JP2603398Y2 - 自動車用ドアハンドル装置 - Google Patents

自動車用ドアハンドル装置

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JP2603398Y2
JP2603398Y2 JP1993012450U JP1245093U JP2603398Y2 JP 2603398 Y2 JP2603398 Y2 JP 2603398Y2 JP 1993012450 U JP1993012450 U JP 1993012450U JP 1245093 U JP1245093 U JP 1245093U JP 2603398 Y2 JP2603398 Y2 JP 2603398Y2
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JP
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support shaft
bracket
automobile
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handle device
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寿和 木曽
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアハンドル、特に、
部品数が少なくかつ組立の容易な自動車用ドアハンドル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭62−79066号公報及
び実開平2−49452号公報に示されるように、自動
車用ドアハンドル装置は、一対の支持アーム部を有しか
つ自動車のドアパネルに固定されるブラケットと、ブラ
ケットとドアパネルとの間に配置されたエンドカバー
と、ブラケットの支持アーム部に取り付けられる支持シ
ャフトと、支持シャフトに回転可能に取り付けられるア
ーム部を有するハンドル本体と、ハンドル本体を弾力を
もって押圧するスプリングとを有する。ハンドル本体の
アーム部は連結ロッドによりドアロック装置のレバーに
連結される。ドアロック装置はアウトサイドハンドルの
下方に配置される。ブラケットは図示しない自動車のド
アパネルに固定されるエスカッションとしての機能を有
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の自動車用ドアハ
ンドル装置では、ローリングかしめ又はチューブラかし
め等のかしめにより支持シャフトをブラケットの支持ア
ーム部に形成された孔部に圧入するが、支持シャフトに
形成した環状溝にクリップを装着することにより支持シ
ャフトの抜けを防止している。この抜け止め方法では部
品数が多く、組立に工数を要する欠点がある。
【0004】この考案の目的は、組立工数を低減できか
つ組立の容易な自動車用ドアハンドル装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案による自動車用ド
アハンドル装置は、一対の支持アーム部を有しかつ自動
車のドアパネルに固定されるブラケットと、ブラケット
とドアパネルとの間に配置されたエンドカバーと、ブラ
ケットの支持アーム部に取り付けられる支持シャフト
と、支持シャフトに回転可能に取り付けられるアーム部
を有するハンドル本体と、ハンドル本体を弾力をもって
押圧するスプリングとを有する。この自動車用ドアハン
ドル装置では、支持シャフトに環状溝を形成すると共
に、エンドカバーに一体に形成した係止突起の先端に形
成された円形の凹部を支持シャフトの環状溝に嵌合して
係止突起により支持シャフトの軸方向移動を阻止する。
係止突起の先端に形成された円形の凹部は支持シャフト
の環状溝に嵌合される。ブラケットの支持アーム部に当
接する頭部が支持シャフトの端部に形成される。
【0006】
【作用】エンドカバーに一体に形成した係止突起の先端
に形成された円形の凹部を支持シャフトの環状溝に嵌合
して係止突起により支持シャフトの軸方向移動を阻止す
るので、従来必要とされたクリップを廃止でき又はかし
め加工を支持シャフトに形成する工程を省略することが
できる。支持シャフトの圧入を必要としないので、組立
が容易となる。支持シャフトの頭部はブラケットの支持
アーム部に当接して、支持シャフトの支持アーム部から
の抜け止め作用を補強する。
【0007】
【実施例】以下、本考案による自動車用ドアハンドル装
置の実施例を図1〜図5について説明する。
【0008】図1〜図3に示すプルアップ型自動車用ド
アハンドル装置では、ブラケット10に支持アーム部1
1が成形される。また、ブラケット10の裏側へ挿通さ
れた一対のアーム部12が図示しないハンドル本体の背
面に成形される。アーム部12は、裏側で支持アーム部
11に支持シャフト13を介して回動自在に支持されて
いる。ハンドル本体を回動可能に支持する支持シャフト
13は、支持アーム部11間及びアーム部12間に支持
される。支持シャフト13の軸部14の一端に設けられ
たフランジ状の頭部15はブラケット10側の他方の支
持アーム部11に外側から当接する。支持シャフト13
の頭部15はブラケット10の支持アーム部11に当接
して、支持シャフト13の支持アーム部11からの抜け
止め作用を補強する。軸部14の他端は支承部16とし
て成形され、支承部16はブラケット10の一方の支持
アーム部11の貫通孔17とハンドル本体の一方のアー
ム部12の孔部26に挿通される。支持シャフト13の
軸部14にはリターンスプリング18のコイル部19が
装着される。リターンスプリング18の一端20は、ブ
ラケット10の裏面に係止される。スプリング18の他
端21はハンドル本体の他方のアーム部12に係止され
る。
【0009】ブラケット10の裏面にはドアパネルに接
触するエンドカバー22が設けられる。エンドカバー2
2には一体に係止突起23が形成され、係止突起23の
先端には円形の凹部24が形成される。支持シャフト1
3の軸部14に設けられた環状溝25にはエンドカバー
22の係止突起23の凹部24が嵌合される。エンドカ
バー22の係止突起23の円形の凹部24が支持シャフ
ト13の環状溝25に嵌合して係止突起23により支持
シャフト13の軸方向移動が阻止される。
【0010】エンドカバー22の係止突起23の円形の
凹部24を支持シャフト13の環状溝25に嵌合するの
で、従来必要とされたクリップを廃止でき又はかしめ加
工を支持シャフトに形成する工程を省略することができ
る。支持シャフトの圧入を必要としないので、組立が容
易となる。
【0011】次に、図4及び図5にグリップ型ドアハン
ドル装置を示す。図4及び図5では図1〜図3に示す部
分と同一の箇所には同一の符号を付し、説明を省略す
る。支持シャフト13に環状溝25を形成すると共に、
エンドカバー22に一体に形成した係止突起23を支持
シャフト13の環状溝25に係合して支持シャフト13
の軸方向移動が阻止される。係止突起23の先端には円
形の凹部24が形成され、凹部24が支持シャフト13
の環状溝25に嵌合される。本実施例では支持シャフト
13の頭部15を省略してもよい。
【0012】
【考案の効果】上記のように、この考案では、自動車用
ドアハンドル装置の部品数を減少すると共に、組立を容
易にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案による自動車用ドアハンドル装置の
裏面図
【図2】 この考案による自動車用ドアハンドル装置の
断面図
【図3】 エンドカバーの側面図
【図4】 この考案の他の実施例による自動車用ドアハ
ンドル装置の断面図
【図5】 図4のA−A線に沿う断面図
【符号の説明】
10・・ブラケット、 11・・支持アーム部、 12
・・アーム部、 13・・支持シャフト、 15・・頭
部、 22・・エンドカバー、 23・・係止突起、
24・・凹部、 25・・環状溝、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−294131(JP,A) 実開 平1−162564(JP,U) 実開 平5−5236(JP,U) 実開 昭63−139285(JP,U) 実開 昭63−10969(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04 E05B 1/00 301

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の支持アーム部を有しかつ自動車の
    ドアパネルに固定されるブラケットと、ブラケットとド
    アパネルとの間に配置されたエンドカバーと、ブラケッ
    トの支持アーム部に取り付けられる支持シャフトと、支
    持シャフトに回転可能に取り付けられたアーム部を有す
    るハンドル本体と、ハンドル本体を弾力をもって押圧す
    るスプリングとを有する自動車用ドアハンドル装置にお
    いて、 支持シャフトに環状溝を形成すると共に、エンドカバー
    に一体に形成した係止突起の先端に形成された円形の凹
    部を支持シャフトの環状溝に嵌合して係止突起により支
    持シャフトの軸方向移動を阻止することを特徴とする自
    動車用ドアハンドル装置。
  2. 【請求項2】 ブラケットの支持アーム部に当接する頭
    部が支持シャフトの端部に形成された請求項1に記載の
    自動車用ドアハンドル装置。
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