JP2601657Y2 - 住宅設備機器ユニット用電気配線ボックス - Google Patents

住宅設備機器ユニット用電気配線ボックス

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JP2601657Y2
JP2601657Y2 JP1993024624U JP2462493U JP2601657Y2 JP 2601657 Y2 JP2601657 Y2 JP 2601657Y2 JP 1993024624 U JP1993024624 U JP 1993024624U JP 2462493 U JP2462493 U JP 2462493U JP 2601657 Y2 JP2601657 Y2 JP 2601657Y2
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JP
Japan
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wiring box
equipment unit
housing equipment
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wiring
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JP1993024624U
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JPH0677423U (ja
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章 梅津
康男 葛西
久信 高橋
真 小田切
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大木建設株式会社
東洋化学産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は設置および配管・
配線工事がしやすく、かつ複数連結して使用する場合で
も配管・配線の自由度の高い住宅設備機器ユニット用電
気配線ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターホン機器、セキュリティ
ドアホンや電気錠システム等の防犯・防災機器、テレビ
付きドアホンやそのための拡声装置、表示器等を有する
視聴覚機器、家庭用ないし業務用の多機能電話機、ナー
スコールシステムや身障者用機器を含む医療用通信機器
等を屋内に設置することが広く行なわれるようになって
きている。
【0003】これらの住宅設備機器ユニットの設置に際
しては、埋込み式あるいは露出式のいずれかの配線ボッ
クスを壁面等に取付け、住宅設備機器を上記配線ボック
ス内に収納した上、屋内のAC100V等の電気配線や
電話線等の弱電流線に接続している。
【0004】従来、上述の目的で使用される配線ボック
スは、収納する各種住宅設備機器類が大型であるため、
金属製の筐体を有するとともに、側壁には電気配線や弱
電流線等を引き出すための引出し孔が設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の住宅設備機器ユニット用電気配線ボックスにおいて
は、屋内配線や弱電流線に接続させる作業が面倒であ
り、また住宅設備機器類のサイズが様々である場合の対
応がしにくいという欠点があった。
【0006】さらに、強度上の問題等で配線ボックス本
体として金属製の筐体が採用されているが、重くて作業
性が悪く、また加工がしにくいため配管・配線工事の自
由度が得られにくいという欠点があった。そこで図6お
よび図7に示すような、プラスチックで配線ボックス本
体21と蓋部22とを一体的に形成した住宅設備機器ユ
ニット用電気配線ボックスの使用も試みられているが、
配管・配線工事の自由度が低いという欠点があった。
【0007】また低圧屋内配線の使用電圧が300V以
下の場合は、管その他の電線を収納する防護装置の金属
製部分、金属製の電線接続箱には、第三種接地工事を施
すことが義務付けられていた。
【0008】この考案の住宅設備機器ユニット用電気配
線ボックスは従来例の上記欠点を解消しようとするもの
で、設置および配管・配線工事がしやすく、かつ複数連
結して使用する場合でも配管・配線工事の自由度の高い
住宅設備機器ユニット用電気配線ボックスを提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案の住宅設備機器
ユニット用電気配線ボックスは、住宅設備機器ユニット
をはめ込むための開口枠を備えた蓋部を有するプラスチ
ック製の配線ボックス本体を、密閉したノロ防止構造と
し、配線ボックス本体の側壁には複数のノックアウト孔
を備え、配線ボックス本体内が住宅設備機器ユニットを
収納する空間の周囲を堅牢な隔壁で分割され、かつこの
隔壁がAC100V等の電気配線と電話線等の弱電流線
とを区分するようにするとともに、所定高さの開口枠を
備えた蓋部をプラスチック製の配線ボックス本体とは別
体とし、開口枠が配線ボックス本体の内外となるべく、
蓋部を取付可能にすることによって高さ調整が可能とな
り、取り付け壁の厚さに対応可能としたことを特徴とす
るものである。
【0010】この考案の住宅設備機器ユニット用電気配
線ボックスによれば、強度上も何ら問題がない住宅設備
機器ユニット用電気配線ボックスを提供することがで
き、しかも軽くて作業性がよい上、加工がしやすいため
良好な配管・配線工事の自由度を得ることができるよう
になった。
【0011】また屋内配線や弱電流線への接続作業が簡
単で、第三種接地工事も不要となった。
【0012】さらに、住宅設備機器類のサイズが様々で
ある場合にも迅速に対応することができる。
【0013】なお、プラスチック素材や構造上の検討を
加え、例えば開口枠のリブ構造によって強度上も全く問
題がない住宅設備機器ユニット用電気配線ボックスを提
供することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】以下、この考案の住宅設備機器ユ
ニット用電気配線ボックスの実施の形態を、図面に基い
て説明する。
【0015】図1ないし図3は、この考案の住宅設備機
器ユニット用電気配線ボックスの1実施例を説明するも
のである。
【0016】図1において1はプラスチック製の配線ボ
ックス本体で、密閉したノロ防止構造を備えている。そ
してその上面には、住宅設備機器ユニット11をはめ込
むための所定高さの開口枠3を備えた蓋部2が取り付け
られている。配線ボックス本体1は、全周を上記開口枠
3より広幅に形成され、上記住宅設備機器ユニット11
を収納する空間の左右位置に、堅牢な隔壁4が一体的に
立設されている。この隔壁4は適所を分断されていて、
住宅設備機器ユニット11の配線を引出せるようになっ
ている。
【0017】また配線ボックス本体1の側壁5には、複
数のノックアウト孔6が形成されており、開口後には備
え付けのプラスチック製の密栓7が取付けられる。この
ノックアウト孔6は、屋内のAC100V等の電気配線
や電話線等の弱電流線を引き込み、これに上記隔壁4の
切れ目から引出された配線を接続するために使用され
る。
【0018】配線ボックス本体1内に設けた隔壁4は、
ほぼ蓋部2の開口枠3と等しい位置に立設されており、
AC100V等の電気配線と電話線等の弱電流線とを区
分するために使用される。
【0019】上記所定高さの開口枠3を備えた蓋部2
は、プラスチック製の配線ボックス本体1とは別体とし
て成形されている。図2においては所定高さの開口枠3
を配線ボックス本体1の外側に配置させている。この使
用例は、建屋構造へ対応させるために塗り代を備えたコ
ンクリートへの埋め込み構造としたものである。
【0020】図3はこの考案の住宅設備機器ユニット用
電気配線ボックスの他の使用例を示すもので、蓋部2の
所定高さの開口枠3を、配線ボックス本体1の外側に配
置させている。この使用例は、建屋構造へ対応させるた
めに、厚さを合わせることによって間仕切り壁8への取
り付け構造としたものである。
【0021】この例においては、開口枠3を配線ボック
ス本体1の内側に位置させた際に、隔壁4と開口枠3と
がぶつかり合わないよう隔壁4の位置をずらしておくこ
とが望ましい。また図2において蓋部2の表面を梨地加
工や砂付け加工等を行なうことにより、コンクリートへ
の埋め込みの際のコンクリートとの密着性能を向上させ
ることが望ましい。図3において9は釘打ち用の孔で、
間仕切り壁8や桟木へ釘打ちして配線ボックス本体1を
固定するためのものである。
【0022】上記開口枠3を備えた蓋部2を、プラスチ
ック製の配線ボックス本体1とは別体として成形したの
で、壁面の所定位置に配線ボックス本体1がやや曲がっ
てセットされた場合でも、図4に示すように開口枠3の
調整シロ10によって調整することができる。
【0023】上記住宅設備機器ユニット用電気配線ボッ
クスの使用に際しては、所定位置のノックアウト孔6を
開口して壁面の所定位置に配線ボックス本体1を設置
し、ノックアウト孔6から屋内のAC100V等の電気
配線や電話線等の弱電流線を引き込んでおく。なお、不
要なノックアウト孔6には密栓7を取付けておく。
【0024】この状態でコンクリートを打設したり、木
造等の隔壁内へ設置して隔壁の設置工事を行うことによ
り、配線ボックス本体1を壁面内に埋設する。次いで上
記屋内配線や弱電流線と住宅設備機器ユニット11の配
線を接続した上、隔壁4によってこれらの配線を整理し
ておく。
【0025】その後住宅設備機器ユニット11を開口枠
3内にはめ込むことにより、工事は完了する。
【0026】以上の作業工程はそれぞれのユニットごと
に行なうことができ、例えばインターホン機器、セキュ
リティドアホンや電気錠システム等の防犯・防災機器、
テレビ付きドアホンやそのための拡声装置、表示器等を
有する視聴覚機器、家庭用ないし業務用の多機能電話
機、ナースコールシステムや身障者用機器を含む医療用
通信機器等の各種住宅設備機器ユニット11ごとに配線
ボックス本体1内へ収納した上、必要な機器を組合わせ
て接続することにより、無理なく設備を拡張することが
できる。組合わせの例を図5に示す。
【0027】
【考案の効果】この考案の住宅設備機器ユニット用電気
配線ボックスによれば、強度上も何ら問題がない住宅設
備機器ユニット用電気配線ボックスを提供することがで
き、しかも軽くて作業性がよい上、加工がしやすいため
良好な配管・配線工事の自由度を得ることができるよう
になった。
【0028】また屋内配線や弱電流線への接続作業が容
易でかつ施工性がよい上、第三種接地工事も不要となっ
た。
【0029】さらに、住宅設備機器類のサイズが様々で
ある場合にも迅速に対応することができる。
【0030】なお、プラスチック素材や構造上の検討を
加え、例えば開口枠のリブ構造によって強度上も全く問
題がない住宅設備機器ユニット用電気配線ボックスを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る住宅設備機器ユニット用電気配
線ボックスの1実施例を示す平面図である。
【図2】この考案に係る住宅設備機器ユニット用電気配
線ボックスの第1の使用例を示す横断面図である。
【図3】第1の使用例を示す横断面図である。
【図4】他の実施例を示す平面図である。
【図5】住宅設備機器ユニットを組合わせて使用する場
合の概略図である。
【図6】従来例を示す横断面図である。
【図7】その縦断面図である。
【符号の説明】
1 配線ボックス本体 2 蓋部 3 開口枠 4 隔壁 5 側壁 6 ノックアウト孔 7 密栓 8 間仕切り壁 9 釘打ち用の孔 10 調整シロ 11 住宅設備機器ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 葛西 康男 東京都荒川区町屋7−19−5(712号) (72)考案者 高橋 久信 東京都江戸川区篠崎町4−13−13 (72)考案者 小田切 真 山梨県甲府市山宮町1386番地 (56)参考文献 特開 昭64−1410(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅設備機器ユニットをはめ込むための
    開口枠を備えた蓋部を有するプラスチック製の配線ボッ
    クス本体を、密閉したノロ防止構造と、配線ボックス
    本体の側壁には複数のノックアウト孔を備え、配線ボッ
    クス本体内住宅設備機器ユニットを収納する空間の周
    囲を堅牢な隔壁で分割され、かつこの隔壁がAC100
    V等の電気配線と電話線等の弱電流線とを区分するよう
    にするとともに、所定高さの開口枠を備えた蓋部をプラ
    スチック製の配線ボックス本体とは別体とし、開口枠
    配線ボックス本体の内外となるべく、蓋部を取付可能に
    することによって高さ調整が可能となり、取り付け壁の
    厚さに対応可能としたことを特徴とする住宅設備機器ユ
    ニット用電気配線ボックス。
JP1993024624U 1993-04-13 1993-04-13 住宅設備機器ユニット用電気配線ボックス Expired - Lifetime JP2601657Y2 (ja)

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JPH0677423U JPH0677423U (ja) 1994-10-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0789691B2 (ja) * 1987-02-27 1995-09-27 松下電工株式会社 埋め込み型電話配線器具

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JPH0677423U (ja) 1994-10-28

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