JP2603008Y2 - 切れ刃ホ−ニング処理用の回転ブラシ - Google Patents

切れ刃ホ−ニング処理用の回転ブラシ

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JP2603008Y2
JP2603008Y2 JP1993072807U JP7280793U JP2603008Y2 JP 2603008 Y2 JP2603008 Y2 JP 2603008Y2 JP 1993072807 U JP1993072807 U JP 1993072807U JP 7280793 U JP7280793 U JP 7280793U JP 2603008 Y2 JP2603008 Y2 JP 2603008Y2
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敏昭 高橋
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Tungaloy Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スロ−アウェイチップ
などの切れ刃ホ−ニング処理などに適用される回転ブラ
シに関し、特に、硬質砥粒の使用効率が改善されるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転ブラシは、例えば、
特開平2−30407号公報などで開示されているもの
では、植毛された樹脂フィラメントは、すべての部分に
ダイヤモンドなどからなる硬質砥粒が含有されている
また、特開平1−153276号公報に開示されている
ものは、金属製ブラシ材の先端が耐摩耗性部材で被覆さ
れているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
回転ブラシは、フィラメントの先端部から1/3位まで
摩耗したときには、フィラメントの毛腰の強さがなくな
るものであった。この結果、前述したスロ−アウェイチ
ップの切れ刃ホ−ニング処理では、所定の形状が得られ
ないため、その時点で寿命と判定されていた。しかし、
残ったフィラメントにも高価なダイヤモンド砥粒が含有
されており、また、加工コストに占める回転ブラシの価
格も高すぎるという問題点を有していた。
【0004】また、大径の回転ブラシにおいては、密に
植毛しても、先端部分が粗になるという欠点を有してい
た。
【0005】これに対し、後者の回転ブラシは、鋼板等
の重研削及び研掃に好適させたものであり、局部的で、
しかも極めて少ない除去量のスロ−アウェイチップの切
れ刃ホ−ニング処理には適用できない問題点があった。
【0006】このようなことから、本考案では、フィラ
メントの構成を改善して、硬質砥粒の使用効率が高めら
れるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の点に鑑
みなされたもので、ブラシ本体の外周縁に植毛された硬
質砥粒含有の樹脂フィラメントは、樹脂のみからなる植
込み部分及びこの植込み部分の自由端に接着される硬質
砥粒含有の1又は2以上の作用部分から構成されるよう
にしたものである。
【0008】
【作用】本考案の切れ刃ホーニング処理用の回転ブラシ
は、実作用をしないフィラメントの植込み部分には、硬
質砥粒が含有されないことから、硬質砥粒を有効利用で
きるものである。また、先端部に複数本の作用部分を接
着できることから先端密度を高めることができるもので
ある。
【0009】
【実施例】以下、本考案切れ刃ホ−ニング処理用の回転
ブラシの一実施例について、図を参照しながら説明す
る。
【0010】図1において、1は、切れ刃ホ−ニング処
理用の回転ブラシであり、取付け中心穴2aを有するブ
ラシ本体2の外周縁には、取付け金具3を介して樹脂フ
ィラメント4が植毛されている。この樹脂フィラメント
4は、図2(a)(b)で明示されているように、ナイ
ロンなどからなる樹脂フィラメント素材5から構成され
る。そして、この樹脂フィラメント素材5は、中央部分
では、樹脂のみからなり、両端部分では、ダイヤモンド
などの硬質砥粒が含有されている樹脂からなるものであ
る。この場合、樹脂フィラメント素材5は、例えばφ
0.6mmのナイロン糸に対し、その両端にダイヤモン
ド砥粒400メッシュを体積で10%含有する同径のナ
イロン糸を1又はそれ以上接着することにより得られ
る。そして、この接着は、例えば加熱板を軽く圧着、加
温しながらロ−ルがけすることに得られる。また、ポリ
イミド系接着剤などの接着手段も適宜利用できる。
【0011】しかして、これらの樹脂フィラメント素材
5は、図3で示されるように、鋼製のU字形を呈する前
記取付け金具3のチャンネル6内で、ダイヤモンドを含
有しない中央部分が芯金7に巻き付けられた後、チャン
ネル6を閉じるようにカシメられる。そして、カシメら
れた取付け金具3は、図1で示されるようにブラシ本体
2の外周に取り付けられる。
【0012】したがって、ブラシ本体2に取り付けられ
た樹脂フィラメント4は、植込み部分4aでは、硬質砥
粒が含有されていない樹脂のみからなり、この植込み部
分4aの端部に接着された作用部分4bでは、硬質砥粒
が含有されている樹脂により構成される。
【0013】なお、前述した樹脂フィラメント素材5
は、同質の樹脂を接着させたが、異なる樹脂の接着も可
能である。この例としては、植毛部分4aとしてφ0.
6mmのナイロン、作用部分4bとしてダイヤモンド砥
粒含有のφ0.35mmのアラミド樹脂3本の組合せを
あげることができる。アラミド樹脂は、ナイロン樹脂に
比べて脆いため、ヘアピン状に折り曲げる植毛部分4a
としては使用できないが、高融点であることを利用した
ものである。 このようにして構成された回転ブラシ1
については、作用部分4bを1本接着したものがスロ−
アウェイチップの切れ刃ホ−ニング処理に適用された
が、従来品に比較して同等以上の処理能力を有してして
いた。また、複数本接着した作用部分4bでは、先端密
度を高めることができるため、さらに処理能力が高めら
れていた。
【0014】なお、本実施例では、回転ブラシ1とし
て、円板状のブラシ本体2を例示したが、ロ−ル状のブ
ラシ本体にも適用できるものである。また、樹脂フィラ
メント素材5についても、線材を利用しているが、パイ
プ状のものにして、接着時の操作を良好にすることも可
能である。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、ブラシ
本体2に取り付けられた樹脂フィラメント4は、実作業
しない植込み部分4aでは、硬質砥粒が含有されていな
い樹脂のみからなり、この植込み部分4aの端部に接着
された作用部分4bでは、硬質砥粒が含有されている樹
脂により構成されているものである。この結果、硬質砥
粒の使用効率が高められ、省資源にも役立つという利点
を有する。また、作用部分4bを複数本にすれば、先端
密度が高められるもので、有効な処理が行えるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案切れ刃ホ−ニング処理用の回転ブラシの
一実施例を示す要部の正面図、
【図2】樹脂フィラメント素材の概念を示す図で、
(a)は作用部分4bを1本接着した斜視図、(b)は
作用部分4bを2本接着した斜視図、
【図3】樹脂フィラメント素材の植込み状態を概念的に
示す一部斜視図。
【符号の説明】 1 切れ刃ホ−ニング処理用の回転ブラシ 2 ブラシ本体 2a 取付け中心穴 3 取付け金具 4 樹脂フィラメント 4a 植込み部分 4b 作用部分 5 樹脂フィラメント素材 6 チャンネル 7 芯金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 横溝 顕範 (56)参考文献 特開 平1−153276(JP,A) 特開 平4−170903(JP,A) 実開 昭59−187997(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24D 13/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ本体2の外周縁に設けられたU字
    状の取付け金具3には、硬質砥粒含有の樹脂フィラメン
    ト4が植毛されるようにした回転ブラシにおいて、 前記樹脂フィラメント4は、樹脂のみからなる植込み部
    分4aが前記取付け金具3の芯金7に取付けられ、しか
    も植込み部分4aの両方の自由端側には、硬質砥粒含有
    の1又は2以上の作用部分4bが接着されていることを
    特徴とする切れ刃ホ−ニング処理用の回転ブラシ。
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