JP3397861B2 - プロセス制御装置 - Google Patents

プロセス制御装置

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JP3397861B2
JP3397861B2 JP29787893A JP29787893A JP3397861B2 JP 3397861 B2 JP3397861 B2 JP 3397861B2 JP 29787893 A JP29787893 A JP 29787893A JP 29787893 A JP29787893 A JP 29787893A JP 3397861 B2 JP3397861 B2 JP 3397861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シェルフの各スロッ
トに実装される複数種のIOモジュールを伝送路を介し
て制御演算装置と接続して構成されるプロセス制御装
置、特にそのIOモジュールの管理方法を改良し誤動作
を効率良く防止し得るようにしたプロセス制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプロセス制御装置では、
IOモジュールに格納されているID情報は伝送制御モ
ジュールが収集,保持し、これをIOモジュールの管理
情報として、制御演算装置との入出力データの伝送処理
を行なうようにしているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はI
Oモジュールより収集したID情報のみで管理している
ため、本来実装されるべき種類でないIOモジュールが
誤って実装されても、そのまま制御演算装置との間で入
出力伝送処理が行なわれてしまう。例えば、本来入力モ
ジュールが実装されるべきところに、出力モジュールが
実装された場合には、制御に必要な入力データが制御演
算装置に伝送されることなく制御演算が実行されること
になるため、正しい制御ができなくなってしまうという
問題がある。
【0004】また、IOモジュールが実装されていない
場合に、それが意図的に未実装状態にされている場合で
あっても、制御演算装置は異常と見なさざるを得ず、シ
ステムの運用に支障を来たすという問題もある。したが
って、この発明の課題はIOモジュールの誤実装や故障
に起因する制御上の不具合を無くすことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、シェルフの各スロットに着脱自
在に収納される種々のIOモジュールが1つの伝送制御
モジュールにバス接続される入出力装置と、この入出力
装置に伝送路を介して接続される制御演算装置とからな
るプロセス制御装置において、前記伝送制御モジュール
に、IOモジュールに格納されているID情報とIOモ
ジュールの状態情報を含む管理情報を前記バス経由で収
集し保持する収集・保持手段と、前記制御演算装置から
伝送路経由で与えられるIOモジュールの構成情報番号
をID情報に変換する変換テーブルを格納する格納手段
と、この変換テーブルにより変換して得られたID情報
と前記収集・保持手段に保持されているID情報とを比
較する比較手段とを設け、制御演算装置からIOモジュ
ールの構成情報番号が与えられたら、伝送制御モジュー
ルはこれを前記変換テーブルによりID情報に変換した
後、前記収集・保持手段に収集し保持しているID情報
と比較し、その比較結果を伝送路経由で制御演算装置に
伝送することを特徴としている。
【0006】この発明では、(イ)〜(リ)のようにす
ることができる。 (イ)前記管理情報から前記IOモジュールが故障と判
断されたときは、自然に復旧するのを待つか、オンライ
ン状態で脱/着して復旧させる。 (ロ)前記伝送制御モジュールがIOモジュールから収
集し保持している管理情報を、前記制御演算装置から伝
送路経由で更新可能にする。
【0007】(ハ)前記更新した管理情報を、指定スロ
ットを空き状態とする情報とする。 (ニ)前記更新した管理情報を、指定スロットを型式情
報を含む特定のID情報により予約する情報とする。 (ホ)前記更新した管理情報を、指定スロットを型式情
報までは含まない特定のID情報により予約する情報と
する。 (ヘ)前記更新した管理情報を、隣接するスロットの2
つのIOモジュールを二重化のペアであることを示す情
報とする。
【0008】(ト)前記伝送制御モジュールは前記二重
化のペア情報にもとづき収集,保持している管理情報を
チェックし、ペアのID情報が不一致のときは前記制御
演算装置にそのことを通知する。 (チ)前記二重化のペア情報にもとづきIOモジュール
の稼働/待機の二重化制御を行なうため、伝送制御モジ
ュールは収集,保持している管理情報をチェックし、二
重化ペアのIOモジュールが双方ともに稼働、または双
方ともに待機となる異常状態の検出を可能とし、異常状
態を検出した時は所定の情報を前記制御演算装置に通知
する。 (リ)前記二重化のペア情報にもとづきIOモジュール
の稼働/待機の二重化制御を行なうため、伝送制御モジ
ュールが電源投入時にペアのうちのいずれか一方のみ実
装されていることを検出したときは、もう一方は故障と
して前記制御演算装置に通知する。
【0009】
【作用】制御演算装置に本来実装されるべき各種IOモ
ジュールのID情報を予め登録しておき、これを入出力
装置の伝送制御モジュールに伝送し、伝送制御モジュー
ルにおいて実際に実装されているIOモジュールのID
情報と比較し、この比較結果を制御演算装置に伝送する
ことにより、IOモジュールの誤実装や故障を容易に判
断し得るようにし、IOモジュールの誤実装や故障に起
因する制御上の不具合を無くすようにする。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すシステム構成
図である。同図において、1はデータ処理部(MPU)
11および伝送制御部12からなる制御演算装置、2A
〜2Nは伝送制御モジュール21およびIOモジュール
22からなる入出力装置である。つまり、プロセス制御
装置は制御演算装置1と入出力装置2A〜2Nから構成
され、両者は伝送路3を介して接続されている。なお、
13,23はバスを示す。
【0011】図2は図1における情報の流れを示す。す
なわち、例えば入出力装置2NのIOモジュール22内
には、IOデータの入出力方向(入力か出力か),信号
(センサ)点数,アナログ/ディジタルなどのデータ種
別およびモジュールの型式(例えば、温度センサの種別
を熱電対としてさらにJ型とか、K型などを指定する)
からなるID情報と、モジュールの自己診断結果である
正常/異常を示すRAS情報や、二重化されている場合
の稼働/待機などの状態情報とが格納されている。一
方、制御演算装置1には、入出力装置2Nの各スロット
に実装されるIOモジュールを示す構成情報番号が格納
されている。この構成情報番号は、各種IOモジュール
のID情報と1対1に対応している。
【0012】 図3はこの発明によるイニシャル処理動
作を説明するためのフローチャートである。同図には制
御演算装置,伝送制御モジュールおよびIOモジュール
に分けてその処理を示している。まず、IOモジュール
ではROMのサムチェック,RAMのリーライトチェ
ックなどの自己診断を行ない、状態情報を作成する(ス
テップS31)。次に、ROM内に格納されている各種
ID情報をRAM上へコピーし、伝送制御モジュールに
よる情報収集を待つ(ステップS32)。
【0013】一方、伝送制御モジュールは各スロットか
ら、バス経由でID情報と状態情報を順次収集し、これ
をIOモジュール管理情報として保存する(ステップS
21)。この状態で、制御演算装置からスロット毎構成
情報番号が送信されてくると(ステップS11)、伝送
制御モジュールは予め格納されている構成情報番号→I
D情報の変換テーブルにより、各スロット毎のID情報
を作成し、上記IOモジュールから収集し保存している
管理情報とは別に管理し、保存する(ステップS22,
S23)。次に、伝送制御モジュールは管理情報内のス
ロット毎ID情報と、制御演算装置から受信した構成情
報番号より作成したスロット毎ID情報とを比較し、ス
ロット毎に一致,不一致の比較結果情報を作成する(ス
テップS24)。
【0014】その後、制御演算装置が伝送制御モジュー
ルから比較結果情報を受信すると、その内容に応じて結
果がすべて一致している場合は制御演算へ移行し(ルー
ト参照)、不一致があった場合は必要な異常処理を行
ないイニシャル処理を終了する(ルート参照)。な
お、制御演算装置に対し各IOモジュールの制御上の重
要度を設定しておけば、比較結果に不一致が生じた場合
でも、そのIOモジュールを切り離しての縮退運転によ
る制御演算の実行などもできるようになる。
【0015】図4は上記イニシャル処理が正常に終了
し、通常処理である制御演算処理および入出力データの
更新処理が、プロセス制御装置内の各部で行なわれてい
る場合に、IOモジュールで異常が生じたとき、そのI
Oモジュールをオンラインで交換する場合の処理を示し
ている。イニシャル処理が正常に終了して通常処理に入
った場合の制御演算装置の処理は、制御演算の結果であ
る出力データの送信,IOモジュールからの入力データ
および状態情報の受信にもとづく制御演算の実行,その
結果である出力データの更新という一連の処理(ステッ
プS11〜S15)を繰り返し行なっている。
【0016】IOモジュールでは、自己診断をした後自
らの構成情報に従って出力データの受信,出力処理,デ
ータの入力処理,入力データの送信および自己診断の結
果による状態情報の送信という一連の処理(ステップS
31〜S36)を繰り返し行なっている。なお、図4に
は入力データおよび出力データの両方について示してい
るが、IOモジュールの構成情報によってはいずれか一
方だけの場合も存在することは勿論である。また、伝送
制御モジュールは制御演算装置からのデータをIOモジ
ュールに与える一方、IOモジュールからのデータを制
御演算装置へ送るなど、入出力データおよび状態情報の
伝送中継処理を繰り返し行なっている(ルート参
照)。
【0017】この状態で、IOモジュールに故障が発生
した場合について説明する。すなわち、伝送制御モジュ
ールではIOモジュールとの入出力および状態情報伝送
処理の次に、伝送状態の確認および状態情報の確認を行
ない、最終的な状態情報を作成して制御演算装置へ送信
する(ステップS21,S22)。最終的な状態情報の
意味は、例えばIOモジュールが伝送制御モジュールと
の伝送において無応答になってしまった場合は、伝送制
御モジュール検出によるIOモジュール異常というステ
ータスを、制御演算装置へ送信するという意味である。
【0018】次に、上記の確認処理において、IOモジ
ュールの何らかの異常を検出した場合の処理について説
明する。まず、伝送が正常に終了したか否かを判断し、
伝送が正常に終了していればIOモジュールはその伝送
機能は正常であるとし、異常のない場合と同様の動作を
繰り返す(ステップS23,S24)。状態情報が異常
であっても伝送が正常に終了していれば通常処理を行な
う理由は、軽度の故障であり復旧の可能性があるからで
ある。
【0019】次に、伝送が無応答を含む異常終了の場合
は、致命的な故障であってIOモジュールの交換を要す
るものと判断し、交換が終了し伝送が正常に行なわれる
ようになるまで、ID情報を収集する処理のみを継続実
行する(ステップS24〜S26)。やがて、交換が終
了しID情報の収集に対して応答が有った場合は、伝送
制御モジュールがイニシャル処理において収集,保存し
ている管理情報のスロット毎ID情報と比較し、一致し
た場合にはオンラインでの交換作業が完了したと判断し
て、通常のデータ入出力処理および状態情報の伝送処理
を再開する。また、管理情報内のID情報と不一致の場
合はオンラインでの交換作業が完了していないと判断
し、ID情報の収集を継続する(ステップS24〜S2
7)。
【0020】図5は、通常処理に付加される各種機能を
説明するためのフローチャートである。同図からも明ら
かなように、制御演算装置に対する追加部分としては、
任意のタイミングで構成情報番号の送信を可能にする処
理である(ステップS11,S12)。また、IOモジ
ュールについては追加の処理はないので、同図では通常
処理S3として示している。以下、主として伝送制御モ
ジュールの付加機能について説明する。
【0021】まず、制御演算装置より任意のタイミング
で構成情報番号を受信すると、伝送制御モジュールは変
換テーブルによりスロット毎ID情報を作成し、イニシ
ャル処理で作成した管理情報とは別に保存されている部
分を書き換えて保存する。次に、これを管理情報内のス
ロット毎ID情報と比較し、スロット毎に一致,不一致
の情報を作成,保存した後、管理情報内のスロット毎I
D情報を今回作成したスロット毎ID情報に書き換える
(ルート参照)。
【0022】次いで、スロット毎の一致,不一致情報を
チェックし、不一致が有った場合には、一致するまでそ
のスロットに対する通常の入出力処理を中止し、ID情
報の収集を行なう(ステップS21,S22)。IOモ
ジュールから管理情報内のID情報と一致するID情報
の応答が有った場合は、オンラインでの構成変更が完了
したと判断して不一致情報をクリアし一致情報を作成し
た後、通常の入出力処理を再開する(ステップS21〜
S25)。
【0023】このIOモジュール交換の作業が完了する
までの間は、伝送制御モジュールと制御演算装置との間
の入出力データ伝送は、新たに制御演算装置から指定さ
れるID情報にもとづき入力または出力のダミーデータ
を伝送制御モジュールが作成して伝送を継続する。この
ような処理を追加することにより、管理情報のオンライ
ンでの更新が可能となる。また、同様の処理をイニシャ
ル処理に追加することにより、電源投入直後から制御演
算装置の設定に対応する構成で、IOモジュールを管理
することが可能となる。
【0024】スロット毎ID情報更新については、以下
のようにすることも考えられる。例えば、指定のスロッ
トについては、それが空きであるという意味の情報を指
定または追加する。こうすれば、物理的に存在する入出
力装置内のIOモジュール用スロットを論理上存在しな
いように扱うことが可能となる。
【0025】つまり、制御演算装置から送信される構成
情報番号に対し、予めIOモジュール用スロットが空き
であるという意味付けを定義しておけば、この情報を受
け取った伝送制御モジュールは、管理情報内の指定スロ
ットのID情報を空きであると定義することができる。
そして、伝送制御モジュールによるIOモジュール管理
において、管理情報内に空きというIDが有るスロット
を管理から除外し、一切アクセスしないようにする。
【0026】スロット毎のID情報更新について、構成
情報番号に予約という意味付けの情報を付加すること
で、物理的に存在する入出力装置内のIOモジュール用
スロットに、実際にはIOモジュールが存在していない
場合でも、理論上は恰も存在しているかのように扱うこ
とができる。
【0027】この場合、制御演算装置から送信される構
成情報番号に、予めIOモジュール用スロットが予約で
あるという定義をした情報を付加して送信する。この情
報を受け取った伝送制御モジュールでは、管理情報内の
指定スロットのID情報を更新する際に、予約であると
いう情報を付加する。
【0028】そして、伝送制御モジュールによるIOモ
ジュール管理において、管理情報内に予約という情報が
あるスロットは、管理を行なう場合に発生する全ての異
常情報を制御演算装置に通知する際には、伝送制御モジ
ュールが正常であるという情報に変更してから送信する
ようにする。このように、予約という情報を付加するこ
とで、実際には故障していたり、物理的に存在していな
いIOモジュールを、正常なモジュールが仮想的に存在
しているように扱うことが可能となる。
【0029】スロット毎のID情報更新における構成情
報番号の1つとして、ダミーのIOモジュールとして特
定の型式は定義せずに入出力の点数,方向,種別のみを
定義した情報を用意しておくことができる。つまり、伝
送制御モジュールによるIOモジュール管理において、
管理情報内にダミーという情報が有るスロットを管理す
る場合は、IOモジュールに格納されている型式を管理
の対象から外すようにする。こうすれば、有る特定のI
Oモジュール用スロットには入出力点数,方向および種
別が一致していればどんな型式のモジュールでも実装が
可能となる。
【0030】図6に出力モジュールと入力モジュールが
二重化されている場合のデータの流れを示す。ここでは
IOモジュール22の内の出力モジュール221,22
2と、入力モジュール223,224をそれぞれペアと
した例である。二重化されたIOモジュールは互いに情
報交換を行ない、ペアとなっているIOモジュールにお
いて稼働/待機を決定するものとする。制御演算装置に
おける入出力データは、IOモジュールが二重化されて
いる場合は、二重化のペア1組で、1つのデータとして
扱われる。
【0031】上記ペアの指定はスロット毎のID情報更
新において、構成情報番号に隣接する2スロットのIO
モジュールは、二重化されているという意味付けの情報
を付加することにより、行なわれる。この情報を受け取
った伝送制御モジュールは、入出力データの伝送に関
し、以下の処理を行なう。
【0032】まず、制御演算装置での演算により決定さ
れた1個の出力データが、伝送によって入出力装置内の
伝送制御モジュールに通知される。このデータを受け取
った伝送制御モジュールは、上記二重化ペアの情報をも
とにペアとなっている2個の出力モジュールの双方に伝
送する。
【0033】また、入力データについては、以下のよう
に処理される。ペアとなっている2個の入力モジュール
からの入力データのうち、データと同時に収集した状態
情報の中の稼働/待機情報をもとに、稼働となっている
側の入力データを選択し、制御演算装置へ送る。このよ
うに、二重化ペアという情報を付加することで、制御演
算装置においては二重化,シングルを意識することなく
演算を実行するが可能となる。また、伝送路を流れるデ
ータ量もIOモジュールがシングルの場合と同等であ
り、伝送効率などに影響を及ぼすこともない。
【0034】二重化ペアの情報を受け取った伝送制御モ
ジュールでは、IOモジュールから収集し,保存してい
る管理情報内のID情報をチェックし、ペア同士で同一
のID情報になっていない場合は、IOモジュールの状
態情報を二重化ペアのID情報不一致として、制御演算
装置に伝達する。かかる処理を伝送制御モジュールで行
なうことにより、二重化された1組のIOモジュールの
ID情報が異なっていることを制御演算装置側で認識す
ることができる。
【0035】また、伝送制御モジュールにおいて、上記
二重化ペアの情報を受け取って入力データの処理(稼働
モジュールのデータを制御演算装置に伝送する)をして
いる場合、ペア間での稼働/待機の決定ができないよう
な故障、或いはペアに対する伝送制御モジュールからの
アクセス時間差により、両モジュールとも稼働または待
機のステータスを受信したときは、制御演算装置に対し
て入力データを送信できなくなってしまう。そこで、前
回稼働側であった方のデータ、または予め登録しておい
た制御上安全と考えられるデータを制御演算装置に伝送
する。
【0036】さらには、伝送制御モジュールの電源投入
後のイニシャル処理において、無応答や異常ステータス
の受信などのIOモジュール異常を検出した場合、上記
二重化ペアの情報を受け取っているとすると、ペアのう
ちのどちらか一方が正常であれば、制御演算装置に伝送
するIOモジュールのステータスを片系故障という情報
にすることで、制御演算装置は制御に支障がないと判断
でき、プロセス制御装置としての制御の開始が可能とな
る。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、制御演算装置から伝
送制御モジュールに対し、シェルフのスロットに如何な
るIOモジュールが実装されるべきかを示す構成情報番
号を送る一方、IOモジュールからはID情報および状
態情報を収集するようにしたので、IOモジュールの誤
実装や故障などの不具合を伝送制御モジュールで検出す
ることが可能となり、制御演算装置の制御演算開始以前
に必要な異常処理が可能となり、誤った入出力データに
よる制御演算の実行を未然に防止することができる利点
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図2】図1における情報の流れを説明するための説明
図である。
【図3】制御装置各部のイニシャル処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】オンラインでのIOモジュール交換処理を説明
するフローチャートである。
【図5】オンラインでのID情報の更新処理を説明する
フローチャートである。
【図6】図1でIOモジュールが二重化されている場合
の情報の流れを説明するための説明図である。
【符号の説明】 1…制御演算装置、11…データ処理部(MPU)、1
2…伝送制御部、13,23…バス、2A,2B〜2N
…入出力装置、21…伝送制御モジュール、22,22
1,222,223,224…入出力モジュール、3…
伝送路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−2550(JP,A) 特開 平4−124757(JP,A) 特開 平4−106650(JP,A) 特開 平1−134650(JP,A) 特開 昭63−8958(JP,A) 特開 昭58−195230(JP,A) 特開 昭58−169611(JP,A) 特開 昭54−95133(JP,A) 実開 平5−8655(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/14 G05B 9/02 G05B 15/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルフの各スロットに着脱自在に収納
    される種々のIOモジュールが1つの伝送制御モジュー
    ルにバス接続される入出力装置と、この入出力装置に伝
    送路を介して接続される制御演算装置とからなるプロセ
    ス制御装置において、 前記伝送制御モジュールに、IOモジュールに格納され
    ているID情報とIOモジュールの状態情報を含む管理
    情報を前記バス経由で収集し保持する収集・保持手段
    と、前記制御演算装置から伝送路経由で与えられるIO
    モジュールの構成情報番号をID情報に変換する変換テ
    ーブルを格納する格納手段と、この変換テーブルにより
    変換して得られたID情報と前記収集・保持手段に保持
    されているID情報とを比較する比較手段とを設け、 制御演算装置からIOモジュールの構成情報番号が与え
    られたら、伝送制御モジュールはこれを前記変換テーブ
    ルによりID情報に変換した後、前記収集・保持手段に
    収集し保持しているID情報と比較し、その比較結果を
    伝送路経由で制御演算装置に伝送することを特徴とする
    プロセス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記管理情報から前記IOモジュールが
    故障と判断されたときは、自然に復旧するのを待つか、
    オンライン状態で脱/着して復旧させることを特徴とす
    る請求項1に記載のプロセス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送制御モジュールがIOモジュー
    ルから収集し保持している管理情報を、前記制御演算装
    置から伝送路経由で更新可能にしてなることを特徴とす
    る請求項1に記載のプロセス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記更新した管理情報を、指定スロット
    を空き状態とする情報とすることを特徴とする請求項3
    に記載のプロセス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記更新した管理情報を、指定スロット
    を型式情報を含む特定のID情報により予約する情報と
    することを特徴とする請求項3に記載のプロセス制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記更新した管理情報を、指定スロット
    を型式情報までは含まない特定のID情報により予約す
    る情報とすることを特徴とする請求項3に記載のプロセ
    ス制御装置。
  7. 【請求項7】 前記更新した管理情報を、隣接するスロ
    ットの2つのIOモジュールを二重化のペアであること
    を示す情報とすることを特徴とする請求項3に記載のプ
    ロセス制御装置。
  8. 【請求項8】 前記伝送制御モジュールは前記二重化の
    ペア情報にもとづき収集,保持している管理情報をチェ
    ックし、ペアのID情報が不一致のときは前記制御演算
    装置にそのことを通知することを特徴とする請求項7に
    記載のプロセス制御装置。
  9. 【請求項9】 前記二重化のペア情報にもとづきIOモ
    ジュールの稼働/待機の二重化制御を行なうため、伝送
    制御モジュールは収集,保持している管理情報をチェッ
    クし、二重化ペアのIOモジュールが双方ともに稼働、
    または双方ともに待機となる異常状態の検出を可能と
    し、異常状態を検出した時は所定の情報を前記制御演算
    装置に通知することを特徴とする請求項7に記載のプロ
    セス制御装置。
  10. 【請求項10】 前記二重化のペア情報にもとづきIO
    モジュールの稼働/待機の二重化制御を行なうため、伝
    送制御モジュールが電源投入時にペアのうちのいずれか
    一方のみ実装されていることを検出したときは、もう一
    方は故障として前記制御演算装置に通知することを特徴
    とする請求項7に記載のプロセス制御装置。
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