JP2603150Y2 - 入力切換回路 - Google Patents

入力切換回路

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JP2603150Y2
JP2603150Y2 JP1993069605U JP6960593U JP2603150Y2 JP 2603150 Y2 JP2603150 Y2 JP 2603150Y2 JP 1993069605 U JP1993069605 U JP 1993069605U JP 6960593 U JP6960593 U JP 6960593U JP 2603150 Y2 JP2603150 Y2 JP 2603150Y2
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嘉高 飯田
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デイエツクスアンテナ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の入力端子を有
し、これら入力端子のうち1つに複数の入力信号が混合
されて入力される混合入力の場合と、各入力端子にそれ
ぞれ異なる周波数の入力信号が入力される別入力の場合
とに応じて、入力信号を切り換える入力切換回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記のような入力切換回路の一例は、例
えば実開昭62−103319号公報に開示されてい
る。この公報に開示されている技術と基本的な技術思想
が同一である入力切換回路を図5に示す。図5の切換回
路は、テレビジョン関連機器、例えばTV信号用ブース
タの入力側に設けられるもので、このTV信号用ブース
タは、UHF帯受信用アンテナで受信されたUHF帯テ
レビジョン放送信号と、VHF帯受信用アンテナで受信
されたVHF帯テレビジョン放送信号と、衛星放送受信
用アンテナで受信され、このアンテナに付属するコンバ
ータによって中間周波信号に周波数変換された衛星放送
中間周波信号(以下、BS−IF信号と称する)と、衛
星通信受信用アンテナで受信され、このアンテナに付属
するコンバータによって中間周波信号に周波数変換され
た衛星通信中間周波信号(以下、CS−IF信号と称す
る)とを処理するTV信号用増幅器(増幅回路は図示せ
ず)の入力切換するものである。
【0003】このブースタは、入力端子2、4を有し、
入力端子2には、混合入力の場合、UHF帯テレビジョ
ン放送信号と、VHF帯テレビジョン放送信号と、BS
−IF帯信号と、CS−IF帯信号とを混合した混合入
力信号が入力され、別入力の場合BS−IF帯信号とC
S−IF帯信号との混合信号が入力される。入力端子4
には、別入力の場合、UHF帯テレビジョン放送信号と
VHF帯テレビジョン放送信号との混合信号が入力さ
れ、混合入力の場合には、信号が供給されない。
【0004】混合入力の場合と別入力の場合とが生じる
のは、このブースタを設置する共同聴視施設において、
例えばこのブースタの前段に設けられている混合器が、
BS−IF帯信号とCS−IF帯信号を混合する混合器
と、UHF帯テレビジョン放送信号とVHF帯テレビジ
ョン放送信号を混合する混合器とに別れている場合と、
BS−IF帯信号、CS−IF帯信号、UHF帯テレビ
ジョン放送信号、VHF帯テレビジョン放送信号を混合
する混合器だけが設けられている場合とがあるからであ
る。
【0005】混合入力の場合、4帯域の信号波の混合信
号は、BS−IF帯信号及びCS−IF帯信号を通過さ
せるように通過帯域が選択されたハイパスフィルタ6
に、コンデンサ8を介して供給され、ここでBS−IF
帯信号及びCS−IF帯信号が抽出され、図示しないC
S/BS−IF帯信号の増幅回路に供給される。なお、
ハイパスフィルタ6は、コンデンサ10、12及びコイ
ル14によって構成されている。
【0006】また、入力端子2の4帯域信号波の混合信
号は、UHF帯及びVHF帯テレビジョン放送信号を通
過させる通過帯域を有するローパスフィルタ16を介し
て切換スイッチ18に供給される。ローパスフィルタ1
6は、コイル20、22、コンデンサ24によって構成
されている。
【0007】切換スイッチ18は、接点18a、18
b、18c、18d、18e、18fと接触子18g、
18hを有する2回路3接点の機械式のもので、接点1
8aは接地され、接点18bはローパスフィルタ16に
接続され、接点18cは接点18fと接続され、接点1
8eは、UHF帯及びVHF帯テレビジョン放送信号を
通過させる通過帯域を有するローパスフィルタ26に接
続されている。
【0008】従って、混合入力の場合、接触子18gを
接点18b、18cを接続するように、かつ接触子18
hを接点18e、18fを接続するように切り換える
と、ローパスフィルタ16によって抽出されたUHF帯
及びVHF帯テレビジョン放送信号は、ローパスフィル
タ26に供給される。なお、ローパスフィルタ26は、
コイル28、30、コンデンサ32から構成されてお
り、このローパスフィルタ26の出力は、図示しないU
HF帯及びVHF帯テレビジョン放送信号の増幅回路に
供給される。
【0009】別入力の場合、切換スイッチ18の接触子
18gは接点18a、18bを接続し、接触子18hは
接点18d、18eを接続する。接点18dはコンデン
サ34を介して入力端子4に接続されている。従って、
入力端子4に供給されたUHF帯及びVHF帯テレビジ
ョン放送信号の混合信号は、コンデンサ34、切換スイ
ッチ18を介してローパスフィルタ26に供給される。
また、入力端子2に供給されたBS−IF帯信号とCS
−IF帯信号との混合信号は、コンデンサ8を介して、
ハイパスフィルタ6に供給される。なお、36、38
は、高周波阻止コイルである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】このような入力切換回
路は、混合入力の場合には、さして問題となることはな
いが、別入力の場合、機械式の切換スイッチ18の接点
間に生じる微小容量により、完全に別入力とすることが
できないという問題点があった。
【0011】即ち、別入力の場合、入力端子2からはB
S−IF帯信号、CS−IF帯信号の他に、UHF帯や
VHF帯のNTT回線の変換信号や、衛星放送受信用ア
ンテナや衛星通信受信用アンテナに付属しているコンバ
ータからのUHF帯やVHF帯のノイズも入力されてお
り、これらが切換スイッチ18を介してローパスフィル
タ26に混入した場合、たとえローパスフィルタ26に
周波数特性の良好なものを使用しても、これらを除去す
ることができず、UHF帯及びVHF帯のテレビジョン
放送信号に混入し、受信障害等を発生することがあっ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本第1の考案は、互いに周波数帯が異なる第1及
び第2の入力信号の双方または一方が供給される第1の
入力端子と、第1の入力端子に第1及び第2の入力信号
の双方が供給時には信号が非供給状態であり、第1の入
力端子に第1及び第2の信号の一方が供給時には他方が
供給される第2の入力端子と、第1の入力端子に接続さ
れた第1の出力部と、第1の入力端子に接続された第1
の接点と、第2の入力端子に接続された第2の接点と、
第1及び第2の接点に接続または開放される接触子とを
有する切換手段と、この切換手段の第2の接点に接続さ
れた第2の出力部と、上記切換手段に直列に接続され、
電源供給時に導通し、電源非供給時にアイソレーション
の大きい非導通状態となる電子切換手段と、上記接触子
が第1及び第2の接点を接続している状態において上記
電子切換手段に電源を供給し、上記接触子が第1及び第
2の接点を開放している状態において上記電子切換手段
に電源を非供給とする電源供給手段とを、具備するもの
である。
【0013】第2の考案は、第1の考案において上記切
換手段が、機械式の切換スイッチであり、上記電子切換
手段が、ダイオードであるものである。
【0014】第3の考案は、互いに周波数帯が異なるn
帯域(nは2以上の正の整数)の信号波の入力信号の混
合信号またはこれら入力信号中の特定の1帯域の信号波
が入力される第1の入力端子と、上記各入力信号中の上
記特定の1帯域の信号波以外の入力信号がそれぞれ入力
される(n−1)個の入力端子と、上記各入力端子にそ
れぞれ接続されたn個の出力部と、上記各入力端子の隣
接するもの間にそれぞれ設けられた(n−1)個の切換
手段とを、具備し、上記各切換手段は、隣接する上記入
力端子間に直列に接続された電子切換手段と機械式切換
手段とをそれぞれ含み、上記電子切換手段は、上記機械
式切換手段が閉成時に導通状態となり、上記機械式切換
手段が開放時にアイソレーションの大きい非導通状態と
なるものである。
【0015】
【作用】本第1及び第2の考案では、互いに周波数帯が
異なる第1及び第2の入力信号の双方が第1の入力端子
に供給されている場合、両入力信号は第1の出力部に出
力される。また、このとき、切換手段の接触子が第1の
接点と第2の接点とを接続するので、電子切換手段も導
通状態となる。従って、第1及び第2の入力信号は第2
の出力部にも供給される。第1の入力端子に第1の入力
信号が、第2の入力端子に第2の入力信号が供給されて
いる場合、第1の入力信号は第1の出力部に、第2の入
力信号は第2の出力部にそれぞれ供給される。そして、
切換スイッチが開放状態であるので、電子切換手段は非
導通状態である。切換スイッチが開放状態であり、電子
切換手段が非導通状態であるので、アイソレーションが
大きくなり、第1の入力信号が第2の出力部側に生じる
ことはない。
【0016】第3の考案では、混合入力信号が第1の入
力端子に供給される場合、(n−1)個の切換手段にお
いて、各機械式切換手段は閉成され、各電子切換手段は
導通状態になる。従って、混合入力信号は、n個の出力
部に、各切換手段を介して供給される。また、別入力の
場合、各切換手段の機械式切換手段は開放され、各電子
切換手段は非導通状態である。従って、隣接する入力端
子間で、大きなアイソレーションが得られ、各入力端子
に供給された入力信号は、それぞれ対応する出力部にの
み供給される。
【0017】
【実施例】第1の実施例を図1及び図2に示す。図5に
示した従来の入力切換回路と同等部分には同一符号を付
して、その説明を省略する。ローパスフィルタ16と切
換スイッチ18の接点18bとの間には、電子切換手
段、例えばバンドスイッチダイオード40が設けられて
いる。即ち、このバンドスイッチダイオード40のカソ
ードがローパスフィルタ16側に接続され、アノードが
接点18bに接続されている。
【0018】また、直流阻止コンデンサ8とハイパスフ
ィルタ6との接続点が、バンドスイッチダイオード40
を導通させるための抵抗器42を介して接地されてい
る。さらに、切換スイッチ18の接点18eは高周波阻
止コイル44を介して正の直流電源に接続され、さら
に、接点18eは直流阻止コンデンサ46を介してロー
パスフィルタ26に接続されている。
【0019】また、ハイパスフィルタ6の出力信号、即
ちBS−IF帯信号、CS−IF帯信号は、増幅器48
で増幅され、混合器50に供給される。また、ローパス
フィルタ26の出力信号、即ちUHF帯及びVHF帯の
テレビジョン放送信号も、混合器50に供給され、BS
−IF帯信号、CS−IF帯信号、UHF帯及びVHF
帯のテレビジョン放送信号の混合信号が、混合器50か
ら出力端子52に供給される。なお、場合によって、ロ
ーパスフィルタ26の出力信号を増幅器で増幅してか
ら、混合器50に供給する場合もある。
【0020】このように構成した入力切換回路では、混
合入力の場合、切換スイッチ18の接点18bと18
c、接点18eと18fとをそれぞれ接続するように、
接触子18g、18hを切り換える(オン状態)。
【0021】これによって高周波阻止コイル44、接点
18e、接触子18h、接点18f、18c、接触子1
8g、接点18b、バンドスイッチダイオード40、コ
イル22、20及び抵抗器42に直流電流が流れ、バン
ドスイッチダイオード40が導通する。
【0022】従って、入力端子2に供給された混合信号
のうちローパスフィルタ16によって抽出されたUHF
帯及びVHF帯のテレビジョン放送信号は、バンドスイ
ッチダイオード40、切換スイッチ18の接点18b、
接触子18g、接点18c、18f、接触子18h、接
点18e及び直流阻止コンデンサ46を介してローパス
フィルタ26に供給され、ここで再度UHF帯及びVH
F帯のテレビジョン放送信号が抽出され、混合器50に
供給される。
【0023】一方、入力端子2に供給された混合信号の
うちハイパスフィルタ6で抽出されたBS−IF帯信
号、CS−IF帯信号は増幅器48で増幅され、混合器
50に供給される。そして、混合器50の出力、即ちB
S−IF帯信号、CS−IF帯信号、UHF帯及びVH
F帯のテレビジョン放送信号の混合信号が出力端子52
に供給される。
【0024】入力端子2にBS−IF帯信号、CS−I
F帯信号が供給され、入力端子4にUHF帯及びVHF
帯のテレビジョン放送信号が供給される別入力の場合、
切換スイッチ18の接触子18gが接点18a、18b
を、接触子18hが接点18d、18eを、それぞれ接
続するように切り換えられる(オフ状態)。この状態で
は、バンドスイッチダイオード40には直流電流が流れ
ず、バンドスイッチダイオード40は非導通状態であ
る。さらに、接点18b、18c間、接点18f、18
e間も開放されている。
【0025】この状態では、入力端子2のBS−IF帯
信号、CS−IF帯信号はハイパスフィルタ6を介して
増幅器48に供給され、ここで増幅された後、混合器5
0に供給される。また、入力端子4のUHF帯及びVH
F帯のテレビジョン放送信号は、切換スイッチ18の接
点18d、接触子18h及び接点18e、直流阻止コン
デンサ46を介してローパスフィルタ26に供給され、
ここから混合器50に供給される。
【0026】この状態では、上述したように、バンドス
イッチダイオード40が非導通状態であり、かつ切換ス
イッチ18の接点18b、18c間、接点18f、18
e間も開放されているので、入力端子2側に混入したU
HF帯及びVHF帯のノイズ信号がローパスフィルタ2
6側に供給されることはない。
【0027】図2は、図5に示す入力切換回路と図1に
示す入力切換回路において、別入力とした場合の利得対
周波数特性を示したもので、一点鎖線が図5の回路の特
性を実線が図1の回路の特性を示している。図2から明
らかなように、図1の回路の方が約20dB、アイソレ
ーションが改善されている。
【0028】図3に第2の実施例を示す。この実施例
は、2回路3接点の切換スイッチ18に代えて、バンド
スイッチダイオード40のアノードに接続された接点5
4aと、直流阻止コンデンサ34、46の相互接続点に
接続された接点54bと、これら両接点54a、54b
を閉成、開放する接触子54cとからなる開閉スイッチ
を使用した以外、第1の実施例と同様に構成されてい
る。
【0029】図4に第3の実施例を示す。この実施例は
4つの入力端子60、62、64、66を有し、混合入
力として入力端子60に、CS−IF帯信号、BS−I
F帯信号、UHF帯及びVHF帯のテレビジョン放送信
号の混合信号が供給される場合と、入力端子60にCS
−IF帯信号とBS−IF帯信号の混合信号が供給さ
れ、入力端子64にUHF帯及びVHF帯のテレビジョ
ン放送信号の混合信号が供給される場合とがあり、別入
力として入力端子60にCS−IF帯信号が、入力端子
62にBS−IF帯信号が、入力端子64にUHF帯テ
レビジョン放送信号が、入力端子66にVHF帯テレビ
ジョン放送信号が供給される場合があるものである。
【0030】入力端子60は、直流阻止コンデンサ6
8、70を介してCS−IF帯用バンドパスフィルタ7
2に接続され、両直流阻止コンデンサ68、70の相互
接続点は抵抗器71を介して接地され、さらに、ローパ
スフィルタ84の入力側に接続されている。このローパ
スフィルタ84は、BS−IF帯信号、UHF帯及びV
HF帯のテレビジョン放送信号を通過させるように、そ
の構成要素であるコイル74、76、78及びコンデン
サ80、82の値が選択されている。
【0031】このローパスフィルタ84の出力側は、バ
ンドスイッチダイオード86のカソードに接続され、ア
ノードは切換スイッチ88の接点88bに接続されてい
る。また、接点88aは接地され、接点88cは接点8
8fと接続され、これら両接点88c、88fの相互接
続点は高周波阻止コイル90を介して正の直流電源に接
続されている。
【0032】また、接点88eは直流阻止コンデンサ9
1、92を介してBS−IF帯用バンドパスフィルタ9
4に接続され、接点88dは直流阻止コンデンサ96を
介して入力端子62に接続されている。接触子88g、
88hは連動しており、接点88a、88bが接触子8
8gによって接続されたとき、接点88d、88eは接
触子88hによって接続され(オフ状態)、接点88
b、88cが接触子88gによって接続されたとき、接
点88e、88fは接触子88hによって接続される
(オン状態)。
【0033】直流阻止コンデンサ91、92の相互接続
点は抵抗器98を介して接地され、さらにローパスフィ
ルタ106の入力側に接続されている。このローパスフ
ィルタ106は、UHF帯及びVHF帯のテレビジョン
放送信号を通過させるように、その構成要素であるコイ
ル100、102、コンデンサ104の値が選択されて
いる。
【0034】このローパスフィルタ106の出力側は、
バンドスイッチダイオード108のカソードに接続さ
れ、そのアノードは切換スイッチ110の接点110b
に接続されている。また、接点110aは接地され、接
点110cは接点110fと接続されている。これら両
接点110c、110fの相互接続点は高周波阻止コイ
ル111を介して正の直流電源に接続されている。接点
110eは直流阻止コンデンサ112、114を介して
UHF帯用バンドパスフィルタ116に接続されてい
る。また、接点110dは直流阻止コンデンサ118を
介して入力端子64に接続されている。接触子110
g、110hは連動し、接触子110gが接点110
a、110bを接続しているとき、接触子110hは接
点110d、110eを接続し(オフ状態)、接触子1
10gが接点110b、110cを接続しているとき、
接触子110hは接点110e、110fを接続する
(オン状態)。
【0035】直流阻止コンデンサ112、114の相互
接続点は、抵抗器120を介して接地され、さらにコイ
ル122、124、コンデンサ126からなるローパス
フィルタ128の入力側に接続されている。このローパ
スフィルタ128の出力側はバンドスイッチダイオード
130のカソードに接続され、そのアノードは切換スイ
ッチ132の接点132bに接続されている。
【0036】切換スイッチ132の接点132aは接地
され、接点132c、132fが相互に接続されてい
る。接点132eは直流阻止コンデンサ134を介して
VHF帯用のバンドパスフィルタ136に接続され、さ
らに高周波阻止コイル138を介して正の直流電源に接
続されている。
【0037】また、接点132dは直流阻止コンデンサ
140を介して入力端子66に接続されている。接触子
132g、132hは連動しており、接点132aと接
点132bが接触子132gによって接続されていると
き、接点132dと接点132eが接触子132hによ
って接続され(オフ状態)、接点132bと接点132
cが接触子132gによって接続されているとき、接点
132eと接点132fが接触子132hによって接続
される(オン状態)。なお142、144、146、1
48は高周波阻止コイルである。
【0038】このような回路では、入力端子60にCS
−IF帯信号、BS−IF帯信号、UHF帯及びVHF
帯のテレビジョン放送信号の混合信号が供給される混合
入力の場合、各切換スイッチ88、110、132をオ
ン状態とする。これによって、正の直流電源から各バン
ドスイッチダイオード86、108、130に電流が流
れ、これらバンドスイッチダイオード86、108、1
30が導通する。
【0039】従って、4帯域の信号波の混合信号はCS
−IF帯用のバンドパスフィルタ72に供給され、CS
−IF帯信号が抽出される。また、4帯域の信号波の混
合信号はローパスフィルタ84に供給され、BS−IF
帯信号、UHF帯及びVHF帯のテレビジョン放送信号
の3帯域の信号波が抽出される。これらはバンドスイッ
チダイオード86、切換スイッチ88、直流阻止コンデ
ンサ91、92を介してBS−IF帯用バンドパスフィ
ルタ94に供給され、BS−IF帯信号が抽出される。
【0040】3帯域の信号波の混合信号はローパスフィ
ルタ106にも供給され、UHF帯及びVHF帯のテレ
ビジョン放送信号の2帯域の信号波が抽出され、バンド
スイッチダイオード108、切換スイッチ110、直流
阻止コンデンサ112、114を介してUHF帯用のバ
ンドパスフィルタ116に供給され、UHF帯のテレビ
ジョン放送信号が抽出される。さらに、2帯域の信号波
の混合信号はローパスフィルタ128にも供給され、V
HF帯のテレビジョン放送信号が抽出され、バンドスイ
ッチダイオード130、切換スイッチ132、直流阻止
コンデンサ134を介してVHF帯用のバンドパスフィ
ルタ136に供給される。
【0041】また、入力端子60にBS−IF帯信号と
CS−IF帯信号との混合信号が供給され、入力端子6
4にUHF帯及びVHF帯のテレビジョン放送信号の混
合信号が供給される場合、切換スイッチ88、132を
オン状態とし、切換スイッチ110をオフ状態とする。
【0042】これによってバンドスイッチダイオード8
6、130が導通し、バンドスイッチダイオード108
が非導通状態になる。従って、入力端子60に供給され
たBS−IF帯信号とCS−IF帯信号との混合信号
は、CS−IF帯用のバンドパスフィルタ72に供給さ
れると共に、ローパスフィルタ84、バンドスイッチダ
イオード86、切換スイッチ88、直流阻止コンデンサ
91、92を介してBS−IF帯用のバンドパスフィル
タ94に供給される。
【0043】このとき、ローパスフィルタ84によって
抽出されたBS−IF帯信号はローパスフィルタ106
に供給されるが、バンドスイッチダイオード108が非
導通状態であり、切換スイッチ110はオフ状態である
ので、UHF帯用のバンドパスフィルタ116には供給
されない。
【0044】また、入力端子64に供給されたUHF帯
及びVHF帯のテレビジョン放送信号の混合信号は、U
HF帯用のバンドパスフィルタ116に供給されると共
に、ローパスフィルタ128、バンドスイッチダイオー
ド130、切換スイッチ132、直流阻止コンデンサ1
34を介してVHF帯用のバンドパスフィルタ136に
供給される。
【0045】入力端子60にCS−IF帯信号が、入力
端子62にBS−IF帯信号が、入力端子64にUHF
帯のテレビジョン放送信号が、入力端子66にVHF帯
のテレビジョン放送信号が、それぞれ供給される場合、
即ち別入力の場合、各切換スイッチ88、110、13
2はオフ状態にする。この状態では、各バンドスイッチ
ダイオード86、108、130はいずれも非導通状態
である。
【0046】従って、CS−IF帯信号、BS−IF帯
信号、UHF帯テレビジョン放送信号、VHF帯テレビ
ジョン放送信号は、それぞれCS−IF帯用バンドパス
フィルタ72、BS−IF帯用バンドパスフィルタ9
4、UHF帯用バンドパスフィルタ116、VHF帯用
バンドパスフィルタ136にそれぞれ供給される。
【0047】このとき、各バンドスイッチダイオード8
6、108、130はいずれも非導通状態であり、各切
換スイッチ88、110、132はオフ状態であるの
で、各入力端子60、62、64、66に供給された信
号は、対応するバンドパスフィルタ72、94、11
6、136にそれぞれ供給されるだけで、対応しないバ
ンドパスフィルタに供給されることはない。
【0048】以上のように、この入力切換回路では、4
つの入力端子60、62、64、66の隣接するもの間
が、各入力端子の数よりも1だけ少ない数のバンドスイ
ッチダイオード86、108、130と切換スイッチ8
8、110、132との各直列回路によって接続されて
おり、切換スイッチをオン状態にすると、これに直列に
接続されているバンドスイッチダイオードが導通し、隣
接する入力端子側に信号を供給できる。しかし、切換ス
イッチをオフ状態にすると、これに直列に接続されてい
るバンドスイッチダイオードが非導通状態になり、切換
スイッチがオフ状態であり、かつバンドスイッチダイオ
ードが非導通状態であるので、隣接する入力端子側に入
力信号が供給されない。
【0049】以下の実施例は、別入力とした時、入力端
子2から入力されるチャンネル36〜40の不要信号の
混入を防止する。(このとき、入力端子2には、アンテ
ナからの地元局の信号が少なからず入力されるため、こ
れを防止できる。)即ち、第1の実施例では、ハイパス
フィルタ6、ローパスフィルタ16、26を使用した
が、ハイパスフィルタ6に代えて帯域除去フィルタを、
ローパスフィルタ16、26に代えてバンドパスフィル
タを使用する。このような構成は、例えば特定地域用T
V受信用ブースタ等で用いている別入力による入力端子
2に比較的電波の弱いチャンネル13〜22、チャンネ
ル42〜62のUHF帯のテレビジョン放送信号のアン
テナ出力信号が供給され、入力端子4にチャンネル36
〜40の地元局の信号レベルが大きい放送信号のアンテ
ナ出力信号が供給される場合に使用でき、帯域除去フィ
ルタの出力側にチャンネル36〜40を除去した、チャ
ンネル13〜22、42〜62のUHF帯のテレビジョ
ン放送信号を生じさせ、ローパスフィルタ26の代わり
のバンドパスフィルタの出力側には、入力端子2からの
混入を防止でき、入力端子4からのみ供給されたチャン
ネル36〜40の信号を生じさせる。また、上記の両実
施例では、バンドスイッチダイオード40、86、10
8、130を使用したが、これに限ったものではなく、
スイッチング機能のある電子スイッチならどのようなも
のでも使用できる。
【0050】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、切換手
段と、電子切換手段とを用いているので、別入力とした
場合にも、アイソレーションを大きくすることができ、
不要なノイズ信号を確実に除去することができる。しか
も、従来使用されていた切換手段に電子切換手段を付加
するだけでよく、コストも低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による入力切換回路の第1の実施例の回
路図である。
【図2】同第1の実施例の利得対周波数特性図である。
【図3】同第2の実施例の一部の回路図である。
【図4】同第3の実施例の回路図である。
【図5】従来の入力切換回路の回路図である。
【符号の説明】
2、4、60、62、64、66 入力端子 18、88、110、132 切換スイッチ(機械式切
換手段) 40、86、108、130 バンドスイッチダイオー
ド(電子切換手段) 44 高周波阻止コイル(電源供給手段) 42 抵抗器(電源供給手段)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに周波数帯が異なる第1及び第2の
    入力信号の双方または一方が供給される第1の入力端子
    と、 第1の入力端子に第1及び第2の入力信号の双方が供給
    時には信号が非供給状態であり、第1の入力端子に第1
    及び第2の信号の一方が供給時には他方が供給される第
    2の入力端子と、 第1の入力端子に接続された第1の出力部と、 第1の入力端子に接続された第1の接点と、第2の入力
    端子に接続された第2の接点と、第1及び第2の接点に
    接続または開放される接触子とを有する切換手段と、 この切換手段の第2の接点に接続された第2の出力部
    と、 上記切換手段に直列に接続され、電源供給時に導通し、
    電源非供給時にアイソレーションの大きい非導通状態と
    なる電子切換手段と、 上記接触子が第1及び第2の接点を接続している状態に
    おいて上記電子切換手段に電源を供給し、上記接触子が
    第1及び第2の接点を開放している状態において上記電
    子切換手段に電源を非供給とする電源供給手段とを、 具備する入力切換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の入力切換回路において、
    上記切換手段が、機械式の切換スイッチであり、上記電
    子切換手段が、ダイオードであることを特徴とする入力
    切換回路。
  3. 【請求項3】 互いに周波数帯が異なるn帯域(nは2
    以上の正の整数)の信号波の入力信号の混合信号または
    これら入力信号中の特定の1帯域の信号波が入力される
    第1の入力端子と、上記各入力信号中の上記特定の1帯
    域の信号波以外の入力信号がそれぞれ入力される(n−
    1)個の入力端子と、上記各入力端子にそれぞれ接続さ
    れたn個の出力部と、上記各入力端子の隣接するもの間
    にそれぞれ設けられた(n−1)個の切換手段とを、具
    備し、上記各切換手段は、隣接する上記入力端子間に直
    列に接続された電子切換手段と機械式切換手段とをそれ
    ぞれ含み、上記電子切換手段は、上記機械式切換手段が
    閉成時に導通状態となり、上記機械式切換手段が開放時
    にアイソレーションの大きい非導通状態となることを特
    徴とする入力切換回路。
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