶剤系に用いられる成分の組合せの中にポリマーを
曝らすかまたは浸漬することを要するだけである。添加
の順序は厳密ではないけれども、溶解すべきポリマーを
浸漬する前に溶剤系は通常完全につくり上げられる。し
かしながら、例えば、溶解すべきポリマーを溶剤の成分
中に分散させ、次いでこの分散液に塩基とアルコールの
溶液を添加することが可能でありそして許容される。
溶液は好ましくは50℃より低い温度で調製され、それ
は高温で長い間曝らされると分子量の低減をもたらすこ
とがあるからである。もちろん、減成の程度はポリマー
の構造に依存するが、ポリ(パラフエニレンテレフタル
アミド)の少しの減成が周囲温度における長期の貯蔵で
観察された。
本発明の溶剤系で溶解することのできるポリマーの量
は厳格に生成された溶液粘度を処理する能力の関数であ
る。延びた鎖のポリマー、例えばポリ(パラフエニレン
テレフタルアミド)は、柔軟な鎖のポリマー例えばポリ
(メタフエニレンイソフタルアミド)よりも同じ濃度及
び分子量において相当高い溶液粘度を与える。溶液中で
到達しうるポリマー濃度は固有粘度で検定される分子量
によつて変る。ポリ(パラフエニレンテレフタルアミ
ド)について、固有粘度1.4を有するポリマーからは15
%溶液が調製され、一方固有粘度5.7を有するポリマー
からは6%溶液が調製された。
溶媒系の成分の比は個々の成分の特性に適合するよう
にえらばれるが、好ましい推奨事項がある。普通にはポ
リマー中の−NH−基1モル当り0.4〜1.6モルの塩基が使
用され、最大溶解性のために好ましいのは1:1の比であ
る。用いられるアルコールの割合は塩基及び/またはポ
リマーの溶液濃度に依存する。かくして、所望の水準の
溶解性のためには、カリウム塩基1モル当り1〜5モル
のアルコール、好ましくは3〜4のモルのアルコールを
使用すべきである。これに反し、ナトリウム塩基を用い
るときはただ1〜1.5モルのアルコールを使用すべきで
ありそして当量の塩基に対し水はアルコールの半分のモ
ルを必要とする。より低分子量のアルコールではより高
いポリマー濃度が許容される。最後に、液状スルホキサ
イドは溶液にするのに十分な量で存在すべきである。ポ
リマーの溶解は一般に即時的ではない。分子量が高い程
溶解するのに長くかかる。
下記実施例中で言及する「固有粘度」は、すべて0.5
で徐した25℃における溶液対溶剤の流れ時間の自然対数
として計算され、ここで溶剤は濃硫酸(95〜98重量%)
でありそして溶液は溶剤100dl当りポリマー0.5gのもの
である。
実施例1 この実施例では、ポリ(パラ−フエニレンテレフタル
アミド)(PPD−T)の低濃度溶液の調製の簡単な記述
をする。固有粘度6.3を有するPPD−T 5重量部を、油中5
0%ナトリウムハイドライド2重量部を含有するジメチ
ルスルホキサイド(DMSO)165重量部(150容量部)の系
に添加した。膨潤したゲルのまま保持されたので、更に
DMSO 55重量部(50容量部)及び油中50%NaH 2重量部を
添加した。約20℃で3時間撹拌した後、ポリマーは膨潤
しゲル状になつたが溶解はしなかつた。この系にメタノ
ールを15.8重量部(20容量部)の量で添加した;そして
約20℃で更に30分間撹拌した後、PPD−Tは溶解して澄
明な深赤色の溶液になつた。溶液はPPD−Tポリマー約
2.1重量%であつた。
実施例2 この実施例では、PPD−Tの低濃度溶液の調製のもう
ひとつの簡単な記述をする。固有粘度5.6を有するPPD−
T 5重量部を、カリウムt−ブトキサイド10重量部を含
有するDMSO 165重量部(150容量部)の系に添加した。
約20℃で30分間撹拌した後、ポリマーは膨潤しゲル状に
なつたが溶解はしなかつた。この系にメタノールを7.9
重量部(10容量部)の量で添加した;そして更に90分間
約20℃で撹拌した後、PPD−Tは溶解して澄明な深赤色
溶液になつた。溶液はPPD−Tポリマー約2.7重量%であ
つた。
実施例3 この実施例は繊維形態のPPD−Tポリマーを溶解する
のにポリマー1モル当りどれ程の量の塩基を要するかを
検定するために行なつた。予め、メタノール/カリウム
t−ブトキサイドを用い最も有効なアルコール/塩基の
比は概略3.5/1、即ち両成分同重量、であることが検定
された。かくして、カリウムt−ブトキサイド(KOBu)
3gをタメノール3g中に溶かし、そして次の実験に用い
た。各場合DMSO10gを使用した。
上記結果は最良の溶解性のためにはアミド(または酸
性)水素当り概略1モルの塩基を要することを示す。
実施例4 この実施例においては、本発明の溶剤系における塩
基、アルコール及び溶剤の有用な濃度範囲を明らかにす
るため二組の実験を行なった。第一組において、DMSO 1
0重量部にカリウムt−ブトキサイド0.5重量部(0.0045
モル)をメタノールの6つの異なる水準の量、即ち0.2
5、0.5、1.0、1.5、2.0及び2.5重量部(0.008〜0.08モ
ル)と共に添加して、6つの異なる溶剤系を形成した。
第二組において、DMSO 10重量部(0.128モル)につきカ
リウムt−ブトキサイド1.0重量部(0.009モル)をメタ
ノールの同じ6つの異なる水準量と共に用いて別の6つ
の溶剤系を形成した。
12個の溶剤系の各々に固有粘度約5.6のPPD−T0.5重量
部(0.004モル−NH−)を添加した。各々の系を撹拌
し、次いで約20℃で24時間放置した。100が完全溶解で
0が溶解または膨潤なしの任意尺度を用い、各系中のPP
D−Tの溶解程度の肉眼評定を行なった。評定結果を下
記表Iに掲げる: 実施例5 共溶剤としての各種アルコールの比較PPD−Tポリマー
使用 一連のガラスびん(vial)の中に次のものを入れた:1
0gのDMSO、0.5g(0.0045モル)のカリウムt−ブトキサ
イド、及び使用したカリウムt−ブトキサイド1モル当
り3モルの割合のアルコール(下記)。次にこの溶液に
乾燥したPPD−T繊維0.5gを添加した。ガラスびんを、
時々撹拌しながら、周囲温度に24時間放置し、そして次
いでポリマーの溶解度を、溶液の澄明度(不溶解ポリマ
ーの不存在)及び均一流れ特性に基づいて、評価した。
1〜10の任意尺度を用いた:10=澄明溶液で円滑に流れ
る;5=可成り膨潤しペースト状であるが貧弱な溶解特
性;1=膨潤なし。結果を下に示す:アルコール 評価 メタノール 10 エタノール 10 ブタノール 10 イソプロパノール 8 グリコール 9 ブタンジオール 9 ベンジルアルコール 10 t−ブタノール 5 クレゾール 1 なし 2 結論は、一級及び二級アルコールは上記濃度水準におい
て良好なPPD−T溶液を与えるということであつた。
上記の実験を、メタノール、エタノール及びベンジル
アルコールを同じ濃度で用い、但しカリウムt−ブトキ
サイドの代りにモル当量のナトリウムメトキサイド(即
ち0.24gナトリウムメトキサイド)を用いて、繰返し
た。対応する結果を下に示す:アルコール 評価 メタノール 4 エタノール 4 ベンジルアルコール 5 アルコール共溶剤とのナトリウムアルコキサイドは対
照例より僅かに良好であるが、対応するカルウムアルコ
キサイドよりも劣る。
実施例6 この実施例においては、本発明の溶剤系中で用いるこ
とができる塩基の種類を明らかにするため一連の実験を
行なった。いくつかのガラスびんの各々にアルコールと
してメタノール0.75重量部及び溶剤としてDMSO 10重量
部を入れた。次いでガラスびんに次の塩基を、各ガラス
びんに1種の塩基を0.5重量部の量で、添加して溶剤系
を完結させた:ナトリウムメトキサイド、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、N−メチルピロリジン及びリチ
ウムt−ブトキサイド。
各々の溶剤系に固有粘度約5.6のPPD−T0.5重量部を添
加した。各系を撹拌し、次いで約20℃で24時間放置し
た。この実施例で試験された塩基のうち溶液を与えたも
のはナトリウムメトキサイド、水酸化ナトリウム及び水
酸化カリウムだけであつた。
実施例7 この実施例においては、前の実施例のDMSOとは異なる
溶剤を用いた。溶剤として、テトラヒドロチオフエンオ
キサイド(THTO)を蒸留により2mmHgにおける沸点75℃
に精製した。3つの別々のガラスびんに次のものを仕込
んだ: (1) THTO 10重量部及び固有粘度6.3のPPD−T 0.3
重量部; (2) THTO 10重量部、PPD−T 0.3重量部及びメタノ
ール0.8重量部;及び (3) THTO 10重量部、PPD−T 0.3重量部、メタノー
ル0.8重量部及びカリウムt−ブトキサイド0.5重量部。
ガラスびんを振騰し、次いで約20℃で24時間放置し
た。ガラスびん番号(3)中の系は溶液となつた。他の
二つのガラスびんのいずれにおいても溶液にならなかつ
た。
0.003インチのドクターナイフを用い、ガラスびん番
号(3)からの溶液でフイルムを注型した。注型した溶
液を急冷しそして5重量%の酢酸を含むメタノール中に
1時間浸漬し、そして約80℃で乾燥した。得られたフイ
ルムは透明で強靱であつた。
他の材料の上記と同様の条件下に試験したがこれらは
本発明の溶剤系中の溶剤としては有効でないことが見出
された。これら材料は次のものを包含する:N−メチルピ
ロリドン、テトラメチレン尿素、ジメチルイミダゾーリ
ジノン、ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトアミ
ド、テトラヒドロフラン、及びテトラメチレンスルホ
ン。
実施例8 この実施例では、PPD−T以外のポリマーを溶剤系で
溶解した。3つの別々のガラスびんに次の通り仕込ん
だ: (1) DMSO 10重量部及び固有粘度0.8ポリベンズイミ
ダゾール0.1重量部; (2) DMSO 10重量部、カリウムt−ブトキサイド0.5
重量部、及びポリベンズイミダゾール0.1重量部; (3) DMSO 10重量部、カリウムt−ブトキサイド0.5
重量部、メタノール1重量部、及びポリベンズイミダゾ
ール0.1重量部。
ガスびんを振盪し、次いで約20℃で24時間放置した。
ガラスびん番号(3)中の系は溶液になつた。ガラスび
ん番号(2)においてポリマーは幾分膨潤したが溶液は
しなかつた。もう一つのガラスびん中でポリマーは膨潤
せず溶解もしなかつた。
カリウムt−ブトキサイド1.12g、メタノール0.96g及
びDMSO 20gから成る標準溶液をつくつた。これを下記の
実験で用いた。対照例として、メタノールを除外した同
様の溶液をつくつた。これらの溶液を1モルの−NH−を
含むポリマー1モル当り塩基1モルの割合で用い、下記
のポリマーを上記と同様にして試験した。
実施例9 この実施例では、本発明が芳香族ポリ尿素に対しても
適用しうることを明らかにするため一連の実験を行なっ
た。第一のガラスびん(A)にはDMSO 10g、カリウムt
−ブトキサイド1.12g及びメタノール0.74gを添加した。
第二のガラスびん(B)には同一の成分但しメタノール
を除いたものを添加し、そして第三のガラスびん(C)
にはDMSOのみを添加した。
固有粘度0.45及び次式 を有するポリ尿素/ジケトピペラジンを、ジアミノジフ
エニルメタンジイソシアネート及びジケトピペラジンか
らつくつた。各々のガラスびんにこのポリマー1.22gを
添加した。ガラスびんを室温に1週間保持しそして観察
した。第一のガラスびん(A)中ではすべてのものが溶
解した(赤色溶液)。第二のガラスびん(B)中ではポ
リマーの非常に少ない膨潤が生じ、そして溶液は観察さ
れなかつた。第三のガラスびん(C)中では、ポリマー
は膨潤さえもしなかつた。ガラスびん(A)中のポリマ
ーは僅か数時間の後には事実溶液になつていた。
実施例10 この実施例においては、本発明の溶液から繊維を紡糸
した。紡糸原液はDMSO 60重量部、カリウムt−ブトキ
サイド2重量部、メタノール2重量部、及び固有粘度5.
7のPPD−T 2重量部の溶液をつくることにより調製し
た。得られた深赤色溶液を径0.25mmの単一孔から5重量
%酢酸を含むメタノールの凝固浴中へ紡出した。凝固浴
は長さ5cm、原液の処理量1〜3ml/分、そして繊維巻取
り速度8〜9.5ml/分であつた。巻取った繊維を5重量%
酢酸を含むメタノール中に一夜浸漬し、次いでアセトン
中に1時間浸漬した。繊維を無緊張下に20秒間370℃に
加熱し、これは次の物性をあらわした:テナシテイ(gp
d)/伸び(%)/モジュラス(gpd)は3.5/3/144であ
つた。他の紡糸からの例は500℃におけるアニールの後
テナシテイ/伸び/モジラス=5.6/6/340であつた。
実施例11 この実施例では、本発明の溶液から繊維を紡糸した。
紡糸原液はDMSO 120重量部、カリウムt−ブトキサイド
40重量部、メタノール40重量部、及び固有粘度1.6のポ
リ(メタフエニレンイソフタルアミド)40重量部の溶液
をつくることにより調製した。得られた淡黄色溶液を空
気間隙紡糸に付して有用な繊維を形成させ、逐次120℃
及び295℃において延伸して全体で3.5〜5×の延伸とし
たところ、テナシテイー/伸び/モジユラスは4.4gpd/1
4%/103gpdであつた。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1.(a)カリウムまたはナトリウムのアルコキサイド、
水酸化物またはハイドライドの群からえらばれる塩基、
(b)液状スルホキサイド、及び(c)水または炭素原
子8個までの脂肪族アルコール、の混合物から成り、該
塩基はポリマー中の−NH−1モル当り0.4〜1.6モルの範
囲内で存在し、該アルコールはカリウム塩基1モル当り
1〜5モルの範囲内、そしてナトリウム塩基1モル当り
1〜1.5モルの範囲内で存在し、または、もし水を使用
する場合には、それはカリウム塩基1モル当り0.5〜2.5
モルの範囲内、そしてナトリウム塩基1モル当り0.5〜
0.75モルの範囲内で存在し、そして液状スルホキサイド
は溶液にするのに十分な量で存在することを特徴とする
溶剤中における芳香族ポリアミド、芳香族ポリベンズイ
ミダゾール及び芳香族ポリ尿素の群から選ばれる−NH−
基含有ポリマーの透明溶液。2.ポリマーが芳香族ポリア
ミドである上記第1項記載の溶液。
3.ポリマーが芳香族ポリベンズイミダゾールである上記
第1項記載の溶液。
4.ポリマーが芳香族ポリ尿素である上記第1項記載の溶
液。
5.液状スルホキサイドがジメチルスルホキサイドである
上記第1項記載の溶液。
6.塩基がカリウムt−ブトキサイドである上記第1項記
載の溶液。
7.アルコールがメタノールである上記第1項記載の溶
液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/41 KLA C08K 5/41 KLA C08L 75/02 NFY C08L 75/02 NFY NGA NGA NGC NGC 79/04 LRD 79/04 LRD

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)カリウムまたはナトリウムのアルコ
    キサイド、水酸化物またはハイドライドの群からえらば
    れる塩基、(b)液状スルホキサイド、及び(c)水ま
    たは炭素原子8個までの脂肪族アルコール、の混合物か
    ら成り、該塩基はポリマー中の−NH−1モル当り0.4〜
    1.6モの範囲内で存在し、該アルコールはカリウム塩基
    1モル当り1〜5モルの範囲内、そしてナトリウム塩基
    1モル当り1〜1.5モルの範囲内で存在し、または、も
    し水を使用する場合には、それはカリウム塩基1モル当
    り0.5〜2.5モルの範囲内、そしてナトリウム塩基1モル
    当り0.5〜0.75モルの範囲内で存在し、そして液状スル
    ホキサイドは溶液にするのに十分な量で存在することを
    特徴とする溶剤中における芳香族ポリアミド、芳香族ポ
    リベンズイミダゾール及び芳香族ポリ尿素の群から選ば
    れる−NH−基含有ポリマーの透明溶液。
  2. 【請求項2】ポリマーが芳香族ポリアミドである特許請
    求の範囲第1項記載の溶液。
  3. 【請求項3】ポリアミドが芳香族ポリベンズイミダゾー
    ルである特許請求の範囲第1項記載の溶液。
  4. 【請求項4】ポリマーが芳香族ポリ尿素である特許請求
    の範囲第1項記載の溶液。
  5. 【請求項5】液状スルホキサイドがジメチルスルホキサ
    イドである特許請求の範囲第1項記載の溶液。
  6. 【請求項6】塩基がカリウムt−ブトキサイドである特
    許請求の範囲第1項記載の溶液。
  7. 【請求項7】アルコールがメタノールである特許請求の
    範囲第1項記載の溶液。
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