JP2604126Y2 - コンタクトの先端部係合構造 - Google Patents

コンタクトの先端部係合構造

Info

Publication number
JP2604126Y2
JP2604126Y2 JP1992068588U JP6858892U JP2604126Y2 JP 2604126 Y2 JP2604126 Y2 JP 2604126Y2 JP 1992068588 U JP1992068588 U JP 1992068588U JP 6858892 U JP6858892 U JP 6858892U JP 2604126 Y2 JP2604126 Y2 JP 2604126Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
conductive plate
contact body
elongated conductive
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992068588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0629017U (ja
Inventor
寛治 荒川
Original Assignee
エスエムケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムケイ株式会社 filed Critical エスエムケイ株式会社
Priority to JP1992068588U priority Critical patent/JP2604126Y2/ja
Publication of JPH0629017U publication Critical patent/JPH0629017U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604126Y2 publication Critical patent/JP2604126Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンタクト本体の一側
に一体に連設した細長導電板を屈曲して接触部を形成
し、細長導電板の先端部をコンタクト本体から突設した
係止部に係合するようにしたコンタクトの先端部係合構
造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンタクト(例えばソケ
ットコンタクト)の先端部係合構造は、図6および図7
に示すように構成されていた。すなわち、打ち抜きによ
って一体に形成した広幅帯状のコンタクト本体10と細
幅帯状の細長導電板12とを形成し、この細長導電板1
2をコンタクト本体10との境目近くでほぼ180度弱
屈曲し、ついで細長導電板12を内側に向かって屈曲し
て接触部14を形成し、さらに内側に向かって屈曲して
コンタクト本体10の板面と直角にした後、先端側を外
側にほぼ直角に屈曲してコンタクト本体10の板面と平
行な先端部16を形成し、この先端部16をコンタクト
本体10の両側部から突設、形成した係止片18、18
で係合して、接触部14が接触対象側(図7では上側)
へ必要以上移動しないようにしていた。コンタクト本体
10の他側には基板などへの接続部20が形成され、中
間にはハウジングの係合部に係合する係止片22が切り
起こしによって形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図6お
よび図7に示した従来例では、先端部16を係合する係
止片18、18が、図6に2点鎖線で示すように、コン
タクト本体10の両側部から外側に突設した舌片18
m、18mを先端部16側に折り曲げて形成されていた
ので、折り曲げ加工が複雑になるとともに材料取りの歩
留まりが悪くなるという問題点があった。また、先端部
16はコンタクト本体10の板面より下に移動すること
ができず、その最大移動可能距離Lを大きくすることが
難しいので、接触部14の移動可能な距離(ストロ−ク
長)Sを大きくすることが困難であるという問題点があ
った。
【0004】本考案は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、折り曲げ加工が容易で、材料取りの歩留まりをよく
することができ、さらに接触部が接触対象側に必要以上
移動するのを規制できるとともに、接触部の移動可能な
距離(ストロ−ク長)Sを大きくすることのできるコン
タクトの先端部係合構造を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によるコンタクト
の先端部係合構造は、コンタクト本体の一側に一体に連
設した細長導電板を屈曲して接触部を形成し、前記細長
導電板の先端部を前記コンタクト本体から突設した係止
部に係合するようにしたコンタクトにおいて、前記接触
部は、細長導電板を、前記コンタクト本体との境目近く
で折返した屈曲部分と先端部との途中を山形に折曲して
なり、この接触部の先端をコンタクト本体の板面と平行
に折曲して前記先端部を形成してなることを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】細長導電板の先端部を係合する係止部は、コン
タクト本体から切り起こした切起片で形成されているの
で、従来のような複雑な折り曲げ加工が不要になるとと
もに、コンタクト本体の両側から外側に向かって突設し
た舌片を折曲して形成していた従来例と比べて、材料取
りの歩留まりをよくすることができる。さらに、切起片
によって細長導電板の先端部が接触対象側へ移動するの
を規制し、切起片の形成でコンタクト本体に形成された
貫通孔が細長導電板の先端部を貫通できる形状に形成さ
れているので、接触部が接触対象側へ必要以上移動する
のを規制できるとともに、接触部の移動可能な距離(ス
トロ−ク長)を従来より大きくすることができる
【0007】
【実施例】図1から図3までは本考案によるコンタクト
(例えばソケットコンタクト)の先端部係合構造の一実
施例を示すもので、これらの図において図6および図7
と同一部分は同一符号とする。図1から図3までにおい
て、30はコンタクトで、このコンタクト30は、導電
性の金属板(例えば銅合金板に銀めっきを施したもの)
をプレスで打ち抜き、屈曲し、切り起こしによって形成
される。
【0008】すなわち、まずプレスの打ち抜きによっ
て、ほぼ広幅帯状のコンタクト本体32と、コンタクト
本体32の一側に一体に連設された細幅帯状の細長導電
板34とを形成し、この細長導電板34を、従来例と同
様に、前記コンタクト本体32との境目近くでほぼ18
0度弱屈曲し、ついで内側に向かって屈曲して接触部3
6を形成し、さらに内側に向かって屈曲して前記コンタ
クト本体32の板面と直角にした後、先端側をほぼ直角
に外側に屈曲して前記コンタクト本体32の板面と平行
な先端部38を形成する。この先端部38は前記コンタ
クト本体32の板面から切り起こして形成した係止部と
しての切起片40によって係合され、接触部36が接触
対象側(図1では上側)へ必要以上移動しないようにし
ている。
【0009】42は前記切起片40を切り起こすことに
よって形成された貫通孔を示す。前記コンタクト本体3
2の他側には、従来例と同様に、基板の配線パタ−ンな
どへ接続するための接続部20が形成され、中間にはハ
ウジングの係合部に係合する係止片22が切り起こしに
よって形成されている。上述のようにして形成されたコ
ンタクト30の複数個は、図3に示すように、コネクタ
ハウジング50の背面側に上下2段並列に形成された端
子挿入孔52、…から挿入され、コンタクト30、…の
係止片22、…を前記コネクタハウジング50の係合孔
54、…に係合することによって抜け止めされている。
【0010】つぎに前記実施例の作用を説明する。細長
導電板34の接触部36側の先端部38を係合する係止
部は、コンタクト本体32から切り起こした切起片40
で形成されているので、従来例のような複雑な折り曲げ
加工が不要になるとともに、コンタクト本体の両側部か
ら外側に突設した舌片を折曲して形成していた従来例と
比べて、材料取りの歩留まりをよくすることができる。
さらに、細長導電板34の先端部38は、切起片40に
よって接触対象側へ移動するのを規制されるとともに
切起片40を切り起こして形成したときにできた貫通孔
42を貫通できるように形成されているので、細長導電
板34の接触部36が接触対象側へ必要以上移動するの
を規制できるとともに、接触部36の移動可能な距離
(ストロ−ク長)Sを従来より大きくすることができ
【0011】前記実施例では、コンタクト本体と細長導
電板とを、打ち抜きによって一体に形成された広幅帯状
の導電板と細幅帯状の導電板とで形成し、この細長導電
板の接触部側の先端部を係合する係止部を、コンタクト
本体の長手方向に沿って切り起こした切起片で形成する
ようにしたが、本考案はこれに限るものでなく、コンタ
クト本体から切り起こした切起片で形成したものであれ
ばよい。例えば、図4および図5に示すように、コンタ
クト本体32aの短手方向に沿って切り起こした切起片
40aによって細長導電板34の接触部36側の先端部
38を係合する係止部を形成するようにしてもよい。
【001
【考案の効果】本考案によるコンタクトの先端部係合構
造は、上記のように、コンタクト本体の一側に一体に連
設した細長導電板を屈曲して接触部を形成し、前記細長
導電板の先端部を前記コンタクト本体から突設した係止
部に係合するようにしたコンタクトにおいて、前記係止
部を前記コンタクト本体から切り起こした切起片で形成
しているので、従来例のような複雑な折り曲げ加工が不
要になるとともに、コンタクト本体の両側から外側に向
かって突設した舌片の折曲で形成されていた従来例と比
べて、材料取りの歩留まりをよくすることができる。さ
らに、細長導電板のコンタクト本体の板面と平行な先端
部が切起片によって接触対象側へ移動するのを規制さ
れ、また、接触部の先端をコンタクト本体の板面と平行
に折曲して前記先端部を形成したので、この直角に折曲
した部分と先端部が切起片を形成した貫通孔を貫通でき
。従って、細長導電板の接触部が接触対象側へ必要以
上移動するのを規制できるとともに、細長導電板の接触
部の移動可能な距離(ストロ−ク長)を従来より大きく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコンタクトの先端部係合構造の一
実施例を示すもので、図2のA−A線断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1および図2のコンタクトの複数個をコネク
タハウジングに装着した状態を示す断面図である。
【図4】他の実施例を示す平面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】従来例を示す平面図である。
【図7】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
20…接続部、 22…係止片、 30…コンタクト、
32、32a…コンタクト本体、 34…細長導電
板、 36…接触部、 38…先端部、 40、40a
…切起片(係止部)、 42…貫通孔、50…コネクタ
ハウジング、 S…接触部の移動可能範囲(ストロ−ク
長)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−35274(JP,U) 特公 昭54−25235(JP,B2) 実公 平3−45419(JP,Y2) 実公 昭62−35265(JP,Y2) 実公 昭57−22394(JP,Y2) 実公 昭59−4455(JP,Y2) 実公 昭58−46543(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/11 - 13/115

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクト本体の一側に一体に連設した
    細長導電板を屈曲して接触部を形成し、前記細長導電板
    の先端部を前記コンタクト本体から突設した係止部に係
    合するようにしたコンタクトにおいて、前記接触部は、
    細長導電板を、前記コンタクト本体との境目近くで折返
    した屈曲部分と先端部との途中を山形に折曲してなり、
    この接触部の先端をコンタクト本体の板面と平行に折曲
    して前記先端部を形成してなり、前記係止部は、前記コ
    ンタクト本体から切り起こされて前記細長導電板の先端
    部が接触対象側へ移動するのを規制する切起片で形成さ
    れ、この切起片の形成で前記コンタクト本体に形成され
    た貫通孔は、前記細長導電板の先端部を貫通可能な形状
    に形成されてなることを特徴とするコンタクトの先端部
    係合構造。
  2. 【請求項2】 コンタクト本体と細長導電板とは、打ち
    抜きによって一体に形成された広幅帯状の導電板と細幅
    帯状の導電板とからなり、前記細長導電板の先端部を係
    合する係止部は、前記コンタクト本体の長手方向に沿っ
    て切り起こした切起片で形成されてなる請求項1記載の
    コンタクトの先端部係合構造。
JP1992068588U 1992-09-04 1992-09-04 コンタクトの先端部係合構造 Expired - Fee Related JP2604126Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068588U JP2604126Y2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 コンタクトの先端部係合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068588U JP2604126Y2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 コンタクトの先端部係合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0629017U JPH0629017U (ja) 1994-04-15
JP2604126Y2 true JP2604126Y2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=13378110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992068588U Expired - Fee Related JP2604126Y2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 コンタクトの先端部係合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604126Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5767662B2 (ja) * 2013-02-24 2015-08-19 古河電気工業株式会社 端子材とその製造方法およびそれを用いる端子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0629017U (ja) 1994-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6368154B1 (en) Shielded electrical connector with ground contact spring
JP2803574B2 (ja) コネクタのプレスイン端子及びその製造方法
JPH07326416A (ja) 端子及びコネクタ
US5024607A (en) Grounding electrical connector
JPH0785918A (ja) 電気接続子
US3977757A (en) Wipe-in female terminal for printed circuits
US7115005B2 (en) Electrical connector having resilient contacts
JP3028199B2 (ja) 電気コネクタのターミナル
JP3075461B2 (ja) 基板用接触端子
JP2002190354A (ja) カードエッジコネクタ
JP2002190335A (ja) 電気コネクタ
JP2604126Y2 (ja) コンタクトの先端部係合構造
US7189121B1 (en) PCB type connector
JPH065137U (ja) 表面実装用電気コネクタに於ける端子
CN1301066A (zh) 电连接器组件
JPH065324A (ja) コネクタ
JP2003338333A (ja) プリント基板用端子
KR920001746Y1 (ko) 상대적으로 소구경의 와이어용 와이어-수용 슬롯을 가진 전기단자 및 이러한 단자를 보유한 접속자
JP2893434B2 (ja) コネクタ
JP3378991B2 (ja) フレキシブル基板用コネクタ
JP3294090B2 (ja) 脱着コネクタとこの脱着コネクタのカバー
JPH0644040Y2 (ja) ソケットコンタクト
JP3156119B2 (ja) ソケットコンタクト
US6979237B2 (en) Electrical connector having receptacle contacts
JPH0425816Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees