JP2602761Y2 - オペレータキャビンの支持装置 - Google Patents

オペレータキャビンの支持装置

Info

Publication number
JP2602761Y2
JP2602761Y2 JP1992008456U JP845692U JP2602761Y2 JP 2602761 Y2 JP2602761 Y2 JP 2602761Y2 JP 1992008456 U JP1992008456 U JP 1992008456U JP 845692 U JP845692 U JP 845692U JP 2602761 Y2 JP2602761 Y2 JP 2602761Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator cabin
hole
spacer
protrusion
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992008456U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0564246U (ja
Inventor
正和 柳澤
健蔵 木元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP1992008456U priority Critical patent/JP2602761Y2/ja
Priority to PCT/JP1992/001437 priority patent/WO1993009302A1/ja
Priority to US08/240,672 priority patent/US5516176A/en
Priority to EP92923182A priority patent/EP0612892A4/en
Publication of JPH0564246U publication Critical patent/JPH0564246U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602761Y2 publication Critical patent/JP2602761Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油圧式パワーショベル等
の建設機械に装着されているオペレータキャビンの支持
装置に係り、詳しくはオペレータキャビンを車体に弾性
支持するオペレータキャビンの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に用いられている図5に示
すような油圧式パワーショベルにおいては下部走行体2
1の上に上部旋回体22があり、上部旋回体22にはフ
レーム23があって、フレーム23にオペレータキャビ
ン24が装着されている。その装着の詳細構造は図6に
示すようにフレーム23に溶接された支持フレーム25
に、オペレータキャビン24の床板26がゴムマウント
27により取付けられている。ゴムマウント27は床板
26と支持フレーム25との間から下方に垂下したケー
ス本体28に収納された弾性体29の上部が、床板26
の下面に設けたスペーサ30に接触するように取り付け
られる。またゴムマウント27はケース本体28の外周
縁において、支持フレーム25にボルト31により取着
されて支持フレーム25と一体となっている。一方、ケ
ース本体28内の弾性体29の中心孔を貫通する垂直軸
32は弾性体29に加硫接着されている。垂直軸32の
上部の突出部に設けられたねじ部を床板26に貫通させ
た後、連結用ナット33をねじ部に締結して組み立てら
れている。なお、床板26はオペレータキャビン24の
フレームに溶接された図示しないブラケットにボルトに
より締結され、ゴムマウント27は図7に示すようにオ
ペレータキャビン24の前後左右に4個装着されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら図6に示
したゴムマウント27は連結用ナット33にトルクを矢
印のように加える際に生ずる垂直軸32の回転力がゴム
等の弾性体29に伝わり、弾性体29が捩れる構造とな
っているため、弾性体29の連れ回りがあり、捩れによ
る反力によりインパクトレンチ34での確実な締めつけ
が困難になり、また、弾性体29が捩れた状態で組み上
がるので弾性体29のマウント性能や耐久性が低下する
という欠点があった。そこで連結用ナット33を締結す
る際の弾性体29の連れ回りを防止するために、図8の
ようにノックピン35を床板26と垂直軸32との間に
設けたものがある。しかし、マウント部が互いに遠く離
れた四箇所にあり、しかも床板26のノックピン35間
のピン穴が小さいため、ピン穴とノックピン35との位
置が合わせ難く組立性が困難となる。
【0004】本考案はこれに鑑み、上部旋回体のフレー
ムにオペレータキャビンを弾性支持する組み立て時に組
立性が容易であると共に、弾性体の連れ回りを低減して
弾性体のマウント性能や耐久性を向上することができる
オペレータキャビンの支持装置を提供して従来技術の持
つ欠点の解消を図ることを目的とする
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題点を
解決する手段として、第1の考案に係るオペレータキャ
ビンの支持装置は車体の支持フレームに固定された
状のケース本体と、ケース本体の内壁に外周を接着さ
れ、かつ上下方向の中心孔を有する弾性体と、中心孔に
接着されてなる外周面部を有し、かつこの外周面部の上
端面から上方に突出して先端部に雄ねじ部を形成した突
出部を有する垂直軸とを備え、上端面と雄ねじ部に螺合
するナットとによりキャビンの床板を締結したオペレー
タキャビンの支持装置において、突出部が貫通する孔を
有して孔に突出部(4d)を貫通されて上端面と床板と
の間に配置されたスペーサと、スペーサと垂直軸との相
対回転を阻止する第1回転阻止手段と、スペーサと床板
との相対回転を阻止する第2回転阻止手段とを備える
とを特徴とする。第2の考案に係るオペレータキャビン
の支持装置は、第1の考案において、第1回転阻止手段
は、それぞれ非円形断面に形成した突出部と孔との嵌合
を備えることを特徴とする。第3の考案に係るオペレー
タキャビンの支持装置は、第1の考案において、第1回
転阻止手段は、上端面に形成した第1ピン穴と、スペー
サに形成した第2ピン穴と、これらに嵌合するノックピ
ンとを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用及び効果】第1の考案によれば、雄ねじ部に螺合
するナットを締結すると、垂直軸と弾性体との連れ回り
は第1、第2回転阻止手段により阻止される。このため
弾性体の捩れがなくなり、弾性体のマウント性能及び耐
久性が向上する。特にスペーサと垂直軸とはキャビンの
床板に組み付ける前に組み立てられるため、第1回転阻
止手段により相対回転が阻止される。一方、各スペーサ
と床板とは、それぞれのマウント位置毎に第2回転阻止
手段により相対回転をなくしているため弾性体の捩れは
全く生じない。このように、組立性が向上すると共に弾
性体のマウント性能や耐久性も向上する。第2の考案に
よれば、それぞれ非円形断面に形成した突出部と孔とが
嵌合すると、突出部と孔、即ち垂直軸とスペーサとの相
対回転が、簡単で安価、かつコンパクトな構成でその相
対回転をなくすことができる。第3の考案によれば、上
端面に形成したピン穴と、スペーサに形成したピン孔と
にノックピンを嵌合するだけであるから、簡単で安価、
かつコンパクトな構成で垂直軸とスペーサとの相対回転
をなくすことができる。
【0007】図1は第1実施例の側面断面図、図2は図
1のA−A断面図、図3は第2実施例の側面断面図、図
4は図3のB−B断面図である。
【0008】図1、図2に示す第1実施例の構成につき
先ず要部を説明する。車体の支持フレーム9には筒状の
ケース本体2が締結されている。ケース本体2の内壁に
は弾性体3の外周が接着され、弾性体3の中心に上下方
向に設けた孔には垂直軸4の外周面部4bが接着されて
いる。この外周面部4bの上端面4cからは上方に突出
部4dが突出しており、突出部4dの先端部には雄ねじ
部4aが形成されている。雄ねじ部4aに螺合するナッ
ト14により上端面4cにキャビンの床板11とスペー
サ10とをこの板に締結している。突出部4dの雄ねじ
部4aの下方には互いに水平方向で対面し、かつ平行な
平面部4e,4eが形成されており、スペーサ10の孔
10aにも形成された互いに水平方向で対面し、かつ平
行な平面部10d,10dにほぼ隙間なく嵌合してい
る。床板11に形成した第1孔11aとスペーサ10の
張り出し部10bに形成した第2孔10cとに連れ回り
防止用治具12のピン部が挿入されている。詳しくは次
の通り。
【0009】ケース本体2は上フランジ部2a、胴部
2b、下フランジ部2c、ダンパケース2dとを有
し、上フランジ部2aは支持フレーム9にボルト15
と、ナット16とにより締結されている。弾性体3は鍔
部3a、胴部3bと、上動ストッパ3cとを有する。
上動ストッパ3cの下面と鍔部3aの下面の一部とはケ
ース本体2の上フランジ部2aの上面に加硫接着されて
いる。胴部3bの外側面はケース本体2の胴部2b内面
加硫接着されている。垂直軸4の外周面部4bは弾性
体3の鍔部3aから胴部3bに亘る中心孔の内壁に加硫
接着されている。また、垂直軸4の下端には減衰板6が
ボルト5により固定され、シリコンオイル8と共にダン
パケース2d内に格納されている。スペーサ10にはそ
の円形外周から水平方向に張り出し部10bが突出し
この部分に第2孔10cが設けられている。そして上動
ストッパ3cの上面はスペーサ10の下面と僅かな間隙
有している。
【0010】次に作用を説明する。上部旋回体の支持フ
レーム9に取付けられた複数の支持装置1をオペレータ
キャビンの床板11に取付ける場合、予め垂直軸4の
出部4dの平面部4e,4eをスペーサ10の孔10a
の平面部10d,10dに嵌合させる。その後、スペー
サ10の上面を床板11の下面に接触させ、同時に床板
11の第1孔11aとスペーサ10の第2孔10cを位
置合わせし、これら第1、第2孔11a、10cとに
から連れ回り防止用治具12のピン部を挿入する。その
後、垂直軸4のねじ部4aに座金13を嵌め、さらに
ット14を螺合してレンチにより締結する出部4d
の平面部4e,4eと孔10aの平面部10d,10d
との嵌合により、垂直軸4とスペーサ10との相対回転
は完全に阻止される。また図1に示すように、床板11
の第1孔11aの孔径は連れ回り防止用治具12のピン
部径よりも大径である。また突出部4dが貫通する床板
11の孔の孔径も突出部4dの外径よりも大径である。
このため複数の支持装置1間の位置合わせが容易にな
る。
【0011】第2実施例は図3、図4に示す通りであ
る。尚、既に説明した図1図2共通する要素は同
一符号を付し重複説明を省略する。第1実施例では突出
部4dの平面部4e,4eと孔10aの平面部10d,
10dとを嵌合したが、第2実施例では垂直軸4とスペ
ーサ10との間にノックピン17を設けて垂直軸4とス
ペーサ10との相対回転をほぼ完全に阻止した構成が相
違する。他の構成および 作用は第1実施例と同様のため
説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の側面断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第2実施例の側面断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】パワ−ショベルの側面図である。
【図6】従来のオペレ−タキャビンの支持装置の側面
図である。
【図7】図6のオペレ−タキャビンの支持装置の設置個
所を示す平面図である。
【図8】従来の他のオペレ−タキャビンの支持装置の側
断面図である。
【符号の説明】
1;支持装置、 2;ケ−ス本体、 3;弾性体、
4;垂直軸、 4a;ねじ部、 4b;外周面部、 4
c;上端面、 4d;突出部、 4e;平面部、 5;
ボルト、 9;支持フレ−ム、 10;スペ−サ、 1
0a;孔、 10b;張り出し部、 10c;第2孔、
10d;平面部、 11;床板、 11a;第1孔、
12;連れ回り防止治具、 17;ノックピン

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の支持フレーム(9)に固定された
    筒状のケース本体(2)と、ケース本体(2)の内壁に
    外周を接着され、かつ上下方向の中心孔を有する弾性体
    (3)と、中心孔に接着されてなる外周面部(4b)を
    有し、かつこの外周面部(4b)の上端面(4c)から
    上方に突出して先端部に雄ねじ部(4a)を形成した突
    出部(4d)を有する垂直軸(4)とを備え、上端面
    (4c)と雄ねじ部(4a)に螺合するナットとにより
    キャビンの床板(11)を締結したオペレータキャビン
    の支持装置において、 突出部(4d)が貫通する孔
    (10a)を有して孔(10a)に突出部(4d)を貫
    通されて上端面(4c)と床板(11)との間に配置さ
    れたスペーサ(10)と、スペーサ(10)と垂直軸
    (4)との相対回転を阻止する第1回転阻止手段と、ス
    ペーサ(10)と床板(11)との相対回転を阻止する
    第2回転阻止手段(10c,11a,12)とを備える
    ことを特徴とするオペレータキャビンの支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオペレータキャビンの
    支持装置において、第1回転阻止手段は、それぞれ非円
    形断面に形成した突出部(4d)と孔(10a)との嵌
    を備えることを特徴とするオペレータキャビンの支持
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のオペレータキャビンの
    支持装置において、第1回転阻止手段は、上端面(4
    c)に形成した第1ピン穴と、スペーサ(10)に形成
    した第2ピン穴と、これらに嵌合するノックピン(1
    7)とを備えることを特徴とするオペレータキャビンの
    支持装置。
JP1992008456U 1991-11-06 1992-01-29 オペレータキャビンの支持装置 Expired - Lifetime JP2602761Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992008456U JP2602761Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 オペレータキャビンの支持装置
PCT/JP1992/001437 WO1993009302A1 (en) 1991-11-06 1992-11-06 Resilient supporting device for operator cabin
US08/240,672 US5516176A (en) 1991-11-06 1992-11-06 Resilient supporting device for operator cabin
EP92923182A EP0612892A4 (en) 1991-11-06 1992-11-06 DEVICE FOR THE ELASTIC STORAGE OF CABLES.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992008456U JP2602761Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 オペレータキャビンの支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0564246U JPH0564246U (ja) 1993-08-27
JP2602761Y2 true JP2602761Y2 (ja) 2000-01-24

Family

ID=11693634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992008456U Expired - Lifetime JP2602761Y2 (ja) 1991-11-06 1992-01-29 オペレータキャビンの支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602761Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014220291A1 (de) * 2014-10-07 2016-05-25 Contitech Vibration Control Gmbh Lagerung für eine Fahrerkabine eines Fahrzeuges
JP6419956B2 (ja) * 2014-10-24 2018-11-07 ロード コーポレーション 減衰流体装置、システムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0564246U (ja) 1993-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5035397A (en) Engine mount apparatus
US4650242A (en) Tractor cabin
WO1993009302A1 (en) Resilient supporting device for operator cabin
JP2004161249A (ja) ステアリングホイールの連結構造及び装置
JP2602761Y2 (ja) オペレータキャビンの支持装置
JP2000304094A (ja) 防振ゴムの取付け構造
JPH05126207A (ja) 振動体の防振構造
JPH10204924A (ja) 運転室付き作業機
JP2002339400A (ja) タンク固定構造
JP3613928B2 (ja) エンジンマウント装置
JPH0431892Y2 (ja)
JPH02309028A (ja) 2部材の結合構造
JPH1148917A (ja) 車両用ワイパー装置
KR200184920Y1 (ko) 파워 팩의 이중 탄성 마운트
JPH0622595Y2 (ja) パワーユニットの支持装置
JPH0640334Y2 (ja) ボルト・ナットの回り止め装置
JP2535684Y2 (ja) チルト式キャブのヒンジキャップ取付構造
CN220298246U (zh) 汽车前悬减振器支架
JPH0716868Y2 (ja) 車両用パワ−ウインドモ−タの取付構造
JP3536000B2 (ja) キャビン付車両
JPH11147420A (ja) 防振装置
JPS6313052Y2 (ja)
JPH0519398Y2 (ja)
JP2504934Y2 (ja) パワ―ユニットのマウント構造
JP2556975Y2 (ja) キャビンの緩衝装置