JP2602229B2 - 画像受信装置 - Google Patents

画像受信装置

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JP2602229B2
JP2602229B2 JP62127895A JP12789587A JP2602229B2 JP 2602229 B2 JP2602229 B2 JP 2602229B2 JP 62127895 A JP62127895 A JP 62127895A JP 12789587 A JP12789587 A JP 12789587A JP 2602229 B2 JP2602229 B2 JP 2602229B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、1つ、または、複数のフレームを有するブ
ロック単位で画像データを受信し、該ブロック単位で誤
り再送要求を行う画像受信装置に関するものである。
[従来の技術] 従来から知られている半二重方式による誤り再送モー
ドの一例について説明する。
まず、送信側の画像通信装置(以下、送信機という)
はHDLC(ハイレベル・データ・リンク・コントロール)
フォーマット化されたブロック情報(このブロック情報
は、複数個のフレームで構成されている)の伝送を行
う。このブロック情報の伝送が終了した後、受信側の画
像通信装置(以下、受信機という)は、上記ブロック情
報を全て正しく受信したときに肯定信号(ACK信号)を
送信機側に送出する。他方、受信機が全てのブロック情
報を正しく受信できなかったときには、受信機は否定信
号(NACK信号)を送信すると共に、引続いて正しく受信
できなかったフレームを特定するための番号を送出す
る。
送信機側において肯定信号(ACK信号)を受信した時
には、次のブロック情報の伝送を行う。また、送信機側
において否定信号(NACK信号)を受信した時には、正し
く受信されなかったフレームの再送を行う。
但し、一度に伝送されるブロック情報の情報量は、受
信機側のメモリ容量のみならず送信機側のメモリ容量に
よっても決定される。その理由は、送信機からあるブロ
ック情報が送信された場合には、受信機側からの肯定信
号が受信されるまで、そのブロック情報を記憶しておく
必要があるからである。
また、一度に送信されるブロック情報(具体的には、
何フレーム分の情報が伝送されるかという情報、及び、
1フレーム分の情報は何ビットによって構成されている
かという情報)は、前手順により決定される。通常の前
手順において、受信機は一度に受信可能なブロックの情
報量を宣言する。これに対して、送信機は1フレーム
の情報量を何ビットとするか、1ブロックを何フレー
ムによって構成するかという情報を宣言する。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、従来の送信機から送信される1フレーム分
の情報量は、トレーニング信号が送信される前に既に決
められている。すなわち、送信機は、相手側受信機から
送出されたNSF(非標準装置)/CSI(被呼局識別)/DIS
(デジタル識別信号)信号を受信した後、NSS(非標準
装置設定)/TSI(送信局識別)/DCS(デジタル命令信
号)信号を送信し、その時点で1フレームの情報量を決
定している。
その後に送信側から送信されるトレーニングチェック
信号は、伝送スピードを決定するために使用されてい
る。すなわち、ある伝送スピードでのトレーニングチェ
ック信号TCFが受信側に正しく受信された時には、受信
側からCFR(受信準備確認)信号が送出され、その伝送
スピードにて送信側から画伝送が行われている。他方、
受信側において、ある伝送スピードでのトレーニングチ
ェック信号TCFが正しく受信されない時には、送信側にF
TT(トレーン失敗)信号が送出される。すなわち、その
伝送スピードでの画伝送は不可能であるため、フォール
バックすることが要求される。
このように、従来はトレーニングチェック信号の送受
により、誤り再送を行う諸条件(例えば、1フレームの
情報量を何ビットにするか)を変更することは行われて
いなかった。
例えば、1ブロック分の全情報量が決定された場合に
も、1フレーム当りの情報量を長くすることにより情報
の冗長度を少なくすることができる。すなわち、1つの
フレームには画像情報の他にフラグ,アドレス,コント
ロール,フレームチェックシーケンス,フラグという情
報が付加されているため、1フレーム当りの情報量を長
くすることにより、伝送効率を良くすることができる。
しかし、回線の状況が悪い場合には、1つのフレーム
中でのエラー確率が高くなるため、1フレームの長さを
長くすることは不適である。逆に、1フレーム分の情報
量を少なくすれば情報の冗長度は多くなって伝送効率は
悪くなるが、回線状況の悪い場合には有効である。
このように、従来の画像通信装置では回線状況に応じ
て誤り再送の条件を選択することができないため、誤り
再送機能を有効に利用し得ないという欠点があった。
よって、本発明の目的は、上述の点に鑑み、送信側か
ら通知されたブロックサイズと、送信側から受信した検
査信号の受信状態に応じて検出される回線品質とに応じ
て、適切なフレームサイズの誤り再送要求を実行できる
画像受信装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る画像受信装置では、1つ、または、複数
のフレームを有するブロック単位で画像データを受信
し、該ブロック単位で誤り再送要求を行う画像受信装置
において、送信側装置から通知されるブロックサイズを
認識する認識手段と、前記送信側装置から受信した回線
品質を検査するための検査信号を受信し、その検査信号
の受信状態に応じて、回線品質を検出する検出手段と、
前記認識手段で認識されたブロックサイズと、前記検出
手段で検出された回線品質に応じて、フレームサイズを
決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたフレー
ムサイズを送信側へ通知する通知手段と、前記送信側装
置から送信される、前記通知手段が通知したフレームサ
イズの画像データを有する前記ブロックを受信する受信
手段とを備えたものである。
[作 用] 本発明では、1つ、または、複数のフレームを有する
ブロック単位で画像データを受信し、該ブロック単位で
誤り再送要求を行う画像受信装置において、送信側装置
から通知されるブロックサイズを認識し、送信側装置か
ら受信した回線品質を検査するための検査信号を受信
し、その検査信号の受信状態に応じて、回線品質を検出
し、認識されたブロックサイズと、検出された回線品質
に応じて、フレームサイズを決定し、決定されたフレー
ムサイズを送信側へ通知し、送信側装置から送信される
通知したフレームサイズの画像データを有するブロック
を受信するので、誤り再送に使用するブロックサイズが
大きいほどフレームサイズを大きくでき、かつ、検査信
号の受信状態に応じた回線品質に基づくフレームサイズ
とすることができ、効率のよい誤り再送が実行できる。
[実施例] 第1図は本発明に係る画像送信装置の全体構成図であ
る。すなわち、誤り再送手段Dを備えた画像送信装置に
おいて、画像情報の送信に先行して、特定の前手順信号
を送信する送信手段Aと、前記前手順信号を受信した通
信相手方から送られて来る返答信号を受信する受信手段
Bと、前記返答信号の内容に基づいて、誤り再送条件を
設定する制御手段Cとを具備する。
第2図は本発明を適用したファクシミリ装置の一実施
例を示すブロック図である。
第2図において、2は網制御装置NCUであり、電話網
をデータ通信等に使用するためにその回線の端末に接続
して電話交換網の接続統制を行ったり、データ通信路へ
の切替えを行う機能を果たす。信号線2aは、電話回線で
ある。このNCU2は信号線30aの信号を入力し、この信号
レベルが「0」であれば電話回線を電話機側(すなわ
ち、信号線2aを信号線2b)に接続する。また、NCU2は信
号線30aの信号を入力し、この信号レベルが「1」であ
れば、電話回線をファクシミリ装置側(すなわち、信号
線2aを信号線2c)に接続する。通常の状態では、電話回
線2aは電話機側に接続されている。
4は、電話機である。
6は、送信系の信号と受信系の信号を分離するハイブ
リッド回路である。すなわち、信号線16aの送信信号は
信号線2cおよびNCU2を介して電話回線に送出される。ま
た、送信相手側から送られてきた信号は、NCUおよび信
号線2cを通り、信号線6aに出力される。
8は公知のCCITT勧告V21に基づいた変調を行う変調器
である。この変調器8は信号線30bの手順信号を入力
し、変調を行い、変調データを信号線8aに出力する。
10は読取回路であり、送信原稿より主走査方向1ライ
ン分の画信号を順次読み取り、白,黒の2値を表わす信
号列を作成する。この読取回路10はCCD(電荷結合素
子)等の撮像素子と光学系とにより構成される。そし
て、白,黒に2値化された信号列は、信号線10aに出力
される。
12は、信号線10aに出力されている2値化されたデー
タを入力し、符号化を行う回路である。この符号化回路
12は、画像再送を行うために必要なメモリを有してい
る。そして、信号線30cが信号レベル「0」の時は、通
常の伝送の符号化を行う。他方、信号線30cが信号レベ
ル「1」の時は、誤り再送による符号化を行う。1つの
フレーム当りの情報量は、信号線30dに出力される。本
ファクシミリ装置が誤り再送モードにセットされている
場合であっても、画情報の再送を行わない時には信号線
30eに信号レベル「0」の信号が出力され、画情報の再
送を行う時には信号線30eに信号レベル「1」の信号が
出力される。信号線30eに信号レベル「0」の信号が出
力されるとき、すなわち画情報の再送を行わない時に
は、送出すべきフレーム数が信号線30fに出力される。
また、信号線30eに信号レベル「1」の信号が出力され
るとき、すなわち誤り再送を行うときには、再送すべき
フレーム番号が信号線30fに出力される。画情報の再送
を行わないとき、すなわち信号線30eが信号レベル
「0」である時には、信号線30dおよび信号線30fの信号
を入力し、1つのブロックが何フレームで構成されてお
り、且つそのフレームが何ビットから成るかを認識し、
これに従って画情報の符号化を行い、画情報の伝送を行
う。画情報の再送を行うとき、すなわち信号線30eが信
号レベル「1」である時には、信号線30dおよび信号線3
0eの信号を出力し、再送すべきフレームを認識する。そ
して、符号化(MH(モディファイド ハフマン)符号化
あるいはMR(モディファイド リード)符号化あるいは
誤り再送用の符号化)されたデータは、信号線12aに出
力される。
14は、公知のCCITT勧告V27ter(差動位相変調)ある
いはV29(直交変調)に基づいた変調を行う変調器であ
る。変調器14は、信号線12aの信号を入力して変調を行
い、変調データを信号線14aに出力する。
16は、加算回路であり、信号線8aおよび信号線14aの
信号を入力し、加算した結果を信号線16aに出力する。
18は、公知のCCITT勧告V21に基づいた復調を行う復調
器である。復調器18は、信号線6aの信号を入力してV21
復調を行い、復調データを信号線18aに入力する。
20は、公知のCCITT勧告V27ter(差動位相変調)ある
いはV29(直交変調)に基づいた復調を行う復調器であ
る。復調器20は、信号線6aの信号を入力して復調を行
い、復調データを信号線20aに出力する。
22は、信号線20aに出力されている復調されたデータ
を入力し、復号化を行う回路である。この復号化回路22
は、誤り再送を行うために必要なメモリを有している。
そして、信号線30cが信号レベル「0」の時は、通常の
伝送の復号化を行う。また信号線30cが信号レベル
「1」の時は、誤り再送による復号化を行う。1つのフ
レームの情報量は、信号線30dに出力される。誤り再送
モードにおいて画情報の再送が行われない時には、信号
線30eに信号レベル「0」の信号が出力される。他方、
画情報の再送が行われる時には、信号線30eに信号レベ
ル「1」の信号が出力される。画情報の再送が行われな
い時に送出されるフレーム数は、信号線30fに出力され
る。誤り再送モードにおいて画情報の再送が行われない
とき、すなわち信号線30eが信号レベル「0」である時
には、信号線30dおよび信号線30fの信号を入力し、1つ
のブロックが何フレームで構成されており、且つそのフ
レームが何ビットから成るかを認識し、これに従って画
情報の復号化を行う。そして、復号化(MH(モディファ
イド ハフマン)復号化あるいはMR(モディファイド
リード)復号化あるいは誤り再送用の復号化)されたデ
ータは、信号線22aに出力される。
24は、信号線22aに出力された復号化されたデータを
入力し、1ライン毎に順次記録を行う記録回路である。
26はオペレーション部である。このオペレーション部
26には、テンキー,アルファベッドキー,ワンタッチキ
ー,スタートキー等が含まれる。そして、オペレーショ
ン部26から入力された情報は、信号線26aに出力され
る。
28は、送信機側でのみ有効なキーであり、オペレータ
が誤り再送モードを選択しているか否かを検出する回路
である。この誤り再送選択検出回路28は、オペレータが
誤り再送モードを選択していない時には、信号線28aに
信号レベル「0」の信号を出力する。逆に、オペレータ
が誤り再送モードを選択している時には、この回路28は
信号線28aに信号レベル「1」の信号を出力する。
30は本ファクシミリ装置全体の制御(第3図(1)お
よび第3図(2)に関して詳述する)を行う制御回路で
ある。
次に、第2図に示した本実施例によるファクシミリ装
置の概要について説明する。
まず、通信相手方である受信側ファクシミリ装置にお
いては、非標準機能の初期識別信号(すなわちNSF信
号)により誤り再送を行う機能を備えているか否かを送
信側ファクシミリ装置に伝える。受信側に誤り再送機能
が備えられている場合は、一度に受信可能なブロックの
情報量が送信側に知らされる。ここで、誤り再送を行う
機能が有るか否かは、例えばNSF信号におけるFIF(ファ
クシミリ情報フィールド)の特定ビット(例えば、第50
ビット目)を割り当てることにより知らされる。すなわ
ち、NSF信号におけるFIFの50ビット目が「0」であれ
ば、誤り再送を行う機能を有していないことになる。他
方、NSF信号におけるFIFの50ビット目が「1」であれ
ば、誤り再送を行う機能を有していないことになる。
誤り再送を行う機能が受信側に備えられているとき
(すなわち、NSF信号におけるFIFの50ビット目が「1」
であるとき)にのみ、NSF信号におけるFIFの51ビット
目,52ビット目が有効である(この2ビットは、一度に
受信可能なブロックの情報量を表している)。本実施例
において、NSF信号におけるFIFの51ビット目,52ビット
目が「0」,「0」である時には、一度に受信可能なブ
ロックの情報量は2kビットであるものとする。以下同様
に、NSF信号におけるFIFの51ビット目,52ビット目が
(1,0),(0,1),(1,1)である時には、一度に受信
可能なブロッウの情報量はそれぞれ4kビット,8kビット,
16kビットであるものとする。
上述した本実施例において、一度に送信可能な1ブロ
ックの情報量は、2kビット,4kビット,8kビット,16kビッ
トのいずれかを採り得るものとする。また、1つのフレ
ームの情報量として256ビット,512ビット,1024ビット,2
kビット,4kビット,8kビットのいずれかを採り得るもの
とする。従って、1ブロック中に含まれるフレーム数
は、(1度に伝送されるブロックの情報量)を(1つの
フレームの情報量)で割れば求めることができる。
送信側のファクシミリ装置においては、オペレータが
誤り再送を選択しているか否かが判断される。
まず、通信相手側の受信装置が誤り再送機能を有して
おり、且つ送信側のオペレータが誤り再送を選択してい
る場合について述べる。送信側はNSS信号により、誤り
再送を行うことおよびこれから送信する1ブロック当り
の情報量を宣言する。1つのフレーム当りの情報量は、
後述するとおり、受信側から宣言される。そして、誤り
再送を行う場合、送信側はNSS信号におけるFIFの50ビッ
ト目を1に設定する。その時には、NSS信号におけるFIF
の51ビット目および52ビット目が有効になる。
そして、送受信側の両装置に共通した伝送可能なブロ
ック情報量として、2kビットが判明した場合は、NSS信
号におけるFIFの51ビット目,52ビット目に(0,0)をセ
ットする。同様に、送受信側の両装置にとって共通した
伝送可能なブロック情報量として、それぞれ4kビット,8
kビット,16kビットが判明した場合は、NSS信号における
FIFの51ビット目,52ビット目にそれぞれ(1,0),(0,
1),(1,1)をセットする。
送信側からは、NSS/TSI/DCS信号に引続いてトレーニ
ングチェック信号TCFが送出される。受信側において、
この伝送スピードでの画伝送が可能であると判断した時
には、CFR(受信準備確認)信号を送出する。このCFR信
号には、FIF(ファクシミリ情報フィールド)を3ビッ
ト設けて、1つのフレーム当りの情報量(回線状況を判
断して変える)を宣言する。また、受信側において、こ
の伝送スピードでの画信号受信が不可能であると判断し
た時には、FTT(トレーン失敗)信号を送出する。
トレーニングチェック信号TCFは、トレーニング信号
に続いて送出される「0」連続(1.5秒)の信号であ
る。例えば、受信側にて「0」を連続して検出できる時
間が1秒未満であった場合は、FTT信号を送出する。ま
た、受信側において、1秒以上連続して「0」を検出し
た時は、CFR信号を送出する。
受信側からCFR信号を送出する場合に、 1秒以上,1.2秒未満にわたって「0」を検出した時
は、現在の伝送スピードで画信号伝送を行うには回線状
況が「悪い」と判断し、1.2秒以上1.4秒未満の連続し
た「0」を検出した時は、現在の伝送スピードで画信号
伝送を行うには回線状況が「普通」であると判断し、
1.4秒以上の連続した「0」を検出した時は、現在の伝
送スピードで画信号伝送を行うには回線状況が「良い」
と判断する。
受信側では、一度に受信可能な1ブロック当りの情報
量と、回線状況の判断結果(「良い」/「普通」/「悪
い」)とに従って、1フレーム当りの情報量が決定され
る。1フレーム当りの情報量は、CFR信号のFIFを用いて
受信側から送信側に宣言される。
送受信側の両装置において一度に対応可能な1ブロッ
ク当りの情報量が2kビットであった場合は、回線状況の
判断結果である「良い」/「普通」/「悪い」に従っ
て、1フレーム当りの情報量が1024ビット/512ビット/2
56ビットに決定される。
送受信側の両装置において一度に対応可能な1ブロッ
ク当りの情報量が4kビットであった場合は、回線状況の
判断結果である「良い」/「普通」/「悪い」に従っ
て、1フレーム当りの情報量が2kビット/1024ビット/51
2ビットに決定される。
送受信側の両装置において一度に対応可能な1ブロッ
ク当りの情報量が8kビットであった場合は、回線状況の
判断結果である「良い」/「普通」/「悪い」に従っ
て、1フレーム当りの情報量が4kビット/2kビット/1024
ビットに決定される。
送受信側の両装置において一度に対応可能な1ブロッ
ク当りの情報量が16kビットであった場合は、回線状況
の判断結果である「良い」/「普通」/「悪い」に従っ
て、1フレーム当りの情報量が8kビット/4kビット/2kビ
ットに決定される。
上記CFR信号におけるFIFの1ビット目,2ビット目,3ビ
ット目がそぞれ(0,0,0),(1,0,0),(0,1,0),
(1,1,0),(0,0,1),(1,0,1)である時には、1フ
レーム当りの情報量はそれぞれ256ビット,512ビット,10
24ビット,2kビット,4kビット,8kビットである。
送信側のファクシミリ装置はCFR信号を受信し、その
内容に基づいて、1フレーム当りの情報量を認識する。
通信相手方のファクシミリ装置が誤り再送機能を有し
ていない場合、あるいは送信側のオペレータが誤り再送
モードを選択していない場合は、誤り再送動作を行うこ
となく、通常のCCITT勧告T4に基づいた伝送を行う。こ
の場合、送信側のファクシミリ装置はNSS信号におけるF
IFの50ビット目に「0」をセットする。
第3図(1)および(2)は、第2図に示した制御回
路30が実行すべき制御手順を示す流れ図である。
第3図(1)において、ステップS40は制御の“スタ
ート”を表わしている。
ステップS42においては、信号線30aに信号レベル
「0」の信号を出力し、本ファクシミリ装置を回線側か
ら切離す。なお、本ブロック中に示す“CML"とは、“Co
nnect Modem to Line"の略称である。
ステップS44においては、送信モードが選択されたか
否かが判断される。送信モードが選択されると、ステッ
プS50に進む。他方、送信モードが選択されていないと
きには、ステップS46に進む。
ステップS46においては、受信モードが選択されたか
否かが判断される。受信モードが選択されると、ステッ
プS70に進む。他方、受信モードが選択されていないと
きには、ステップS48に進み、その他の処理を行う。
ステップS50においては、信号線30aに信号レベル
「1」の信号を出力し、本ファクシミリ装置を回線側に
接続する。
ステップS52では、前手順を実行する。通信相手方か
らの初期識別信号を受信すると、ステップS54に進む。
ステップS54においては、NSF信号を解析して、通信相
手方のファクシミリ装置に誤り再送機能が備えられてい
るか否かが判断される。通信相手方が誤り再送機能を有
している場合には、ステップS56に進む。他方、通信相
手方が誤り再送機能を有していない場合には、ステップ
S58に進む。
ステップS56においては、信号線28aの信号を入力し、
送信側にて誤り再送モードでの送信が選択されているか
否かが判断される。送信側で誤り再送モードでの送信が
選択されている時には、ステップS64に進む。他方、送
信側で誤り再送モードでの送信が選択されていない時に
は、ステップS58に進む。
ステップS58では、前手順を実行する。
ステップS60では、通常の画伝送を行う。
ステップS62では、後手順を行う。
ステップS64では、前手順を表している。ここでは、N
SS信号により、送受信側装置がともに一度に伝送可能な
情報量を宣言する。また通信相手方から送られてくるCF
R信号を受信することにより、1フレーム当りの情報量
を認識する。
ステップS66は、誤り再送モードでの画信号送信を行
う。
ステップS68では、後手順を実行する。
ステップS70においては、信号線30aに信号レベル
「1」の信号を出力し、本ファクシミリ装置を回線側に
接続する。
第3図(2)において、ステップS72では前手順を実
行する。
ステップS74においては、NSS信号により誤り再送モー
ドが選択されているか否かが判断される。誤り再送モー
ドが選択されている時には、ステップS82に進む。他
方、誤り再送モードが選択されていない時には、ステッ
プS76に進む。
ステップS76では、前手順を実行する。
ステップS78では、通常の画伝送を行う。
ステップS80では、後手順を実行する。
ステップS82では、前手順を実行する。ここでは、ト
レーニングチェック信号TCFの受信時に、連続した
「0」を検出する時間が1秒未満の時にはFTT信号を、
連続した「0」を1秒以上検出した時はCFR信号を送出
する。また、連続した「0」を検出する時間が1秒以
上,1.2秒未満の時には、回線状況が「悪い」と判断す
る。連続した「0」を検出する時間が1.2秒以上,1.4秒
未満の時には、回線状況は「普通」と判断する。さら
に、連続した「0」を検出する時間が1.4秒以上の時に
は、回線状況は「良い」と判断する。
ステップS84,ステップS86においては、回線状況の
「良い」/「普通」/「悪い」に従って、ステップS88/
ステップS90/ステップS92に進む。
ステップS88においては、一度に伝送可能なブロック
の情報量2kビット/4kビット/8kビット/16kビットに従
い、1フレーム当りの情報量を1024ビット/2kビット、4
kビット/8kビットに決定する。
ステップS90においては、一度に伝送可能なブロック
の情報量2kビット/4kビット/8kビット/16kビットに従
い、1フレーム当りの情報量を512ビット/1024ビット/2
kビット/4kビットに決定する。
ステップS92においては、一度に伝送可能なブロック
の情報量2kビット/4kビット/8kビット/16kビットに従
い、1フレーム当りの情報量を256ビット/512ビット/10
24ビット/2kビットに決定する。
ステップS94では、前手順を実行する。
ステップS96では、誤り再送モードでの画伝送を行
う。
ステップS98では、後手順を行う。
これまで述べた実施例においては、トレーニングチェ
ック信号TCFの受信結果により、受信側から誤り再送を
行う条件を指示している。すなわち、回線状況をテスト
することにより、受信側から誤り再送を行う条件を指示
すれば足りるので、回線状況のテストをするためには、
トレーニングチェック信号に限定される必要はない。そ
の他のテスト信号を用いることも可能である。
また、上記実施例においては、1フレーム当りの情報
量を回線状況の判断結果に基づいて設定している。しか
し、1フレーム当りの情報量を決定することは一例にす
ぎず、これに限定されるものではない。すなわち、回線
状況の判断結果に基づいて、誤り再送を行うための他の
条件を変更することも可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、1つ、または、複数のフレームを有
するブロック単位で画像データを受信し、該ブロック単
位で誤り再送要求を行う画像受信装置において、送信側
装置から通知されるブロックサイズを認識し、送信側装
置から受信した回線品質を検査するための検査信号を受
信し、その検査信号の受信状態に応じて、回線品質を検
出し、認識されたブロックサイズと、検出された回線品
質に応じて、フレームサイズを決定し、決定されたフレ
ームサイズを送信側へ通知し、送信側装置から送信され
る通知したフレームサイズの画像データを有するブロッ
クを受信するので、誤り再送に使用するブロックサイズ
が大きいほどフレームサイズを大きくでき、かつ、検査
信号の受信状態に応じた回線品質に基づくフレームサイ
ズとすることができ、効率のよい誤り再送が実行でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像送信装置の全体構成図、 第2図は本発明を適用したファクシミリ装置の一実施例
を示すブロック図、 第3図(1)および(2)は第2図に示した制御回路30
が実行すべき制御手順を示す流れ図である。 2……NCU、 4……電話機、 6……ハイブリッド回路、 8……V21変調器、 10……読取回路、 12……符号化回路、 14……V27terあるいはV2の変調器、 16……加算回路、 18……V21復調器、 20……V27terあるいはV29復調器、 22……復号化回路、 24……記録回路、 26……オペレーション部、 28……誤り再送選択検出回路、 30……制御回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つ、または、複数のフレームを有するブ
    ロック単位で画像データを受信し、該ブロック単位で誤
    り再送要求を行う画像受信装置において、 送信側装置から通知されるブロックサイズを認識する認
    識手段と、 前記送信側装置から受信した回線品質を検査するための
    検査信号を受信し、その検査信号の受信状態に応じて、
    回線品質を検出する検出手段と、 前記認識手段で認識されたブロックサイズと、前記検出
    手段で検出された回線品質に応じて、フレームサイズを
    決定する決定手段と、 前記決定手段で決定されたフレームサイズを送信側へ通
    知する通知手段と、 前記送信側装置から送信される、前記通知手段が通知し
    たフレームサイズの画像データを有する前記ブロックを
    受信する受信手段と を有することを特徴とする画像受信装置。
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