JPH0314017Y2 - - Google Patents

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JPH0314017Y2
JPH0314017Y2 JP2732386U JP2732386U JPH0314017Y2 JP H0314017 Y2 JPH0314017 Y2 JP H0314017Y2 JP 2732386 U JP2732386 U JP 2732386U JP 2732386 U JP2732386 U JP 2732386U JP H0314017 Y2 JPH0314017 Y2 JP H0314017Y2
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magnetic
plate
magnet
center
permanent magnet
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Description

【考案の詳細な説明】 利用産業分野 この考案は、各種計測機器、工具等の取付治具
として多用されているマグネツト・スタンドの改
良に係り、特に、高保磁力、高磁気エネルギー積
の希土類系永久磁石を2枚の板状で用い、釈放時
の漏洩磁束が少なく、かつ吸着時に高吸着力を発
生するマグネツト・スタンドに関する。
背景技術 マグネツト・スタンドとして代表的な構成は、
第5図に示す如く、一対のヨーク21,22を非
磁性スペーサー23を挾んで一体にしたマグネツ
ト・スタンド20本体の中央部の垂直面に、円形
空隙24を設けてあり、円形空隙24内には円中
心を通る水平軸で回動可能に、内周面に当接する
永久磁石25が収納されている。この永久磁石2
5は円形空隙24への当接側端面が相互に異磁極
を形成している。
図示の如く、永久磁石25が水平方向に位置す
るとき、永久磁石25→ヨーク21→被吸着磁性
体12→ヨーク22→永久磁石25、なる磁路を
形成して、マグネツト・スタンド20は被吸着磁
性体12に固定される。
また、該永久磁石25を垂直方向に位置させる
と、磁路は永久磁石25と各々のヨーク21,2
2内のみを通ることになり、被吸着磁性体12へ
の吸着力が激減し、容易に離脱する。
かかる従来のマグネツト・スタンドにおける永
久磁石には、アルニコ系磁石やフエライト系磁石
が使用されている。構造上の制約から、昨今の小
型軽量化の要求には対応できず、特に、高保磁
力、高磁気エネルギー積の希土類系永久磁石の高
磁気特性を有効利用して、すぐれた吸着力を発揮
するマグネツト・スタンドが望まれていた。
考案の目的 この考案は、小型軽量化できるマグネツト・ス
タンドの構造を目的とし、また、保磁力と最大磁
気エネルギー積の大きな永久磁石を使用して薄型
軽量化を計ることができる構成からなるマグネツ
ト・スタンドを目的としている。
考案の構成と効果 この考案は、磁性材センターヨークの両端面に
各々非磁性スペーサを介して、磁性材のサイドヨ
ークを積層着設した磁気回路構成体の中央部に貫
通孔を設けて、磁性材センターポールの両端面に
板状永久磁石を介して、磁性材のサイドポールを
積層着設した磁石構成体を軸方向に移動自在に嵌
入した構成からなり、各板状永久磁石の外周面
が、それぞれ非磁性スペーサ内周面の対向位置に
あるとき、磁気吸着磁路を形成することを特徴と
するマグネツト・スタンドである。
この考案によるマグネツト・スタンドは、磁気
回路構成体の中央部貫通孔に軸方向に移動可能に
嵌入した磁石構成体の移動により、吸着・釈放さ
せるもので、希土類系永久磁石からなる板状永久
磁石の外周面が、磁気回路構成体の非磁性スペー
サと対向位置にあるとき、永久磁石からポール、
ヨーク及び被吸着磁性体への磁路形成が形成され
て吸着でき、また、板状永久磁石の外周面が磁気
回路構成体のヨーク内周面と対向位置にあると
き、永久磁石、ポール及びヨーク間にて閉磁路を
形成し、被吸着磁性体12への吸着力が激減して
被吸着磁性体を釈放でき、特に、前記の釈放時に
のみ、磁気回路構成体の非磁性スペーサに対向で
きる非磁性部材を、磁石構成体内に積層配置する
ことにより、釈放時の漏洩磁束を略零にでき、吸
着力が強力でかつ取り扱いが容易であり、さらに
小型、軽量化できる利点がある。
この考案において、永久磁石は、板状で円形、
角板等いずれでもよく、また、永久磁石には、希
土類系永久磁石が適しており、希土類コバルト系
永久磁石のほか、特に、出願人が先に提案(特開
昭59−46008号公報)した下記のFeBR系永久磁
石を使用すると、さらに、薄型軽量化できる。R
(但しRはYを含む希土類元素のうち少なくとも
1種)12原子%〜20原子%、B4原子%〜24原子
%、Fe65原子%〜82原子%を主成分とし、主相
が正方晶からなり、25MGOe以上の最大エネル
ギー積を有するFeBR系永久磁石。
実施例 第1図はこの考案によるマグネツト・スタンド
の吸着作動時の縦断説明図であり、第2図は釈放
時の縦断説明図であり、第3図は第2図−線
における断面図である。第4図はこの考案による
マグネツト・スタンドの他の実施例を示す縦断説
明図であり、a図は吸着時、b図は釈放時を示
す。
磁気回路構成体1は、長手方向の中心部に所要
径の貫通孔2を穿孔した略直方体からなり、セン
ターヨーク3の両端面に、各々非磁性スペーサ
4,4を介してサイドヨーク5,5を積層着設し
て組立てある。
磁気回路構成体1の貫通孔2に嵌入する磁石構
成体6は、円柱状のセンターポール7の両端面
に、円板型の板状永久磁石8,8を着設し、さら
に、円柱状のサイドポール9,9を積層して組立
てるが、ここでは、板状永久磁石8,8がセンタ
ーポール7を挟んで同極対向配置であるため、セ
ンターポール7の軸中心に螺着したボルト部材1
0にてサイドポール9,9を螺着し、強固に組立
一体化してある。
また、板状永久磁石8,8は、その厚み方向に
磁化されて、センターポール7を介して同極が対
向するよう配置され、磁石構成体6が貫通孔2内
を摺動して、板状永久磁石8,8が所要の吸着あ
るいは釈放位置に移動し、その位置を保持できる
よう、サイドポール9,9の端部に鍔部11を設
けて、例えば、第1図において、磁石構成体6の
右行に伴ない左側の鍔部11が左側のサイドヨー
ク5に当接した際に、吸着作動する如く、その使
用操作性を至便にしている。
また、前記の鍔部11を含むサイドポールの外
向端部を合成樹脂製等の非磁性材料で構成した
り、磁気回路の機能を損ねることのない範囲で、
例えば、磁気回路構成体1の貫通孔2内面に、滑
動用部材等を設けて磁石構成体6の移動を円滑に
するのもよい。
上記構成からなるこの考案のマグネツト・スタ
ンドの作動を説明すると、まず第1図において、
磁石構成体6の右行に伴ない左側の鍔部11が左
側のサイドヨーク5に当接した際、磁石構成体6
の各板状永久磁石8,8はその外周面が、磁気回
路構成体1の各非磁性スペーサ4,4の内周面と
対向した位置にあり、図中のイ,ロにて示す如
く、板状永久磁石8→サイドポール9→サイドヨ
ーク5→被吸着磁性体12→サイドヨーク3→セ
ンターポール7→板状永久磁石8なる磁路を形成
し、被吸着磁性体12を強力に吸着する。
つぎに、第2図に示す如く、磁石構成体6の左
行に伴ない右側の鍔部11が左側のサイドヨーク
5に当接した際、磁石構成体6の各板状永久磁石
8,8はその外周面が、磁気回路構成体1の磁性
材のサイドヨーク5あるいはセンターヨーク3の
内周面と対向した位置にあり、図中のハ,ニにて
示す如く、板状永久磁石8→サイドポール9→サ
イドヨーク5→センターポール7→板状永久磁石
8、及び板状永久磁石8→サイドポール9→セン
ターヨーク3→センターポール7→板状永久磁石
8なる磁路を形成し、吸着力は作用せず、被吸着
磁性材12は容易に離脱する。
また、第4図に示すこの考案によるマグネツ
ト・スタンドは、第1図、第2図に示した構成と
同等であり、第4図a図示す如く、その強力な吸
着力を発揮する磁路は同じであるが、さらに、釈
放時の漏洩磁束を略零とした構成である。
前述の第1図、第2図の構成では、釈放時に僅
かであるが、吸着力を発揮する被吸着磁性材12
への磁路が形成されるため、これを防止するため
に、第4図b図に示すように、一対の円板状の非
磁性部材13を磁石構成体6内に積層配置する。
すなわち、第4図b図において、磁石構成体6
の各板状永久磁石8,8の外周面が、磁気回路構
成体1の磁性材のサイドヨーク5あるいはセンタ
ーヨーク3の内周面と対向した位置にあり、前記
の被吸着磁性体12へ及ばない閉磁路が形成され
た際に、磁気回路構成体1の各非磁性スペーサ
4,4の内周面の対向位置に、非磁性部材13を
配置、図面ではセンターポール7内と右側のサイ
ドポール9内に積層配置することにより、板状永
久磁石8→サイドポール9→サイドヨーク5→被
吸着磁性体12→センターヨーク3→センターポ
ール7→板状永久磁石8なる磁路を分断でき、漏
洩による吸着力が発生しない。
また、第4図の構成において、板状永久磁石
8,8の配置は、サイドポール7を挟んで同極対
向の所謂反発状態ほか、センターポール7を挟ん
で異極方向の所謂吸着状態での配置も可能であ
り、この場合前記のボルト部材10を使用するこ
となく、容易に一体化して磁石構成体を組立てら
れ、また、永久磁石と各ポールとを組立後に着磁
すると製造が容易になる。
以上に詳述した如く、この考案によるマグネツ
ト・スタンドは、磁気回路構成体1内の磁石構成
体6を軸方向に移動させるだけで、吸着・釈放の
切り替えが可能であり、また、2枚の板状永久磁
石8,8を特定配置する構成であるため、希土類
系永久磁石の高磁気特性を有効に活用でき、強力
な吸着力を有しかつ小型、軽量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるマグネツト・スタンド
の吸着作動時の縦断説明図であり、第2図は釈放
時の縦断説明図であり、第3図は第2図−線
における断面図である。第4図はこの考案による
マグネツト・スタンドの他の実施例を示す縦断説
明図であり、a図は吸着時、b図は釈放時を示
す。第5図は従来のマグネツト・スタンドの縦断
説明図である。 1……磁気回路構成体、2……貫通孔、3……
センターヨーク、4……非磁性スペーサ、5……
サイドヨーク、6……磁石構成体、7……センタ
ーポール、8……板状永久磁石、9……サイドポ
ール、10……ボルト部材、11……鍔部、12
……被吸着磁性体、13……非磁性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. センターヨークの両端面に各々非磁性スペーサ
    を介してサイドヨークを積層着設した磁気回路構
    成体の中央部に貫通孔を設けて、センターポール
    の両端面に板状永久磁石を介してサイドポールを
    積層着設した磁石構成体を軸方向に移動自在に嵌
    入した構成からなり、各板状永久磁石の外周面
    が、それぞれ非磁性スペーサ内周面の対向位置に
    あるとき、磁気吸着磁路を形成することを特徴と
    するマグネツト・スタンド。
JP2732386U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0314017Y2 (ja)

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JP2732386U JPH0314017Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JPS62138538U JPS62138538U (ja) 1987-09-01
JPH0314017Y2 true JPH0314017Y2 (ja) 1991-03-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102993A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Ricoh Co Ltd ディスク搬送装置及びディスク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008102993A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Ricoh Co Ltd ディスク搬送装置及びディスク装置

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JPS62138538U (ja) 1987-09-01

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