JP2774620B2 - 湯沸器熱交換器の製造方法 - Google Patents

湯沸器熱交換器の製造方法

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誠二 野間
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、垂直に設置される四角筒状の内胴と、上記
の内胴の内部に設置された熱交換部と、該内胴の上端開
口部を覆って排ガスを側方に導く部材とを有する湯沸器
用の熱交換器を製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図はこの種の熱交換器の従来例を示す断面図であ
る。
この従来例の熱交換器を従来技術によって製造する場
合、その本体外筺部をなす内胴1は金属板をプレスして
四角筒上に成形され、継目部分は加締め付けられ、若し
くは加締めとろう付とが併用される。
上記の内胴1内に、パイプ挿入孔4aを有する多数のフ
ィン4を収納して仮支持し、複数の熱交換器パイプ3を
前記内胴1の筒壁に穿たれた孔およびフィンのパイプ挿
入孔4aに挿通する。
そして上記熱交換パイプ3の内の1本に冷却パイプ2
を接続するとともに、該熱交換パイプ3同志をUベント
10で接続し、かつ、図示を省略するが出湯管を前記熱交
換パイプ3の内の1本に接続する。
上記の組立作業の後、排気ガスを排気トップ5に導く
よう、前記の内胴1の上端を覆って底のない箱形の排気
口カバー6が組みつけられる。
上記排気口カバー6の組みつけは、内胴1の上端に成
形されたフランジ1aと、排気口カバー6に設けられたフ
ランジ6aとの間にパッキン7を介装し、固定ネジ8で締
結して行われる。9は固定ネジ8を螺入されるフランジ
固定板である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来技術によって湯沸器熱交換器を製造する場
合、この熱交換器の外筺体である内胴1に対して熱交換
パイプ,フィン,Uベント等を取り付けた構成部分を組み
上げた後、さらにパッキン7を挟んで排気口カバー6を
当てがい、固定ネジ8を締め付けなければならないので
排気口カバーの取扱いがやっかいで製造工程が複雑で所
要工数が大きく、コスト高になる。その上、このように
して組み立てられた熱交換器はパッキン7付近からガス
漏れを生じる虞が有る。
本発明は上述の事情に鑑みて成されたもので、熱交換
器の本体外筺である内胴およびその付属部材の鈑金(ろ
う付を含む)作業を完了した後、排気口カバーのネジ止
め作業を必要とせず、しかも内胴の上端部付近からガス
漏洩を生じる虞の無い湯沸器熱交換器の製造方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため本発明の製造方法は内胴の
上端部を、熱交換部の設置個所よりも上方に延長すると
ともに、該延長部の上端を覆って排気を側方に導く排気
上ぶたを構成し、該排気上ぶたを内胴の上方延長端に加
締め付けて固着することにより、排気上ぶたと内胴延長
部とによって囲まれた排気ガス通路を形成させる。
次に、本発明方法の1実施例に対応する第1図を参照
しつつ、その特徴を説明する。
11は四角筒状の内胴で、その筒壁に穿たれたパイプ取
付孔11fに熱交換パイプ3が挿通される。従って上記の
パイプ取付孔11f付近が熱交換部の設置個所である。
本発明方法においては、上記熱交換部の設置個所より
も上方へ内胴を延長して延長部11aを構成し、その上端
部の3辺を外側に折り曲げてフランジ11c-1,11c-2,11
c-3を形成する。
前記内胴11の他の1辺の上端部付近を切り開いて開口
11dを設けるとともに、その縁を内胴の外側へ折り曲げ
てフランジ11e-1,11e-2,11e-3を形成する。
一方、前記内胴11の上方を覆う排気上ぶた12を構成
し、その1辺を下方へ折り下げた形に延長して折り下げ
板12aを形成するとともに、その中に窓状の開口12bを設
ける。
前記のフランジ11e-1,11e-2,11e-3を上記窓状の開口1
2bに挿通して、排気上ぶた12を内胴11の上に置く。
内胴11の上に置かれた排気上ぶたの周囲3辺を包み込
む形にフランジ11c-1,11c-2,11c-3を内側へ折り返して
加締めつけるとともに、フランジ11e-1,11e-2,11e-3
開口11dの外側へ折り返して折り下げ板12aを挟みこんで
加締めつける。
〔作 用〕
上記の方法によれば、内胴の上部を覆う排気上ぶたは
板上であるので取扱いが容易となり、パッキンや固定ネ
ジを用いることなく内胴の上端延長部に固着することが
でき、製造工程が簡単で所要工数が少ないので製造コス
トが低減される。
そして内胴を上方に延長した部分と排気上ぶたとによ
って、排気を側方に導く機能が果たされる。
しかも、パッキンや固定ネジを用いないので、パッキ
ンの老化やヘタリ、又は固定ネジの緩みなどによってガ
ス漏洩を生じる虞れが無い。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る湯沸器熱交換器の製造方法の1
実施例を説明するための分解斜視図、 第2図は上記実施例において組立を完了した熱交換器の
斜視図、第3図は同じく断面図である。
第1図に示す11は四角筒状の内胴で、熱交換パイプ3
を挿通するパイプ取付孔11fを設けてある。
フィン4を内胴1内に仮保持しつつ、熱交換パイプ3
をパイプ取付孔11f、およびフィン4のパイプ挿入孔4a
に挿通する。
上記熱交換パイプ3の内の1本に冷却パイプ2を接続
するとともに、熱交換パイプ3の相互をUベント10で接
続する。
前記の内胴11は、パイプ取付孔11fよりも上方に延長
して延長部11aを設けてあり、その上端の3辺を外側に
折り曲げてフランジ11c-1,11c-2,11c-3を形成する。
上記のフランジ11c-1,11c-2,11c-3を形成した3辺の
他の1辺を切り開いて開口11dを形成する。そして、切
り開いた縁の部分を内胴1の外側に折り曲げてフランジ
11e-1,11e-2,11e-3を形成する。
一方、前記内胴11の上端を覆う形の排気上ぶた12を構
成し、その1辺を下方へ折り曲げた形に延長して折り下
げ板12aを形成し、さらに該折り下げ板12aに窓上の開口
12bを設ける。
本例においては、上記窓状開口12bを切り開いた部分
を上方に折り曲げて折り上げ板12cを形成した。このよ
うな折り上げ板12cを形成しておくと、排気系の部材を
装着するのに便利である。
前記の排気上ぶた12を内胴11の上に置く。このとき、
前記のフランジ11e-1,11e-2,11e-3を窓状開口12bに挿通
する。
内胴の上端に形成したフランジ11c-1,11c-2,11c-3
排気上ぶた12の周囲を包み込む形に内側へ折り返して加
締めつける。第2図,第3図に加締め付けられた状態が
描かれている。
さらに、開口12bに挿通してあるフランジ11e-1,1
1e-2,11e-3を該開口12bの外側に折り返し、第2図に表
わされているように折り下げ板12aを挟んで加締めつけ
る。
本実施例の方法によれば、パッキンや固定ネジを用い
ないで、内胴11の上端開口部を覆って排気を側方に導く
板状部材である排気上ぶたを内胴に固定することができ
る。
なお、第3図に示すごとく排気上ぶた12に傾斜角θを
付しておくこと雨水の水はけが良くなって好都合であ
る。
本発明を実施する際、前記の加締め部にろう材を挟み
こみ、加熱してろう付することもできる。
次に、上記の加締め部にろう付を併用した実施例につ
いて、前記実施例と異なる点を説明する。
内胴11および排気上ぶた12を、耐熱性を有する銅版ま
たは銅メッキした鋼板で構成し、 前述した熱交換パイプ3と、これに接合される部材
(冷却パイプ2,フィン4,Uベント10,出湯管,内胴11)と
の間にろう材を挟みつけるとともに、本発明を適用して
折り曲げ構成した各フランジ11c-1,〜11c-3,11e-1〜11
e-3による加締め部にろう材を挟み込み、これらの部材
を炉に通して加熱してろう材を溶融させ,凝固させてろ
う付する。これにより、熱交換部のろう付作業と同一の
工程で、排気上ぶた12と内胴11とのろう付を行うことが
できるので、製造工程が簡単で製造コストが安い。この
ようにして加締め部にろう付を併用すると、加締め部の
ガス漏洩防止効果がいっそう確実になる。なお、前記ろ
う材の挟み込みは、加締め部にろう材を挟み込むと共に
加締め部を加締める場合と、加締め部にろう材を挟み込
むだけの場合とがある。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法によれば、湯沸器の熱交換器の内胴
の上端開口部を覆って排気を側方に導く排気上ぶたを、
パッキンやネジを用いないで内胴に固定することができ
る。
パッキンや固定ネジを用いないので製造工程が簡単で
所要工数が少なく、製造コストが安い。
しかも、パッキンや固定ネジを用いないのでパッキン
の老化や変形に因るガス漏洩を生じる虞が無く、固定ネ
ジの弛みに因るガス漏洩を生じる虞も無い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る湯沸器熱交換器の製造方法の1実
施例を説明するための分解斜視図である。 第2図は上記実施例によって製造された湯沸器熱交換器
の外観図、第3図は同じく断面図である。 第4図は従来例の湯沸器熱交換器の断面図である。 2……冷却パッキン、3……熱交換パッキン、4……フ
ィン、10……Uベント、11……内胴、11a……延長部、1
1c-1〜11c-3……フランジ、11d……開口、11e-1〜11e-3
……フランジ、11f……パイプ取付孔、12……排気上ぶ
た、12a……折り下げ板、12b……窓状開口、12c……折
り上げ板。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内胴と、該内胴の内部に配置された熱交換
    部と、該内胴の上端開口部を覆って排ガスを側方に導く
    排気ガス通路とを有する湯沸器熱交換器を製造する方法
    において、 前記の内胴を、前記熱交換部が設けられている個所より
    も上方に延長した形状とし、 一方、前記内胴の上端開口部を覆う板状の排気上ぶたを
    構成し、 前記排気上ぶたと前記内胴の上方延長端とを加締め付け
    ることにより排気上ぶたと内胴延長部とによって囲まれ
    た排気ガス通路を形成せしめることを特徴とする湯沸器
    熱交換器の製造方法。
  2. 【請求項2】内胴と、該内胴の内部に配置された熱交換
    部と、該内胴の上端開口部を覆って排ガスを側方に導く
    排気ガス通路とを有する湯沸器熱交換器を製造する方法
    において、 前記の内胴を、前記熱交換部が設けられている個所より
    も上方に延長した形状とし、 一方、前記内胴の上端開口部を覆う板状の排気上ぶたを
    構成し、 前記排気上ぶたと前記内胴の上方延長端とをろう付けす
    ることにより排気上ぶたと内胴延長部とによって囲まれ
    た排気ガス通路を形成せしめることを特徴とする湯沸器
    熱交換器の製造方法。
  3. 【請求項3】内胴と、該内胴の内部に配置された熱交換
    部と、該内胴の上端開口部を覆って排ガスを側方に導く
    排気ガス通路とを有する湯沸器熱交換器を製造する方法
    において、 前記の内胴を、前記熱交換部が設けられている個所より
    も上方に延長した形状とし、 一方、前記内胴の上端開口部を覆う板状の排気上ぶたを
    構成し、 前記排気上ぶたと前記内胴の上方延長端とを加締め付け
    ると共にろう付けすることにより排気上ぶたと内胴延長
    部とによって囲まれた排気ガス通路を形成せしめること
    を特徴とする湯沸器熱交換器の製造方法。
  4. 【請求項4】四角筒状の内胴と、上記の内胴の内部に配
    置された熱交換部と、該内胴の上端開口部を覆って排ガ
    スを側方に導く排気ガス通路とを有する湯沸器熱交換器
    を製造する方法において、 前記の内胴を、前記熱交換部が設けられている個所より
    も上方に延長した形状とし、 該内胴の上端部の3辺を外側に折り曲げてフランジを形
    成するとともに、他の1辺の付近を切り開いて開口を設
    け、 上記の切り開かれた開口の周囲を内胴の外側に折り曲げ
    てフランジを形成し、 一方、前記四角筒状の内胴の上端開口部を覆う四角板状
    の排気上ぶたを構成し、該排気上ぶたの1辺を下方へ折
    り下げた形に延長するとともに該折り下げ部に窓状の開
    口を設け、 この排気上ぶたを前記内胴の上に載せるとともに、該排
    気上ぶたの折り下げ部に設けた窓状開口の中へ、前記の
    切り開かれた開口の周囲を折り曲げたフランジを挿通
    し、 前記内胴の上端部の3辺を外側に折り曲げたフランジで
    排気上ぶたの周囲を挟みこんで加締め付けるとともに、 前記排気上ぶたの折り下げ部の窓状開口に挿入したフラ
    ンジを該開口の外側へ折り返して該折り下げ部を内胴に
    挟みつけて加締め付けることを特徴とする、湯沸器熱交
    換器の製造方法。
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