JP2601408B2 - 高温測定用プローブカード及びそれに用いられるマザーボード - Google Patents

高温測定用プローブカード及びそれに用いられるマザーボード

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JP2601408B2
JP2601408B2 JP6114727A JP11472794A JP2601408B2 JP 2601408 B2 JP2601408 B2 JP 2601408B2 JP 6114727 A JP6114727 A JP 6114727A JP 11472794 A JP11472794 A JP 11472794A JP 2601408 B2 JP2601408 B2 JP 2601408B2
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昌男 大久保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱状態にある測定対
象物の電気的諸特性を測定する高温測定用プローブカー
ドと、この高温測定用プローブカードに用いられるマザ
ーボードとに関する。
【0002】
【従来の技術】測定対象物であるICチップの電気的諸
特性の測定には、加熱状態(80℃〜120℃)で行わ
れるもの、すなわち高温測定がある。すなわち、加熱用
ヒーターが内蔵されたホットチャックにICチップを搭
載した状態で測定を行うのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この高温測定に用いら
れるプローブカードには、室温(23℃〜25℃)での
測定に用いられるものが流用される。この室温用のプロ
ーブカードは、加熱されたICチップを測定すると、プ
ローブを通じて熱がマーザーボードに伝わり、マザーボ
ードが熱膨張してプローブの先端の位置がずれる。すな
わち、このマザーボードは、室温状態において各部の位
置合わせを行っており、しかも縁部がホルダーで固定さ
れているため、マザーボードとホルダーとの膨張率の違
いにより、加熱されるとマザーボード自体が変形する。
このため、正確な測定ができないようになる。
【0004】高温測定専用のプローブカードを使用すれ
ば上述したような問題は解消するのであるが、室温用の
プローブカードを流用しているのが現状である。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、高温測定に使用してもプローブカードの先端の位置
がずれず、しかも室温での測定をも行うことができる高
温測定用プローブカードと、それに用いられるマザーボ
ードとを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高温測定用
プローブカードは、加熱状態にある測定対象物の電気的
諸特性を測定する高温測定に用いられる高温測定用プロ
ーブカードであって、開口が設けられたマザーボード
と、このマザーボードの縁部を固定するホルダーと、前
記開口の周囲に取り付けられるリングと、このリングに
取り付けられて前記開口に臨む複数本のプローブとを備
えており、少なくとも前記開口には、プローブの配置の
障害にならない部分にマザーボードの縁部に向かった切
込が形成されている。
【0007】本発明に係る高温測定用プローブカードに
用いられるマザーボードは、加熱状態にある測定対象物
の電気的諸特性を測定する高温測定用プローブカードに
用いられるマザーボードであって、開設された開口に
は、プローブの配置の障害にならない部分に縁部に向か
った切込が形成されている。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る高温測定に用い
られるプローブカードの概略的平面図、図2は図1にお
けるA−A線断面図、図3は本発明の実施例に係る高温
測定用プローブカードの開口付近の概略的斜視図、図4
は本発明の実施例に係る高温測定用プローブカードに用
いられるリングの概略的斜視図、図5はマザーボードの
開口の形状が円形である高温測定用プローブカードの要
部の底面図である。
【0009】本実施例に係る高温測定用プローブカード
は、加熱状態にある測定対象物であるICチップ800
の電気的諸特性を測定する高温測定に用いられるプロー
ブカードであって、開口110が設けられたマザーボー
ド100と、このマザーボード100の縁部を固定する
ホルダー200と、前記開口110の周囲に取り付けら
れるリング300と、このリング300に取り付けられ
て前記開口110に臨む複数本のプローブ400とを具
備しており、前記開口110とリング300とには、プ
ローブ400の配置の障害にならない部分にマザーボー
ド100の縁部に向かった切込112が形成されてい
る。
【0010】マザーボード100は、例えばポリイミド
樹脂からなり円形に形成されており、その中央部にIC
チップ800に対応した形状(図1では長方形)の開口
110が開設されている。この開口110には、段差部
111が設けられている。
【0011】前記開口110の4つのコーナー部には、
縁部に向かった切込112が設けられている。この切込
112の長さ寸法や幅寸法等は、高温測定用プローブカ
ードに対する加熱の度合いによって決定されるものであ
る。
【0012】かかるマザーボード100は、リング状の
ホルダー200に取り付けられている。すなわち、マザ
ーボード100の縁部は、ホルダー200によって固定
されている。
【0013】前記ホルダー200は、マザーボード10
0より膨張率が低い金属等から構成されており、全体と
して略リング状に形成されている。
【0014】一方、リング300は、開口110に対応
した長方形状に形成されている。そして、図4に示すよ
うに、その4つのコーナー部は破断部310が形成され
ている。すなわち、この破断部310は、リング300
が開口110に取り付けられた場合に切込112と一致
するようになっているのである。
【0015】この破断部310は、後述する鍔部320
の一部を除去することによって形成されており、リング
300を開口110に取り付けた後には、この破断部3
10を破断するのである。なお、リング300に強度が
必要な場合には、破断部310を破断することなく、そ
のままの状態にしておくことも可能である。
【0016】また、当該リング300は、開口110の
段差部111に対応した鍔部320が形成され、当該鍔
部320の裏面側、すなわちこのリング300が開口1
10に取り付けられた状態で裏面側になる面がテーパ面
321として形成されている。このテーパ面321は、
エポキシ系樹脂等によってプローブ400の中腹部が取
り付けられる部分である。
【0017】プローブ400は、タングステン等からな
り、先端がICチップ800のパッドに接触する接触部
410として折曲されている。また、このプローブ40
0の後端は、マザーボード100の裏面に形成された配
線パターン120に接続される。
【0018】マザーボード100の開口110にリング
300を接着剤で取り付ける。この際、開口110に形
成された切込112と、リング300の破断部310と
を一致させる。次に、リング300の破断部310を切
断する。これによって、切込112と破断部310とが
つながることになる。
【0019】プローブ400をマザーボード100に取
り付ける。すなわち、プローブ400の接触部410を
ICチップ800のパッドの位置に対応させ、この状態
でプローブ400の中腹部をリング300のテーパ面3
21にエポキシ系樹脂等によって取り付ける。さらに、
プローブ400の後端をマザーボード100の配線パタ
ーン120に接続する。
【0020】このようにして構成された高温測定用プロ
ーブカードは、加熱用ヒーター820が内蔵されたホッ
トチャック810に搭載されたICチップ800の高温
測定に用いられる。プローブ400を介してマザーボー
ド100が加熱されると、マザーボード100は熱膨張
するが、その膨張分は切込112が狭まることによって
吸収される。従って、マザーボード100、すなわち高
温測定用プローブカード全体としては変形することがな
い。なお、切込112が狭まるのと同時に、リング30
0の破断部310も同様に狭まるので、マザーボード1
00が変形することはない。
【0021】なお、上述した実施例ではマザーボード1
00は円形であるとしたが、本発明がこれに限定される
わけではない。例えば、矩形状であってもよい。さら
に、開口110は長方形ではなく、図5に示すような円
形等の他の形状であってもよい。この開口110の形状
は、測定対象物であるICチップ800の形状或いはパ
ッドの配置等によって決定されるべきものである。
【0022】また、切込112は開口110のコーナー
部に設けられるとしたが、コーナー部でなくとも、プロ
ーブ400の配置の障害にならない部分であればよい。
例えば、コーナー部とコーナー部との間の縁部に設けて
もよい。さらに、図5に示すように、開口110が円形
であった場合は、コーナー部に相当する部分は存在しな
いが、プローブ400が存在しない部分Aが4ヶ所存在
するので、ここに切込112を形成すればよい。
【0023】なお、開口110が円形の場合には、リン
グ300も円形に形成しておく。また、破断部310に
関しても上述したものと同様となっている。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る高温測定用プローブカード
は、加熱状態にある測定対象物の電気的諸特性を測定す
る高温測定に用いられる高温測定用プローブカードであ
って、開口が設けられたマザーボードと、このマザーボ
ードの縁部を固定するホルダーと、前記開口の周囲に取
り付けられるリングと、このリングに取り付けられて前
記開口に臨む複数本のプローブとを備えており、前記開
口とリングとには、プローブの配置の障害にならない部
分にマザーボードの縁部に向かった切込が形成されてい
る。このため、加熱状態にある測定対象物の電気的諸特
性を測定することにより、プローブを介してマザーボー
ドが加熱されても、マザーボードの熱膨張は切込によっ
て吸収されるので、マザーボード、ひいては高温測定用
プローブカードが変形することはなく、高温測定に使用
してもプローブカードの先端の位置がずれない。これに
より、室温測定はもちろん、高温測定でも正確な測定が
可能になる。
【0025】また、前記切込は、開口が矩形状の場合
は、少なくとも開口とリングとのコーナー部に設けられ
ているので、プローブの配置の障害にならない。すなわ
ち、従来のプローブカードにおけるプローブの配置を変
更する必要はないので、特に製品のコストアップの原因
とならない。
【0026】一方、本発明に係る高温測定用プローブカ
ードに用いられるマザーボードは、加熱状態にある測定
対象物の電気的諸特性を測定する高温測定用プローブカ
ードに用いられるマザーボードであって、開設された開
口には、プローブの配置の障害にならない部分に縁部に
向かった切込が形成されている。このため、このマザー
ボードを用いた高温測定用プローブカードでは、加熱状
態にある測定対象物の電気的諸特性を測定することによ
り、プローブを介してマザーボードが加熱されても、マ
ザーボードの熱膨張は切込によって吸収されるので、マ
ザーボード、ひいては高温測定用プローブカードが変形
することはなく、高温測定に使用してもプローブカード
の先端の位置がずれない。これにより、室温測定はもち
ろん、高温測定でも正確な測定が可能になる。
【0027】さらに、前記切込は、開口が矩形状の場合
は、少なくとも開口のコーナー部に設けられているの
で、プローブの配置の障害にならない。すなわち、従来
のプローブカードにおけるプローブの配置を変更する必
要はないので、特に製品のコストアップの原因とならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る高温測定に用いられるプ
ローブカードの概略的平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る高温測定用プローブカー
ドの開口付近の概略的斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係る高温測定用プローブカー
ドに用いられるリングの概略的斜視図である。
【図5】マザーボードの開口の形状が円形である高温測
定用プローブカードの要部の底面図である。
【符号の説明】
100 マザーボード 110 開口 112 切込 200 ホルダー 300 リング 400 プローブ 800 ICチップ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱状態にある測定対象物の電気的諸特
    性を測定する高温測定に用いられる高温測定用プローブ
    カードにおいて、開口が設けられたマザーボードと、こ
    のマザーボードの縁部を固定するホルダーと、前記開口
    の周囲に取り付けられるリングと、このリングに取り付
    けられて前記開口に臨む複数本のプローブとを具備して
    おり、少なくとも前記開口には、プローブの配置の障害
    にならない部分にマザーボードの縁部に向かった切込が
    形成されていることを特徴とする高温測定用プローブカ
    ード。
  2. 【請求項2】 前記切込は、開口が矩形状の場合は、少
    なくとも開口のコーナー部に設けられていることを特徴
    とする請求項記載の高温測定用プローブカード。
  3. 【請求項3】 加熱状態にある測定対象物の電気的諸特
    性を測定する高温測定用プローブカードに用いられるマ
    ザーボードにおいて、開設された開口には、プローブの
    配置の障害にならない部分に縁部に向かった切込が形成
    されていることを特徴とする高温測定用プローブカード
    に用いられるマザーボード。
  4. 【請求項4】 前記切込は、開口が矩形状の場合は、少
    なくとも開口のコーナー部に設けられていることを特徴
    とする請求項3記載の高温測定用プローブカードに用い
    られるマザーボード。
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JP2004205487A (ja) 2002-11-01 2004-07-22 Tokyo Electron Ltd プローブカードの固定機構
JP4498829B2 (ja) * 2003-10-30 2010-07-07 東京エレクトロン株式会社 カードホルダ

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