JP2601902Y2 - 軌道車両用の乗降場の引戸装置 - Google Patents
軌道車両用の乗降場の引戸装置Info
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- JP2601902Y2 JP2601902Y2 JP1991060405U JP6040591U JP2601902Y2 JP 2601902 Y2 JP2601902 Y2 JP 2601902Y2 JP 1991060405 U JP1991060405 U JP 1991060405U JP 6040591 U JP6040591 U JP 6040591U JP 2601902 Y2 JP2601902 Y2 JP 2601902Y2
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- sliding
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軌道車両用の乗降場の
引戸装置、特に乗降口の数,位置や幅寸法が異なる車両
形式の列車が停車した場合でも、引戸の開口を車両の乗
降口の数,位置及び幅寸法に合わせることができる軌道
車両用の乗降場の引戸装置に関する。
引戸装置、特に乗降口の数,位置や幅寸法が異なる車両
形式の列車が停車した場合でも、引戸の開口を車両の乗
降口の数,位置及び幅寸法に合わせることができる軌道
車両用の乗降場の引戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道車両用の乗降場において、乗降客の
安全のために、或いは乗降場に形成した建物の空調効率
を高めるために、乗降場の軌道に面する側に壁をもって
仕切を形成し、壁面に仕切を設け、且つ、軌道車両の停
車した停止位置の誤差分に応じ前記引戸の開扉位置を調
整することが、特公昭57−2537号公報等により提
案されており、軌道車両の形式が一定であるときによく
適合する。
安全のために、或いは乗降場に形成した建物の空調効率
を高めるために、乗降場の軌道に面する側に壁をもって
仕切を形成し、壁面に仕切を設け、且つ、軌道車両の停
車した停止位置の誤差分に応じ前記引戸の開扉位置を調
整することが、特公昭57−2537号公報等により提
案されており、軌道車両の形式が一定であるときによく
適合する。
【0003】しかし、上記提案の軌道車両用の乗降場に
おける引戸装置では、多くの形式を異にする軌道車両を
対象とするとき、大きく位置や寸法の変化するの乗降口
に対応して、引戸を開扉させることはできない。特に引
戸の引き方向まで変えることを要する場合は不可能であ
る。
おける引戸装置では、多くの形式を異にする軌道車両を
対象とするとき、大きく位置や寸法の変化するの乗降口
に対応して、引戸を開扉させることはできない。特に引
戸の引き方向まで変えることを要する場合は不可能であ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】車両が停車するまでは
乗降場の乗降縁を閉鎖し、車両が停車したときに、車両
の乗降口に相対する引戸を開閉する従来の引戸装置は、
引戸の開度を加減して車両の停車位置誤差を吸収するこ
とはできるが、乗降口の数,位置及び幅寸法が異なる車
両形式の乗降口に引戸の開口を一致させてその開き量を
確保することが出来ない問題があった。 本考案はかかる
課題を解決することを目的とし、乗降口の数,位置及び
幅寸法が一定しない各種車両形式の軌道車両が乗降場に
停車した場合でも、引戸の開口位置と開き量を車両の乗
降口の数,位置及び幅寸法に一致させることができる乗
降場の引戸装置を提供するものである。
乗降場の乗降縁を閉鎖し、車両が停車したときに、車両
の乗降口に相対する引戸を開閉する従来の引戸装置は、
引戸の開度を加減して車両の停車位置誤差を吸収するこ
とはできるが、乗降口の数,位置及び幅寸法が異なる車
両形式の乗降口に引戸の開口を一致させてその開き量を
確保することが出来ない問題があった。 本考案はかかる
課題を解決することを目的とし、乗降口の数,位置及び
幅寸法が一定しない各種車両形式の軌道車両が乗降場に
停車した場合でも、引戸の開口位置と開き量を車両の乗
降口の数,位置及び幅寸法に一致させることができる乗
降場の引戸装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案は、車両の乗降口の数,位置及び開口幅寸法
の情報と車両の停止位置の情報に基づいて乗降口に相対
する引戸の選定とその移動方向と移動行程量を設定する
論理装置と、選定された引戸を設定値に基づいて移動す
る扉開閉駆動部とにより構成される軌道車両用の乗降場
の引戸装置において、前記乗降場の乗降縁に沿って平行
に配置した第1の引戸支持レール及び第2の引戸支持レ
ールと、該第1及び第2の引戸支持レール上に交互に配
置される複数の引戸を設け、該引戸の配列は、隣接する
引戸が僅かに重なる状態に配列された全引戸で車両のほ
ぼ全長を閉鎖する配列であり、全引戸のうち車両の乗降
口に相対する部分の引戸が選定され、選定された引戸が
設定された移動方向と移動行程量だけ移動し、乗降縁を
閉鎖する全引戸の配列のなかに前記車両の乗降口の数、
乗降口の位置及び開口幅寸法に一致する開口が形成され
ることを特徴とするものである。前記引戸に、前記第1
或いは第2引戸支持レールに沿って転動する戸車と前記
引戸の走行方向に長い被駆動ローラを設け、前記扉開閉
駆動部は、前記第1及び第2の引戸支持レールに沿って
それぞれ配列され、前記被駆動ローラに対して交叉角を
有し、少なくとも常に一つが前記被駆動ローラに接触す
る間隔に配置される複数の駆動ローラと、前記各駆動ロ
ーラにそれぞれ連結され、前記論理装置の指令を受けた
ときに前記駆動ローラを回転駆動する扉開閉駆動部とに
より構成することができる。
に、本考案は、車両の乗降口の数,位置及び開口幅寸法
の情報と車両の停止位置の情報に基づいて乗降口に相対
する引戸の選定とその移動方向と移動行程量を設定する
論理装置と、選定された引戸を設定値に基づいて移動す
る扉開閉駆動部とにより構成される軌道車両用の乗降場
の引戸装置において、前記乗降場の乗降縁に沿って平行
に配置した第1の引戸支持レール及び第2の引戸支持レ
ールと、該第1及び第2の引戸支持レール上に交互に配
置される複数の引戸を設け、該引戸の配列は、隣接する
引戸が僅かに重なる状態に配列された全引戸で車両のほ
ぼ全長を閉鎖する配列であり、全引戸のうち車両の乗降
口に相対する部分の引戸が選定され、選定された引戸が
設定された移動方向と移動行程量だけ移動し、乗降縁を
閉鎖する全引戸の配列のなかに前記車両の乗降口の数、
乗降口の位置及び開口幅寸法に一致する開口が形成され
ることを特徴とするものである。前記引戸に、前記第1
或いは第2引戸支持レールに沿って転動する戸車と前記
引戸の走行方向に長い被駆動ローラを設け、前記扉開閉
駆動部は、前記第1及び第2の引戸支持レールに沿って
それぞれ配列され、前記被駆動ローラに対して交叉角を
有し、少なくとも常に一つが前記被駆動ローラに接触す
る間隔に配置される複数の駆動ローラと、前記各駆動ロ
ーラにそれぞれ連結され、前記論理装置の指令を受けた
ときに前記駆動ローラを回転駆動する扉開閉駆動部とに
より構成することができる。
【0006】
【作用】以上のように構成された軌道車両用の乗降場の
引戸装置は、車両が停車するまでの間は、各引戸が乗降
縁を閉鎖して、乗降場の客の安全を確保している。車両
が停車すると、車両の乗降口の数,位置及び開口幅寸法
の情報と車両の停止位置の情報を受けた論理装置が、停
車した車両の乗降口に相対する引戸の選定とその移動方
向と移動行程量の設定の演算処理を行い、扉開閉駆動部
に指令する。扉開閉駆動部が選定された引戸を、設定さ
れた移動方向に設定された移動行程量だけ移動し、この
移動によって形成される開口が車両の乗降口の数,乗降
口の位置及び開口幅寸法に一致する。
引戸装置は、車両が停車するまでの間は、各引戸が乗降
縁を閉鎖して、乗降場の客の安全を確保している。車両
が停車すると、車両の乗降口の数,位置及び開口幅寸法
の情報と車両の停止位置の情報を受けた論理装置が、停
車した車両の乗降口に相対する引戸の選定とその移動方
向と移動行程量の設定の演算処理を行い、扉開閉駆動部
に指令する。扉開閉駆動部が選定された引戸を、設定さ
れた移動方向に設定された移動行程量だけ移動し、この
移動によって形成される開口が車両の乗降口の数,乗降
口の位置及び開口幅寸法に一致する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は軌道車両と扉開閉駆動装置を備えた本考案
の引戸装置との関連を平面図で示し、図2は扉装置であ
る引戸の側面図である。この実施例において、引戸は乗
降縁に平行な二列の定位置に配置され、夫々の列には、
引戸を案内することができる引戸支持レールが設けられ
ている。そして、奇数番目の引戸は一方の列の引戸支持
レールに、偶数番目の引戸は他方の列の引戸支持レール
に夫々交互に配置されて閉扉状態にあり、乗降口に対応
する位置の引戸が扉開閉駆動装置により所定の方向、所
定の行程量移動する構成を備えている。
する。図1は軌道車両と扉開閉駆動装置を備えた本考案
の引戸装置との関連を平面図で示し、図2は扉装置であ
る引戸の側面図である。この実施例において、引戸は乗
降縁に平行な二列の定位置に配置され、夫々の列には、
引戸を案内することができる引戸支持レールが設けられ
ている。そして、奇数番目の引戸は一方の列の引戸支持
レールに、偶数番目の引戸は他方の列の引戸支持レール
に夫々交互に配置されて閉扉状態にあり、乗降口に対応
する位置の引戸が扉開閉駆動装置により所定の方向、所
定の行程量移動する構成を備えている。
【0008】図1において、1,2は車両であり、車両
1,2はカプラー3により連結されて、列車を構成して
いる。車両1には、乗降口4,4´が形成され、この乗
降口4,4´には、片引きの引戸5,5´が乗降口4,
4´を開閉できるように配置されている。図示の実線位
置では、引戸5,5´は乗降口4,4´を開いた状態に
ある。車両2の乗降口6,6´は、車両1の場合と異な
って広く、したがって、両引きの引戸7,7´を備えて
いる。
1,2はカプラー3により連結されて、列車を構成して
いる。車両1には、乗降口4,4´が形成され、この乗
降口4,4´には、片引きの引戸5,5´が乗降口4,
4´を開閉できるように配置されている。図示の実線位
置では、引戸5,5´は乗降口4,4´を開いた状態に
ある。車両2の乗降口6,6´は、車両1の場合と異な
って広く、したがって、両引きの引戸7,7´を備えて
いる。
【0009】8は乗降場の乗降縁であり、この乗降縁8
に沿って、扉としての引戸91〜98,99〜917は
二列状に連続して配置されている。引戸のうち、添字が
奇数番目の引戸91,93,95等は、乗降縁8に接近
した第1の引戸支持レールに支持されており、偶数番目
の引戸92,94,96等は、乗降縁8から離れた第2
の引戸支持レールに支持されている。このように、軌道
車両が停止していないときには、第1及び第2の引戸支
持レール上に交互に配置された引戸は、隣接する引戸が
僅かに重なり合う状態で乗降縁8を閉鎖する閉扉定位置
に配置され、図面では、開口作用に寄与する引戸が閉扉
定位置にある場合を点線で示し、その引戸について、9
1a,92a,93a〜と添字aを付して表示してい
る。
に沿って、扉としての引戸91〜98,99〜917は
二列状に連続して配置されている。引戸のうち、添字が
奇数番目の引戸91,93,95等は、乗降縁8に接近
した第1の引戸支持レールに支持されており、偶数番目
の引戸92,94,96等は、乗降縁8から離れた第2
の引戸支持レールに支持されている。このように、軌道
車両が停止していないときには、第1及び第2の引戸支
持レール上に交互に配置された引戸は、隣接する引戸が
僅かに重なり合う状態で乗降縁8を閉鎖する閉扉定位置
に配置され、図面では、開口作用に寄与する引戸が閉扉
定位置にある場合を点線で示し、その引戸について、9
1a,92a,93a〜と添字aを付して表示してい
る。
【0010】乗降口4に対しては、引戸96aを右に移動
して引戸96 とし、引戸97aを左に移動して引戸97 と
する。また、乗降口4´に対しては、引戸91aを僅かに
右に移動して引戸91 とし、引戸92aを大きく右に移動
して引戸92 とし、引戸93aを僅かに左に移動して引戸
93 とし、閉扉定位置にある引戸を乗降口に対応して開
扉する。乗降口6,6´についても、それに対応する引
戸も、同様に乗降口に合致させて開扉できる。
して引戸96 とし、引戸97aを左に移動して引戸97 と
する。また、乗降口4´に対しては、引戸91aを僅かに
右に移動して引戸91 とし、引戸92aを大きく右に移動
して引戸92 とし、引戸93aを僅かに左に移動して引戸
93 とし、閉扉定位置にある引戸を乗降口に対応して開
扉する。乗降口6,6´についても、それに対応する引
戸も、同様に乗降口に合致させて開扉できる。
【0011】この実施例では、乗降場の乗降縁8に沿っ
て、引戸を二列に連続して配置し、全ての引戸を可動に
構成しているが、各種列車が停止した際に乗降口となる
ことがない乗降縁の位置、例えば、図における引戸98
に相当する位置には、固定壁を配置することも可能であ
る。また、実施例において、車両の乗降口の大きさに一
致する開口を形成するものとして説明しているが、引戸
の移動を制御して車両の乗降口よりもやや広い開口を形
成すること等の変形例も可能である。
て、引戸を二列に連続して配置し、全ての引戸を可動に
構成しているが、各種列車が停止した際に乗降口となる
ことがない乗降縁の位置、例えば、図における引戸98
に相当する位置には、固定壁を配置することも可能であ
る。また、実施例において、車両の乗降口の大きさに一
致する開口を形成するものとして説明しているが、引戸
の移動を制御して車両の乗降口よりもやや広い開口を形
成すること等の変形例も可能である。
【0012】図2は、図1の引戸の側面を示し、引戸は
開扉状態にある。10は乗降場の床であり、11は天
井、12は鴨居であり、その鴨居12の内部には、引戸
の支持部としての支持レールや扉開閉駆動装置が収納さ
れている。
開扉状態にある。10は乗降場の床であり、11は天
井、12は鴨居であり、その鴨居12の内部には、引戸
の支持部としての支持レールや扉開閉駆動装置が収納さ
れている。
【0013】前記の実施例においては、二列の引戸支持
レールに夫々引戸を設けて、選択された引戸により開口
を形成しているが、第1の引戸支持レール,第2の引戸
支持レールの他に、第3の引戸支持レールを配置し、引
戸の開閉に際して、第2の引戸支持レールと第3の引戸
支持レールによる引戸の開閉によって開口を設定するこ
とも可能である。これは、第1の引戸支持レール上の引
戸の開閉が乗降場の構成上困難な場合に実施することが
できる。
レールに夫々引戸を設けて、選択された引戸により開口
を形成しているが、第1の引戸支持レール,第2の引戸
支持レールの他に、第3の引戸支持レールを配置し、引
戸の開閉に際して、第2の引戸支持レールと第3の引戸
支持レールによる引戸の開閉によって開口を設定するこ
とも可能である。これは、第1の引戸支持レール上の引
戸の開閉が乗降場の構成上困難な場合に実施することが
できる。
【0014】図3には、車両における二つの乗降口4
A,4Bが接近して設けられた場合の引戸の開閉につい
ての実施例を示している。すなわち、車両1Aには、乗
降口4A及び4Bが接近して形成されている。これに対
応して、引戸の幅は、隣接する乗降口の間に位置する最
小の壁の幅よりも小さく設定される。その結果、、大き
い乗降口に対応して開口を形成するには、移動させる引
戸の数が多くなる。
A,4Bが接近して設けられた場合の引戸の開閉につい
ての実施例を示している。すなわち、車両1Aには、乗
降口4A及び4Bが接近して形成されている。これに対
応して、引戸の幅は、隣接する乗降口の間に位置する最
小の壁の幅よりも小さく設定される。その結果、、大き
い乗降口に対応して開口を形成するには、移動させる引
戸の数が多くなる。
【0015】引戸131 〜1312が二列に引戸支持レー
ルに支持されていることは、図1と同様であり、図面で
は、移動前の閉扉定位置の状態を点線で符号に添字aを
付けて示し、移動後の開扉状態を実線で示している。そ
して、閉扉定位置の状態から開扉状態への引戸の移動を
a〜gの矢印で示している。例えば、一方の列の引戸支
持レール(図面で下方に位置する支持レール)に支持さ
れる奇数番目の引戸において、引戸135aが開扉されて
矢印eのストロークで引戸135 に移動する際、引戸1
37a及び139aも同時に矢印gのストロークで引戸13
7 及び139 で示される位置まで移動させられる。他方
の列の引戸支持レールに(図面で上方に位置する支持レ
ール)に支持される偶数番目の引戸についても、同様
に、引戸136aの開扉による移動に伴い、隣接する引戸
138 も同時に移動させられる。
ルに支持されていることは、図1と同様であり、図面で
は、移動前の閉扉定位置の状態を点線で符号に添字aを
付けて示し、移動後の開扉状態を実線で示している。そ
して、閉扉定位置の状態から開扉状態への引戸の移動を
a〜gの矢印で示している。例えば、一方の列の引戸支
持レール(図面で下方に位置する支持レール)に支持さ
れる奇数番目の引戸において、引戸135aが開扉されて
矢印eのストロークで引戸135 に移動する際、引戸1
37a及び139aも同時に矢印gのストロークで引戸13
7 及び139 で示される位置まで移動させられる。他方
の列の引戸支持レールに(図面で上方に位置する支持レ
ール)に支持される偶数番目の引戸についても、同様
に、引戸136aの開扉による移動に伴い、隣接する引戸
138 も同時に移動させられる。
【0016】図4には、本考案の引戸装置における扉開
閉駆動装置を示しており、交互に二列の閉扉定位置にあ
る隣接する引戸について例示している。図4において、
開口される予定の隣接する二つの引戸9A,9Bが閉扉
定置に各支持レールに支持されて二列に配置されてい
る。各引戸9A,9Bの上方位置に設けられたブラッケ
ットに戸車14B1 ,14B2 (引戸9Aの戸車は示さ
れていない)が取付けられ、各戸車は図示されていない
引戸支持レール上に載置され、扉開閉駆動装置の作用で
引戸9A,9Bに右方向又は左方向の力が加わることに
より、引戸9A,9Bは開扉できる状態にある。
閉駆動装置を示しており、交互に二列の閉扉定位置にあ
る隣接する引戸について例示している。図4において、
開口される予定の隣接する二つの引戸9A,9Bが閉扉
定置に各支持レールに支持されて二列に配置されてい
る。各引戸9A,9Bの上方位置に設けられたブラッケ
ットに戸車14B1 ,14B2 (引戸9Aの戸車は示さ
れていない)が取付けられ、各戸車は図示されていない
引戸支持レール上に載置され、扉開閉駆動装置の作用で
引戸9A,9Bに右方向又は左方向の力が加わることに
より、引戸9A,9Bは開扉できる状態にある。
【0017】図示の状態で、引戸9Aの上方に設けられ
たブラケット端には被駆動ローラ15Aが配置され、こ
の被駆動ローラ15Aには、扉開閉駆動部161,16
2の駆動ローラ171,172が係合し、前記駆動ロー
ラ171,172に設定された交差角により、駆動ロー
ラ171,172が回転すると、引戸9Aは被駆動ロー
ラ15Aの軸方向右側へ移動する。同時に、引戸9Bの
被駆動ローラ15Bと扉開閉駆動部163,164の駆
動ローラ173,174とが係合し、前記駆動ローラ1
73,174に設定された交差角により、駆動ローラ1
73,174が回転すると、引戸9Bは被駆動ローラ1
5Bに軸方向左側へ移動する。引戸9Bが左方向に移動
すると、引戸9Bは扉開閉駆動部163との係合を解か
れるが、扉開閉駆動部165と係合され、更に大きい左
への行程量を引戸9Bに与える。
たブラケット端には被駆動ローラ15Aが配置され、こ
の被駆動ローラ15Aには、扉開閉駆動部161,16
2の駆動ローラ171,172が係合し、前記駆動ロー
ラ171,172に設定された交差角により、駆動ロー
ラ171,172が回転すると、引戸9Aは被駆動ロー
ラ15Aの軸方向右側へ移動する。同時に、引戸9Bの
被駆動ローラ15Bと扉開閉駆動部163,164の駆
動ローラ173,174とが係合し、前記駆動ローラ1
73,174に設定された交差角により、駆動ローラ1
73,174が回転すると、引戸9Bは被駆動ローラ1
5Bに軸方向左側へ移動する。引戸9Bが左方向に移動
すると、引戸9Bは扉開閉駆動部163との係合を解か
れるが、扉開閉駆動部165と係合され、更に大きい左
への行程量を引戸9Bに与える。
【0018】この引戸9A,9Bの移動は、乗降口の位
置,大きさに応じて扉開閉駆動部161 〜165 が制御
され、所定の開口を形成する。各被駆動ローラの長さよ
りも、二つの扉開閉駆動部161 ,162 又は163 ,
164 及び164 ,165 の間のピッチを小さくして、
扉開閉駆動部は連続して配置されており、このため、継
続した長い行程量の送りを可能とすることができる。
置,大きさに応じて扉開閉駆動部161 〜165 が制御
され、所定の開口を形成する。各被駆動ローラの長さよ
りも、二つの扉開閉駆動部161 ,162 又は163 ,
164 及び164 ,165 の間のピッチを小さくして、
扉開閉駆動部は連続して配置されており、このため、継
続した長い行程量の送りを可能とすることができる。
【0019】図5には、軌道車両の乗降口の情報によ
り、開閉駆動部を制御する系統図が示されている。軌道
車両からその乗降口の位置及び幅に関する情報18と、
実際に軌道車両が停止した位置に関する情報19とを
得、これらの二つの情報18,19を論理装置20に与
え、論理装置20は前述した扉開閉駆動部161 〜16
5を制御し、引戸を開扉位置に作動する。この場合、論
理装置20は、「どの位置の折戸を」、「どの方向
に」、「どれだけの行程」移動させると、軌道車両の乗
降口に対応する開口を設定できるかを決定し、その決定
に応じた各開閉駆動部161 〜165 の駆動ローラの交
差角を得るように、アクチュエータ211 〜215 を制
御する。論理装置としては、マイクロコンピュータを使
用することもできる。
り、開閉駆動部を制御する系統図が示されている。軌道
車両からその乗降口の位置及び幅に関する情報18と、
実際に軌道車両が停止した位置に関する情報19とを
得、これらの二つの情報18,19を論理装置20に与
え、論理装置20は前述した扉開閉駆動部161 〜16
5を制御し、引戸を開扉位置に作動する。この場合、論
理装置20は、「どの位置の折戸を」、「どの方向
に」、「どれだけの行程」移動させると、軌道車両の乗
降口に対応する開口を設定できるかを決定し、その決定
に応じた各開閉駆動部161 〜165 の駆動ローラの交
差角を得るように、アクチュエータ211 〜215 を制
御する。論理装置としては、マイクロコンピュータを使
用することもできる。
【0020】
【考案の効果】本考案の構成により、車両が乗降場に停
車するまでは、複数の引戸が乗降場の乗降縁を閉鎖する
壁となり、乗降場の旅客の安全を確保しているが、車両
が乗降場に停車すると、車両の乗降口の数,位置及び開
口幅寸法の情報と車両の停止位置の情報を受けた論理装
置が、停車した車両の乗降口に相対する引戸を選択し、
選択された引戸の移動方向と移動行程量を設定して、扉
開閉駆動部が、選択された引戸を設定された方向に設定
された移動行程量だけ移動するので、移動した引戸によ
って形成される開口の位置と開度が車両の乗降口の数,
乗降口の位置及び開口幅寸法に一致する。従って、一定
の形式の車両にしか対応できなかった従来の引戸装置の
問題を解決することができた。
車するまでは、複数の引戸が乗降場の乗降縁を閉鎖する
壁となり、乗降場の旅客の安全を確保しているが、車両
が乗降場に停車すると、車両の乗降口の数,位置及び開
口幅寸法の情報と車両の停止位置の情報を受けた論理装
置が、停車した車両の乗降口に相対する引戸を選択し、
選択された引戸の移動方向と移動行程量を設定して、扉
開閉駆動部が、選択された引戸を設定された方向に設定
された移動行程量だけ移動するので、移動した引戸によ
って形成される開口の位置と開度が車両の乗降口の数,
乗降口の位置及び開口幅寸法に一致する。従って、一定
の形式の車両にしか対応できなかった従来の引戸装置の
問題を解決することができた。
【図1】扉開閉駆動装置を乗降場に適用した際の乗降場
の引戸装置の平面図を示す。
の引戸装置の平面図を示す。
【図2】図2における引戸装置の側面図である。
【図3】車両の二つの乗降口が接近して設けられている
場合の引戸の移動状態を示す引戸装置の平面図である。
場合の引戸の移動状態を示す引戸装置の平面図である。
【図4】本考案の引戸装置における扉開閉駆動装置の一
実施例を斜視図で示している。
実施例を斜視図で示している。
【図5】本考案における扉開閉駆動部を制御するための
系統図を示す。
系統図を示す。
1,2 軌道車両 4,4´6,6´ 車両の乗降口 8 乗降場の乗降縁 9,13 引戸 15,16,17 扉開閉駆動装置 15 被駆動ローラ 16 扉開閉駆動部 17 駆動ローラ 18 乗降口の位置及び幅に関する情報 19 車両停止の位置に関する情報 20 論理装置 21 アクチュエータ
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の乗降口の数,位置及び開口幅寸法
の情報と車両の停止位置の情報に基づいて乗降口に相対
する引戸の選定とその移動方向と移動行程量を設定する
論理装置と、選定された引戸を設定値に基づいて移動す
る扉開閉駆動部とにより構成される軌道車両用の乗降場
の引戸装置において、 前記乗降場の乗降縁に沿って平行に配置した第1の引戸
支持レール及び第2の引戸支持レールと、該第1及び第
2の引戸支持レール上に交互に配置される複数の引戸を
設け、該引戸の配列は 、隣接する引戸が僅かに重なる状態に配
列された全引戸で車両のほぼ全長を閉鎖する配列であ
り、全引戸 のうち車両の乗降口に相対する部分の引戸が選定
され、選定された引戸が設定された移動方向と移動行程
量だけ移動し、乗降縁を閉鎖する全引戸の配列のなかに
前記車両の乗降口の数、乗降口の位置及び開口幅寸法に
一致する開口が形成されることを特徴とする軌道車両用
の乗降場の引戸装置。 - 【請求項2】 前記引戸に、前記第1或いは第2引戸支
持レールに沿って転動する戸車と前記引戸の走行方向に
長い被駆動ローラを設け、 前記扉開閉駆動部は、前記第1及び第2の引戸支持レー
ルに沿ってそれぞれ配列され、前記被駆動ローラに対し
て交叉角を有し、少なくとも常に一つが前記被駆動ロー
ラに接触する間隔に配置される複数の駆動ローラと、前
記各駆動ローラにそれぞれ連結され、前記論理装置の指
令を受けたときに前記駆動ローラを回転駆動する扉開閉
駆動部とにより構成されることを特徴とする請求項1記
載の軌道車両用の乗降場の引戸装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991060405U JP2601902Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 軌道車両用の乗降場の引戸装置 |
US07/917,954 US5295441A (en) | 1991-07-31 | 1992-07-24 | Sliding door apparatus for platform |
DE69205097T DE69205097T2 (de) | 1991-07-31 | 1992-07-29 | Schiebtürapparat für Plattform für Gleisfahrzeuge. |
EP92112926A EP0525738B1 (en) | 1991-07-31 | 1992-07-29 | Sliding door apparatus for platform for tracle vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991060405U JP2601902Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 軌道車両用の乗降場の引戸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512348U JPH0512348U (ja) | 1993-02-19 |
JP2601902Y2 true JP2601902Y2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=13141239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991060405U Expired - Lifetime JP2601902Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 軌道車両用の乗降場の引戸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601902Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002362354A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-18 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 異車種車両用ホームドア装置 |
JP4353683B2 (ja) * | 2002-07-31 | 2009-10-28 | 株式会社日立製作所 | プラットホームドア制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5480915A (en) * | 1977-12-12 | 1979-06-28 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Control system for controlling opening and closing of doors equipped in passenger transporting facility |
DE3001705C2 (de) * | 1980-01-18 | 1984-10-18 | Wavin B.V., Zwolle | Zentriervorrichtung für Formwerkzeuge von Strangpressen |
DE3629981A1 (de) * | 1986-09-03 | 1988-03-17 | Basf Ag | Verfahren zum entfernen von saeure aus kathodischen elektrotauchlackier-baedern |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP1991060405U patent/JP2601902Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0512348U (ja) | 1993-02-19 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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