JP2512632Y2 - 自動ドア閉止装置 - Google Patents

自動ドア閉止装置

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JP2512632Y2
JP2512632Y2 JP40413990U JP40413990U JP2512632Y2 JP 2512632 Y2 JP2512632 Y2 JP 2512632Y2 JP 40413990 U JP40413990 U JP 40413990U JP 40413990 U JP40413990 U JP 40413990U JP 2512632 Y2 JP2512632 Y2 JP 2512632Y2
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純 山岸
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等のドアが、その
ドアロックにおけるラッチと車体側のストライカとが辛
うじて係合するハーフラッチ位置まで閉じたとき、それ
以後、ラッチを強制的に回動させることにより、ドアを
全閉位置まで確実に閉じるようにした自動ドア閉止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば本出願人の実用新案登録出願に係
る実願平1-59120号の願書に添付した明細書及び図面に
は、車体に設けられ、かつドアを、閉じる方向及び開く
方向に強制的に移動させるドア移動装置と、ドアに設け
られ、かつドアが予め定めたハーフラッチ位置まで閉じ
たとき、ドアロックのラッチを強制的に回動させること
により、ドアを全閉位置まで閉じさせるクロージャと、
ドアを開く際に、ドア移動装置の作動に先立って、ドア
ロックをロック解除させるロック解除装置と、運転席近
傍もしくはドア出入口近傍に設けられ、閉扉操作により
ドア移動装置を駆動してドアを閉じる方向に移動させる
ことができ、また、開扉操作によりロック解除装置をロ
ック解除作動させた後、ドア移動装置をドアを開く方向
に作動させる操作装置とを備える自動ドア開閉装置が開
示されている。
【0003】このように、ドア移動装置の他に、クロー
ジャをさらに設けてあるのは、ドアを閉じる際に、ドア
がいわゆる半ドア状態であるハーフラッチ位置から全閉
位置に至るまでの間は、ドアシール等による大きな抵抗
力がドアに作用し、ドア移動装置のみでは、ドアを完全
に閉めきることが難しいからである。
【0004】上記クロージャは、ドアロックのラッチ
が、ストライカと辛うじて係合するハーフラッチ位置に
達したことを、適宜の検知手段により検知することによ
って、ラッチを強制的に回動させるラッチ回動手段が、
モータの正転により、原位置から作動位置に向かって回
動させられ、ラッチがストライカと完全に係合するフル
ラッチ位置に達して、そのことを適宜の検知手段により
検知すると、モータの逆転により、ラッチ回動手段が作
動位置から原位置に復帰回動させられ、ラッチ回動手段
が原位置に復帰させられると、そのことを復帰確認スイ
ッチが検知して、モータの逆転が停止させられるように
なっている。
【0005】復帰確認スイッチとしては、ラッチ回動手
段が原位置まで復帰したとき、それに当接して作動させ
られるようにしたリミットスイッチが用いられている。
【0006】しかし、万一復帰確認スイッチが故障した
り、作動不良となった場合、クロージャのモータが停止
せず、電流が流れ続け、モータが焼けつく等のおそれが
あり、本出願人は、先に実願平1-138045号(実開平3−
76983号)で上記の従来技術を改良した自動ドア閉
止装置を出願した。
【0006】これは、クロージャの制御装置にタイマを
取り付けたもので、ラッチ位置検知スイッチが、ラッチ
がフルラッチ位置に達したことを検知すると、クロージ
ャのモータを逆転させ、ラッチ回動手段が作動位置から
原位置に向かって移動を開始するとともに、タイマの計
時を開始させる。
【0007】その後、ラッチ回動手段が原位置に復帰
し、復帰確認スイッチが正常に作動すると、モータの逆
転を停止させる。
【0008】万一復帰確認スイッチが故障等の原因によ
り、正常に作動しなかった場合、タイマの設定時間の経
過後、モータの逆転を停止させるものである。
【0009】しかしながら、この様な復帰確認スイッチ
の制御方法にあっては、モータ逆転後復帰確認スイッチ
が一度復帰を確認すると、即モータは停止してしまう制
御となっているため、モータ逆転中、復帰確認スイッチ
が振動により誤動作であるチャタリングを起すと、ギヤ
ーが正規の原位置へ復帰しない内にモータが停止し、ク
ロージャーレバーによりラッチがおさえられるといっ
た、ドアー開扉上の心配が考えられる。
【0010】
【考案の解決しようとする課題】本考案は、この様な従
来の問題点に着目してなされたもので、モータの逆転開
始後は、ある時間内は復帰確認スイッチの状態を監視
し、この時間内に限って復帰確認スイッチが一旦作動し
た後に再度不作動となれば、モータをさらに逆転させる
ことにより、上記問題点を解決することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】モータの正転により、ラ
ッチ回動手段が原位置から作動位置まで移動させられる
ことにより、ドアロックのラッチを強制的にフルラッチ
方向に回動させて、ドアを予め定めたハーフラッチ位置
から全閉位置まで閉じ、またモータの逆転により、前記
ラッチ回動手段を原位置まで復帰させるようにしたクロ
ージャと、前記クロージャにおけるラッチ回動手段が原
位置に位置しているときに作動する原位置復帰確認スイ
ッチと、前記ラッチがハーフラッチ位置に達したことを
検知したときは、前記クロージャのモータを正転させ、
またラッチがフルラッチ位置に達したことを検知したと
きは、クロージャのモータを逆転させるようにクロージ
ャを制御する制御装置とを備える自動ドア閉止装置にお
いて、前記制御装置に、モータの逆転とともに計時を開
始するタイマを設け、復帰確認スイッチが作動したとき
モータを停止させる指令を、また復帰確認スイッチが、
作動しないとき、モータを逆転させる指令を、前記タイ
マによる設定時間内保持させ、指定時間経過後は、モー
タを停止させるようにしたことを特徴とする自動ドア停
止装置。
【作用】ラッチがフルラッチ位置に達したことを検知す
ると、クロージャのモータが逆転させられ、ラッチ回動
手段が作動位置から原位置に向かって移動を開始すると
ともに、タイマが計時を開始する。
【0012】その後、制御装置は、ラッチ回動手段が原
位置に復帰しているかどうかを判断するために、復帰確
認スイッチが、作動か不作動かを検知する。
【0013】復帰確認スイッチが、不作動のときは、モ
ータを逆回転のままとし、復帰確認スイッチが作動のと
きは、モータを停止させる指令を出す。
【0014】モータの停止、または逆転動作にかかわら
ず、予めセットした設定時間が終了するまで上述の一連
の検知・指令が繰り返される。
【0015】そのため、たとえ、モータ逆転中、復帰確
認スイッチが振動等によりチャタリングを起して、一旦
モータが停止するようなことがあっても、復帰確認スイ
ッチが正常な状態に戻れば、モータの逆転が再開され、
ドアが開かなくなるといった問題はなくなる。
【0016】
【実施例】以下、本考案を自動車のスライドドアの自動
開閉装置に適用した一実施例を、添付書類に基づいて説
明する。
【0017】なお、本考案は、ドアを自動的に閉じる装
置に関するものであるが、この実施例においては、ドア
を自動的に開ける機能をも持たせてある。
【0018】第1図において、(11)は自動車の車体、(1
2)は、適宜の案内手段(図示略)により、車体(11)の側面
より外側方に若干平行移動した後、車体(11)の側面と平
行に後方に開き、かつその逆方向に閉じるようにしたス
ライドドア(以下単にドアという)である。
【0019】車体(11)のフロア部下面には、ドア(12)を
全閉位置から全開位置まで、及びその逆方向に強制的に
開閉移動させるドア移動装置(A)が設けられている。
【0020】このドア移動装置(A)は、ドア(12)の前下
部内面に固着されたブラケット(13)に中間部が止着さ
れ、かつ一部がドア(12)の移動軌跡と平行に往復回走す
るようにしたワイヤ(14)の両端末を、巻取りドラム(15)
に巻着し、この巻取りドラム(15)を、モータ(16)によ
り、減速装置(17)を介して正逆回転させることにより、
ワイヤ(14)を往復回走させて、ドア(12)を上述のように
開閉させることができるようになっている。
【0021】ドア移動装置(A)は、車体(11)に設けら
れ、かつドア(12)が全閉位置まで閉じたとき、ドア(12)
の前端面に当接して開くようにした常閉の全閉スイッチ
(18)と、車体(11)に設けられ、かつドア(12)が全開位置
まで開いたとき、ドア(12)のブラケット(13)の後端に当
接して閉じるようにした常開の全開スイッチ(19)とを備
えている。
【0022】ドア(12)は、手動によっても開閉移動でき
るようになっている。すなわち、ドア(12)の開閉移動に
追従して、ワイヤ(14)が一体となって移動し、それに伴
ない巻取りドラム(15)、及び平歯車列等によって構成さ
れ、かつ可逆回転可能な減速装置(17)を介してモータ(1
6)が逆転するように、ドア(12)とモータ(16)とは、連結
されている。
【0023】車体(11)には、ドア(12)が、後述するハー
フラッチ位置よりわずかに開いた位置で、かつドア(12)
の前端と車体の間に手を挿入できない程度の予め定めた
給電開始位置を閉じる方向に通過するときだけ、ブラケ
ット(13)に当接して瞬間的に閉じるようにした給電開始
スイッチ(20)が設けられている。
【0024】(B)は、車体(11)の運転席近傍もしくはド
ア(12)により開閉される出入口近傍又はその両方に設け
られた操作装置で、シーソー式の押しボタン(21)を、中
立位置から開扉側及び閉扉側に押すことにより、可動接
点を共通とした開扉操作スイッチ(22)と閉扉操作スイッ
チ(23)とを選択的に閉じることができるようになってい
る。
【0025】(24)は、電源としてのバッテリである。
(C)は、ドア(12)の前端面と対向する車体(11)の対向面
と、ドア(12)の前端面とに出没自在に設けられたそれぞ
れ1対ずつのコネクタ素子である接触子(25a)(25b)(26
a)(26b)を備え、ドア(12)が上記給電位置とほぼ同一位
置から全閉位置までの間にあるとき、互いに対向する接
触子(25a)と(26a)、(25b)と(26b)同士が接触して、車体
(11)からドア(12)への給電を可能にする給電コネクタで
ある。
【0026】この給電コネクタ(C)における車体(11)側
の接触子(25a)(25b)、及び上述した車体(11)側のその他
の電気素子、例えばドア移動装置(A)におけるモータ(1
6)、全閉スイッチ(18)、全開スイッチ(19)、操作装置
(B)、給電開始スイッチ(20)、バッテリ(24)は、適宜の
配線コード(39)(一部図示略)を介して、車体側制御装置
(40)に接続されている。
【0027】ドア(12)内には、ドア(12)が、ドアロック
(27)内におけるラッチ(図示略)と車体(11)側に固着され
たストライカ(図示略)とが辛うじて係合する、いわゆる
半ドア状態であるハーフラッチ位置まで閉じたとき、上
記ラッチを強制的に回動させることにより、ドア(12)を
全閉位置まで閉じさせるようにしたクロージャ(D)と、
ドアロック(27)におけるオープンレバー(28)に連係さ
れ、このオープンレバーを解除方向に回動させることに
より、ラッチの拘束を解いて、ドア(12)を開くことがで
きるようにするソレノイド駆動−ばね復帰型の公知のア
クチュエータ(E)とが設けられている。
【0028】クロージャ(D)は、特願昭63-219632号
(特開平2−70876号公報)特許出願の願書に添付
した明細書及び図面に開示されているものと同一のもの
であり、その主要な構成について簡単に説明すると、こ
のクロージャ(D)は、モータ(29)を正転させることによ
り、減速器(30)及びその出力軸に固嵌されたピニオン(3
1)を介して、該ピニオン(31)に噛合するセクターギヤ(3
2)を、第1図における反時計方向に回動させ、このセク
ターギヤ(32)と連係されたクローズレバー(34)を所要方
向に回動させ、かつこのクローズレバー(34)の回動によ
り、ドアロック(27)におけるラッチより上方に延出する
腕部(35)を回動させて、ラッチをストライカと完全に噛
合するフルラッチ位置まで回動させ、もって、ドア(12)
をハーフラッチ位置から全閉位置まで強制的に閉じるこ
とができるようになっている。
【0029】モータ(29)を逆転させると、セクターギヤ
(32)及びクローズレバー(34)は原位置に復帰回動させら
れ、クローズレバー(34)は、ラッチの腕部(35)の回動の
妨げとならない位置で停止する。
【0030】上記の構成のうち、セクターギヤ(32)、ケ
ーブル(33)、クローズレバー(34)により、ラッチ回動手
段が形成されている。
【0031】(36)は、ドアロック(27)におけるオープン
レバー(28)が解除方向に回動させられたとき、オープン
レバー(28)に当接して作動させられるようにして、ドア
ロック(27)の適所に設けられ、ドア(12)の閉作動時に、
ラッチが、ストライカと辛うじて係合するハーフラッチ
位置、及びストライカと完全に係合するフルラッチ位置
に達したことを検知するラッチ位置検知スイッチであ
る。
【0032】すなわち、ドア(12)を閉じる際に、ドア(1
2)がハーフラッチ位置に達する直前に、オープンレバー
(28)と一体のポール(図示略)が、二股状のラッチの一方
の脚片の先端に当接して、ポールとオープンレバー(28)
とが解除方向に若干回動させられ、またドア(12)が全閉
位置に達する直前にも、ポールがラッチの他方の脚片の
先端に当接して、ポールとオープンレバー(28)とが解除
方向に若干回動させられる。
【0033】ラッチ位置検知スイッチ(36)は、このよう
なドア(12)を閉じる際における第1回目のオープンレバ
ー(28)の解除方向の回動を検知することにより、ラッチ
がハーフラッチ位置に達したことを検知し、同じく第2
回目のオープンレバー(28)の解除方向の回動を検知する
ことより、ラッチがフルラッチ位置に達したことを検知
するようにしたものである。
【0034】(38)は、ラッチ回動手段の一部であるセク
ターギヤ(32)が原位置に復帰したことを検知する復帰確
認スイッチで、セクターギヤ(32)が原位置に停止してい
るときは、セクターギヤ(32)に当接して開いており、セ
クターギヤ(32)が原位置から離れることにより、セクタ
ーギヤ(32)から離れて閉じるようになっている。
【0035】クロージャ(D)におけるモータ(29)、ラッ
チ位置検知スイッチ(36)、復帰確認スイッチ(38)、アク
チュエータ(E)及び給電コネクタ(C)におけるドア(12)
側の接触子(26a)(26b)は、適宜の配線コード(39)を介し
て、ドア側制御装置(41)に接続されている。
【0036】第2図は、第1図に示す自動ドア開閉装置
の制御装置(43)のうち、クロージャ(D)の制御に関連す
るもののみを抽出して示したブロック図である。
【0037】すなわち、ドア移動装置(A)のための制御
装置及びアクチュエータ(E)のための制御装置は図示を
省略してある。
【0038】なお、第2図において、第1図におけるの
と同一の符号をもって示したものは、上述した部材を単
に電気的に表わしただけのものである。
【0039】制御装置(43)は、車体側制御装置(40)とド
ア側制御装置(41)とからなっている。
【0040】車体側制御装置(40)は、給電コネクタ(C)
における車体側の接触子(25a)(25b)に接続されたクロー
ジャ給電回路(44)と、バッテリ(24)に接続されるととも
に、クロージャ給電回路(44)及び給電開始スイッチ(20)
に接続された閉扉時給電回路(45)とを備えている。
【0041】閉扉時給電回路(45)は、タイマ(T1)を備
え、ドア(12)が給電開始位置まで閉じたときの給電開始
スイッチ(20)の作動により、その作動のときからタイマ
(T1)における予め設定した時間が経過するまでの間、ク
ロージャ給電回路(44)に給電するようになっている。
【0042】クロージャ給電回路(44)は、閉扉時給電回
路(45)から給電されたときは、給電コネクタ(C)の接触
子(25a)(25b)に、クロージャ(D)の正常作動用の極性、
例えば接触子(25a)がプラス、接触子(25b)がマイナスと
なるような極性として給電するように構成されており、
具体的には、上掲の実願平1-59120号(実開平2−15
0377号)の願書に添付した明細書及び図面に開示さ
れているような回路構成とするのがよい。
【0043】ドア側制御装置(41)は、給電コネクタ(C)
におけるドア側接触子(26a)(26b)とラッチ位置検知スイ
ッチ(36)と復帰確認スイッチ(38)とに接続されたクロー
ジャ制御回路(47)と、これとクロージャ(D)のモータ(2
9)とに接続され、モータ(39)に正転させるための電流を
供給する正転回路(48)と、同じく、モータ(39)に逆転さ
せるための電流を供給するための電流を供給する逆転回
路(49)とを備えている。
【0044】これらの各回路(47)(48)(49)は、具体的に
は、上掲の実願平1−59120号の願書に添付した明細書
及び図面に、ドア側制御装置として開示されているのと
同様の回路構成に、後述するタイマ(T2)(T3)を付加した
ものとすることができる。
【0045】クロージャ制御回路(47)は、ドア(12)が所
要位置まで閉じて、給電コネクタ(C)におけるドア側の
接触子(26a)(26b)が車体側の接触子(25a)(25b)と接触
し、かつ給電開始スイッチ(20)が作動させられて、上述
のように、接触子(25a)がプラス、かつ接触子(25b)がマ
イナスとなるように給電された後、ドア(12)がハーフラ
ッチ位置に達して、ラッチ位置検知スイッチ(36)が第1
回目の作動をしたとき、正転回路(48)に給電して、モー
タ(29)を正転させ、その後ドア(12)が全閉位置、すなわ
ちラッチがフルラッチ位置に達して、ラッチ位置検知ス
イッチ(36)が第2回目の作動をしたとき、正転回路(48)
への給電を停止するとほぼ同時に、逆転回路(49)に通電
して、モータ(29)を逆転させ、さらにその後、復帰確認
スイッチ(38)が、セクターギヤ(32)が原位置に復帰した
ことを検知したとき、逆転回路(49)への給電を停止し
て、モータ(29)の逆転を停止させる作用をする。
【0046】このクロージャ制御回路(47)には、ラッチ
位置検知スイッチ(36)が第1回目に作動してから、予め
設定した時間内に、ラッチ位置検知スイッチ(36)が第2
回目の作動をしない場合には、モータ(29)の正転を停止
させるようにしたタイマ(T2)、及びラッチ位置検知スイ
ッチ(36)が第2回目に作動してから、モータ(29)の逆転
の開始とともに起動するタイマ(T3)を設けてある。
【0047】次に、第3図及び第4図に示すフローチャ
ートを参照して、上記実施例のうちの、クロージャ(D)
関係の作用について説明する。なお、その他の構成、例
えばドア移動装置(A)及びアクチュエータ(E)の作用に
ついては、本考案に直接関係しないので説明を省略す
る。
【0048】操作装置(B)における閉扉操作スイッチ(2
3)を操作して、ドア移動装置(A)により(又は手動によ
り)、ドア(12)を閉じる方向に移動する(ステップS1)。
【0049】その途中で、ドア側の接触子(26a)(26b)が
車体側の接触子(25a)(25b)と接触し、かつドア(12)が給
電開始位置に達して、給電開始スイッチ(20)が作動(ON)
させられると(ステップS2)、タイマ(T1)が作動、すなわ
ち計時を開始し(ステップS3)、かつドア(12)への給電が
開始される(ステップS4)。
【0050】次に、ドア(12)がハーフラッチ位置に達し
て、ラッチ位置検知スイッチ(36)が第1回目の作動(ON)
をすると(ステップS5)、タイマ(T2)が作動を開始し(ス
テップS6)、モータ(29)が正転させられる(ステップS
7)。
【0051】すると、クロージャ(D)の作動により、ラ
ッチが強制的にフルラッチ方向に回動させられ、ドア(1
2)は強力な力で全閉位置に向かって移動させられる。
【0052】モータ(29)の正転途中で、タイマ(T2)の設
定時間内に、ラッチがフルラッチ位置に達して(またド
ア(12)が全閉位置に達して)、ラッチ位置検知スイッチ
(36)が第2回目の作動(ON)をすると(ステップS8)、タイ
マ(T3)が作動を開始し(ステップS9)、モータ(29)の正転
が終ると同時に逆転させられる(ステップS10)。
【0053】すると、ラッチ回動手段であるセクターギ
ヤ(32)及びクローズレバー(34)等が原位置に向かって復
帰回動させられる。
【0054】その後、ラッチ回動手段が、原位置に復帰
しているかを判断するために復帰確認スイッチ(38)が作
動(OFF)か不作動(ON)かを検知する。(ステップ11)。
【0055】復帰確認スイッチ(38)が不作動のときは、
モータ(29)は逆転のままとし(ステップ18)、復帰確認ス
イッチ(38)が作動のときは、モータは停止させられる
(ステップ12)。
【0056】モータの停止、または逆転動作にかかわら
ず、予めセットした設定時間が終了するまで上述の一連
の検知・指令が繰り返えされる(ステップ13)。
【0057】そのため、たとえ、モータ逆転中、復帰確
認スイッチが振動等によりチャタリングを起して、一旦
モータが停止するようなことがあっても、復帰確認スイ
ッチが正常な状態に戻れば、モータの逆転が再開され、
ドアが開かなくなるといった問題はなくなる。
【0058】ステップ(13)において、タイマ(T3)の設定
時間が経過すると、モータ(29)は停止され、タイマ(T1)
の設定時間が経過すると(ステップ15)、ドア(12)への給
電が停止される。(ステップ16)。
【0059】ステップS8において、ラッチ位置検知ス
イッチ(36)が第2回目の作動(ON)せず、タイマ(T2)の設
定時間が経過すると(ステップS17)、ステップS9に戻っ
て、タイマ(T3)が作動し、かつモータ(29)が逆転され、
(ステップS10)以下上述したのと同様に作用する。
【0060】なお、この実施例においては、タイマ(T3)
の他に、車体側における閉扉時給電回路(45)にタイマ(T
1)を設け、その設定時間が経過することにより、ドア(1
2)側への給電を停止して、モータ(29)の回転を停止させ
るようにしているので、二重に安全である。
【0061】
【考案の効果】この考案によれば、モータ逆転後、復帰
確認スイッチが正規にギヤーで押されない位置でチャタ
リング等の誤信号で作動して一旦停止しても、再度復帰
確認スイッチが不作動となればモータは逆転を再開する
為、タイマを、チャタリングがおきても充分に原位置に
復帰できる時間に設定しておくことにより、ギヤーが原
位置の手前で停止し、ドアが開かなくなる事態を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示し、
【図1】本考案を適用した自動ドア開閉装置を備える自
動車の要部の概略斜視図である。
【図2】同じく制御装置の電気回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】同じく作動状態を示すフローチャートである。
【図4】同じく図3につながるフローチャートである。
【符号の説明】
(D)クロージャ (11)車体 (12)スライドドア(ドア) (20)給電開始スイッ
チ (29)モータ (32)セクターギヤ
(ラッチ回動手段) (34)クローズレバー(ラッチ回動手段) (36)ラッチ位置検知スイッチ (38)復帰確認スイッチ (40)車体側制御装置 (41)ドア側制御装置 (43)制御装置 (44)クロージャ給電回路 (45)閉扉時給電回路 (47)クロージャ制御
回路 (48)正転回路 (49)逆転回路 (T1)(T2)(T3)タイマ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの正転により、ラッチ回動手段が原
    位置から作動位置まで移動させられることにより、ドア
    ロックのラッチを強制的にフルラッチ方向に回動させ
    て、ドアを予め定めたハーフラッチ位置から全閉位置ま
    で閉じ、またモータの逆転により、前記ラッチ回動手段
    を原位置まで復帰させるようにしたクロージャと、前記
    クロージャにおけるラッチ回動手段が原位置に位置して
    いるときに作動する原位置復帰確認スイッチと、前記ラ
    ッチがハーフラッチ位置に達したことを検知したとき
    は、前記クロージャのモータを正転させ、またラッチが
    フルラッチ位置に達したことを検知したときは、クロー
    ジャのモータを逆転させるようにクロージャを制御する
    制御装置とを備える自動ドア閉止装置において、前記制
    御装置に、モータを逆転とともに計時を開始するタイマ
    を設け、復帰確認スイッチが作動したときモータを停止
    させる指令を、また復帰確認スイッチが、作動しないと
    き、モータを逆転させる指令を、前記タイマによる設定
    時間内保持させ、設定時間経過後は、モータを停止させ
    るようにしたことを特徴とする自動ドア停止装置。
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