JPH0783049A - エンジンの排気マニホールド及び排気装置 - Google Patents

エンジンの排気マニホールド及び排気装置

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JPH0783049A
JPH0783049A JP23041393A JP23041393A JPH0783049A JP H0783049 A JPH0783049 A JP H0783049A JP 23041393 A JP23041393 A JP 23041393A JP 23041393 A JP23041393 A JP 23041393A JP H0783049 A JPH0783049 A JP H0783049A
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container
exhaust manifold
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JP23041393A
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Mitsuharu Fujii
光治 藤井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00

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Abstract

(57)【要約】 【目的】分割体を溶接してなる集合部容器に対し複数の
枝管を溶接してなる排気マニホールドにおいて、各枝管
及び各分割体の溶接部の熱応力を低減させて耐久性を向
上させ、排気抵抗を増大させることなく集合部容器の容
積を拡げる。 【構成】エンジン本体3の各排気ポート6に接続される
複数の枝管7と、各枝管7に接続される集合部容器8等
とにより排気マニホールド1を構成する。集合部容器8
を互いに溶接により接合された二つの分割体12A,1
2Bにより形成する。両分割体12A,12Bにおいて
各接合フランジ12a,12bから離れた位置に複数の
開口11を形成する。そして、各開口11に対し各枝管
7の下流端7aを溶接により接合する。従って、各枝管
7と各開口11との溶接部と各接合フランジ12a,1
2bの溶接部とが交わらなくなり、高温時にそれらの溶
接部において過大な応力が発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用のエ
ンジンに使用される排気マニホールド及び排気装置に係
る。詳しくは、エンジンの排気ポートから延びる複数の
枝管の下流端をそれぞれ集合部容器に接続してなる排気
マニホールド及び排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンにおいて一般に使用され
ている鋳物製の一体型排気マニホールドでは、比較的重
量であることが難点となっていた。そこで、近年では、
軽量化を狙って複数本の枝管と集合部容器とを接続して
なる排気マニホールドが提案されている。
【0003】例えば、実開平4−76928号公報に開
示された第1の従来技術では、図12に示すように、排
気マニホールド51が複数本の枝管52と、集合部容器
53と、フランジ54等とにより構成されている。各枝
管52はパイプ材よりなり、それらの上流端がフランジ
54に接続されている。そして、そのフランジ54が図
示しないエンジン本体の排気側に接続されることによ
り、各枝管52の上流端がエンジン本体の複数の排気ポ
ートに連通される。又、各枝管52の下流端は集合部容
器53に形成された複数の開口部55に挿入されて溶接
により接合されている。図13に示すように、集合部容
器53は互いに突き合わされた一対の分割片56A,5
6Bにより形成されている。各分割片56A,56Bは
プレス成形により形成されており、各分割片56A,5
6Bには、各枝管52が挿入される開口部55の半側を
構成する複数の突出部57が形成されている。そして、
これらの突出部57を対向する他の分割片56A,56
Bの突出部57と突き合わせることにより、各開口部5
5が形成されている。又、各分割辺56A,56Bの間
の突き合わせ部58は溶接により互いに接合されてい
る。
【0004】又、実開平4−82314号公報に開示さ
れた第2の従来技術では、図14に示すように、排気マ
ニホールド61が複数本の枝管(金属製パイプ)62
と、集合部容器(集合ケース)63と、フランジ64,
65等とにより構成されている。各パイプ62はそれら
の上流端がフランジ64に接続されている。そして、そ
のフランジ64を介して各パイプ62の上流端が図示し
ないエンジン本体の各排気ポートに連通される。又、各
パイプ62の下流端は集合ケース63に形成された複数
の挿入穴66に挿入されて溶接により接合されている。
更に、集合ケース63の下流側には、真円穴を有する接
合部67が形成されている。そして、その接合部67に
接合されたフランジ65にエキゾーストパイプ68が接
続される。集合ケース63は、互いにもなか合わせされ
たパイプ側ケース63a及びフランジ側ケース63bに
より形成されている。各ケース63a,63bはそれぞ
れカップ状に深絞り成形されており、それらの開口接合
面69a,69bが互いに突き合わされて接合されてい
る。
【0005】一方、実開平5−6122号公報に開示さ
れた第3の従来技術では、図15に示すように、排気マ
ニホールド71が複数本の枝管(ブランチパイプ)72
と、集合部容器(クッションチャンバ)73と、各フラ
ンジ74,75等により構成されている。クッションチ
ャンバ73は薄板により有蓋円筒形に形成されており、
その天井板73aの内壁には、楕円筒形をなす拡散パイ
プ76がクッションチャンバ73と同一軸心をなすよう
に支持されている。拡散パイプ76はその周囲に複数の
小孔が開けられている。又、天井板73aの中心には取
付け孔77が開けられている。この取付け孔77には、
排気ガス中の酸素濃度を検出するための酸素センサが取
付けられるようになっており、取付けられた酸素センサ
は拡散パイプ76の中心に位置するようになっている。
各ブランチパイプ72は、それらの下流端がクッション
チャンバ73の円筒形部分に挿入され溶接により接合さ
れている。この接合状態では、各ブランチパイプ72の
延長線が、クッションチャンバ73の軸心上の仮想点
P、即ち酸素センサの位置で合流するようになってい
る。又、各ブランチパイプ72の上流端には各フランジ
74がそれぞれ溶接により接合されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記第1の
従来技術では、集合部容器53の開口部55を形成する
ために、両分割片56A,56Bの間で対応する突出部
57が互いに突き合わされる。又、各突出部57の両脇
に位置する突き合わせ部58が溶接により接合される。
しかも、各開口部55に各枝管52が溶接により接合さ
れる。このため、両分割片56A,56Bの間の溶接部
と、各枝管52と開口部55との間の溶接部とが交わる
ことになる。従って、集合部容器53が排気熱により高
温状態Jなったときには、両分割片56A,56B及び
各枝管52の熱変形に伴い、各溶接部の交差部分に過大
な熱応力が発生するおそれがあった。その意味から、集
合部容器53が耐久性の点で問題があった。
【0007】又、前記第2の従来技術では、第1の従来
技術とは異なり、両ケース63a,63bの開口接合面
69a,69bと各パイプ62の接合部とが交わらない
反面、それらの開口接合面69a,69bが各パイプ6
2からの排気流れ方向に対して直交する方向に配置され
ていた。加えて、両ケース63a,63bとも深絞り成
形されていることから、その深さは、深絞り成形の限度
により制約を受けて大きくすることが困難であった。こ
こで、一般に、排気マニホールドの集合ケースとして
は、各気筒からの排気を干渉させることなく、かつ均等
に混合させるために充分な容積を確保する必要がある。
加えて、集合ケースとしては、触媒等の排気系部品の搭
載性や排気抵抗の低減等の観点から、その内部空間を排
気流れの方向に対して長く形成する必要もある。しかし
ながら、第2の従来技術の集合ケース63では、上記の
ような要求を満足させることができなかった。
【0008】一方、前記第3の従来技術では、各ブラン
チパイプ72とクッションチャンバ73との接続部分
が、酸素センサを中心にエンジン側に偏るように配置さ
れている。このため、酸素センサに対するガス当たりが
エンジン側に偏ることになり、加えてクッションチャン
バ73に対する熱負荷もエンジン側に偏ることになる。
その結果、酸素センサやクッションチャンバ73で偏っ
た熱応力が発生して、それらの耐久性の点で問題となる
おそれがあった。
【0009】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その第1の目的は、複数の分割体を溶接
により接合してなる集合部容器に対し複数の枝管を溶接
により接合してなる排気マニホールドにおいて、各枝管
及び各分割体それぞれの溶接部における熱応力を低減さ
せて耐久性を向上させることと、排気抵抗を増大させる
ことなく集合部容器の容積を拡げることとを可能にした
エンジンの排気マニホールドを提供することにある。
【0010】又、第2の目的は、複数の枝管の下流端を
集合部容器に接続してなり、その集合部容器に酸素セン
サを装着してなる排気マニホールド及び排気装置におい
て、酸素センサにおける酸素濃度の検出精度を向上さ
せ、併せて、酸素センサ及び集合部容器の熱応力に対す
る耐久性を向上させることを可能にしたエンジンの排気
マニホールド及び排気装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の第1の発明においては、上
流端がエンジン本体の各排気ポートに接続されるパイプ
状の複数の枝管と、それら各枝管の下流端が接続される
集合部容器とを備えた排気マニホールドにおいて、集合
部容器を互いに排気流れ平行方向に分割された分割体を
溶接により接合して形成し、各分割体において溶接部か
ら離れた位置に各枝管に対応する開口を形成し、それら
各開口に対して各枝管の下流端を溶接により接合したこ
とを趣旨としている。
【0012】上記第1の発明において、集合部容器を二
つの分割体により形成し、それら両分割体の接合線を含
む平面に対して各枝管の位置及び形状が略対称となるよ
うにしてもよい。
【0013】又、上記第1の発明において、集合部容器
を二つの分割体により形成し、それら両分割体の接合線
を含む平面が、エンジン本体のクランク軸線と略平行
で、かつ排気流れにも略平行となるように配置してもよ
い。
【0014】更に、上記第1の発明において、集合部容
器を形成するための各分割体の接合部に、集合部容器の
内空間を分離するための隔壁を一体的に接合してもよ
い。上記第2の目的を達成するために、請求項5に記載
の第2の発明によれば、上記第1の発明の構成におい
て、集合部容器の上流端の中央部に酸素センサを配置
し、その酸素センサを中心として各枝管と集合部容器と
の接合部を略点対称とし、且つ各枝管の下流端を酸素セ
ンサへ指向させたことを趣旨としている。
【0015】上記第2の発明において、各枝管の下流端
を集合部容器の内空間へ突出させ、各枝管の下流端開口
に酸素センサへ向けて開いた切欠きを設けてもよい。
又、上記第2の発明において、集合部容器の下流端に触
媒を接続し、集合部容器と触媒の上流端面との間で形成
される集合部容積を、エンジン本体の1気筒分の排気量
以上の容積としてもよい。
【0016】上記第2の発明において、集合部容器の下
流端に触媒を接続し、その触媒の下流端に接続されるケ
ーシングに第2の酸素センサを設け、更にその第2の酸
素センサより上流のケーシングの内壁に、排気を攪拌す
るための攪拌手段を設けてもよい。
【0017】
【作用】上記第1の発明によれば、集合部容器を形成す
る各分割体において、それらの溶接部から離れた位置に
開口が形成され、それら各開口に各枝管が溶接により接
合されている。従って、各枝管の溶接部と各分割体の溶
接部とが交わらなくなり、高温時に各溶接部において過
大な応力が発生することがない。又、集合部容器を排気
流れに平行な面で分割していることから、深絞り成形に
よる制約を受けずに排気流れ方向に対して深い形状の集
合部容器を形成することが可能となる。
【0018】又、第1の発明の構成において、二つの分
割体よりなる集合部容器で、両分割体の接合線を含む平
面に対して各枝管の位置及び形状を略対称とすることに
より、高温時に各枝管の熱膨張に起因して両分割体で生
じる歪みが互いに均等化される。
【0019】更に、第1の発明の構成において、二つの
分割体よりなる集合部容器で、両分割体の接合線を含む
平面をエンジン本体のクランク軸線と略平行に、かつ排
気流れにも略平行にすることにより、両分割体の間の溶
接部が、高温になり易いエンジン本体に近接して位置し
なくなる。従って、両分割体の間の溶接部に対する熱負
荷が軽減される。
【0020】加えて、第1の発明の構成において、各分
割体の接合部に隔壁が一体に接合されることにより、そ
の隔壁が集合部容器に対して簡単に支持される。又、隔
壁により集合部容器の内空間が分離されることから、各
枝管から内空間に導入される排気の干渉がなくなる。
【0021】上記第2の発明の構成によれば、集合部容
器の上流端中央部に配置された酸素センサを中心として
各枝管と集合部容器との接合部が略点対称となり、各枝
管の下流端が酸素センサへ指向される。従って、各枝管
からの排気熱が酸素センサ及び集合部容器に対して均等
に作用し、酸素センサ及び集合部容器に対する熱負荷に
偏りがなくなる。
【0022】又、第2の発明の構成において、各枝管の
下流端を集合部容器の内空間へ突出させ、各枝管の下流
端開口に酸素センサへ向けて開いた切欠きを設けること
により、各枝管から集合部容器に導入される排気流れの
一部が、切欠きを通じて酸素センサへ向けられる。
【0023】更に、第2の発明の構成において、集合部
容器の下流端に触媒を接続し、集合部容器と触媒の上流
端面との間の集合部容積を1気筒分の排気量以上の容積
とすることにより、集合部容器の内空間には複数気筒分
の排気の導入が許容される。従って、その内空間にて複
数気筒分の排気が混ぜ合わされて各気筒の排気に偏流れ
がなくなり、酸素センサに対するガス当たりに偏りがな
くなり、下流側の触媒へのガス流れの分布が均一化され
る。
【0024】加えて、第2の発明の構成において、集合
部容器の下流端に接続された触媒の下流端に接続される
ケーシングに第2の酸素センサを設け、その第2の酸素
センサより上流のケーシング内壁に攪拌手段を設けるこ
とにより、触媒からケーシングに導入される排気が攪拌
手段により攪拌され、混ぜ合わされる。従って、ケーシ
ングの中で排気の偏りがなくなり、第2の酸素センサに
対するガス当たりが改善される。
【0025】
【実施例】
(第1実施例)以下、上記の第1及び第2の発明におけ
るエンジンの排気マニホールド及び排気装置を具体化し
た第1実施例を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1はこの実施例における自動車用エンジ
ンの排気マニホールド1を示す平面図であり、図2は図
1のA−A線断面図である。又、図3は図1の排気マニ
ホールド1を備えてなる排気装置2を示す側面図であ
る。
【0027】図1,3に示すように、排気装置2は4気
筒直列型のエンジン本体3に対して設けられたものであ
る。排気装置2はエンジン本体3に接続された排気マニ
ホールド1と、その排気マニホールド1に取付けられた
触媒コンバータ4と、その触媒コンバータ4に取付けら
れたケーシング5とにより構成されている。
【0028】図1に示すように、エンジン本体3には4
つの排気ポート6が形成されている。そして、排気マニ
ホールド1は、排気ポート6の数だけ設けられたパイプ
状の枝管7と、各枝管7の下流端7aに接続された集合
部容器8とを備えている。各枝管7の上流端7bは取付
けフランジ9に対し溶接により接合されている。そし
て、その取付けフランジ9がエンジン本体3に固定され
ることにより、各枝管7が各排気ポート6に連通して接
続される。取付けフランジ9には、一対のブラケット1
0が設けられている。これらブラケット10には、排気
マニホールド1を覆うための図示しないヒートインシュ
レータ等が取付けられる。
【0029】集合部容器8はカップ状をなし、その上部
には各枝管7に対応して横方向へ突出する4つの開口1
1が形成されている。図2に示すように、各開口11に
は各枝管7の下流端7aが嵌め込まれて溶接により接合
されている。集合部容器8は縦にほぼ半々に分割された
二つの分割体12A,12Bより形成されている。これ
ら両分割体12A,12Bは、各枝管7からの排気流れ
平行方向に沿って分割されており、両分割体12A,1
2Bの突き合わせ部が外方へ連続して突出する接合フラ
ンジ12a,12bとなっている。そして、それら接合
フランジ12a,12bが互いに溶接により接合される
ことにより、集合部容器8が形成されている。又、集合
部容器8の外壁には、付属部品を取付けるためのブラケ
ット13が設けられている。そして、各分割体12A,
12Bにおいて、各開口11は両接合フランジ12a,
12bの間の接合線BLからある程度離れた位置に形成
されている。つまり、各開口11が接合フランジ12
a,12bと重ならないように設けられている。又、こ
の実施例では、図1に示すように、両分割体12A,1
2Bの接合線BLを含む平面に対し、各開口11の位
置、各枝管7の位置及び形状が略対称となるように形成
されている。
【0030】集合部容器8の上流端、即ち上部底壁8a
の中央部には取付け孔14が形成されている。この取付
け孔14には、排気ガス中の酸素濃度を検出するための
第1の酸素センサ15が、リング状のアダプタ16を介
して上部底壁8aに対し垂直に取付けられている。この
第1の酸素センサ15は、集合部容器8の内部における
排気ガス中の酸素濃度を検出するためのものである。そ
して、この実施例では、図1に示すように、第1の酸素
センサ15を中心として各枝管7と集合部容器8との接
合部、即ち各開口11が略点対称となるように配置され
ている。併せて、この実施例では、図1,2に示すよう
に、各開口11に接合された各枝管7の下流端7aの開
口7cが第1の酸素センサ15へ指向して配置されてい
る。
【0031】触媒コンバータ4は集合部容器8の下流端
に溶接により接続されている。触媒コンバータ4は円筒
状の外筒17を備え、その外筒17の内部には排気ガス
浄化用の触媒担体18が収容されている。ここで、外筒
17と触媒担体18とは、ろう付け、拡散接合、或いは
抵抗溶接等によって接合されている。そして、図3に示
すように、集合部容器8と触媒担体18の上流端面18
aとの間には、所要の集合部容積を有する内空間19が
形成されている。この内空間19の集合部容積は、エン
ジン本体3における1気筒分の排気量以上の容積に設定
されている。
【0032】ケーシング5は外筒17の下流端に溶接に
より接続されている。このケーシング5は下流側へ徐々
に括れた円筒状をなしている。ケーシング5には横方向
へ開口する取付け孔5aが形成されている。この取付け
孔5aには、酸素濃度を検出するための第2の酸素セン
サ20が取付けられている。この第2の酸素センサ20
はケーシング5の内部における排気ガス中の酸素濃度を
検出するためのものである。ケーシング5の下流端には
フランジ5bが設けられており、そのフランジ5bに
は、図示しないフロントパイプ等が接続される。又、ケ
ーシング5の外壁には一対のブラケット21が設けられ
ており、それらブラケット21を介して排気装置が車体
に支持される。
【0033】上記のように構成された排気装置2におい
て、エンジン本体3の各気筒にて発生する排気ガスは、
各排気ポート6を通じて排気マニホールド1へと案内さ
れる。即ち、排気ガスは各排気ポート6から各枝管7を
通って集合部容器8の内空間19に導入される。そし
て、集合部容器8に導入された排気ガスは、先ずその内
空間19にて各枝管7からの排気ガスが混ぜ合わされ
る。そして、その混ぜ合わされた排気ガスが、触媒コン
バータ4の触媒担体18を通過する間に浄化され、更に
ケーシング5からフロントパイプ等を通過して大気中へ
と排出される。ここで、集合部容器8の内空間19で
は、各枝管7からの排気ガスが混ぜ合わされることか
ら、第1の酸素センサ15ではその混ぜ合わされた排気
ガスの酸素濃度が検出されることになる。
【0034】そして、上記の排気マニホールド1によれ
ば、集合部容器8を形成する各分割体12A,12Bに
おいて、その溶接部である接合フランジ12a,12b
から離れた位置に各開口11が形成され、それら各開口
11に対して各枝管7の下流端7aが溶接により接合さ
れている。従って、各枝管7の溶接部と各分割体12
A,12Bの溶接部とが交わらなくなり、高温時に各溶
接部で必要以上に過大な応力が発生することがない。そ
の結果、各枝管7及び各分割体12A,12Bそれぞれ
の溶接部における熱応力を低減させることができ、排気
マニホールド1としての耐久性を向上させることができ
る。又、集合部容器8を形成する両分割体12A,12
Bが排気流れに平行な面で分割されていることから、深
絞り成形の限度による制約を受けずに排気流れ方向に対
して深い形状の集合部容器8を形成すること可能とな
る。その結果、排気抵抗を増大させることなく集合部容
器8の容積を拡げることができる。延いては、集合部容
器8として、各気筒からの排気を干渉させることなく、
かつ均等に混合させるために充分な容積の内空間19を
確保することができる。加えて、集合部容器8として
は、触媒担体18の搭載性の点でも問題はない。
【0035】又、上記の排気マニホールド1によれば、
集合部容器8において、両分割体12A,12Bの接合
線BLを含む平面に対して、各開口11の位置、各枝管
7の位置及び形状が略対称となっている。そのため、高
温時に各枝管7の熱膨張に起因して両分割体12A,1
2Bに歪みが生じたとしても、それらの歪みが各分割体
12A,12Bの間で互いに均等化される。その結果、
両分割体12A,12Bの間の接合フランジ12a,1
2bにおける熱応力を低減させることができ、排気マニ
ホールド1としての耐久性を更に向上させることができ
る。
【0036】更に、上記の排気装置2によれば、集合部
容器8の上部底壁8aの中央部に配置された第1の酸素
センサ15を中心として、各枝管7と集合部容器8との
接合部である各開口11が略点対称となっており、各枝
管7の下流端7aの開口7cが第1の酸素センサ15へ
指向されている。従って、第1の酸素センサ15及び集
合部容器8に対する熱負荷に偏りがなくなる。その結
果、第1の酸素センサ15及び集合部容器8の各々で、
偏った熱膨張に起因した歪みがなくなり、第1の酸素セ
ンサ15及び集合部容器8の熱応力に対する耐久性を向
上させることができる。
【0037】併せて、上記の排気装置2によれば、集合
部容器8と触媒担体18の上流端面18aとの間の内空
間19の集合部容積が、エンジン本体3の1気筒分の排
気量以上の容積となっている。このため、その内空間1
9には複数気筒分の排気ガスの導入が許容される。従っ
て、その内空間19にて複数気筒分の排気ガスが偏るこ
となく混ぜ合わされることになり、複数気筒からの排気
ガスの偏流が少なくなり、下流の触媒担体18へのガス
流れの分布が均一化されるため、触媒担体18を有効に
利用することができる。その結果、第1の酸素センサ1
5による酸素濃度の検出精度を向上させることができ
る。そして、検出された酸素濃度に基づきエンジン空燃
比のフィードバック制御が行われる場合には、そのフィ
ードバック制御の精度を向上させることができ、触媒担
体18における排気ガスの浄化性能を向上させることが
できる。又、内空間19にて排気ガスが混ぜ合わされる
ことから、触媒担体18に対する排気ガスの分散性が良
好となり、触媒担体18の床温低下が改善され、触媒担
体18の耐久性を向上させることもできる。
【0038】(第2実施例)次に、上記の第1及び第2
の発明におけるエンジンの排気マニホールドを具体化し
た第2実施例を図4〜図6に従って説明する。尚、この
第2実施例を含む以下の各実施例において、前記第1実
施例と同一の構成については同一の符号を付して説明を
省略し、異なった点を中心に説明する。
【0039】図4はこの実施例における排気マニホール
ド31を示す平面図であり、図5はその排気マニホール
ド32を示す側面図である。又、図6はその排気マニホ
ールド31を構成する集合部容器8の一方の分割体12
A等を示す背面図である。
【0040】この実施例の排気マニホールド31では、
第1実施例と同等な集合部容器8において、同容器8を
形成する各分割体12A,12Bの接合フランジ12
a,12bに対し、隔壁32が溶接により一体的に接合
されている。この隔壁32は集合部容器8の内空間19
の上部を二つに分離するためのものであり、各枝管7の
開口7cに対向すると共に、第1の酸素センサ15の位
置と重なるように配置されている。
【0041】隔壁32は横長な板材よりなり、その上辺
中央には第1の酸素センサ15との干渉を避けるための
切欠き32aが形成されている。一方、各分割体12
A,12Bの接合フランジ12a,12bの一部には、
隔壁32の両端を挟持するための凹み33が形成されて
いる。そして、それら凹み33に隔壁32の両端を位置
合わせした上で、両分割体12A,12Bをそれらの接
合フランジ12a,12bにて突き合わせて溶接により
接合することにより、集合部容器8が形成されると共に
隔壁32が集合部容器8と一体的に接合される。
【0042】従って、上記の排気マニホールド31によ
れば、各分割体12A,12Bの接合フランジ12a,
12bの間に隔壁32が一体に接合されることから、そ
の隔壁32が集合部容器8に対して簡単に支持される。
又、集合部容器8の内空間19の上部が隔壁32により
分離されると共に、互いに対向し合う各枝管7の開口7
cが隔壁32により区画される。このため、互いに対向
し合う各枝管7の開口7cから内空間19へ同時に排気
ガスが導入されたとしても、それらの開口7cの間にお
ける排気干渉がなくなる。その結果、各枝管7から集合
部容器8へ排気ガスをスムーズに導入させることがで
き、排気マニホールド31としての排気効率を確保する
ことができる。又、そのための構成を具備した排気マニ
ホールド31を容易に製造することができる。更には、
内空間19における排気干渉がなくなることから、その
意味からも第1の酸素センサ15に対するガス当たりが
改善される。その結果、第1の酸素センサ15における
酸素濃度の検出精度を向上させることができる。
【0043】(第3実施例)次に、上記の第1の発明に
おけるエンジンの排気マニホールドを具体化した第3実
施例を図7に従って説明する。
【0044】図7はこの実施例における排気マニホール
ド34を示す平面図である。この排気マニホールド34
では、第1実施例と同等な集合部容器8について、その
二つの分割体12A,12Bの接合線BLを含む平面
が、エンジン本体3のクランク軸35の軸線Lと略平行
となるように、かつ各枝管7からの排気流れにも略平行
となるように配置されている。つまり、両分割体12
A,12Bの接合フランジ12a,12bがクランク軸
35の軸線Lと略平行をなすように、かつ排気流れにも
略平行となるように集合部容器8がエンジン本体3に対
して配置されている。
【0045】このため、上記の排気マニホールド34に
よれば、集合部容器8において両分割体12A,12B
の間の溶接部である両接合フランジ12a,12bが、
高温になり易いエンジン本体3に近接して位置しなくな
る。従って、エンジン本体3から両接合フランジ12
a,12bの間の溶接部に対して加えられる熱負荷が軽
減される。その結果、両分割体12A,12Bの溶接部
における熱応力を低減させることができ、排気マニホー
ルド34としての耐久性を向上させることができる。
【0046】(第4実施例)次に、上記の第1及び第2
の発明におけるエンジンの排気マニホールドを具体化し
た第4実施例を図8,9に従って説明する。
【0047】図8はこの実施例における自動車用エンジ
ンの排気マニホールド36を示す平面図であり、図9は
図8のB−B線断面図である。この実施例の排気マニホ
ールド36では、各枝管7の下流端7aの形状の点で前
記第1実施例と異なっている。即ち、各枝管7の下流端
7aは屈曲されており、それら開口7cが集合部容器8
の下方へ向けられるよう各下流端7aが集合部容器8の
内空間19へ突出されている。つまり、ここでは、各枝
管7の開口7cが他の枝管7、或いは集合部容器8の内
壁へ向けられることなく、各開口7cが集合部容器8の
下流側へ向けて配置されている。しかも、各開口7cは
その下半分が斜めに切断されている。又、各下流端7a
の開口7cには、第1の酸素センサ15へ向けて開いた
切欠き37が形成されている。
【0048】従って、上記の排気マニホールド36によ
れば、各枝管7の開口7cから集合部容器8に導入され
る排気ガスのメインの流れは、他の枝管7や集合部容器
8の内壁に当たることなく、集合部容器8の下流側へ向
けられる。そして、その排気ガスの一部の流れのみが、
切欠き37を通じて第1の酸素センサ15へ向けられ
る。その結果、各枝管7や集合部容器8が排気ガスの熱
により必要以上に加熱されて熱変形することがなく、両
者7,8の溶接部で過大な応力集中が発生することを防
止することができる。又、第1の酸素センサ15には、
各枝管7から集合部容器8に導入される排気ガスの一部
のみが当てられることから、第1の酸素センサ15に対
するガス当たりが改善される。その結果、第1の酸素セ
ンサ15における酸素濃度の検出精度を確保しながら、
第1の酸素センサ15が過剰に加熱されることを防止し
て第1の酸素センサ15の耐久性及び信頼性を向上させ
ることができる。
【0049】(第5実施例)次に、上記の第2の発明に
おけるエンジンの排気装置を具体化した第5実施例を図
10,11に従って説明する。
【0050】図10はこの実施例における排気装置を構
成するケーシング5を示す断面図であり、図11はその
平面図である。このケーシング5は前記第1実施例にお
けるのと同じ排気装置2に装着されており、第1実施例
の構成に対して次のような構成が付加されている。即
ち、ケーシング5はその上流端開口38が下流端開口3
9よりも広口となっている。そして、そのケーシング5
の内部において、第2の酸素センサ20よりも上流の上
部内壁40には、排気ガスの流れを攪拌するための攪拌
手段を構成する複数のガイドリブ41が形成されてい
る。図10に示すように、各ガイドリブ41は上部内壁
40から突設されており、下流側へ向かうに連れてその
高さが低くなっている。又、図11に示すように、各ガ
イドリブ41は平面上で湾曲した形状をなしており、そ
れらが下流端開口39へ収束するように螺旋状に配置さ
れている。
【0051】このため、この実施例のケーシング5によ
れば、触媒コンバータ4にて分散されてから、ケーシン
グ5に流れようとする排気ガスが、各ガイドリブ41に
より攪拌され、混ぜ合わされ、第2の酸素センサ20及
び下流端開口39へ向かって集合される。従って、ケー
シング5の下流側では排気ガスの偏りがなくなり、第2
の酸素センサ20に対する排気ガスの当たりが改善され
る。その結果、第2の酸素センサ20における酸素濃度
の検出精度を向上させることができる。
【0052】尚、この発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記各実施例では、集合部容器8を二つの分割体
12A,12Bにより形成し、各分割体12A,12B
の接合フランジ12a,12bから離れた位置に各枝管
7を接合するための開口11を設けた。これに対し、集
合部容器を三つ以上の分割体により形成し、それらの接
合部と重ならない位置に各枝管を接合するように構成し
てもよい。
【0053】(2)前記各実施例では、4気筒直列型の
エンジン本体3に対して取付けられる各排気マニホール
ド1,31,34,36に具体化したが、5気筒或いは
6気筒の直列型のエンジン本体に対して取付けられる排
気マニホールドに具体化したり、6気筒或いは8気筒の
V型のエンジン本体に対して取付けられる排気マニホー
ルドに具体化したりすることもできる。
【0054】(3)前記第5実施例では、ケーシング5
の上部内壁40に突設された複数のガイドリブ41を排
気を攪拌するための攪拌手段として設けたが、エンジン
に連動して積極的に回転される回転翼等を攪拌手段とし
てケーシングに対して設けてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
排気マニホールドによれば、集合部容器を形成する各分
割体において、それらの溶接部から離れた位置に開口を
形成し、各開口に各枝管を溶接により接合するようにし
ている。従って、各枝管の溶接部と各分割体の溶接部と
が交わらなくなり、高温時に各溶接部において過大な応
力が発生することがない。その結果、各枝管及び各分割
体それぞれの溶接部における熱応力を低減させることが
でき、排気マニホールドとしての耐久性を向上させるこ
とができるという優れた効果を発揮する。併せて、集合
部容器を排気流れに平行な面で分割していることから、
深絞り成形の限度による制約を受けずに排気流れ方向に
対して深い形状の集合部容器を形成することが可能とな
る。そのため、排気抵抗を増大させることなく集合部容
器の容積を拡げることができるという優れた効果を発揮
する。
【0056】請求項2に記載の排気マニホールドによれ
ば、集合部容器を形成する二つの分割体の接合線を含む
平面に対して各枝管の位置及び形状を略対称とすること
により、高温時に各枝管の熱膨張に起因して両分割体で
生じる歪みが互いに均等化される。その結果、両分割体
の間の溶接部における熱応力を低減させることができ、
排気マニホールドとしての耐久性を向上させることがで
きる。
【0057】請求項3に記載の排気マニホールドによれ
ば、集合部容器を形成する二つの分割体の接合線を含む
平面をエンジン本体のクランク軸線と略平行に、かつ排
気流れにも略平行にすることにより、両分割体の間の溶
接部に対する熱負荷が軽減される。その結果、両分割体
の間の溶接部における熱応力を低減させることができ、
排気マニホールドとしての耐久性を向上させることがで
きる。
【0058】請求項4に記載の排気マニホールドによれ
ば、各分割体の接合部に隔壁を一体に接合することによ
り、その隔壁が集合部容器に対して簡単に支持される。
又、集合部容器の内空間が隔壁により分離されることか
ら、各枝管から内空間に導入される排気の干渉がなくな
る。その結果、排気マニホールドとしての排気効率を確
保することができ、そのための構成を具備した排気マニ
ホールドを容易に製造することができる。
【0059】請求項5に記載の排気マニホールドによれ
ば、集合部容器の上流端中央部に配置した酸素センサを
中心として各枝管と集合部容器との接合部を略点対称と
し、各枝管の下流端を酸素センサへ指向させている。従
って、酸素センサ及び集合部容器に対する熱負荷に偏り
がなくなる。その結果、酸素センサにおける酸素濃度の
検出精度を向上させることができ、併せて、酸素センサ
及び集合部容器の熱応力に対する耐久性を向上させるこ
とができるという優れた効果を発揮する。
【0060】請求項6に記載の排気マニホールドによれ
ば、各枝管の下流端を集合部容器の内空間へ突出させ、
各枝管の下流端開口に酸素センサへ向けて開いた切欠き
を設けることにより、各枝管から集合部容器に導入され
る排気流れの一部が、切欠きを通じて酸素センサへ向け
られる。その結果、酸素センサにおける酸素濃度の検出
精度を確保しながら、その酸素センサの過剰な加熱を防
止することができ、延いては酸素センサの耐久性及び信
頼性を向上させることができる。
【0061】請求項7に記載の排気装置によれば、集合
部容器と触媒の上流端面との間の集合部容積を1気筒分
の排気量以上の容積とすることにより、集合部容器の内
空間には複数気筒分の排気の導入が許容される。従っ
て、その内空間で各気筒の排気に偏流れがなくなり、酸
素センサに対するガス当たりに偏りがなくなり、下流側
の触媒へのガス流れの分布が均一化される。その結果、
酸素センサによる酸素濃度の検出精度を向上させること
ができると共に、触媒の耐久性を向上させることができ
る。
【0062】請求項8に記載の排気装置によれば、触媒
の下流端に接続されるケーシングに第2の酸素センサを
設け、その第2の酸素センサより上流のケーシング内壁
に攪拌手段を設けることにより、触媒からケーシングに
導入される排気が攪拌手段により攪拌され、混ぜ合わさ
れて、第2の酸素センサに対するガス当たりが改善され
る。その結果、第2の酸素センサにおける酸素濃度の検
出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2の発明を具体化した第1実施例に
おいて、排気マニホールドを示す平面図である。
【図2】第1実施例において、図1のA−A線断面図で
ある。
【図3】第1実施例において、図1の排気マニホールド
を備えてなる排気装置を示す側面図である。
【図4】第1及び第2の発明を具体化した第2実施例に
おいて、排気マニホールドを示す平面図である。
【図5】第2実施例において、排気マニホールドを示す
側面図である。
【図6】第2実施例において、集合部容器の一方の分割
体等を示す背面図である。
【図7】第1の発明を具体化した第3実施例における排
気マニホールドを示す平面図である。
【図8】第1及び第2の発明を具体化した第4実施例に
おいて、排気マニホールドを示す平面図である。
【図9】第4実施例において、図8のB−B線断面図で
ある。
【図10】第2の発明を具体化した第5実施例におい
て、排気装置のケーシングを示す断面図である。
【図11】第5実施例において、ケーシングを示す平面
図である。
【図12】第1の従来技術において、排気マニホールド
等を示す正面図である。
【図13】第1の従来技術において、排気マニホールド
を示す分解斜視図である。
【図14】第2の従来技術において、排気マニホールド
を示す正面図である。
【図15】第3の従来技術において、排気マニホールド
を示す平面図である。
【符号の説明】
1,31,34,36…排気マニホールド、2…排気装
置、3…エンジン本体、4…触媒コンバータ、5…ケー
シング、6…排気ポート、7…枝管、8…集合部容器、
11…開口、12A,12B…分割体、15…酸素セン
サ、19…内空間、20…第2の酸素センサ、32…隔
壁、35…クランク軸、37…切欠き、41…攪拌手段
を構成するガイドリブ、L…軸線。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流端がエンジン本体の各排気ポートに
    接続されるパイプ状の複数の枝管と、それら各枝管の下
    流端が接続される集合部容器とを備えた排気マニホール
    ドにおいて、 前記集合部容器を互いに排気流れ平行方向に分割された
    分割体を溶接により接合して形成し、前記各分割体にお
    いて溶接部から離れた位置に前記各枝管に対応する開口
    を形成し、それら各開口に対して前記各枝管の下流端を
    溶接により接合したことを特徴とするエンジンの排気マ
    ニホールド。
  2. 【請求項2】 前記集合部容器を二つの分割体により形
    成し、それら両分割体の接合線を含む平面に対して前記
    各枝管の位置及び形状が略対称となるようにした請求項
    1に記載のエンジンの排気マニホールド。
  3. 【請求項3】 前記集合部容器を二つの分割体により形
    成し、それら両分割体の接合線を含む平面が、前記エン
    ジン本体のクランク軸線と略平行で、かつ排気流れにも
    略平行となるように配置した請求項1に記載のエンジン
    の排気マニホールド。
  4. 【請求項4】 前記集合部容器を形成するための前記各
    分割体の接合部に、前記集合部容器の内空間を分離する
    ための隔壁を一体的に接合した請求項1に記載のエンジ
    ンの排気マニホールド。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のエンジンの排気マニホ
    ールドにおいて、前記集合部容器の上流端の中央部に酸
    素センサを配置し、その酸素センサを中心として前記各
    枝管と前記集合部容器との接合部を略点対称とし、且つ
    前記各枝管の下流端を前記酸素センサへ指向させたこと
    を特徴とするエンジンの排気マニホールド。
  6. 【請求項6】 前記各枝管の下流端を前記集合部容器の
    内空間へ突出させ、前記各枝管の下流端開口に前記酸素
    センサへ向けて開いた切欠きを設けた請求項5に記載の
    エンジンの排気マニホールド。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のエンジンの排気マニホ
    ールドを備え、前記集合部容器の下流端に触媒を接続
    し、前記集合部容器と前記触媒の上流端面との間で形成
    される集合部容積を、前記エンジン本体の1気筒分の排
    気量以上の容積としたことを特徴とするエンジンの排気
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のエンジンの排気マニホ
    ールドを備え、前記集合部容器の下流端に触媒を接続
    し、その触媒の下流端に接続されるケーシングに第2の
    酸素センサを設け、更にその第2の酸素センサより上流
    の前記ケーシングの内壁に、排気を攪拌するための攪拌
    手段を設けたことを特徴とするエンジンの排気装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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