JPH019749Y2 - - Google Patents

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JPH019749Y2
JPH019749Y2 JP4613784U JP4613784U JPH019749Y2 JP H019749 Y2 JPH019749 Y2 JP H019749Y2 JP 4613784 U JP4613784 U JP 4613784U JP 4613784 U JP4613784 U JP 4613784U JP H019749 Y2 JPH019749 Y2 JP H019749Y2
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piston
cab
oil
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hollow chamber
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JP4613784U
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  • Actuator (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、キヤブオーバエンジン型車輛におけ
るキヤブチルト装置に係り、特に消防車等に用い
られる重量の大きいダブルキヤブ用の油圧シリン
ダ装置の給油不足を解消するようにしたキヤブチ
ルト装置に関する。
従来技術 従来、消防車等に用いられるダブルキヤブをチ
ルトさせるキヤブチルト装置においては、キヤブ
の重量が大きいため、油圧シリンダを2台備えた
ものが提案されていたが、この場合シングルキヤ
ブ用の容量の小さい油圧モータ1台でこれら2台
の油圧シリンダを駆動するようにすると、ダブル
キヤブの下降時にその下降速度が速いため、ピス
トンの上側のシリンダ室に流入する圧油の流速が
増し、逆止弁を開放状態に保持すべき油圧が不足
し、該逆止弁が閉じ、また該逆止弁が閉じたこと
で油圧が上昇して該逆止弁を開放する、という動
作が繰り返され、ダブルキヤブが円滑に下降しな
いこともまれには生ずるという不具合があつた。
この現象は、勿論油圧ポンプの容量を増すか、2
台の油圧ポンプを用いれば容易に解消し得るもの
であるが、そのようにすることは重量の増加とコ
ストの上昇を招く結果となり、好ましくない。
目 的 本考案は、上記した従来技術の不具合を除くた
めになされたものであつて、その目的とするとこ
ろは、ダブルキヤブのように重量が大きいキヤブ
であつても、油圧シリンダのピストンの下側のシ
リンダ室と油圧ポンプとに連通接続されたオイル
パイプの途中に絞り弁を設けることによつて、そ
の下降速度を遅くして、ピストンの上側に流入す
る圧油の流速を減少させ、逆止弁開放用のピスト
ンを押し上げる油圧が不足しないようにし、逆止
弁がキヤブの下降中に開閉を繰り返すのを防止
し、キヤブが常に円滑に下降できるようにするこ
とである。また他の目的は、油圧ポンプの容量を
増したり、2台の油圧ポンプを用いなくても、シ
ングルキヤブ用の1台の油圧ポンプでダブルキヤ
ブのチルト操作を十分に行い得るようにすること
である。
本考案の特徴 要するに本考案は、キヤブオーバエンジン型車
輛のシヤシフレーム側に基端部が枢着されたシリ
ンダと、該シリンダのシリンダ室に上下方向に摺
動自在に嵌挿されピストンロツドの上端部がキヤ
ブ側に枢着されたピストンと、弁体と該弁体を前
記シリンダ室側から下方に押圧するばねとからな
り該シリンダ室と連通した中空室との間に配設さ
れ作動時には該中空室から該シリンダ室へのオイ
ルの流れのみを許容する逆止弁と、前記ピストン
の下降の際に該逆止弁を開放するように前記中空
室に摺動自在に配設された逆止弁開放用ピストン
と、該逆止弁開放用ピストンの下側の中空室と前
記ピストンの上側のシリンダ室とを連通させる連
通パイプと、油圧ポンプと、該油圧ポンプと前記
逆止弁開放用ピストンの下側の中空室とに連通接
続された第1のオイルパイプと、該油圧ポンプと
該逆止弁開放用ピストンの上側の中空室とに連通
接続された第2のオイルパイプとを備え、該第2
のオイルパイプには、前記キヤブの下降時のオイ
ルの排出量を制限する絞り弁を設けたことを特徴
とするものである。
構 成 以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。本考案に係るキヤブチルト装置1は、シリン
ダ2と、ピストン3と、逆止弁4と、逆止弁開放
用ピストン5と、連通パイプ6と、油圧ポンプ8
と、第1のオイルパイプ9と、第2のオイルパイ
プ10とを備え、該第2のオイルパイプ10には
絞り弁11が設けられている。
シリンダ2は、キヤブオーバエンジン型車輛の
シヤシフレーム(図示せず)側に基端部2aが枢
着されるようになつており、ピストン3は、シリ
ンダ2のシリンダ室2bに上下方向に摺動自在に
嵌挿され、ピストンロツド12の上端部12aが
キヤブ(図示せず)側に枢着されている。逆止弁
4は、弁体13と、該弁体をシリンダ室2b側か
ら下方に押圧するばね14とからなりシリンダ室
2bと連通した中空室18との間に配設され作動
時には中空室18からシリンダ室2bへのオイル
の流れのみを許容しその逆を阻止するようになつ
ており、プラグ部材15により支持されて、弁室
16内に収容されている。逆止弁開放用ピストン
5は、ピストン3の下降の際に逆止弁4の作動を
停止させて弁体13を常時開放するように、シリ
ンダ室2bに連通した中空室18に摺動自在に配
設されており、逆止弁4の弁体13を上方に押し
上げるための突き棒19が中心部に嵌入されてい
る。連通パイプ6は、逆止弁開放用ピストン5の
下側とピストン3の上側のシリンダ室2bとを連
通させるようになつている。油圧ポンプ8は、シ
ヤシフレーム側に固着されており、電動モータ
(図示せず)により駆動されるようになつていて、
操作レバー20によつて操作される流路切換制御
弁(図示せず)を備えている。第1のオイルパイ
プ9は、油圧ポンプ8と、逆止弁開放用ピストン
5の下側の中空室18aとに連通接続されてい
る。第2のオイルパイプ11は、油圧ポンプ8
と、逆止弁開放用ピストン5の上側の中空室18
bとに連通接続されている。そして第2のオイル
パイプ11には、キヤブの下降時のオイルの排出
量を制限する少なくとも1個、好ましくは2個の
絞り弁11が設けられている。該絞り弁11の絞
り径は、0.3mmφ以上が望ましく、例えば0.4mmφ
程度に設定することができる。
なお第1図に示す第1実施例では、1台の油圧
ポンプ8で1台のシリンダ2を駆動するようにな
つており、第2図に示す第2実施例では、1台の
油圧ポンプ8で2台のシリンダ2を駆動するよう
になつている。
作 用 本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。まず、キヤブをチル
トする場合について説明すると、油圧ポンプ8か
ら送り出されるオイルはオイルパイプ9,10に
流入し、両オイルパイプ内に油圧を生じさせる。
オイルパイプ10内のオイルは絞り弁11を通つ
てシリンダ2の中空室18bに入り、逆止弁4の
弁体13をばね14の押圧力に抗して押し上げ、
ピストン3の下側のシリンダ室2b内に入る。一
方オイルパイプ9内のオイルは中空室18aを通
つて連通パイプ6に流れ、ピストン3の中空室2
b内に流入し、該ピストンの上下両側のシリンダ
室2bには等しい油圧が生じ、上側の方がピスト
ンロツド12の断面積の分だけ受圧面積が小さい
ためピストン3を押圧する上下両側の力は、下側
の方が大きくなつてピストン3は押し上げられ、
これによつてキヤブはチルトされる。この場合、
ピストン3の上側のシリンダ室2b内のオイルは
連通パイプ6を通つて中空室18aに戻り、オイ
ルパイプ9から流路切換制御弁内でオイルパイプ
10に還流する。
次に、キヤブを水平状態に復帰させる場合につ
いて説明すると、油圧ポンプ8の操作レバー20
を操作して流路切換制御弁の流路を切り換え、オ
イルパイプ9を油圧ポンプ8の吐出側に連通接続
し、オイルパイプ10を油圧ポンプ8のオイルリ
ザーバタンク21に直結して、大気圧に開放す
る。するとオイルパイプ9内のオイルは中空室1
8aに入つて該中空室に油圧を発生させ、ピスト
ン5を押し上げて突き棒19により逆止弁4の弁
体13を押し上げ該逆止弁を開放する。従つて、
ピストン3の下側のシリンダ室2b内のオイルは
ピストン5の上側の中空室18bを通つてオイル
パイプ10に流入する。
一方オイルパイプ9内のオイルは連通パイプ6
を通つてピストン3の上側の中空室2bに入り、
ピストン3を下方に押圧する。従つて、キヤブは
その重量及び油圧による下向きの力によつて下降
する。この場合、キヤブがダブルキヤブである
と、重量が非常に大きいため、ピストン3の下降
速度が速くなりがちであるが、本考案では、オイ
ルパイプ10に絞り弁11を設けてあるため、該
オイルパイプ10内の単位時間当りのオイルの流
量が減少する。この結果、ピストン3の下降速度
は過度に増大せず、従つて1台のシングルキヤブ
用の油圧ポンプ8の能力で十分にオイルの供給が
間に合い、このため中空室18a内の圧力が十分
に大きく、しかも安定した状態に保たれ、常に中
空室18b内の油圧よりも高くなる。これによつ
て、ピストン5は常に上方に押し上げられて、逆
止弁4はキヤブの下降中に決して閉じることがな
く、キヤブは滑かに下降することになる。
なお第3図により、絞り弁11を1個設けた場
合と、2個付た場合の各部の油圧の状態を詳しく
説明すると、横軸はオイルパイプ10の途中の位
置を示し、縦軸は油圧Pを示す。そして絞り弁1
1の絞り径を一定にした場合に絞り弁11を1個
だけ位置Aに設けた場合の油圧Pa1,Pb1の変化
を破線の線図で示し、絞り弁11を位置A,Bに
2個設けた場合の油圧Pb2,Pb2の変化を実線の
線図で示す。油圧Paは中空室18aの油圧を、
油圧Pbは中空室18b及びオイルパイプ10の
途中の油圧を夫々示す。
絞り弁11が1個の場合には、油圧Pb1は位置
Aまでは一定値に保たれ、絞り弁11を通過後大
気圧に開放されて0となるが、油圧Pa1は常に油
圧Pb1よりも大きく、一定である。また絞り弁1
1が2個の場合には、油圧Pb2は位置Aまでは一
定で大きく、絞り弁11を通過後一段階減圧さ
れ、位置Bまで一定で、2つ目の絞り弁11を通
過後大気圧に開放されて0となるが、油圧Pa2
より高く一定に保たれ、常に油圧Pb2よりも大き
い。この結果ピストン5はこの油圧の差Pa1
Pb1又はPa2−Pb1によつて常に上方に押し上げら
れて逆止弁4を開放状態に保持することになるの
である。
なお上記の作用は、第1実施例及び第2実施例
に共通に得られるものであるので、共通の作用と
して説明したものである。
効 果 本考案は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、ダブルキヤブのように重量が大き
いキヤブであつても、油圧シリンダのピストンの
下側のシリンダ室と油圧ポンプとに連通接続され
たオイルパイプの途中に絞り弁を設けたので、そ
の下降速度を遅くすることができ、ピストンの上
側に流入する圧油の流速を減少させ、逆止弁開放
用のピストンを押し上げる油圧が不足しないよう
にすることができるから、逆止弁がキヤブの下降
中に開閉を繰り返すのを防止することができ、キ
ヤブが常に円滑に下降できるようにし得る効果が
ある。また油圧ポンプの容量を増したり、2台の
油圧ポンプを用いなくても、シングルキヤブ用の
1台の油圧ポンプでダブルキヤブのチルト操作を
十分に行い得るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係り、第1図はキヤブ
チルト装置の要部部分縦断面図、第2図はシリン
ダを2台用いた場合のキヤブチルト装置の概略
図、第3図は各部の油圧の変化を示す線図であ
る。 1はキヤブチルト装置、2はシリンダ、2aは
基端部、2bはシリンダ室、3はピストン、4は
逆止弁、5は逆止弁開放用ピストン、6は連通パ
イプ、8は油圧ポンプ、9は第1のオイルパイ
プ、10は第2のオイルパイプ、11は絞り弁、
12はピストンロツド、12aは上端部、13は
弁体、14はばね、18は中空室、18aは下側
の中空室、18bは上側の中空室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブオーバエンジン型車輛のシヤシフレーム
    側に基端部が枢着されたシリンダと、該シリンダ
    のシリンダ室に上下方向に摺動自在に嵌挿されピ
    ストンロツドの上端部がキヤブ側に枢着されたピ
    ストンと、弁体と該弁体を前記シリンダ室側から
    下方に押圧するばねとからなり該シリンダ室と連
    通した中空室との間に配設され作動時には該中空
    室から該シリンダ室へのオイルの流れのみを許容
    する逆止弁と、前記ピストンの下降の際に該逆止
    弁を開放するように前記中空室に摺動自在に配設
    された逆止弁開放用ピストンと、該逆止弁開放用
    ピストンの下側の中空室と前記ピストンの上側の
    シリンダ室とを連通させる連通パイプと、油圧ポ
    ンプと、該油圧ポンプと前記逆止弁開放用ピスト
    ンの下側の中空室とに連通接続された第1のオイ
    ルパイプと、該油圧ポンプと該逆止弁開放用ピス
    トンの上側の中空室とに連通接続された第2のオ
    イルパイプとを備え、該第2のオイルパイプに
    は、前記キヤブの下降時のオイルの排出量を制限
    する絞り弁を設けたことを特徴とするキヤブチル
    ト装置。
JP4613784U 1984-03-30 1984-03-30 キヤブチルト装置 Granted JPS60157487U (ja)

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JPS60157487U JPS60157487U (ja) 1985-10-19
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