JP2603730Y2 - ウイング装置の油圧回路 - Google Patents

ウイング装置の油圧回路

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JP2603730Y2
JP2603730Y2 JP1992044860U JP4486092U JP2603730Y2 JP 2603730 Y2 JP2603730 Y2 JP 2603730Y2 JP 1992044860 U JP1992044860 U JP 1992044860U JP 4486092 U JP4486092 U JP 4486092U JP 2603730 Y2 JP2603730 Y2 JP 2603730Y2
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正毅 黒木
健 茂木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック車等の荷台に
使用するウイング装置の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2はトラック車の側面図を示し、荷台
5の前後にはそれぞれ側壁5Aおよび5Bを固設し、図
3は図2におけるイイ断面図を示している。荷台5上の
ウイング扉5eあるいは5fは、それぞれ側壁5Aおよ
び5B上の支点5cに樞着し、矢印aあるいはbのよう
に支点5cを中心に上下方向における揺動開閉を可能に
している。すなわち、ウイング扉5eあるいは5fを支
点5cまわりに持ち上げれば、荷台5への荷物の出し入
れが可能になり、ウイング扉5eあるいは5fを支点5
cまわりに引き下げれば、それら荷物を雨、塵埃より保
護する箱体を構成する。
【0003】これらウイング扉5eあるいは5fの開閉
は油圧アクチュエ−タによって操作され、それぞれウイ
ング扉5eあるいは5fごとにそれらウイング装置の油
圧回路を装着している。図4は、従来におけるウイング
装置の油圧回路であって、ウイング扉5e側の油圧回路
図を示したものであり、図4における油圧アクチュエ−
タ3は図3における油圧アクチュエ−タ3に相当し、図
4における油圧アクチュエ−タ4は、図2における側壁
5Bの位置5bに、図3の油圧アクチュエ−タ3と同様
に側壁5Bとウイング扉5eとの間に装着されている。
【0004】図4において、油圧源としての油圧ポンプ
1の吐出管路1cには安全弁としてのリリ−フ弁1aを
設け、吐出管路1cおよびリザ−バ1bと第1の油圧管
路2aおよび第2の油圧管路2bとの間には切換弁2を
介設している。油圧管路2aは第1のパイロットチェッ
ク弁3Aを介して後、分岐して一方の側の油圧管路は並
列配設したオリフィス3cとチェック弁3dを介して第
1の油圧アクチュエ−タ3における一方の押しのけ室3
aに接続し、その分岐した他方の側の油圧管路は並列配
設したオリフィス4cとチェック弁4dを介して第2の
油圧アクチュエ−タ4における一方の押しのけ室4aに
接続している。油圧管路2bは第2のパイロットチェッ
ク弁4Aを介して後、第1の油圧アクチュエ−タ3にお
ける他方の押しのけ室3bと第2の油圧アクチュエ−タ
4における他方の押しのけ室4bに接続している。ま
た、パイロットチェック弁3Aにおけるパイロット管路
3eは油圧管路2bに連通し、パイロットチェック弁4
Aにおけるパイロット管路4eは油圧管路2aに連通し
ている。
【0005】上記図4の構成において、その作用は下記
のようになっている。切換弁2の切換位置が2Nの中立
位置にあるとき、吐出管路1cが閉じられて油圧アクチ
ュエ−タ3および4が操作されることはない。また、こ
のとき油圧ポンプ1も駆動されていない。
【0006】切換弁2を切換位置2Aに設定し油圧ポン
プ1を駆動すると、油圧ポンプ1によってリザ−バ1b
から汲み上げられ且つ加圧された圧油は、吐出管路1
c、切換位置2A、油圧管路2aおよびパイロットチェ
ック弁3Aを介して、一方においてチェック弁3dを介
して押しのけ室3aに圧送してピストン3gを上昇さ
せ、他方においてチェック弁4dを介して押しのけ室4
aに圧送してピストン4gを上昇させる。また、この油
圧管路2aへの圧油はパイロット管路4eを介してパイ
ロットチェック弁4Aを押し開き、上記ピストン3gお
よび4gの上昇によって押しのけられた押しのけ室3b
および4bの作動油は、その押し開かれたパイロットチ
ェック弁4A、油圧管路2bおよび切換位置2Aを介し
てリザ−バ1bに戻される。
【0007】上記ウイング扉5eの持ち上げにおいて、
その持ち上げ位置が適当な高さに達したとき、切換弁2
を中立位置2Nに設定すれば、ピストン3gおよび4g
に作用しているウイング扉5eの重量が押しのけ室3a
および4aの圧油を押し出そうとする。また、油圧管路
2bは上記状態においては、リザ−バ1bに開放されて
いるため、パイロット管路3eもリザ−バ1bに開放さ
れ、パイロットチェック弁3Aは閉となっている。この
状態で押しのけ室3aおよび4aから押し出されようと
する圧油は、オリフィス3cあるいは4cを介してパイ
ロットチェック弁3Aで閉じ込まれることになって、ウ
イング扉5eの降下が油圧的に拘束される。このような
ピストン3gおよび4gの上昇は、図3におけるウイン
グ扉5eを持ち上げてゆき、荷台5へ荷物を格納しある
いは荷台5から荷物を取り出すことを可能にする。
【0008】上記ウイング扉5eの持ち上げに対して、
ウイング扉5eを下げてゆくときは、切換弁2を2Bの
切換位置に設定する。切換弁2を切換位置2Bに設定し
油圧ポンプ1を駆動すると、油圧ポンプ1によってリザ
−バ1bから汲み上げられ且つ加圧された圧油は、吐出
管路1c、切換位置2B、油圧管路2bおよびパイロッ
トチェック弁4Aを介して押しのけ室3bおよび4bに
圧送してピストン3gおよび4gを下降させる。また、
この油圧管路2bへの圧油はパイロット管路3eを介し
てパイロットチェック弁3Aを押し開き、上記ピストン
3gおよび4gの下降によって押しのけられた押しのけ
室3aおよび4aの作動油は、その押し開かれたパイロ
ットチェック弁3A、油圧管路2aおよび切換位置2B
を介してリザ−バ1bに戻される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上記ウイング扉5eの
下げにおいて、ウイング扉5eが丁度、側壁5Aおよび
5Bに接する状態においてその下げを停止させることは
困難である。したがって、その下げはウイング扉5eが
側壁5Aおよび5Bへ完全に接した後まで、その操作が
行われる。しかし、ウイング扉5eのその側壁5Aおよ
び5Bへの当接以降のその下げにおいて、ウイング扉5
eに歪みの生ずることがある。この現象を検討してみる
と、下記の理由によっていることが判明した。
【0010】切換弁2を切換位置2Bへ設定することに
よって、上述のようにウイング扉5eを下げてゆく場合
において、ウイング扉5eが側壁5Aおよび5Bに当接
した以降は、その当接による負荷によって吐出管路1c
の作動油圧が上昇し、その作動油圧はリリ−フ弁1aに
よって設定した油圧まで高まる。すなわち、その状態に
おいて押しのけ室3bおよび4bの作動油圧がそのリリ
−フ弁1aの設定油圧まで高まる。このとき、そのよう
に押しのけ室3bおよび4bの油圧が高まった状態まで
油圧アクチュエ−タ3および4を収縮させていることに
よって、その分、ウイング扉5eに歪みを生じさせてい
ることになる。
【0011】このようにウイング扉5eが側壁5Aおよ
び5Bに当接して後、切換弁2を中立位置2Nに戻す
と、油圧管路2aおよび2bが共にリザ−バ1bに開放
する結果、パイロット管路3eおよび4eもリザ−バ1
bに開放され、押しのけ室3bおよび4bに生じている
上記作動油圧によってパイロットチェック弁4Aを閉じ
る。この場合において、押しのけ室3bおよび4bにお
ける作動油は圧縮性があり、且つウイング扉5eにも弾
性があるから、この状態において油圧アクチュエ−タ3
および4は伸張される方向の力を、そのまま残存させ
る。すなわち、その伸張される方向の力によって押しの
け室3bおよび4bに残存する油圧がパイロットチェッ
ク弁4Aを閉じたままにして、ウイング扉5eを歪ませ
たままにする。
【0012】このように、ウイング扉5eを長い時間歪
ませたままにしておくと、その歪みが元に戻らなくなっ
て変形してしまうことになりかねない。更に、このよう
なウイング扉5eに変形が生ずると、ウイング扉5e
と、側壁5A、5Bあるいは荷台5との間に、その歪み
分の隙間を生じ、荷台5における荷物のウイング扉によ
る密閉ができなくなってしまう。本考案の目的は、上記
のようなウイング扉に歪みの生じないウイング装置の油
圧回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、下記における
従来のウイング装置の油圧回路を改良したものである。
その従来の油圧回路は下記のとおりでるる。荷台へ直立
して固設した側壁の上部支点へ、その支点を中心に且つ
その荷台上で上下方向へ揺動自在にウイング扉を樞着さ
せ、その側壁とそのウイング扉との間には油圧アクチュ
エ−タを介設し、その油圧アクチュエ−タは、その一方
の側の押しのけ室へ圧油圧送し且つその他方の側の押し
のけ室をリザ−バに開放することによって伸張し、その
他方の側の押しのけ室へ圧油圧送し且つその一方の側の
押しのけ室をリザ−バに開放することによって収縮する
構成をなしている。すなわち、油圧アクチュエ−タの伸
張によってウイング扉を開き、油圧アクチュエ−タの収
縮によってウイング扉を閉じるようになっている。
【0014】この油圧アクチュエ−タは下記の油圧回路
によって操作される。第1の油圧管路は第2の油圧管路
の油圧によって開弁する第1のパイロットチェック弁を
介して前記一方の側の押しのけ室に接続し、その第2の
油圧管路はその第1の油圧管路の油圧によって開弁する
第2のパイロットチェック弁を介して前記他方の側の押
しのけ室に接続している。すなわち、これらパイロット
チェック弁は上記第1および第2の油圧管路がリザ−バ
に開放しているとき、一方の側の押しのけ室と他方の側
の押しのけ室とを油圧的にロックする役目を果たしてい
る。
【0015】上記第1の油圧管路と上記第2の油圧管路
と、油圧源およびリザ−バとの間には、その第1の油圧
管路あるいはその第2の油圧管路のうちいずれか一方に
その油圧源を連通させるときそのいずれかの他方の側を
リザ−バに開放する切換弁を介設させ、その油圧源に連
通する管路には高圧用のリリ−フ弁を設けている。この
ような従来におけるウイング装置用の油圧回路におい
て、ウイング扉降下時に圧油を送る側の前記第2の油圧
管路に低圧用リリ−フ弁を付設させている。
【0016】
【実施例】図1は、本考案におけるウイング装置の油圧
回路を回路図によって示したものであり、その回路図は
上述の従来における図4の油圧回路図に代わって、図3
のウイング扉5eに使用されるものである。図1におけ
る油圧アクチュエ−タ3は、上述の従来における場合と
同じに図3における油圧アクチュエ−タ3と同じであ
り、図1における油圧アクチュエ−タ4も、従来と同じ
に図2における側壁5Bの位置5bにおいて且つ図3の
油圧アクチュエ−タ3と同じ装着方法によって、側壁5
Bとウイング扉5eとの間に装着されている。すなわ
ち、ウイング扉5eはその荷台5の車両進行方向前後に
おいて、油圧アクチュエ−タ3および4によって支えら
れている点も従来と同じである。
【0017】図1において、油圧源としての油圧ポンプ
1の吐出管路1cは、安全弁としてのリリ−フ弁1aを
設け、吐出管路1cおよびリザ−バ1bと第1の油圧管
路2aおよび第2の油圧管路2bとの間には切換弁2を
介設している。油圧管路2aは第1のパイロットチェッ
ク弁3Aを介して後、分岐して一方の側の油圧管路は並
列配設したオリフィス3cとチェック弁3dを介して第
1の油圧アクチュエ−タ3における一方の押しのけ室3
aに接続し、その分岐した他方の側の油圧管路は並列配
設したオリフィス4cとチェック弁4dを介して第2の
油圧アクチュエ−タ4における一方の押しのけ室4aに
接続している。
【0018】油圧管路2bは第2のパイロットチェック
弁4Aを介して後、第1の油圧アクチュエ−タ3におけ
る他方の押しのけ室3bと第2の油圧アクチュエ−タ4
における他方の押しのけ室4bに接続している。また、
パイロットチェック弁3Aにおけるパイロット管路3e
は油圧管路2bに連通し、パイロットチェック弁4Aに
おけるパイロット管路4eは油圧管路2aに連通してい
る。油圧管路2bは、低圧用のリリ−フ弁6およびチェ
ック弁6aを介して油圧管路2aに接続している。
【0019】以上の本考案における実施例において、そ
の作用は下記のようになっている。切換弁2の切換位置
が2Nの中立位置にあるときは、吐出管路1cが閉じら
れて油圧アクチュエ−タ3および4が操作されることは
ない。また、このとき油圧ポンプ1も駆動されていな
い。
【0020】切換弁2を切換位置2Aに設定し油圧ポン
プ1を駆動すると、油圧ポンプ1によってリザ−バ1b
から汲み上げられ且つ加圧された圧油は、吐出管路1
c、切換位置2A、油圧管路2aおよびパイロットチェ
ック弁3Aを介して、一方においてチェック弁3dを介
して押しのけ室3aに圧送してピストン3gを上昇さ
せ、他方においてチェック弁4dを介して押しのけ室4
aに圧送してピストン4gを上昇、すなわち、油圧アク
チュエ−タ3および4を伸張させる。
【0021】また、この油圧管路2aへの圧油はパイロ
ット管路4eを介してパイロットチェック弁4Aを押し
開き、上記ピストン3gおよび4gの上昇によって押し
のけられた押しのけ室3bおよび4bの作動油は、その
押し開かれたパイロットチェック弁4A、油圧管路2b
および切換位置2Aを介してリザ−バ1bに戻される。
なお、上記油圧アクチュエ−タ3および4の伸張におい
て、ウイング扉5eの動きに大きな抵抗が生じた場合、
油圧管路2aに圧送されていた作動油圧は、リリ−フ弁
1aの設定圧によって規制され、油圧回路の安全が保持
される。
【0022】上記ウイング扉5eの持ち上げにおいて、
その持ち上げ位置が適当な高さに達したとき、切換弁2
を中立位置2Nに設定すれば、ピストン3gおよび4g
に作用しているウイング扉5eの重量が押しのけ室3a
および4aの圧油を押し出そうとする。このように押し
のけ室3aおよび4aから押し出されようとする圧油の
油圧は、オリフィス3cあるいは4cを介してパイロッ
トチェック弁3Aを閉じることになって、ウイング扉5
eの降下が油圧的に拘束される。このような油圧アクチ
ュエ−タ3および4の伸張は、図3におけるウイング扉
5eを持ち上げてゆき、荷台5へ荷物を格納しあるいは
荷台5から荷物を取り出すことができるようになる。
【0023】また、切換弁2を切換位置2Nにしている
状態において、上記のようにパイロットチェック弁3A
はウイング扉5eの自重を油圧的に支えるものである
が、パイロットチェック弁4Aは、この車両の走行中に
おける振動によってウイング扉5eが上方へ跳ね上がる
作用をする場合、その動きをパイロットチェック弁3A
と同様に油圧的に拘束するものである。
【0024】上記ウイング扉5eの持ち上げに対して、
ウイング扉5eを下げてゆくときは、切換弁2を2Bの
切換位置に設定する。切換弁2を切換位置2Bに設定し
油圧ポンプ1を駆動すると、油圧ポンプ1によってリザ
−バ1bから汲み上げられ且つ加圧された圧油は、吐出
管路1c、切換位置2B、油圧管路2bおよびパイロッ
トチェック弁4Aを介して押しのけ室3bおよび4bに
圧送してピストン3gおよび4gを下降、すなわち油圧
アクチュエ−タ3および4を収縮させる。また、この油
圧管路2bへの圧油はパイロット管路3eを介してパイ
ロットチェック弁3Aを押し開き、上記ピストン3gお
よび4gの下降によって押しのけられた押しのけ室3a
および4aの作動油が、その押し開かれたパイロットチ
ェック弁3A、油圧管路2aおよび切換位置2Bを介し
てリザ−バ1bに戻される。
【0025】この場合において、そのウイング扉5eが
下降してゆき、ウイング扉5eが側壁5Aおよび5Bの
側面5dに当接しても、そのウイング扉5eの閉じを完
全にするため、切換位置2Bへの設定は続く。このよう
にウイング扉5eが側面5dに当接した以降の油圧アク
チュエ−タ3および4への圧油圧送は、その当接による
負荷の上昇によって油圧管路2bにおける作動油圧を上
昇させ、その作動油圧は安全弁として設けているリリ−
フ弁6の設定圧によって規制される。
【0026】ここで、そのリリ−フ弁6の最高圧規制
は、リリ−フ弁1aにおける設定圧よりも十分に低い値
に設定されている。それは、油圧アクチュエ−タ3およ
び4が収縮してウイング扉5eを荷台5に対して閉じて
くる場合、油圧管路2bの油圧がパイロットチェック弁
3Aを開弁させる程度の油圧が存在すれば、ウイング扉
5eはそれ自身の重量によって降下しうるからである。
【0027】したがって、そのようにウイング扉5eが
側面5dに当接後も油圧アクチュエ−タ3および4によ
って操作され続けても、その操作油圧の最高値をリリ−
フ弁6において低く押さえてあるから、その当接後の操
作によってウイング扉5eを歪ませてしまうようなこと
のないものとなっている。なお、図1の実施例において
は、リリ−フ弁6の出口側がチェック弁6aを介して油
圧管路2bに接続する構成となっているが、その出口側
は直接にリザ−バ1bに接続しても同じである。
【0028】また、上記実施例においてオリフィス3c
および4cの存在は、ウイング扉5eの降下時におい
て、その降下が緩やかに降下するように設けているもの
であり、チェック弁3dおよび4dは、上記オリフィス
3cあるいは4cが存在しても、ウイング扉5eの持ち
上げ時に、圧油がそれらチェック弁側を通過してウイン
グ扉5eが急速に持ち上がるようにしてあるものであ
る。したがって、本考案の基本としては、このオリフィ
ス3cとチェック弁3dとの並列回路、およびオリフィ
ス4cとチェック弁4dとの並列回路を必要とせず、こ
れらは単なる単一の油圧管路によって連通するものであ
ってもよい。
【0029】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の効果は下記のとおりである。吐出管路1cに設けた高
い設定圧のリリ−フ弁1aとは別に、第2の油圧管路2
bに低い設定圧のリリ−フ弁6を設けたことによって、
油圧アクチュエ−タ3および4の収縮操作において、ウ
イング扉5eを側壁5Aおよび5Bへ閉じた後に引き続
きその操作が続行しても、ウイング扉5eを歪ませるよ
うなことのないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案におけるウイング装置の油圧回路を回路
図によって示したものである。
【図2】ウイング装置を装着した車両の側面図を示して
いる。
【図3】図2におけるイイ断面図を示している。
【図4】従来におけるウイング装置の油圧回路を回路図
によって示したものである。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ、 1b リザ−バ、 2 切換弁、
2a 第1の油圧管路、2b 第2の油圧管路、 3お
よび4 油圧アクチュエ−タ、 3a、3b、4aおよ
び4b 押しのけ室、 3eおよび4e パイロット管
路、 3gおよび4g ピストン、 3A 第1のパイ
ロットチェック弁、 4A 第2のパイロットチェック
弁、 5 荷台、 5Aおよび5B 側壁、 5c 支
点、 5eウイング扉。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台へ直立して固設した側壁の上部支点
    へ、その支点を中心に且つその荷台上で上下方向へ揺動
    自在にウイング扉を樞着させ、その側壁とそのウイング
    扉との間には、その一方の側の押しのけ室へ第1の油圧
    管路を通じて圧油圧送し且つその他方の側の押しのけ室
    を第2の油圧管路を通じてリザ−バに開放することによ
    って伸張し、その他方の側の押しのけ室へ圧油圧送し且
    つその一方の側の押しのけ室をリザ−バに開放すること
    によって収縮する油圧アクチュエ−タを介設し、その第
    1の油圧管路はその第2の油圧管路の油圧によって開弁
    する第1のパイロットチェック弁を介して前記一方の側
    の押しのけ室に接続し、その第2の油圧管路はその第1
    の油圧管路の油圧によって開弁する第2のパイロットチ
    ェック弁を介して前記他方の側の押しのけ室に接続し、
    その第1の油圧管路とその第2の油圧管路と、油圧源お
    よびリザ−バとの間には、その第1の油圧管路あるいは
    その第2の油圧管路のうちいずれか一方にその油圧源を
    連通させるときそのいずれかの他方の側をリザ−バに開
    放する切換弁を介設させ、その油圧源に連通する管路に
    は高圧用のリリ−フ弁を設けている構成において、 前記ウイング扉を降下させるために圧油を送る側の前記
    第2の油圧管路中前記切換弁と前記第2のパイロットチ
    ェック弁の間に低圧用のリリ−フ弁を設けたことを特徴
    とするウイング装置の油圧回路。
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