JP3172323B2 - 映像信号の方式変換装置 - Google Patents

映像信号の方式変換装置

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JP3172323B2
JP3172323B2 JP10281293A JP10281293A JP3172323B2 JP 3172323 B2 JP3172323 B2 JP 3172323B2 JP 10281293 A JP10281293 A JP 10281293A JP 10281293 A JP10281293 A JP 10281293A JP 3172323 B2 JP3172323 B2 JP 3172323B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インターレース方式の
映像信号をノンインターレース方式の映像信号に変換す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機、ビデオカメ
ラ、ビデオデッキ、ディジタル画像効果装置(Digital
Video Effecter) などのディジタル映像処理装置におい
て、インターレース方式の映像信号をノンインターレー
ス方式の映像信号に変換する装置が用いられるものがあ
る。
【0003】インターレース方式の映像信号をノンイン
ターレース方式の映像信号に変換するには、インターレ
ース方式のフィールドは飛び越し走査によってラインが
1本置きに間引かれているので、この間引かれたライン
を内挿によって追加する必要がある。このような内挿を
行う場合、静止した映像部分であれば時間的に隣り合っ
ているフィールドのラインの画素を内挿し、動きのある
映像部分であれば内挿するラインの上下に位置する同一
フィールド内の順次のラインの画素の平均値を求め、こ
れを内挿するラインの画素とすれば静止した映像部分で
は映像信号の垂直解像度を低下することなくインターレ
ース方式の映像信号をノンインターレース方式の映像信
号に変換することができる。
【0004】しかし、静止画と動画と云う2つの事象は
完全に分離することができないので、順次のフレーム間
もしくはフィールド間での動きを求め、この動き量に応
じて以下の式に基づいて内挿を行うことが行われてい
る。このような内挿方法は動き適用型内挿として知られ
ている。 Xa=K×Xl+(1−K)×Xf −−−(1) ここに、 K :動き量 0≦K≦1で静止画のときは0、動画の
ときは1である。 Xf:隣接フィールドの内挿すべきラインの画素 Xl:内挿すべきラインの上下に位置する同一フィール
ドの2ラインの画素の平均値 Xa:内挿したラインの画素
【0005】フレーム間の動き量Kを検出する従来のフ
レーム間動き検出回路は、図1Aに示すように、入力端
子1aに供給されるインターレース方式の映像信号をフ
レームメモリ2aに供給し、このフレームメモリから出
力される映像信号と、入力端子1aに与えられる1フレ
ーム後の映像信号との差を減算器3aで求め、この減算
器の出力信号を絶対値回路4aに通した後、出力端子5
aにフレーム間動き信号として出力するようにしてい
る。また、フィールド間の動き量として、動き量Kを検
出する場合は、図1Bに示すように、入力端子1bに供
給されるインターレース方式の映像信号をフィールドメ
モリ2bに供給し、このフィールドメモリから出力され
る映像信号と、入力端子1bに与えられる1フィールド
後の映像信号との差を減算器3bで求め、この減算器の
出力信号を絶対値回路4bに通した後、出力端子5bに
フィールド間動き信号として出力するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】フレーム間で動きを検
出し、動き量Kを求めた場合に式(1)にてライン内挿
する場合は、動き量Kの検出が図1Aに示すようにフレ
ーム間の差を求めているだけであるとともに、内挿する
ラインは前フィールドのラインか後フィールドのライン
の何れか一方である。このような従来の内挿方法を用い
て図2に示すように動きがある映像信号の3フィールド
目を現フィールドとしてインターレース方式の映像信号
をノンインターレース方式の映像信号に変換する場合を
考える。なお、各ラインは1本の走査線を表す。ここ
で、フィールド内挿するラインを第2フィールドとす
る。また、第1フレームは第1フィールドと第2フィー
ルド、第2フレームは第3フィールドと第4フィールド
よりなる場合、動き検出するフレームを第1フィールド
と第3フィールドの差と、第2フィールドと第4フィー
ルドとの差とから作成するものとする。この場合、動き
のためフレーム間で差異がある部分では、フレーム間の
動き検出回路によって動画と判断され、動き量Kが1と
なった部分では、現フィールドの2ラインの平均値を補
間信号として内挿するので、垂直解像度が図3に示すよ
うに低下することになる。図3も図2と同様に各ライン
は1本の走査線を表す。また、動画なのか静止画なのか
の判断が微妙なゆっくりとした動きの映像信号で、動き
量Kが0<K<1の範囲をとる場合には、Kの値によっ
て異なるが、内挿ラインはフィールド内挿するライン、
すなわち第2フィールドのラインと現フィールドの順次
の2ラインの平均値とが加重平均された値となり、図4
に示すように現フィールドの映像信号と第2フィールド
の映像信号とが重なったものとなってしまう。なお図2
及び図3と同様に、各ラインは1本の走査線を表す。
【0007】しかし、インターレースの映像を作るなら
第4フィールドの映像を第3フィールドの映像に内挿す
れば良い。つまり、第2フィールドの映像を内挿する
か、第4フィールドの映像を内挿するかを的確に求めれ
ば良い。ただし、上述したようにフレーム間の動き量を
求める限り、図2のような映像が動いた場合、第1フィ
ールドと第3フィールドのフレーム間でも動きがある
し、第2フィールドと第4フィールドのフレーム間でも
動きがあるので、第2フィールドを内挿するのか第4フ
ィールドを内挿するのかを的確に検出することができな
い。ただし、第4フィールドだけでなく、それ以上のフ
ィールドを使用してフレーム間の動きを求めれば、画面
全体の動きの特性が判り、どちらのフィールドが的確か
を決定できるが、それでは回路規模が大きくなってしま
う。そこで、例えば特開平1−194693号公報に記
載されているようにフィールド間の動きを検出するよう
にした動き適応型走査線補間方法を利用することが考え
られる。しかしながら、図1Bで示す従来のフィールド
間の動き検出回路においては、フレーム間で動きがない
映像信号が数フレームに亘って続いた場合、すなわち静
止画像が数フレームに亘って続いた場合にも、フィール
ド間動き信号が出力されてしまう欠点がある。その理由
はインターレース方式の映像信号においては、1フィー
ルド毎に走査線を1本置きに飛び越して走査しているた
めであるが、このことを以下詳細に説明する。
【0008】例えば、図5に示すような静止している被
写体をインターレース方式で撮像した場合、第1フィー
ルドでは図6に示すような映像信号が得られ、第2フィ
ールドにおいては図7に示すような映像信号が得られる
ことになる。第1フィールドの走査線と第2フィールド
の走査線とはインターレースの関係にあるので、第1フ
ィールドの映像信号と第2フィールドの映像信号とは全
く同じ画像を表すものとはならず、図5の映像を1ライ
ンおきに第1フィールド及び第2フィールドにふりわけ
た映像となる。このため、262Hのフィールドメモリを使
用した場合には、図1Bの映像信号入力1bと、フィール
ドメモリ2bの出力との画面位置関係は図8Aに示すよう
なものとなる。したがって、第1フィールドの映像信号
と第2フィールドの映像信号との差としてフィールド間
の動き信号を求めると、図8Bに示すようなフィールド
間動き信号が得られることになる。ここで図5〜8の各
ラインは、図2〜4と同様に1本の走査線を表す。
【0009】上述したように、フィールド間の動き検出
回路においては、処理すべき入力映像信号が静止画像で
ある場合にも、フィールド間動き信号が誤って検出され
てしまうことになる。このように、静止画像においても
フィールド間動き信号が検出されてしまうため、上述し
たようにインターレース方式の映像信号をノンインター
レースの映像に変換する用途に対しては甚だ不都合とな
る。つまり、このような方式で得たフィールド間動き量
により第2フィールドか第4フィールドのどちらを内挿
するかを的確に決定することはできない。このようにフ
ィールド間動き検出回路を使用してインターレース方式
の映像信号をノンインターレース方式の映像信号に変換
する場合には、走査線の補間すなわち内挿を行うが、静
止画像の場合には隣接するフィールドの走査線を内挿し
た方が高画質が得られるが、上述したように静止画像に
対してもフィールド間動き信号が出力されてしまうと、
フィールド間での内挿が行われず、同じフィールド内の
隣接する走査線の信号を平均化したもので内挿が行われ
ることになり、画質がそれだけ劣化することになる。
【0010】本発明の目的は、上述した従来の欠点を除
去し、的確なフィールド間動き量を検出し、インターレ
ース方式の映像信号をノンインターレース方式の映像信
号に正確に変換することができるとともに変換されたノ
ンインターレース方式の映像信号の垂直解像度およびS
/Nを改善することができる映像信号の方式変換装置を
提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、インタレース
方式の映像信号をノンインタレース方式の映像信号に変
換する装置において、現フィールドと前フィールドとの
間の動きを検出して第1の動き検出信号を出力する第1
の動き検出手段と、現フィールドと後フィールドとの間
の動きを検出して第2の動き検出信号を出力する第2の
動き検出手段と、これら第1の動き検出信号及び第2の
動き検出信号を受信し、前記第1の動き検出信号と第2
の動き検出信号とを比較して、現フィールドに対して
前、後どちらのフィールドが静止画的であるかを示す第
1制御信号を出力し、前記第1の動き検出信号及び第2
の動き検出信号のいずれもが静止画レベルより低い場合
に現フィールドに対して前、後フィールドが完全に静止
画であることを示す第2制御信号を出力し、かつ、現フ
ィールドと前記第1の制御信号が示すフィールドとの間
の動き量を表す第3制御信号とを出力する比較手段と、
これら第1〜第3制御信号を受信し、前記第2制御信号
によって現フィールドに対して前、後フィールドが完全
に静止画であることを示す場合、前フィールドと後フィ
ールドのラインの画素を平均値化したものを内挿し、そ
れ以外の場合、前記第1制御信号に応じて前フィールド
又は後フィールドを選択し、その選択したフィールドの
ラインの画素及び現フィールドの順次の2ラインの画素
の平均値を、前記第3制御信号によって加重平均したも
のを内挿し、又は前記第3制御信号によって完全に動画
であることを示すときには前記第1制御信号に関係なく
現フィールドの2ラインの平均値を内挿する内挿手段と
を具え、前記第1及び第2の動き検出手段の各々が、現
フィールドとその1フィールド前又は1フィールド後の
フィールドの2フィールドで1枚のフレームを構成した
ときの垂直方向の高周波成分の絶対値を、フィールド間
の動き信号として検出するフィールド間動き検出回路
と、現フィールドとその1フレーム前のフィールドとの
信号の差の絶対値と、前フィールドと後フィールドとの
信号の差の絶対値のうちの大きい方を、フレーム間の動
き信号として出力するフレーム間動き検出回路と、前記
高周波成分及びフレーム間動き信号の乗算結果を前記第
1又は第2の動き検出信号として出力する乗算器とを有
することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】このような本発明の映像信号の方式変換装置に
よれば、現フィールドと前フィールドとの間での動きを
検出するとともに現フィールドと後フィールドとの間で
の動きを検出し、動きが少ない方のフィールドから内挿
するラインの画素を選択するように構成したので、変換
されたノンインターレース方式の映像信号において、図
4に示すように動きが重なることは少なくなるとともに
垂直解像度を改善することができる。つまり、図2に示
すように2フィールド毎に映像が変化する動きがある場
合、インターレースの映像信号をノンインターレース方
式の映像信号に変換することを考えると、図9に示すよ
うに、第1フレームは第1フィールドに第2フィールド
の各ラインを内挿し、第2フレームは第2フィールドに
第1フィールドの各ラインを内挿し、第3フレームは第
3フィールドに第4フィールドの各ラインを内挿し、第
4フレームは第4フィールドに第3フィールドの各ライ
ンを内挿すれば、垂直解像度の劣化はなくなることにな
る。なお、図9では図2〜8と同様に各ラインが1本の
走査線を表している。次に第4フィールドの映像信号を
ノンインターレース方式の映像信号に変換する場合に
は、第3フィールドの映像信号から選択したラインを内
挿することによって同様に動きの重なりはなく、垂直解
像度の劣化のないノンインターレース方式の映像信号を
得ることができる。
【0013】また、動画なのか静止画なのかの判断が微
妙なゆっくりした動きの場合には、現フィールドの順次
の2ラインの平均値と、静止画に近い方のフィールドの
ラインとを動き量に応じて加重平均した結果を内挿する
ので、現フィールドの画像と隣のフィールドの画像とが
重なったものとなるが、前後のフィールドのうち現フィ
ールドとの間で動き量が小さい方のフィールドで加重平
均したものとなるので、(1)式で示した従来の方式に
比べてフィールドが重なっていると云う違和感は少なく
なる。さらに、現フィールドと前フィールドとの間の動
き量と、現フィールドと後フィールドとの間の動き量と
が共に静止画を示している場合には、前フィールドと後
フィールドの同じラインの平均値を求めて内挿すること
によって挿入するラインのS/Nを向上することができ
る。
【0014】また、後述する実施例のフィールド間の動
き検出回路においては、フィールド間の差を利用した動
きを検出するとともにフレーム間の動きをも検出し、フ
レーム間での動きが検出されない場合には、フィールド
間で動きが検出されても、それをフィールド間動き検出
信号として出力しないようにしたため、静止画像のよう
にフレーム間での動きが検出されないような映像信号に
対しては、インターレースのためにたとえフィールド間
で動きが検出されたとしてもこれがフィールド間動き検
出信号として出力されるようなことはなくなる。
【0015】
【実施例】図10は本発明によるインターレース方式の映
像信号をノンインターレース方式の映像信号に変換する
装置の基本的構成を示すブロック図である。入力端子11
には、インターレース方式の映像信号が与えられ、この
映像信号は現フィールドと前フィールドとの間の動きを
検出して第1の動き検出信号を出力する第1のフィール
ド間動き検出回路12と、現フィールドと後フィールドと
の間の動きを検出して第2の動き検出信号を出力する第
2のフィールド間動き検出回路13とに供給する。これら
第1および第2のフィールド間動き検出回路12および13
から出力される第1および第2の動き検出信号を比較手
段14に供給する。この比較手段14においては、第1およ
び第2の動き検出信号を相互に比較するとともに予め決
めた動画レベルおよび静止画レベルと比較して次のよう
な判断を行う。
【0016】今、第1および第2の動き検出信号をそれ
ぞれQ1およびQ2とし、動画レベルをDとし、静止画レベ
ルをSとすると、 (1) Q1>D, Q2 >D のときは、完全に動画と判断する。 (2) Q1<Q2のときは、前フィールドとの間の方が動きが
少ないと判断する。 (3) Q1>Q2のときは、後フィールドとの間の方が動きが
少ないと判断する。 (4) Q1=Q2のときは、両フィールドとの間での動きが同
一であると判断する。 (5) Q1<S, Q2<S のときは、完全に静止画と判断す
る。 このような判断に基づいて、比較手段14は次のようにし
て制御信号を作成する。 (1) 制御信号m: 現フィールドに対して前、後どちらの
フィールドが静止画的であるかを示す信号。例えばQ1≦
Q2のときはm=0,Q1>Q2のときはm=1 とする。 (2) 制御信号a: 現フィールドに対して前、後フィール
ドが完全に静止画であることを示す信号。例えば Q1 <
S, Q2 <S のときはa=0 とし、Q1≠0, Q2 ≠0 のときは
a=1 とする。 (3) 制御信号q: 現フィールドと動き信号m が示すフィ
ールドとの間の動き量を表す信号。0%≦q ≦100%で、静
止画のときはq=0, 動画のときはq=100%となる。また、
m=0 のときはq=Q1となり、m=1 のときはq=Q2となる。
【0017】このようにして比較手段14から出力される
制御信号を内挿手段15に供給する。この内挿手段15に
は、入力端子11に与えられるインターレース方式の映像
信号をも供給し、上述した制御信号の制御の下で次のよ
うな内挿を行ってノンインターレース方式の映像信号を
作成する。完全に静止画の場合には、制御信号a=0 とな
り、この場合には前フィールドの画像と後フィールドの
画像とは完全に同じものとなり、この場合には前フィー
ルドと後フィールドとの平均値化したラインを内挿す
る。このように平均化することによってS/Nを向上す
ることができる。制御信号a=1 となって完全に静止画で
あることを示さない場合には、制御信号m によって前フ
ィールドか後フィールドのどちらかを選択する。すなわ
ち、m=0のときは前フィールドを選択し、m=1 のときは
後フィールドを選択し、その選択したフィールドのライ
ンと現フィールドの順次の2ラインの平均値とを動き量
を表す制御信号q により加重平均したものを内挿する。
さらに、m=0 でもm=1 でも、q=1 の場合には完全に動き
があるとして現フィールドの2ラインの平均値を求めて
これを内挿する。
【0018】上述した本発明によるインターレース方式
からノンインターレース方式への変換方法を数式で表す
と、次のようになる。 Xn=q×Xl+(1-q) × (1-a)/2×Xfa+Xfb)+a×{(1-m) ×Xfa+m ×Xfb } ---(2) ここで、 Xfa: 前フィールドの内挿すべきライン Xfb: 後フィールドの内挿すべきライン Xl: 現フィールドの2ラインの平均値 Xn: 内挿したライン 上述したように、比較手段14において3種類の制御信号
m, a, q を作成し、これによって内挿手段15での内挿を
制御することによって常に最適の内挿を行うことがで
き、垂直方向の解像度およびS/Nを改善することがで
きるとともに動きが重なることによる違和感も少なくな
る。
【0019】図11はインターレース方式の映像信号をノ
ンインターレース方式の映像信号に変換する本発明の装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。説明を簡
単とするために、走査線本数525 本のモノクロームテレ
ビジョン信号を同じ走査線本数のノンインターレース方
式のテレビジョン信号に変換するものとする。本発明は
このようなモノクロームテレビジョン信号にのみ限定さ
れるものではなく、例えばR, G, B チャネルを有するカ
ラーテレビジョン信号にも適用することができる。この
場合には、モノクロームテレビジョン信号を処理する回
路が三つ必要となる。さらに、NTSC方式のカラーテレビ
ジョン信号にも適用でき、この場合には複合カラー信号
を予めY, I, Q またはR, G, B に分離した信号を作成し
ておく必要がある。勿論、走査線本数も525 本に限られ
るものではない。
【0020】入力端子21に与えられるインターレース方
式の映像信号を、262H(Hは1走査線の長さ)に相当する
長さの時間に亘って映像信号を格納できる第1のフィー
ルドメモリ22、263Hの時間に亘って格納する第2のフィ
ールドメモリ23および262Hの時間に亘って格納する第3
のフィールドメモリ24とに順次に供給する。すなわち、
これら第1〜第3のフィールドメモリ22〜24はそれぞれ
262H,263H および262Hの遅延時間を有する遅延回路とし
て作用することになる。これらのメモリによる遅延時間
は正確には1フィールド(262.5H)になっていないが、ほ
ぼこれに等しいのでフィールドメモリと称することにす
る。第1〜第3のフィールドメモリ22〜24による遅延時
間を上述したように設定することによって第2のフィー
ルドメモリ23からの出力信号と、入力端子21に供給され
る映像信号とは丁度1フレームに相当する期間だけずれ
たものとなり、同様に第3のフィールドメモリ24の出力
信号と、第1のフィールドメモリ22の出力信号との間も
丁度1フレームだけ時間がずれたものとなる。本例で
は、第1のフィールドメモリ22から出力される映像信
号を後フィールドの映像信号とし、第2のフィールドメ
モリ23から出力される映像信号を現フィールドの映像
信号とし、第3のフィールドメモリ24から出力される
映像信号を前フィールドの映像信号とし、現フィールド
の順次の2ラインの間に挿入すべき補間信号を求めるこ
とによって、インターレース信号をノンインターレース
信号に変換する。
【0021】入力端子21に与えられる入力映像信号はさ
らに第1の1H(1ライン) 遅延線25を介して加算器26に供
給するとともに直接この加算器に供給する。また、第2
のフィールドメモリ23の出力信号を第2の1H遅延線27を
介して第2の加算器28に供給するとともに直接これに供
給する。これら第1および第2の1H遅延線26および28の
出力信号はそれぞれ第1および第2の平均化回路29およ
び30に供給してそれぞれの出力のレベルを1/2 とする。
このようにして順次の2ラインの平均値を得ることがで
きる。入力映像信号はインターレース方式となっている
ので、第1および第2の1H遅延線25および27に通した信
号は、これを通さない信号に対して画面上で垂直方向に
2ラインだけ上方に離れたものとなる。したがって、第
1および第2の平均化回路29および30の出力信号はこれ
ら2ラインの中間の位置にあるラインの映像信号を表す
ものとなる。このようにして、第1および第2の平均化
回路29および30の出力側に現れる映像信号のラインと、
第1および第3のフィールドメモリ22および24の出力映
像信号のラインとは、画面上で同じ位置に現れるものと
なる。
【0022】本例では、これら画面上で同一位置になっ
た第1及び第2の平均化回路29,30並びに第1及び
第3のフィールドメモリの各出力を、第1及び第2の動
き検出回路31,32に供給することによって、現フィ
ールドと前フィールドとの間及び現フィールドと後フィ
ールドとの間の動きを検出する。図12は、これら第1
及び第2の動き検出回路31,32の詳細な構成を示す
ものであるが、説明のために第1〜第3のフィールドメ
モリ22〜24や順次ラインの平均値を求める回路25
〜30も示してある。先ず、第1の動き検出回路におい
て、どのように現フィールドと前フィールドとの間の動
きを検出しているのかを説明する。第3のフィールドメ
モリ24の出力と第2の平均化回路30の出力を、第1
の減算器33に供給し、これらの差を求める。上述した
ように、第3のフィールドメモリ24の出力と第2の平
均化回路30の出力とは1フィールドだけ時間がずれて
いるが、画面上は同一のラインに位置する信号であるの
で、このように差を求めることができる。また、この構
成により、現フィールドと前フィールドの2フィールド
で1フレームの映像を構成したときに、そのフレームで
の垂直方向の高域成分を求めたことに等しい。その理由
は、第3のフィールドメモリ24の出力をf1とし、1
H遅延線27の出力をf0とし、フィールドメモリ23
の出力をf2とすると、画面上では上方からf0,f
1,f2の順で走査され、垂直方向の高域成分は、f1
−(f0+f2)*0.5の計算を実行すればよいから
である。このうちの(f0+f2)*0.5は、第2の
平均化回路30の出力そのものである。この高域成分の
絶対値を絶対値回路34で求めたものをfhとする。こ
の高周波成分の絶対値fhは、フィールド間の差の絶対
値を求めたものであるので、フィールド間の動きを検出
したことにもなる。
【0023】さらに、フレームの動きを検出するため
に、素子35〜40によってフレーム間動き検出回路を
構成する。第1及び第3のフレームメモリ22,24の
出力信号は正確に1フレーム遅延しており、これらを第
2の減算器35に供給し、第1及び第2の平均化回路2
9,30の出力信号も正確に1フレーム遅延しており、
これらを第3の減算器36に供給することによって、現
フィールドとその1フレーム前との間及び前フィールド
と後フィールドとの間の二つのフレーム間の映像のレベ
ル差を検出することができる。これら第2及び第3の減
算器35,36の出力信号をそれぞれ第1及び第3の絶
対値回路37及び38に供給してこれらの信号の絶対値
を求めることによって、各フレーム間の映像のレベル差
の絶対値がわかる。さらに、これらの絶対値を比較器3
9及び切替器40に供給する。比較器39において、第
1及び第2の絶対値回路37,38から供給される絶対
値を比較し、これら絶対値のうちの大きい方が切替器4
0によって選択され、それがフレーム間動き検出信号f
rとして出力されるように構成する。このように、二つ
のフレーム間動き検出信号を取り出し、そのうちの大き
い方を選択することによって、フレーム間の動きを一層
正確に検出することができる。
【0024】絶対値回路34から出力される高周波成分
の絶対値fhと、切替器40から出力されるフレーム間
動き検出信号frとを乗算器41に供給してこれらの信
号を乗算し、その積を、現フィールドと前フィールドと
の動き検出信号Q1として出力端子42に出力する。す
なわち、Q1=fh×frとなる。ここでの技術的意味
を説明すると、静止画像のようにフレーム間で動きがな
い映像信号が入力される場合には、fhは単に現フィー
ルドと前フィールドとの二つのフィールドで構成するフ
レームの垂直方向の高域成分を求めただけであるので垂
直方向に変化のある映像では、高周波成分の絶対値fh
には何らかのレベルが生じる。すなわち、静止画が入力
されている場合には、高周波成分の絶対値fhを動き信
号として使用することができない。但し、静止画である
場合、現フィールドとその1フレーム前との間及び前フ
ィールドと後フィールドとの間の二つのフレーム間とも
同一のレベルであるので、フレーム間動き検出信号fr
は0となる。静止画のようにフレーム間で動きがない映
像信号が入力される場合には、高周波成分の絶対値fh
にレベルが生じているとしても、フレーム間動き検出信
号frが0であるので、Q1=0となり、誤って動きと
検出されることはない。
【0025】第2の動き検出回路においては、第1の動
き検出回路の減算器33において第3のフィールドメモ
リ24の出力を供給していた部分を、第1のフィールド
メモリ22の出力部に接続することによって、現フィー
ルドと後フィールドとの二つのフィールドで1フレーム
の映像を構成したときの垂直方向の高周波成分を求める
部分が第1の動き検出回路と異なり、現フィールドと後
フィールドとの動き検出信号Q2を出力する。なお、フ
レーム動き検出回路を構成する素子35〜40は、第2
の動き検出回路においても同一であるので、第2の動き
検出回路においては図12に示すように省略することが
できるが、同一回路を別個に設けることもできる。
【0026】図11に示すように第1および第2の動き検
出回路31および32から出力される第1および第2の動き
検出信号Q1およびQ2を第1および第2の減算回路45およ
び46の正入力端子に与え、これらの減算回路の負入力端
子には第1の基準レベル47から予め決めた静止画レベル
の値を与える。これら第1および第2の減算回路45およ
び46の出力値をさらに第1および第2の比較器48および
49の正入力端子に与え、これら比較器の負入力端子には
第2の基準レベル50から0値の基準値を与える。例え
ば、第1の動き検出信号Q1が静止画レベルよりも小さい
ときは、第1の減算回路45の出力値は負となり、したが
って第1の比較器48の出力値は零となる。同様に、第2
の動き検出信号Q2が静止画レベルよりも小さいときは、
第2の減算回路46の出力値は負となり、したがって第2
の比較器49の出力値は零となる。一方、第1および第2
の動き検出信号Q1およびQ2のレベルが静止画レベルより
も高い場合には、第1および第2の比較器48および49は
正となり、入力値の差の値を出力する。したがって、第
1および第2の比較器48および49の出力をオア回路51に
供給することによって、このオア回路から制御信号a が
得られることになる。すなわち、第1および第2の動き
検出信号Q1およびQ2がともに静止画レベルよりも小さい
場合にのみa=0 の制御信号がオア回路51から得られるこ
とになる。それ以外の場合にはオア回路51の出力はa=1
となる。
【0027】さらに、第1および第2の減算回路45およ
び46の出力値および第2の基準レベル50からの0値を第
1および第2の切換器52および53に与え、これらの切換
器には第1および第2の比較器48および49の出力を切換
制御信号として供給する。第1および第2の比較器48お
よび49の出力値が0値のときは0値が第1および第2の
切換器から出力され、0値でない場合には、第1および
第2の減算器の出力値を出力するようにする。第1およ
び第2の切換器52および53の出力値をさらに第3および
第4の比較器54および55の正入力端子に与え、これら比
較器の負入力端子には第3の基準レベル56から予め決め
られた動画レベルの値を与える。さらに、第1の切換器
52の出力値および第3の基準レベル56の動画レベルの基
準値は第3の切換器57にも与えるとともに第2の切換器
53の出力値および第3の基準レベル56の動画レベルの基
準値は第4の切換器58にも与える。また、第3の比較器
54の出力信号および第4の比較器55の出力信号をそれぞ
れ第3および第4の切換器57および58に切換制御信号と
して供給する。
【0028】第1および第2の切換器52および53の出力
値が動画レベルよりも大きい場合には、第3および第4
の比較器からは第3および第4の切換器57および58にお
いて動画レベルの基準値が選択されるような制御信号が
出力され、それ以外の場合には、第1および第2の切換
器52および53からの出力値が第3および第4の切換器57
および58で選択されるような制御信号が出力される。こ
れら第3および第4の切換器57および58の出力値は第5
の比較器59に与えられる。この第5の比較器59の出力値
は第3の切換器57の出力値が第4の切換器58の出力値よ
りも大きいときは1となり、第3の切換器57の出力値が
第4の切換器58の出力値以下のときは0となる。すなわ
ち、第5の比較器59の出力値は上述した制御信号m とな
る。
【0029】第3および第4の切換器57および58の出力
値はさらに第5の切換器60にも与えられ、第5の比較器
59の出力値を制御信号として第5の切換器60に与え、m=
1 のときには第4の切換器58の出力値を選択し、m=0 の
ときは第3の切換器57の出力値を選択するようにする。
さらに、この第5の切換器60の出力値を補正器61に供給
し、入力値を動画レベルの基準値(56)で除算した信号を
作成する。このように動画レベルで除算することによっ
て、動画レベルと判断された場合には完全な動きである
ので、100%の値を出力するようにする。したがって、こ
の補正器61の出力値は上述した制御信号q となる。
【0030】以上のようにして、比較手段14は現フィー
ルドと前フィールドとの間の動き検出信号Q1と、現フィ
ールドと後フィールドとの間の動き検出信号Q2とに基づ
いて上述した3種類の制御信号a, m, q を作成すること
ができ、これらの制御信号は現フィールド、前フィール
ドおよび後フィールドの映像信号と共に内挿手段15に供
給する。内挿手段15には第1〜第3の遅延器71〜73を設
け、現フィールド、前フィールドおよび後フィールドの
映像信号をそれぞれ遅延する。これらの遅延器71〜73の
遅延時間はこれらのフィールドの処理による時間遅れの
ばらつきを補償できるような遅延時間を与えるものであ
る。第1遅延器71で遅延された現フィールドの映像信号
は第1の乗算器74に供給する。また、第2の遅延器72で
遅延された前フィールドの映像信号および第3の遅延器
73で遅延された後フィールドの映像信号は第1の加算器
75に供給し、その和を平均化回路77で1/2 として前フィ
ールドと後フィールドとを平均した値を求める。され
に、第1および第2の遅延器72および73の出力した前フ
ィールドおよび後フィールドの映像信号を第1の切換器
76にも供給する。平均化回路77の出力信号と、第1の切
換器76の出力信号を第2の切換器78に入力する。
【0031】第1の切換器76には比較手段14から制御信
号m を供給し、第2の切換器78には制御信号a を供給
し、第2の切換器78には比較手段14から制御信号a を供
給する。先ず、第1の切換器76においては制御信号m が
1のとき、すなわち現フィールドと前フィールドとの間
の動き(Q1)の方が現フィールドと後フィールドとの間の
動き(Q2)よりも大きい場合には、第3の遅延器73から出
力される後フィールドの映像信号を選択し、制御信号m
が0の場合(Q1 ≦Q2) には、第2遅延器72で遅延された
前フィールドの映像信号を選択するようにする。さら
に、第2の切換器78においては、制御信号a が0の場
合、すなわちQ1=Q2=0の場合には、平均化回路77から出
力される前フィールドと後フィールドとの平均値を選択
し、a=1 の場合には第1の切換器76から出力される前フ
ィールドまたは後フィールドの映像信号を選択するよう
にする。
【0032】さらに、上述したようにして選択された第
2の切換器78の出力信号を第2の乗算器79に供給する。
第1の乗算器79には比較手段14から出力される制御信号
q をそのまま供給して現フィールドと制御信号q との積
を求める。また、第2の乗算器79には、基準レベル80か
ら出力される100%動きを表す基準値と制御信号q との差
(1-q) を減算器81で求め、この差を供給する。第1およ
び第2の乗算器74および79の出力信号を第2の加算器82
に供給してこれらの和を求める。したがって、第2の加
算器82からは上述した(2) 式で示すような補間信号が得
られることになる。すなわち、動き量を表す制御信号q
によって動画の場合には現フィールドの2ラインの平均
値に重み付けされたものが、完全な静止画の場合には前
フィールドと後フィールドとの平均値が、完全な静止画
ではない場合には現フィールドの各ラインの間に前また
は後フィールドを挿入したときに静止画に近いフレーム
を構成する方のフィールドのラインと現フィールドの順
次の2ラインの平均値とを動き量に応じて加重加算した
ものを補間信号として出力されるようになる。
【0033】
【発明の効果】上述した本発明による方式変換装置によ
れば、インターレース方式の映像信号をノンインターレ
ース方式の映像信号に的確に変換することができる。こ
れは特に、動画の場合や静止画では勿論のこと静止画に
近いゆっくりとした動きの場合や、動き始めや動きの終
わりにおいても顕著な効果がある。さらに、現フィール
ドと前フィールドとで構成されるフレームと、現フィー
ルドと後フィールドとで構成されるフレームとの双方が
静止画と判断された場合には、前フィールドと後フィー
ルドとを平均化した信号を内挿するのでS/Nを向上す
ることができる。さらに、フィールド間の動き検出装置
として単に順次のフィールドの映像信号の差としてフィ
ールド間の動き検出信号を取り出すのではなく、フレー
ム間の動きをも検出し、フレーム間に動きがない場合に
は、フィールド間動き検出信号を零とするようなものを
用いる場合には、静止画像を表すインターレース方式の
映像信号の場合には、フィールド間動き検出信号が誤っ
て出力されることがなく、したがって垂直解像度を改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1AおよびBは、従来のフレーム間動き検出
回路およびフィールド間動き検出回路の構成を示す回路
図である。
【図2】図2は、フレーム間で動きのあるインターレー
ス方式の映像信号を示す線図である。
【図3】図3は、従来の変換装置において順次の2ライ
ンの平均値を内挿したノンインターレース方式の映像信
号を示す線図である。
【図4】図4は、従来の変換装置において前フィールド
のラインと順次の2ラインの平均値とを加重平均して内
挿したノンインターレース方式の映像信号を示す線図で
ある。
【図5】図5は、従来のフィールド間動き検出回路の構
成を示すブロック図である。
【図6】図6は、インターレース方式の1フレームの映
像信号を示す線図である。
【図7】図7は、同じくその第1フィールドと第2フィ
ールドを示す線図である。
【図8】図8AおよびBは、従来のフィールド間の動き
検出出力を示す線図である。
【図9】図9は、本発明による変換装置によって得られ
るノンインターレース方式の映像信号の順次のフィール
ドを示す線図である。
【図10】図10は、本発明による変換装置の基本的構
成を示すブロック図である。
【図11】図11は、同じく本発明による変換装置の1
実施例の詳細な構成を示す回路図である。
【図12】図12は、同じくそのフィールド間の動き検
出回路を示す回路図ある。
【符号の説明】
11 入力端子 12 第1フィールド間動き検出回路 13 第2フィールド間動き検出回路 14 比較手段 15 内挿手段 16 出力端子 21 入力端子 22 262Hフィールドメモリ 23 263Hフィールドメモリ 24 262Hフィールドメモリ 25, 27 1H遅延線 26, 28 加算器 29, 30 平均化回路 31 第1フィールド間動き検出回路 32 第2フィールド間動き検出回路 33,35,36 減算器 34,37,38 絶対値回路 39 比較器 40 切換器 41 乗算器 42 出力端子 45, 46 減算器 47,50,56 基準レベル 48,49,54,55,59 比較器 51 オア回路 52,53,57,58,60 切換器 61 補正器 71,72,73 遅延器 74,79 乗算器 75,82 加算器 76 切換器 77 平均化回路 80 基準レベル 81 減算器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタレース方式の映像信号をノンイン
    タレース方式の映像信号に変換する装置において、 現フィールドと前フィールドとの間の動きを検出して第
    1の動き検出信号を出力する第1の動き検出手段と、 現フィールドと後フィールドとの間の動きを検出して第
    2の動き検出信号を出力する第2の動き検出手段と、 これら第1の動き検出信号及び第2の動き検出信号を受
    信し、前記第1の動き検出信号と第2の動き検出信号と
    を比較して、現フィールドに対して前、後どちらのフィ
    ールドが静止画的であるかを示す第1制御信号を出力
    し、前記第1の動き検出信号及び第2の動き検出信号の
    いずれもが静止画レベルより低い場合に現フィールドに
    対して前、後フィールドが完全に静止画であることを示
    す第2制御信号を出力し、かつ、現フィールドと前記第
    1の制御信号が示すフィールドとの間の動き量を表す第
    3制御信号とを出力する比較手段と、 これら第1〜第3制御信号を受信し、前記第2制御信号
    によって現フィールドに対して前、後フィールドが完全
    に静止画であることを示す場合、前フィールドと後フィ
    ールドのラインの画素を平均値化したものを内挿し、そ
    れ以外の場合、前記第1制御信号に応じて前フィールド
    又は後フィールドを選択し、その選択したフィールドの
    ラインの画素及び現フィールドの順次の2ラインの画素
    の平均値を、前記第3制御信号によって加重平均したも
    のを内挿し、又は前記第3制御信号によって完全に動画
    であることを示すときには前記第1制御信号に関係なく
    現フィールドの2ラインの平均値を内挿する内挿手段と
    を具え、 前記第1及び第2の動き検出手段の各々が、 現フィールドとその1フィールド前又は1フィールド後
    のフィールドの2フィールドで1枚のフレームを構成し
    たときの垂直方向の高周波成分の絶対値を、フィールド
    間の動き信号として検出するフィールド間動き検出回路
    と、 現フィールドとその1フレーム前のフィールドとの信号
    の差の絶対値と、前フィールドと後フィールドとの信号
    の差の絶対値のうちの大きい方を、フレーム間の動き信
    号として出力するフレーム間動き検出回路と、 前記高周波成分及びフレーム間動き信号の乗算結果を前
    記第1又は第2の動き検出信号として出力する乗算器と
    を有することを特徴とする映像信号の方式変換装置。
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