JP2003167791A - バックアップ機能を備えた制御装置およびその制御装置を使用した生産システム - Google Patents

バックアップ機能を備えた制御装置およびその制御装置を使用した生産システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ専用の装置を設けずに信頼性の
高いバックアップを可能とする。 【解決手段】 外部装置30A〜30Dの動作を制御す
るコントローラ10A〜10Dが複数台通信可能に接続
され、それぞれのコントローラで作成されるバックアッ
プデータが通信順序にしたがって順番に他のコントロー
ラに送信される生産システムに使用されるコントローラ
であって、前記コントローラには、1つ前の通信順序に
当たるコントローラから送信されてきたバックアップデ
ータを受信する通信部12と、受信したバックアップデ
ータを記憶する記憶部16と、記憶されているバックア
ップデータのうち、当該コントローラに関するバックア
ップデータのみを最新のバックアップデータに更新する
更新手段と、更新したバックアップデータを次の通信順
序に当たるコントローラに送信する送信手段と、を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小容量の記憶装置
を設けるだけでデータのバックアップが可能な、バック
アップ機能を備えた制御装置およびその制御装置を使用
した生産システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生産設備の動作は複雑化を増し、
その動作を制御するためのプログラム量も膨大になって
いる。複雑な動作をする生産設備が故障によって停止し
た場合には、故障発生直前の動作ステップから作業を開
始できるようにすることが望ましい。このため、生産設
備がどのステップの動作まで進んだのかがわかるよう
に、生産設備の動作履歴をバックアップ専用の装置を用
いて収集している。
【0003】通常、動作履歴のバックアップの方法とし
ては、RAID1の手法、すなわちミラーリングまたは
デュプレキシングの手法が用いられる。ミラーリングと
は、コンピューターに接続した記憶装置にデータを書き
込むときに、同一内容を同時に同一のインターフェース
ボードに接続されている別の記憶装置に書き込む方法を
いうが、このミラーリングを実現させるためには、生産
設備のコントローラ1台に1台のバックアップ用記憶装
置を設けたり、コントローラと並列に予備のコントロー
ラを設けたりする。デュプレキシングとは、コンピュー
ターに接続した記憶装置にデータを書き込むときに、同
一内容を同時に異なるインターフェースボードに接続さ
れている別の記憶装置に書き込む方法をいうが、このデ
ュプレキシングを実現させるためには、複数のコントロ
ーラを監視することができる上位の装置やバックアップ
装置を設ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ミラー
リングまたはデュプレキシングのいずれの手法を用いる
場合でも、バックアップ用の記憶装置は必ず設ける必要
がある。
【0005】また、バックアップ装置(バックアップ用
の記憶装置およびその記憶制御のための装置を含む)
は、通常は1台しか設けていないので、万が一バックア
ップ装置自体が故障したときには動作履歴が蓄積されな
い。このような不具合の発生を考慮すると、バックアッ
プ装置自体バックアップする装置が必要になる。
【0006】さらに、バックアップ用の記憶装置にコン
トローラとまったく同じデータを記憶させたとしても、
その記憶装置には、バックアップを停止した時(故障発
生時)までのデータしか保存されていないので、故障検
知のタイミングによってはバックアップされているデー
タ自体が壊れたデータであることもある。バックアップ
されているデータ自体が壊れているときには、故障発生
直前の動作ステップから作業を開始することができなく
なる。
【0007】本発明は、以上のような従来の技術の問題
点に鑑みて成されたものであり、バックアップ専用の装
置を設けずに、送信されてきたバックアップデータを保
存できる小容量の記憶装置を用いるだけで、信頼性の高
いバックアップが可能なバックアップ機能を備えた制御
装置およびその制御装置を使用した生産システムの提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるバ
ックアップ機能を備えた制御装置は、生産機械の動作を
制御する制御装置が複数台通信可能に接続され、それぞ
れの制御装置で作成されるバックアップデータが通信順
序にしたがって順番に他の制御装置に送信される生産シ
ステムに使用される制御装置であって、前記制御装置に
は、1つ前の通信順序に当たる制御装置から送信されて
きたバックアップデータを受信する受信手段と、受信し
たバックアップデータを記憶する記憶手段と、記憶され
ているバックアップデータのうち、当該制御装置に関す
るバックアップデータのみを最新のバックアップデータ
に更新する更新手段と、更新したバックアップデータを
次の通信順序に当たる制御装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明にかかるバックアッ
プ機能を備えた制御装置は、請求項1に記載のバックア
ップ機能を備えた制御装置において、前記バックアップ
データには、すべての制御装置の更新時刻の異なるバッ
クアップデータが含まれていることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明にかかるバックアッ
プ機能を備えた制御装置は、請求項1に記載のバックア
ップ機能を備えた制御装置において、前記記憶手段は、
受信したバックアップデータを一時的に記憶するための
第1の記憶領域と、第1の記憶領域に記憶されているバ
ックアップデータをコピーしそのバックアップデータを
最新のバックアップデータに更新するための第2の記憶
領域と、を備えることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明にかかるバックアッ
プ機能を備えた制御装置は、請求項1に記載のバックア
ップ機能を備えた制御装置において、前記バックアップ
データは、前記生産機械を停止直前の動作ステップから
作業が開始できるようにするための復帰情報を含むこと
を特徴とする。
【0012】請求項5に記載の発明にかかる生産システ
ムは、請求項1に記載のバックアップ機能を備えた制御
装置が複数台通信可能に接続され、それぞれの制御装置
で作成されるバックアップデータが通信順序したがって
順番に他の制御装置に送信されることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明にかかる生産システ
ムは、請求項5に記載の生産システムにおいて、前記バ
ックアップデータには、すべての制御装置の更新時刻の
異なるバックアップデータが含まれていることを特徴と
する。
【0014】請求項7に記載の発明にかかる生産システ
ムは、請求項5に記載の生産システムにおいて、前記バ
ックアップデータは、前記生産機械を停止直前の動作ス
テップから作業が開始できるようにするための復帰情報
を含むことを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御装置内に生産システムに備えられている他の制御装
置のバックアップデータが記憶されるので、特に専用の
バックアップ装置を設けることなく、バックアップが可
能となる。また、同時に複数台の制御装置が故障した場
合でも、生産機械を故障した時点から再起動させること
ができる。さらに、バックアップデータは、収集した時
間に差を設けているので、バックアップデータ自体が壊
れている場合でも、正常なバックアップデータを選別し
そのうち最も最新のデータを用いて生産機械の動作を復
旧させることができるという効果を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明にかかるバックアップ機能を備えた制御装置およびそ
の制御装置を使用した生産システムの好適な実施の形態
を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明が適用される生産システム
の制御系のブロック図である。この生産システムは、4
台のコントローラ(制御装置)10A〜10Dを備え、
それぞれのコントローラは通信線20に接続されてい
る。各コントローラ10A〜10Dは、たとえばロボッ
トなどの外部装置(生産機械)30A〜30Dの動作を
個別に制御する。
【0018】おのおののコントローラ10A、10B、
10C、10Dは、通信部12、情報処理部14、記憶
部16、操作部18を備えている。通信部12は、他の
コントローラと通信するためのインターフェースとして
機能する。具体的には、バックアップデータの送受信を
する。情報処理部14は、接続されている外部装置の制
御に必要な演算をしたり、他のコントローラと通信する
ための情報を処理したりする。記憶部16は、情報処理
部14で処理されるプログラムを記憶したり、通信線2
0を介して受信したバックアップデータや通信線20に
送信するバックアップデータを記憶したりする。操作部
18は、情報処理部14の演算結果に基づいて、接続さ
れている外部装置の動作を制御するインターフェースと
して機能する。
【0019】なお、バックアップデータとは、外部装置
がどのプログラムをどのステップの処理まで済んだのか
がわかるようにするためのデータである。バックアップ
データは、たとえば、プログラムNo−仕向地−ブロッ
クNo−ステップNo−I/Oデータを順に連ねたデー
タ(復帰情報)である。プログラムNoは、外部装置の
作業種別を表すものである。仕向地は、どの国または地
域に輸出するのかを表すものである。プログラムNoと
仕向地によって処理されていたプログラムの種類が特定
できる。ブロックNo、ステップNoは、そのプログラ
ムが何ブロックの何ステップまで進んだのかを表すもの
である。I/Oデータは、外部装置のI/Oのオン、オ
フ状態を示すデータである。ブロックNo、ステップN
o、I/Oデータによって処理されていたプログラムの
どこまでの処理が済んだのかがわかる。
【0020】コントローラに異常が生じ、故障したコン
トローラを再起動させるときまたは交換したときには、
再起動させようとするコントローラまたは交換したコン
トローラにこのバックアップデータが記憶される。この
ため、交換したコントローラは、故障直前の状態から処
理を開始でき、外部装置は、故障発生直前の動作ステッ
プから作業を開始できる。
【0021】各コントローラ10A〜10Dは、概略次
のように動作する。情報処理部14は、演算結果からバ
ックアップデータを作成し記憶部16に記憶されている
バックアップデータに上書きする。なお記憶部16は、
受信したバックアップデータを記憶する第1の記憶部分
と、そのバックアップデータをコピーして記憶する第2
の記憶部分との2つの記憶部分を有している。さらにそ
れらの記憶部分は、コントローラが4台備えられている
生産システムの場合、4つの領域に区分される。それぞ
れの領域には、あらかじめ定められたコントローラのバ
ックアップデータが記憶される。
【0022】通信部12は、記憶部6に記憶されている
4台分のコントローラの最新のバックアップデータを一
括して他の1つのコントローラに送信する。この最新の
バックアップデータを受信したコントローラは、そのバ
ックアップデータをそのコントローラの記憶部(第1の
記憶部分)に記憶する。そして、そのコントローラは受
信したバックアップデータを第2の記憶部分にコピー
し、そのコピーしたバックアップデータのうち、自コン
トローラのバックアップデータだけを書き替え、書き替
え後のバックアップデータをさらに他の1つのコントロ
ーラに送信する。このようにして、各コントローラのバ
ックアップデータは、バックアップサイクル順序(通信
順序)に応じて各コントローラを順番にシフトされる。
【0023】図2は、バックアップデータの更新状況の
説明図面である。上記の生産システムにおいては、つぎ
のようにしてバックアップデータをシフトさせる。
【0024】図1に示した生産システムの場合、コント
ローラの数は4台であるので、記憶部の領域は4つに区
分し、各区分、1台分のバックアップデータを記憶でき
るだけの容量を確保する。図2に示すように、第1領域
16Aにはコントローラ10Aのバックアップデータが
記憶され、第2領域16Bにはコントローラ10Bのバ
ックアップデータが記憶され、第3領域16Cにはコン
トローラ10Cのバックアップデータが記憶され、第4
領域16Dにはコントローラ10Dのバックアップデー
タが記憶される。
【0025】なお、図2において、A0は、コントロー
ラ10Aの最新のバックアップデータを、A-1は、コン
トローラ10Aのバックアップサイクル1回前のバック
アップデータを、A-2は、コントローラ10Aのバック
アップサイクル2回前のバックアップデータを、A
-3は、コントローラ10Aのバックアップサイクル3回
前のバックアップデータをそれぞれ示す。
【0026】まず、コントローラ10Aが図のようなA
0、B-3、C-2、D-1のようなバックアップデータをコ
ントローラ10Bに送信すると、コントローラ10B
は、自分のバックアップデータが記憶されている第2領
域に最新のバックアップデータB0を上書きする。その
結果、B-3のバックアップデータがB0に更新される。
同時に、バックアップサイクルが1回増えるので、A0
がA-1に、C-2がC-3に、D-1がD-2になる。つぎに、
コントローラ10Bが更新後のバックアップデータ
-1、B0、C-3、D-2をコントローラ10Cに送信す
ると、コントローラ10Cは、自分のバックアップデー
タが記憶されている第3領域に最新のバックアップデー
タC0を上書きする。その結果、C-3のバックアップデ
ータがC0に更新される。同時に、バックアップサイク
ルが1回増えるので、A-1がA-2に、B0がB-1に、D
-2がD-3になる。さらに、コントローラ10Cが更新後
のバックアップデータA-2、B-1、C0、D-3をコント
ローラ10Dに送信すると、コントローラ10Dは、自
分のバックアップデータが記憶されている第4領域に最
新のバックアップデータD0を上書きする。その結果、
-3のバックアップデータがD0に更新される。同時
に、バックアップサイクルが1回増えるので、A-2がA
-3に、B-1がB-2に、C0がC-1になる。さらに、コン
トローラ10Dが更新後のバックアップデータA-3、B
-2、C-1、D0をコントローラ10Aに送信すると、コ
ントローラ10Aは、自分のバックアップデータが記憶
されている第1領域に最新のバックアップデータA0
上書きする。その結果、A-3のバックアップデータがA
0に更新される。同時に、バックアップサイクルが1回
増えるので、B- 2がB-3に、C-1がC-2に、D0がD-1
になる。
【0027】以上のように、バックアップデータの更新
を行って、更新後のバックアップデータを順次つぎのコ
ントローラに送信するという処理を繰り返すと、1つの
バックアップデータに、更新時刻の異なる4台分のバッ
クアップデータが含まれることになる。このため、図3
に示すように、たとえばコントローラ10Aとコントロ
ーラ10Cの2台のコントローラに同時に異常が発生し
たとしても、コントローラ10Bが記憶しているバック
アップデータA-1、B0、C-3、D-2とコントローラ1
0Dが記憶しているバックアップデータA-3、B-2、C
-1、D0を用いて、交換用のコントローラを含むコント
ローラ10A〜10Dを、故障発生直前の状態から作動
させることができる。すなわち、本発明によれば、故障
発生時に、少なくとも1台の正常なコントローラがあれ
ば、そのバックアップデータを用いて、すべてのコント
ローラを復帰させることができる。
【0028】また、図4に示すように、正常なコントロ
ーラ10Bのバックアップデータ自体が壊れている場合
でも、他の複数台のコントローラ10C、10Dのバッ
クアップデータを用いてコントローラ10Aを正常に復
帰させることができる。
【0029】図5は、バックアップデータを収集しその
バックアップデータを用いてコントローラを復帰させる
までのフローチャートである。このフローチャートの処
理を、図6も参照しながら説明する。なお、バックアッ
プデータを送信する順番、すなわちバックアップサイク
ル順序は、コントローラ10A−10B−10C−10
D−10Aの順番であるとする。
【0030】コントローラ10A〜10Dの通信部12
において、バックアップサイクル順序が1つ前のコント
ローラからバックアップデータを受信したら、そのバッ
クアップデータを記憶部16の第1の記憶部分に記憶す
る。
【0031】つまり、コントローラ10Aの通信部12
は、バックアップサイクル順序が1つ前のコントロー
ラ、すなわちコントローラ10Dの通信部12から送信
されたバックアップデータを受信し、このバックアップ
データを記憶部16の第1の記憶部分に記憶する。同時
に、コントローラ10Bの通信部12は、コントローラ
10Aの通信部12から送信されたバックアップデータ
を受信し、コントローラ10Cの通信部12は、コント
ローラ10Bの通信部12から送信されたバックアップ
データを受信し、コントローラ10Dの通信部12は、
コントローラ10Cの通信部12から送信されたバック
アップデータを受信する。このように、各コントローラ
は、自分の持っているバックアップデータをバックアッ
プサイクル順序がつぎのコントローラに送信する。受信
したバックアップデータは、それぞれのコントローラの
記憶部16の第1の記憶部分に記憶する(図5及び図6
のS1)。
【0032】つぎに、各コントローラ10A〜10D
は、記憶部16の第1の記憶部分に記憶されているバッ
クアップデータを第2の記憶部分にコピーし、そのコピ
ーしたバックアップデータのうちの自コントローラのバ
ックアップデータに最新のバックアップデータを上書き
する。つまり、図6のS2の場合、コントローラ10A
は、記憶されているバックアップデータA、B、C、
D、Eのうちの自コントローラのバックアップデータA
のみに最新のバックアップデータAを上書きする(図5
及び図6のS2)。
【0033】そして、各コントローラ10A〜10D
は、記憶部16の第2の記憶部分に記憶されているバッ
クアップデータを、バックアップサイクル順序が次のコ
ントローラに送信する。
【0034】つまり、コントローラ10Aの通信部12
は、バックアップサイクル順序が次のコントローラ、す
なわちコントローラ10Bの通信部12に最新のバック
アップデータを送信し、同時に、コントローラ10Bの
通信部12は、コントローラ10Cの通信部12に最新
のバックアップデータを送信し、コントローラ10Cの
通信部12は、コントローラ10Dの通信部12に最新
のバックアップデータを送信し、コントローラ10Dの
通信部12は、コントローラ10Aの通信部12に最新
のバックアップデータを送信する(図5及び図6のS
3)。
【0035】そして、各コントローラ10A〜10D
は、受信したバックアップデータを記憶部16の第1の
記憶部分に記憶する(図5及び図6のS4)。
【0036】以上のバックアップデータをシフトさせる
処理は、いずれかのコントローラに異常が発生するまで
繰り返し行われる(S5:NO)。
【0037】いずれかのコントローラに異常が発生し、
故障したコントローラが交換され、まだ復帰が行われて
いなければ(S5:YES)、交換されたコントローラ
は、故障していないコントローラから、交換されたコン
トローラのバックアップデータを収集する。たとえば、
図1に示したコントローラ10Aが交換された場合に
は、自コントローラ(コントローラ10A)のバックア
ップデータをコントローラ10B〜10Dから収集する
(S6)。バックアップデータの収集は、故障していな
いコントローラのすべてについて完了するまで行われる
(S7:NO)。
【0038】故障していないすべてのコントローラから
自コントローラのバックアップデータの収集が完了する
と(S7:YES)、収集したバックアップデータの中
から最新かつ正常なバックアップデータを検索する。最
新のバックアップデータとは、更新時刻が最も現在の時
刻に近いデータである。正常なバックアップデータであ
るか否かは、バックアップデータのフォーマットが崩れ
ているか否か、収集したバックアップデータ相互を比較
して、プログラムNo、仕向地、ブロックNo、ステッ
プNoなどが明らかに間違っているかなどによって判断
する(S8)。
【0039】そして、交換されたコントローラは、検索
されたバックアップデータのうち、最新かつ正常なバッ
クアップデータに基づいて異常発生直前の状態に復帰す
る(S9)。これによって、外部装置は、故障発生直前
の動作ステップから作業を開始できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される生産システムの制御系のブ
ロック図である。
【図2】バックアップデータの更新状況の説明図面であ
る。
【図3】複数のコントローラで異常が発生した場合の復
帰状態を示す図である。
【図4】バックアップデータ自体に異常が発生した場合
の復帰状態を示す図である。
【図5】バックアップデータを収集しそのバックアップ
データを用いてコントローラを復帰させるまでのフロー
チャートである。
【図6】バックアップデータを収集する処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10A〜10D…コントローラ、 12…通信部、 14…情報処理部、 16…記憶部、 18…操作部、 20…通信線、 30A〜30D…外部装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産機械の動作を制御する制御装置が複
    数台通信可能に接続され、それぞれの制御装置で作成さ
    れるバックアップデータが通信順序にしたがって順番に
    他の制御装置に送信される生産システムに使用される制
    御装置であって、 前記制御装置には、 1つ前の通信順序に当たる制御装置から送信されてきた
    バックアップデータを受信する受信手段と、 受信したバックアップデータを記憶する記憶手段と、 記憶されているバックアップデータのうち、当該制御装
    置に関するバックアップデータのみを最新のバックアッ
    プデータに更新する更新手段と、 更新したバックアップデータを次の通信順序に当たる制
    御装置に送信する送信手段と、 を有することを特徴とするバックアップ機能を備えた制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記バックアップデータには、すべての
    制御装置の更新時刻の異なるバックアップデータが含ま
    れていることを特徴とする請求項1に記載のバックアッ
    プ機能を備えた制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、 受信したバックアップデータを一時的に記憶するための
    第1の記憶領域と、 第1の記憶領域に記憶されているバックアップデータを
    コピーしそのバックアップデータを最新のバックアップ
    データに更新するための第2の記憶領域と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のバックアッ
    プ機能を備えた制御装置。
  4. 【請求項4】 前記バックアップデータは、前記生産機
    械を停止直前の動作ステップから作業が開始できるよう
    にするための復帰情報を含むことを特徴とする請求項1
    に記載のバックアップ機能を備えた制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のバックアップ機能を備
    えた制御装置が複数台通信可能に接続され、それぞれの
    制御装置で作成されるバックアップデータが通信順序し
    たがって順番に他の制御装置に送信されることを特徴と
    する生産システム。
  6. 【請求項6】 前記バックアップデータには、すべての
    制御装置の更新時刻の異なるバックアップデータが含ま
    れていることを特徴とする請求項5に記載の生産システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記バックアップデータは、前記生産機
    械を停止直前の動作ステップから作業が開始できるよう
    にするための復帰情報を含むことを特徴とする請求項5
    に記載のバックアップ機能を備えた制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228136A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Ryobi Ltd 印刷機における乾燥装置の照射時間データのバックアップ機構
JP2015042379A (ja) * 2013-08-24 2015-03-05 日立工機株式会社 遠心機及び遠心機の運転データ管理システム

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