JP2601587Y2 - クッション材 - Google Patents
クッション材Info
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- JP2601587Y2 JP2601587Y2 JP1993013307U JP1330793U JP2601587Y2 JP 2601587 Y2 JP2601587 Y2 JP 2601587Y2 JP 1993013307 U JP1993013307 U JP 1993013307U JP 1330793 U JP1330793 U JP 1330793U JP 2601587 Y2 JP2601587 Y2 JP 2601587Y2
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車や事務用椅子な
どのシート用クッションやシートバックなどのクッショ
ンに関するものである。
どのシート用クッションやシートバックなどのクッショ
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スポンジ状の基部の表面に面
ファスナを有する接合部材が、スポンジ状のクッション
材本体に一体成形(モールド成形)されたクッション材
が知られている(たとえば、実開平4−66905号公
報、特願平3−202475号参照)。この種のクッシ
ョン材には、シート、ソファ、マットなどの表皮材が、
上記面ファスナによって接合されるもので、製造性に優
れているなどの種々の利点を有する。
ファスナを有する接合部材が、スポンジ状のクッション
材本体に一体成形(モールド成形)されたクッション材
が知られている(たとえば、実開平4−66905号公
報、特願平3−202475号参照)。この種のクッシ
ョン材には、シート、ソファ、マットなどの表皮材が、
上記面ファスナによって接合されるもので、製造性に優
れているなどの種々の利点を有する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、クッションと
して用いるのであるから、クッション材本体と面ファス
ナが異なる感触を有しているのでは、使用時に違和感が
生じ、そのため、座り心地などを損なう。
して用いるのであるから、クッション材本体と面ファス
ナが異なる感触を有しているのでは、使用時に違和感が
生じ、そのため、座り心地などを損なう。
【0004】本考案は上記従来の問題に鑑みてなされた
もので、面ファスナによって表皮材を接合するクッショ
ン材において、座り心地などの使用時の感触を改善し得
るクッションを提供することを目的とする。
もので、面ファスナによって表皮材を接合するクッショ
ン材において、座り心地などの使用時の感触を改善し得
るクッションを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、面ファスナをクッション材に接合する部
材として、クッション材と同種のスポンジ体を使用する
ことにより、上記違和感を大きく改善するものである。
本考案において、面ファスナをクッション材本体である
スポンジ体に接合する部材として、スポンジ状の基部を
用いたことにより、多くの問題を解決することができ
る。まず上述したとおり、接合部材とクッション材を同
種のスポンジ体としたことにより、クッションとして使
用した時に面ファスナがクッションとなじみ、柔軟に変
形するので人体に対する違和感がない。 面ファスナ付ク
ッション材を製造する際に、クッション本体の製造用金
型に面ファスナを装着固定する必要がある。面ファスナ
は金型の内面に設けられた堰止部または溝に装着固定さ
れるが、スポンジ状の接合部材の使用により、その弾性
係止力を利用して、該堰止部等への装着固定が極めて容
易確実となる。すなわち、堰止部よりわずかに大きなス
ポンジ状基部を使用し、該基部を圧縮装着すれば、面フ
ァスナの金型への装着固定が行える。さらに該スポンジ
状基部が堰止部と面ファスナの間隙をシールするので、
金型内に注入されるクッション本体製造用の液状樹脂組
成物が、面ファスナ、特にその係合素子を汚染し埋入す
ることがない。 該スポンジ状基部は、クッション材本部
との接合に極めて優れている。すなわち、金型内に装着
された面ファスナ付接合部材に、液状樹脂組成物が注入
されると、該樹脂組成物はスポンジ状基部の微孔に浸入
し、発泡成形工程で硬化反応する。かかる工程によりス
ポンジ状基部はクッション材本体と一体的に接合される
ので、面ファスナのクッション材本体との接合も強力な
ものにすることができる。 なお、スポンジ状基部はその
構造が不適当であると、上述のクッション材用の液状樹
脂組成物が多量にスポンジ状基部内に浸入し硬化し、ス
ポンジ状基部を硬化させるおそれがある。本考案は該ス
ポンジ状基部の密度をクッション材本体のそれに対し
て、特定の範囲に設定することにより、樹脂組成物の浸
入を必要な範 囲に調整することに成功した。 従来技術に
よれば、上述した面ファスナの金型への装着、樹脂に対
するシールおよびクッション材への接合の問題を別々の
手段で解決していたため、装着用の磁石と磁性体の使
用、係合素子をカバーする保護フィルム等、余分の部品
や工程を必要としていたが、本考案はそれらをすべて省
略できる、すぐれた効果を有している。請求項1の考案
は、表面に面ファスナを有する基部の密度が、クッショ
ン材本体の密度に対し、− 0.045g/cm3 〜+ 0.040g
/cm3 の範囲に設定されている。この場合、クッション
材本体の密度が一般に0.02g/cm3 〜 0.055g/cm3 の
範囲に設定されるのに対し、基部の密度を0.01g/cm3
〜 0.060g/cm3 の範囲に設定し、発泡樹脂液の含浸層
の厚さおよび密度を調整して違和感をなくすのが好まし
い。さらに、基部が独立気泡またはクッション材本体よ
りも低通気性の連続気泡のスポンジで構成されているの
がより好ましい。また、上記基部の表面を面ファスナよ
りも大きく設定して面ファスナの外側の少なくとも両端
部に耳部を形成し、この耳部の幅を25mm以下に設定
し、かつ、基部の厚さを3mm〜30mmの範囲に設定
するのが好ましい。
に、本考案は、面ファスナをクッション材に接合する部
材として、クッション材と同種のスポンジ体を使用する
ことにより、上記違和感を大きく改善するものである。
本考案において、面ファスナをクッション材本体である
スポンジ体に接合する部材として、スポンジ状の基部を
用いたことにより、多くの問題を解決することができ
る。まず上述したとおり、接合部材とクッション材を同
種のスポンジ体としたことにより、クッションとして使
用した時に面ファスナがクッションとなじみ、柔軟に変
形するので人体に対する違和感がない。 面ファスナ付ク
ッション材を製造する際に、クッション本体の製造用金
型に面ファスナを装着固定する必要がある。面ファスナ
は金型の内面に設けられた堰止部または溝に装着固定さ
れるが、スポンジ状の接合部材の使用により、その弾性
係止力を利用して、該堰止部等への装着固定が極めて容
易確実となる。すなわち、堰止部よりわずかに大きなス
ポンジ状基部を使用し、該基部を圧縮装着すれば、面フ
ァスナの金型への装着固定が行える。さらに該スポンジ
状基部が堰止部と面ファスナの間隙をシールするので、
金型内に注入されるクッション本体製造用の液状樹脂組
成物が、面ファスナ、特にその係合素子を汚染し埋入す
ることがない。 該スポンジ状基部は、クッション材本部
との接合に極めて優れている。すなわち、金型内に装着
された面ファスナ付接合部材に、液状樹脂組成物が注入
されると、該樹脂組成物はスポンジ状基部の微孔に浸入
し、発泡成形工程で硬化反応する。かかる工程によりス
ポンジ状基部はクッション材本体と一体的に接合される
ので、面ファスナのクッション材本体との接合も強力な
ものにすることができる。 なお、スポンジ状基部はその
構造が不適当であると、上述のクッション材用の液状樹
脂組成物が多量にスポンジ状基部内に浸入し硬化し、ス
ポンジ状基部を硬化させるおそれがある。本考案は該ス
ポンジ状基部の密度をクッション材本体のそれに対し
て、特定の範囲に設定することにより、樹脂組成物の浸
入を必要な範 囲に調整することに成功した。 従来技術に
よれば、上述した面ファスナの金型への装着、樹脂に対
するシールおよびクッション材への接合の問題を別々の
手段で解決していたため、装着用の磁石と磁性体の使
用、係合素子をカバーする保護フィルム等、余分の部品
や工程を必要としていたが、本考案はそれらをすべて省
略できる、すぐれた効果を有している。請求項1の考案
は、表面に面ファスナを有する基部の密度が、クッショ
ン材本体の密度に対し、− 0.045g/cm3 〜+ 0.040g
/cm3 の範囲に設定されている。この場合、クッション
材本体の密度が一般に0.02g/cm3 〜 0.055g/cm3 の
範囲に設定されるのに対し、基部の密度を0.01g/cm3
〜 0.060g/cm3 の範囲に設定し、発泡樹脂液の含浸層
の厚さおよび密度を調整して違和感をなくすのが好まし
い。さらに、基部が独立気泡またはクッション材本体よ
りも低通気性の連続気泡のスポンジで構成されているの
がより好ましい。また、上記基部の表面を面ファスナよ
りも大きく設定して面ファスナの外側の少なくとも両端
部に耳部を形成し、この耳部の幅を25mm以下に設定
し、かつ、基部の厚さを3mm〜30mmの範囲に設定
するのが好ましい。
【0006】
【作用】請求項1の考案によれば、基部とクッション材
本体の密度が同程度に設定されているので、基部とクッ
ション材本体の柔らかさや弾力が同程度となるから、違
和感が生じにくい。
本体の密度が同程度に設定されているので、基部とクッ
ション材本体の柔らかさや弾力が同程度となるから、違
和感が生じにくい。
【0007】さらに、請求項3の考案によれば、基部が
独立気泡またはクッション材本体よりも低通気性の連続
気泡のスポンジで構成されているので、面ファスナを有
する基部をクッション材本体に一体成形する際に、スポ
ンジ状の基部からエアの漏れが少なくなる。そのため、
クッション材本体に空隙が生じにくくなるので、比較的
均一な柔らかさや弾力を得易い。
独立気泡またはクッション材本体よりも低通気性の連続
気泡のスポンジで構成されているので、面ファスナを有
する基部をクッション材本体に一体成形する際に、スポ
ンジ状の基部からエアの漏れが少なくなる。そのため、
クッション材本体に空隙が生じにくくなるので、比較的
均一な柔らかさや弾力を得易い。
【0008】また、基部に耳部を設けることで、基部を
金型に装着した際に、面ファスナの波打ちひいては該面
ファスナを介して張設される表皮材の波打ちを防止で
き、さらに、基部の厚さを十分に厚くすることで、基部
に発泡樹脂液が含浸しても、基部の柔さや弾力性を保つ
ことができる。
金型に装着した際に、面ファスナの波打ちひいては該面
ファスナを介して張設される表皮材の波打ちを防止で
き、さらに、基部の厚さを十分に厚くすることで、基部
に発泡樹脂液が含浸しても、基部の柔さや弾力性を保つ
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。図1(a)において、クッション材1は、
クッション材本体2と、このクッション材本体2に一体
に成形された接合部材3とを備えている。クッション材
1は、たとえばポリウレタンのような樹脂を発泡させた
連続気泡または独立気泡のスポンジからなる。
て説明する。図1(a)において、クッション材1は、
クッション材本体2と、このクッション材本体2に一体
に成形された接合部材3とを備えている。クッション材
1は、たとえばポリウレタンのような樹脂を発泡させた
連続気泡または独立気泡のスポンジからなる。
【0010】図1(b)において、上記接合部材3は、
スポンジ状の基部30の表面に、接着層31を介して、
面ファスナ32が固着されてなる。上記基部30は、た
とえばポリウレタンのような樹脂を発泡させた独立気泡
のスポンジからなる。なお、面ファスナ32の表面に
は、多数の係合素子32aが突設されており、表皮材
(図示せず)に設けた面ファスナと係合素子32aが接
合されて、表皮材がクッション材1に装着される。ある
いは、表皮材の裏面のループ状、パイル状またはルプと
パイルが混在した布材に、上記面ファスナ32が係合し
て、表皮材が接合される。
スポンジ状の基部30の表面に、接着層31を介して、
面ファスナ32が固着されてなる。上記基部30は、た
とえばポリウレタンのような樹脂を発泡させた独立気泡
のスポンジからなる。なお、面ファスナ32の表面に
は、多数の係合素子32aが突設されており、表皮材
(図示せず)に設けた面ファスナと係合素子32aが接
合されて、表皮材がクッション材1に装着される。ある
いは、表皮材の裏面のループ状、パイル状またはルプと
パイルが混在した布材に、上記面ファスナ32が係合し
て、表皮材が接合される。
【0011】上記基部30の密度と、上記クッション材
本体2の密度は、互いに同程度に設定されており、この
実施例では、クッション材本体2の密度が0.02g/cm3
〜 0.055g/cm3 の範囲に設定されているのに対し、基
部30の密度が0.01g/cm3〜 0.060g/cm3 の範囲に
設定されている。
本体2の密度は、互いに同程度に設定されており、この
実施例では、クッション材本体2の密度が0.02g/cm3
〜 0.055g/cm3 の範囲に設定されているのに対し、基
部30の密度が0.01g/cm3〜 0.060g/cm3 の範囲に
設定されている。
【0012】図1(a)において、接合部材3における
幅狭な幅方向Wには、接合部材3とクッション材本体2
との間に金型の堰止部により形成される溝4が形成され
ている。
幅狭な幅方向Wには、接合部材3とクッション材本体2
との間に金型の堰止部により形成される溝4が形成され
ている。
【0013】図2は接合部材3を示す。図2(a)にお
いて、上記面ファスナ32は、基部30の長手方向Lの
一端から他端にわたって設けられている。一方、基部3
0の幅方向Wの両端部は、その表面が露出しており、耳
部30aを有している。つまり、基部30の表面は、面
ファスナ32よりも大きく設定されて、面ファスナ32
の外側の幅方向Wの両端部に耳部30aが形成されてい
る。この実施例ではスラブ状の基部30は直方体であ
り、図2(b)のように、その表面から面ファスナ32
自体の基板部32bが若干突出している。なお、面ファ
スナ32は、図2(b)のホットメルト樹脂のような接
着層31により基部30に固着されていてもよいし、図
2(c)のように、ヒートラミネート方式により固着さ
れていてもよい。
いて、上記面ファスナ32は、基部30の長手方向Lの
一端から他端にわたって設けられている。一方、基部3
0の幅方向Wの両端部は、その表面が露出しており、耳
部30aを有している。つまり、基部30の表面は、面
ファスナ32よりも大きく設定されて、面ファスナ32
の外側の幅方向Wの両端部に耳部30aが形成されてい
る。この実施例ではスラブ状の基部30は直方体であ
り、図2(b)のように、その表面から面ファスナ32
自体の基板部32bが若干突出している。なお、面ファ
スナ32は、図2(b)のホットメルト樹脂のような接
着層31により基部30に固着されていてもよいし、図
2(c)のように、ヒートラミネート方式により固着さ
れていてもよい。
【0014】つぎに、クッション材1の製造方法の説明
に先だって、上記接合部材3の製造方法について説明す
る。図3において、面ファスナ32は、面ファスナ巻出
ロール50から、針布ローラ51などにより、巻き出さ
れ、面ファスナ32の裏面32bに、ガン52からホッ
トメルト樹脂が塗布される。面ファスナ32は、上記ホ
ットメルト樹脂が塗布された後、プレスベルトコンベア
53内に巻き込まれる。一方、基部30は、基部ロール
54から巻き出され、上記プレスベルトコンベア53内
に巻き込まれる。上記プレスベルトコンベア53に巻き
込まれた基部30と面ファスナ32とは、プレスベルト
コンベア53により互いに圧接されて一体に固着され、
その後、カッタ55により切断されて、接合部材3が製
造される。
に先だって、上記接合部材3の製造方法について説明す
る。図3において、面ファスナ32は、面ファスナ巻出
ロール50から、針布ローラ51などにより、巻き出さ
れ、面ファスナ32の裏面32bに、ガン52からホッ
トメルト樹脂が塗布される。面ファスナ32は、上記ホ
ットメルト樹脂が塗布された後、プレスベルトコンベア
53内に巻き込まれる。一方、基部30は、基部ロール
54から巻き出され、上記プレスベルトコンベア53内
に巻き込まれる。上記プレスベルトコンベア53に巻き
込まれた基部30と面ファスナ32とは、プレスベルト
コンベア53により互いに圧接されて一体に固着され、
その後、カッタ55により切断されて、接合部材3が製
造される。
【0015】この他、接合部材3一ヶ分に相当する大き
さに予め裁断した直方体の基部30に、予め裁断した面
ファスナ32を上記ホットメルト法やヒートラミネート
法によって固着する製造方法や、面ファスナ32をそれ
よりも大きな基部30に上記方法で固着した後、面ファ
スナ32の周辺に耳部30aを残した状態で基部30を
打ち抜く製造方法も可能である。
さに予め裁断した直方体の基部30に、予め裁断した面
ファスナ32を上記ホットメルト法やヒートラミネート
法によって固着する製造方法や、面ファスナ32をそれ
よりも大きな基部30に上記方法で固着した後、面ファ
スナ32の周辺に耳部30aを残した状態で基部30を
打ち抜く製造方法も可能である。
【0016】つぎに、上記クッション材1の製造方法に
ついて説明する。図4(a)の例において、金型6に
は、接合部材3を装着する装着部61が設けられてい
る。この装着部61は、互いに対向する一対の堤状の堰
止部62で形成されている。上記堰止部62間の幅W1
は、接合部材3の基部30の幅W2よりも小さく設定さ
れているとともに、面ファスナ32の幅W3よりも大き
く設定されている。したがって、接合部材3は、その基
部30が幅方向Wに若干圧縮された状態で装着される。
この実施例の場合、上記堰止部62は、接合部材3の幅
方向Wの両側に設けられている一方で、図5のように、
長手方向Lの両側には設けられていない。
ついて説明する。図4(a)の例において、金型6に
は、接合部材3を装着する装着部61が設けられてい
る。この装着部61は、互いに対向する一対の堤状の堰
止部62で形成されている。上記堰止部62間の幅W1
は、接合部材3の基部30の幅W2よりも小さく設定さ
れているとともに、面ファスナ32の幅W3よりも大き
く設定されている。したがって、接合部材3は、その基
部30が幅方向Wに若干圧縮された状態で装着される。
この実施例の場合、上記堰止部62は、接合部材3の幅
方向Wの両側に設けられている一方で、図5のように、
長手方向Lの両側には設けられていない。
【0017】クッション材1を製造するには、まず、図
4(a)の金型6に上記接合部材3を装着部61に装着
する。その後、図4(b)のように、キャビティ内に発
泡樹脂液を流し込んで、発泡成形し、図1(b)のクッ
ション材1を得る。
4(a)の金型6に上記接合部材3を装着部61に装着
する。その後、図4(b)のように、キャビティ内に発
泡樹脂液を流し込んで、発泡成形し、図1(b)のクッ
ション材1を得る。
【0018】上記構成において、このクッション材1
は、基部30とクッション材本体2の密度が同程度に設
定されているので、基部30とクッション材本体2の柔
らかさや弾力が同程度となるから、違和感が生じにく
く、したがって、座り心地などの使用時の感触が改善さ
れる。なお、基部30の密度は、 0.020g/cm3 〜 0.0
40g/cm3 とするのがより好ましい。
は、基部30とクッション材本体2の密度が同程度に設
定されているので、基部30とクッション材本体2の柔
らかさや弾力が同程度となるから、違和感が生じにく
く、したがって、座り心地などの使用時の感触が改善さ
れる。なお、基部30の密度は、 0.020g/cm3 〜 0.0
40g/cm3 とするのがより好ましい。
【0019】ところで、基部30を図6(c)の連続気
泡を有するスポンジ状とすると、成形時に昇温した基部
30のセル30cから多量のエアAが発泡樹脂内に漏れ
る。そのため、クッション材本体2内に空隙(ボイド)
が生じる原因となる。これに対し、このクッション材1
は、図6(a)のように、基部30が独立気泡を有する
スポンジで構成されているので、セル30cからエアA
が殆ど漏れない。したがって、クッション材本体2内に
空隙が生じにくいから、比較的均一な柔らかさや弾力の
クッション材1が得られるので、座り心地などの使用時
の感触が向上する。
泡を有するスポンジ状とすると、成形時に昇温した基部
30のセル30cから多量のエアAが発泡樹脂内に漏れ
る。そのため、クッション材本体2内に空隙(ボイド)
が生じる原因となる。これに対し、このクッション材1
は、図6(a)のように、基部30が独立気泡を有する
スポンジで構成されているので、セル30cからエアA
が殆ど漏れない。したがって、クッション材本体2内に
空隙が生じにくいから、比較的均一な柔らかさや弾力の
クッション材1が得られるので、座り心地などの使用時
の感触が向上する。
【0020】ところで、基部30には、成形時に、図4
(b)のように、発泡樹脂液が含浸して、基部30が若
干硬くなる含浸部30dが生じるのは避けられない。こ
れに対し、基部30を独立気泡のスポンジで構成するこ
とにより、発泡樹脂液の含浸を抑制することができる。
したがって、やはり、使用時の感触を向上させることが
できる。また、基部30をスポンジ状の弾性体で構成す
ることにより、基部30が堰止部62,62間に装着さ
れた後、外れにくいという効果も得られる。
(b)のように、発泡樹脂液が含浸して、基部30が若
干硬くなる含浸部30dが生じるのは避けられない。こ
れに対し、基部30を独立気泡のスポンジで構成するこ
とにより、発泡樹脂液の含浸を抑制することができる。
したがって、やはり、使用時の感触を向上させることが
できる。また、基部30をスポンジ状の弾性体で構成す
ることにより、基部30が堰止部62,62間に装着さ
れた後、外れにくいという効果も得られる。
【0021】しかし、基部30は、図6(b)のよう
に、クッション材本体2よりも低通気性の連続気泡のス
ポンジで構成されていても、セル30cからのエアAの
漏れ量を少なくすることができるので、基部30を独立
気泡とした場合よりも効果が小さいが、使用時の感触を
向上させるなどの効果が得られる。
に、クッション材本体2よりも低通気性の連続気泡のス
ポンジで構成されていても、セル30cからのエアAの
漏れ量を少なくすることができるので、基部30を独立
気泡とした場合よりも効果が小さいが、使用時の感触を
向上させるなどの効果が得られる。
【0022】ところで、上記のように、図4(b)の基
部30には、含浸部30dが生じるので、所定の弾力性
を保つためには、ある程度の厚さTが必要になる。含浸
部30dは、基部30のスポンジの密度あるいは独立気
泡または低通気性の連続気泡かにもよるが、一般に2m
m〜5mm程度になることから、基部30の厚さTは、
一般に、 3mm〜30mm程度が好ましく、より好ましく
は10mm〜15mm程度に設定する。なお、厚さTが30m
mを越えると、図3の基部ロール54に巻き付けた際に
径が大きくなりすぎるので、製造性の低下を招く。
部30には、含浸部30dが生じるので、所定の弾力性
を保つためには、ある程度の厚さTが必要になる。含浸
部30dは、基部30のスポンジの密度あるいは独立気
泡または低通気性の連続気泡かにもよるが、一般に2m
m〜5mm程度になることから、基部30の厚さTは、
一般に、 3mm〜30mm程度が好ましく、より好ましく
は10mm〜15mm程度に設定する。なお、厚さTが30m
mを越えると、図3の基部ロール54に巻き付けた際に
径が大きくなりすぎるので、製造性の低下を招く。
【0023】また、この実施例では、図4(a)のよう
に、金型6に一対の堰止部62を設けるとともに、基部
30の幅W2を装着部61の幅W1よりも大きく設定し
たので、接合部材3の金型6への固定性がよい。また、
堰止部62と基部30との間から発泡樹脂液が流れ込ま
ないので、面ファスナ32の係合素子32aが樹脂で覆
われてしまうおそれがない。
に、金型6に一対の堰止部62を設けるとともに、基部
30の幅W2を装着部61の幅W1よりも大きく設定し
たので、接合部材3の金型6への固定性がよい。また、
堰止部62と基部30との間から発泡樹脂液が流れ込ま
ないので、面ファスナ32の係合素子32aが樹脂で覆
われてしまうおそれがない。
【0024】ここで、面ファスナ32の幅W3を基部3
0の幅W2よりも大きく設定すると、装着部61内に接
合部材3を装着した際に、面ファスナ32が幅方向Wか
ら押されて波を打つので、表皮材を張ったときの仕上り
が悪いうえ、座った際に違和感が生じる。これに対し、
この実施例では、面ファスナ32の幅W3を基部30の
幅W2よりも小さく設定したので、つまり、図2の耳部
30aを設けたので、製造上の寸法誤差があっても、耳
部30aのみが幅方向Wに圧縮され、面ファスナ32は
圧縮されないから、面ファスナ32が波を打つのを防止
し得る。したがって、表皮材を張ったときの仕上がりが
良いうえ、座った際の違和感も生じにくい。なお、耳部
30aの幅Dは、一般に25mm以下に設定されるが、よ
り好ましくは、5mm〜10mm程度に設定する。
0の幅W2よりも大きく設定すると、装着部61内に接
合部材3を装着した際に、面ファスナ32が幅方向Wか
ら押されて波を打つので、表皮材を張ったときの仕上り
が悪いうえ、座った際に違和感が生じる。これに対し、
この実施例では、面ファスナ32の幅W3を基部30の
幅W2よりも小さく設定したので、つまり、図2の耳部
30aを設けたので、製造上の寸法誤差があっても、耳
部30aのみが幅方向Wに圧縮され、面ファスナ32は
圧縮されないから、面ファスナ32が波を打つのを防止
し得る。したがって、表皮材を張ったときの仕上がりが
良いうえ、座った際の違和感も生じにくい。なお、耳部
30aの幅Dは、一般に25mm以下に設定されるが、よ
り好ましくは、5mm〜10mm程度に設定する。
【0025】ところで、この実施例の場合、長手方向L
については、基部30と面ファスナ32の長さが同程度
に設定されている。したがって、図3のように、テープ
状に長い基部30と面ファスナ32を互いに固着した
後、カッタ55により切断することで、接合部材3を容
易に連続的に製造し得る。なお、この切断の際、柔軟な
スポンジ状の基部30と、基部30よりも硬い面ファス
ナ32を重ねて切断するので、実際には基部30の切断
面が変形するから、面ファスナ32と基部30の長さが
若干異なる場合もあるが、実質的に同じとみなす。
については、基部30と面ファスナ32の長さが同程度
に設定されている。したがって、図3のように、テープ
状に長い基部30と面ファスナ32を互いに固着した
後、カッタ55により切断することで、接合部材3を容
易に連続的に製造し得る。なお、この切断の際、柔軟な
スポンジ状の基部30と、基部30よりも硬い面ファス
ナ32を重ねて切断するので、実際には基部30の切断
面が変形するから、面ファスナ32と基部30の長さが
若干異なる場合もあるが、実質的に同じとみなす。
【0026】なお、図2(a)の面ファスナ32の長手
方向Lの端部は、発泡樹脂液により表面が覆われてしま
うが、接合部材3は長手方向Lに長いので、係合素子3
2aが多少覆われても、支障がない。また、接合部材3
の長手方向Lの端部からの発泡樹脂液の流れ込みを防止
したい場合には、金型6に該端部に対応する堰止部62
を設けたり、図7のように、接合部材3の面ファスナ3
2側の該端部の表面に不織布片や発泡樹脂などからなる
末端シール材33を固着してもよい。
方向Lの端部は、発泡樹脂液により表面が覆われてしま
うが、接合部材3は長手方向Lに長いので、係合素子3
2aが多少覆われても、支障がない。また、接合部材3
の長手方向Lの端部からの発泡樹脂液の流れ込みを防止
したい場合には、金型6に該端部に対応する堰止部62
を設けたり、図7のように、接合部材3の面ファスナ3
2側の該端部の表面に不織布片や発泡樹脂などからなる
末端シール材33を固着してもよい。
【0027】しかし、この考案では、長手方向Lについ
ても、基部30を面ファスナ32よりも長くして、両端
部に耳部を形成してもよい。なお、この長手方向Lの耳
部の寸法は、前述の幅方向Wの耳部30aの寸法と同程
度に設定すればよい。この場合には、金型6の堰止部6
2を接合部材3の全周に設けることで、長手方向Lの端
部からの発泡樹脂液の流入も防止し得る。
ても、基部30を面ファスナ32よりも長くして、両端
部に耳部を形成してもよい。なお、この長手方向Lの耳
部の寸法は、前述の幅方向Wの耳部30aの寸法と同程
度に設定すればよい。この場合には、金型6の堰止部6
2を接合部材3の全周に設けることで、長手方向Lの端
部からの発泡樹脂液の流入も防止し得る。
【0028】また、上記実施例では、基部30の形状を
直方体に設定し、面ファスナ32の形状を長方形に設定
した例について説明したが、基部30および面ファスナ
32を、それぞれ、直方体や長方形以外の形状としても
よい。たとえば、基部30は、その縦断面を台形にして
もよく、一方、面ファスナ32は、台形、U字状、馬蹄
形、S字状などとしてもよい。また、上記耳部30aの
幅Dは、最も幅の狭いところで25mm以下に設定す
る。
直方体に設定し、面ファスナ32の形状を長方形に設定
した例について説明したが、基部30および面ファスナ
32を、それぞれ、直方体や長方形以外の形状としても
よい。たとえば、基部30は、その縦断面を台形にして
もよく、一方、面ファスナ32は、台形、U字状、馬蹄
形、S字状などとしてもよい。また、上記耳部30aの
幅Dは、最も幅の狭いところで25mm以下に設定す
る。
【0029】図8のように、面ファスナ32などが異形
である場合には、基部30における幅方向Wの端部の大
部分に耳部30aを設けておけばよく、耳部30aのな
い箇所が部分的にあってもよい。
である場合には、基部30における幅方向Wの端部の大
部分に耳部30aを設けておけばよく、耳部30aのな
い箇所が部分的にあってもよい。
【0030】本考案で用いる基部30および面ファスナ
32の収縮率( 120℃, 30分, 乾熱収縮率)は、基部3
0が0〜5%、面ファスナ32が0〜5%の範囲のもの
を用いるのが、成形時の波打ちやシール性を確保できる
ので好ましい。
32の収縮率( 120℃, 30分, 乾熱収縮率)は、基部3
0が0〜5%、面ファスナ32が0〜5%の範囲のもの
を用いるのが、成形時の波打ちやシール性を確保できる
ので好ましい。
【0031】基部30に面ファスナ32を固着する方法
としては、前述のホットメルト樹脂溶着やヒートラミネ
ート方式の他、両面テープによる粘着、耐熱性を有する
接着剤による接着、縫製などによる固定であってもよ
い。さらには、面ファスナ32の両面に係合素子を設け
て、一方の面の係合素子を基部30に埋設させて、面フ
ァスナ32を基部30に固定してもよい。
としては、前述のホットメルト樹脂溶着やヒートラミネ
ート方式の他、両面テープによる粘着、耐熱性を有する
接着剤による接着、縫製などによる固定であってもよ
い。さらには、面ファスナ32の両面に係合素子を設け
て、一方の面の係合素子を基部30に埋設させて、面フ
ァスナ32を基部30に固定してもよい。
【0032】本考案に使用する面ファスナ32として
は、織成タイプでも成形タイプでもよいが、クッション
材1の均一な弾力性や柔らかさを保つ観点から、織成タ
イプのものが好ましい。また、係合素子32aは、雄型
でも雌型でもよいが、一般に、ループ状またはループを
カットしたフック状のものが好ましい。また、両面に係
合素子を有する面ファスナ32の場合、両面とも雄、両
面とも雌、一方が雄、他方が雌など種々の変更が考えら
れる。
は、織成タイプでも成形タイプでもよいが、クッション
材1の均一な弾力性や柔らかさを保つ観点から、織成タ
イプのものが好ましい。また、係合素子32aは、雄型
でも雌型でもよいが、一般に、ループ状またはループを
カットしたフック状のものが好ましい。また、両面に係
合素子を有する面ファスナ32の場合、両面とも雄、両
面とも雌、一方が雄、他方が雌など種々の変更が考えら
れる。
【0033】本考案で用いる面ファスナは、ポリエステ
ル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリ
塩化ビニル系繊維、アクリル系繊維、酢酸セルロースな
どのセルロース誘導体繊維などから選ばれた繊維からな
る織成面ファスナ、あるいは、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフィン、オレフィン酢酸ビニル共重合体ま
たはその鹸化物、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリ
エステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、
ポリオレフィン系エラストマー、その他の熱可塑性樹脂
もしくは熱硬化性樹脂などの合成樹脂を成形して得た成
形面ファスナである。
ル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリ
塩化ビニル系繊維、アクリル系繊維、酢酸セルロースな
どのセルロース誘導体繊維などから選ばれた繊維からな
る織成面ファスナ、あるいは、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフィン、オレフィン酢酸ビニル共重合体ま
たはその鹸化物、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリ
エステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、
ポリオレフィン系エラストマー、その他の熱可塑性樹脂
もしくは熱硬化性樹脂などの合成樹脂を成形して得た成
形面ファスナである。
【0034】本考案で用いる基部30は、たとえば、ポ
リウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン
系樹脂、各種合成ゴムなどから選ばれた樹脂に、発泡
剤、滑剤、充填剤、着色剤、難燃剤、各種安定剤などか
ら選ばれた所望の添加剤を配合した樹脂組成物からな
る。通常、気泡の安定性や弾力特性、耐久性などからポ
リウレタン系樹脂組成物が好ましく用いられる。
リウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン
系樹脂、各種合成ゴムなどから選ばれた樹脂に、発泡
剤、滑剤、充填剤、着色剤、難燃剤、各種安定剤などか
ら選ばれた所望の添加剤を配合した樹脂組成物からな
る。通常、気泡の安定性や弾力特性、耐久性などからポ
リウレタン系樹脂組成物が好ましく用いられる。
【0035】また、上記クッション材1を成形する金型
としては、図9のように、装着部61が蟻溝状になって
いてもよく、あるいは、図10のように、堰止部62の
上に離脱防止部材63をねじなどで固定したものを用い
てもよい。さらに、上記堰止部62を接合部材3の全周
に設けたものであってもよい。なお、図9の堰止部62
の形状は、図2のような接合部材3の長手方向Lの端部
に対応した堰止部として好適である。
としては、図9のように、装着部61が蟻溝状になって
いてもよく、あるいは、図10のように、堰止部62の
上に離脱防止部材63をねじなどで固定したものを用い
てもよい。さらに、上記堰止部62を接合部材3の全周
に設けたものであってもよい。なお、図9の堰止部62
の形状は、図2のような接合部材3の長手方向Lの端部
に対応した堰止部として好適である。
【0036】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
表面に面ファスナを有する基部の密度とクッション材本
体の密度とが同程度に設定されているので、座り心地な
どの使用時の感触が向上する。また、請求項3の考案に
よれば、成形品に空隙(ボイド)が生じにくく、かつ、
溶融樹脂が基部に含浸するのを抑制することができるの
で、より一層、使用時の感触が向上する。また、請求項
4の考案によれば、耳部を設けるとともに基部の厚さを
十分に厚く設定したので、面ファスナの波打ちを防止し
得るとともに、基部の柔さや弾力を損うおそれがないか
ら、更により一層、使用時の感触が向上する。
表面に面ファスナを有する基部の密度とクッション材本
体の密度とが同程度に設定されているので、座り心地な
どの使用時の感触が向上する。また、請求項3の考案に
よれば、成形品に空隙(ボイド)が生じにくく、かつ、
溶融樹脂が基部に含浸するのを抑制することができるの
で、より一層、使用時の感触が向上する。また、請求項
4の考案によれば、耳部を設けるとともに基部の厚さを
十分に厚く設定したので、面ファスナの波打ちを防止し
得るとともに、基部の柔さや弾力を損うおそれがないか
ら、更により一層、使用時の感触が向上する。
【図1】本考案の一実施例を示すクッション材の一部を
示す斜視図および断面図である。
示す斜視図および断面図である。
【図2】(a)は接合部材の斜視図、(b)、(c)は
同断面図である。
同断面図である。
【図3】接合部材の製造装置を示す概略構成図である。
【図4】クッション材の製造方法を示す工程図である。
【図5】図4(a)のV−V線断面図である。
【図6】(a)は独立気泡のスポンジからなる基部の概
念図、(b)は低通気性の連続気泡のスポンジからなる
基部の概念図、(c)は通常の通気性を有する連続気泡
のスポンジからなる基部の概念図である。
念図、(b)は低通気性の連続気泡のスポンジからなる
基部の概念図、(c)は通常の通気性を有する連続気泡
のスポンジからなる基部の概念図である。
【図7】本考案の他の実施例にかかる接合部材の斜視図
である。
である。
【図8】本考案の更に他の実施例にかかる接合部材の平
面図である。
面図である。
【図9】他の金型の例を示す断面図である。
【図10】さらに他の金型の例を示す断面図である。
1…クッション材、2…クッション材本体、3…接合部
材、30…基部、30a…耳部、32…面ファスナ、D
…耳部の幅、T…基部の厚さ。
材、30…基部、30a…耳部、32…面ファスナ、D
…耳部の幅、T…基部の厚さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−163019(JP,A) 特開 平1−101116(JP,A) 特開 昭64−9708(JP,A) 特開 平1−148293(JP,A) 特開 平5−192939(JP,A) 特開 平1−159213(JP,A) 実開 平4−59706(JP,U) 実公 昭64−6158(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B68G 7/05 A44B 18/00 B29C 39/10 B68G 5/02
Claims (4)
- 【請求項1】 スポンジ状の基部の表面に面ファスナを
有する接合部材が、スポンジ状のクッション材本体に一
体成形されたクッション材において、 上記スポンジ状基部の密度が、上記クッション材本体の
密度に対し、− 0.045g/cm3 〜+ 0.040g/cm3 の範
囲に設定されていることを特徴とするクッション材。 - 【請求項2】 請求項1において、上記クッション材本
体の密度が0.02g/cm3 〜 0.055g/cm3 の範囲に設定
され、上記基部の密度が0.01g/cm3 〜 0.060g/cm3
の範囲に設定されたクッション材。 - 【請求項3】 請求項1もしくは2において、上記基部
が独立気泡または上記クッション材本体よりも低通気性
の連続気泡のスポンジからなることを特徴とするクッシ
ョン材。 - 【請求項4】 請求項1、2もしくは3において、上記
スポンジ状の基部の上記面ファスナを有する表面は上記
面ファスナよりも大きく設定されて上記面ファスナの外
側の少なくとも両端部に耳部が形成されているととも
に、この耳部の幅が25mm以下に設定され、かつ、上
記基部の厚さが3mm〜30mmの範囲に設定されてい
るクッション材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993013307U JP2601587Y2 (ja) | 1993-02-27 | 1993-02-27 | クッション材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993013307U JP2601587Y2 (ja) | 1993-02-27 | 1993-02-27 | クッション材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666499U JPH0666499U (ja) | 1994-09-20 |
JP2601587Y2 true JP2601587Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=11829529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993013307U Expired - Fee Related JP2601587Y2 (ja) | 1993-02-27 | 1993-02-27 | クッション材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601587Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180097189A (ko) * | 2017-02-22 | 2018-08-31 | 주식회사 아이케이씨 | 시트패드용 파스너 테이프 합침장치 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2902276B2 (ja) * | 1993-09-19 | 1999-06-07 | 難波プレス工業株式会社 | 自動車用シートのクッション体構造 |
JP2002166865A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | T S Tec Kk | 二三輪車用シート及び二三輪車用シートの組み付け方法 |
JP2002337149A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-27 | Three M Innovative Properties Co | ガイド及び成形型 |
JP5428110B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2014-02-26 | クラレファスニング株式会社 | モールドイン成形用係止部材及びそれを有する樹脂成形体の製造方法 |
-
1993
- 1993-02-27 JP JP1993013307U patent/JP2601587Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180097189A (ko) * | 2017-02-22 | 2018-08-31 | 주식회사 아이케이씨 | 시트패드용 파스너 테이프 합침장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0666499U (ja) | 1994-09-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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