JP2603957Y2 - 走査線補間回路 - Google Patents

走査線補間回路

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JP2603957Y2
JP2603957Y2 JP1991056284U JP5628491U JP2603957Y2 JP 2603957 Y2 JP2603957 Y2 JP 2603957Y2 JP 1991056284 U JP1991056284 U JP 1991056284U JP 5628491 U JP5628491 U JP 5628491U JP 2603957 Y2 JP2603957 Y2 JP 2603957Y2
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潔 岩崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビ受像機に利用さ
れ、特に、インタレース表示されるべく入力された映像
信号について走査線補間を行い、テレビ受像機をノンイ
ンタレース走査させる場合の走査線補間回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走査線補間回路の一例を図3に示
す。従来の方式では、動き検出回路2において入力映像
信号11に動きがあるかどうかの判断を行い、動き検出
回路2からの動き検出信号13を用いて、入力映像信号
11に動きがあると判断した場合は、フィールド内補間
信号作成回路4からのフィールド内補間信号15をスイ
ッチ5で選択し、入力映像信号11に動きがないと判断
した場合には、フィールド間補間信号作成回路3からの
フィールド間補間信号14を選択している。
【0003】動き検出回路2では、図4に示すように、
入力映像信号11と1フレームメモリ等からなる遅延回
路1で遅延映像信号12との減算を行い、その減算器2
1の出力信号19をあらかじめ設定値発生回路22で設
定した設定値20とを比較器23で比較を行い、減算器
21の出力信号19が設定値20より大きいときに動き
があると判断し、動き検出信号13を出力する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来の走査線
補間回路における動き検出回路の動き検出信号の発生の
様子を図5に示す。図5は横軸にフレーム周波数fvで
基準化した時間周波数をとり、縦軸に入力映像信号レベ
ルをとったものである。図5からも明らかなように、入
力信号レベルが小さい部分(特に図5のAの部分)にお
いては実際の入力信号に動きがあっても動き検出信号が
発生されない。また、動き検出信号の発生頻度をあげる
ため図4における設定値20を小さくすると、動き検出
信号の発生の様子は図6のように変化するが、この場合
は、入力映像信号のノイズに反応して、実際の入力映像
信号に動きがない場合でも動き検出信号を発生してしま
う。走査線補間においては、動いている信号に対してフ
ィールド間補間を行うと、映像にぼけを生じたり、二重
像になったりする。また逆に、動きのない信号に対して
フィールド内補間を行うと、映像にちらつきやぼけを生
じる。
【0005】図5の動き検出信号の発生の様子は、動き
検出回路が走査線補間に対して適切な動き検出信号を出
力していない場合があることを示しており、以下に示す
課題がある。すなわち、前者のように小さいレベルの入
力映像信号に動きがあった場合に動き検出信号が発生さ
れないと、走査線補間された映像がぼけてしまう。例え
ば、芝生や岩肌などの映像が動いた場合にぼけを生じて
しまうことになる。また、後者のように、入力映像信号
に動きがない部分で動き検出信号を発生してしまうと、
走査線補間された映像にちらつきを生じる。
【0006】本考案の目的は、前記の課題を解消するこ
とにより、性能のよい補間特性を有する走査線補間回路
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、入力映像信号
の動きを検出し動き検出信号を出力する動き検出回路
と、フィールド間補間信号を出力するフィールド間補間
信号生成回路と、フィールド内補間信号を出力するフィ
ールド内補間信号生成回路と、前記フィールド間補間信
号または前記フィールド内補間信号を切換信号により切
り換えて補間信号として出力するスイッチとを備えた走
査線補間回路において、前記入力映像信号内の垂直周波
数を検出し垂直周波数が所定の周波数より高い領域で
出信号を出力する垂直周波数検出回路と、前記動き検出
信号と前記垂直周波数検出信号との論理演算を行い垂直
周波数が所定の周波数より高い領域で前記フィールド間
補間を行い所定の周波数より低い領域では前記フィール
ド内補間を行うように切換信号を出力する論理演算回路
とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本考案の走査線補間回路では、走査線補間を行
う前の画面でちらつきを生じるのは、垂直周波数が高い
ところであることに着目する。(具体的には、走査線数
の1/4以上の周波数を高い、それ以下を低いと判断す
る。)すなわち、垂直周波数の低いところでは、走査線
補間はフィールド間、フィールド内のどちらの方法で行
っても同一の映像を得ることができる。(ただし、垂直
周波数の低いところでフィールド内補間信号の周波数特
性がフィールド間補間信号と同一である必要がある。)
そこで本考案では、従来の動き検出回路に加え、入力映
像信号の垂直周波数を検出する回路を備えている。そし
て、動き検出回路と垂直周波数検出回路を同時に動作さ
せ、動き検出回路で動きがないと判断し、かつ、垂直周
波数検出回路で垂直周波数が高いと判断したときのみ、
走査線補間の方法をフィールド間補間とする。
【0009】これにより、従来問題となっていた芝生や
岩肌などのレベル的には非常に小さく垂直周波数成分の
あまりない信号に対しては、ぼけを生じないフィールド
内補間を行うことができる。また、このように芝生や岩
肌にぼけを生じない走査線補間を行うことができるた
め、動きの発生頻度を上げる必要性がなくなり、入力映
像信号のノイズに反応して動き検出信号を発生してしま
いちらつきを生じるという課題をなくすことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本考案の一実施例を示すブロック構
成図である。
【0012】本実施例は、入力映像信号11に所定の遅
延を与え遅延映像信号12を出力する遅延回路1と、こ
の遅延映像信号により入力映像信号11の動きを検出し
動き検出信号13を出力する動き検出回路2と、フィー
ルド間補間信号14を出力するフィールド間補間信号生
成回路3と、フィールド内補間信号15を出力するフィ
ールド内補間信号生成回路4と、フィールド間補間信号
14またはフィールド内補間信号15を切換信号13a
により切り換えて補間信号16として出力するスイッチ
5と、この補間信号16により入力映像信号11の補間
を行い倍速映像信号18を出力するライン倍速・補間回
路6とを備えた走査線補間回路において、本考案の特徴
とするところの、入力映像信号11内の垂直周波数を検
出し垂直周波数検出信号17を出力する垂直周波数検出
回路7と、動き検出信号13と垂直周波数検出信号17
との論理和をとり切換信号13aを出力するオア回路8
とを備えている。
【0013】次に、本実施例の動作について図2に示す
動作タイミング図を参照して説明する。なお、ここでは
図2に示すように、入力映像信号11はディジタル信号
(アナログ信号でも同様である)とし、動き検出信号1
3は入力映像信号11のレベルが設定値20のレベルよ
りも小さくなったとき「H」レベルになる信号とし、垂
直周波数検出信号は垂直周波数が所定値より低いとき
「H」レベル、高いとき「L」レベルになる信号とし、
スイッチ5は補間信号16として、切換信号13aが
「H」レベルのときはフィールド内補間信号15を、
「L」レベルのときはフィールド間補間信号14を出力
する構成となっている。
【0014】動き検出回路2において入力映像出力11
に動きがあるかどうかの判断を行い、また、垂直周波数
検出回路7において入力映像信号11の垂直周波数を検
出する。垂直周波数検出回路7からの垂直周波数検出信
号17と、動き検出回路2からの動き検出信号13はオ
ア回路8において論理和がとられ、スイッチ5において
フィールド間補間信号14またはフィールド内補間信号
15を選択している。ライン倍速・補間回路6では、入
力映像信号11と補間信号16とをそれぞれ倍速変換
し、ラインごとにそれぞれ倍速変換された信号を切り換
え、出力として、倍速映像信号18を得ている。
【0015】すなわち、本実施例においては、入力映像
信号に動きがないと判断され、かつ垂直周波数が高いと
判断されたときだけフィールド間補間を行い、それ以外
はフィールド内補間を行うことになる。
【0016】なお、垂直周波数の低いところでフィール
ド内補間信号の周波数特性がフィールド間補間信号と同
一であれば弊害なく構成できる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、フィー
ルド間補間とフィールド内補間の切り換えに、従来の動
き検出回路だけでなく垂直周波数検出回路を備えている
ため、動き検出回路の誤検出を補正できるため、性能の
よい補間特性を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】その動作タイミング図。
【図3】従来例を示すブロック構成図。
【図4】その動き検出回路を示すブロック構成図。
【図5】従来例における動き検出信号の発生領域を示す
図。
【図6】図4の動きの発生頻度をあげたときの動き検出
信号の発生領域を示す図。
【符号の説明】
1 遅延回路 2 動き検出回路 3 フィールド間補間信号作成回路 4 フィールド内補間信号作成回路 5 スイッチ 6 ライン倍速・補間回路 7 垂直周波数検出回路 8 オア回路 11 入力映像信号 12 遅延映像信号 13 動き検出信号 13a 切換信号 14 フィールド間補間信号 15 フィールド内補間信号 16 補間信号 17 垂直周波数検出信号 18 倍速映像信号 19 減算器出力信号 20 設定値 21 減算器 22 設定値発生回路 23 比較器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の動きを検出し動き検出信
    号を出力する動き検出回路と、フィールド間補間信号を
    出力するフィールド間補間信号生成回路と、フィールド
    内補間信号を出力するフィールド内補間信号生成回路
    と、前記フィールド間補間信号または前記フィールド内
    補間信号を切換信号により切り換えて補間信号として出
    力するスイッチとを備えた走査線補間回路において、 前記入力映像信号内の垂直周波数を検出し垂直周波数が
    所定の周波数より高い領域で検出信号を出力する垂直周
    波数検出回路と、前記動き検出信号と前記垂直周波数検
    出信号との論理演算を行い垂直周波数が所定の周波数よ
    り高い領域で前記フィールド間補間を行い所定の周波数
    より低い領域では前記フィールド内補間を行うように
    換信号を出力する論理演算回路とを備えたことを特徴と
    する走査線補間回路。
JP1991056284U 1991-06-24 1991-06-24 走査線補間回路 Expired - Lifetime JP2603957Y2 (ja)

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JPH052490U JPH052490U (ja) 1993-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2730066B2 (ja) * 1988-07-22 1998-03-25 ソニー株式会社 動き検出信号の処理回路
JPH0330586A (ja) * 1989-06-28 1991-02-08 Toshiba Corp 動き検出回路

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