JP2603171Y2 - 扇風機の梱包装置 - Google Patents

扇風機の梱包装置

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JP2603171Y2
JP2603171Y2 JP1993014748U JP1474893U JP2603171Y2 JP 2603171 Y2 JP2603171 Y2 JP 2603171Y2 JP 1993014748 U JP1993014748 U JP 1993014748U JP 1474893 U JP1474893 U JP 1474893U JP 2603171 Y2 JP2603171 Y2 JP 2603171Y2
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JP
Japan
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cushioning material
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blade
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pole
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JP1993014748U
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Inventor
孝明 野口
光彦 井谷
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松下精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は扇風機の梱包装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に扇風機は流通および保管が容易に
できるように分離可能として、梱包収納時に小型化でき
るようになっている。
【0003】従来この種の扇風機の梱包装置は図5に示
すような構成が一般的であった。図に示すように本体1
00を羽根103,前ガード105,後ガード104と
モータ支柱部102に分割し、羽根103と重ねた前後
ガード104,105をモータ支柱部102の左右に配
して下緩衝材101に収納する。さらに上緩衝材106
を下緩衝材101にかぶせて一体化し、ケース107に
収めて梱包するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の扇風
機の梱包では、モータ支柱部102のベース部102a
の横寸法wによりケース107の縦寸法Wの大きさが定
まり、後ガード104と前ガード105の外径寸法hに
よりケース107の高さ寸法Hの大きさがおのずと定ま
るが、モータ支柱部102のポール部102b上方に余
分な空間が生じ、梱包才数が大きくなるという問題があ
った。
【0005】また、梱包才数を小さくして収納できたと
しても、ベース部102aなどの仕様変更に対して収納
できない場合があり、結果的に梱包才数が増大するとい
う問題があった。
【0006】本考案は上記課題を解決するもので余分な
空間を除いて才数を削減することを第1の目的とする。
第2の目的は仕様変更に対して梱包才数を上げることな
く、収納できることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の目的を達
成するための第1の手段は、扇風機本体を平板状のベー
ス部と、モータ部を上部に接続したポール部と、羽根、
後ガードおよび前ガードからなる羽根ガード部とに分離
可能に設け、前記ベース部の上方に前記羽根ガード部を
積み重ねた集合体を設け、この集合体と前記ポール部と
を下緩衝材に並べて配置し、この下緩衝材の上に上緩衝
材を重ねて梱包ケースに収納した構成としたものであ
る。
【0008】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、ベース部の端部を収納する切欠部を下緩衝材に
形成し、この切欠部は前記下緩衝材のポール部収納場所
の下部に位置する構成としたものである。
【0009】
【作用】本考案は上記した第1の手段の構成により、梱
包ケースの幅寸法はベース部、羽根、前ガードおよび
後ガードを重ねた高さ寸法W1により定まることによ
り、従来採用していたベース部の横寸法wに比べて縮小
できるとともに、梱包内の余分な空間を減らし、梱包才
数を削減することができるものである。
【0010】また第2の手段の構成により、ベース部の
端部をポール部下側に位置する下緩衝材の切欠部に挿入
できるようにして、ベース部上部の連結穴が偏心し設け
られている場合でも、下緩衝材の外形寸法を増すことな
ベース部を収納できるものである。
【0011】
【実施例】以下、本考案の第1実施例について図1〜図
4を参照しながら説明する。
【0012】図に示すように扇風機本体は平板状のベー
ス部1と、モータ部2aを接続したポール部と、羽根
6、後ガード8および前ガード9からなる羽根ガード部
12とに分離可能に設けられている。ベース部1とポー
ル部2は、ベース部1に設けた連結穴1aとポール部2
の下端部で着脱可能に設けられている。 扇風機本体の梱
包時は、分離したベース部1とポール部2を下緩衝材3
に並べて置き、さらにベース部1の上に羽根ガード部1
2をスペーサを介して積み重ねるようになっている。す
なわち、ベース部1の連結穴1aにスペーサとしてベー
ス押え4を装着し、ベース押え4にスピンナー5を収納
するとともに羽根6を載置し、羽根6のボス部を羽根押
え7で覆う。羽根押え7の上に後ガード8を被せると
き、後ガード8の穴部8aを羽根押え7の突部7aに係
合させて位置決めし、羽根押えの段部7bとした下緩衝
材3の下段部3aに載せて後ガード8を保持している。
後ガード8の上方に距離を保って前ガード9の周縁を下
緩衝材3の上段部3bに載置することにより、羽根ガー
ド部12が全て積み重ねられるようになっている。さら
に上緩衝材10を下緩衝材3に重ねるように被せてテー
プ止めして一体化し、梱包ケース11に収めて梱包する
構成となっている
【0013】上記構成において、梱包ケース11の横寸
法Lはポール部2の長さ1で定まり、梱包ケース11
の巾寸法Wは従来ではベース部の寸法wまたは羽根、
ガードの厚み分が追加されて定まるのに対して、ベース
部1と羽根ガード部12を積み重ねた集合体13の高さ
寸法W1により定まり、従来に比べて大巾に縮小するこ
とができる。
【0014】また、梱包ケース11の高さ寸法Hは従来
ではガード径hで決まるのに対してガード径hにポール
部2の幅を加えた大きさh1になり、従来に比べてやや
大となるが、幅寸法Wの縮小幅が大きいため、トータル
才数として従来より小さくすることができる。
【0015】次に本考案の第2実施例について図1〜図
3および図5を参照しながら説明する。なお第1実施例
と同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略
する。
【0016】図5に示すように第1実施例に対してベー
ス部1の連結穴1aが偏心した位置にあるときは、ベー
ス部1の端部をポール2の方向へ移動し、さらにベース
部1の端部をポール2の下部へもぐり込ませることがで
きるように下緩衝材3に切欠部3cを形成している。
【0017】上記構成により、連結穴1aが偏心したベ
ース部1を下緩衝材3に収納するときは、ベース部1の
中心に対して連結穴1aと反対側の端部を切欠部3cに
挿入するように収納する。このときベース部1の連結穴
1aは下緩衝材3において、第1実施例と同様の適正位
置となり、ベース押え4、羽根6などを順次重ねて載置
できる。
【0018】したがってポール部2と前ガード9を合わ
せた最大寸法h1を増すことなくベース部1を収納する
ことができ、ケース11の大きさ(寸法H)も増大する
ことはない。
【0019】このように本考案の第2実施例によれば、
ベース部1の連結穴1aの位置が偏心して設けられた場
合でも梱包才数を増大することなく、ベース部1を収納
することができる。
【0020】
【考案の効果】以上の実施例から明らかなように、本考
案によれば扇風機本体を平板状のベース部ポール部
よび羽根ガード部に分離し、ベース部に羽根ガード部を
積み重ねた集合体を設け、ポール部と並べて上下緩衝材
間に収納して梱包することにより、梱包ケースの巾寸法
Wを大巾に縮小できるとともに、梱包内の余分な空間を
減らし、トータルの梱包才数を削減することができる効
果のある扇風機の梱包装置が提供できる。
【0021】また、ベースの端部をポール下側にもぐり
込ませることによりベース部の連結穴が偏心して設けら
れた場合でも、梱包才数を上げることなく収納すること
ができる効果のある扇風機の梱包装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例および第2実施例の扇風機
の梱包装置の分解斜視図
【図2】同斜視図
【図3】同緩衝材と梱包ケースの斜視図
【図4】同第1実施例の同断面図
【図5】同第2実施例の同断面図
【図6】従来の扇風機の梱包装置の分解斜視図
【符号の説明】
1 ベース部 2 ポール部 3 下緩衝材 3c 切欠部 6 羽根 8 後ガード 9 前ガード 10 上緩衝材 12 羽根ガード部 13 集合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/68 B65D 5/50 101 B65D 77/26 B65D 81/113

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扇風機本体を平板状のベース部と、モー
    タ部を上部に接続したポール部と、羽根、後ガードおよ
    び前ガードからなる羽根ガード部とに分離可能に設け、
    前記ベース部の上方に前記羽根ガード部を積み重ねた集
    合体を設け、この集合体と前記ポール部とを下緩衝材に
    並べて配置し、この下緩衝材の上に上緩衝材を重ねて梱
    包ケースに収納した扇風機の梱包装置。
  2. 【請求項2】 ベース部の端部を収納する切欠部を下緩
    衝材に形成し、この切欠部は前記下緩衝材のポール部収
    納場所の下部に位置してなる請求項1記載の扇風機の梱
    包装置。
JP1993014748U 1993-03-29 1993-03-29 扇風機の梱包装置 Expired - Fee Related JP2603171Y2 (ja)

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JPH0672896U JPH0672896U (ja) 1994-10-11
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