JP2603821Y2 - 建築用鉛直調整器 - Google Patents

建築用鉛直調整器

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JP2603821Y2
JP2603821Y2 JP1993056041U JP5604193U JP2603821Y2 JP 2603821 Y2 JP2603821 Y2 JP 2603821Y2 JP 1993056041 U JP1993056041 U JP 1993056041U JP 5604193 U JP5604193 U JP 5604193U JP 2603821 Y2 JP2603821 Y2 JP 2603821Y2
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泰男 衛藤
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Nakaya Co Ltd
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Nakaya Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木造家屋の建築に際し
て柱の鉛直を調整する器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造家屋のうち軸組工法と称せられる建
築手段は、布基礎上に根太を横敷し、根太に柱を立て、
柱上部間に梁を架設するというように木柱で家屋の骨組
みを形成した後に、屋根や壁面を形成していくもので、
柱や梁が鉛直並びに水平でなければならない。然し単に
臍の組み込みで連結した柱や梁が必ずしも鉛直水平とは
限らないので、柱や梁を組み込んだ状態で柱の鉛直を調
整し、鉛直状態で筋交いを取付て鉛直状態での建て込み
を行うものである。
【0003】前記の調整作業は、一般に斜め位置の梁と
根太間ワイヤーロープを掛け回し、ロープを手動の締め
付け具(ロープを引っ張る器具)で引っ張り、柱の傾斜
を調整している。然し前記の手段の必ずしも効率的な作
業とはいえず、専用の器具も提案されている。
【0004】例えば実開平4−21678号公報には、
抜き差し自在とした二重筒体の各外端部に柱受部を設
け、適当間隔毎に穿設した止着孔にピンを挿着する間欠
長さ調整機構部と、筒体の長さ調整をなすジャッキ部と
を付設した建築用鉛直調整器(屋直し機)が示されてい
る。また実公昭59−11558号公報には、螺子ジャ
ッキを採用した柱間隔調整具が開示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の建築用
鉛直調整器(屋直し機)は、伸縮自在に抜き差し状態に
組み合わせた筒体が円筒であるので、間欠長さ調整にず
れが生じないために回転防止用溝を設ける等の筒体の回
転阻止構造を必要とし、またジャッキ部に油圧ジャッキ
を採用しているが、柱体の鉛直調整は、未だ柱を確りと
固定していない状態での作業で、強い力を必要としない
ので、油圧ジャッキは過剰品質といえる。
【0006】また螺子ジャッキを使用した柱間隔調整器
具も知られており、このジャッキ部を前記の鉛直調整器
に採用したとしても、ジャッキ操作部分が特定されてお
り、他の柱等が邪魔になって操作し難い虞も生ずる。そ
こで本考案は、簡単に構造で且つ操作性に優れた建築用
鉛直調整器を提案したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る建築用鉛直
調整器は、抜き差し自在とした二重筒体の各外端部に柱
受部を設け、適当間隔毎に穿設した止着孔にピンを挿着
する間欠長さ調整機構部と、筒体の長さ調整をなすジャ
ッキ部とを付設した建築用鉛直調整器に於いて、内外の
筒体を各柱状に形成し、一方の柱受部を筒体軸方向に回
動自在に連結し、他方の柱受部には螺子棒を連設して、
筒体外端部に設けた雌螺子に螺合してジャッキ部とした
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】調整しようとする柱が連結されている梁と、当
該梁と斜めに対向する根太とに柱受部を当接するよう
に、内外筒体を伸縮させて間欠長さ調整機構部で適当な
止着孔を選択止着し、筒体を握持して回転させると、筒
体が伸長して梁を斜め方向から押し上げて横方にずらし
て柱を鉛直状態とし、筋交いで鉛直状態を固定するもの
である。
【0009】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。実施
例に示した建築用鉛直調整器は、内外の筒体1,2と、
柱受部3,4と、ジャッキ部5と、間欠長さ調整機構部
6とから構成される。筒体1、2は、断面四角形の二重
筒体として、抜き差し自在に内筒体1を外筒体2に挿着
している。
【0010】柱受部3,4は内外筒体1,2の外端部に
連設したもので、柱受部3は、V状受板31を熔着した
円柱状基部32に周回溝33を形成して、筒体1の外端
に固着した取付板34に突設し、且つ内底面にベアリン
グ球35を内装した受筒部3に、前記基部32を挿着
し、受筒部36の外方より、周回溝33に抜け止めボル
ト37を係合し、受板31が任意に回転し、且つ筒体1
から離脱しない構造としたものである。
【0011】他方の柱受部4は、V状受板41を基部4
2に熔着し、基部42は筒体2の外端部に、ジャッキ部
5を介して連結したものである。ジャッキ部5は、螺子
ジャキが採用されており、柱受部4の基部42に螺子棒
51を突設し、筒体2の外端部に雌螺子部52を内装
し、螺子棒51を雌螺子部52に螺合してなるものであ
る。
【0012】間欠長さ調整機構部6は、内筒体1に適当
間隔毎の多数の止着孔61を穿設し、他方外筒体2の止
着孔61の対応位置にピン孔62を穿設すると共に、ピ
ン孔62の近傍にピン支持板63を対設し、支持板63
にピン体64を軸架したもので、ピン体64は止着孔6
1及びピン孔62を貫通挿着するピン部と、ピン部の出
没動作をなす操作部を具備し、操作部にはピン部の抜け
止め方向に付勢する発条65を付設してなる。
【0013】而して図6に例示するように調整しようと
する柱aが連結されている梁bと、当該梁bと斜めに対
向する根太cとにそれぞれ柱受部3、4を当接するよう
に、ピン体64のピン部をピン孔62から離脱させた状
態で内外筒体1、2を伸縮させ、適当位置でピン体64
の操作部の押圧を解除してピン部を止着孔61に挿着し
て内外筒体1、2の伸縮を固定状態とする。
【0014】更に筒体1、2は角柱状であるから、適宜
な箇所を握持して容易に回転させることができ、回転操
作によって柱受部4が少しづつ筒体2より突出するの
で、梁bが斜め方向から押し上げられて、横方にずれ、
柱bに取り付けた水準器で鉛直状態が確認できたら、筋
交いで柱aの鉛直状態を固定するものである。
【0015】尚本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、筒体は角柱状であればよいもので、六角や八角
でも良いものである。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案は、二重筒体にして
間欠長さ調整機構部とジャッキ部を付設した柱の鉛直調
整器に於いて、特に筒体を角状とし、且つジャッキ部に
螺子ジャッキを採用したもので、筒体の何れの箇所でも
握持して伸縮調整ができるので、その操作性に優れた調
整器を提供できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体図。
【図2】同柱受部の分解斜視図。
【図3】同組み立て断面図。
【図4】同ジャッキ部の説明図。
【図5】同間欠長さ調整機構部の断面図。
【図6】同使用状態の説明図。
【符号の説明】 1 内筒体 2 外筒体 3 柱受部 4 柱受部 5 ジャッキ部 6 間欠長さ調整機構部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抜き差し自在とした二重筒体の各外端部
    にV状受板を備えた柱受部を設けると共に、筒体に適当
    間隔毎に止着孔を穿設して、内外筒体の止着孔を貫通す
    るピン体を備えた間欠長さ調整機構部と、筒体の長さ調
    整をなすジャッキ部とを前記筒体に付設した建築用鉛直
    調整器に於いて、内外の筒体を角柱状に形成し、前記ジ
    ャッキ部を、一方の柱受部の基部に螺子棒を突設すると
    共に、筒体の外端部に雌螺子部を内装し、螺子棒を雌螺
    子部に螺合して形成してなり、他方の柱受部は、V状受
    板と円柱状基部を備え、前記円柱状基部に周回溝を形成
    し、筒体の外端に前記円柱状基部が挿入できる受筒部を
    設け、受筒部内底面にベアリング球を内装して円柱状基
    部を挿着し、受筒部の外方より周回溝に抜け止めボルト
    を係合して、柱受部を筒体軸方向に回動自在に連結して
    なることを特徴とする建築用鉛直調整器。
JP1993056041U 1993-09-22 1993-09-22 建築用鉛直調整器 Expired - Lifetime JP2603821Y2 (ja)

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JPH0721911U JPH0721911U (ja) 1995-04-21
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