JP3314963B2 - 画像信号の走査変換装置 - Google Patents

画像信号の走査変換装置

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JP3314963B2 JP28312092A JP28312092A JP3314963B2 JP 3314963 B2 JP3314963 B2 JP 3314963B2 JP 28312092 A JP28312092 A JP 28312092A JP 28312092 A JP28312092 A JP 28312092A JP 3314963 B2 JP3314963 B2 JP 3314963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号の走査変換装置
に係り、特に2:1インタレース走査信号を順次走査信
号に変換する装置に関する。
【0002】
【発明の概要】この発明は、例えば2:1インタレース
走査のテレビジョン信号を、順次走査信号に走査変換す
る装置において、従来のフィールド間またはフィールド
内の走査線補間回路に加えて、動き補償を施した動き補
償補間回路を有し、これらの補間回路を画像の動きに適
応して使用することにより動画における順次走査変換画
質を向上させるものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の走査変換装置は、変換に
必要な走査線の補間を行う際に、画像の種類に適応し
て、静止画に対してはフィールド間補間回路を(静モー
ド)、動画に対してはフィールド内補間回路を(動モー
ド)、そして場合によっては動きの遅い動画に対して時
間−垂直の時空間フィルタによる中間モード用の補間回
路を各々使用していた。
【0004】従来の技術としては例えば以下に示す例が
ある。
【0005】(1) 西澤,田中、「順次走査変換によ
る画質改善」 昭和59年、12月、NHK技研月報 (2) 阿知葉ほか、「IDTV受像機のための動き適
応型信号処理」、テレビ学会誌、Vol.41,No.
7(1987) また、順次走査変換ではないが、動き補償技術をテレビ
信号のフレーム数変換に利用した例として以下のものが
ある。
【0006】(3) 田中ほか、「動き補正型フレーム
数変換法を用いたHDTV−PASL方式変換装置の構
成と画質評価」、電子情報通信学会論文誌、vol.J
70−D、No.8(1987)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】順次走査変換装置の目
的は、インタレース信号を順次走査信号に変換し、イン
タレース走査に起因する画質妨害(インタレース妨害)
を除去して画質を向上させることにある。しかし、先に
述べた従来技術では、後に詳しく述べるように動画に対
しては、インタレース妨害は除去されず、かつ垂直方向
の空間改善度が約1/2に低下するため、画質があまり
向上しないという欠点があった。この状況は中間モード
が使用されている場合でも大きな違いはない。
【0008】本発明はこの点を改善し、動き補償技術を
利用することにより、動画に対する変換画質を向上させ
た走査変換装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像信号の走査変換装置は、インタレース
走査の入力画像信号に対し、フィールド内信号処理によ
り走査線を補間するフィールド内補間回路と、前記入力
画像信号における画像の動き量を動ベクトルとして出力
する動ベクトル発生回路と、1フィールドの遅延量に対
して前記動ベクトルに従い前記画像の動き量を補償した
遅延回路を用いて走査線を補間する動き補償補間回路
と、前記2つの補間回路の出力信号を混合する混合回路
と、該混合回路における混合比を1フレームの遅延量に
対して前記動ベクトルに従い前記画像の動き量を補償し
た前記入力画像信号の動き補償フレーム間差信号に基づ
いて決定する補間選択判定回路と、前記混合回路の出力
信号および前記入力画像信号を順次走査の各走査毎に交
互に選択して順次走査信号を出力する手段と、前記入力
画像信号の1フィールド前後の各信号により走査線を補
間するフィールド間補間回路とを具え、前記動き補償補
間回路における遅延回路は、前記入力画像信号の1フィ
ールド前後の各信号に対して前記動ベクトルに従い前記
画像の動き量を補償し、前記混合回路は、選択信号によ
って前記動き補償補間回路の出力信号および前記フィー
ルド間補間回路の出力信号のいずれかを選択して前記フ
ィールド内補間回路の出力信号と混合し、前記補間選択
判定回路は、前記入力画像信号のフレーム間差信号およ
び1フレームの遅延量に対して前記画像の動き量を補償
した前記入力画像信号の動き補償フレーム間差信号に基
づいて前記選択手段を制御すると共に前記混合比を決定
することを特徴とする。また、本発明の画像信号の走査
変換装置は、インタレース走査の入力画像信号に対し、
フィールド内信号処理により走査線を補間するフィール
ド内補間回路と、前記入力画像信号における画像の動き
量を動ベクトルとして出力する動ベクトル発生回路と、
1フィールドの遅延量に対して前記動ベクトルに従い前
記画像の動き量を補償した遅延回路を用いて走査線を補
間する動き補償補間回路と、前記2つの補間回路の出力
信号を混合する混合回路と、該混合回路における混合比
を1フレームの遅延量に対して前記動ベクトルに従い前
記画像の動き量を補償した前記入力画像信号の動き補償
フレーム間差信号に基づいて決定する補間選択判定回路
と、前記混合回路の出力信号および前記入力画像信号を
順次走査の各走査毎に交互に選択して順次走査信号を出
力する手段とを具え、前記動ベクトル発生回路は、前記
動ベクトルの垂直方向の動き量が奇数(走査線/フィー
ルド)である場合に、前記動き量−1および+1を各々
加えた値を垂直方向の動ベクトルとして出力することを
特徴とする。さらに、本発明の画像信号の走査変換装置
は、インタレース走査の入力画像信号に対し、フィール
ド内信号処理により走査線を補間するフィールド内補間
回路と、前記入力画像信号における画像の動き量を動ベ
クトルとして出力する動ベクトル発生回路と、1フィー
ルドの遅延量に対して前記動ベクトルに従い前記画像の
動き量を補償した遅延回路を用いて走査線を補間する動
き補償補間回路と、前記2つの補間回路の出力信号を混
合する混合回路と、該混合回路における混合比を1フレ
ームの遅延量に対して前記動ベクトルに従い前記画像の
動き量を補償した前記入力画像信号の動き補償フレーム
間差信号に基づいて決定する補間選択判定回路と、前記
混合回路の出力信号および前記入力画像信号を順次走査
の各走査毎に交互に選択して順次走査信号を出力する手
段とを具え、前記動き補償補間回路は、前記動ベクトル
の垂直方向の動き量が偶数(走査線/フィールド)の場
合は、前記動き量だけ遅延量を補償した1フィールド前
または後の信号から出力信号を作成し、奇数(走査線/
フィールド)の場合は前記動き量に奇数量の加減を行っ
た量だけ遅延量を補償した1フィールド前または後の信
号から出力信号を作成することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、動き補償補間信号を画像の動
きの検出状況に応じてフィールド内補間信号に混合し、
順次走査信号に使用する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】(第1の実施例)A.図1の説明 図1に本発明の第1の実施例である順次走査変換装置の
構成を示す。本装置の入力信号は走査線数525本、フ
ィールド周波数60Hz、2:1インタレースのテレビ
ジョン画像信号であり、出力信号は525本、60H
z、順次走査(インタレース比1:1)のテレビジョン
画像信号である。
【0013】入力信号は、動ベクトル検出回路25に入
力される。この動ベクトル検出回路25では入力信号か
ら画像の動き量(動ベクトル)を検出する。この動ベク
トル検出回路25は従来知られている技術、例えば文献
(3)に述べられている技術で構成できる。動ベクトル
検出回路25で検出された動ベクトルV0 は動ベクトル
値修正回路26で若干の値の修正を受けて、走査線の補
間で実際に使用される動ベクトルVとなる。動ベクトル
値修正回路26の動作内容については後述する。
【0014】また動ベクトルVは実際には画像の水平方
向の動き成分を表す水平方向の動ベクトルVx と、垂直
方向の動き成分を表す垂直方向の動ベクトルVy の2つ
の信号からなる。これら動ベクトル検出回路25と動ベ
クトル値修正回路26が全体として動ベクトル発生回路
6を構成している。動ベクトルVは、画素ごと、あるい
はある大きさの画素ブロックごと、あるいはフィールド
ごとのいずれの単位で値が更新されても本装置は動作可
能である。
【0015】入力信号はまた、(263H+V)のディ
レィ量を持つ動き補償メモリ7に入力される。ここで、
“H”はフィールド内の1ラインを表す。また“V”は
動ベクトル発生回路6からの動ベクトルである。(26
3H+V)のディレィ量は具体的に表すと以下のように
なる。
【0016】(条件) 1H=N pel (pel:画素,N=1ラインの画
素数) Vx :単位(画素/フィールド) Vy :単位((フレーム内)走査線数/フィールド) 時間とともに画像が右上に移動するとき、Vx >0,V
y >0
【0017】
【数1】
【0018】動き補償メモリ7の出力が動き補償フィー
ルド間補間により補間された走査線の信号である。本実
施例では動き補償メモリ7が全体として動き補償補間回
路1を構成している。
【0019】入力信号はまた、1Hディレィ8と加算器
9に入力される。加算器9は1Hディレィ8の出力と装
置の入力信号とを加算する。1/2係数器10は加算器
9の出力に1/2を乗じて出力する。これら1Hディレ
ィ8,加算器9および1/2係数器10が全体としてフ
ィールド内補間回路2を構成している。フィールド内補
間回路2の出力はフィールド内補間により補間された走
査線の信号である。
【0020】動き補償補間回路1の出力、フィールド内
補間回路2の出力は各々(1−K)係数器11とK係数
器12に入力され、各々の係数が乗じられる。ここでK
は0≦K≦1.0であり、Kの値は後述される補間選択
判定回路5からこれらの係数器11,12に入力され
る。(1−K)係数器11とK係数器12の出力は加算
器13で加算され、最終的に補間走査線の信号となる。
これら(1−K)係数器11,K係数器12,加算器1
3が全体として混合回路3を構成している。
【0021】時間軸変換回路4は混合回路3の出力およ
び本装置の入力信号を順次走査の各走査毎に交互に選択
して本装置の順次装置出力信号を作成する。時間軸変換
回路4の内部の1Hメモリ14〜17,スイッチ18〜
20の動作は従来の技術、例えば文献(1)から明らか
であるので詳細な説明は省略するが、簡単に説明する
と、例えば、出力の順次走査信号に関して走査線1本目
および2本目の走査を行う時間においては、加算器13
の出力と本装置の入力信号を1Hメモリ14,16に各
々書き込む。続いて3本目,4本目の時間にはそれらの
信号を1Hメモリ15,17に書き込むとともに、3本
目として1Hメモリ14から信号を読み出し、スイッチ
18,20によりその信号を出力信号として選択する。
同様に4本目として1Hメモリ16から読み出した信号
を出力信号とする。
【0022】入力信号はまた、(525H+2V)のデ
ィレィ量を持つ動き補償メモリ21に入力される。この
動き補償メモリ21の動作は動き補償量が動ベクトルV
の2倍となっている他は前記動き補償メモリ7と同様で
あり、そのディレィ量は前記の(1)式より類推容易で
ある。減算器22は装置の入力信号と動き補償メモリ2
1の出力との差分を出力する。減算器22の出力が装置
の入力信号に対する動き補償フレーム間差信号である。
絶対値回路23は動き補償フレーム間差信号の絶対値を
出力する。K決定回路24は絶対値回路23の出力をも
とに前記の係数器11,12における係数Kを決定す
る。このK決定回路24の内容は単純に絶対値回路23
の出力値が大きければKを大きな値にするというレベル
変換のみでも良いし、例えば文献(2)に述べられてい
るような従来の動き検出法の様々な手法を盛り込んでも
良い。これら動き補償メモリ21,減算器22,絶対値
回路23,K決定回路24が全体として補間選択判定回
路5を構成している。
【0023】B.動作の説明 次に、図2により図1の装置の動作を説明する。図2は
インタレース走査画像を時間(t)−垂直(y)の座標
で見たものであり、同図中の白丸がインタレース走査に
より生じる走査線の位置である。同図において、画像の
走査は同一フィールド内(同図垂直線)では上から下へ
と行われている。同図において、垂直方向(y)は、0
(sec)を現フィールドとすると、1−/60sec
は1フィールド前、−1/30secは2フィールド前
を各々示す。いま、同図(a)において、走査線aに着
目すると、この画像を順次走査画像に変換するために
は、インタレース走査における直上の走査線bとの中間
に補間走査線xを作成する必要がある。
【0024】なお、従来の順次走査変換では画像が静止
している場合は例えば1フィールド前のdの走査線を1
フィールドディレィさせて補間走査線xとし(フィール
ド間補間)、動画の場合は(同一フィールド内の)例え
【0025】
【外1】
【0026】を補間走査線xとしていた(フィールド内
補間)。しかし、フィールド内補間では垂直低域フィル
タにより補間走査線xを作成していることになるため、
垂直空間周波数の通過域が1/2に低下し、画像の垂直
解像度が劣化する。また同時に、後に述べるようにイン
タレース妨害も除去されない。したがって、従来の装置
では静止画については画質が良いが、動画では画質が劣
化する。
【0027】図1の装置では動ベクトルVに従ってフィ
ールドディレィ量を動き補償することにより動画におけ
る画質劣化を解決している。例えば画像の垂直方向の動
きがVy =2である場合は、図1の動き補償メモリ7に
より図2の(a)のcの走査線(cはxに対して、フレ
ーム内走査線数で2だけ遅れている)をディレィさせて
補間走査線xとする。このように図1の装置では画像に
動きがある場合でも垂直フィルタを用いることなく走査
線を補間できるので、動画の変換画質が良好である。こ
の状況は水平方向の動き成分についても同様である。な
お、静止画においてはVx =Vy =0であるので、従来
の静止画に対するフィールド間補間も上記の動き補償補
間の動作に含まれている。
【0028】ところで、図2の(a)にはVy が偶数の
場合のみ示したが、Vy が奇数の場合は1フィールド前
に補間すべき位置の走査線が存在しないため動き補償補
間を行うことができない。従って、図1の動ベクトル値
修正回路26では以下のアルゴリズムにより垂直方向の
動ベクトル量を修正する。動ベクトル検出回路25で検
出された垂直,水平の動ベクトルを各々Vy0,Vx0とす
ると、
【0029】
【数2】
【0030】
【数3】 Vx=Vx0 …(3) すなわち、Vy0についてはVy0が奇数の場合はVy0をよ
り絶対値の小さい偶数に丸めている。これは、動き補償
が正確でない場合は、過補償の状態よりも補償不足の状
態の方が一般的に画質が良好であることによるものであ
る。水平方向の動き成分については以上のようなインタ
レース走査に基づく特殊事情がないためVx0を修正する
必要はない。
【0031】また、検出される動ベクトルは常に正確と
は限らず、仮に正確であっても上記のように値が修正さ
れる可能性がある。さらに、検出される動ベクトルが一
定であるような同一画像部分内に、実は複数の動きが存
在する場合もある。このような場合、動き補償補間は大
きな画質劣化を生じることがある。従って、動き補償補
間を用いる場合でもフィールド内補間回路2による補間
を併用することによって大きな画質劣化を解消する。こ
のとき動き補償補間回路1による補間およびフィールド
内補間回路2による補間を各々どの程度の量にするか
は、K決定回路24の出力Kによって決まり、そのKは
減算器22の出力である動き補償フレーム間差信号に従
って決定される。すなわち、動ベクトルによる動き補償
がうまく働く場合には、Kは零に近くなり、その結果、
フィールド内補間よりは動き補償補間が優位となり、逆
に動ベクトルによる補償がうまく働かない場合には、K
は1に近くなり、その結果、動き補償補間よりはフィー
ルド内補間が優位となる。図2の(b)はこの状況を示
したものである。図2の(b)のa点,b点…などの信
号値をPa,Pb…などと表すと、動ベクトル値がVy
=2、すなわち2Vy=4の場合は|Pa−Pe|の大
小に基づいてKが決定される。Vy =0の場合はKは|
Pa−Pf|によって決定され、さらにVx =0なら
ば、補間選択判定回路5の動作は従来の装置における動
き検出回路の動作と等価である。
【0032】次に、図3に従来の装置および図1の装置
の動作に関する時間−垂直の時空間スペクトルを示す、
図3の(a)〜(e)の横軸はすべて時間周波数f(単
位:Hz)であり、縦軸は垂直空間周波数ν(単位:c
ph,cycles perpicture heig
ht)である。
【0033】図3の(a)は以下で検討する画像のスペ
クトルを示す。同図は
【0034】
【外2】
【0035】がVy =2の速度で垂直方向に動いている
画像を表している。原点から左上に画像の原スペクトル
が直線的に伸びており、(f,ν)=(60,0)の点
からやはり左上にフィールドによる時間方向の標本化の
折り返しスペクトルが伸びている。
【0036】
【外3】
【0037】はインタレース走査による時空間標本化の
キャリアであり、それによる折り返し成分が各々のxか
ら右下に伸びている。このインタレースによる折り返し
のスペクトルは図では点線で示されており、これがイン
タレースによる画質妨害の原因となる成分である。イン
タレース〜順次走査変換は走査変換によりこの点線のス
ペクトルを除去し、画像の高画質化を図るためのもので
ある。
【0038】図3の(b)は従来の静止画のためのフィ
ールド間補間の周波数応答を示す。同図の斜線で示した
領域が補間をフィルタとして見たときの阻止域である。
同図から、この補間法では原スペクトルの一部がカット
され(画像がボケる)、逆に点線のスペクトルの一部は
残留する(インタレース妨害は除去されない)ことがわ
かる。図3の(c)は従来のフィールド内補間の周波数
応答を示し、阻止域は異なるものの、画像がボケ,イン
タレース妨害が残留することに変わりはない。従来の装
置は場合によっては文献(1),(2)の例にあるよう
にフィールド間とフィールド内の中間の補間モードを使
用することもある。しかし、この場合の阻止域は一般に
図3の(d)のような三角形の領域で代表されるが、図
3の(b),(c)と結果において大差ないことがわか
る。
【0039】これに対し、図1の装置で用いている動き
補償補間の周波数応答は図3の(e)のようになる。同
図から、実線の原画像スペクトルは少しも損われず。点
線の折り返しスペクトルは完全に除去されていることが
わかる。すなわち、原画像成分はフル解像度で再現さ
れ、かつインタレース妨害は完全に除去されるので、動
がにおける変換画質を格段に向上させることができる。
図2の(e)ではVy =2の画像を示したが、Vy =2
n(nは整数)であれば同様に画質を向上できる。水平
方向の動きについてはVx がいかなる整数値であっても
同様に画質を向上できる。もちろん、画像の動きが斜め
方向(Vx ≠0,Vy ≠0)であってもVy =2nであ
れば同様に画質を向上できる。
【0040】(第2実施例)図4に本発明の第2の実施
例にかかる動き補償補間回路を示す。本実施例を実施す
るには例えば図1において動き補償補間回路1を図4の
回路に置き換え、かつ図1の動ベクトル値修正回路26
を除去して動ベクトル検出回路25の出力V0 をそのま
ま動ベクトル発生回路6の出力とすればよい(Vy =V
y0,Vx =Vx0)。図1の動き補償補間回路1ではVy
が奇数の場合は補間を行うことができなかったが、図4
の回路はこの点を改善するものである。
【0041】図4では入力信号は(263H+V′)の
ディレィ量を持つ動き補償メモリ31と、(263H+
V″)のディレィ量を持つ動き補償メモリ33とに入力
される。メモリ31では動き補償に使用される動ベクト
ル発生回路6からのベクトル値は水平成分はVx =Vx
であるが、垂直成分であるVy ′はスイッチ32の出力
として与えられる。スイッチ32は同回路6からのVy
の値に従い、mod2y (Vy を2で除した余り)が
0であればVy を出力し、1であればVy +1を出力す
る。一方、メモリ33においては常にVx ″=Vx ,V
y ″=Vy −1の動き補償が行われる。メモリ31の出
力はスイッチ36と加算器34とに導かれる。加算器3
4ではメモリ31の出力とメモリ33の出力とを加算す
る。続く1/2係数器35は加算器34の出力に1/2
を乗じてスイッチ36の片側の入力とする。スイッチ3
6はmod2y が0であればメモリ31の出力を選択
し、1であれば1/2係数器35の出力を選択する。ス
イッチ36の出力が動き補償信号となる。なお、Vy
1,Vy +1,mod2y は動ベクトル発生回路6に
おいて、動ベクトル検出回路25の出力に基づいて発生
させる回路を設けることができる。
【0042】以上の動作から明らかなように、図4の動
き補償補間回路はVy が偶数であれば図1の動き補償補
間回路1と等価な動作となる。Vy が奇数の場合はメモ
リ31,メモリ33,加算器34,1/2係数器35に
より時空間フィルタを構成し、そのフィルタの出力を補
間信号としている。図4ではこのフィルタとして2次の
場合を示してあるが、もちろん次数の高いフィルタを構
成することも可能である。その場合は動き補償メモリを
多数設け、それらにVy ±1,Vy ±3,Vy±5…の
動ベクトルを入力すればよい。
【0043】図5はVy =1の場合に図4の回路の動作
を説明するものである。図5の表記法は前記図2と同様
である。Vy =1であるので、Vy ′=Vy +1=2,
y″=Vy −1=0となる。従って動き補償メモリ3
1は図5の走査線cを補間点xに移動させる動作を行
い、動き補償メモリ33は走査線dをxに移動させる動
作を行う。補間走査線は
【0044】
【外4】
【0045】で与えられている。なお、このとき補間選
択判定に必要な動き補償フレーム間差信号はPg−Pa
であるが、a−g間の動きは2Vy =2(偶数)である
ので、図1の補間選択判定回路5の動作は特に問題なく
行える。すなわち回路5はVyがいかなる整数値であっ
ても正常に動作可能である。
【0046】図6はやはりVy =1の場合の時空間スペ
クトルを示している。Vy が奇数の場合は原スペクトル
と折り返しスペクトルがf−ν領域上で完全に重なって
しまうため、いかなる補間フィルタを用いても分離不可
能である。図6の(a)は従来のフィールド内補間の周
波数応答を示しており、図6の(b)は図4の動き補償
回路の周波数応答を示している。いずれの図においても
抑圧される成分および残留される成分は等しい。従って
変換画質も同等である。しかし、実際の画像は複雑な動
きをしていることも多く、同一の画像部分においてVy
=1の動きとVy が偶数の動きとが混在している場合も
考えれる。このような場合は、図4の回路は図6の
(b)から明らかなように、たとえVy =1のベクトル
が動ベクトル検出回路で検出され、それが動き補償に使
用されたとしても、Vy が偶数の動きによって生じる
(f,ν)=(±30,0)近傍の視覚上目立ちやすい
妨害を除去できるという長所を有している。
【0047】(第3の実施例)図7に本発明の第3の実
施例である順次走査変換装置の構成を示す。この装置の
画像入力信号および出力信号は図1と同様である。本装
置においては、さらに画像入力信号の画像の動き量(動
ベクトル)が動ベクトル入力信号として与えられてい
る。この場合、画像の送像側において動ベクトル検出が
行われ、画像信号とともに動ベクトルが送出されてくる
ものと仮定している。このような仮定が成り立つ例とし
て、例えば近年注目されている画像のデジタル符号化伝
送などにおいて、伝送符号の一部として動ベクトルが伝
送されている。
【0048】動ベクトル入力信号は動ベクトル受信回路
79において本装置に必要な形式にフォーマット変換さ
れ、動ベクトル値修正回路80において値を修正され、
本装置で使用される動ベクトルV(Vx ,Vy )として
装置の各部に分配される。これらの回路79,80が全
体として動ベクトル発生回路78を構成している。ま
た、動ベクトル値修正回路80の動作内容は図1の動ベ
クトル値修正回路26に等しい。図1の実施例の動ベク
トル発生回路26の代わりに本回路78を用いる。
【0049】画像入力信号は41〜43の固定のフィー
ルドディレィ(ただし、41,43は262Hディレ
ィ、42は263Hディレィ)の縦続接続部分に入力さ
れる。画像入力信号とフィールドディレィ42の出力は
【0050】
【外5】
【0051】に入力される。これらの動作は図1の動き
補償メモリ7と同様である。しかし、基準のディレィ量
が16Hと動き補償メモリ7に比べて小さくなったこと
により、高価な動き補償メモリを実現する際に経済的に
有利である。なお16Hなる値は、通常の場合の動き速
度Vが16(H/フィールド)を越えることがほとんど
ないことを考慮して決めたものである。動き補償メモリ
46と47の出力は加算器48で加算される。1/2係
数器49は加算器48の出力に1/2を乗じる。これら
メモリ46,47、加算器48、1/2係数器49が全
体として動き補償補間回路50を構成している。
【0052】画像入力信号とフィールドディレィ42の
出力はまた、16Hメモリ52,51に各々入力され
る。メモリ51,52、加算器53、1/2係数器54
の動作は動き補償がなされないことを除いて動き補償補
間回路50と同様であり、これらが全体として静止画用
のフィールド間補間回路55を構成している。
【0053】フィールドディレィ41の出力は16Hメ
モリ56に入力される。メモリ56および前記メモリ5
1,52はすべて動き補償メモリ46,47とのディレ
ィ合せのためのものである。16Hメモリ56の出力は
フィールド内補間回路57に入力される。このフィール
ド内補間回路57の内容は、例えば図1のフィールド内
補間回路2の内容と等しいもので良い。
【0054】動き補償補間回路50の出力、フィールド
間補間回路55の出力は各々スイッチ58の1側入力、
0側入力となる。スイッチ58は後に述べる信号Lに従
って、信号Lが1ならば1側、0ならば0側を選択す
る。スイッチ58の出力は(1−K)係数器59の入力
となり、またフィールド内補間回路57の出力はK係数
器60の入力となる。1−K係数器59,K係数器6
0,加算器61の動作は図1の混合回路3と同様であ
り、これらにスイッチ58を加えて全体として混合回路
62を構成している。加算器61の出力、および16H
メモリ56の出力は時間軸変換回路63に入力される。
時間軸変換回路63の内容は例えば図1の時間軸変換回
路4の内容と等しいもので良い。この回路63の出力が
本装置の出力信号となる。
【0055】図7において、動き補償メモリ46,4
7、16Hメモリ51,52,56の出力には各々
C′,A′,C,A,Bの記号が付されているが、これ
らは各々減算器65〜68の対応する入力となってい
る。一方、262Hメモリ43の出力は(16H+2
V)のディレィ量を持つ動き補償メモリ44と16Hメ
モリ45に入力される。これらのメモリ44,45の出
力にはD,D′の記号が付されているが、これらも減算
器66,68の対応する入力となっている。減算器6
5,66の出力は入力画像信号の(動き補償を行わな
い)フレーム間差信号であり、減算器67,68の出力
は入力画像信号の動き補償フレーム間差信号である。
【0056】減算器65と66,減算器67と68の出
力は各々1フィールドだけ位相がずれているが、このよ
うな位相のずれたフレーム間差信号を判定に使用する方
法は、動き検出における検出もれ防止のために従来から
使用されている(例えば文献(3))。減算器65〜6
8の出力に対して絶対値回路69〜72で各々その絶対
値が求められる。最大値回路73は絶対値回路69の出
力と絶対値回路70の出力を比較し、値の大きい方を出
力する。最大値回路74の動作も同様であって、絶対値
回路71,72の出力を比較する。
【0057】L決定回路75では最大値回路73の出力
と最大値回路74の出力を比較して定数Lを決定する。
例えば回路73の出力が回路74の出力よりも大きけれ
ばL=1とし、その逆であればL=0とする。ここでは
Lは0または1の2値としたが、混合回路62において
スイッチ58の代わりに1−K係数器59,K係数器6
0,加算器61と同様な回路を設ければLは連続的な値
とすることができる。
【0058】一方、最大値回路73の出力と最大値回路
74の出力はまた最小値回路76に入力される。最小値
回路76は2つの入力のうちの小さい方を出力する。最
小値回路76の出力はK決定回路77に入力される。K
決定回路77の動作は図1のK決定回路24と同様であ
る。K決定回路77の出力が混合回路に入力される係数
Kとなる。これら各構成65〜77が全体として補間選
択判定回路64を構成している。
【0059】次に図8により図7の装置の動作を説明す
る。図8には図7にA,A′,…等で示された信号の時
空間領域上での位置が示されている。いま着目する走査
線はBであり、、それに対する補間走査線はXである。
その他の表記法は図2と同様である。図7の装置ではフ
ィールド間補間および動き補償フィールド間補間とも時
間方向に関して両側から補間を行っている(図1の装置
は片側補間)。すなわち、フィールド間補間では
【0060】
【外6】
【0061】としており、動き補償フィールド間補間で
【0062】
【外7】
【0063】としている。フィールド内補間に関しては
図1と同様である。時間に関する両側補間を行うことに
より、本装置では時間周波数に関してより急峻な減衰特
性を得ることができる。しかし、とき空間周波数領域上
での各々の補間による阻止域は、図1の装置による図3
の(b),(c),(e)と全く同様である。
【0064】一方、本装置では補間選択判定回路64に
おいて3つの補間のうちどれを選択するかの判定を行っ
ているが、これはフレーム間差信号A−C,B−D、お
よび動き補償フレーム間信号A′−C′,B−D′の4
つの信号に基づいて行っている。これらの時空間位相は
やはり図8から明らかである。これらの信号からL,K
を決定するが、その方法や意味は図2から図7に関する
記述により明らかであるので省略する。
【0065】本装置では静止画用のフィールド間補間を
動き補償補間と別に設けることにより、動ベクトル発生
回路78から出力される動ベクトルVが一定であるよう
な同一画像部分内において、静止画部分と動画部分が同
時に存在する場合でも、各々を高画質で走査変換するこ
とができる。なお、図1の装置の場合と同様にして本装
置に図4の動き補償補間回路を適用することもできる。
【0066】本発明はここに示した画像信号のみなら
ず、例えば625本システムやHDTVにも利用でき
る。また、前記各実施例では動き補償補間回路を1つだ
け用いているが、画像のより複雑な動きに対応するため
に、図4あるいは図7の実施例と同様な方法により、動
き補償補間回路の数を増すこともできる。例えば図7に
おいて16Hメモリ45,51,52の代わりに動き補
償メモリを使用し、動ベクトル発生回路78から同時に
2つの動ベクトルを出力できるように変更すれば、同一
の画像部分に対して2種類の動きまで良好な画質で順次
走査変換を行うことができる。
【0067】
【発明の効果】本発明はインタレース走査信号の順次走
査信号への変換に必要な走査線の補間を行う際に、補間
信号に画像の動きに適応して動き補償をすることによ
り、動画に対しても垂直解像度を低下させることなくイ
ンタレース妨害を完全に除去することができ、動画の変
換画質を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】同実施例の動作例を示す図である。
【図3】同実施例の動作を説明する時間−垂直スペクト
ルを示す図である。
【図4】本発明の他の実施例にかかる動き補償補間回路
を示す図である。
【図5】同実施例の動作例を示す図である。
【図6】図4の回路の動作を説明する時間−垂直スペク
トルを示す図である。
【図7】本発明のさらの他の実施例を示す図である。
【図8】同実施例の動作例を示す図である。
【符号の説明】 1 動き補償補間回路 2 フィールド内補間回路 3 混合回路 4 時間軸変換回路 5 補間選択判定回路 6 動ベクトル発生回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタレース走査の入力画像信号に対
    し、フィールド内信号処理により走査線を補間するフィ
    ールド内補間回路と、 前記入力画像信号における画像の動き量を動ベクトルと
    して出力する動ベクトル発生回路と、 1フィールドの遅延量に対して前記動ベクトルに従い前
    記画像の動き量を補償した遅延回路を用いて走査線を補
    間する動き補償補間回路と、 前記2つの補間回路の出力信号を混合する混合回路と、 該混合回路における混合比を1フレームの遅延量に対し
    て前記動ベクトルに従い前記画像の動き量を補償した前
    記入力画像信号の動き補償フレーム間差信号に基づいて
    決定する補間選択判定回路と、 前記混合回路の出力信号および前記入力画像信号を順次
    走査の各走査毎に交互に選択して順次走査信号を出力す
    る手段と、 前記入力画像信号の1フィールド前後の各信号により走
    査線を補間するフィールド間補間回路とを具え、 前記動き補償補間回路における遅延回路は、前記入力画
    像信号の1フィールド前後の各信号に対して前記動ベク
    トルに従い前記画像の動き量を補償し、 前記混合回路は、選択信号によって前記動き補償補間回
    路の出力信号および前記フィールド間補間回路の出力信
    号のいずれかを選択して前記フィールド内補間回路の出
    力信号と混合し、 前記補間選択判定回路は、前記入力画像信号のフレーム
    間差信号および1フレームの遅延量に対して前記画像の
    動き量を補償した前記入力画像信号の動き補償フレーム
    間差信号に基づいて前記選択手段を制御すると共に前記
    混合比を決定することを特徴とする画像信号の走査変換
    装置。
  2. 【請求項2】 インタレース走査の入力画像信号に対
    し、フィールド内信号処理により走査線を補間するフィ
    ールド内補間回路と、 前記入力画像信号における画像の動き量を動ベクトルと
    して出力する動ベクトル発生回路と、 1フィールドの遅延量に対して前記動ベクトルに従い前
    記画像の動き量を補償した遅延回路を用いて走査線を補
    間する動き補償補間回路と、 前記2つの補間回路の出力信号を混合する混合回路と、 該混合回路における混合比を1フレームの遅延量に対し
    て前記動ベクトルに従い前記画像の動き量を補償した前
    記入力画像信号の動き補償フレーム間差信号に基づいて
    決定する補間選択判定回路と、 前記混合回路の出力信号および前記入力画像信号を順次
    走査の各走査毎に交互に選択して順次走査信号を出力す
    る手段とを具え、 前記動ベクトル発生回路は、前記動ベクトルの垂直方向
    の動き量が奇数(走査線/フィールド)である場合に、
    前記動き量−1および+1を各々加えた値を垂直方向の
    動ベクトルとして出力することを特徴とする画像信号の
    走査変換装置。
  3. 【請求項3】 インタレース走査の入力画像信号に対
    し、フィールド内信号処理により走査線を補間するフィ
    ールド内補間回路と、 前記入力画像信号における画像の動き量を動ベクトルと
    して出力する動ベクトル発生回路と、 1フィールドの遅延量に対して前記動ベクトルに従い前
    記画像の動き量を補償した遅延回路を用いて走査線を補
    間する動き補償補間回路と、 前記2つの補間回路の出力信号を混合する混合回路と、 該混合回路における混合比を1フレームの遅延量に対し
    て前記動ベクトルに従い前記画像の動き量を補償した前
    記入力画像信号の動き補償フレーム間差信号に基づいて
    決定する補間選択判定回路と、 前記混合回路の出力信号および前記入力画像信号を順次
    走査の各走査毎に交互に選択して順次走査信号を出力す
    る手段とを具え、 前記動き補償補間回路は、前記動ベクトルの垂直方向の
    動き量が偶数(走査線/フィールド)の場合は、前記動
    き量だけ遅延量を補償した1フィールド前または後の信
    号から出力信号を作成し、奇数(走査線/フィールド)
    の場合は前記動き量に奇数量の加減を行った量だけ遅延
    量を補償した1フィールド前または後の信号から出力信
    号を作成することを特徴とする画像信号の走査変換装
    置。
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