JP2603853Y2 - プラスチック製耳飾り - Google Patents

プラスチック製耳飾り

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JP2603853Y2
JP2603853Y2 JP1993062046U JP6204693U JP2603853Y2 JP 2603853 Y2 JP2603853 Y2 JP 2603853Y2 JP 1993062046 U JP1993062046 U JP 1993062046U JP 6204693 U JP6204693 U JP 6204693U JP 2603853 Y2 JP2603853 Y2 JP 2603853Y2
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plastic
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、色彩豊かでしか
も非常に安価に提供することのできるプラスチック製耳
飾りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来耳飾り、特に耳たぶに開けた穴にピ
ンを挿通させるピアス式イヤリングとしては、上記ピン
を含む耳飾り本体を、金や銀、プラチナ等の貴金属で作
成したものが使用されてきた。
【0003】その例として一端を軸金具で連結し、他端
を突き合わせ方向に開閉自在とした一対の耳飾り本体
と、上記一方の耳飾り本体の開放端に突設した耳たぶに
挿通する弾性ピンと、上記他方の耳飾り本体の開放端に
設けた上記弾性ピンの端部に係合して耳飾り本体の開放
を防止する抜け止め手段とを有する耳飾りが知られてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の貴金属製耳飾りは、宝石等を取り付けることが多い
上、弾性ピンの弾性を利用した抜け止め手段を採用して
いて、耳飾り本体が変形するとこの抜け止め手段が機能
しなくなるため、一般的に非常に重くせざるを得なかっ
た。
【0005】また、耳飾りの装飾性はその素材の持つ色
合い等で決まってしまい、あまりカラフルで斬新な、し
かも形状等に変化のある耳飾りを得ることは極めて困難
であった。
【0006】この考案は上記の問題を一挙に解決するも
ので、耳飾りを一対の耳飾り本体をプラスチックヒンジ
によって連結した形状にプラスチックで一体的に形成
し、上記プラスチックヒンジによって一対の耳飾り本体
を閉じた際に、弾性的に一対の耳飾り本体の開放を防止
する抜け止め手段を、一対の耳飾り本体部分に設けるこ
とにより、色彩豊かでしかも非常に安価なプラスチック
製耳飾りを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの考案のプラ
スチック製耳飾りは、一端をプラスチックヒンジで連結
し、他端を突き合わせ方向に開閉自在とした一対の耳飾
り本体と、上記一方の耳飾り本体の開放端に突設した耳
たぶに挿通するピンと、上記他方の耳飾り本体の開放端
に設けた上記ピンの端部に係合するピン収納部とをプラ
スチックで一体的に形成すると共に、耳飾り本体の外径
側に設けたプラスチックヒンジの内径側に、一方の耳飾
り本体をプラスチックヒンジを越えて延長し、この延長
片にフックを設けて他方の耳飾り本体の当該箇所と噛み
合うようにしてなる抜け止め手段 を、一対の耳飾り本体
部分に設けたことを特徴とするものである。
【0008】 また、この考案のプラスチック製耳飾り
は、一方の耳飾り本体の開放端に突設した耳たぶに挿通
するピンが、耳飾り本体の開放端に設けた凹所内に取り
付けられていることも特徴である。
【0009】さらにこの考案のプラスチック製耳飾り
は、耳飾り本体の適所に、装飾体の取付部が一体的に成
形されていることも特徴の1つである。
【0010】この考案のプラスチック製耳飾りによれ
ば、耳飾りを一対の耳飾り本体をプラスチックヒンジに
よって連結した形状にプラスチックで一体的に形成し、
上記プラスチックヒンジによって一対の耳飾り本体を閉
じた際に、弾性的に一対の耳飾り本体の開放を防止する
抜け止め手段を、一対の耳飾り本体部分に設けることに
より、色彩豊かなプラスチック製耳飾りを提供すること
ができる。
【0011】さらにこの考案は、部品点数が極めて少な
く、またほとんど組立工数がかからないため量産性に富
み、非常に安価なプラスチック製耳飾りを提供すること
ができる。
【0012】
【考案の実施の形態】以下、この考案のプラスチック製
耳飾りの実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
【0013】図1ないし図4は、この考案のプラスチッ
ク製耳飾りの1実施例を示すものである。1,2は一対
の耳飾り本体で、全体としてリング状に形成されてい
る。そしてその一端をプラスチックヒンジ3で連結され
ている。上記耳飾り本体1,2は、その他端を突き合わ
せ方向に開閉自在とされており、上記一方の耳飾り本体
1の開放端には耳たぶに挿通するピン4が突設され、上
記他方の耳飾り本体2の開放端には上記ピン4の端部に
係合するピン収納部5が設けられている。そして上記各
部は、ポリエチレンやポリプロピレン、サーリン樹脂等
の弾性を有するプラスチックで一体的に成形されてい
る。
【0014】上記プラスチックヒンジ3は、ピン収納部
5が設けられた耳飾り本体2を短くすることが望まし
く、耳たぶの前面側に位置する耳飾り本体1を手で持っ
て耳たぶの穴にピン4を挿通し、耳飾り本体2をピン4
側に倒すことによって取り付けを簡単に行なうことがで
きる。
【0015】6は抜け止め手段で、上記プラスチックヒ
ンジ3によって一対の耳飾り本体1,2を閉じた際に、
弾性的に一対の耳飾り本体1,2の開放を防止するため
のものである。そしてこの抜け止め手段6は、一対の耳
飾り本体1,2の部分に設けられている。
【0016】すなわちこの抜け止め手段6は、耳飾り本
体1,2の外径側に設けたプラスチックヒンジ3の内径
側に、一方の耳飾り本体2をプラスチックヒンジ3を越
えて延長し、この延長片11にフック部12を設けると
ともに、他方の耳飾り本体1の上記フック部12に対応
する形状の突起13を形成して、互いに噛み合うように
したものである。したがって、図2のように開いた状態
の耳飾り本体1,2をプラスチックヒンジ3部分を回転
軸として閉じれば、図3の状態を経てフック部12と突
起13とが弾性的に係合し、ピン4をピン収納部5に収
納した位置で抜け止めされた状態となる。
【0017】図において7は別の装飾体を吊り下げるた
めの取付孔である。
【0018】図5の実施例においては、ピン4が円弧状
に形成されており、図6の実施例ではさらに一対の耳飾
り本体1,2およびピン4が全体として楕円形を構成す
るように形成されている。なお図6の実施例では、プラ
スチックヒンジ3が一対の耳飾り本体1,2のほぼ中央
に、また別の装飾体を吊り下げるための取付孔7が耳飾
り本体1の耳たぶの前面側に位置する部分に設けられて
いる。なおピン4の先端がフック状に曲げられている
が、念のために設けたものであって、これがなくとも特
にピン4がピン収納部5から抜け落ちることはない。
【0019】図7および図8において、一対の耳飾り本
体1,2がそれぞれほぼ三角形と楕円形に、そしてピン
4が直線状に形成されている。
【0020】図9(イ)、(ロ)はピン4を形成する手
段の別の例を示すもので、一方の耳飾り本体1の開放端
に突設した耳たぶに挿通するピン4が、耳飾り本体1の
開放端に筒状に設けた凹所8内に取り付けられている。
【0021】ピン4を上述のように、耳飾り本体1の開
放端に筒状に設けた凹所8内に取り付ければ、ピン4に
変形させようとする力が加わってもその付け根に多大の
負荷がかかるのを防止することができ、ピン4の耐久性
を大幅に伸ばすことができる。
【0022】図10は上記取付孔7に別の装飾体21を
吊り下げる状態を示すもので、装飾体21に設けた狭い
開口部23を有する挾着片22を取付孔7に押し込み、
上記開口部23を弾性変形によって開口させて取付孔7
にはめ込むものである。
【0023】
【考案の効果】この考案のプラスチック製耳飾りによれ
ば、耳飾りを一対の耳飾り本体をプラスチックヒンジに
よって連結した形状にプラスチックで一体的に形成し、
上記プラスチックヒンジによって一対の耳飾り本体を閉
じた際に、弾性的に一対の耳飾り本体の開放を防止する
抜け止め手段を、一対の耳飾り本体部分に設けることに
より、色彩豊かなプラスチック製耳飾りを提供すること
ができる。
【0024】さらに、部品点数が極めて少なく、またほ
とんど組立工数がかからないため量産性に富み、非常に
安価なプラスチック製耳飾りを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のプラスチック製耳飾りの1実施例を
示す正面図である。
【図2】一対の耳飾り本体を開放した状態の正面図であ
る。
【図3】一対の耳飾り本体を閉じつつある状態の断面図
である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】他の実施例を示す正面図である。
【図6】さらに他の実施例を示す正面図である。
【図7】別の実施例を示す正面図である。
【図8】さらに別の実施例を示す正面図である。
【図9】(イ)はピンの取付状態の別の例を示す斜視
図、(ロ)はその断面図である。
【図10】この考案の耳飾りの取付孔に別の装飾体を吊
り下げる状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1,2 耳飾り本体 3 プラスチックヒンジ 4 ピン 5 ピン収納部 6 抜け止め手段 7 取付孔 8 凹所 11 延長片 12 フック部 13 突起 21 装飾体 22 挾着片 23 開口部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端をプラスチックヒンジで連結し、他
    端を突き合わせ方向に開閉自在とした一対の耳飾り本体
    と、上記一方の耳飾り本体の開放端に突設した耳たぶに
    挿通するピンと、上記他方の耳飾り本体の開放端に設け
    た上記ピンの端部に係合するピン収納部とをプラスチッ
    クで一体的に形成すると共に、耳飾り本体の外径側に設
    けたプラスチックヒンジの内径側に、一方の耳飾り本体
    をプラスチックヒンジを越えて延長し、この延長片にフ
    ックを設けて他方の耳飾り本体の当該箇所と噛み合うよ
    うにしてなる抜け止め手段を、一対の耳飾り本体部分に
    設けたことを特徴とするプラスチック製耳飾り。
  2. 【請求項2】 一方の耳飾り本体の開放端に突設した耳
    たぶに挿通するピンが、耳飾り本体の開放端に設けた凹
    所内に取り付けられてなる請求項1に記載のプラスチッ
    ク製耳飾り。
  3. 【請求項3】 耳飾り本体の適所に、装飾体の取付部が
    一体的に成形されてなる請求項1ないし2のいずれかに
    記載のプラスチック製耳飾り。
JP1993062046U 1993-10-22 1993-10-22 プラスチック製耳飾り Expired - Fee Related JP2603853Y2 (ja)

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JPH0725809U JPH0725809U (ja) 1995-05-16
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