JP2603880B2 - プロセスコントロールシステムにおける冗長プロセツサのデータベースの更新を制御する方法 - Google Patents

プロセスコントロールシステムにおける冗長プロセツサのデータベースの更新を制御する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、1次データベースとプロセスコントロー
ルシステム内の1つの冗長プロセツサの1つのデータベ
ースの2次イメージとの間の一貫性を維持する方法、詳
述すれば、1次データベースへの変更を追跡し、2次デ
ータベースへの変更を行い、変更した所定のエリヤだけ
更新し、それによつて更新機能の実行効率を上げる方法
に関するものである。
1972年2月2日J.A.Hoganに交付された米国特許第4,1
33,027号および1979年2月20日Y.Keilesに交付された米
国特許第4,141,066号に記載のバツクアツププロセスコ
ントローラの有するプロセスコントロールシステムに
は、専用のランダムアクセスメモリ(RAM)および専用
読出し専用記憶素子(ROM)を含んでいる。バツクアツ
プコントローラは本質的には使用されていないか、また
はバツクグラウンドタスクを果すことができるが、その
タスクは直接プロセスコントロール機能に関連している
ものではない。1次プロセスコントローラのどれかが故
障した場合、それを検知した後すぐに故障したコントロ
ーラのRAMに記憶されているデータは、1次コントロー
ラを作動させるためにバツクアツプコントローラのRAM
に転送しなければならない。これらのシステムは1対N
冗長方式を示す。
この発明には、1対1冗長方式における1つの方法が
提供されており、それによつて2次装置(すなわち、2
次またはバツクアツプコントローラ)のデータベースが
定期的に更新され、更新プロセスが1次(基本)機能に
透過的であり、CPUまたはプロセツサの実行をさせなく
する(またはペナルテイ化する)ことをさせず、また使
用時間を最小限におさえる。この発明の方法は変更した
情報だけを更新し、CPUまたはマイクロプロセツサをよ
り効果的に使用でき、またリアルタイムベースで更新プ
ロセスをより頻繁に実行でき、またコントロールダイナ
ミツクスがフエイルオーバー(fai−lover)に影響され
ないように大量のデータを追跡することを実践的にす
る。このようにして、フエイルオーバー状態が起こつた
場合、故障した1次コントローラに代つて2次コントロ
ーラを作動させるのにかかる時間が実質的に短縮される
ばかりでなく、制御下にあるプロセスに与える衝撃をよ
り少なくする。
従つて、この発明には、プロセスコントロールシステ
ムの冗長コントローラ内のデータベースのメンテナンス
(すなわち更新)を制御する方法が提供されている。プ
ロセスコントロールシステムには、第1および第2コン
トローラ、すなわち前者は1次コントローラとしてのコ
ントローラで、後者は2次コントローラとしてのコント
ローラを有するプロセスコントローラが含まれている。
各コントローラにはデータベースのイメージがあり、1
次コントローラはデータベースに基づいて作動し、更新
し、また2次コントローラはデータベースの等価イメー
ジを保持する。1次コントローラは、プロセスコントロ
ールシステムの定義済制御機能を実行する。それには、
定義済制御機能を実行した後の1次コントローラと関連
のあるデータベースの更新も含まれている。1次コント
ローラと関連あるデータベースを更新するこの発明の方
法は、この制御機能を実行する手段から構成されてい
る。それによる変更が2次コントローラと関連あるデー
タベースを更新するのに利用される。データベースの更
新と同時に、1次データベースに記憶されているあらか
じめ定めてある情報が収集される。制御機能の実行完了
後、あらかじめ定めてある情報が2次コントローラに転
送され、2次コントローラのデータベースが更新され
る。
従つて、この発明の目的は、プロセスコントロールシ
ステムの冗長コントローラのデータベースを保持する方
法を提供することにある。
この発明の別の目的は、あらかじめ定めてある変更だ
けを更新する冗長コントローラのデータベースを保持す
る方法を提供することにある。
この発明のさらに目的とするところは、CPUまたはマ
イクロプロセツサに重大な衝撃を与えず、プロセスコン
トロールシステムの冗長コントローラのデータベースを
保持する方法を提供することにある。
この発明のこれらの目的および他の目的は、以下の説
明および添付図によれば更に明らかになるであろう。そ
れらの中の同一文字は同一部品を示しており、また図面
は、この出願の一部である。
図1について説明する。それは、この発明の方法を使
用している冗長コントローラを有するプロセスコントロ
ールシステム10のブロツクダイアグラムを示しており、
更に具体的にいうと、冗長プロセスコントローラ20の機
能ブロツクダイアグラムを示しており、そのコントロー
ラには、1次コントローラ30および2次コントローラ40
が含まれている。後述してあり、またコントローラは1
次コントローラ30および2次コントローラ40というよう
に識別してあるが、そのコントローラは、冗長性につい
ては双方向性で、冗長な(または2次的と言われること
もある)コントローラのどちらかが1次的または2次的
なものとして十分に作動できることを意味している。1
次的および2次的と本書中識別してある符号は、識別及
び説明の目的のみに用いられている。
プロセスコントロールシステム10には、プラントコン
トロールネツトワーク11が含まれており、複数のプロセ
スコントローラを取付け可能にしているデータハイウエ
イ12に接続されている。1次コントローラ30には1次プ
ロセツサ31、1次メモリ32および1次追跡装置33があ
る。2次コントローラ40には2次プロセツサ41、2次メ
モリ42および2次追跡装置43がある。1次プロセツサ31
および2次プロセツサ41は、それぞれデータハイウエイ
12に接続されている。1次プロセツサ31は、1次メモリ
32およびその1次追跡装置33に接続されている。2次プ
ロセツサ41はその2次メモリ42およびその2次追跡装置
43に接続されている。アナログインプツト(A/I)、ア
ナログアウトプツト(A/O)、デイジタルインプツト(D
/I)およびデイジタルアウトプツト(D/O)を含む様々
なインプツトおよびアウトプツトがプロセスコントロー
ラ20に接続されている。またこれらのインプツトおよび
アウトプツトは現在の情報または状況を表示したり、プ
ロセスコントロールシステムのプロセスを制御するのに
使用される種々な弁、圧力スイツチ、圧力計、熱電対な
どにも接続されている。プラントコントロールネツトワ
ーク11は、1986年8月19日、R.A.Henzelに発行し、本出
願人に譲渡された米国特許第4,607,256号明細書に述べ
てあるものにすることができる。ここに示されていない
けれども、種々のアナログおよびデイジタルのインプツ
トおよびアウトプツトが1次プロセツサ31および2次プ
ロセツサ41に適切なインターフエイス装置を介して接続
されることも周知のことである。
プロセスコントローラ20内で、コントローラ30、40の
どちらのコントローラを1次とするか、2次とするかの
決定は、プラントコントロールネツトワーク11からのダ
ウンロードコントロールパーソナリテイ(すなわち動作
ソフトウエアおよびデータベース情報)によつてなされ
る。その時、コントローラ30,40のうちローデイングさ
れた最初のコントローラが1次コントローラとなり、も
う一方は2次コントローラの役割を果たすことになる。
説明および例のために図1で示してあるプロセスコント
ローラ20のうちのコントローラ30,40はすでにコントロ
ーラ30が1次コントローラとして、またコントローラ40
が2次コントローラとして識別してあるが、1次コント
ローラがコントローラ40となり、2次コントローラがコ
ントローラ30となることも周知のことである。このよう
にしてコントローラ30,40の基本的/2次的役割を設定し
てあるので、1次コントローラ30は制御処理アルゴリズ
ム(算法)を実行するが、それには、弁、圧力計などか
らの入力データの読込み、あらかじめ定めてある計算実
行および結果の出力が含まれている。データは、また1
次メモリ32で記憶される。追跡メモリ(または追跡RA
M)と指定される1次メモリ32のエリヤがある。このエ
リヤすなわち追跡RAMへの書込みは1次追跡装置33によ
り追跡される。1次追跡装置33は、追跡RAMへの書込み
と同時に、内部にある記憶装置(図示せず)へ所定のデ
ータをパケットとして示される所定のフォーマットで記
憶する。所定の時間のその処理機能の完了後、1次プロ
セツサ31は1次追跡装置33に制御信号を送つて、1次追
跡装置33内に記憶したデータを2次追跡装置43に転送し
始める。ヘツド情報、バイトカウント、データの種類な
どの制御情報も1次プロセツサ31により確実に転送され
る。それから2次プロセツサ41が2次追跡装置43に記憶
されているデータを取出して、2次追跡装置43に記憶さ
れている情報パケツトから必要な情報を作成し、2次メ
モリ42を更新する。2次プロセツサ41はこのパケツトを
受入れ、完全性テストを実行し、テスト結果を1次プロ
セツサ31に伝達し、データ値を引き出し、それから2次
メモリ42の情報パケツト中の識別されたアドレスに記憶
するためにアドレスを計算する。この方法で2次メモリ
を更新することによつて、1次プロセツサ31の実行ペナ
ルテイは大幅に少なくなり、1次プロセツサ31の制御処
理容量(ここでは帯域幅と称することもある)が増大す
る。この方法の別の利点はコントロールデータすべてが
自動追跡され、制御がより確かなものになり、またソフ
トウエアのエラーが大幅に減少する。好ましい実施態様
におけるプロセツサ31,41に使用されているCPUは、タイ
プMotorola68000である。
図2について説明する。それは、1次プロセツサ31に
より使用される時間の配分を示している。この発明の好
ましい実施態様においては、サイクルは、1秒間という
時間の長さと定義し、8つのサブサイクルに分けてあ
る。サブサイクル毎に、プロセツサは上記した定めてあ
るアルゴリズム(図2ではポイント処理と称する)を実
行する。ポイント処理に必要な時間は、サブサイクルの
時間よりも少ない。ポイント処理を開始する前に基本プ
ロセツサ31は、追跡データを2次コントローラ40に転送
(図ではDBAデータ転送と示してある)し始める。この
タイムフレームダイアグラムから、2次コントローラ40
のデータベースに含まれているデータは1次コントロー
ラ30のデータベースに含まれているデータより1ステッ
プ(すなわちサブサイクル)遅れていることがすぐにわ
かる。従つて、1次コントローラがサブサイクルnの制
御操作(すなわちポイント処理)を実行している間、2
次コントローラは、サブサイクルN−1で起った変化で
データベースを更新する。(1次メモリへの各書込みが
2次メモリに書き込まれることになるシステムでは、1
次コントローラと2次コントローラは同一のデータベー
スを保持する。しかし、エラー、すなわち部分的バイト
の転送中故障が生じた場合には、1次コントローラと2
次コントローラの両方とも部分的バイトデータ、すなわ
ち同一の不完全データを持つことになる。)この発明に
おいては、前述した通り、2次データベースは完全デー
タを持つことになるが、1次コントローラよりも1ステ
ップ前のものである。他の機能は、サブサイクルの時間
内に実行できる。好ましい実施態様においては、ネツト
ワークの他のノードからの外部データ記憶も実行される
が、それはこの発明の一部とならないのでここでは説明
しない。
図3について説明する。それは、1次メモリ32の部分
的メモリマツプを示している。弁、圧力計などから読込
まれる通りのI/Oの実際値を含んでいるスキヤンデータ
が含まれている。構成データとマークされているセクシ
ョンには、どのオプシヨンが選択されているか、ポイン
トがどのように構成されているか、どのようなアルゴリ
ズムが作動しているかなどが示してある情報が含まれて
いる。バツクアツプするプロセスデータを示しているセ
クシヨンには、アルゴリズムの結果が含まれている。ま
たセツトされている種々のタイマー、セツトされている
種々のアラーム装置などの種々の機能の働きを示してい
る情報も含まれている。メモリマークDBAデータのエリ
ヤは、「追跡メモリ」と呼ばれる1次メモリ32(すなわ
ちRAM)のエリヤである。1次メモリ32のこのエリヤへ
の書込みが、1次追跡装置33によつて収集(すなわち追
跡、フォロー又は捕獲ともいう)される。1次追跡装置
33によつて収集されたデータは、定義済パケツトでフオ
ーマツトされる。
図4について説明する。それは、この発明の好ましい
実施態様における1次追跡装置33によつて作られたパケ
ツトのフオーマツトを示している。上部および下部デー
タストローブ値は、最下位のアドレスビツト値を示して
おり、また最上位の5つのアドレスビツトが追跡メモリ
のレイアウトにより仮定できる(すなわち暗黙に知られ
ている)。追跡メモリパケツトが、追跡メモリへの書込
み(バイトまたはワード)毎に作られるがメモリの追跡
が要求されている場合にのみである。1次追跡装置33の
重要な特徴は、上述した通り、本質的に追跡メモリへの
書込み時実行ペナルテイがないことである。
追跡データパケツトが1次追跡操作33のメモリ記憶装
置(示されていない)に記憶される。3つのワードパケ
ツトは、連続してでなくてコラムフオーマツトに記憶さ
れる。1次追跡装置は、1次追跡装置33のカウンター
(示されていない)に基づいてパケツトを記憶される。
そのカウンターパケツトが記憶される時はいつでも1つ
ずつ増やされる。このカウンターは、転送するデータ量
を確認するために1次プロセツサ31によつて読込み可能
である。1次追跡装置33は、1次プロセッサ31と1次メ
モリ32とに接続され、1次プロセッサ31から1次メモリ
へ格納すべきデータを転送するときに、そのデータのう
ち2次コントローラのデータベースを更新する必要のあ
る所定のデータを収集して、内蔵されている記憶手段に
一時的に記憶し、1次プロセッサからの指示に従ってそ
の一時的に記憶したデータを2次コントローラへ転送す
るものである。
図5について説明する。それは、この発明の方法を実
施化している1次コントローラ30と2次コントローラ40
の両方のソフトウエアのフローダイアグラムを示してい
る。そのソフトウエアの作動開始後すぐに、各プロセツ
サは必要な初期化を実行するが、それには診断テスト、
自己試験、種々のバツフアおよびメモリ位置のゼロ化…
など(ブロツク100)を含めることができる。各プロセ
ツサは、プロセツサが1次プロセツサかまたは2次プロ
セツサとして作動しているかどうか決定する。この決定
は、コントローラのパーソナリテイイメージがダウンロ
ードされている時になされる。その決定は1次コントロ
ーラ(ブロツク105)が存在しているかどうかに基づ
く。プロセツサが1次プロセツサとして作動することを
決定した場合には、このコントローラは基本の正規機能
(ブロツク110)の一部として2次コントローラが操作
可能なようにローデイングされているかどうかを定期的
にテストする。2次コントローラが検知されると、全デ
ータベースが2次プロセツサ(ブロツク115)に転送さ
れ、1次プロセツサ31がコントロール動作(ブロツク12
0)を実行し始める。実行制御機能には、全制御機能、
すなわち制御に関連あるすべてのものが含まれている。
これにはインプツトの入手、アウトプツト機能の実行、
ポイント処理の実行、データハイウエイ12からの変更の
処理、データハイウエイ12を介したプラントコントロー
ルネツトワーク11に対する必要な、あらかじめ定めてあ
る情報の出力、内部のデータベースの更新等が含まれて
いる。実行制御機能が、上記図2によつて説明したポイ
ント処理として表示されたサブサイクル中実行される。
実行制御機能を終了した後、データベースの変更が2次
コントローラに転送される。変更データがあらかじめ定
めてあり、DBAデータ(ブロツク125)と呼ばれる。この
発明のプロトコルにおいて、2次コントローラが現在作
動していることを基本コントローラに表示する他の機能
の実行に加えて、すべてのデータが受取られ、エラーが
検知されていないことを2次コントローラが基本コント
ローラに応答する。この機能は、2次コントローラが適
切に作動しているかどうか(ブロツク130)の決定に従
う。2次コントローラがエラーなしで適切に実行してい
る場合には、プロセスは実行された制御機能(ブロツク
120)に戻す。エラーがなくて、2次コントローラが作
動可能な普通の状況の場合には、ブロツク120、125およ
び130から構成されているループが、サブサイクルごと
に連続作動している。1次コントローラのエラーが2次
コントローラによつて検知される場合には、フエイルオ
ーバー状態が発生するが、2次コントローラ40は1次コ
ントローラになり、また1次コントローラ30はオフライ
ンになる。2次コントローラ40(現在は1次コントロー
ラ)の処理が制御機能ブロツク135を実行し、ブロツク1
10に戻る。以前の1次コントローラ30がまだオフライン
の場合には、2次コントローラがあるかどうかのブロツ
ク110での決定に対する応答は無効になり、またブロツ
ク135および110から構成されているループが以前の1次
コントローラ30が作動可能になるまでに連続実行され
る。コントローラ30かまたは40のどちらかが1次コント
ローラとして作動できるので、回復されると以前の1次
コントローラへのスイツチバツクは、この発明の好まし
い実施態様では必要ないし、また望ましいものでもな
い。
初期起動および初期化後、コントローラが2次コント
ローラ(ブロツク105)として作動すると決定すると、
2次コントローラは、1次コントローラ(ブロツク14
0)から転送される全データブロツクを受けるように設
定する。その全データブロツクには、スキヤンデータお
よびプラントコントロールネツトワーク11によつて定め
られているパーソナリテイイメージが含まれている構成
データが含まれている。フエイルオーバーを効果あるも
のにするために、2次コントローラは1次コントローラ
が作動可能であるか(ブロツク145)テストする。1次
コントローラが作動不可能な場合には、2次コントロー
ラが1次状態またはモード(ブロツク150)を帯び、1
次コントローラとなり、処理がブロツク110で続行す
る。1次コントローラが作動可能な場合には、2次コン
トローラとして作動するコントローラは、1次コントロ
ーラ(ブロツク155)の転送変更(ブロツク125)機能の
結果として1次コントローラに転送されるデータベース
の変更を受けるように設定し、またそれを受ける。変更
を受取つた後、2次プロセツサとして作動するプロセツ
サは、データパケツトを2次追跡装置で解釈し、このパ
ケツトに含まれている新しい値を2次メモリ42、すなわ
ち2次データベースに書込むことによつて2次プロセツ
サのデータベースで受けたデータを記憶するように働
く。2次プロセツサがデータパケツトすべての処理完了
後(たとえばフラツグの設定)、2次プロセツサによつ
て1次プロセツサに表示がなされる。1次プロセツサ
は、2次コントローラがその処理を完了しているかどう
か判断するためのフラツグのテストをする。以前転送し
たデータが2次コントローラによつてまだ記憶されてい
る間に新しい転送を要求する場合には、2次コントロー
ラは1次コントローラにその要求を休止するよう要求す
ることによつて応答できる。従つて、上述した通り、1
次処理から受けたサブサイクルN−1のデータパケツト
を解釈し、記憶する2次プロセツサが、1次コントロー
ラがセグメントNを実行している間サブサイクルNに発
生する。すなわち2次プロセツサのデータベース内に記
憶されたデータが、上述した通り、1つのサブサイクル
による1次プロセツサのデータベース内にデータをラギ
ングする。2次プロセツサはデータを受けるように設定
する。2次プロセツサは、本質的にスタンバイモードに
あり、すなわちそれ自身の迅速さモニター診断のような
様々なバツクグラウンドタスクを実行する。
1次コントローラ30および2次コントローラ40は、3
つの媒体、すなわちデータハイウエイ12、1次追跡装置
33と2次追跡装置43とのリンク13およびI/Oリンク(図
示しない。このリンクは、1次プロセッサ31と2次プロ
セッサ41とがA/O、A/D、D/IおよびD/Oとインターフェイ
スするためのパスである。)によってお互い伝達し合え
る。これらの伝達パスによつて、1次コントローラ30
は、確実に2次コントローラ40が存在し、作動可能なよ
うにすることができ、また2次コントローラは、いつそ
れ(すなわち2次コントローラと示されたコントロー
ラ)が1次状態(またはモード)となるか判断するため
に1次コントローラが作動可能であるかテストできる。
この発明の好ましい実施態様と考えられているものを
ここに示したが、この発明の本質的な精神と範囲に反す
ることなくいろいろと変更して実施できることが明白で
ある。従つて、この発明の真の範囲内にある変更はすべ
て添付クレイムに含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は冗長コントローラを有するプロセスコントロー
ルシステムのブロツクダイアグラムを示し、第2図はコ
ントローラのサイクルを定義する時間配分を示し、第3
図はこの発明の好ましい実施態様のコントローラの1次
メモリの部分的メモリマツプであり、第4図はこの発明
の好ましい実施態様における収集データのパケツトフオ
ーマツトであり、第5図はこの発明の方法を実施化して
いる基本コントローラと2次コントローラ両方のソフト
ウエアのフローダイアグラムである。 11……プラントコントロールネツトワーク、12……デー
タハイウエイ、20……プロセスコントローラ、30……1
次コントローラ、31……1次プロセツサ、32……1次メ
モリ、33……1次追跡装置、40……2次コントローラ、
41……2次プロセツサ、42……2次メモリ、43……2次
追跡装置。
フロントページの続き (72)発明者 パンカイ・エイチ・モデイ アメリカ合衆国 19044 ペンシルベニ ア州・ホーシヤム・ウインマー ドライ ブ・22 (56)参考文献 特開 昭59−177666(JP,A) 特開 昭56−153460(JP,A) 特開 昭61−118848(JP,A) 特開 昭63−231652(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセスコントロールシステムの状態を表
    す情報と、その状態の情報のいずれかのプロセスを実行
    した結果を表す情報を保持するデータベースをそれぞれ
    が有する1次コントローラ及びバックアップコントロー
    ラを備えたプロセスコントロールシステムにおいて、 (a) 前記1次コントローラが制御機能を実行し、 (b) 前記1次コントローラが前記(a)の工程での
    制御機能の実行の結果である情報を自身のデータベース
    に書き込み、 (c) その書込みと同時に、前記1次コントローラは
    前記(b)の工程でデータベースに書き込まれた情報を
    収集し、 (d) 前記1次コントローラが前記バックアップコン
    トローラの動作のもとでその収集された情報をバックア
    ップコントローラのデータベースに転送する ことを特徴とする前記1次コントローラが前記プロセス
    コントロールシステムの制御機能を実行したときにバッ
    クアップコントローラのデータベースを更新する方法。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載の(a)〜(d)の工程
    が終了した後さらに(a)の工程に戻ることを特徴とす
    る請求項1記載のデータベースを更新する方法。
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