JP2601592Y2 - リニアアクチュエータ - Google Patents
リニアアクチュエータInfo
- Publication number
- JP2601592Y2 JP2601592Y2 JP1993049964U JP4996493U JP2601592Y2 JP 2601592 Y2 JP2601592 Y2 JP 2601592Y2 JP 1993049964 U JP1993049964 U JP 1993049964U JP 4996493 U JP4996493 U JP 4996493U JP 2601592 Y2 JP2601592 Y2 JP 2601592Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- permanent magnet
- linear actuator
- drive coil
- outer yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、OA機器のヘッド位置
決め装置や防振システム及び弁の開閉制御等に使用され
るリニアアクチュエータに関するものである。
決め装置や防振システム及び弁の開閉制御等に使用され
るリニアアクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリニアアクチュエータ
は、図2に示すように、センターヨーク4とセンターヨ
ークの外周に配されたボビン3に巻線された駆動コイル
2と、外周ヨーク5と、外周ヨークと駆動コイルの間に
接着等で固定された4個の永久磁石1により構成され、
駆動コイル2に電流を流すことにより、ボビン3が軸方
向へ運動するものである。
は、図2に示すように、センターヨーク4とセンターヨ
ークの外周に配されたボビン3に巻線された駆動コイル
2と、外周ヨーク5と、外周ヨークと駆動コイルの間に
接着等で固定された4個の永久磁石1により構成され、
駆動コイル2に電流を流すことにより、ボビン3が軸方
向へ運動するものである。
【0003】しかし、図2のように、断面形状が四角形
状のものでは駆動コイルの4箇所のコーナー部分が永久
磁石の磁極面と対向せず空隙となっているため、推力F
(N)、磁束密度B(T)、電流i(A)、鎖交長l
(m)とすると、F=Bilで求められ、全周にわたっ
て永久磁石の磁束が鎖交しないため、鎖交長lが理論値
よりも少なくなり、推力Fが低下するという欠点があっ
た。
状のものでは駆動コイルの4箇所のコーナー部分が永久
磁石の磁極面と対向せず空隙となっているため、推力F
(N)、磁束密度B(T)、電流i(A)、鎖交長l
(m)とすると、F=Bilで求められ、全周にわたっ
て永久磁石の磁束が鎖交しないため、鎖交長lが理論値
よりも少なくなり、推力Fが低下するという欠点があっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、これらの欠
点を除去するため、駆動コイルのコーナー部の4箇所に
も磁極が対向するよう角柱状の永久磁石を配置したもの
で、効率良く推力が得られるリニアアクチュエータを提
供することを目的とする。
点を除去するため、駆動コイルのコーナー部の4箇所に
も磁極が対向するよう角柱状の永久磁石を配置したもの
で、効率良く推力が得られるリニアアクチュエータを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、有底角筒状の
外周ヨークと、前記外周ヨークの内周側に固定された角
板状の永久磁石と、角柱状のセンターヨークと、前記セ
ンターヨークと永久磁石との間に挿入されたボビン付き
駆動コイルとで構成されたリニアアクチュエータにおい
て、角筒状の外周ヨークの内周壁の四隅に面を形成し、
その面に角柱状の永久磁石を配置したリニアアクチュエ
ータである。
外周ヨークと、前記外周ヨークの内周側に固定された角
板状の永久磁石と、角柱状のセンターヨークと、前記セ
ンターヨークと永久磁石との間に挿入されたボビン付き
駆動コイルとで構成されたリニアアクチュエータにおい
て、角筒状の外周ヨークの内周壁の四隅に面を形成し、
その面に角柱状の永久磁石を配置したリニアアクチュエ
ータである。
【0006】
【作用】本考案は、角柱状のリニアアクチュエータにお
いて、駆動コイル全周において永久磁石の磁極が対向す
るように、角筒状の外周ヨークの内周壁の四隅に面を形
成し、その面に角柱状の永久磁石を配置する構成にした
もので、全周にわたって永久磁石の磁束が鎖交するた
め、磁気漏洩が少なくなり、推力効率が高くなる。
いて、駆動コイル全周において永久磁石の磁極が対向す
るように、角筒状の外周ヨークの内周壁の四隅に面を形
成し、その面に角柱状の永久磁石を配置する構成にした
もので、全周にわたって永久磁石の磁束が鎖交するた
め、磁気漏洩が少なくなり、推力効率が高くなる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を参照して本考案を説明する。
図1は本考案を説明するための平面図であり、一例を示
すと、角柱状のセンターヨーク4は縦43mm、横43
mm、高さ33mmの寸法で、材質が炭素鋼鋼材(S1
0C)である。外周ヨークの内周部の四隅に縦8mm、
横7.5mm、長さ24mmの永久磁石を配置する。内
周の四隅に面取りを施した外周ヨーク5とセンターヨー
クは一体化されており、駆動コイル2はボビン3に6
層、約300ターン巻線され、密着するようにセンター
ヨークに貫入されている。外周ヨーク5は、センターヨ
ークと同様、炭素鋼鋼材(S10C)の材質で、有底の
角筒状の形をし、縦92mm、横92mm、高さ43m
mの寸法である。底面に縦68mm、横68mm、厚さ
10mmの底を持っている。永久磁石は、サマリウムコ
バルト系磁石で、角板状で厚さ方向に磁極を有する永久
磁石であって、縦44mm、横44mm、厚さ7.5m
m程度の寸法である。永久磁石は外周ヨークの内周部に
接着固定される。又、永久磁石は空隙部が同極となるよ
うに着磁されており、駆動コイル2のストレート部と対
向する永久磁石1と、コイルのコーナー部に対向する永
久磁石11で構成されている。尚、永久磁石は、サマリ
ウムコバルト系磁石の他に、ネオジ系磁石、フェライト
磁石、金属合金磁石等のいずれでもよいが、極方向が厚
さ方向であるので、高保磁力の永久磁石が望ましい。こ
のように構成されたリニアアクチュエータの推力は、コ
イル全周にわたって永久磁石の磁束が鎖交するため、従
来のものに比較して効率が良く、推力も約10〜15%
程度向上した。
図1は本考案を説明するための平面図であり、一例を示
すと、角柱状のセンターヨーク4は縦43mm、横43
mm、高さ33mmの寸法で、材質が炭素鋼鋼材(S1
0C)である。外周ヨークの内周部の四隅に縦8mm、
横7.5mm、長さ24mmの永久磁石を配置する。内
周の四隅に面取りを施した外周ヨーク5とセンターヨー
クは一体化されており、駆動コイル2はボビン3に6
層、約300ターン巻線され、密着するようにセンター
ヨークに貫入されている。外周ヨーク5は、センターヨ
ークと同様、炭素鋼鋼材(S10C)の材質で、有底の
角筒状の形をし、縦92mm、横92mm、高さ43m
mの寸法である。底面に縦68mm、横68mm、厚さ
10mmの底を持っている。永久磁石は、サマリウムコ
バルト系磁石で、角板状で厚さ方向に磁極を有する永久
磁石であって、縦44mm、横44mm、厚さ7.5m
m程度の寸法である。永久磁石は外周ヨークの内周部に
接着固定される。又、永久磁石は空隙部が同極となるよ
うに着磁されており、駆動コイル2のストレート部と対
向する永久磁石1と、コイルのコーナー部に対向する永
久磁石11で構成されている。尚、永久磁石は、サマリ
ウムコバルト系磁石の他に、ネオジ系磁石、フェライト
磁石、金属合金磁石等のいずれでもよいが、極方向が厚
さ方向であるので、高保磁力の永久磁石が望ましい。こ
のように構成されたリニアアクチュエータの推力は、コ
イル全周にわたって永久磁石の磁束が鎖交するため、従
来のものに比較して効率が良く、推力も約10〜15%
程度向上した。
【0008】
【考案の効果】以上、説明してきたように、本考案によ
れば、推力が約10〜15%程度向上したリニアアクチ
ュエータの提供が可能となった。従って、OA機器のヘ
ッド位置決め用や防振システム用、又は弁の開閉制御用
として使用する際、消費電力の省力化や小型化に寄与す
る。
れば、推力が約10〜15%程度向上したリニアアクチ
ュエータの提供が可能となった。従って、OA機器のヘ
ッド位置決め用や防振システム用、又は弁の開閉制御用
として使用する際、消費電力の省力化や小型化に寄与す
る。
【図1】本考案のリニアアクチュエータの平面図。
【図2】従来のリニアアクチュエータの説明図、図2
(a)は平面図、図2(b)は断面図。
(a)は平面図、図2(b)は断面図。
1 永久磁石 2 駆動コイル 3 ボビン 4 センターヨーク 5 外周ヨーク 6 面 11 本考案で採用した永久磁石
Claims (1)
- 【請求項1】 有底角筒状の外周ヨークと、前記外周ヨ
ークの内周側に固定された角板状の永久磁石と、角柱状
のセンターヨークと、前記センターヨークと永久磁石と
の間に挿入されたボビン付き駆動コイルとで構成された
リニアアクチュエータにおいて、角筒状の外周ヨークの
内周壁の四隅に面を形成し、前記各々の面に角柱状の永
久磁石を配置した構造とすることを特徴とするリニアア
クチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049964U JP2601592Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | リニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993049964U JP2601592Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | リニアアクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714612U JPH0714612U (ja) | 1995-03-10 |
JP2601592Y2 true JP2601592Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=12845712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993049964U Expired - Fee Related JP2601592Y2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | リニアアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601592Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP1993049964U patent/JP2601592Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714612U (ja) | 1995-03-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |