JP2602507Y2 - 送風機用ブラシレスモータ - Google Patents

送風機用ブラシレスモータ

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JP2602507Y2
JP2602507Y2 JP1993029729U JP2972993U JP2602507Y2 JP 2602507 Y2 JP2602507 Y2 JP 2602507Y2 JP 1993029729 U JP1993029729 U JP 1993029729U JP 2972993 U JP2972993 U JP 2972993U JP 2602507 Y2 JP2602507 Y2 JP 2602507Y2
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rotor
stator
case
control circuit
blower
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JP1993029729U
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伸一 大井
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば車両用空調装置の
送風機として用いられる送風機用ブラシレスモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】本考案に関連する従来技術のひとつとし
て、実開平3−48339号に記載のブラシレスモータ
がある。これは、外側にシロッコファンが設けられた容
器状のロータと、このロータの内側に設けられたステー
タと、ロータおよびステータの下方に配置され、ロータ
を回転自在に軸支すると共にステータを固定保持する制
御回路ケースとを有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の送
風機においては、ファンの下端と制御回路ケースの上面
との間の間隙が大きいと、ファンの下端と制御回路ケー
スとの間に乱流が発生し、所謂バサバサ音などの騒音を
発生する。すなわち、送風機の運転中において、ファン
の下部が負圧ぎみになるため、ファンの下端と制御回路
ケースとの間の間隙が大きいと当該間隙への空気の流れ
込みが多くなるが、ロータ内側は正圧ぎみであるため、
乱流が発生する。このような乱流は、ファンの下端と制
御回路ケースとの間の間隙を小とすることで防止するこ
とができる。この観点から、従来構成において、ロータ
およびステータをファンの内部に更にもぐり込ませて、
ファンの下端と制御回路ケースとの間の間隙を小さくす
ることが考えられる。しかしながら、これによると、乱
流の発生防止すなわち騒音防止を図ることができる反
面、ファンの内容積に占めるロータおよびステータの容
積が大となるために、上方から吸い込まれた空気がファ
ン内部の下部までいかなくなり、ファンの上部の空気だ
けが送風されることとなって、送風機としての効率が低
下する。
【0004】また、従来構成においては、送風機の効率
向上の観点からロータおよびステータをファンの内方に
あまりもぐり込ませることができないので、送風機の高
さが高くなり、大型化せざる得なかった。
【0005】本考案は上記観点に基づいてなされたもの
で、その目的は、送風機としての効率を低下させること
なく騒音防止を図ることができ、しかも、送風機の小型
化にも寄与する送風機用ブラシレスモータを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案においては、外側
に遠心式ファンが設けられた容器状のロータと、前記ロ
ータの内側に設けられたステータと、前記ロータおよび
ステータの下方に配置され、前記ロータを回転自在に軸
支すると共に前記ステータを固定保持する制御回路ケー
スとを有する送風機用ブラシレスモータにおいて、前記
制御回路ケースが、前記ロータを軸支すると共に前記ス
テータを固定保持するケース本体と、当該ケース本体の
下部に装着され前記ケース本体とにより閉成された制御
回路室を形成するケース蓋体とを有し、前記ケース本体
の前記ロータおよび前記ステータと対向する面に前記ロ
ータよりも大径で前記遠心式ファンよりも小径の凹部を
形成し、前記遠心式ファンの下端と前記ケース本体の凹
部でない部分との間の間隙Tが小さくなるように、前記
ロータおよび前記ステータを前記凹部に配置した送風機
用ブラシレスモータによって、上記目的を達成する。
【0007】また、本考案においては、上記構成に加え
て、前記ロータの下端が前記凹部よりも高くなるように
構成してもよい。
【0008】
【作用】制御回路ケースに凹部を形成し、当該凹部にロ
ータおよびステータを配置するすることとしたので、ロ
ータおよびステータをファンの内方にもぐり込ませるこ
となく、すなわち、ファンの内容積に占める前記ロータ
およびステータの容積を大とすることなく、ファンの下
端と制御回路ケースとの間の間隙を小さくすることがで
きる。そのため、送風機としての効率を低下させること
なく騒音防止を図ることができ、しかも、凹部によって
ロータおよびステータの高さが一部吸収されるので、送
風機の高さを低くして送風機の小型化をも図ることがで
きる。また、上記構成に加えて、ロータの下端が凹部よ
りも高くなるように構成した場合には、凹部に水が溜っ
て氷結した場合でも、ロータの下端が凹部よりも高いの
で、氷結によってロータの回転が阻害されることがなく
なる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す断面構成図で
ある。
【0010】図において、1はロータ、2はステータ、
3は制御回路ケースである。ロータ1およびステータ2
は制御回路ケース3の上方に設けられている。
【0011】ロータ1は、側部外側にシロッコファンな
どの遠心式ファン4が設けられた容器状で、閉成側が上
で開放側が下になるように配置されており、その側部内
側に円周方向に多磁極磁化された環状の永久磁石5が設
けられている。ロータ1は、その閉成側の中央部分に軸
穴6を有し、この軸穴6を介してモータ軸7の上部に固
着されている。モータ軸7は、制御回路ケース3の上部
に立設された支持筒8に、軸受9,10を介して回転自
在に支持されている。モータ軸7の下端部は、支持筒8
の下端部と共に、制御回路ケース3内に突出している。
制御回路ケース3内に突出しているモータ軸7の下端に
は、ロータ1の永久磁石5と同様に着磁された環状の永
久磁石11を有する回転円板12が固着されている。
【0012】ステータ2は、積層コア13と、コア13
のスロットに収納された例えば星形結線の電機子巻線1
4とを有し、ステータ保持部材15によってロータ1の
内側に固定配置されている。ステータ保持部材15は、
支持筒8を受容するように制御回路ケース3に立設され
ており、下端部が制御回路ケース3の上面に固定されて
いる。
【0013】制御回路ケース3は、上部のケース本体1
6と下部のケース蓋体17とを有しており、ネジ18を
介してケース本体16にケース蓋体17を固着すること
によって、制御回路室19が形成されるようになってい
る。上部のケース本体16にはロータ1よりも大きくフ
ァン4よりも小さい円形状の凹部20が形成されてお
り、この凹部20にロータ1およびステータ2が配置さ
れている。モータ軸7は凹部20の略中央に位置してい
る。支持筒8の下端部とケース本体16との結合部には
シール部材21が設けられており、結合部の防水が図ら
れている。ステータ保持部材15の下端部はシール部材
22,23を介してケース本体16の凹部20表面に固
定されており、支持筒8の下端部とケース本体16との
結合部に向かって水が侵入しないように構成されてい
る。このように、結合部に設けられたシール部材21と
その外側に設けられたシール部材22,23とによっ
て、制御回路室19への水の侵入が二重に防止されるよ
うになっている。ケース本体16の凹部20には、凹部
20に溜った水を外部に排出するためのドレン通路24
が設けられている。ドレン通路24は、単数もしくは複
数で、例えば120°の角度間隔で3つ設けられる。ド
レン通路24は、上端が凹部20に開口し、下方にのび
て制御回路室19およびケース蓋体17を貫通し、下端
が外部下方に開口するように、ケース本体16と一体形
成されている。ロータ1の下端はケース本体16の上端
よりも所定長tだけ高くなるように構成されており、凹
部20に溜った水が氷結した場合でも、氷結によって阻
害されることなくロータ1が回転できるようになってい
る。所定長tは例えば1mmである。制御回路ケース3
の制御回路室19には回路基板25が設けられており、
この回路基板25に、回転円板12上の永久磁石11の
磁極位置すなわちロータ1の永久磁石5の磁極位置を検
出するためのホール素子などの磁気感応素子26、およ
び、電機子巻線14の転流を制御するための図示しない
コミュテータ回路等が設けられている。なお、27はブ
ロアケースで、ネジ28によって制御回路ケース3に固
定されるようになっている。
【0014】このような送風機用ブラシレスモータは、
磁気感応素子26によって回転円板12上の永久磁石1
1の磁極位置の検出を介してロータ1の永久磁石5の磁
極位置を検出し、この検出に基づいてステータ2の電機
子巻線14の転流をコミュテータ回路で制御することよ
って、ロータ1すなわちファン4を回転駆動する。
【0015】以上のごとき構成によれば、ロータ1およ
びステータ2が制御回路ケース3の凹部20に配置され
るので、ロータ1およびステータ2をファン4の内方に
もぐり込ませることなく、すなわち、ファン4の内容積
に占めるロータ1およびステータ2の容積を大きくする
ことなく、ファン4の下端と制御回路ケース3との間の
間隙Tを小さくすることができる。その結果、送風機と
しての効率を低下させることなく、乱流の発生防止すな
わち騒音防止を図ることができる。また、ロータ1およ
びステータ2の高さが凹部20によって一部吸収される
ので、送風機の高さを低くすることができる。更に、ロ
ータ1の下端が凹部20よりも所定長tだけ高いので、
凹部20に溜った水が何らかの理由で排出されずに氷結
した場合でも、氷結によってロータ1の回転が阻害され
ることはない。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、制
御回路ケースに凹部を形成し、当該凹部にロータおよび
ステータを配置するようにして、ロータおよびステータ
をファンの内方にもぐり込ませることなく、すなわち、
ファンの内容積に占めるロータおよびステータの容積を
大とすることなく、ファンの下端と制御回路ケースとの
間の間隙を小さくするようにしたので、送風機としての
効率を低下させることなく騒音防止を図ることができ、
しかも、凹部によってロータおよびステータの高さが一
部吸収されるので、送風機の高さを低くして送風機の小
型化をも図ることができるなどの効果を奏する。更に、
ロータの下端が凹部よりも高くなるように構成すること
で、、凹部に水が溜って氷結した場合でも、氷結によっ
てロータの回転が阻害されることがないなどの効果を奏
する送風機用ブラシレスモータを提供することができ
る。。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す断面構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ロータ 2 ステータ 3 制御回路ケース 4 遠心式ファン 20 凹部 T ファンの下端と制御回路ケースとの間の間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−88104(JP,A) 特開 昭50−133507(JP,A) 特開 昭56−98596(JP,A) 特開 昭56−138495(JP,A) 特開 昭63−285296(JP,A) 実開 昭48−30403(JP,U) 実開 昭63−85514(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/00 - 7/20 F04D 25/00 - 25/16

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に遠心式ファンが設けられ内側面に
    永久磁石が設けられた容器状のロータと、前記ロータの
    内側に設けられた電機子巻線を有するステータと、前記
    ロータおよびステータの下方に配置され、前記ロータを
    回転自在に軸支すると共に前記ステータを固定保持する
    制御回路ケースとを有する送風機用ブラシレスモータに
    おいて、 前記制御回路ケースが、前記ロータを軸支すると共に前
    記ステータを固定保持するケース本体と、当該ケース本
    体の下部に装着され前記ケース本体とにより閉成された
    制御回路室を形成するケース蓋体とを有し、前記制御回
    路室に前記電機子巻線の転流を制御するためのコミュテ
    ータ回路を含む駆動手段を収納し、 前記ケース本体の前記ロータおよび前記ステータと対向
    する面に前記ロータよりも大径で前記遠心式ファンより
    も小径の凹部を形成し、前記遠心式ファンの下端と前記
    ケース本体の凹部でない部分との間の間隙Tが小さくな
    るように、前記ロータおよび前記ステータを前記凹部に
    配置した送風機用ブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記ロータの下端が前記ケース本体の
    よりも所定長tだけ高くなるようにした請求項1に記
    載の送風機用ブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 前記ロータが前記ケース本体に立設され
    た支持筒を介して軸支され、前記支持筒と前記ケース本
    体との結合部に前記制御回路室への水の侵入を防止する
    第1のシール部材が設けられると共に、 前記ステータが前記支持筒を受容するように前記ケース
    本体に立設されたステータ保持部材によって保持され、
    前記第1のシール部材の外側で前記ステータ保持部材と
    前記ケース本体との間に、前記支持筒と前記ケース本体
    との結合部への水の侵入を防止する第2のシール部材が
    設けられた請求項1に記載の送風機用ブラシレスモー
    タ。
  4. 【請求項4】 一端が前記ケース本体の凹部の底面に開
    口し、他端が前記制御回路室および前記ケース蓋体を貫
    通して外部に開口する少なくともひとつのドレイン通路
    を設けた請求項1に記載の送風機用ブラシレスモータ。
JP1993029729U 1993-05-11 1993-05-11 送風機用ブラシレスモータ Expired - Lifetime JP2602507Y2 (ja)

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JPH0684771U JPH0684771U (ja) 1994-12-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170159222A1 (en) * 2010-02-10 2017-06-08 Xeros Limited Cleaning Apparatus Using Solid Particulate Cleaning Material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20170159222A1 (en) * 2010-02-10 2017-06-08 Xeros Limited Cleaning Apparatus Using Solid Particulate Cleaning Material

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JPH0684771U (ja) 1994-12-02

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