JP2556731Y2 - 軌道車両用の乗降場の折戸装置 - Google Patents

軌道車両用の乗降場の折戸装置

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JP2556731Y2
JP2556731Y2 JP1991060406U JP6040691U JP2556731Y2 JP 2556731 Y2 JP2556731 Y2 JP 2556731Y2 JP 1991060406 U JP1991060406 U JP 1991060406U JP 6040691 U JP6040691 U JP 6040691U JP 2556731 Y2 JP2556731 Y2 JP 2556731Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軌道車両用の乗降場の
折戸装置、特に異なる車両形式の列車が停車し、列車毎
に乗降口が一定しない場合に有効な乗降場の折戸装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】軌道車両用の乗降場において、乗降客の
安全のために、或いは乗降場に形成した建物の空調効率
を高めるために、乗降場の軌道に面する側に壁をもって
仕切を形成し、壁面に引戸を設け、且つ、軌道車両の停
車した停止位置の誤差分に応じ前記引戸の開扉位置を調
整することが、特公昭57−2537号公報等により提
案されており、軌道車両の形式が一定であるときによく
適合する。
【0003】乗降場の軌道に面する側に形成する扉を備
えた仕切は、通過する列車や、高速度で進入する列車の
動揺に対し、相当量の間隔を置いて設置する必要があ
る。このように軌道車両と扉との間に相当量の間隔があ
ると、乗降する旅客は、通勤ラッシュ等の混雑時、軌道
車両の乗降口の側方、すなわち、軌道車両と扉との間に
押しやられるという問題を起こす。これに対して、軌道
車両と扉との間に保護設備を設けることが望ましが、非
常に煩雑である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】車両が停車するまでは
乗降場の乗降縁を閉鎖して乗降場上の旅客の安全を確保
し、車両が停車したときに、車両の乗降口に相対する折
戸を開閉する従来の折戸装置は、折戸の開度を加減して
車両の停車位置誤差を吸収することはできるが、乗降口
数,位置及び幅寸法が異なる車両形式の乗降口に折戸
の開度を一致させることはできない問題があった。本考
案はかかる課題を解決することを主たる目的とし、乗降
口の数,位置及び幅寸法が一定しない各種車両形式の軌
道車両が乗降場に停車した場合でも、折戸の開口を車両
の乗降口の数,位置及び幅寸法に一致させることができ
乗降場の折戸装置を提供するものである。
【0005】また、本考案は、乗降場の扉装置部分と軌
道車両との間隔を少なくし、乗降客が軌道車両と折戸装
置との間に押しやられることのない、保護機能を有する
折戸装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するために、乗降口の数,位置,幅寸法の情報と停車位
置の情報に基づいて、乗降口に相対する折戸の選定とそ
の移動方向と移動行程量を設定する論理装置と、選定さ
れた折戸を設定値に基づいて移動する扉開閉駆動装置と
により構成される軌道車両用の乗降場の折戸装置におい
て、二枚一組の要素を屈曲可能に接合し端部に戸先を設
けた複数組の折戸を係脱可能に接続した扉を、軌道車両
の停車する乗降縁を閉鎖する閉扉定位置に直列状に配列
し、前記閉扉定位置と平行に移動可能に設けられる前記
扉開閉駆動装置に、前記戸先に係脱可能に設けられ、
択した折戸の戸先に係合する係合子を設け、 該係合子
移動方向と移動行程量は前記係合子の移動により接続さ
れた折戸に分離して生じる扉の開口が、前記乗降口の
数,位置,幅寸法に一致するように設定されていること
を特徴とするものである。
【0007】本考案は、開放する際の折戸の屈折の方向
が軌道車両側に接近する方向であり、最大の屈折状態に
おける折戸の屈折点が軌道車両に接触しない位置になる
ように、閉扉時の折戸の配置を設定することができる
或いは、開放する際の折戸の屈折の方向が軌道車両側か
ら遠ざかる方向であり、閉扉時の折戸の位置軌道車両
に接触しない位置に設定することができる
【0008】
【作用】以上のように構成された軌道車両用の乗降場の
折戸装置は、車両が停車するまでの間は、各折戸が係合
状態に接続して閉扉定位置に直列状に配列され、乗降縁
を閉鎖しているので、乗降場の旅客の安全が確保されて
いる。 車両が停車すると、車両の乗降口の数,位置及び
幅寸法の情報と車両の停止位置の情報を受けた論理装置
が、停車した車両の乗降口に相対する折戸の選定と、選
択した前記折戸の移動方向と移動行程量の設定の演算処
理を行い、扉開閉駆動装置に、選択された折戸の戸先に
係合させた係合子を設定されたとおりに移動を指令す
る。
【0009】この指令により、軌道車両の乗降口に相対
する折戸の戸先にそれぞれ係合子が係合し、指令された
方向に向けて係合した折戸と共に移動するため、移動す
る折戸と隣の停止している折戸との係合が外れて扉に開
口を生じる係合子が指定された移動行程量だけ移動す
ると扉の開口が前記乗降口の数,位置,幅寸法に一致
する従って、異なる形式車両が停車しても、扉の開口
を車両の乗降口の数,位置,幅寸法に一致させることが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は車両と本考案の折戸装置である複数個の折
戸との関連を平面図で示し、図2は折戸装置である各折
戸の側面図である。図1において、1,2は車両であ
り、車両1,2はカプラー3により連結されて、列車を
構成している。車両1には、乗降口4,4´が形成さ
れ、この乗降口4,4´には、片引きの引戸5,5´が
乗降口4,4´を開閉できるように配置されている。図
示の実線位置では、引戸5,5´は乗降口4,4´を開
いた状態にあり、点線の引戸5´aは乗降口4´を閉じ
た状態を示している。車両2の乗降口6,6´は、車両
1の場合と異なって広く、したがって、両引きの引戸
7,7´を備えている。
【0011】図1の8は乗降場の乗降縁であり、この乗
降縁8に沿って、本考案の折戸9〜9,9〜9
16は、直列状に連続して配置されている。図では、
閉鎖された状態の折戸は、92a,93a,99a,9
10aと添字aを付し、点線で示しており、この閉扉状
態の折戸は一直線であり、この折戸の位置を閉扉定位置
という。折戸の開扉に際して、折戸は、車両の乗降口
4,4′,6,6′に整合した開口を形成するために、
開口端側の折戸を屈曲しながら、順次隣接する折戸を屈
折して所定の方向と行程量だけ、添字なしの実線位置に
移動される。
【0012】折戸9〜9,9〜916で示された
各折戸9は、一組の要素9a,9bとからなり、一組の
要素9a,9bとの接合部を屈折点9cとして構成され
ている。各折戸には隣接する折戸に接近する端部に戸先
9dが形成されている(図1の9 ,詳しくは図4の1
9d参照)。車両1の乗降口4に対して、折戸9,9
が対応して位置し、同じく乗降口4′に対して、折戸
,9が対応して位置し、夫々各折戸が屈折点9c
屈折して移動することにより、各乗降口4,4′の開
口位置及び開口幅に一致する開口が生じる
【0013】また、車両2の乗降口6に対して、右方向
に移動できる折戸99 ,98 と左方向に移動できる折戸
10とが対応して位置し、同じく乗降口6´に対して、
右方向に移動できる折戸913と左方向に移動できる折戸
14,915とが対応して位置している。乗降口6に対し
て右方向に移動する二つの折戸99 ,98 のうち、開放
端側の折戸99 が先ず屈折点9cを中心に屈折し、一組
の要素9a,9bの内面を当接し、更に折戸99 の右方
向への移動は隣の折戸98 を移動量に応じて屈折点9c
を中心に屈折する。同じく乗降口6´に対して左方向に
移動する二つの折戸914,915の動作も、同様である。
このようにして、乗降口の開口寸法に適合した開口を折
戸によって設定することができる。
【0014】S1 で示した間隔は、車両1,2の側面と
乗降場に設けた折戸9との間の寸法であり、各折戸9が
走行する車両1,2の側面に接触することなく、接近さ
せた限界の寸法であり、本考案の場合、各折戸9の位置
はそのような限界の間隔S1に設定している。
【0015】折戸97 と98 との間には、固定壁10が
折戸と同一平面をなして配置されている。この固定壁1
0は列車の連結部に相当する位置であり、通常乗降口が
ないことから、特に折戸を設ける必要はない。図1にお
ける乗降場と列車の位置関係は、固定壁10と車両の連
結部の各中心が一致しておらず、列車が乗降場の左寄り
にずれて停車した状態を示している。このように、列車
の停止位置が乗降場の正規の停車位置からずれた場合に
も、車両の乗降口に一致した開口を、折戸の屈折移動に
より形成することができる。
【0016】以上の本考案の実施例では、車両の乗降口
位置には、折戸の屈折移動により前記乗降口の大きさに
等しい開口を形成するものとして説明したが、折戸の屈
折移動を制御することにより、乗降口の大きさよりも広
く開口することも可能である。図2は図1における側面
図であり、折戸が開口している状態を示し、11は乗降
場の床であり、12は天井、13は鴨居であり、その鴨
居13の内部には、折戸の支持部や開閉駆動機構が収納
されている。
【0017】本考案の前記実施例において、乗降場に直
列に配置された折戸は、開口を形成する際、車両側面に
対して、折戸の屈折点9cを車両の側面から遠ざける方
向に折り曲げ、図1の配置で凹状を形成することによ
り、所定の開口を得ているが、図3に示す本考案の第二
の実施例では、折戸が開口を形成する場合、折戸9の屈
折部9cは車両側面に対して接近する方向、すなわち凸
状をなす方向に折れ曲げた形式を示している。
【0018】図3において、車両1Aは片引きの引戸5
Aを開き、乗降口4Aを開いた状態にあり、乗降場の乗
降縁8Aから一定間隔置いて、閉扉状態の複数組の折戸
19〜19 のうち乗降口4Aに対応した位置の折戸
を屈折している。各折戸は、折戸19に示されるよう
に、一組の要素19aと19b、一組の要素19aと
19bの間で車両側に屈曲する屈折点19cとを備えて
いる。そして、折戸と折戸の間には、隣接する折戸を
脱可能に接続するラッチ15を有する隣接キャッチャ1
4が設けられ、ラッチ15により各折戸は閉扉状態につ
ながれている。
【0019】また、一組の要素19aと19bには、一
方の要素に突起部16を、他方の要素に穴部17を夫々
形成しており、折戸19が最大に屈折した際、突起部1
6は穴部17に係合し、P1 ,P2 と逆方向の一定の引
張力が作用するまで、その最大に屈折した状態を維持す
る。折戸194 ,195 ,196 は最大屈折状態にあ
る。
【0020】具体的には、各折戸の定位置である直列線
の配列から折戸19の屈折点19cが車両側に最大に折
れた状態において、この屈折点19cが車両の側面に接
触しない寸法S2 になるように、折戸191 〜197
直列線が設定される。この場合、折戸191 〜197
直列線からなる各折戸の間には、ラッチ151 〜157
が設けられ、各折戸の接続部を一定の外力が作用するま
では、折戸を定位置に保持し、折戸191 〜197 を車
両の乗降口4Aに対応して開くするため、折戸195
び折戸196 の各端部に夫々P1 ,P2 なる一定の外力
が作用することにより、外力が作用する側の折戸はラッ
チから外れて移動する。
【0021】図面では、折戸は開口した状態を示してい
るが、右方向には、折戸195 の端部に外力P1 が作用
すると、折戸195 の端部はラッチ155 から外れ、折
戸195 を最大の屈折を行わせ、次いで、折戸195
右方向への移動はその右に位置する折戸194 を屈折移
動させ、最大の屈折を行わせ、更に、折戸193 を僅か
に屈折した状態で、所定の開口寸法を得ている。左方向
には、折戸196 の端部に外力P2 が作用すると、折戸
196 の端部はラッチ155 から外れ、折戸196 を最
大の屈折を行わせ、次いで、折戸197 を中程度の屈折
をさせることにより、所定の開口寸法を得ている。この
実施例では、乗降口の端部に位置する折戸195 (その
隣の折戸194 も同様)と折戸196 は、いずれも最大
の折れ状態となっている。
【0022】乗降口の左右には、保護壁(図示なし)を
設け、車両1Aの側面と折戸19との位置関係は、折戸
19が最大の屈折をし、車両1Aの側面に突出した屈折
点19cと車両1Aの側面との間隔寸法S2 を最小とし
たことにより、旅客は乗降時に左右方向に押しやられ、
危険防止に役立つ。
【0023】図示された折戸の開扉状態から、閉扉状態
に到るには、開口部から離れた折れの少ない折戸1
3 ,197 が直線状態になり、次にその折戸に隣接す
る折戸194 ,196 を直線状態にし、更に、折戸19
4 に隣接する折戸195 を直線状態に延ばす。
【0024】本考案の折戸の開閉駆動装置の一実施例を
図4〜図6(平面図)に示している。折戸の開閉駆動装
置の作動開始前の状態を図5に示し、図4には、折戸を
開口する直前の開閉駆動装置の状態を示し、図6には、
開口を形成した折戸と開閉駆動装置との関連を示す。
【0025】折戸191 〜196 は乗降場の乗降縁に平
行に位置し、乗降口に対応する位置を閉扉状態にしてい
る。複数の折戸の開口端は、折戸193 と194 との間
であり、この折戸193 と194 が左右に開き且つ閉じ
ることにより、折戸は開閉される。
【0026】折戸の開閉駆動装置には、この折戸の開閉
のため、閉じた状態の直列配置の折戸に平行に支持レー
ル20が設けられており、支持レール20には、二つの
開閉作用体21Aと21Bが夫々左右方向に移動可能に
配置されている。各開閉作用体21A,21Bの各々に
は、折戸側に、開口端の折戸193 の戸先19d及び同
じく折戸194 の戸先19dと夫々係合するための係合
子23A,23Bが設けられ、且つ、折戸の反対側に、
各開閉作用体21A,21Bを移動させるに適し、一体
化されて取付けられた被駆動ローラ22A,22Bが設
けられている。
【0027】この開閉作用体21A,21Bに設けられ
た被駆動ローラ22A,22Bに対し、交差角をもって
作用する駆動ローラ241 〜246 を有する開閉駆動部
251 〜256 が配置されている。この複数の開閉駆動
部の間隔は、開閉作用体21A,21Bに設けられた被
駆動ローラ22A,22Bの長さLより短く設定されて
いる。そして、開閉駆動部251 〜256 は、夫々の駆
動ローラ241 〜246 の交差角を可変とする構成を有
している。
【0028】以上の本考案の折戸の開閉駆動装置におい
て、先ず、開閉駆動部253 と開閉駆動部254 の作動
により、各駆動ローラ243 と244 を回転させる。こ
のため、開閉作用体21Aは右側へ、開閉作用体21B
は左側へ夫々移動し、この各移動に伴い係合子23A,
23Bを介して、先ず折戸193 ,194 を夫々屈折さ
せ、折戸は開扉方向へ移動する。開閉駆動部251 〜2
3 と、254 〜256 は駆動ローラの交差角を互いに
反対に設定し、折戸193 と折戸194 を境として、折
戸193 を右に、折戸194 を左に移動させ、そして、
駆動ローラの交差角を逆にすることで、開放された折戸
を閉扉方向の移動させることができる。
【0029】勿論、駆動ローラ24の回転方向を正逆転
させることにより、開閉作用体を介して折戸の移動方向
を変えることもできる。よって、折戸の開行程と閉行程
は駆動ローラの交差角を変えることなく、駆動ローラの
回転方向を変えることで、折戸は開閉できる。
【0030】そこで、軌道車両の乗降口との関係から、
折戸193 と折戸194 との間を開扉するため、図5の
位置にある開閉作用体21A,21BはLなる距離左側
に移動される。この際、開閉駆動部251 〜254 はす
べて左送りの状態に作動され、Lなる距離だけ開閉作用
体21A,21Bは移動し、その後、図4に示したよう
に、係合子23A,23Bは折戸193 ,194 の各開
扉端に位置する戸先19dに係合し、開閉駆動部251
〜253 の駆動ローラ241 〜243 の交差角を右送り
方向に変換して、折戸の開扉の準備が完了する。
【0031】図4のように、開扉の準備が完了した折戸
は、所定の開口を形成するべく、開閉作用体21Aは開
閉駆動部253 によって移動を開始し、被駆動ローラ2
2Aの長さが二つの開閉駆動部の間隔より長く設定され
ているため、開閉駆動部253 ,252 の両方の作用を
受けて、折戸は図6に示された通りの開扉状態となる。
開閉作用体21Bについても、同様の作用を受け、図示
の開扉状態となる。
【0032】図7には、軌道車両の乗降口の情報によ
り、開閉駆動部を制御する系統図が示されている。軌道
車両からその乗降口の位置及び幅に関する情報27と、
実際に軌道車両が停止した位置に関する情報28とを
得、これらの二つの情報27,28を論理装置29に与
え、論理装置29は前述した開閉駆動部を制御し、折戸
を開扉位置に作動する。この場合、論理装置29は、
「どの位置の折戸を」、「どの方向に」、「どれだけの
行程」移動させると、軌道車両の乗降口に対応する開口
を設定できるかを決定し、その決定に応じた各開閉駆動
部251 〜256 の交差角を得るように、アクチュエー
タ301 〜306 を制御する。
【0033】以上のように、論理装置29は、図4〜図
6における開閉作用体21A,21Bを所定の位置に移
動させるように、開閉駆動部251 〜256 を制御する
他、開閉作用体21A,21Bに設けた係合子23A,
23Bを折戸193 ,194の戸先19dに係合させる
指令を制御ライン26に出力する役割を果たす。論理装
置としてはマイクロコンピュータ等を用いることができ
る。
【0034】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、車両が停車するまでの間は閉扉定位置の扉が乗降縁
を閉鎖し、隣り合う折戸は相互に係合して開かないの
で、乗降場で待つ旅客の安全を確保する壁となる。 車両
が停車すると、論理装置が車両の乗降口の数,位置及び
幅寸法の情報と車両の停止位置の情報を受けて、乗降口
に相対する折戸の選定し、その移動方向と移動行程量を
設定し、選定された折戸を設定されたとおりに移動する
ので移動する折戸と隣の停止している折戸との係合が
外れて扉に生じる開口が、乗降口の数,位置,幅寸法に
一致する従って、乗降口の数,位置,幅寸法が異なる
形式車両に対応できなかった従来の折戸装置の問題を解
決することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の折戸装置と軌道車両との関連を示す平
面図である。
【図2】図1における折戸装置の側面を示す図面であ
る。
【図3】本考案の折戸装置の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図4】本考案の折戸装置と開閉駆動装置との関連を平
面図で示し、開閉駆動装置が開放する折戸の位置に配置
された状態を示す。
【図5】本考案の折戸装置に対して開閉駆動装置が開扉
を形成する特定の折戸を選択する以前の状態を示す平面
図である。
【図6】本考案の折戸装置が図4の状態から開閉駆動装
置により開扉を形成した状態を示す平面図である。
【図7】本考案における開閉駆動部を制御するための系
統図を示す。
【符号の説明】
8 乗降場の乗降縁 9 折戸(9a,9b 一組の要素 9c
屈折点) S1 ,S2 車両側面と折戸の接触しない限界の寸法 19 折戸 20〜31 扉開閉駆動装置 20 支持レール 21 開閉作用体 22 被駆動ローラ 23 係合子 24 駆動ローラ 25 開閉駆動部 26 制御ライン 27 情報 28 情報 29 論理装置 30 アクチュエータ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗降口の数,位置,幅寸法の情報と停車
    位置の情報に基づいて、乗降口に相対する折戸の選定と
    その移動方向と移動行程量を設定する論理装置と、選定
    された折戸を設定値に基づいて移動する扉開閉駆動装置
    とにより構成される軌道車両用の乗降場の折戸装置にお
    いて、 二枚一組の要素を屈曲可能に接合し端部に戸先を設けた
    複数組の折戸を係脱可能に接続した扉を、軌道車両の停
    車する乗降縁を閉鎖する閉扉定位置に直列状に配列し、
    前記閉扉定位置と平行に移動可能に設けられる前記扉開
    閉駆動装置に、前記戸先に係脱可能に設けられ、選択し
    た折戸の戸先に係合する係合子を設け、 該係合子 の移動方向と移動行程量は、前記係合子の移動
    により接続された折戸に分離して生じる扉の開口が前記
    乗降口の数,位置,幅寸法に一致するように設定されて
    いることを特徴とする軌道車両用の乗降場の折戸装置。
  2. 【請求項2】 開放する際の折戸の屈折の方向が軌道車
    両側に接近する方向であり、最大の屈折状態における折
    戸の屈折点が軌道車両に接触しない位置になるように、
    閉扉時の折戸の配置を設定することを特徴とする請求項
    1記載に軌道車両用の乗降場の折戸装置。
  3. 【請求項3】 開放する際の折戸の屈折の方向が軌道車
    両側から遠ざかる方向であり、閉扉時の折戸の位置が軌
    道車両に接触しない位置に設定されることを特徴とする
    請求項1記載に軌道車両用の乗降場の折戸装置。
JP1991060406U 1991-07-31 1991-07-31 軌道車両用の乗降場の折戸装置 Expired - Lifetime JP2556731Y2 (ja)

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US07/917,945 US5253589A (en) 1991-07-31 1992-07-24 Folding door apparatus for a railway platform
EP92112917A EP0525735B1 (en) 1991-07-31 1992-07-29 Folding door apparatus for platform for track vehicles
DE69204934T DE69204934T2 (de) 1991-07-31 1992-07-29 Falttürapparat für Plattform für Gleisfahrzeuge.

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