JP2603484B2 - 自動車ドアのロック装置 - Google Patents

自動車ドアのロック装置

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JP2603484B2 JP26245687A JP26245687A JP2603484B2 JP 2603484 B2 JP2603484 B2 JP 2603484B2 JP 26245687 A JP26245687 A JP 26245687A JP 26245687 A JP26245687 A JP 26245687A JP 2603484 B2 JP2603484 B2 JP 2603484B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は自動車ドアのロック装置に関し、特にハーフ
ロック状態を検出して確実にフルロック状態とするよう
にしたものである。
B.従来の技術 自動車ドアを閉じる際、ドアと車体開口部を密封する
ウエザーストリップの反力や車室に閉じ込められる空気
の反力で閉じ力が大きく重い。このため、閉じ力が小さ
いとドアロック装置がハーフロック状態になるため大き
い閉じ力で閉めなければならなかった。ドアの閉力を軽
減するため、ドアロック装置がハーフロック状態になっ
たときにフルロック状態まで自動的にドアを作動させ、
ドアを完全に閉じるようにしたものとして、実開昭60−
137067号公報に開示されている装置が知られている。第
8図(a),(b)はその従来装置の概略を説明するも
ので、(a)がハーフロック状態を、(b)がフルロッ
ク状態を示している。ラッチプレート1、ポール2、駆
動レバー3は図示しないスライドドア側に設けられ、ス
ライドドアを矢印A方向に閉めると、まず車体側のスト
ライカ4とラッチプレート1とが図示のようにハーフロ
ック状態で係合する。そこで、このハーフロック状態を
検出して図示しないモータにより駆動レバー3を図示B
方向に回転する。これにより、ストライカ4に係合して
いるラッチプレート1がラッチレバー1aを介してC方向
に回転しドアが矢印A方向に強制的に閉成されるととも
に、ラッチプレート1がポール2を乗り越えて第8図
(b)のフルロック状態となるから、ポール2はラッチ
プレート1のドア開放方向(時計方向)の運動を阻止す
る。そして、このフルロック状態をドアが完全に閉まる
とオフするドアスイッチにより検出してモータ駆動を停
止する。
ドアを開放するために図示しないドアハンドルを操作
するとポール2が図示D方向に回転し、ラッチプレート
1をいったん反時計方向に回転させることにより両者の
係合が解かれ、ドアを図示E方向に開けるとラッチプレ
ート1とストライカ4との係合が開放されてドアが開放
される。
C.発明が解決しようとする問題点 この従来技術では、フルロック状態でドアハンドルを
操作したとき、ラッチプレート1がストライカから解か
れるようにラッチレバー1aが時計方向に回転するため、
駆動レバー3がラッチレバー1aと所定の間隔をおいて停
止しなければならない。このため、ハーフロック状態で
駆動開始したモータの通電をドアが完全に閉まったとき
にドアスイッチにより断って駆動レバー3を停止させる
際、ラッチレバー1aと所定の間隔をおいてその時計方向
の回転を確実に停止させるのが難しい。さらにドアを開
閉したときハーフロック状態で駆動レバー3を再度時計
方向へ回転させるため、フルロック状態からの次のハー
フロック状態迄の間にこの停止を解除しなければなら
ず、これらの制御が難しかった。
本発明の目的は、確実にドアがロックされるようにし
た自動車ドアのロック装置を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本発
明は、ドア40側に枢着されたラッチ部材12を車体30側に
固設されたストライカ13に係合させてドアがロック可能
に形成され、ラッチ部材12のアンロック側への回動を抑
止するためラッチ部材12と係合可能な抑止部材14がドア
側に枢着され、ドアの閉時に抑止部材14がラッチ部材12
と第1の係合位置で係止した時ハーフロック状態とな
り、該ハーフロック状態後に抑止部材14とラッチ部材12
とが第2の係合位置で係止した時フルロック状態となる
ように構成され、ドアハンドル21の操作時に、抑止部材
14がラッチ部材12の回動を抑止しない位置に運動するよ
うにその抑止部材14がドアハンドル21に連結された自動
車のドアロック装置に適用される。そして上述の問題点
は、前記ラッチ部材12の回動範囲から外された初期位置
と前記ラッチ部材12をフルロック状態に押動するフルロ
ック位置との間に移動可能としてドア側に設けられた押
動部材15と、 ドア側に設けられたモータにより正逆回動させられる
ようにした駆動歯車、及び一端が前記駆動歯車に連結さ
れ、かつ他端が前記押動部材に連結されて、駆動歯車の
正逆回転により、押動部材を初期位置からフルロック位
置まで牽引したり、その逆方向に復帰させたりするケー
ブルを備える駆動手段104と、 該駆動手段104の駆動を制御する駆動制御手段500と、 ハーフロック状態を検出するハーフロック検出手段SW
3と、 押動部材がフルロック位置に達したことを検出するフ
ルロック検出手段105と、 押動部材が初期位置に達したことを検出する初期位置
検出手段106とを有し、 ハーフロック検出手段SW3によりハーフロック状態が
検出されると、駆動手段104により押動部材15を初期位
置からフルロック位置に向けて駆動してラッチ部材12を
フルロック状態へ駆動するとともに、フルロック検出手
段105によりフルロック状態が検出されると、駆動手段1
04により押動部材15を逆方向に駆動してこの押動部材15
をフルロック位置から初期位置へ復帰せしめ、さらに初
期位置が検出されると、駆動手段104が停止させるよう
に構成して解決される。
E.作用 ハーフロック検出手段SW3がハーフロック状態を検出
すると、駆動手段104が駆動されて押動部材15が初期位
置からフルロック位置へ駆動され、これによりラッチ部
材12がハーフロック状態からフルロック状態に駆動され
る。フルロック検出手段105がフルロック状態を検出す
ると、駆動手段104により押動部材15が逆の方向に運動
してフルロック位置から初期位置に復帰する。初期位置
検出手段106により押動部材15の初期位置が検出される
と、駆動手段104が停止する。したがって、押動部材15
がハーフロック状態で必ず初期位置に位置することにな
る。
F.実施例 第2図〜第6図に基づいて一実施例を説明する。
(I)ラッチ装置の構成 第2図はハーフロック状態にあるラッチ装置の斜視図
であり、図示しないスライドドアに設けられた筐体11に
ラッチプレート(ラッチ部材)12が回動可能に支持され
ている。ラッチプレート12が図示しない車体に固着され
たストライカ13と係合することにより、スライドドアが
車体に対して閉成してロックされる。
第3図(a)〜(c)は、スライドドアを矢印F方向
に閉成するときのストライカ13とラッチプレート12との
係合の変化を示す図であり、まず(a)のようにラッチ
プレートの一方の突部121にストライカ13が当りストラ
イカ13により突部121が押動され、ラッチプレート12が
時計方向に回動して、(b)に示すハーフロック状態と
なる。ドアを更にF方向にフルロック状態まで閉める
と、(c)に示すようにラッチプレート12の突部122が
ポール14を乗り越え、ポール(抑止部材)14によりラッ
チプレート12のドア開放運動を確実に抑止するととも
に、ドアが完全に閉成される。(c)のフルロック状態
から図示しないドアハンドルの操作により周知のドアリ
モコン装置を介してポール14を反時計方向に回動する
と、ポール14はラッチプレート12をいったん時計方向に
回動して突部122との係合が解かれる。この結果、スラ
イドドアを図示G方向に開放移動すると、ラッチプレー
ト12とストライカ13との係合が解かれてドアが開放でき
る。
ところで、スライドドアが第3図(b)に示すような
ハーフロック状態で閉成していると半ドア状態になるか
ら、この発明では、ハーフロック状態を検出してモータ
にて強制的にフルロック状態としている。
そのため、第2図に示すように筐体11の上面に駆動レ
バー(押動部材)15が回動可能に支持され、後述するモ
ータ104にて駆動される扇形駆動歯車17に連結されたケ
ーブル16がその駆動レバー15に連結されている。駆動レ
バー15の回動軌跡上にはラッチプレート12が突出してい
るから、歯車17を正転させ駆動レバー15を図示反時計方
向に回動すると、ラッチプレート12が時計方向、すなわ
ちフルロック状態となる方向に回動する。一方、筐体11
には、ケーブル19が連結されたポール駆動レバー18が回
動可能に支持されている。ケーブル18はドアリモコン装
置20と連結され、ドアハンドル21を操作するとドアリモ
コン装置20を介してケーブル19が押されてポール14が反
時計方向に回動し、ポール14によるラッチプレート12の
拘束を解く。なお、105は後述するフルロックスイッチ
である。
(II)モータと駆動系の構成 第4図に示すように、スライドドアに固定されたプレ
ート51にモータ104が固着されている。モータ出力軸に
はウオーム52が設けられ、プレート51に回転可能に支持
されたウオームホイール53と噛合している。ウオームホ
イール53と一体に歯車54が設けられ、プレート51に揺動
可能に支持された扇形駆動歯車17と噛合している。この
駆動歯車17には上述のケーブル16が連結され、また、駆
動歯車17が中立位置のときにオフする中立スイッチ106
がプレート51に固着されている。
(III)制御回路の構成 第5図は本実施例による制御回路100の回路と、上述
したラッチ装置を模式的に示したものである。
バッテリに接続されたプラス接点31と、ボディアース
されているマイナス接点32,33とが車体30からドアの開
閉軌跡上に突設されている。スライドドア40からは、こ
れら各接点31〜33と対峙して可動接点41〜43が突設され
ている。接点31と41および33と43により導電スイッチSW
1,SW2が構成され、接点32と42によりハーフロック検出
スイッチ(ハーフロック検出手段)SW3が構成される。
各スイッチSW1〜SW3がオンするとき、可動接点41〜43は
ばね61によりドア側に若干退避する。制御回路100は、
正転リレー102と逆転リレー103を制御するRリレー101
と、モータ104に正方向に通電するための正転回路を形
成する正転リレー102と、モータに逆方向に通電するた
めの逆転回路を形成する逆転リレー103と、ラッチプレ
ート12がフルロック状態(第3図(c))となるとオフ
しそれ以外でオンするフルロックスイッチ(フルロック
検出手段)105と、駆動歯車17が中立位置(初期位置)
でオフそれ以外でオンする中立スイッチ(初期位置検出
手段)106と、Rリレー101に通電される時間を制御する
タイマ107とから成る。
モータ104は扇形駆動歯車17を正逆方向に揺動せし
め、駆動歯車17にケーブル16で連結された駆動レバー15
を回動する。初期位置にある駆動歯車17が正転する駆動
レバー15が反時計方向に回動してラッチプレート12を時
計方向に回動せしめる。駆動歯車17を逆転すると駆動レ
バー15が時計方向に回動して初期位置に復帰する。ここ
で、モータ104、駆動歯車17、ケーブル16が駆動手段を
構成し、リレー101,102,103により駆動制御手段500(第
1図に示す)を構成する。
(IV)実施例の動作 第6図のタイムチャートにより実施例の動作を説明す
る。
スライドドアを閉じるとまず、導電スイッチSW1,SW2
がオンする。更にスライドドアを閉じるとハーフロック
検出スイッチSW3がオンし、これにより、導電スイッチS
W1→フルロックスイッチ105→タイマスイッチ107S→R
リレーコイル101C→ハーフロック検出スイッチSW3→ア
ースの回路が形成され、Rリレーコイル101Cが励磁され
る。このハーフロック検出スイッチSW3がオンするハー
フロック状態が第2図,第3図(b)、第5図に示す状
態である。この結果、Rリレースイッチ101Sはa,c接点
が接続し、導電スイッチSW1→タイマ107→Rリレースイ
ッチa,c接点→導電スイッチSW2→アースの回路と、導電
スイッチSW1→正転リレーコイル102C→Rリレースイッ
チa,c接点→導電スイッチSW2→アースの回路が形成され
る。したがって、タイマ107が計時を開始するととも
に、正転リレースイッチ102Sはa,c接点が接続し、導電
スイッチSW1→逆転リレースイッチ103Sのc,b接点→モー
タ104→正転リレースイッチ102のSのa,c接点→導電ス
イッチSW2→アースの正転回路(第1の回路)が形成さ
れ、モータ104が正転する。
これにより駆動歯車17が第5図中時計方向に揺動し、
ケーブル16を介して駆動レバー15が反時計方向に回動し
てラッチプレート12を押動する。ラッチプレート12は時
計方向に回動し、ストライカ13によりスライドドアがF
方向に強制的に駆動され、第3図(c)に示すフルロッ
ク状態となる。以上の各部の運動において、駆動歯車17
が初期位置から揺動すると中立スイッチ106はオフから
オンとなる。
ラッチプレート12がフルロック状態まで回動するフル
ロックスイッチ105がオフし、Rリレーコイル101Cが消
磁されRリレースイッチ101Sはa,b接点が接続される。
この結果、正転リレーコイル102Cが消磁されてそのスイ
ッチ102Sはa,b接点が接続され、正転回路が開放され
る。このとき、導電スイッチSW1→逆転リレーコイル103
C→中立スイッチ106→Rリレースイッチ101Sのa,b接点
→導電スイッチSW2→アースの回路が形成され、逆転リ
レー103がオンしてそのa,c接点が接続される。この結
果、導電スイッチSW1→正転リレースイッチ102Sのa,b接
点→モータ104→逆転リレースイッチ103Sのa,c接点→導
電スイッチSW2→アースの逆転回路(第2の回路)が形
成され、モータ104が逆転する。
これにより、駆動歯車17が逆転方向に揺動し、駆動レ
バー15はケーブル16を介して時計方向に回動する。駆動
歯車17が初期位置(中立位置)まで復帰すると中立スイ
ッチ106がオフし、逆転リレーコイル103Cが消磁されて
そのスイッチ103Sはa,b接点が接続される。したがって
逆転回路が開放されてモータ104が停止する。
以上のようにこの実施例では、スライドドアのハーフ
ロック状態を検出してモータ104を駆動し、ストライカ1
3との係合がフルロック状態となるようにラッチプレー
ト12を回動する。これにより、スライドドアは完全に閉
じかつフルロック状態となる。また、ラッチプレート12
のフルロック状態を検出してモータ104を逆転させて駆
動歯車17を初期位置に復帰させ、中立スイッチ106によ
り初期位置が検出されるとモータ104への通電を断って
モータ104を停止する。
なお、モータ正転時(ハーフロック状態→フルロック
状態)において、タイマ107に設定した所定時間が経過
してもフルロックスイッチ105がオフしない場合、タイ
マ107のタイマアップによりタイマスイッチ107Sが開
き、モータ104の正転回路が開放されて逆転回路が形成
される。この結果、モータ104が逆転し駆動歯車17が初
期位置に復帰すると上述のとおり停止する。このため、
スライドドアと車体との間に異物が狭まっている等の異
常によりフルロック状態が得られない場合には、各部材
を初期位置に復帰せしめ、異常原因を除去してから、再
度スライドドアを閉めれば正常にドアがロックされ、あ
るいはハーフロック状態から再び本装置が働いて確実に
フルロック状態が得られる。また、これによりモータ10
4の保護が図られる。
(V)変形例 第7図は、導電スイッチSW1,SW2とハーフロック検出
スイッチSW3とを共通化した変形実施例の制御回路200を
示す。
車体30側からプラス接点131,マイナス接点132が突設
され、スライドドア40側から可動接点141,142がそれら
と対峙して突設されている。接点131と141および132と1
42で導電スイッチSW11,SW12が形成される。ハーフロッ
ク状態で導電スイッチSW11,SW12が導通すると、導電ス
イッチSW11→タイマスイッチ207Sのa,b接点→フルロッ
クスイッチ205のa,b接点→正転リレーコイル102C→導電
スイッチSW12→アースの回路が形成され、正転リレース
イッチ102Sはa,c接点が接続される。これにより、導電
スイッチSW11→正転リレースイッチ102Sのa,c接点→モ
ータ104→逆転リレースイッチ103Sのa,b接点→導電スイ
ッチSW12→アースの正転回路が形成されてモータ104が
正転する。
次いで、モータ正転により上述のようにしてフルロッ
ク状態となりフルロックスイッチ105のa,c接点が接続さ
れると正転リレー102がオフし、逆転リレー103がオンす
る。この結果、導電スイッチSW11→逆転リレースイッチ
103Sのa,c接点→モータ104→正転リレースイッチ102Sの
a,b接点→導電スイッチSW12→アースの逆転回路が形成
されてモータ104が逆転する。そして、モータ逆転によ
り上述のようにして駆動歯車17が初期位置まで揺動復帰
すると中立スイッチ106が開き、逆転回路が開きモータ1
04への通電が断たれる。
一方、タイマ207は導電スイッチSW11,SW12が閉じてか
ら計時を開始し、所定時間経過するまではタイマスイッ
チ207Sのa,b接点が接続され、所定時間経過するとタイ
マスイッチ207Sのa,c接点が接続される。したがって、
両スイッチSW11,SW12がオンした後に所定時間経過して
もフルロックスイッチ207Sの接点a,bが開かない場合に
は、タイマスイッチ207Sの接点a,bを開くことにより正
転回路を開き、上述と同様に逆転リレー103をオンして
モータ104を逆転させ、更に駆動歯車17が中立位置にく
ると中立スイッチ106を開いてモータ104を停止する。
この実施例によれば、車体とスライドドアに設ける接
点数を低減できるとともに、Rリレーも不要となる。
なお、上記実施例においては、モータ104の正逆転に
より駆動レバー15を時計方向と反時計方向とに揺動させ
たが、モータ104は一方向にのみ回転せしめ、カムやリ
ンクなどで構成された回転運動を揺動運動に変換する機
構をモータ104と駆動レバー15との間に設けることによ
り、駆動レバー15を時計方向および反時計方向に駆動す
るようにしてもよい。なお、この場合は、モータ104と
回転→揺動変換機構とが駆動手段を構成する。
G.発明の効果 本発明によれば、ハーフロック状態が検出されると押
動部材によりラッチ部材をフルロック状態へ駆動し、フ
ルロック状態が検出されると押動部材を逆方向に駆動
し、初期位置が検出されるとその位置で停止するように
したから、ドアを閉じたときハーフロック状態からフル
ロック状態に自動的にドアが閉りドアの閉力が軽減さ
れ、かつフルロック状態でドアハンドルを操作したと
き、ラッチ部材が押動部材に当ることなく、確実にドア
のロックを解除し、ドアを開けることが出来、安全性が
向上する。
また、駆動手段を、モータの正逆回転によりケーブル
を牽引及び押動して、押動部材を初期位置からフルロッ
ク位置まで及びその逆方向に回動させ、その往動時にラ
ッチ部材を強制的にフルロック状態になるように回動さ
せるようにしたものにおいて、押動部材がフルロック位
置に達したことをフルロック検出手段により検出して、
モータを逆転させ、また押動部材が初期位置に達したこ
とを初期位置検出手段により検出して、モータの作動を
停止させるようにしたので、押動部材の回動範囲を正確
に制御することができ、この回動範囲の狂いによる誤作
動や作動不良のおそれを未然に防止することができる。
さらに、フルロック検出手段及び初期位置検出手段の
取付位置を調節するだけで、押動部材の回動範囲を調節
し、ラッチ部材との係合のタイミング等を調節すること
ができ、押動部材自体の取付け位置を変更する必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第5図は本発明の一実施例を説明するもので、
第2図がラッチ装置の斜視図、第3図(a)〜(c)が
ラッチプレートとストライカとの係合状態を説明する
図、第4図がモータと駆動系を示す斜視図、第5図が制
御回路とラッチ装置を模式的に示す図、第6図が制御回
路の動きを説明するタイムチャートである。 第7図が制御回路の変形例である。 第8図(a),(b)は従来例のラッチ動作を説明する
図である。 12:ラッチプレート、13:ストライカ 14:ポール、15:駆動レバー 17:駆動歯車 20:ドアリモコン装置 30:車体、31〜33:接点 40:スライドドア 41〜43:可動接点 100:制御回路、101:Rリレー 102:正転リレー、103:逆転リレー 104:モータ 105:フルロックスイッチ 106:中立スイッチ、107:タイマ SW1,SW2,SW11,SW12:導電スイッチ SW3:ハーフロック検出スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア側に枢着されたラッチ部材を車体側に
    固設されたストライカに係合させてドアがロック可能に
    形成され、前記ラッチ部材のアンロック側への回動を抑
    止するためのラッチ部際と係合可能な抑止部材がドア側
    に枢着され、ドアの閉時に前記抑止部材が前記ラッチ部
    材と第1の係合位置で係止した時ハーフロック状態とな
    り、該ハーフロック状態後に前記抑止部材とラッチ部材
    とが第2の係合位置で係止した時フルロック状態となる
    ように構成され、ドアハンドルの操作時に、前記抑止部
    材が前記ラッチ部材の回動を抑止しない位置に運動する
    ように当該抑止部材がドアハンドルに連結されている自
    動車ドアのロック装置において、 前記ラッチ部材の回動範囲から外れた初期位置と前記ラ
    ッチ部材をフルロック状態に押動するフルロック位置と
    の間に移動可能としてドア側に設けられた押動部材と、 ドア側に設けられたモータにより正逆回動させられるよ
    うにした駆動歯車、及び一端が前記駆動歯車に連結さ
    れ、かつ他端が前記押動部材に連結されて、駆動歯車の
    正逆回転により、押動部材を初期位置からフルロック位
    置まで牽引したり、その逆方向に復帰させたりするケー
    ブルを備える駆動手段と、 該駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段と、 前記ハーフロック状態を検出するハーフロック検出手段
    と、 前記押動部材がフルロック位置に達したことを検出する
    フルロック検出手段と、 前記押動部材が初期位置に達したことを検出する初期位
    置検出手段とを有し、 前記駆動制御手段は、ハーフロック検出手段によりハー
    フロック状態が検出されると、前記駆動手段により前記
    押動部材が初期位置からフルロック位置に向けて駆動ラ
    ッチ部材をフルロック状態へ駆動するとともに、フルロ
    ック検知手段により、フルロック状態が検出されると、
    前記駆動手段により前記押動部材を逆方向に駆動して該
    押動部材をフルロック位置から初期位置へ復帰せしめ、
    さらに前記初期位置が検出されると、前記駆動手段を停
    止することを特徴とする自動車ドアのロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750535Y2 (ja) * 1988-03-25 1995-11-15 株式会社城南製作所 自動車のオートロック装置
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