JP2602758B2 - 加熱器及びその結合方法 - Google Patents

加熱器及びその結合方法

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JP2602758B2
JP2602758B2 JP4166343A JP16634392A JP2602758B2 JP 2602758 B2 JP2602758 B2 JP 2602758B2 JP 4166343 A JP4166343 A JP 4166343A JP 16634392 A JP16634392 A JP 16634392A JP 2602758 B2 JP2602758 B2 JP 2602758B2
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明 熊谷
隆 野田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーナケース上に熱交
換器を結合し、バーナケース内に設置したバーナで発生
する高温の燃焼ガスを熱交換器に導いて水を加熱するよ
うにした、瞬間湯沸器などに用いられる加熱器の構成及
びそのバーナケースと熱交換器の結合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱交換器とバーナケースの重なり部分に
フランジを設け、該フランジをかしめ結合するようにし
た結合手段は、例えば実開平2−106544号公報に
より知られている。この従来技術においてバーナケース
本体は、前面が開口され両側壁と後壁が平面視コ字形に
形成され、その上部に本体側フランジがコ字形に連設さ
れている。そして該本体側フランジの開口部には、前面
側のフランジの両端が溶接されて方形枠状のフランジが
形成され、これに熱交換器のフランジがかしめられ、下
方の開口は前蓋で閉じられている。
【0003】この従来技術において、バーナケースの前
面側にもフランジを設けるのは、かしめ結合を強力にす
るためであるが、前面側のフランジを溶接により固定し
ているため、溶接費用がかかると共に加工が非能率にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バーナケー
スの開口部側フランジを溶接することなく取付けること
ができ、該フランジのかしめ時におけるずれ及び変形を
防止すると共に熱交換器を強力にかしめ結合できる手段
を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構造上の手段
は、請求項1に記載したとおり、上端にフランジを有
し、一側面の開口部に固定される側蓋を備えるバーナケ
ースと、下端にフランジを有する熱交換器を、前記フラ
ンジのかしめにより結合してなる加熱器において、バー
ナケース本体の上端に本体側フランジを連設し、バーナ
ケースの前記開口部側に、フランジ部から折曲部と蓋取
付け座を屈曲した開口部側フランジを備え、該開口部側
フランジの蓋取付け座は、中間部が前記側蓋にねじ止め
され、両端部が該側蓋と共にバーナケースにねじ止めさ
れており、開口部側フランジの折曲部と本体側フランジ
の折曲部を熱交換器のフランジにかしめて結合したこと
を特徴とする。
【0006】また、結合工程上の手段は、請求項2に記
載したとおり、上端にフランジを有し、一側面に側蓋を
取付ける開口部を備えるバーナケースに、下端にフラン
ジを有する熱交換器を重ね、両フランジをかしめ結合し
てなる加熱器の結合方法において、バーナケース本体の
上端に本体側フランジを連設し、前記開口部の上端に設
ける開口部側フランジを本体側フランジとは別体で折曲
部と蓋取付け座を有するものに形成し、前記側蓋の上端
に開口部側フランジの蓋取付け座の中間部をねじ止めす
ると共に該蓋取付け座と側蓋の両端をバーナケース本体
にねじ止めしたのち、開口部側フランジと本体側フラン
の折曲部を、それぞれ熱交換器のフランジにかしめ結
合することを特徴とする。
【0007】
【作用】前記請求項1の発明においては、開口部側フラ
ンジは、その中間部及び両端部が側蓋と一体化され、該
側蓋を介してバーナケース本体に固定されるから、該側
蓋が開口部側フランジの補強体となり、開口部側フラン
ジは、溶接による固定手段を用いなくても強固に保持さ
れ、熱交換器を強固に結合することができる。そして、
側蓋取外し時には、開口部側フランジは、そのかしめ部
によって熱交換器と一体となっていてケース本体から分
離しない。また、請求項2の発明においては、開口部側
フランジが側蓋を介してバーナケース本体に固定される
から、熱交換器側のフランジにかしめるとき、位置ずれ
や変形が防止され、正確にかしめ加工できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1〜図5において1は瞬間湯沸器に用いられる加
熱器で、下部のバーナケース2に熱交換器3、排気キャ
ップ4が順次重ねられ、かしめ部5、6によって相互に
結合されている。
【0009】バーナケース2は、バーナケース本体7と
その前面の開口を閉じる側蓋8を備え、バーナケース本
体7は、側壁7a、7b、後壁7cが平面視コ字形に曲
折され、底壁7dが取付けられて前面に開口が形成され
ている。そして該開口の両側と底部には側壁7a、7
b、底壁7dから曲折して形成した蓋取付け座9が設け
られ、これに設けたバーリング穴にねじ穴10が刻設さ
れている。図中7d1は底壁7dに設けた空気入口で図
示しないファンが連設される。
【0010】また、各側壁7a、7b及び後壁7cには
側方へ伸びる本体側フランジ11が連設され、かつ該フ
ランジ11から上方に伸びる多数の折曲部12が連設さ
れている。そして、前記開口の両側の蓋取付け座9の上
端には板厚分だけ凹ませた開口部側フランジ取付け部1
3(図5)が設けられ、ここに開口部側フランジ14が
配置される。開口部側フランジ14には、蓋取付け座1
5、フランジ部16及び折曲部17を備え、両端には、
蓋取付け座9の両側上縁に設けた前記ねじ穴10と同心
でこれより僅かに大径の丸穴18が設けられ、蓋取付け
座15の中間部には複数個のねじ穴19が設けられる。
蓋取付け座15の両端には曲折部15aが形成されて左
右の蓋取付け座9を抱くようにされている。
【0011】熱交換器3は、上下にフランジ20、21
を有し、胴部にはその内外を通る水管22が配管されて
いる。また排気キャップ4には前方を向く排気口23が
設けられ、下端にフランジ24と折曲部25が連設され
ており、前記フランジ11、14、21によって下かし
め部5が形成され、フランジ20、24によって上かし
め部6が形成される。
【0012】かしめ部5、6には、その剛性を向上させ
るために、それぞれ図2の補強枠27が介設され、また
気密性を向上させるためにガスケット28が介設されて
いる。補強枠27は、略L字形をなす分割片2個を一組
として介設されるもので、基部27aの内外辺から立上
がる受け面27bと折曲部27cを有し、図5に示すよ
うに熱交換器3のフランジ21上に載置される。
【0013】一方、開口部側フランジ14は、図6、図
7に示すようにねじによって側蓋8及びバーナケース本
体7に固定される。図中ねじ30、31、32は、用途
上では区別されるが同一寸法のものとされる。まず、両
端のねじ30は、側蓋8、パッキン33及び開口部側フ
ランジ14の蓋取付け座15の丸穴18を通ってバーナ
ケース本体7の蓋取付け座9のねじ穴10にねじ込まれ
る。ねじ31は側蓋8の中間部に設けた丸穴とパッキン
33の丸穴を通って蓋取付け座15のねじ穴19にねじ
込まれ、ねじ32は、側蓋8とパッキン33の丸穴を通
って、蓋取付け座9のねじ穴10にねじ込まれる。前記
丸穴18及び側蓋8に設けた丸穴の内径とねじ30〜3
1の外径は、寸法差の少ないものとされ、該ねじで固着
したのちは、かしめ加工時に作用する力でずれが生じな
いようにされる。
【0014】このように開口部側フランジ14の中間部
を側蓋8にねじ止めし、該開口部側フランジ14の両端
を側蓋8と共にバーナケース本体7の上部にねじ止め
し、側蓋8の他部をバーナケース本体7にねじ止めした
のち、該フラジ14の折曲部17と、補強枠27の折曲
部27cを図6の矢印A方向に内向きに曲げて図8に示
すようにかしめ部35を形成し、同時にバーナケース本
体7側の折曲部12も折曲部27cと共に曲げてかしめ
部36を形成する。
【0015】このかしめ加工時に、開口部側フランジ1
4には、該フランジ14を水平方向にずらせたり、水平
方向又は垂直方向に歪ませる力が作用するが、該フラン
ジ14は、ねじ30、31で側壁8と一体化され、かつ
前記ねじ30でバーナケース本体7とも一体化され、そ
の上ねじ32で側蓋8を介してバーナケース本体7と一
体化されているので、開口部側フランジ14は、側蓋8
の補強作用で剛性が高められて変形が防止され、正確な
かしめが行なわれる。
【0016】そして、加熱器として使用しているときも
側蓋8は開口部側フランジ14の補強体として役立つ。
ねじ30〜32を外せば側蓋8を外すことができ内部の
バーナを点検できるが、このとき開口部側フランジ14
は、かしめ部35によって熱交換器3と一体になってい
るので分離することはない。
【0017】前記の実施例において、かしめ部35、3
6をフランジ11、14又は24の垂直に立上る突片状
の折曲部12、17又は25で形成するものとして図示
説明したが、かしめ部の構成はこれに限らず、バーナケ
ース側又は熱交換器側のフランジを適宜に折曲げるもの
であってよい。
【0018】
【発明の効果】前記請求項1の発明においては、開口部
側フランジを中間部において側蓋にねじ止めし、両端部
において側蓋及びバーナケース本体にねじ止めしている
ため側蓋が開口部側フランジの補強体となり、開口部側
フランジをバーナケース本体側フランジと一体にして方
形枠状にしたものに比べ、開口部側フランジは、ケース
本体側フランジと同様の高剛性を呈し、熱交換器を強固
に結合できる利点を有する。しかも、溶接手段を用いる
ことなく開口部側フランジを固定するから、溶接費用が
かからず、能率的に生産ができる利点がある。
【0019】また請求項2の発明においては、開口部側
フランジを溶接しないため加工が簡単であり、かつ該開
口部側フランジは、側蓋を介してバーナケース本体にね
じ止めされているため、保持が確実に行われかしめ加工
時にずれや歪みが生じることなく、正確なかしめができ
る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の側面図
【図2】 同上分解斜視図
【図3】 開口部側フランジを配置したバーナケース本
体の平面図
【図4】 同上正面図
【図5】 同上側面図
【図6】 かしめ前の一部拡大断面図
【図7】 側蓋を取付けたかしめ前のバーナケース正面
【図8】 かしめ部の縦断側面図
【符号の説明】
1 加熱器 2 バーナケース 3 熱交換器 5、6 かしめ部 7 バーナケース本体 8 側蓋 9、15 蓋取付け座 10、19 ねじ穴11 本体側フランジ 12、17、25 折曲部14 開口部側フランジ 16、20、21、24
フランジ 30、31、32 ねじ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端にフランジを有し、一側面の開口部
    に固定される側蓋を備えるバーナケースと、下端にフラ
    ンジを有する熱交換器を、前記フランジのかしめにより
    結合してなる加熱器において、バーナケース本体の上端
    に本体側フランジを連設し、バーナケースの前記開口部
    側に、フランジ部から折曲部と蓋取付け座を屈曲した開
    口部側フランジを備え、該開口部側フランジの蓋取付け
    座は、中間部が前記側蓋にねじ止めされ、両端部が該側
    蓋と共にバーナケースにねじ止めされており、開口部側
    フランジの折曲部と本体側フランジの折曲部を熱交換器
    のフランジにかしめて結合したことを特徴とする加熱
    器。
  2. 【請求項2】 上端にフランジを有し、一側面に側蓋を
    取付ける開口部を備えるバーナケースに、下端にフラン
    ジを有する熱交換器を重ね、両フランジをかしめ結合し
    てなる加熱器の結合方法において、バーナケース本体の
    上端に本体側フランジを連設し、前記開口部の上端に設
    ける開口部側フランジを本体側フランジとは別体で折曲
    部と蓋付け座を有するものに形成し、前記側蓋の上端に
    開口部側フランジの蓋取付け座の中間部をねじ止めする
    と共に該蓋取付け座と側蓋の両端をバーナケース本体に
    ねじ止めしたのち、開口部側フランジと本体側フランジ
    の折曲部を、それぞれ熱交換器のフランジにかしめ結合
    することを特徴とする加熱器の結合方法。
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